JPH065577Y2 - 魚介類等の移動式凍結装置 - Google Patents

魚介類等の移動式凍結装置

Info

Publication number
JPH065577Y2
JPH065577Y2 JP1988134168U JP13416888U JPH065577Y2 JP H065577 Y2 JPH065577 Y2 JP H065577Y2 JP 1988134168 U JP1988134168 U JP 1988134168U JP 13416888 U JP13416888 U JP 13416888U JP H065577 Y2 JPH065577 Y2 JP H065577Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
freezing
heat insulating
storage container
insulating structure
seafood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988134168U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0255071U (ja
Inventor
功 桜
欣也 上杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Suisan KK
Original Assignee
Nippon Suisan KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Suisan KK filed Critical Nippon Suisan KK
Priority to JP1988134168U priority Critical patent/JPH065577Y2/ja
Publication of JPH0255071U publication Critical patent/JPH0255071U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH065577Y2 publication Critical patent/JPH065577Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Defrosting Systems (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は魚介類等の移動式凍結装置に係り、詳しくは、
所望のところに搬送台車などにのせられて自由に移動し
て、漁獲後の魚介類等を直ちに凍結処理でき、しかも、
搬送若しくは搬送台車にのせられるところから音量が制
限されるが、この制限される音量のもとでも効果的に冷
凍凍結できる移動式凍結装置に係る。
従来の技術 一般に、鮮度保持の上から魚介類は漁獲後なるべく早く
または直後に瞬間的に凍結し、凍結状態で保存すること
が好ましいと云われている。凍結は、通常、所定の凍結
設備を有する工場等において行なわれ、その後、凍結品
は冷蔵庫等で保存される。しかしながら、漁獲は季節的
あるいは地域的に変化しやすく、この変化に対応して凍
結工場が設けられていないため、漁獲から凍結するまで
の時間や距離が必要以上に長くかかり、鮮度保持に支障
を来たすほか、経済性が大巾に損なわれる。
なお、船団を組んでの大量漁獲の場合は、母船において
凍結を行ない、この凍結品を保存することが行なわれて
いる。しかし、沿岸漁業では、このように船団を組んで
漁獲が行なわれず、上記の如く、漁獲後魚介類を氷蔵状
態にして凍結工場まで運搬しそこで凍結が行なわれてい
る。
このところから、凍結工場そのものを搬送できるように
構成し、所望の漁場まで凍結工場を移動させることも考
えられる。しかし、凍結工場の凍結設備は大型であり、
固定的に設置できるものを対象として構成されているた
め、このような要求には合致しない。
考案が解決しようとする課題 本考案は上記の背景に基づいて成立したもので、具体的
には、魚介類を凍結するための凍結設備を、それを収納
すべき収納容器が移動自在に構成されることを配慮し
て、構成し、収納容器においては、圧縮機、凍結機の蒸
発器が配置される断熱構造部内を全体にわたって均一に
冷却でき、しかも、効果的に魚介類を凍結できるよう構
成した移動式凍結装置を提案する。
課題を解決するための 手段ならびにその作用 まず、本考案に係る凍結装置は、一部に断熱構造で囲ま
れる断熱構造部を具え、搬送台車に載せられるか搬送車
輪が設けられて搬送される収納容器内において、この断
熱構造部内に圧縮式冷凍機の蒸発器のみが分離して配置
され、圧縮式冷凍機の圧縮機、コンデンサならびにレシ
ーバなどの機器が収納容器の他部に配置される移動式凍
結装置において、断熱構造部の底部の一部に被凍結品の
搬送に供せられる回転自在の搬送ローラを取付け、この
搬送ローラ取付部と蒸発器との間において断熱構造部の
幅方向の全体にわたって開放又は閉鎖できる開閉扉を設
けて、断熱構造部を全体にわたって均一に冷却できるよ
う構成し、更に、収納容器の他部に圧縮式冷凍機の各機
器の起動、停止又は調整する起動ならびに調整ユニット
を設けて成ることを特徴とする。
そこで、これら手段たる構成ならびにその作用について
第1図ならびに第2図を用いて具体的に説明すると、次
の通りである。
なお、第1図は本考案の一つの実施例に係る凍結装置の
長さ方向に垂直に切断して示す縦断面図であり、第2図
は長さ方向に水平に切断して上部から示す断面図であ
る。
まず、第1図ならびに第2図において符号1は収納容器
を示し、この収納容器1はローラ21で移動自在の搬送
台車20にのせられるが、収納容器1に直接搬送車輪
(図示せず)を取付けて、移動式に構成することもでき
る。収納容器1は全体として断熱構造に構成できるが、
一部、例えば、空気冷却部Bならびに凍結部Cには壁面
に断熱材1aを張設若しくは介挿し、断熱構造部として
構成する。また、収納容器1の他部、つまり、断熱構造
部の先端に隣接するところに、冷却ユニット部Aを設け
る。この場合、冷却ユニット部Aは空気冷却部Bに対し
て分離して構成することが必要であるが、空気冷却部B
と凍結部Cとは一体に連通して構成し、後記の如く、例
えばシャッタ等の如く、全体にわたって開放できる開閉
扉12で仕切り、これらは全体にわたって均一に冷却で
きるように構成する。
次に、以上の通り構成された先端の冷却ユニット部Aに
は、フレオンその他の冷媒の冷凍機構のみが設けられ
る。この冷凍機構としては、圧縮式冷凍機構をとり、第
1図ならびに第2図に示す如く配置する。
冷却ユニット部Aには例えばレシプロ2段式等の圧縮機
2、モータ3、油セパレータ4、コンデンサ5、液セパ
レータ6ならびにレシーバ7を設けるほか、起動兼調整
ユニット8を設ける。すなわち、圧縮式冷凍機の各機器
の起動ならびに停止は、一部の小型のものを除いて通常
個別的に行なわれることが多い。しかし、この場合に
は、起動ならびに停止のほかに、各機器の間の調整をも
一つに集約し、これらをユニット8によって行なう。な
お、9aは冷媒排気ダクト、9bは送給ダクトである。
また、冷凍機の各機器のうち、蒸発器9は、冷却ユニッ
ト部A内に設けずにそこから隔離された断熱構造部の一
部、例えば、空気冷却部Bに設けられ、この蒸発部9に
おいて冷媒の潜熱によって、断熱構造部内の空気を全体
にわたって冷却する。空気冷却部Bには、蒸発器9のほ
かにファン10が設けられ、空気冷却部Bと一体の凍結
部Cにおいて魚介類等の被凍結品11を凍結する。凍結
部C内の底板部には、第1図に示す如く、ローラ12を
回転自在に取付け、後端面、つまり、収納容器1の後端
面には密閉用の扉13を取付ける。
以上の通りに構成される断熱構造部内において、空気冷
却部Bと凍結部Cとの間にはシャッタ等の如く全体にわ
たって開放又は閉じることができる開閉扉14を取付
け、開閉扉14によって開閉自在に仕切る。
すなわち、全体にわたり開閉できるため、魚介類の凍結
時に扉14を開放すると、空気冷却部Bと凍結部Cは全
体にわたって一体化し、断熱構造部内は全体にわたって
均一に冷却できる。とくに、搬送自在に収納容器が構成
することから、容量が制限されても、制限容量のもとで
比較的多量の魚介類が凍結できる。また、これにともな
って、扉13を開き凍結部C内にローラ12を介して魚
介類の被凍結品11を搬送すると、空気冷却部Bから送
られる冷却空気によって被凍結品11はどこにおかれて
いても凍結される。
魚介類の凍結時には扉13を開き凍結部C内にローラ1
2を介して魚介類の被凍結品11を搬入すると、冷却空
気はファン10によって分配され、被凍結品11は全体
にわたって均一に凍結される。
なお、この凍結処理の間、経時的に蒸発器9には霜が付
着し、冷凍能力が低下することがあり、蒸発器9には除
霜ヒータ15を取付けて一旦冷凍を停止し、除霜処理を
行なうことになる。この場合には、空気冷却部Bと凍結
部Cとの間をシャッタ等の開閉扉14で閉じると、完全
に仕切られ、除霜時の影響を凍結部に与えることなく、
除霜処理を行なうことができる。
次に、以上の通りに本考案に係る冷凍装置は構成される
が、この冷凍装置によって次のように凍結処理できる。
まず、収納容器1は移動式であって、通常は収納容器に
車輪等がつけられるか、あるいは自動車その他にのせら
れて運搬されるよう構成されている。従って、所望のと
ころまで運搬される。そこで、冷却ユニット部Aの軌道
兼調整ユニット8を適当な電源(例えば、搬送する自動
車のバッテリー等)に凍結する一方、コンデンサ5の冷
却のために冷却水の給排水管をコンデンサ5に接続す
る。なお、この冷却水としては当然海水等をそのまま用
いることができるが、その他いずれの水質のものでも使
用できる。
次に、モータ3により圧縮機2を駆動して、冷媒蒸気を
圧縮し、これを高圧状態のままコンデンサ5に送って冷
却水により冷却させて冷媒蒸気を冷却凝縮する。凝縮さ
れた冷媒をレシーバ7にたくわえ、レシーバ7の冷媒は
膨脹張弁(図示せず)を経て空気冷却部Bの蒸発器9に
送られる。蒸発器9において凍結部Cから送られる空気
と熱交換し、その潜熱を失なって冷媒は蒸発し、その蒸
気は隔壁を通って再び圧縮機2に戻され、凍結部Cから
の空気は冷却される。冷却空気はファン10によって凍
結部Cに送られ、被凍結品11は冷却凍結され、その間
に加熱された空気は再び蒸発器9に戻る。また、このと
きに凍結部C内の底部には、ローラ12が敷きつめられ
ているため、被凍結品11はたやすく搬入搬出ができ
る。
〈考案の効果〉 以上詳しく説明した通り、本考案に係る凍結装置は構成
されているため、所望の場所に迅速に移動し、所定の凍
結作用を行なうことができ、季節的にあるいは地域的に
かたよった漁獲であっても魚介類の鮮度の保持した状態
で凍結作業を行なうことができる。
また、収納容器の断熱構造部内に空気冷却部ならびに凍
結部が一体に構成され、これらの間は全体にわたって開
閉できる開閉扉が設けられているため、空気冷却部なら
びに凍結部が全体として冷却され、しかも、これらは一
体として魚介類の凍結に使用でき、それにともなって冷
凍効率も高い。
更に、凍凍機の各機器の起動、調整は起動廉調整ユニッ
トで集約して行なわれるため、このユニットを電源につ
なぎ、コンデンサに冷却水の給排水ダクトにつなぐのみ
で移動後直ちに凍結作用に入ることができる。
また、凍結部の底部にローラを敷きつめてあるので、こ
のローラを介して被凍結物の搬入搬出や移動が極めて容
易で作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一つの実施例に係る凍結装置の長さ方
向に垂直に切断して示す縦断面図、第2図は長さ方向に
水平に切断して上部から示す断面図である。 符号1……収納容器 1a……断熱材 2……圧縮機 3……モータ 5……コンデンサ 7……レシーバ 9……蒸発器 11……被凍結品 12……ローラ 14……開閉扉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−76868(JP,A) 特開 昭61−265478(JP,A) 特開 昭49−20732(JP,A) 特開 昭63−31910(JP,A) 実開 昭59−65383(JP,U) 実開 昭57−177083(JP,U) 実公 昭58−25244(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一部に断熱構造で囲まれる断熱構造部を具
    え、搬送台車に載せられるか搬送車輪が設けられて搬送
    される収納容器内において、この断熱構造部内に圧縮式
    冷凍機の蒸発器のみが分離して配置され、圧縮式冷凍機
    の圧縮機、コンデンサならびにレシーバなどの機器が前
    記収納容器の他部に配置される移動式凍結装置におい
    て、 前記断熱構造部の底部の一部に被凍結品の搬送に供せら
    れる回転自在の搬送ローラを取付け、この搬送ローラ取
    付部と前記蒸発器との間において前記断熱構造部の幅方
    向の全体にわたって開放又は閉鎖できる開閉扉を設け
    て、前記断熱構造部を全体にわたって均一に冷却できる
    よう構成し、更に、前記収納容器の他部に前記圧縮式冷
    凍機の各機器の起動、停止又は調整する起動ならびに調
    整ユニットを設けて成ることを特徴とする魚介類等の移
    動式凍結装置。
JP1988134168U 1988-10-14 1988-10-14 魚介類等の移動式凍結装置 Expired - Lifetime JPH065577Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988134168U JPH065577Y2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 魚介類等の移動式凍結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988134168U JPH065577Y2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 魚介類等の移動式凍結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0255071U JPH0255071U (ja) 1990-04-20
JPH065577Y2 true JPH065577Y2 (ja) 1994-02-09

Family

ID=31392680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988134168U Expired - Lifetime JPH065577Y2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 魚介類等の移動式凍結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH065577Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013024287A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Taiyo Nippon Sanso Corp 水素ガス充填装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4920732A (ja) * 1972-06-19 1974-02-23
JPS5825244U (ja) * 1981-08-13 1983-02-17 森 孝弘 イメ−ジセンサ方向指示器
JPS6176868A (ja) * 1984-09-19 1986-04-19 三洋電機株式会社 冷却装置におけるマウスカバ−の取付方法
SE456035B (sv) * 1985-05-15 1988-08-29 Stal Refrigeration Ab Kylanordning for vermeisolerad lastbehallare med ett trattformigt och hopfellbart av luftstrommen styrt sperrorgan

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013024287A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Taiyo Nippon Sanso Corp 水素ガス充填装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0255071U (ja) 1990-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2254420A (en) Refrigerating apparatus
US5170631A (en) Combination cryogenic and mechanical freezer apparatus and method
US3961925A (en) Refrigerated storage and transportation container for perishable commodities
JPH1054646A (ja) 冷蔵装置用の蒸発装置
JPH065577Y2 (ja) 魚介類等の移動式凍結装置
KR20110130779A (ko) 볼텍스 튜브를 이용한 이동식 차량용 냉동적재함
US2722809A (en) Refrigerator
CN110254340B (zh) 用于运送冷藏货物的基于液氮的便携式冷藏系统
FR2779810A1 (fr) Procede de refroidissement d'enceintes refrigerees et enceintes appliquant ce procede
JPH06211294A (ja) 蓄冷式冷凍冷蔵箱体
US20150027141A1 (en) Batch freezer with cryogenic precooling apparatus and method
JP6713695B1 (ja) 複合型凍結乾燥設備
JP2582994B2 (ja) 高鮮度冷蔵システム
JPH0618165Y2 (ja) 自動連続食品冷凍装置
RU2144164C1 (ru) Устройство для замораживания и транспортировки продуктов сельского хозяйства растительного и животного происхождения
JPH0375468A (ja) 蓄冷型保冷庫
JP2002291455A (ja) 瞬間冷凍方法及びその瞬間冷凍装置
JPH11183012A (ja) オープンショーケース、冷蔵庫等の冷蔵方法
JP2873531B2 (ja) 低温貯蔵装置
US2672021A (en) Defrosting refrigerating apparatus
JPH0136068Y2 (ja)
JPH09178323A (ja) 冷凍冷蔵倉庫
JP2005030636A (ja) 冷蔵機器の除霜水蒸発処理装置
JPH087000B2 (ja) 冷蔵庫の運転制御方法
JPS6017674A (ja) 急速凍結槽付凍結保存庫