JPH0656232B2 - 金属管へのフランジ取付方法 - Google Patents

金属管へのフランジ取付方法

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JPH0656232B2
JPH0656232B2 JP1110149A JP11014989A JPH0656232B2 JP H0656232 B2 JPH0656232 B2 JP H0656232B2 JP 1110149 A JP1110149 A JP 1110149A JP 11014989 A JP11014989 A JP 11014989A JP H0656232 B2 JPH0656232 B2 JP H0656232B2
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metal pipe
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寿則 田尾
清次 吉岡
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Kurimoto Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はダクタイル鋳鉄管等の金属管にフランジを取付
ける方法に関するものである。
[従来の技術] 従来方式の一つとして、金属管にフランジを圧入方式に
より取付けることが提案されている(例えば、特開昭5
5−131433号公報参照)。
この圧入方式は、第4図(イ)において、締りばめの寸
法関係をもつ金属管1を差し込みフランジ3に該金属管
1の管軸に沿って、油圧ジャッキ8の機械的外力を加え
て押し込み組立て後、該金属管1と差し込みフランジ3
を第4図(ロ)の如く溶接7するものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、金属管外径および差し込みフランジ内径
の歪みや両者の中心軸のずれがあると、嵌合面の全面に
亘って均一な嵌合力(結合力)が得にくく、場合によっ
ては局部的な隙間を生じることもある。このため、より
高い曲げ強さを得るには限界があった。
そこで、ハブ部を有するフランジが多用されている。こ
れによって、管端部からの溶接部までの距離が長くなる
ことから、曲げ強さは増えるといえる。
一方、このハブ部を有することにより、圧入時の押圧力
を増やさねばならず、それだけ圧入設備が大型化するば
かりか、この押圧力が増えるに比例して嵌合後の結合力
が増大することにはならないという問題がある。
また、この圧入方式では専用設備がない場合には、治具
の組立て、および芯出し作業に時間を要し、嵌合作業は
必ずしも良好とはいえない。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、結
合強度の高い、かつ嵌合作業性が良好な金属管へのフラ
ンジ取付方法を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の金属管へのフランジ取付方法は、金属管の端部
に加熱したハブ部を有するフランジを嵌め込み、該フラ
ンジの熱収縮により一体化させるとともに、該金属管と
ハブとを隅肉溶接することである。
[作用] 所要温度に加熱して内径を熱膨脹させたハブ部を有する
フランジを金属管に嵌合する。この嵌合はすきま嵌めで
行われるため、押込み装置を用いることなく容易に行わ
れる。
嵌合後は、該フランジの冷却(空冷)に伴なう熱収縮に
より、強固な一体化が得られる。
また、両者の真円度に多少の歪みがあったとしても、フ
ランジの熱収縮により徐々に、しかも均等に締め付けら
れるため、より密着性のよい嵌合となる。さらに中心軸
のズレや傾きも生じにくい。
[実施例] 本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図において、1は金属管、例えばダクタイル鋳鉄管
で、その端部外周面を約1mm程度切削加工して嵌合段部
2を形成する。
3は同鋳鉄管1と同材質の差し込みフランジで、フラン
ジ部4とハブ部5とからなり、該フランジ3の内径も所
定寸法に切削加工する。なお、6はボルト孔である。
前記鋳鉄管1とフランジ3の関係寸法はすきま嵌めとな
るよう加工する。
以上のように製作された差し込みフランジ3をバーナ
(または加熱炉でもよい)により200℃〜400℃に
加熱して膨脹させた後、速やかに鋳鉄管1の嵌合段部2
に嵌め込んだ。前記嵌合は、すきま嵌めとフランジ3の
熱膨脹により容易に挿入される。
前記嵌合後は加熱フランジ3の熱収縮により鋳鉄管1に
強固に密着する。
その後、鋳鉄管1とハブ部5の端部とを隅肉溶接7し
て、溶接フランジ付ダクタイル鋳鉄管を製作し、フラン
ジ3および鋳鉄管1の端面を切削加工して第2図に示す
製品を得た。
なお、特に鋳鉄管1がパーライト鋳鉄及び靱性の低いベ
ーナイト鋳鉄の場合は、伸びが比較的少ないことから、
耐割れ性の点で圧入方式に比べて焼き嵌め方式が有利で
ある。また、フランジ3はSS材であってもよい。
(実施例1) 呼び口径200φのダクタイル鋳鉄管(内径208φ、
外径220φ、管長5000mm、肉厚6.0mm)を用
い、管端部外周を切削加工して嵌合段部の外径寸法精度
を218φ(+0,−0.1)とした。同様に同質のフ
ランジ(幅47mm)の内径を加工して内径寸法精度21
7.75mmφ(+0,−0.05)とした。
このようにしてなるフランジをバーナにより250℃に
加熱した後、直ちに鋳鉄管に嵌め込み、該フランジが冷
えるのを待った。その後、ハブ部の端部と鋳鉄管を隅肉
溶接して、供試管を得た。
(実施例2) 呼び口径200φのダクタイル鋳鉄管(内径205φ、
外径220φ、管長5000mm、肉厚7.5mm)を用
い、前記実施例1と同様の供試管を得た。フランジは前
記実施例1と同一とした。
(実施例3) 前記実施例1と同一の鋳鉄管を用いた。
フランジはその巾を94mmとし、加工寸法精度は前記実
施例1と同一とした。
(比較例) 前記実施例と同一呼び径のダクタイル鋳鉄管を用い、そ
の端部外周を加工するとともにフランジの内径も加工し
た。そして、両部材に加工寸法精度(締め代)を0.4
3mmとした。
次いで、前記フランジを油圧ジャッキにより0.95T
onの押圧力をもって、金属管に嵌合した後、前記と同様
の隅肉溶接して比較管を得た。
以上のようにして得られた各供試管および比較管を第3
図に示す如く、それぞれフランジを突き合せ、ボルトに
て締結した後、第4図に示す如く支点間距離6mにし
て、その上に載荷し、その中央から荷重を加えて曲げ試
験を行った結果を下表に示す。
なお、曲げ試験は溶接部が破壊するまで荷重を加え、こ
のときの曲げモーメントを測定した。
また、比率は、比較例の曲げモーメントを100%とし
たときの各実施例の曲げモーメントを%で示したもので
ある。
上表から明らかなように、実施例1のものは強固な一体
化により、比較例と比べて曲げモーメントが30%と著
しく向上した。
また、実施例2については、管肉の増加による剛性アッ
プの結果、曲げモーメントは比較例に比べて74%も向
上した。
さらに、実施例3については、フランジ長さを長くする
ことにより一体化がさらに高められる結果、曲げモーメ
ントは比較例に比べて64%も向上した。
以上のように本発明の焼き嵌め方式は、圧入方式に比較
して優れた曲げモーメント特性を発揮するものとなっ
た。
[発明の効果] 本発明は以上のように構成されているので、以下に記載
されるような効果を奏する。
金属管に対するフランジ嵌合を焼き嵌め方式としたの
で、油圧ジャッキなどによる押込み装置を用いることな
く、すきま嵌めで嵌合できることとなって、その作業が
著しく容易となった。
また、このようにして得られたフランジ付金属管は金属
とフランジとの馴じみが良く、強固に一体化し、この一
体化に伴ない結合力が強化され、破壊曲げ(溶接部の耐
割れ性)に対して著しく向上することとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る嵌合前の一部切欠き縦断
面図、第2図は本発明の実施例に係る嵌合後の一部切欠
き縦断面図、第3図は試験方法を示す概略図、第4図は
従来例を示し、同図(イ)は嵌合圧入方式の概略図及び
同図(ロ)はその製品図である。 1……ダクタイル鋳鉄管 3……差し込みフランジ 5……ハブ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属管の端部に加熱したハブ部を有するフ
    ランジを嵌め込み、該フランジの熱収縮により一体化さ
    せるとともに、該金属管とハブとを隅肉溶接することを
    特徴とする金属管へのフランジ取付方法。
JP1110149A 1989-04-28 1989-04-28 金属管へのフランジ取付方法 Expired - Fee Related JPH0656232B2 (ja)

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