JPH0655883B2 - 非サ−モトロピツクおよびサ−モトロピツク全芳香族ポリエステルの溶融ブレンド - Google Patents

非サ−モトロピツクおよびサ−モトロピツク全芳香族ポリエステルの溶融ブレンド

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JPH0655883B2
JPH0655883B2 JP59146681A JP14668184A JPH0655883B2 JP H0655883 B2 JPH0655883 B2 JP H0655883B2 JP 59146681 A JP59146681 A JP 59146681A JP 14668184 A JP14668184 A JP 14668184A JP H0655883 B2 JPH0655883 B2 JP H0655883B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は溶融加工性のサーモトロピックおよび非サーモ
トロピック全芳香族ポリエステルの溶融ブレンドに関す
る。かかるブレンドの特性および性質は、通常の混合物
および多くのポリマーブレンドの性質を考慮した場合に
予想されるものと著しく異なっている。
(従来の技術) いくつかの既知の例外はあるが、重合体材料の混合物は
一般に不混和性である。すなわち、混合物においてポリ
マー材料は化学的に異質の相からなる小区画(ドメイ
ン)を構成する。一般に、一方の成分が連続相を形成
し、他方の成分が介在物としてほぼ球形(アスペクト比
が3未満)のドメインを形成する。場合によっては、両
相とも連続相の2連続構造のものが得られることもあ
る。任意に選んだ2種類のポリマーの混合からは、通常
は有用性を有しない劣化した材料しか得られない。これ
は、これらの2相の間に接着がないと、分散相のために
連続相が脆弱化するだけの結果に終わるからである。た
だし、形態学および相間相互作用の面から好ましい多く
の有用なブレンドが知られている。
ポリアルキレンテレフタレートおよび大部分の全芳香族
ポリエステルのような一部のポリマー材料は、そのポリ
マーの少なくとも一部の領域において規制的配列構造を
示す。この規則的配列(秩序)は、一次元、二次元また
は三次元で存在することがある。
英国特許公開公報第2,008,598 号および米国特許第4,22
8,218 号は、ポリマー材料の全重量に基づいて20重量%
以下の第一の剛性ポリマー材料と残部が第二のポリマー
材料からなり、第二のポリマー材料が実質的に可撓性分
子鎖から構成されるものであるが、ポリマー組成物を開
示している。この第一のポリマー材料は、1μm以下の
微小寸法の領域を形成して第二のポリマー材料中に分散
している。この特許出願の他国での対応出願公開番号
は、特開昭54−065747、フランス2407956 および西独28
47782 である。
各種サーモトロピック全芳香族ポリエステルのブレンド
が、本出願人に譲渡された米国特許第4,267,289 号に開
示されて公知である。サーモトロピック全芳香族ポリエ
ステルとポリアリーレンスルフィドとのブレンドは、米
国特許第4,267,397号に開示されて公知である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、引張強度、引張弾性率、曲げ強度、曲
げ弾性率、衝撃強度、および熱変形温度のような機械的
性質にすぐれたサーモトロピック全芳香族ポリエステル
と非サーモトロピック全芳香族ポリエステルとのブレン
ドを提供することである。
本発明の別の目的は、サーモトロピック成分の粘度低下
作用により加工が著しく容易となった、サーモトロピッ
クおよび非サーモトロピック全芳香族ポリエステルのブ
レンドを提供することである。
本発明のまた別の目的は、相対的に安価な成分の配合に
より相対的に高価な成分単独の場合より安価で、しかも
機械的性質の著しい低下を示さない、サーモトロピック
および非サーモトロピック全芳香族ポリエステルのブレ
ンドを提供することである。
本発明の上記およびその他の目的、ならびにその範囲、
本質および有用性については以下の詳細な説明から明ら
かとなろう。
(問題点を解決するための手段) 本発明により、等方性および異方性の両方の領域を含ん
だ溶融相を示すことができ、機械的性質にすぐれた賦計
品を形成する能力を有しているポリマー溶融ブレンドが
提供される。この溶融ブレンドは、 (a):成分(a)と(b)の合計重量に基づいて70〜50重量%
の量の、単独では異方性溶融相を形成することができな
い溶融加工性全芳香族ポリエステル、および (b):成分(a)と(b)の合計重量に基づいて30〜50重量%
の量の、単独で異方性溶融相を形成することができ、実
質的に該溶融ブレンド内においてアスペクト比が少なく
とも約3、体積が少なくとも1μの細長いドメインの
形態で存在している、溶融加工性全芳香族ポリエステル からなる。
本発明により、上記ブレンドから形成された賦形品もま
た提供される。
本発明は、上述したように、溶融加工性のサーモトロピ
ック全芳香族ポリエステルおよび非サーモトロピック全
芳香族ポリエステルからなる溶融ブレンドに関する。本
発明のブレンドは、使用したサーモトロピック全芳香族
ポリエステルに固有のドメイン形成性という性質のため
に、特異な自己強化特性を示すことが予想外にも見出さ
れた。かかる自己強化特性により、ブレンドの形成時に
強化用繊維を使用する必要がなくなる。
本発明の溶融ブレンドの第1成分は、非サーモトロピッ
ク全芳香族ポリエステルである。かかる非サーモトロピ
ック全芳香族ポリエステルは、単独では異方性溶融相を
形成することができない。この非サーモトロピック全芳
香族ポリエステルは、ポリマー中に存在するすべての反
復成分がポリマー主鎖に少なくも1つの芳香環を付与す
る点で、「全」芳香族であると考えられるものである。
このような反復成分は、芳香族ジオール、芳香族ジカル
ボン酸および芳香族ヒドロキシ酸から誘導され得る。本
発明で使用しうる非サーモトロピック全芳香族ポリエス
テルの例としては、ビスフェノールAとイソフタル酸も
しくはテレフタル酸またはこれらの混合物とのコポリマ
ーが挙げられるが、これに限定されるものではない。こ
のようなコポリマーは、米国特許第3,684,766 および3,
728,416 号に開示されていることからも分かるように、
当該技術分野では周知のものである。ビスフェノールA
は一般にこのようなコポリマー中に約50モル%の量で存
在し、イソフタル酸もしくはテレフタル酸成分も約50モ
ル%の量で存在する。イソフタル酸とテレフタル酸の両
成分の混合物を使用する場合には、これらの各成分は、
この両成分の合計量に対してそれぞれ約25〜75モル%の
範囲内となる量で一般に存在させる。
本発明の溶融ブレンドの第2成分は、サーモトロピック
全芳香族ポリエステルである。かかるポリエステルも当
業者には周知である。サーモトロピック液晶ポリマーと
は、溶融相において液晶性(すなわち異方性)であるポ
リマーのことである。この種のポリマーは、「液晶
性」、「液晶」、「メソモルフィック(mesomorphic)」
および「異方性」をはじめとするさまざまの用語により
記述されてきた。簡単に述べると、この種のポリマー
は、分子鎖の規則的な平行配列を含んでいると考えられ
る。分子がこのように配列した状態は、しばしば液晶状
態あるいは液晶性物質のネマチック相と呼ばれる。この
ようなポリマーは、一般に細長く、偏平で、分子の長軸
方向にかなり剛性が高く、普通は同軸または平行のいず
れかの関係にある複数の連鎖伸長結合を有するモノマー
から形成される。
このようなポリマーは、溶融相において容易に液晶を形
成する(すなわち、異方性を示す)。このような特性
は、直交偏光子を用いた慣用の偏光技術により確認でき
る。より具体的には、異方性溶融相の確認は、Leite 偏
光顕微鏡を使用し、Leitz ホットステージにのせた試料
を窒素雰囲気下に40倍の倍率で観察することにより実施
できる。本発明で用いるポリマーは光学的に異方性であ
る。すなわち、直交偏光子の間で検査した時に光を透過
させる。たとえば静止状態であっても、試料が光学的に
異方性であれば、偏光を透過させる。
第1成分の場合と同様に、本発明で使用するサーモトロ
ピック全芳香族ポリエステルも、これを構成するすべて
の反復成分がポリマー主鎖に少なくとも1つの芳香環を
付与し、かつポリマーが溶融相で異方性を示すものを可
能にするような成分であるという意味で「全」芳香族で
あると考えられる。かかる成分は、芳香族ジオール、芳
香族ジカルボン酸および芳香族ヒドロキシ酸から誘導さ
れうる。本発明で用いるのに適したサーモトロピック液
晶ポリマーに存在させることができる成分としては次の
ようなものが挙げられるが、これに限定されるものでは
ない: 本発明の目的にとって、各ポリマー成分のポリマー主鎖
に含まれる芳香環は、芳香環に結合している水素原子の
少なくとも一部が置換されているものであってもよい。
かかる芳香環上の置換基としては、炭素数4以下のアル
キル基、炭素数4以下のアルコキシ基、ハロゲン、なら
びにフェニルおよび置換フェニルのような別の芳香環が
挙げられる。好ましいハロゲンには、フッ素、塩素およ
び臭素がある。
本発明で用いるのに適したサーモトロピック液晶性ポリ
マーは、本発明のブレンドを形成した場合に、このポリ
マーがブレンド中において実質的に(例、該ポリマーの
体積で少なくとも50%が)本発明に規定するようなドメ
インの形態で存在するように、必要なドメインを形成す
ることができるものでなければならない。ドメインの存
在は、本発明のブレンドからなる成形または押出品の破
面あるいは適当な溶剤で非サーモトロピックポリマー材
料を除去した後に残った断片の走査式電子顕微鏡写真に
より確認できる。
サーモトロピック全芳香族ポリエステルは当業者には周
知の材料である。かかるポリエステルを開示する最近の
刊行物としては次のものがある。(a)ベルギー特許第82
8,935 および828,936 号、(b)オランダ特許第7,505,551
、(c)西独特許第2,520,819; 2,520,820;および2,72
2,120 号、(d)特公昭50−43223 、52−132116、53−017
692、および53−021293、(e)米国特許第3,991,013;3,9
91,014;4,057,597;4,066,620;4,075,262;4,118,37
2;4,146,702;4,153,779;4,156,070;4,159,365;4,1
69,933;4,181,792;4,188,476;4,201,856;4,226,97
0;4,232,143;4,232,144;4,238,600;4,245,082;お
よび4,247,514 号;ならびに(f)英国特許出願公開公報
第2,002,404 号。
サーモトロピック全芳香族ポリエステルは、本出願人に
譲渡された下記米国特許にも開示されている:第4,067,
852;4,083,829;4,130,545;4,161,470;4,184,996;
4,219,461;4,224,433;4,238,598;4,238,599;4,256,
624;4,279,803;4,299,756;4,330,557 および 4,337,
191号。これらに開示されている全芳香族ポリエステル
は、一般に約400 ℃より低温、好ましくは約350 ℃より
低温で異方性溶融相を形成することができる。
本発明で用いるのに適したサーモトロピック全芳香族ポ
リエステルの生成は、多様なエステル生成技術によっ
て、縮合により必要な反復単位を形成する官能基を有し
ている有機モノマー化合物を反応させることにより実施
できる。たとえば、これらの有機モノマー化合物の官能
基は、カルボン酸基、ヒドロキシル基、エステル基、ア
シロキシ基、酸ハロゲン化物などでよい。上記の有機モ
ノマー化合物は、溶融アシドリシス法により、熱交換流
体を存在せずに反応させることができる。この方法で
は、モノマーをまずいっしょに加熱すると、反応物質の
溶融液が生成し、さらに反応を続けると生成ポリマー粒
子が液中に懸濁してくる。縮合の最終段階で、副生する
揮発物(例、酢酸または水)の除去を容易にするために
真空を適用してもよい。
米国特許第4,083,829 号にはスラリー重合法が記載され
ており、この方法も、本発明で用いるのに好適な全芳香
族ポリマーの生成に採用できる。この方法によると、固
体生成物は熱交換媒質中に懸濁した状態で得られる。
溶融アシドリシス法または米国特許第4,083,829 号のス
ラリー重合法のいずれを採用するにせよ、本発明で用い
る全芳香族ポリエステルを誘導する有機モノマー反応物
質は、このモノマーの常態でのヒドロキシル基をエステ
ル化した変性形態で(すなわち、低級アシルエステルと
して)、反応に供してもよい。低級アシル基は炭素数約
2〜4のものが好ましい。好ましくは、有機モノマー反
応物質の酢酸エステルを反応に供する。
溶融アシドリシス法または米国特許第4,083,829 号のス
ラリー重合法のいずれにも任意に使用できる代表的な触
媒としては、ジアルキルスズオキシド(例、ジブチルス
ズオキシド)、ジアリールスズオキシド、二酸化チタ
ン、三酸化アンチモン、アルコキシチタンシリケート、
チタンアルコキシド、カルボン酸のアルカリおよびアル
カリ土類金属塩(例、酢酸亜鉛)、ルイス酸(例、BF
)ハロゲン化水素(例、HCl)などの気体状酸触
媒、などがある。一般に触媒の使用量は、モノマーの全
重量に基づいて約0.001 〜1重量%、最も普通には約0.
01〜0.2 重量%である。
本発明に用いるのに適したサーモトロピック全芳香族ポ
リマーは、一般溶剤には実質的に不溶性の傾向を示し、
したがって溶液加工は受けさせにくい。ただし、既に述
べたように、このようなポリエステルは一般の溶融加工
法により容易に加工できる。特に好ましい全芳香族ポリ
マーは、ペンタフルオロフェノールにはいくらか可溶で
ある。
本発明で用いるのに好ましいサーモトロピック全芳香族
ポリエステルは、一般に約2,000 〜200,000 、好ましく
は約10,000〜50,000、さらに好ましくは約20,000〜25,0
00の重量平均分子量を示す。この分子量の測定は、ゲル
透過クロマトグラフィーおよびポリマーの溶液形成を伴
わない他の標準的測定法、たとえば圧縮成形フィルムに
ついての赤外分光法による未端基の測定等によって実施
できる。また、ペンタフルオロフェノール溶液の状態で
の光散乱法を利用して分子量を測定することもできる。
本発明で用いるサーモトロピック全芳香族ポリエステル
は、一般に60℃においてペンタフオロフェノール中0.1
重量%の濃度で測定した場合、少なくとも約2.0 dl/
g、たとえば、約2.0 〜10.0dl/gの対数粘度数(I.
V.)を示す。
特に好ましいサーモトロピック全芳香族ポリマーは前出
の米国特許第4,161,470 号;および第4,330,457 号にに
開示のものである。
米国特許第4,161,470 号に開示されている全芳香族ポリ
エステルは、約350 ℃より低温で異方性溶融相を形成し
うる溶融加工性全芳香族ポリエステルである。このポリ
エステルは本質的に下記の反復成分IおよびIIからな
る: I: II: このポリエステルは約10〜90モル%の成分Iおよび約10
〜90モル%の成分IIからなる。1態様において、成分II
は約65〜95モル%、好ましくは約70〜80モル%(例、約
75モル%)の量で存在させる。別の態様において、成分
IIは約15〜35モル%、好ましくは約20〜30モル%とずっ
と少量で存在させる。また、環に結合している水素原子
の少なくとも一部は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素
数1〜4のアルコキシ基、ハロゲン、フェニル、置換フ
ェニルおよびこれらの組合せより群から選ばれた置換基
で場合により置換されていてもよい。
米国特許第4,330,547 号に開示されているポリエステル
は、約400 ℃より低温で異方性溶融相を形成しうる溶融
加工性全芳香族ポリエステル−アミドである。このポリ
エステル−アミドは、本質的に下記の反復成分I、II、
III、および場合によりIVよりなる。
I: II: (式中、Aは少なくとも1個の芳香環を有する2価基ま
たは2価trans-1,4-シクロヘキシレン基を意味する)、 III:Y−Ar−Z〔式中、Arは少なくとも1個の芳
香環を有する2価基、YはO、NHまたはNR、ZはN
HまたはNR(ただしRは炭素数1〜6のアルキル基ま
たはアリール基)を意味する〕、 IV:O−Ar′−O(式中、Ar′は少なくとも1個の
芳香環を有する2価基を意味する)。
このポリ(エステル−アミド)は、約10〜90モル%の成
分I、約5〜45モル%の成分II、約5〜45モル%の成分
IIIおよび約0〜40モル%の成分IVよりなる。また、環
に結合している水素原子の少なくとも一部は、炭素数1
〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ハロ
ゲン、フェニル、置換フェニルおよびこれらの組合せよ
りなる群から選ばれた置換基で場合により置換されてい
てもよい。
本発明のブレンドは、70〜50重量%の非サーモトロピッ
ク全芳香族ポリエステル成分と、30〜50重量%のサーモ
トロピック全芳香族ポリエステル成分とからなる。上記
の重量%は、充填材などの別に添加しうる成分の量を除
外した、ブレンド中の上の2種類のポリマー成分の合計
重量に基づくものである。
前述した全芳香族ポリエステル成分からなる本発明のブ
レンドは、少量なら各種の非全芳香族ポリエステルポリ
マーさらに含有していてもよい。また、サーモトロピッ
クおよび非サーモトロピック全芳香族ポリエステル成分
は、非芳香族反復成分を少量なら含有していてもよい。
このような追加の非全芳香族ポリマーあるいは非芳香族
反復成分は、ポリマー成分の合計重量に基づいて約50重
量%以下、好ましくは約25重量%以下の量とする。
また、本発明で用いる全芳香族ポリエステル成分は、ポ
リマー連鎖中にエステル結合に加えてアミド結合を少量
なら含有していてもよく、その意味でポリエステル−ア
ミドも含むものである。
本発明のブレンドを製造するには、両方の成分を通常は
チップまたはペレットの形態で用意する。各成分を別個
に計量した後、ボールミルのような適当な装置により両
成分を物理的に混合する。この物理的混合物を次いで約
100℃の温度で1晩ないし約24時間乾燥する。混合物の
乾燥には、任意の適当な装置を使用しうるが、一般には
真空乾燥器または空気循環式乾燥器で行うのが好都合で
ある。この乾燥工程の目的は、得られた物理的混合物か
ら水分を除去して、次の溶融ブレンド操作時にポリマー
の劣化が起こるのを防止することである。固体ポリマー
粒子の混合物の乾燥が終了すれば、ポリマー溶融ブレン
ドの製造に移ることができる。ポリマー溶融ブレンドを
形成するための好都合な方法は、溶融押出である。押出
装置によりポリマーを溶融状態で十分に混合した後、得
られたブレンドをストランドの形態で押出す。このスト
ランドは、固化後にチップ状またはペレット状に細断し
てもよい。
なお、本発明において溶融ブレンドとは、溶融ブレンド
操作により得た組成物のことを意味する。既述のよう
に、2種類のポリマーの溶融ブレンドは、両ポリマーが
相溶しないために相分離を起こしがちであって、それに
伴って特性低下が認められることは当該技術分野では公
知である。しかし、本発明のブレンドでは予想外の結果
が得られることが判明した。すなわち、本発明のブレン
ドの機械的特性は、連続相である非サーモトロピック全
芳香族ポリエステルマトリックス単独の場合より著しく
かつ有効に改善されることが認められた。
かかる物理的な利点は、液晶性ポリマー成分がドメイン
を形成し、このドメインがブレンドに対して強化材とし
て作用する結果であることが判明した。このようなドメ
インは、非常に細長い寸法のものであって、たとえばシ
ート様または繊維状の形態をとりうる。このドメインの
アスペクト比(せなわち、ドメインの最大厚みに対する
その長さの比)は少なくとも約3:1を越え、一般には
約10:1ないし 100:1の範囲内またはそれ以上に達す
る。たとえば、シート様ドメインのアスペクト比は、シ
ートの厚みに対するシートの長さの比べある。典型的な
ドメインの長さは約5〜 100μの範囲内であるが、これ
をはるかに越える長いドメインもある。ドメインの体積
は少なくとも約1μである。
上記ドメインは、ブレンドの溶融加工方向(すなわち、
溶融流れ方向または押出方向)に配向し、この溶融加工
方向に実質的な強化作用を与える。かかるドメインは、
溶融加工前にブレンドに別に加えるという形態で一般に
使用される強化用繊維より著しく長い寸法になることも
あることから、強化用材料として有利である。かかるブ
レンドに添加される強化用繊維の長さは、満足すべき溶
融加工特性の保持が必要であること、およびブレンド操
作中に添加した繊維の破断が起こることから制限を受
け、このような理由で、長い強化用繊維の混入は好まし
くないとされている。
これに反して、本発明のブレンドに使用した液晶性ポリ
マーは、慣用の溶融加工技術により加工処理した時に、
溶融加工中にブレンド内で自己強化性のドメインを形成
するという固有の性質を発揮できることから、上記の欠
点を伴わない。ドメインの配置は空間的に規制的ではな
いが、ドメインはその長軸が本質的に平行になるように
配向することがしばしば認められる。かかる平行配列は
ドメインの強化特性を高める。
本発明のブレンドは、約240 〜400 ℃の範囲内の温度で
溶融加工を受けることができる。好ましくは、このブレ
ンドは約275 〜350 ℃の範囲内の温度で溶融加工を受け
ることができる。
本発明のブレンドは溶融相において異方性を示す。これ
は、ブレンド中のサーモトロピック全芳香族ポリエステ
ル成分が、他成分の共存にもかかわらずその異方性の特
性をなお保持しているためであることが認められた。そ
のため、この液晶性ポリマー成分によって、本発明のブ
レンドに固有のすぐれた加工適性が与えられる。
本発明のブレンドは成形用樹脂、特に射出成形用樹脂と
して有用である。このブレンドは押出成形品ならびに繊
維およびフィルムの成形にも使用できる。本発明のブレ
ンドを成形して得た成形品は、引張強度、引張弾性率、
曲げ強度、曲げ弾性率、ノッチ付アイゾッド衝撃強度、
および熱変形温度のような機械的性質にすぐれている。
本発明のブレンドを1成分として含有する配合材料から
成形品を成形することもできる。かかる成形材料は、成
形材料の全重量に基づいて約 1〜50重量%、好ましくは
約10〜30重量%の固体充填材および/または強化材を本
発明のブレンドに配合してなる。強化媒体として作用し
うる代表的な繊維としては、ガラス繊維、アスベスト、
黒鉛質炭素繊維、非晶質炭素繊維、合成ポリマー繊維、
アルミニウム繊維、ケイ酸アルミニウム繊維、酸化アル
ミニウム繊維、チタン繊維、マグネシウム繊維、ロック
ウール繊維、スチール繊維、タングステン繊維、綿、羊
毛、ならびに木材セルロース繊維等が挙げられる。代表
的な充填材物質としては、ケイ酸カルシウム、シリカ、
クレー、タルク、マイカ、ポリテトラフルオロエチレ
ン、グラファイト、アルミナ3水和物、炭酸ナトリウム
アルミニウム、バリウムフェライトなどが挙げられる。
本発明のブレンドからまたは本発明のブレンドを含有す
る成形材料から射出成形により成形品を形成するには、
このブレンドまたは成形材料をブレンドの融解温度
(例、280 〜300 ℃)に昇温させ、次いで金型キャビテ
ィに射出する。金型キャビティは普通約 100℃以下
(例、約90〜100 ℃)の温度に保持される。溶融状態の
ブレンドを金型キャビティに約10,000psi(約700 kg/c
m2)の圧力で射出する。本発明のブレンドに対するサイ
クル時間(すなわち、各射出動作間の時間)は普通約10
〜40秒である。
本発明のブレンド組成物から形成した成形品の特性は、
これを熱処理して両成分間のエステル交換反応を促進さ
せることにより向上させることができる。成形品の熱処
理は、不活性雰囲気(例、窒素、アルゴン、ヘリウム)
または流動する酸素含有雰囲気(例、空気)中で実施で
きる。
本発明のブレンドから形成した成形品の特性は、金型温
度、射出成形圧力、サイクル時間などの加工処理条件に
より変動することが認められた。ただし、本発明のブレ
ンドから形成した成形品の特性が最高となる条件を実験
的に決定することは当業者にとって容易であろう。
以下の実施例により本発明の具体例を例示する。ただ
し、本発明はこれらの具体例に制限されるものではない
ことは当然である。実施例で示したデータを検討する
と、本発明によりマトリックスポリマーとして使用した
非液晶性全芳香族ポリエステルの機械的性質が、これに
液晶性全芳香族ポリエステルのドメインを存在させた結
果として向上していることが認められよう。
実施例1 ビスフェノールA、イソフタル酸およびテレフタル酸か
ら製造された非サーモトロピック全芳香族ポリエステル
を主成分とし、これに少量のナイロンを配合してなるポ
リマーブレンド(ユニオン・カーバイド社より商品名Ar
del AX-1500 として市販のもの)70重量%と、p-オキシ
ベンゾイル成分40モル%および6-オキシ-2- ナフトイル
成分60モル%からなるサーモトロピック液晶性全芳香族
ポリエステル30重量%とからなるブレンドを、ベレット
状のこの両成分を物理的に混合し、この混合物を1軸ス
クリュー押出機で溶融押出ブレンドし、得られたブレン
ドを再ペレット化することにより形成した。得られたペ
レット状のブレンドを、次いで温度300 ℃、金型温度66
℃で射出成形して、引張試験片および曲げ試験片を形成
した。これらの試験片の機械的性質を、ASTM D638(引
張特性、試験面積0.125 ×0.75 インチ<3.2×1.9 mm>)
およびASTM D790(曲げ特性)により測定した結果を、
第1表に試料Aとして示す。比較のために、Ardel AX-1
500 のみからなる引張試験片と曲げ試験片も同様に形成
し、その機械的性質を測定した。その結果は第1表に試
料Bとして示す。試料Bのブレンドに比べて試料Aのブ
レンドでは約35%もの射出成形圧力の低下が認められ
た。
成形試料Aの破面を倍率3500倍の走査式電子顕微鏡によ
り検査した(第1図)。第1図に(1)および(2)として示
した代表的な液晶性ポリマー成分のドメインは、平均直
径が約1μ、可視長さが少なくとも約10μであった。具
体的には、ドメイン(1)の直径は約1μ、ドメイン(2)の
直径は約3μであった。
実施例2 ビスフェノールA、イソフタル酸およびテレフタル酸か
ら製造された非サーモトロピック全芳香族ポリエステル
(ユニオン・カーバイド社より商品名Ardel D-100 とし
て市販のもの)70重量%と、6-ヒドロキシ-2- ナフトエ
酸60モル%、テレフタル酸20モル%およびp-アセトキシ
アセトアニリド20モル%から製造したサーモトロピック
液晶性全芳香族ポリエステル30重量%とからなるブレン
ドを、ペレット状のこの両成分を物理的に混合し、この
混合物を1軸スクリュー押出機で溶融押出ブレンドし、
得られたブレンドを再ペレット化することにより形成し
た。得られたペレット状のブレンドを、次いで温度350
℃、金型温度100 ℃で射出成形して、引張試験片および
曲げ試験片を形成した。これらの試験片の機械的性質を
実施例1と同様に測定した結果を、第2表に試料Aとし
て示す。比較のために、非サーモトロピック全芳香族ポ
リエステルであるArdel D-100 のみからなる引張試験片
と曲げ試験片も形成し、その機械的性質を測定した。そ
の結果は第2表に試料Bとして示す。試料Bのポリマー
に比べて試料Aのブレンドでは約35%もの射出成形圧力
の低下が認められた。
成形試料Aの破面を倍率5000倍の走査式電子顕微鏡によ
り検査した(第2図)。第2図に(1)〜(5)として示した
代表的な液晶性ポリマー成分のドメインは、平均直径が
約1μ、可視長さが少なくとも約10μであった。第3図
も同様に液晶性ポリマー成分のドメインを含んだ成形試
料Aの破面を5000倍の倍率で示す電子顕微鏡写真であ
り、ドメインは細長く、平行で、幅が不規則であり、か
なり平たくなっている。ドメインの幅は、約0.2 〜2.5
μの範囲内であり、平均約0.5 μであった。
実施例3 商品名Ardel AX-1500 としてユニオン・カーバイド社よ
り市販の非サーモトロピック全芳香族ポリエステル(実
施例1に記載のもの)70重量%と、6-ヒドロキシ-2- ナ
フトエ酸60モル%、テレフタル酸20モル%およびp-アセ
トキシアセトアニリド20モル%から製造したサーモトロ
ピック液晶性全芳香族ポリエステル30重量%とからなる
ブレンドを、ペレット状のこの両ポリマーを物理的に混
合し、この混合物を1軸スクリュー押出機で溶融押出ブ
レンドし、得られたブレンドを再ペレット化することに
より形成した。得られたペレット状のブレンドを、次い
で温度350 ℃、金型温度100 ℃で射出成形して、引張試
験片を形成した。
こうして得た成形試験片の破面を、倍率1500倍(第4
図)および2000倍(第5図)の走査式電子顕微鏡で検査
した。第4図に(1)および(2)として示した代表的な液晶
性ポリマー成分のドメインは、平均直径が約2μ、長さ
が少なくとも約10μであった。第5図に(3)として示し
たドメインは平均直径が約2μ、可視長さが少なくとも
30μであった。
以上に本発明の原理、好適態様および実施の詳細につい
て説明したが、これらは制限ではなく単に例示を意図し
たものに過ぎないので、本発明はこれらに開示した特定
の形態に限定されるものではない。本発明の範囲内で当
業者により各種の変更、改変をなしうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のブレンドからなる成形試験片の破面
の倍率3500倍での走査式電子顕微鏡写真、 第2図および第3図は、本発明のブレンドからなる成形
試験片の破面の倍率5000倍での走査式電子顕微鏡写真、 第4図は、本発明のブレンドからなる成形試験片の破面
の倍率1500倍での走査式電子顕微鏡写真、および 第5図は、本発明のブレンドからなる成形試験片の破面
の倍率2000倍での走査式電子顕微鏡写真である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異方性溶融相を示すことができ、機械的性
    質にすぐれた賦形品を形成することができるポリマー溶
    融ブレンドであって: (a):成分(a)と(b)の合計重量に基づいて70〜50重量%
    の量の、ビスフェノールA、イソフタル酸およびテレフ
    タル酸のコポリマー、またはビスフェノールAとテレフ
    タル酸とのコポリマーからなる、非サーモトロピックの
    溶融加工性全芳香族ポリエステル、および (b):成分(a)と(b)の合計重量に基づいて30〜50重量%
    の量の、ナフタレン環を含む反復単位を少なくとも10モ
    ル%の量で含有する全芳香族ポリエステルからなる、サ
    ーモトロピック液晶性の溶融加工性全芳香族ポリエステ
    ル、 からなり、前記成分(b)が該ブレンド内において実質的
    にアスペクト比が少なくとも3、体積が少なくとも1μ
    の細長いドメインの形態で存在していることを特徴と
    するポリマー溶融ブレンド。
  2. 【請求項2】単独状態の成分(b)が、400 ℃より低温で
    異方性溶融相を形成することができるものである特許請
    求の範囲第1項記載のポリマーブレンド。
  3. 【請求項3】単独状態の成分(b)が、60℃でペンタフル
    オロフェノールに0.1 重量%の濃度で溶解させたときに
    少なくとも2.0 dl/gの対数粘度数を示すものである特許
    請求の範囲第1項記載のポリマーブレンド。
  4. 【請求項4】成形材料の全重量に基づいて1〜50重量%
    の固体充填材および/または強化材をポリマーブレンド
    に配合してなる、成形材料の形態の特許請求の範囲第1
    項記載のポリマーブレンド。
  5. 【請求項5】固体充填材および/または強化材の配合量
    が成形材料の全重量に基づいて10〜30重量%である、特
    許請求の範囲第4項記載の成形材料の形態のポリマーブ
    レンド。
  6. 【請求項6】成分(b)が、本質的に下記反復成分Iおよ
    びII: I: II: (上記式中、芳香環に結合している水素原子の少なくと
    も一部は、場合により、炭素数1〜4のアルキル基、炭
    素数1〜4のアルコキシ基、ハロゲン、フェニル、置換
    フェニルおよびこれらの組合せよりなる群から選ばれた
    置換基により置換されていてもよい) よりなり、成分Iを10〜90モル%および成分IIを10〜90
    モル%の量で含有するポリエステルである、特許請求の
    範囲第1項記載のポリマーブレンド。
  7. 【請求項7】成分(b)が、本質的に下記反復成分I、I
    I、III、および場合によりIV: I: II: (式中、Aは少なくとも1個の芳香環を有する2価基ま
    たは2価trans-1,4-シクロヘキシレン基を意味する) III:Y−Ar−Z(式中、Arは少なくとも1個の芳
    香環を有する2価基、YはO、NHもしくはNR、Zは
    NHもしくはNRをそれぞれ意味し、Rは炭素数1〜6
    のアルキル基もしくはアリール基を意味する) IV:O−Ar′−O(式中、Ar′は少なくとも1個の
    芳香環を有する2価基を意味する) (式中、環に結合している水素原子の少なくとも一部
    は、場合により、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1
    〜4のアルコキシ基、ハロゲン、フェニル、置換フェニ
    ルおよびこれらの組合せよりなる群から選ばれた置換基
    により置換されていてもよい) よりなり、成分Iを10〜90モル%、成分IIを5〜45モル
    %、成分IIIを5〜45モル%、および成分IVを0〜40モ
    ル%の量で含有するポリエステル−アミドである、特許
    請求の範囲第1項記載のポリマーブレンド。
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