JPH0655848U - 作業車の作業機駆動装置 - Google Patents

作業車の作業機駆動装置

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JPH0655848U
JPH0655848U JP45993U JP45993U JPH0655848U JP H0655848 U JPH0655848 U JP H0655848U JP 45993 U JP45993 U JP 45993U JP 45993 U JP45993 U JP 45993U JP H0655848 U JPH0655848 U JP H0655848U
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JP
Japan
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hydraulic actuator
valve
hydraulic
port
oil
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JP45993U
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English (en)
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瑞哉 松藤
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行変速装置と作業機クラッチの油圧アクチ
ュエーターを連動させた構成の油圧回路において、油圧
アクチュエーターのリリーフ弁の配置構成を改良してコ
ンパクトな油圧機器とする。 【構成】 走行変速装置の所定変速段で、作業機クラッ
チKを接続すべく油圧アクチュエーター15を作動させ
るように走行変速装置の変速操作に油圧アクチュエータ
ー15の開閉弁20を連動させたものにおいて、該開閉
弁20の制御スプール5に、油圧アクチュエーター15
の作動油圧を設定するリリーフ弁RVを、油圧アクチュ
エーター15の作動時にリリーフ作動するよう内蔵した
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、走行変速装置の変速操作に作業機クラッチの油圧アクチュエーター の開閉弁を連動させた構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、作業車の作業機が走行変速装置の所定の変速段、例えば、後進速や ニュートラルの時に作動していると大変危険であるため、作業機クラッチをその 変速段では作動させず、その他の変速段で作動させるように、走行変速装置の変 速操作に油圧アクチュエーターの制御スプールを連動させたものは公知となって いる。例えば実公平2−42507号公報の技術である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、油圧アクチュエーターの作動油圧を設定するリリーフ弁は油圧アクチ ュエーターの制御スプールとは独立して配置されるものであったので、その配置 のためのスペースとその接続回路が必要となり、油圧機器が大きくなり、その油 圧機器を付設するミッションケース全体が大型化し、複雑となっていたのである 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説 明する。即ち、走行変速装置の所定の変速段で、作業機クラッチを接続すべく油 圧アクチュエーターを作動させるように走行変速装置の変速操作に油圧アクチュ エーターの開閉弁を連動させたものにおいて、該開閉弁の制御スプールに、油圧 アクチュエーターの作動油圧を設定するリリーフ弁を、油圧アクチュエーターの 作動時にリリーフ作動するよう内蔵したものである。
【0005】
【作用】 上記のような手段を用いることによって、走行変速装置の所定の、例えば前進 側の変速段に変速操作すると同時に油圧アクチュエーターの開閉弁が切り換えら れて作業機クラッチを接続すべく油圧アクチュエーターが作動し、所定外の中立 位置や後進速の変速操作では作業機クラッチの接続を解除するよう油圧アクチュ エーターが非作動となる。この開閉弁に内蔵したリリーフ弁は、該開閉弁がポン プ圧油を油圧アクチュエーターへ流すように切り換えた時にその圧油を油圧アク チュエーターの作動油圧に設定する。
【0006】
【実施例】
次に本考案の一実施例として作業車をコンバインとした場合について説明する と、図1は作業車の油圧回路図、図2はミッションケースの上部側面図一部断面 図、図3は図2におけるX−X矢視断面図、図4は図3におけるY−Y矢視断面 図、図5は本考案の制御スプールの各々の変速段における作動状態を示す断面図 である。図1において油圧回路構成から説明すると、油圧ポンプP1・P2はエ ンジンEにて駆動されている。油圧ポンプP1からの圧油は切換バルブ43を介 して、走行変速装置の油圧クラッチF1・F2・F3・Rに送油可能とされ、該 切換バルブ43は図示しない主変速レバーを回動することにより切り換えること ができ、その回動によりスプールを移動して油圧クラッチを択一的に係合して、 前進一速、二速、三速及び後進速の計前進3段、後進1段の走行変速ができるよ うにしており、この変速の切換時にショックが生じないように、ディレイリリー フバルブ47とオープンバルブ48を切換バルブ43の一次側に設けている。
【0007】 また、油圧ポンプP2からの圧油はフローデバイダー19より分岐され、一方 は切換弁23を介して油圧シリンダー16に送油可能として、該油圧シリンダー 16は刈取装置を昇降可能としている。フローデバイダー19より分岐した他方 の圧油は油圧アクチュエーター15の給油回路に介在させた本考案の開閉弁20 と接続し、該開閉弁20は後述するように切換バルブ43が前進一速、二速、三 速の時のみ圧油を油圧アクチュエーター15へ送油可能とし、中立及び後進速の 時には油圧アクチュエーター15の戻り油回路10に送油するようにしている。 21は作業操作切換弁であり、図3に示す切換レバー26を回動することにより 油圧アクチュエーター15をON/OFFすることができる。
【0008】 油圧アクチュエーター15の戻り油回路10は油圧作動型操向装置の給油回路 に接続されており、該戻り油回路10から流れる油は、電磁弁よりなる第一の操 向切換弁24aの中立位置を通過して第一の供給回路31に至り、該第一の供給 回路31には第二の操向切換弁24bが配置され、該操向切換弁24bを図外の 操向レバーにより中立位置から左右いずれかの作用位置へ切り換えると可変リリ ーフ弁24cによって昇圧された油が、パイロット圧作動型のシーケンス弁25 L又は25Rを通って左右いずれかのシリンダー29L・29Rへ給油され、ピ ストン29a・29bを摺動させて操向クラッチを切り、操向ブレーキを作動さ せ旋回する。
【0009】 前記第一の操向切換弁24aは、図外の自動制御回路等の外部電気信号により 駆動されるものであり、その中立位置から左右いずれかの作用位置へ切り換える と、開閉弁20の戻り油回路10からの油は第二の供給回路32を経てシーケン ス弁25L・25Rのパイロット油路に流れてシーケンス弁25L又は25Rを 切り換える。但し、前記シリンダー29L・29Rの操向クラッチ切りのストロ ークに対応する位置に油排出路33L・33Rが設けられ、シーケンス弁25L ・25Rがノーマル位置ではブロックされているが、切り換えられた状態では、 ピストン29a・29bはシリンダー29L・29R内を油排出路33L・33 Rの開口部位までストロークし、操向クラッチのみが切られ、操向ブレーキは作 動せず、緩旋回となる。
【0010】 前記開閉弁20の配置及びその構成は図2〜図5に示すように、その制御スプ ール5がミッションケース1の一側上部に水平方向に挿入されて開閉弁20を形 成しており、該開閉弁20の制御スプール5は一側端より軸芯に向かって油路穴 5aが穿設され、該油路穴5aに連通孔5b・5cが開口され、この連通孔5b ・5cはランド部5d・5e・5fの間の小径部に配置され、該油路穴5aには 連通孔5b・5cの中途部に弁座が形成され、リリーフ弁体である硬球6を挿入 してバネ7にて弁座へ付勢し、栓8にて蓋してリリーフ弁RVを構成し、栓8の 締め具合によってリリーフ圧が設定されている。前記制御スプール5のバルブケ ースを兼ねるミッションケース1には、Pポート、Aポート、Bポート、Cポー ト、Dポートの5つのポートを設けている。Pポートはフローデバイダ19より 分岐した油路2aに接続し、Aポートは油圧アクチュエーター15の作業操作切 換弁21の1次側に接続し、Bポートは作業操作切換弁21の2次側に接続し、 Cポートは前記戻り油回路10に接続し、Dポートはミッションケース1内の油 溜めに接続している。前記制御スプール5のランド部5dはBポートをDポート 又はCポートに択一連通させるためのものであり、ランド部5eはPポートをC ポート又はAポートに択一連通させるためのものであり、ランド部5fはAポー トをDポート又はPポートに択一連通させるためのものである。そして、制御ス プール5の他側にはベルクランク11の一端を係止し、該ベルクランク11の中 央は軸12にて枢支し、他端には切換バルブ43のスプール43aの一端が係止 され、図示しない主変速レバーの回動によりスプール43aが摺動されると制御 スプール5も連動して同時に摺動されるように構成している。
【0011】 また、制御スプール5近傍のミッションケース1上部には作業操作切換弁21 が設けられ、該作業操作切換弁21はロータリー式であって、出力ポートGには 油路2bよりミッションケース1に横架したPTO軸13の軸芯に設けた油路1 3aと連通し、該PTO軸13上には筒体14が回転自在に遊嵌され、該筒体1 4上には摺動歯車17が外嵌され、PTO軸13と筒体14の間に油圧式の作業 機クラッチKが設けられ、該作業機クラッチKは油圧アクチュエーター15にて ON/OFFされる。この作業機クラッチKの作動によりミッションケース1外 のPTO軸13上に固設したPTOプーリー22より刈取装置等を駆動可能とし ている。尚、図2における3はカウンター軸、4は入力軸であり、入力軸4から の動力を歯車を介してカウンター軸3に伝え、該カウンター軸3より選択摺動式 の歯車を介してPTO軸13に伝えるように構成している。
【0012】 このような構成において、図1、図2に示すように、ミッションケース1の側 面に貼設したフローデバイダ19に油圧ポンプP2からの圧油が送油され、該フ ローデバイダ19からの圧油はミッションケース1に貼設した油路板2の油路2 aを介して開閉弁20のPポートへ送油される。該開閉弁20の制御スプール5 は切換バルブ43と同時に摺動され、図5に示すように、後進速Rとニュートラ ルNの位置では圧油はPポートからCポートへ流れて作業操作切換弁21へは送 油されず戻り油回路10へ送油される。この時には連通孔5cがDポートに接続 している為にリリーフ弁RVはリリーフ作動しない。そして、前進一速F1、前 進二速F2、前進三速F3の場合には圧油はランド部5eにてCポートへの送油 を堰き止められてPポートからAポートへ流れて作業操作切換弁21へ送油され る。該作業操作切換弁21がクラッチ切り位置ではAポートからBポートへ流れ 、更にCポートより戻り油回路10へ流れる。作業操作切換弁21がクラッチ入 り位置へ切り換えられると、Gポートより油路2bを介して油圧アクチュエータ ー15へ圧油が送油されて作業機クラッチKを接としPTO軸13を駆動する。 また、圧油は同時に制御スプール5の連通孔5cより油路穴5aに入り油圧アク チュエーター15の作動油圧以上になると、硬球6を弁座から押し開いて連通孔 5bよりリリーフ油を排出し、Cポートより戻り油回路10へ流す。油圧アクチ ュエーター15が作動可能な前進一速F1、前進二速F2、前進三速F3の時に リリーフ弁RVが作動する。
【0013】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。即ち、 開閉弁とリリーフ弁が一体構成となり、油路構成が簡潔になって配管等が不要と なり、油圧機器全体がコンパクトになる。そして該リリーフ弁は油圧アクチュエ ーターの作動時にリリーフ作動するので、馬力ロスを低減して、油温上昇を低減 することができたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業車の油圧回路図である。
【図2】ミッションケースの上部側面図一部断面図であ
る。
【図3】図2におけるX−X矢視断面図である。
【図4】図3におけるY−Y矢視断面図である。
【図5】制御スプールの各々の変速段における作動状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
K 作業機クラッチ 5 制御スプール 15 油圧アクチュエーター 20 開閉弁 RV リリーフ弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行変速装置の所定の変速段で、作業機
    クラッチを接続すべく油圧アクチュエーターを作動させ
    るように走行変速装置の変速操作に油圧アクチュエータ
    ーの開閉弁を連動させたものにおいて、該開閉弁の制御
    スプールに、油圧アクチュエーターの作動油圧を設定す
    るリリーフ弁を、油圧アクチュエーターの作動時にリリ
    ーフ作動するよう内蔵したことを特徴とする作業車の作
    業機駆動装置。
JP45993U 1993-01-12 1993-01-12 作業車の作業機駆動装置 Pending JPH0655848U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61149030A (ja) * 1984-12-25 1986-07-07 宇部興産株式会社 水気耕栽培用ベツド
JPS61151249A (ja) * 1984-12-24 1986-07-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The スチ−ルコ−ド被覆用ゴム組成物

Patent Citations (2)

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