JPH0655657B2 - 毛髪処理剤 - Google Patents
毛髪処理剤Info
- Publication number
- JPH0655657B2 JPH0655657B2 JP1053197A JP5319789A JPH0655657B2 JP H0655657 B2 JPH0655657 B2 JP H0655657B2 JP 1053197 A JP1053197 A JP 1053197A JP 5319789 A JP5319789 A JP 5319789A JP H0655657 B2 JPH0655657 B2 JP H0655657B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- fatty acid
- present
- treatment agent
- polyoxyethylene
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は毛髪処理剤に関するもので、詳しくは、カチオ
ン化ポリマーを配合したシャンプーを用いた場合でも、
プレリンス時の毛髪のなめらかさに優れ、仕上がり時の
毛先のパサツキ性を十分に改善することのできるリンス
に適した毛髪処理剤に関するものである。
ン化ポリマーを配合したシャンプーを用いた場合でも、
プレリンス時の毛髪のなめらかさに優れ、仕上がり時の
毛先のパサツキ性を十分に改善することのできるリンス
に適した毛髪処理剤に関するものである。
(従来技術とその問題点) 毛髪はシャンプー、ブラッシング、ヘアドライヤー、パ
ーマ、ヘアカラー等の物理的、化学的原因により損傷
し、硬くゴワツイたり、また、毛先にパサツキが生じた
りする。美しく健康な毛髪を保持するためには、従来、
毛髪処理剤が用いられているが、まだ充分な効果のもの
は見当らない。特に、最近、シャンプーを毎日する人が
増えたが、シャンプー後の処理が不適切であるため髪を
傷めることが多い。そこで、シャンプー後の風合を良く
するために、カチオン性セルロース等のカチオン化ポリ
マーを配合したシャンプーが提案されている。
ーマ、ヘアカラー等の物理的、化学的原因により損傷
し、硬くゴワツイたり、また、毛先にパサツキが生じた
りする。美しく健康な毛髪を保持するためには、従来、
毛髪処理剤が用いられているが、まだ充分な効果のもの
は見当らない。特に、最近、シャンプーを毎日する人が
増えたが、シャンプー後の処理が不適切であるため髪を
傷めることが多い。そこで、シャンプー後の風合を良く
するために、カチオン性セルロース等のカチオン化ポリ
マーを配合したシャンプーが提案されている。
しかしながら、このシャンプーを用いた後、従来、多用
されているカチオン性界面活性剤を主剤とし、高級アル
コール等の油性成分を配合した一般的なリンス剤を用い
ると、プレンリンス時にきしみが出たり、ドライヤーで
乾燥した後、毛先がパサついたりして仕上りが悪いとい
う欠点があった。
されているカチオン性界面活性剤を主剤とし、高級アル
コール等の油性成分を配合した一般的なリンス剤を用い
ると、プレンリンス時にきしみが出たり、ドライヤーで
乾燥した後、毛先がパサついたりして仕上りが悪いとい
う欠点があった。
(発明の課題と解決手段) 本発明者は上記実情に鑑み、カチオン化ポリマーを配合
したシャンプーを用いた場合においても良好なリンス効
果を発揮し、特に、プレンリンス時の毛髪をなめらかと
し、しかも、毛髪のパサツキを防止することのできる毛
髪処理剤を提供することを目的として種々検討した結
果、ある特定のカチオン化成分とアニオン成分及び非イ
オン界面活性剤を配合することにより、本発明の目的が
達成されることを見い出し本発明を完成するに至った。
したシャンプーを用いた場合においても良好なリンス効
果を発揮し、特に、プレンリンス時の毛髪をなめらかと
し、しかも、毛髪のパサツキを防止することのできる毛
髪処理剤を提供することを目的として種々検討した結
果、ある特定のカチオン化成分とアニオン成分及び非イ
オン界面活性剤を配合することにより、本発明の目的が
達成されることを見い出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨は、カチオン化ポリマー及び
/又はカチオン化ポリペプタイド、天然タンパク質の
加水分解物であるポリペプタイドと脂肪酸との縮合物の
塩、及び非イオン界面活性剤を含有することを特徴と
する毛髪処理剤に存する。
/又はカチオン化ポリペプタイド、天然タンパク質の
加水分解物であるポリペプタイドと脂肪酸との縮合物の
塩、及び非イオン界面活性剤を含有することを特徴と
する毛髪処理剤に存する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で対象となるカチオン化ポリマー及びカチオン化
ポリペプタイド(a成分)はいずれも、水溶性のカチオ
ン化合物であり、カチオン化ポリマーの具体例として
は、例えば、4級化ビニルピロリドン−アミノエチルメ
タクリレート共重合体(ガフ社製、ガフコート75
5)、ポリ(N,N−ジメチル−3,5−メチレンピペ
リジウムクロライド)(メルク社製、マーコート10
0)、(N,N−ジメチル−3,5−メチレンピペリジ
ウムクロライド)−アクリルアミド共重合体(メルク社
製、マーコート550)、ポリエチレンイミン(日本触
媒社製、エポミンP−1000)、ポリエチレングリコ
ール−エピクロルヒドリン−ココスアミン−ジプロピレ
ントリアミン縮合物(ヘンケル社製、ポリコートH8
1)、4級化ヒドロキシエチルセルロース(U.C.
C.社製、ポリマーJR−400)、アジピン酸ジメチ
ル−アミノヒドロキシプロピルジエチルトリアミン共重
合体などが挙げられる。なお、( )内は各々の化合物
に対応する代表的な市販品のメーカー名と商品名を示
し、以下も同様の意味を示す。一方、カチオン化ポリペ
プタイドの具体例として例えば、4級化コラーゲンポリ
ペプタイド(第一クローダ社製、クロテインQ;成和化
成社製、プロモイスW−52Q)、4級化ケラチンポリ
ペプタイド、4級化エラスチンポリペプタイドなどが挙
げられる。これらカチオン化成分の配合量は、通常、
0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%であ
り、0.1重量%未満ではプレンリンス時のなめらかさ
やパサツキ性を十分に改良することが難しく、逆に、1
0重量%を越えてもそれ以上の効果は得られないので経
済的でない。
ポリペプタイド(a成分)はいずれも、水溶性のカチオ
ン化合物であり、カチオン化ポリマーの具体例として
は、例えば、4級化ビニルピロリドン−アミノエチルメ
タクリレート共重合体(ガフ社製、ガフコート75
5)、ポリ(N,N−ジメチル−3,5−メチレンピペ
リジウムクロライド)(メルク社製、マーコート10
0)、(N,N−ジメチル−3,5−メチレンピペリジ
ウムクロライド)−アクリルアミド共重合体(メルク社
製、マーコート550)、ポリエチレンイミン(日本触
媒社製、エポミンP−1000)、ポリエチレングリコ
ール−エピクロルヒドリン−ココスアミン−ジプロピレ
ントリアミン縮合物(ヘンケル社製、ポリコートH8
1)、4級化ヒドロキシエチルセルロース(U.C.
C.社製、ポリマーJR−400)、アジピン酸ジメチ
ル−アミノヒドロキシプロピルジエチルトリアミン共重
合体などが挙げられる。なお、( )内は各々の化合物
に対応する代表的な市販品のメーカー名と商品名を示
し、以下も同様の意味を示す。一方、カチオン化ポリペ
プタイドの具体例として例えば、4級化コラーゲンポリ
ペプタイド(第一クローダ社製、クロテインQ;成和化
成社製、プロモイスW−52Q)、4級化ケラチンポリ
ペプタイド、4級化エラスチンポリペプタイドなどが挙
げられる。これらカチオン化成分の配合量は、通常、
0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%であ
り、0.1重量%未満ではプレンリンス時のなめらかさ
やパサツキ性を十分に改良することが難しく、逆に、1
0重量%を越えてもそれ以上の効果は得られないので経
済的でない。
天然タンパク質の加水分解であるポリペプタイドと脂肪
酸との縮合物の塩(b成分)はアニオン性のもので、前
記カチオン化成分と複塩又は錯体などのコンプレックス
を形成するものであり、その具体例としては、例えば、
ヤシ油脂肪酸コラーゲンペプチドのナトリウム塩、カリ
ウム塩又はエタノールアミン塩(GRUNAU社製、ラ
メポンS、S−TR;成和化成社製、プロモイスEタイ
プ;日光ケミカルズ社製、ニッコールCCK−40、C
CN−40;クローダジャパン製、アミノフォームC)
などが挙げれる。なお、これら成分は2種以上を併用し
ても差し支えない。これら成分の配合量は通常、0.1
〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%であり、
0.1重量%未満ではプレンリンス時のなめらかさやパ
サツキ性を十分に改良することができず、逆に10重量
%を越えてもそれ以上の効果は得られないので経済的で
ない。更に、本発明では、前記カチオン化成分に対する
ポリペプタイド脂肪酸縮合物の塩の使用割合を0.1〜
10重量倍の範囲とするのが、より良い効果が得られる
ので望ましい。
酸との縮合物の塩(b成分)はアニオン性のもので、前
記カチオン化成分と複塩又は錯体などのコンプレックス
を形成するものであり、その具体例としては、例えば、
ヤシ油脂肪酸コラーゲンペプチドのナトリウム塩、カリ
ウム塩又はエタノールアミン塩(GRUNAU社製、ラ
メポンS、S−TR;成和化成社製、プロモイスEタイ
プ;日光ケミカルズ社製、ニッコールCCK−40、C
CN−40;クローダジャパン製、アミノフォームC)
などが挙げれる。なお、これら成分は2種以上を併用し
ても差し支えない。これら成分の配合量は通常、0.1
〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%であり、
0.1重量%未満ではプレンリンス時のなめらかさやパ
サツキ性を十分に改良することができず、逆に10重量
%を越えてもそれ以上の効果は得られないので経済的で
ない。更に、本発明では、前記カチオン化成分に対する
ポリペプタイド脂肪酸縮合物の塩の使用割合を0.1〜
10重量倍の範囲とするのが、より良い効果が得られる
ので望ましい。
本発明の毛髪処理剤においては、上述の2成分毛髪とと
もに、非イオン界面活性剤(c成分)を存在させること
が肝要である。要するに、水性媒体中に上記2成分を一
緒に存在させるとコンプレックスが形成され、液体安定
性が不良となり、リンス効果の面からも望ましくないも
のとなるが、非イオン界面活性剤を一緒に存在させるこ
とにより、このような心配はなくなるのである。非イオ
ン界面活性剤としては特に限定されないが、例えば、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、
ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール
・ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセ
リン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンフィトステロール・フィトスタノール、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油、ポリオキシ
エチレンラノリン・ラノリンアルコール・ミツロウ誘導
体、ポリオキシエチレンアルキルアミン・脂肪酸アミ
ド、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデ
ヒド縮合物、単一鎖長ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、脂肪酸アルカノールアミドなどが挙げられる。こ
の非イオン界面活性剤の配合量は通常、0.1〜10重
量%、好ましくは0.5〜5重量%であり、0.1重量
%未満では上記a成分とb成分のコンプレックスが析出
する恐れがあり安定性の面で十分でなく、10重量%を
越えてもそれ以上の効果は得られない。
もに、非イオン界面活性剤(c成分)を存在させること
が肝要である。要するに、水性媒体中に上記2成分を一
緒に存在させるとコンプレックスが形成され、液体安定
性が不良となり、リンス効果の面からも望ましくないも
のとなるが、非イオン界面活性剤を一緒に存在させるこ
とにより、このような心配はなくなるのである。非イオ
ン界面活性剤としては特に限定されないが、例えば、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、
ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール
・ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセ
リン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンフィトステロール・フィトスタノール、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油、ポリオキシ
エチレンラノリン・ラノリンアルコール・ミツロウ誘導
体、ポリオキシエチレンアルキルアミン・脂肪酸アミ
ド、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデ
ヒド縮合物、単一鎖長ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、脂肪酸アルカノールアミドなどが挙げられる。こ
の非イオン界面活性剤の配合量は通常、0.1〜10重
量%、好ましくは0.5〜5重量%であり、0.1重量
%未満では上記a成分とb成分のコンプレックスが析出
する恐れがあり安定性の面で十分でなく、10重量%を
越えてもそれ以上の効果は得られない。
本発明の毛髪処理剤は水性媒体中に、上述したようなa
〜c成分を配合したものであるが、本発明の毛髪処理剤
は適宜、公知の配合成分を一緒に併用することができ
る。これらの配合成分としては、例えば、セチルアルコ
ール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールなど
の高級アルコール;例えば、高級脂肪酸、固形パラフィ
ン、流動パラフィン、シリコン油、スクワラン、ワセリ
ン、エステル油などの油分;例えば、グリセリン、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3−
ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビ
トールなどの保湿剤;例えば、メチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
などの増粘剤;更に、第3級脂肪酸アミン塩、アルキル
トリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモ
ニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩な
どのカチオン界面活性剤が挙げられる。また、その他、
防腐剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、紫外線吸収
剤、粉末(シリカ、ナイロンパウダーなど)、薬剤(ビ
タミンE、ジンクピリチオンなど)、天然抽出エキス、
色剤、香料なども配合することができる。
〜c成分を配合したものであるが、本発明の毛髪処理剤
は適宜、公知の配合成分を一緒に併用することができ
る。これらの配合成分としては、例えば、セチルアルコ
ール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールなど
の高級アルコール;例えば、高級脂肪酸、固形パラフィ
ン、流動パラフィン、シリコン油、スクワラン、ワセリ
ン、エステル油などの油分;例えば、グリセリン、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3−
ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビ
トールなどの保湿剤;例えば、メチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
などの増粘剤;更に、第3級脂肪酸アミン塩、アルキル
トリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモ
ニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩な
どのカチオン界面活性剤が挙げられる。また、その他、
防腐剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、紫外線吸収
剤、粉末(シリカ、ナイロンパウダーなど)、薬剤(ビ
タミンE、ジンクピリチオンなど)、天然抽出エキス、
色剤、香料なども配合することができる。
本発明の毛髪処理剤は、シヤンプーの後に使用するリン
ス剤の他例えば、トリートメント剤、コンディショニン
グ剤などと呼ばれている毛髪処理剤を包含するものであ
る。
ス剤の他例えば、トリートメント剤、コンディショニン
グ剤などと呼ばれている毛髪処理剤を包含するものであ
る。
(発明の効果) 本発明の毛髪処理剤はa成分のカチオン化成分とb成分
のアニオン成分の作用により、毛髪になめらかさを与
え、しかも、毛髪のパサツキを防止することができるの
で、非常に良好な処理効果を発揮することができる。こ
の原因は本発明の毛髪処理剤の場合、保存中はa成分と
b成分とは非イオン界面活性剤の働きにより反応は起さ
ないが、処理剤の施用時から湯洗時にかけて、非イオン
界面活性剤が希釈された際に、a成分とb成分とがコン
プレックスを形成し、これが毛髪に対して望ましい影響
を与えるものである。そのため、本発明の毛髪処理剤は
配合成分を均一溶解し、透明で保存安定性に優れたもの
となり得る。
のアニオン成分の作用により、毛髪になめらかさを与
え、しかも、毛髪のパサツキを防止することができるの
で、非常に良好な処理効果を発揮することができる。こ
の原因は本発明の毛髪処理剤の場合、保存中はa成分と
b成分とは非イオン界面活性剤の働きにより反応は起さ
ないが、処理剤の施用時から湯洗時にかけて、非イオン
界面活性剤が希釈された際に、a成分とb成分とがコン
プレックスを形成し、これが毛髪に対して望ましい影響
を与えるものである。そのため、本発明の毛髪処理剤は
配合成分を均一溶解し、透明で保存安定性に優れたもの
となり得る。
更に、本発明の毛髪処理剤は、一般的に利用されている
カチオン界面活性剤を含有する必要がないので、近年、
多用されているカチオン化ポリマーを含むシヤンプーを
利用した場合でも、良好な処理効果が得られるという利
点もある。
カチオン界面活性剤を含有する必要がないので、近年、
多用されているカチオン化ポリマーを含むシヤンプーを
利用した場合でも、良好な処理効果が得られるという利
点もある。
(実施例) 次に、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記述
に限定されるものではない。
本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記述
に限定されるものではない。
実施例1〜3及び比較例1〜6 第1表に示した各組成のリンス剤を調製し、これを用い
て下記の試験法により、プレンリンス時の毛髪のなめら
かさ及びブリーチ処理後の毛先のパサツキについてパネ
ラーテストを行なった結果、第1表に示す評価結果を得
た。
て下記の試験法により、プレンリンス時の毛髪のなめら
かさ及びブリーチ処理後の毛先のパサツキについてパネ
ラーテストを行なった結果、第1表に示す評価結果を得
た。
なお、パネラーテストはいずれも、下記組成に調製した
リンスを用いた場合を基準とし、その相対評価によって
判定した。
リンスを用いた場合を基準とし、その相対評価によって
判定した。
<基準リンス剤> 塩化セチルトリメチルアンモニウム 1.0重量% セタノール 3.0 〃 流動パラフィン 1.0 〃 精製水で100%にする。
[パネラーテストの試験法] 1 プレンリンス時の毛髪のなめらかさの評価 毛束(5g、20cm)を下記組成のカチオン化ポリマー
配合のシャンプーで処理した後、第1表に示す各リンス
剤0.5gを直接塗布し手で均一に伸ばした後、40℃
の温湯でのプレンリンス時に20名のパネラーにより官
能評価を行い次の評価基準により判定した。(最多数判
定を採用) 評価基準 ◎:良い 〇:やや良い △:同等 ×:やや劣る ××:劣る <シャンプーの処方> ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 20重量% アルキルイミダゾリニウムベタイン 20 〃 ヤシ油ジエタノールアミド 2.0 〃 カチオン性セルロース 1.0 〃 精製水で100%にする。
配合のシャンプーで処理した後、第1表に示す各リンス
剤0.5gを直接塗布し手で均一に伸ばした後、40℃
の温湯でのプレンリンス時に20名のパネラーにより官
能評価を行い次の評価基準により判定した。(最多数判
定を採用) 評価基準 ◎:良い 〇:やや良い △:同等 ×:やや劣る ××:劣る <シャンプーの処方> ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 20重量% アルキルイミダゾリニウムベタイン 20 〃 ヤシ油ジエタノールアミド 2.0 〃 カチオン性セルロース 1.0 〃 精製水で100%にする。
2 ブリーチ処理後の毛先パサツキの評価 バージン毛を6%過酸化水素水溶液で1時間(25℃)
ブリーチ処理した毛束(5g、20cm)を損傷毛としこ
の毛束を上記テストと同じ組成のカチオン化ポリマー配
合のシャンプーで処理した後、第1表に示す各リンス剤
0.5gを直接塗布し、手で均一に延ばした後、軽くす
すぎ24時間風乾後、毛髪の毛先のパサツキについて2
0名のパネラーにより官能評価を行い、次の評価基準に
より判定した。(最多数判定を採用) 評価基準 ◎:非常に良好 〇:良好 △:同等 ×:やや劣る ××:劣る (注) a)カチオン化ポリマー A:4級化ビニルピロリドン−アミノエチルメタクリレ
ート共重合体20%水溶液(ガフ社製、ガフコート75
5) B:ポリ(N,N−ジメチル−3,5−メチレンピペリ
ジウムクロライド)40%水溶液(メルク社製、マーコ
ート100) C:4級化コラーゲンポリペプチド(第一クローダ社
製、クロテインQ) b)ポリペプタイドと脂肪酸との縮合物の塩 D:ヤシ油脂肪酸コラーゲンペプチドカリウム40%水
溶液(GRUNAU社製、ラメポンS) E:ヤシ油脂肪酸コラーゲンペプチドナトリウム40%
水溶液(日光ケミカルズ社製、CCN−40) F:ヤシ油脂肪酸コラーゲンペプチドトリエタノールア
ミン40%水溶液(成和化成社製、プロモイスECT) c)非イオン性界面活性剤 G:ポリオキシエチレン(10)セチルエーテル(日光
ケミカルズ社製、BC−10TX) H:ポリオキシエチレン(18)ノニルフェニルエーテ
ル(日光ケミカルズ社製、NP−18TX) I:ポリオキシエチレン(40)モノステアレート(日
光ケミカルズ社製、MYSS−40) 実施例4 (N,N−ジメチル−3,5−メチレ ンピペリジウムクロライド−アクリル アミド共重合体約8.6%水溶液(メ ルク社製、マーコート550) 12.0重量% ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンペプ チドカリウム30%水溶液(日光ケミ カルズ社製、ニッコールCCK−40) 8.0 〃 ポリオキシエチレンポリオキシプロピ レンアルキルエーテル(日光ケミカル ズ社製、ニッコールPBC−34) 3.0 〃 流動パラフィン 1.0 〃 精製水で100%にする。
ブリーチ処理した毛束(5g、20cm)を損傷毛としこ
の毛束を上記テストと同じ組成のカチオン化ポリマー配
合のシャンプーで処理した後、第1表に示す各リンス剤
0.5gを直接塗布し、手で均一に延ばした後、軽くす
すぎ24時間風乾後、毛髪の毛先のパサツキについて2
0名のパネラーにより官能評価を行い、次の評価基準に
より判定した。(最多数判定を採用) 評価基準 ◎:非常に良好 〇:良好 △:同等 ×:やや劣る ××:劣る (注) a)カチオン化ポリマー A:4級化ビニルピロリドン−アミノエチルメタクリレ
ート共重合体20%水溶液(ガフ社製、ガフコート75
5) B:ポリ(N,N−ジメチル−3,5−メチレンピペリ
ジウムクロライド)40%水溶液(メルク社製、マーコ
ート100) C:4級化コラーゲンポリペプチド(第一クローダ社
製、クロテインQ) b)ポリペプタイドと脂肪酸との縮合物の塩 D:ヤシ油脂肪酸コラーゲンペプチドカリウム40%水
溶液(GRUNAU社製、ラメポンS) E:ヤシ油脂肪酸コラーゲンペプチドナトリウム40%
水溶液(日光ケミカルズ社製、CCN−40) F:ヤシ油脂肪酸コラーゲンペプチドトリエタノールア
ミン40%水溶液(成和化成社製、プロモイスECT) c)非イオン性界面活性剤 G:ポリオキシエチレン(10)セチルエーテル(日光
ケミカルズ社製、BC−10TX) H:ポリオキシエチレン(18)ノニルフェニルエーテ
ル(日光ケミカルズ社製、NP−18TX) I:ポリオキシエチレン(40)モノステアレート(日
光ケミカルズ社製、MYSS−40) 実施例4 (N,N−ジメチル−3,5−メチレ ンピペリジウムクロライド−アクリル アミド共重合体約8.6%水溶液(メ ルク社製、マーコート550) 12.0重量% ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンペプ チドカリウム30%水溶液(日光ケミ カルズ社製、ニッコールCCK−40) 8.0 〃 ポリオキシエチレンポリオキシプロピ レンアルキルエーテル(日光ケミカル ズ社製、ニッコールPBC−34) 3.0 〃 流動パラフィン 1.0 〃 精製水で100%にする。
上記組成に調製した本発明のリンス剤を用いて、実施例
1と同様な方法でパネラーテストを行なったところいず
れも良好な結果であった。
1と同様な方法でパネラーテストを行なったところいず
れも良好な結果であった。
実施例5 4級化コラーゲンポリペプチド35% 水溶液(成和化成社製、プロモイスW −52Q) 10.0重量% ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンペプ チドナトリウム40%水溶液(日光ケ ミカルズ社製、ニッコールCCN−40) 10.0 〃 ポリオキシエチレン(20)ラノリン アルコール(第一クローダ社製、ポリ コール20) 5.0 〃 イソプロピルミリステート 1.0 〃 精製水で100%にする。
上記組成に調製した本発明のリンス剤を用いて、実施例
1と同様な方法でパネラーテストを行なったところ、い
ずれも良好な結果であった。
1と同様な方法でパネラーテストを行なったところ、い
ずれも良好な結果であった。
実施例6 ポリエチレングリコール−エピクロル ヒドリン−ココスアミン−ジプロピレ ントリアミン縮合物50%水溶液(ヘ ンケル社製、ポリコートH81) 5.0重量% ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲントリ エタノールアミン50%水溶液(GR UNAU社製、ラメポンS) 5.0 〃 ポリオキシエチレン(16)ノニルフ ェニルエーテル(三洋化成社製、ノニ ポール160) 3.0 〃 オリーブ油 1.0 〃 精製水で100%にする。
上記組成に調製した本発明のリンス剤を用いて、実施例
1と同様な方法でパネラーテストを行なったところ、い
ずれも良好な結果であった。
1と同様な方法でパネラーテストを行なったところ、い
ずれも良好な結果であった。
実施例7 4級化ヒドロキシエチルセルロース (U.C.C.社製、ポリマーJR− 400) 2.0重量% ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンカリ ウム40%水溶液(成和化成社製、プ ロモイスECP) 10.0 〃 ポリオキシエチレン(24)モノステ アリルエーテル(ヘンケル社製、クチ ナE24) 5.0 〃 ステアリン酸 1.0 〃 精製水で100%にする。
上記組成に調製した本発明のリンス剤を用いて、実施例
1と同様な方法でパネラーテストを行なったところ、い
ずれも良好な結果であった。
1と同様な方法でパネラーテストを行なったところ、い
ずれも良好な結果であった。
Claims (1)
- 【請求項1】カチオン化ポリマー及び/又はカチオン
化ポリペプタイド、天然タンパク質の加水分解物であ
るポリペプタイドと脂肪酸との縮合物の塩、及び非イ
オン界面活性剤を含有することを特徴とする毛髪処理
剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1053197A JPH0655657B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 毛髪処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1053197A JPH0655657B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 毛髪処理剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02231411A JPH02231411A (ja) | 1990-09-13 |
JPH0655657B2 true JPH0655657B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=12936149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1053197A Expired - Lifetime JPH0655657B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 毛髪処理剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0655657B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57200307A (en) * | 1981-05-30 | 1982-12-08 | Lion Corp | Hair cosmetic |
JPS5984898A (ja) * | 1982-11-05 | 1984-05-16 | Seiwa Kasei:Kk | 第4級トリメチルアンモニウム誘導ケラチンポリペプタイド |
JPS60243099A (ja) * | 1984-05-17 | 1985-12-03 | Seiwa Kasei:Kk | 第4級トリメチルアンモニウム誘導シルクポリペプタイド |
JPS61268612A (ja) * | 1985-05-22 | 1986-11-28 | Asahi Denka Kogyo Kk | シヤンプ−組成物 |
JPS62178510A (ja) * | 1986-01-31 | 1987-08-05 | Seiwa Kasei:Kk | 毛髪用化粧料 |
JPS6357598A (ja) * | 1986-08-27 | 1988-03-12 | Seiwa Kasei:Kk | 第4級トリメチルアンモニウム誘導カゼインポリペプタイド |
-
1989
- 1989-03-06 JP JP1053197A patent/JPH0655657B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02231411A (ja) | 1990-09-13 |
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