JPH0655616A - 中空成形品の製造方法及び中空成形機 - Google Patents

中空成形品の製造方法及び中空成形機

Info

Publication number
JPH0655616A
JPH0655616A JP4211556A JP21155692A JPH0655616A JP H0655616 A JPH0655616 A JP H0655616A JP 4211556 A JP4211556 A JP 4211556A JP 21155692 A JP21155692 A JP 21155692A JP H0655616 A JPH0655616 A JP H0655616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow
tungsten carbide
parison
crosshead
molding machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4211556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2561779B2 (ja
Inventor
Yoshitaka Ono
嘉孝 大野
Hideaki Fukuda
秀昭 福田
Shigeaki Sano
茂彰 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP4211556A priority Critical patent/JP2561779B2/ja
Publication of JPH0655616A publication Critical patent/JPH0655616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2561779B2 publication Critical patent/JP2561779B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は中空成形品の製造方法及び中空成形
機に関し、特に、押出機の出口からクロスヘッドの出口
であるダイ/コア部迄の全ての樹脂流路を耐高熱及び耐
摩耗とすることを特徴とする。 【構成】 本発明による中空成形品の製造方法及び中空
成形機においては、アダプタ(6)及びクロスヘッド(7)の
全ての樹脂流路(11,12)に形成されたタングステンカー
バイト被膜(11a,12a)を経てパリソン(13)を形成する構
成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空成形品の製造方法
及び中空成形機に関し、特に、押出機に接続されたアダ
プタの入口からクロスヘッドの出口であるダイ/コア部
迄の全ての樹脂流路を、耐高熱及び耐摩耗とするための
新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の中空成形
品の製造方法としては、例えば、特開昭61-10432号公報
に開示されたブロー成形容器の製造方法を挙げることが
できる。すなわち、前述の公報に開示された方法は、ポ
リオレフィンを押出しブロー成形して容器を製造するた
めのブロー成形容器の製造方法において、押出機のダイ
/コア部の樹脂通路に弗素樹脂系の樹脂被膜を行い、こ
の樹脂通路を介してポリオレフィンを押出してパリソン
を作り、このパリソンを用いてブロー成形する方法であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の中空成形品の製
造方法は、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、樹脂流路に被膜され
た弗素樹脂(商品名テフロン)は、耐熱性が低く、樹脂
温度が270℃以上のエンジニアリングプラスチックで
は弗素樹脂の被膜も溶解して使用不可となっていた。ま
た、樹脂内に添加された添加材及び異物(ゴミ)等によ
って弗素樹脂の被膜(コーディング部)が損傷し、使用
不可となることが多かった。また、この弗素樹脂の被膜
は比較的軟らかいため、アダプタやクロスヘッドを清掃
する際に、誤って損傷することがあり、使用不能となる
ことがあった。また、従来実施されていたCrメッキ等
の金属メッキセラミック及びチタンカーバイト等の溶射
による流路における樹脂との滑性及びクロスヘッドより
射出されるパリソンの外面状態は、弗素樹脂に比較して
表面アラサが悪く高品質な中空成形品が成形できなかっ
た。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、押出機に接続されたアダプ
タの入口からクロスヘッドの出口であるダイ/コア部迄
の全ての樹脂流路を、耐高熱及び耐摩耗とした中空成形
品の製造方法及び中空成形機を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による中空成形品
の製造方法は、押出機から押出した樹脂をアダプタ及び
クロスヘッドを介してパリソンとして金型に供給し、中
空成形品を成形するようにした中空成形品の製造方法に
おいて、前記アダプタ及びクロスヘッドの樹脂流路に形
成されたタングステンカーバイト被膜を経て前記パリソ
ンを形成する方法である。
【0006】さらに詳細には、前記タングステンカーバ
イト被膜は、溶射により形成された後、その表面を研磨
する方法である。
【0007】また、本発明による中空成形機は、押出機
から押出した樹脂をアダプタ及びクロスヘッドを介して
パリソンとして金型に供給し、中空成形品を成形するよ
うにした中空成形機において、前記アダプタの第1樹脂
流路に形成された第1タングステンカーバイト被膜と、
前記クロスヘッドの第2樹脂流路に形成された第2タン
グステンカーバイト被膜とを有する構成である。
【0008】
【作用】本発明による中空成形品の製造方法及び中空成
形機においては、アダプタ及びクロスヘッドの全ての樹
脂流路のタングステンカーバイト被膜が形成されている
ため、押出機から押出した樹脂は、このタングステンカ
ーバイト被膜を介してクロスヘッドのダイ/コア部に供
給され、このダイ/コア部から筒状のパリソンとして金
型に供給されて中空成形される。また、タングステンカ
ーバイト被膜がアダプタからダイ/コア部間に被膜され
ていると、樹脂流路の方向及び面積変化によって発生す
る滞留樹脂が、少なくなる。また、ダイ/コア部のみタ
ングステンカーバイト被膜が、被膜されていてもダイ/
コア部より射出されるパリソンは製品の表面状態が高品
質な製品を得ることができる。前述の場合、このタング
ステンカーバイト被膜は溶射にて形成されているため、
オリフィン樹脂系(最高使用温度約240℃)からエン
ジニアプラスチック系(最高使用温度約290℃)迄全
て使用可能となり、高い耐久性を得ると共に、高品質の
中空成形品を得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面と共に本発明による中空成形品の
製造方法及び中空成形機の好適な実施例について詳細に
説明する。図1及び図2は本発明による中空成形機を示
すもので、図1は全体構成を示す断面図、図2は図1の
要部を示す拡大断面図である。
【0010】図1において符号1で示されるものはスク
リュ2を回転自在に内蔵したシリンダであり、このシリ
ンダ1の外周にはこのシリンダ1自体の温度を上昇させ
るためのヒータブロック3が複数個設けられている。
【0011】前記シリンダ1の後端部1aに設けられた
供給口1bには、シリンダ1内に材料4を供給するため
のホッパ5が接続されており、このシリンダ1の先端部
1cには、アダプタ6を介してクロスヘッド7が接続さ
れていると共に、前述のシリンダ1、スクリュ2及びホ
ッパ5等により押出機10を構成している。
【0012】前記アダプタ6の軸心には、前記押出機1
0のシリンダ1から押出された溶融状の樹脂をクロスヘ
ッド7に案内するための第1樹脂流路11が形成されて
いると共に、この第1樹脂流路11の内面には、タング
ステンカーバイトを溶射により吹き付けた後にその表面
を研磨した構成からなる第1タングステンカーバイト被
膜11aが形成されている。
【0013】前記アダプタ6に接続されたクロスヘッド
7には、前記第1樹脂流路11に直交してクロス状に接
続された第2樹脂流路12が形成され、この第2樹脂流
路12内の壁部全てには、前述と同様のタングステンカ
ーバイトの溶射からなる第2タングステンカーバイト被
膜12aが形成されている。
【0014】前記クロスヘッド7の下部には、ダイ7a
とコア7bとからなるダイ/コア部7cが設けられてお
り、このダイ/コア部7cに形成された輪状の吐出口7
dは前記第2樹脂流路12に連通している。
【0015】前記クロスヘッド7の下方位置には、前記
吐出口7dから吐出されて垂下する筒状のパリソン13
を中空成形するための金型14が配設されており、この
金型14は互いに開閉自在に設けられた第1金型部14
a及び第2金型部14bとから構成されている。
【0016】本発明による中空成形機は以上のように構
成されており、以下に、中空成形品の製造方法について
述べる。まず、押出機10のシリンダ1から押出された
溶融状の樹脂は、アダプタ6の第1樹脂流路11の第1
タングステンカーバイト被膜11aを介して、クロスヘ
ッド7の第2樹脂流路12の第2タングステンカーバイ
ト被膜12aを通過し、ダイ/コア部7cの吐出口7d
からパリソン13として金型14内へ挿入される。
【0017】前記金型14内に挿入されたパリソン13
は、型開状態の各金型部14a,14bが型閉した後、
図示しないエア吹込ノズルにてパリソン13中へエアを
供給することにより、金型14内で中空成形品が成形さ
れる。なお、実験の結果、オリフィン樹脂系(最高使用
温度約240℃)からエンジニアプラスチック系(最高
使用温度約290℃)迄全て使用した場合でも、タング
ステンカーバイト被膜11a,12aの剥離や損傷は起
こらず、良質のパリソン13及び中空成形品が得られる
ことが確認できた。
【0018】
【発明の効果】本発明による中空成形品の製造方法及び
中空成形機は、以上のように構成されているため、次の
ような効果を得ることができる。すなわち、押出機の出
口側のアダプタからクロスヘッドの出口であるダイ/コ
ア部迄の全ての樹脂流路にタングステンカーバイト被膜
を形成しているので、オリフィン樹脂系及びエンジニア
プラスチック系等の240℃から290℃迄の高温樹脂
を供給した場合でも、従来のように、流路の損傷による
塵等の混入がなく、良質のパリソンを得ることができ
る。また、従来の弗素樹脂コーティングに比較すると、
その硬度が高く、成形作業後の清掃等においても損傷が
なく、長時間にわたり高い信頼性を得ることができる。
また、例え、損傷が発生した場合でも、被膜の厚さが厚
いため、研磨にて容易に再修復ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による中空成形機を示す断面図である。
【図2】図1の要部を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
6 アダプタ 7 クロスヘッド 10 押出機 11,12 樹脂流路 11a,12a タングステンカーバイト被膜 13 パリソン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 23:00 4F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機(10)から押出した樹脂をアダプタ
    (6)及びクロスヘッド(7)を介してパリソン(13)として金
    型(14)に供給し、中空成形品を成形するようにした中空
    成形品の製造方法において、前記アダプタ(6)及びクロ
    スヘッド(7)の樹脂流路(11,12)に形成されたタングステ
    ンカーバイト被膜(11a,12a)を経て前記パリソン(13)を
    形成することを特徴とする中空成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記タングステンカーバイト被膜(11a,1
    2a)は、溶射により形成された後、その表面が研磨され
    ていることを特徴とする請求項1記載の中空成形品の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 押出機(10)から押出した樹脂をアダプタ
    (6)及びクロスヘッド(7)を介してパリソン(13)として金
    型(14)に供給し、中空成形品を成形するようにした中空
    成形機において、前記アダプタ(6)の第1樹脂流路(11)
    に形成された第1タングステンカーバイト被膜(11a)
    と、前記クロスヘッド(7)の第2樹脂流路(12)に形成さ
    れた第2タングステンカーバイト被膜(12a)とを有する
    ことを特徴とする中空成形機。
JP4211556A 1992-08-07 1992-08-07 中空成形品の製造方法及び中空成形機 Expired - Lifetime JP2561779B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4211556A JP2561779B2 (ja) 1992-08-07 1992-08-07 中空成形品の製造方法及び中空成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4211556A JP2561779B2 (ja) 1992-08-07 1992-08-07 中空成形品の製造方法及び中空成形機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0655616A true JPH0655616A (ja) 1994-03-01
JP2561779B2 JP2561779B2 (ja) 1996-12-11

Family

ID=16607764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4211556A Expired - Lifetime JP2561779B2 (ja) 1992-08-07 1992-08-07 中空成形品の製造方法及び中空成形機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2561779B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2561779B2 (ja) 1996-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6319454B1 (en) Method and apparatus for manufacturing a hollow plastic product
US5458836A (en) Polymer extrusion die and use thereof
JP2553450B2 (ja) 吹き込みによるプラスチック容器作成のため中空管を射出成形後押出すプラスチック装置
US6312248B2 (en) Extrusion blow molding machine for forming a bottle having a calibrated neck finish
JP2561779B2 (ja) 中空成形品の製造方法及び中空成形機
JP3681172B2 (ja) 樹脂組成物の押出方法及び装置
WO1994011174A1 (en) Screw preplasticating injection molding machine
JP3908504B2 (ja) 樹脂押出機ダイ装置及び押出成形方法
KR100824614B1 (ko) 압출 성형물 냉각장치
EP0838322B1 (en) A method of and apparatus for blow-moulding
JPH1110713A (ja) 熱可塑性樹脂管の製造方法及び製造装置
JP2000000880A (ja) ブロ―成形装置およびその成形方法
JP3897447B2 (ja) パリソン形成方法とその装置
CN216860415U (zh) 射咀增熔阀芯
GB2318542A (en) A method of blow-moulding
JP2002096376A (ja) 模様付ブロー成形品の製造方法
JP2720367B2 (ja) ブロー成形機のダイス
JP2000062004A (ja) 押出し機用のサイジングダイ及びこのサイジングダイを用いた押出し成形物の製造方法
JPH10264227A (ja) 押出成形方法及びダイ
JPH08332668A (ja) 大型ブロー成形品及びブロー成形方法並びにその成形装置
JPH0577306A (ja) 樹脂成形用ダイ
JPH04299102A (ja) ブロー成形用パリソンおよびブロー成形方法
JPH05245914A (ja) 複数成形品の同時成形方法
CN113459409A (zh) 增熔混炼射咀
JPH11254507A (ja) 押出成形方法