JPH06560U - 自動湯口切断装置 - Google Patents

自動湯口切断装置

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JPH06560U
JPH06560U JP4041492U JP4041492U JPH06560U JP H06560 U JPH06560 U JP H06560U JP 4041492 U JP4041492 U JP 4041492U JP 4041492 U JP4041492 U JP 4041492U JP H06560 U JPH06560 U JP H06560U
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JP
Japan
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robot
cutting
sprue
hand
work
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Pending
Application number
JP4041492U
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English (en)
Inventor
良和 羽子田
昌義 川波
信義 野沢
重允 久家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp, Nippon Steel Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
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Publication of JPH06560U publication Critical patent/JPH06560U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意の多面、多方向に形成される鋳物の湯口
を確実に切断除去する。 【構成】 多関節型ロボット1の手首部に切り離し可能
に結合されたワーク把持ハンド3が、ワーク5を位置決
めピンにより位置決めして把持し、前記ロボットハンド
の動作領域内に固定配置された切断用回転歯10に対し
て空中でワークの方向と姿勢を切断面の基準に合わせて
連続的に変えるプログラムを備えたロボット制御装置1
2とから構成される。 【効果】 鋳物に一体的に形成された任意の多面、多方
向に発生する湯口部を同一の装置で各種ワークに対して
フレキシブルに精度よく安全に切断できる。また、製品
の搬送をロボットで行うので、搬入搬出のための装置が
不要であり、実用性も高い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鋳物に形成される湯口を、鋳物を把持し、固定された切断位置に制 御されるロボットにより切断除去する自動湯口切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5により湯口の形態を説明する。鋳物は、一般に湯口から砂型、金型に溶湯 を注入して作られるので、製作された鋳物には不要である湯口5aの部分もワー ク5と一体的に形成されてしまう。従来、この種の鋳物に形成された湯口5aの 部分は、一般にバンドソーと呼ばれる帯のこ盤などの切削工具を用いて作業者が 切断していた。しかし、人手による作業では鋳物製品の仕上がり寸法にばらつき が生じることがあり、常時作業者がワークを取り扱うので危険な作業ともなって いる。
【0003】 このためこのような人手作業をなくした湯口切断装置が提案されているが、こ の切断装置は、湯口の発生場所が多面的で多方向にわたり、形状、位置も多種類 となるのでそれぞれの対象ワークに対応した専門の装置が要求される。この専用 の切断装置により刃物および同駆動装置を走行させ、クランプした製品の位置・ 角度割り出し機構により作業している。しかし、専用の装置では刃物を走行させ るため装置が大掛かりになり、また湯口の位置・角度の変更に対して自由に設定 できない、切り屑が装置の機構部に侵入して設備不稼働の原因になるという欠点 がある。
【0004】 また、工程分割することで多種類の湯口を順次切断処理することも行われてい るが、工程分割すると生産の減少に対しては、工程能力が無駄になり分割して設 置された処理装置は機種が変わると工程の処理能力バランス保持が難しく、しか も汎用性に乏しかった。
【0005】 また、他の方法として図3に示す通り切削工具10をモータ9および軸受けユ ニット11と共にロボット1の手先フランジ1aに設け、固定配置したワーク5 の湯口部5aを切断する湯口切断ロボット(実開平3−47719号公報)があ る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこの装置では、切断位置を自由に変更することはできるものの、 大型の刃物駆動装置を装着するのは重量の限界があり、小断面の湯口をもったワ ークに限定される。また、高速回転する刃物の姿勢、方向が不定のため危険を伴 う。更に、切断する製品、湯口の搬送のための装置が別途必要となる。このよう な課題を解決するために、ロボットがワークを保持して切断する装置を実用化す る必要があった。
【0007】 しかし、切断鋸によって発生する振動はロボットの軸を伝わって振動が止まら ないために従来のロボットでは切断することが困難であった。図4は剛性の小さ いロボットで湯口を切断した時の切断反力を測定した結果を示す。横軸は時間、 縦軸はX,Y,Z方向の力を示す。ロボットの振動により反力が大きく増減して いる様子が分かる。更に、切断により発生する反力のためにロボットの軸が傾き 、精度を保って切断することが困難であったため実用化が困難であった。
【0008】 そこで本考案においては、手首部に加わる重力および切断反力に耐えるのみな らず、さらに充分に剛性の高いロボットを用いることによって、上述の振動およ び精度の問題点を解消し、かつ切断位置と精度を自由に教示設定できる自動湯口 切断装置を提供し、前述の問題点を解消せしめんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の要旨とするところは、鋳物の製品部分および/または湯口部分を各々 位置決めして把持可能なハンドと、該ハンドを多関節型マニプレータの手先フラ ンジに切り離し可能に結合した高剛性ロボットと、該ロボットハンドの動作領域 内に固定配置した切断用カッターおよび同駆動装置とを設け、空中でワークの方 向と姿勢を切断面の基準に合わせて該ロボットが連続的に変えることにより、任 意の多面、多方向に発生する鋳造鋳物に形成された湯口部分の切断を自動的に行 うプログラムを有することを特徴とする自動湯口切断装置にある。
【0010】
【作用】
各形態の湯口部を有するワークを、多関節ロボットの手首部に切り離し可能に 結合されたワーク把持ハンドによって位置決め把持して搬入位置から切断空域へ 持ち込み、この切断空域内で、そのワークを各湯口の形態に合わせて制御プログ ラムに記憶された移動プログラムにしたがって、各湯口の切断に適した方向と姿 勢に変更し、固定配置された切断カッターに、空中で直線移動させて各湯口を切 断し、切断済みのワークを前記加工空域から搬出する。
【0011】
【実施例】
本考案の実施例を図1および図2に示す自動車のインテークマニホールド用鋳 造粗材の如きワークを例にして説明する。 図示するように、矩形状のコモンベース7上には高剛性ロボット1と、これと 対設する切断ユニット6と、前記ロボット1の背部に設けたロボット制御装置1 2および切断装置全体を制御する切断全体制御装置13とが、一体的に配置され ている。
【0012】 ロボット1は、多関節型マニプレータの手先フランジ1aに、切り離し可能に 結合された自動結合装置2を介して、ワーク把持ハンド3が取り付けられて構成 され、該ハンド3は適宜自動交換可能となっている。具体的には、自動結合装置 2の切り離し部2aには、ワーク把持ハンド3が結合され、該ハンド3にはエア ーシリンダ(図示せず)によって駆動される把持爪4が傾動可能に軸支され、ワ ーク5を位置決めする先端ピンが突設されている。図に示す二点鎖線が湯口切断 用の加工空域(ロボットの動作領域)を表している。
【0013】 また、ロボット1に対向して固定配置される切断ユニット6は、コモンベース 7に固定したユニットフレーム8上に、モータ9により駆動される円盤状の回転 歯10を有する軸受けユニット11を取り付けることにより構成される。16は 切断ユニット6の下部に設けた切断スクラップバケットである。
【0014】 このような湯口切断装置において、湯口切断用の加工空域の両側方には、図示 に示すようにワーク5を搬入するワーク供給装置14と、湯口切断済みのワーク を搬出するための搬出装置15とが隣接設置されている。なお、これら供給装置 と搬出装置は同一のものが兼ねることも可能である。
【0015】 以上の構成であらかじめ切断すべき湯口形態に対応して教示したプログラムに したがってロボット1を動作させ、切断用回転歯10によってハンド3に把持さ れたワーク5の湯口部分5aを切断するものである。この場合切断ユニットは固 定されているから、ロボットハンド側が制御プログラムに記憶された所定の姿勢 と方向に移動して、湯口の切断を円滑に行うことになる。勿論、ワーク5の供給 と搬出もロボットにより行う。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成したので、鋳物に一体的に形成された任意の多面 、多方向に発生する湯口部分に対しロボットが姿勢を決めて対応でき、種々の製 品をフレキシブルにかつ精度よく、安全に切断することができる。 また、製品の搬送をロボットで行うので、搬送のための装置が不要となり経済 的である。更に、ロボットによる製品の搬送により、運転車は作業場の3K環境 から隔離され、安全・清潔な環境で運転・監視が可能となる。
【提出日】平成4年8月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 そこで本考案においては、手首部に加わる重力および切断反力に耐えるのみな らず、さらに充分に剛性の高いロボットを用いることによって、上述の振動およ び精度の問題点を解消し、かつ切断位置と姿勢を自由に教示設定できる自動湯口 切断装置を提供し、前述の問題点を解消せしめんとするものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 ロボット1は、多関節型マニプレータの手先フランジ1aに、切り離し可能に 結合された自動結合装置2を介して、ワーク把持ハンド3が取り付けられて構成 され、該ハンド3は適宜自動交換可能となっている。具体的には、自動結合装置 2の切り離し部2aには、ワーク把持ハンド3が結合され、該ハンド3にはエア ーシリンダ(図示せず)によって駆動される把持爪4が傾動可能に軸支され、ワ ーク5を位置決めする先端ピンが突設されている。図に示す二点鎖線の範囲でか つ切断ユニット6で囲まれた領域 が湯口切断用の加工空域(ロボットの動作領域 )を表している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成したので、鋳物に一体的に形成された任意の多面 、多方向に発生する湯口部分に対しロボットが姿勢を決めて対応でき、種々の製 品をフレキシブルにかつ精度よく、安全に切断することができる。 また、製品の搬送をロボットで行うので、搬送のための装置が不要となり経済 的である。更に、ロボットによる製品の搬送により、運転者は作業場の3K環境 から隔離され、安全・清潔な環境で運転・監視が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す平面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】従来の湯口切断ロボットの例を示す正面図。
【図4】切断による切削反力測定図。
【図5】湯口の形態を説明するワークの平面図と側面
図。
【符号の説明】 1 ロボット 1a 手先フランジ 2 自動結合装置 2a 切り離し部 3 ハンド 4 把持爪 5 ワーク 5a 湯口部分 6 切断ユニット 7 コモンベース 8 ユニットフレーム 9 モータ 10 回転歯 11 軸受けユニット 12 ロボット制御装置 13 切断全体制御装置 14 ワーク供給装置 15 ワーク搬出装置 16 スクラップバケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野沢 信義 愛知県安城市和泉町大海古2−9 株式会 社日吉インダストリーズ内 (72)考案者 久家 重允 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2−1 株式会社安川電機製作所ロボット事業本部 内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳物の製品部分および/または湯口部分
    を各々位置決めして把持可能なハンドと、該ハンドを多
    関節型マニプレータの手先フランジに切り離し可能に結
    合した高剛性ロボットと、該ロボットハンドの動作領域
    内に固定配置した切断用カッターおよび同駆動装置とを
    設け、空中でワークの方向と姿勢を切断面の基準に合わ
    せて該ロボットが連続的に変えることにより、任意の多
    面、多方向に発生する鋳造鋳物に形成された湯口部分の
    切断を自動的に行うプログラムを有することを特徴とす
    る自動湯口切断装置。
JP4041492U 1992-06-12 1992-06-12 自動湯口切断装置 Pending JPH06560U (ja)

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JP4041492U JPH06560U (ja) 1992-06-12 1992-06-12 自動湯口切断装置

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JPH06560U true JPH06560U (ja) 1994-01-11

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ID=12580009

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JP4041492U Pending JPH06560U (ja) 1992-06-12 1992-06-12 自動湯口切断装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113878103A (zh) * 2021-10-07 2022-01-04 中科智研(东莞)科技有限公司 金属手模的手部毛坯冲切整形装置及金属手模制造设备

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61288969A (ja) * 1985-06-14 1986-12-19 Yuatsu Kiki Hanbai Kk 切断機の制御装置
JPH0471769A (ja) * 1990-07-10 1992-03-06 Komatsu Ltd 自動切断処理用鋳造品

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