JPH0655801U - 羽根付きホイール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】低コストで自然の力（今まで邪魔とされてきた
走行時の空気抵抗）を利用して車輪自体にも前に回転す
る力を与えエンジンの回転（負荷）を助ける事により低
燃費・高速化を計る。その空気を利用してブレーキの過
度の使用によるブレーキ性能の低下（フェード現象）を
防ぐ。 【構成】自動車のホイール（１）の内側のリムに，タイ
ヤ（２）に接触しないよう円状に羽根（３）を装着させ
たことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は，自動車又は二輪車の車輪部分のホイールに，円状に羽根を装着し たものである

【０００２】

【従来の技術】

従来，自動車や二輪車のホイールはチューブ入りからチューブレスタイヤ用の ホイールになり，素材も鉄からアルミ又は他の軽量な素材へと変わってきた。 自動車や二輪車自体も低燃費・安全対策・高速化の為，エンジン・ブレーキの 注能アップ，ボディーの軽量化又は空気抵抗を減らす空力ボディーなど各自動 車会社も開発に力を注いできた。 が，開発にわ莫大な経費がかかり，現在では低迷状態の様です。 自動車・二輪車の生産コストも上がる一方で，販売コストも同様である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は，低コストで低燃費・高速化を計リ，ブレーキの過度の使用に よるブレーキ性能の低下（フェード現象）を防ぐ為考案しました。

【０００４】

【課題を解決するため手段】

自動車のホイール又は二輪車のホイールに，円状に羽根を装着させ自然の力（ 今まで邪魔とされてきた走行時の空気抵抗）を利用して車輪自体にも前に進む 力を与えてやり，エンジンの回転（負荷）を助ける事により低燃費・高速化を はかる。 又，羽根によりブレーキディスク（又はドラム）に強制的に風を送り込んでや り，過度なブレーキ使用で高温化したデイスク（又はドラム）を冷やし，フレ ーキ性能の低下（フェード現象）を防ぐ。

【０００５】

【作用】 本考案は，このホイールを自動車又は二輪車に装着し，自動車はシャーシの下 を流れる空気を利用し，二輪車は車輪近くの空気を利用し車輪自体にも前に回 転する力を与える。その流れを利用してブレーキデイスク（又はドラム）も冷 やす事ができる。

【０００６】

【実施例】

以下，本案の実施例について説明する。 図１に示すように，自動車のホイール（１）の内側のリムに，タイヤ（２）に 接触しないよう円状に羽根（３）をボルト締め・溶接又は一体化させる。 図２に示すように，二輪車のホイール（１）の内側からスポークに沿って，タ イヤ（２）に接触しないよう円状に羽根（３）をボルト締め・溶接又は一体化 させる。 図３に示すように，羽根（３）の形状は半円筒又はしゃくし型など空気を逃が し難く通しやすい形状。（雨天の時に，大量の水が羽根を通ってブレーキに 掛かる恐れもあるので，水抜きのために無数の穴をあけてもよい。） 素材は鉄・アルミ・カーボン・強化ゴム・マクネシウム・ハッポスチロール・ 合成樹脂・ステンレス・プラスチックなど，空気抵抗に負けない素材を使用。 このホイールを使用するときに，自動車のボデーや二輪車のカウルからも，空 気の取り入れ口を設け空気の流れが羽根に当たるようにすると効果は倍増する 。 ただし，羽根（３）がブレーキパイプやサスペンションに接触しないよう考慮 する必要がある。

【０００７】

【考案の効果】

本案は以上のような構造で，自然を利用して低燃費・高速化，安全面にも効果 を発揮することができる。 なお自動車に対しては，高速走行中にタイヤバーストした時など羽根が犠牲と なって（強度ある素材を使用した場合）何らかの安全を保証してくれるものと 思う。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の自動車用の正面図（イ），側面図
（ロ）である。

【図２】本考案の二輪車用の正面図（ハ），側面図
（ニ）である。

【図３】本考案の羽根の斜視図（ホ），断面図（ヘ）で
ある。

【符号の説明】

１ ホイール ２ タイヤ ３ 羽根

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ホイールに，円状に羽根を装着した羽付
   きホイール。