JP2009120559A - シャンプー組成物 - Google Patents

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Makiko Chiba
真樹子 千葉
Kenichi Sugimoto
憲一 杉本
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Abstract

【課題】洗髪時に髪が絡まない滑り性に優れ、すすぎ時に髪のきしみがなく指どおり性に優れ、使用後に髪がぱさつかず、まとまりが良好なシャンプー組成物を提供する。
【解決手段】下記(A)〜(C)成分を含有するシャンプー組成物。
(A)イオン性界面活性剤
(B)カチオン化タラガム
(C)25℃で液状のポリオキシエチレン脂肪酸グリセリン
【選択図】なし

Description

本発明は、シャンプー組成物に関し、詳しくは、洗髪時に髪が絡まない滑り性に優れ、すすぎ時に髪のきしみがなく指どおり性に優れ、使用後に髪がぱさつかず、まとまりが良好なシャンプー組成物に関するものである。
近年、ファッションとしてヘアスタイルや髪の色を楽しむようになり、ヘアカラーやパーマを行うことは日常的になっている。ヘアカラーやパーマなどによって毛髪はダメージを受け、シャンプー時に髪が絡まったり、すすぎ時に指通りが悪くギシギシとした感触となったり、洗髪後のタオルドライの時にも髪が絡まるなどの問題点が発生している。そのため、シャンプーに対して、本来の目的である洗浄性に加えて、スムーズに泡立て、またすすぎ時に指通りが良く、洗浄後に髪がぱさつかず、まとまりがよいなどの良好な仕上がり感が求められている。洗髪時やすすぎ時の髪の良好な指通りを改善する方法として、従来よりアニオン性界面活性剤や両性界面活性剤等の洗浄基剤にカチオン化グアガム、カチオン化セルロースあるいはジアルキルジアリル4級アンモニウム塩・アクリルアミド共重合体などのカチオン性のポリマーを組合せることが広く用いられている(例えば、特許文献1〜4参照)。カチオン化ポリマーの一種であるカチオン化タラガムを、シャンプー組成物に配合することも知られており、カチオン化タラガムは泡立ちの改善、各種のコンディショニング性を付与する目的で配合されている(例えば、特許文献5〜8参照。)。これら技術は、カチオン化タラガムを単独で配合したもの、あるいは他のカチオン化ポリマーと組合わせたものであり、これらの方法を用いても、洗髪時の指通りやすすぎ時の感触は十分満足すべきものに至っておらず、特に他のカチオン化ポリマーと組合せた場合、カチオン化ポリマーが毛髪に残留することにより髪質が硬くなるなどの問題を有していた。また、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリンは親水性の非イオン界面活性剤として知られ、これを用いたクレンジング化粧料が知られている(例えば、特許文献9参照。)。しかしながら、カチオン化タラガム等と組合わせてシャンプーに配合することによって、洗髪時やすすぎ時に優れた指通りを示し、使用後の髪への感触への影響については知られていなかった。
一方、シャンプーのすすぎ時の指通りは、配合したアニオン性界面活性剤と両性界面活性剤とカチオン化ポリマーの種類や配合量によって変化すると言われており、これは、濡れた毛髪に塗布した時、そしてすすぎ時に多量の水でシャンプーが希釈される時に、これら3つの成分よりなる水不溶性の複合体(=コアセルベート)が形成されることにより、洗髪時やすすぎ時に指通りが変化する。従来、アニオン性界面活性剤と両性界面活性剤とカチオン化セルロースの3成分の組み合わせについては深く研究されている(例えば、非特許文献1参照)。しかしながら、これら成分の種類や配合量、またカチオン化セルロースの種類等を調整しても、すすぎ時の感触が十分に改善されず、きしみや髪の絡まりが生じる。また配合したカチオン化ポリマーによっては、ポリマーが毛髪表面に多量に残留することにより、ツヤを失ったり、ゴワゴワとした仕上がり感になるなどの問題があった。以上のように、洗髪時およびすすぎ時に指通りがよく、また乾燥後は髪がパサつかず、まとまりが良好なシャンプー組成物が強く所望されているが、これまで十分満足のいくところまで至っていない。
特開2002−29939号公報 特開平11−263715号公報 特表平10−7536号公報 特開2002−348218号公報 特開2004−203801号公報 特開2005−272658号公報 特開2006−28095号公報 特開2006−62979号公報 特開2004−196811号公報 J.Soc.Chem.Japan Vol.38,No.3,2004,p211−218
上記従来技術を背景として本発明の目的は、洗髪時に髪が絡まない滑り性に優れ、すすぎ時に髪のきしみがなく指どおり性に優れ、使用後に髪がパサつかず、まとまりが良好なシャンプー組成物を提供することにある。
本発明者等は、本発明の目的を達成するためにイオン性界面活性剤とカチオン化タラガムに関してのコアソルベート生成挙動を鋭意研究した結果、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリンと組合わせることにより、洗髪時に多量のコアセルベートが生成し、またすすぎ時の希釈された領域においてもコアセルベートが消失せずに毛髪表面に吸着して、上記欠点が改善されることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、下記(A)〜(C)成分を含有するシャンプー組成物である。
(A)イオン性界面活性剤
(B)カチオン化タラガム
(C)25℃で液状のポリオキシエチレン脂肪酸グリセリン
本発明は、洗髪時に髪が絡まない滑り性に優れ、すすぎ時に髪のきしみがなく指どおり性に優れ、使用後に髪がぱさつかず、まとまりが良好なシャンプー組成物を提供することができる。
本発明のシャンプー組成物に配合される成分(A)イオン性界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤が洗浄性、起泡性の面から好ましい。好ましい界面活性剤の具体例としては、アルキル硫酸塩型界面活性剤、アルキルエーテル硫酸塩型界面活性剤、オレフィンスルホン酸塩型界面活性剤、リン酸エステル型界面活性剤、アルキルエーテルカルボン酸塩型界面活性剤、アミノ酸塩型界面活性剤(サルコシン塩型、β−アラニン塩型、グルタミン酸塩型、アスパラギン酸塩型など)、スルホコハク酸塩型界面活性剤、タウリン型界面活性剤、スルホベタイン型両性界面活性剤、アルキルベタイン型両性界面活性剤、アミドプロピルベタイン型両性界面活性剤、イミダゾリニウムベタイン型両性界面活性剤等が挙げられる。
これらのイオン性界面活性剤は、好適にはアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤から選ばれる1種または2種以上を混合して用いることができるが、アニオン界面活性剤と両性界面活性剤を組合わせることが好ましい。通常、洗髪中の起泡性や使用感触を損なわない範囲で十分な洗浄性とコンディショニング効果を与えるためには、本発明組成物中に5〜50質量%配合することが好ましく、更に好ましくは10〜30質量%である。この配合量の範囲であれば、シャンプー組成物としての基本機能である泡立ち、洗浄力に優れるため好ましい。
本発明のシャンプー組成物に配合される成分(B)カチオン化タラガムは、表示名称カエ
サルピニアスピノサヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(日本化粧品表示名称辞典、薬事日報社、2007年)として記載された公知の成分であり、タラガム中のガラクトマンナンに含まれる水酸基の一部が第4級窒素含有基で置換された構造である。具体的には、タラガムにグリシジルトリアルキルアンモニウム塩または、3−ハロゲノ−2−ヒドロキシプロピルトリアルキルアンモニウム塩等の第4級窒素含有基を反応させることにより製造することができる。この場合、反応は適当な溶媒、好適には含水アルコール中において、アルカリの存在下で実施される。このような第4級窒素含有基の導入は、従来公知の方法に従って行うことができる。
カチオン化タラガムのカチオン化度を示す電荷密度は、0.5〜2.5meq/gの範囲が好ましく、1.0〜2.0meq/gの範囲が更に好ましい。また、カチオン化タラガムの配合量は特に限定されるものではないが、シャンプー組成物全量に対して0.05〜2質量%が好ましく、特に0.1〜0.5質量%が好ましい。この配合量の範囲であれば、洗髪時およびすすぎ時の指通り性に優れ、また乾燥後の仕上がり感触においても好ましい。
本発明のシャンプー組成物に配合される成分(C)25℃で液状のポリオキシエチレン脂肪酸グリセリンは、非イオン界面活性剤として知られている既知物質であって、25℃において液状の性状を有するものである。ポリオキシエチレンの付加モル数としては5〜10が好ましく、脂肪酸としては炭素数12〜20のものが好ましい。また、かかるポリオキシエチレン脂肪酸グリセリンを例示すると、ポリオキシエチレン(5)ヤシ油脂肪酸グリセリン、ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリン、ポリオキシエチレン(10)ヤシ油脂肪酸グリセリン、ポリオキシエチレン(5)パーム核油脂肪酸グリセリン、ポリオキシエチレン(7)パーム核脂肪酸グリセリン、ポリオキシエチレン(10)パーム核脂肪酸グリセリン、ポリオキシエチレン(5)グリセリルモノオレート、ポリオキシエチレン(7)グリセリルモノオレート、ポリオキシエチレン(10)グリセリルモノオレート、ポリオキシエチレン(5)イソステアリン酸グリセリン、ポリオキシエチレン(7)イソステアリン酸グリセリン、ポリオキシエチレン(10)イソステアリン酸グリセリン等が挙げられる。これらの中でもポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリンが特に好ましい。本発明のシャンプー組成物では、これらポリオキシエチレン脂肪酸グリセリン エステルを1種または2種以上組み合わせて含有させることができる。通常、洗髪中の起泡性や使用感触を損なわない範囲で十分な洗浄性とコンディショニング効果を与えるためには、本発明組成物中に0.5〜10質量%配合することが好ましく、更に好ましくは1〜5質量%である。
さらに、本発明のシャンプー組成物においては、シリコーンコンディショニング剤を配合すると洗髪時およびすすぎ時の指通りを相乗的に向上させることができる。本発明で好適に用いられるシリコーンコンディショニング剤としては、次のものが挙げられる。
(1)ジメチルポリシロキサン(粘度:3〜10,000cs)
(2)メチルフェニルポリシロキサン(粘度:10〜100,000cs)
(3)ポリエ−テル変性ポリシロキサン
(4)アミノ変性ポリシロキサン
(5)エポキシ変性ポリシロキサン
(6)フッ素変性ポリシロキサン
(7)アルコ−ル変性ポリシロキサン
(8)アルキル変性ポリシロキサン
(9)高分子量ジメチルポリシロキサン(粘度:10万〜3000万cs)
これらのシリコーンコンディショニング剤は、1種または2種以上を混合して用いることができる。また、アニオン界面活性剤や非イオン界面活性剤で予め乳化した形態のものを
使用することもできる。その配合量は特に限定されないが、組成物全量に対し0.1〜2質量%が好ましい。
本発明のシャンプー組成物は、常法により製造することができ、pH3.0〜10のシャンプーとして提供され、使用部位や使用場面に合わせて、固体、粉体、液体、ジェル、クリーム、エアゾール、フォーム等様々な態様をとることができる。
また、本発明のシャンプー組成物には、効果を損なわない範囲で公知の成分を適宜配合することができる。公知の成分としては、脂肪酸グリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ペンタエリトリトール脂肪酸エステル、モノグリセリド誘導体、高級アルコール酸化エチレン付加物、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、アルキルフェノールホルマリン縮合物の酸化エチレン誘導体、プルロニック型界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルチオエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、硬化ヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレンラノリン誘導体、脂肪族アルキル基を含むブロックポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルカノールアミド、アルキルアミンオキシド、アルキルポリグルコシドに代表されるノニオン性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、脂肪酸アミドアミン塩、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェートに代表されるカチオン性界面活性剤が挙げられる。
さらにアボカド油、アルモンド油、オリーブ油、グレープシード油、月見草油、ツバキ油、サザンカ油、マカデミアナッツ油、メドフォーム油、シアバター、卵黄油、馬脂等の油脂類、ホホバ油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ラノリン、ミツロウ等のロウ類、オゾケライト、流動パラフィン、スクワレン、ワセリン等の炭化水素類、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、ラノリンアルコール、フィトステロール、セタノール、オレイルアルコール等の高級アルコール類、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、ステアリン酸オクチル、2−エチルヘキサン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸オクチル、ジオレイン酸エチレングリコール、トリイソステアリン酸グリセリル、乳酸セチル、アジピン酸ジイソプロピル、イソステアリン酸コレステリル等のエステル油類等、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール、エチルアルコール、イソプロパノール等の低級アルコール、キサンタンガム、グアガム、デンプン等の天然高分子及びその誘導体、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース等のセルロール系高分子、カルボキシビニルポリマーやポリビニルピロリドン等の合成高分子等、ジステアリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸トリエチレングリコール等のパール化剤、カオリン、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、タルク、マイカ、セルロース末、シルク末、デンプン、ポリエチレン末、ナイロン末、架橋ポリスチレン等の顔料、防腐剤、金属イオン封鎖剤、噴射剤、無機塩、有機酸及びその塩、ピロリドンカルボン酸及びその塩、ヒアルロン酸及びその塩、ソルビトールやマルチトールやトレハロース等の糖類、トリメチルグリシン等の保湿剤、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、イソプロピルメチルフェノール、ピロクトンオラミン、クララエキス、ジンクピリチオン、ヒノキチオール等の殺菌剤、その他、センブリエキス、塩化カプロニウム、セファランチン、サリチル酸、イノシット、ヨウ化ニンニクエキス、レゾルシン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、オキセンドロン、パントテン酸及びその誘導
体、プラセンタエキス、ビオチン、モノニトログアヤコール、感光素301、ウシヘマチン、グリチルリチン酸ジカリウム、塩酸ピリドキシン、冷感剤、温感剤、動植物抽出物、ビタミン、紫外線吸収剤、アミノ酸及びその誘導体、タンパク質及びその誘導体、酸化防止剤、着色剤、香料等である。
次に本発明を実施例をもって詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
(1)起泡力試験
1,000mL容器の攪拌機つき円筒形シリンダーに、実施例および比較例のシャンプー組成物の5%水溶液を50mL入れ、5,000rpmで1分間攪拌した後の泡容積を測定した。
また、評価の基準を次のように設定した。
◎:泡立ち極めて良好(泡容積600mL以上)
○:泡立ち良好(泡容積500mL以上,600mL未満)
△:泡立ち普通(泡容積400mL以上,500mL未満)
×:泡立ち不良(泡容積400mL未満)
(2)コアセルベート生成能(洗髪時、すすぎ時)
実施例および比較例のシャンプー組成物をろ紙を用いてろ過を行って透明化を行い、次いで40℃の水道水を用いて7倍に希釈した。このときの濁度(%)を濁度試験機を用いて計測した。更に、40℃の水道水を加えて500倍に希釈し、濁度(%)を計測した。尚、7倍希釈時は洗髪時の希釈状態を示し、500倍希釈時はすすぎ時の希釈状態を示しており、濁度の値が高いほど、水溶液中にコアセルベートが生成していることを示している。
(3)洗髪時及びすすぎ時の使用感試験(ハーフヘッド法)
10名の専門パネルにより、実施例および比較例のシャンプー組成物を使用し、洗髪時の指通り、すすぎ時の指通り具合、すすぎ後のきしみの有無を官能評価した。尚、評価基準は以下の通りである。
[洗髪時の指通り]
◎:極めて良好 洗髪中の指通りが良いと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 洗髪中の指通りが良いと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い 洗髪中の指通りが良いと答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い 洗髪中の指通りが良いと答えた被験者の数が4人未満
[すすぎ時の指通り]
◎:極めて良好 すすぎ時の指通りが良いと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 すすぎ時の指通りが良いと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い すすぎ時の指通りが良いと答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い すすぎ時の指通りが良いと答えた被験者の数が4人未満
[すすぎ後のきしみ]
◎:極めて良好 きしまないと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 きしまないと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い きしまないと答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い きしまないと答えた被験者の数が4人未満
(4)洗髪乾燥後の髪の仕上がり感
10名の専門パネルが前記と同様の方法で洗髪した後、毛髪を乾燥させ、毛髪のぱさつき、まとまり易さの良否等の仕上がり具合を官能評価した。評価の基準を次のように設定し
た。
[ぱさつき]
◎:極めて良好 ぱさつきがないと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 ぱさつきがないと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い ぱさつきがないと答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い ぱさつきがないと答えた被験者の数が4人未満
[まとまり]
◎:極めて良好 髪のまとまりが良いと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 髪のまとまりが良いと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い 髪のまとまりが良いと答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い 髪のまとまりが良いと答えた被験者の数が4人未満
実施例1〜5及び比較例1〜5
表1に示す組成のシャンプーを調製し、これらを使用したときの起泡性、コアセルベート生成能、洗髪時の指通り、すすぎ時の使用感、乾燥後のぱさつきおよびまとまりについて調べ、その結果を表1に示した。
Figure 2009120559
表1より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1〜5のシャンプーはいずれも優れた性能を示していた。一方、比較例1〜5では、起泡性については、イオン性界面活性剤が配合されていれば通常の起泡性を示して問題ないが、本発明の必須成分(B)または
(C)のいずれかを含有しない場合、洗髪時のコアセルベート生成能が弱く、そのため洗髪時の指通りが劣り、特にすすぎ時のコアセルベート生成能が悪く、すすぎ時の使用感が劣っており、乾燥後のぱさつきおよびまとまりについても劣っており、本発明の目的を達成できなかった。
以下、本発明シャンプー組成物のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例のシャンプー組成物についても、上記の起泡性、コアセルベート生成能、洗髪時の指通り、すすぎ時の使用感、乾燥後のぱさつきおよびまとまりの各項目を検討したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例6 透明シャンプー
(質量%)
(1)ポリオキシエチレン(2)ラウリル硫酸ナトリウム 14.0
(2)ラウリン酸アミドプロピルベタイン 2.5
(3)カチオン化タラガム(電荷密度:1.5meq/g) 0.2
(4)ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリン 3.0
(5)ラウリン酸モノイソプロパノールアミド 1.0
(6)1,3−ブチレングリコール 2.0
(7)サリチル酸 0.2
(8)エデト酸二ナトリウム 0.2
(9)クエン酸 0.2
(10)塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)
プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 0.3
(11)L−メントール 0.3
(12)シルク抽出液 0.5
(13)D−パントテニルアルコール 0.1
(14)加水分解コラーゲン液 0.5
(15)香料 適 量
(16)水 バランス
(製法)(1)〜(2)および(4)〜(9)を80℃にて均一に混合溶解し、80℃に加温した(16)に(3)および(10)を溶解した溶液をプロペラで攪拌しながら加えて、徐々に冷却を行い、50℃にて(11)〜(15)を添加し、室温まで冷却して、透明シャンプーを調製した。
実施例7 パールシャンプー
(質量%)
(1)ポリオキシエチレン(2)ラウリル硫酸ナトリウム 12.0
(2)ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム液(30%) 1.0
(3)ラウリン酸アミドプロピルベタイン 5.0
(4)カチオン化タラガム(電荷密度:1.5meq/g) 0.5
(5)ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリン 4.0
(6)ラウリン酸モノエタノールアミド 1.0
(7)塩化ナトリウム 0.5
(8)安息香酸ナトリウム 0.5
(9)ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
(10)グルタミン酸ナトリウム 0.2
(11)L−プロリン 0.1
(12)L−アルギニン 0.1
(13)塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)
プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 0.2
(14)塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)
プロピル]グァーガム 0.05
(15)L−メントール 0.1
(16)ジメチルポリシロキサン(1万cs) 1.0
(17)グルコシルトレハロース 0.5
(18)海藻エキス 1.0
(19)香料 適 量
(20)水 バランス
(製法)(1)〜(3)および(5)〜(12)を80℃にて均一に混合溶解し、80℃に加温した(20)に(4)およびを(13)〜(14)を溶解した溶液をプロペラで攪拌しながら加えて、徐々に冷却を行い、50℃にて(15)〜(19)を添加し、室温まで冷却して、パールシャンプーを調製した。
実施例8 ふけとりシャンプー
(質量%)
(1)ラウリル硫酸ナトリウム 15.0
(2)POE(5)ラウリルスルホコハク酸ジナトリウム 5.0
(3)ヤシ油脂肪酸イミダゾリニウムベタイン 3.0
(4)カチオン化タラガム(電荷密度:1.2meq/g) 0.3
(5)ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリン 2.0
(6)ポリオキシエチレン(10)イソステアリン酸グリセリン 1.0
(7)オレンジ油 0.3
(8)ヤシ油脂肪酸イソプロパノールアミド 1.0
(9)高分子シリコン水性乳濁液 2.0
(商品名:FZ−4144 [日本ユニカー社製])
(10)ポリエーテル変性シリコン 1.0
(商品名:SILWET L−7001 [日本ユニカー社製])
(11)ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
(12)ポリグリコールポリアミン縮合物 1.0
(商品名:ポリコートNH [ヘンケル社製])
(13)ピロクトンオラミン 0.5
(商品名:オクトピロックス [ヘキスト社製])
(14)グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
(15)エデト酸二ナトリウム 0.5
(16)香料 適 量
(17)水 バランス
(製法)(1)〜(12)を80℃にて均一に混合溶解し、80℃に加温した(17)を加えて、攪拌しながら徐々に冷却を行い、50℃にて(13)〜(16)を添加し、40℃まで冷却して、ふけとりシャンプーを調製した。
実施例9 ポンプフォーマ型シャンプー
(質量%)
(1)ラウリル硫酸ナトリウム 10.0
(2)2−アルキル−N−カルボキシメチル
−N− ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン 5.0
(3)ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 2.0
(4)カチオン化タラガム(電荷密度:1.8meq/g) 0.3
(5)ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリン 2.0
(6)アミノ変性シリコン水性乳濁液 1.0
(商品名:SM8702C [東レシリコーン社製])
(7)ジプロピレングリコール 10.0
(8)安息香酸ナトリウム 0.3
(9)香料 0.5
(10)水 バランス
(製法)(1)〜(10)を80℃にて均一に混合溶解し、室温まで冷却した。これをポンプフォーマ容器に充填して、フォーム状シャンプーを調製した。
実施例10 エアゾールフォーム状シャンプー
(質量%)
(1)POE(3)ラウリン酸アミドエーテル硫酸ナトリウム 8.0
(2)2−アルキル−N−カルボキシメチル
−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン 5.0
(3)ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 5.0
(4)カチオン化タラガム(電荷密度:1.8meq/g) 0.2
(5)ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリン 1.0
(6)ミリスチン酸イソプロパノールアミド 3.0
(7)ジメチルポリシロキサン(10000CS;25℃) 2.0
(8)アミノ変性シリコン水性乳濁液 1.0
(商品名:SM8702C [東レシリコーン社製])
(9)4級化ポリビニルピロリドン誘導体 1.0
(商品名:GAFQUAT755 [GAF社製])
(10)ポリグリコールポリアミン縮合物 1.0
(商品名:ポリコートNH[ヘンケル社製])
(11)エタノール 3.0
(12)安息香酸ナトリウム 0.3
(13)香料 0.5
(14)液化石油ガス 5.0
(15)水 バランス
(製法)(1)〜(12)を80℃にて均一に混合溶解し、80℃に加温した(15)を加えて、攪拌しながら徐々に冷却を行い、50℃にて(13)を添加し、室温まで冷却した。これをエアゾール耐圧容器に充填し、バルブ装着後、(14)の噴射剤を充填して、エアゾールフォーム状シャンプーを調製した。

Claims (1)

  1. 下記(A)〜(C)成分を含有するシャンプー組成物。
    (A)イオン性界面活性剤
    (B)カチオン化タラガム
    (C)25℃で液状のポリオキシエチレン脂肪酸グリセリン
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