JPH11254507A - 押出成形方法 - Google Patents
押出成形方法Info
- Publication number
- JPH11254507A JPH11254507A JP10061268A JP6126898A JPH11254507A JP H11254507 A JPH11254507 A JP H11254507A JP 10061268 A JP10061268 A JP 10061268A JP 6126898 A JP6126898 A JP 6126898A JP H11254507 A JPH11254507 A JP H11254507A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- extrusion molding
- air
- tube
- water tank
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- Pending
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 成形された合成樹脂成形品の表面の艶の向上
化を図ることができる押出成形方法を提供する。 【解決手段】 押出成形用金型２から押出された合成樹
脂成形品６を冷却水槽３に導入して冷却固化する押出成
形方法において、冷却水槽３に導入される前の合成樹脂
成形品６の周囲から空気を吹きつけることにより合成樹
脂成形品の表面の艶を向上させる。
化を図ることができる押出成形方法を提供する。 【解決手段】 押出成形用金型２から押出された合成樹
脂成形品６を冷却水槽３に導入して冷却固化する押出成
形方法において、冷却水槽３に導入される前の合成樹脂
成形品６の周囲から空気を吹きつけることにより合成樹
脂成形品の表面の艶を向上させる。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は合成樹脂管や合成樹
脂プロプァイル等の合成樹脂成形品の押出成形方法に関
し、特に合成樹脂成形品の表面の艶の向上化を図ること
ができる押出成形方法に関するものである。
脂プロプァイル等の合成樹脂成形品の押出成形方法に関
し、特に合成樹脂成形品の表面の艶の向上化を図ること
ができる押出成形方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば、特開平４−１３５７３１
号公報に記載されているように、押出成形用金型から押
出された合成樹脂管を冷却水槽に導入して冷却固化する
合成樹脂管の押出成形方法が知られている。
号公報に記載されているように、押出成形用金型から押
出された合成樹脂管を冷却水槽に導入して冷却固化する
合成樹脂管の押出成形方法が知られている。
【０００３】このような合成樹脂管の押出成形方法にお
いては、合成樹脂管の表面の艶の向上化を図る施策とし
て従来は、押出成形用金型の先端温度の高温化及び成形
時の合成樹脂温度の高温設定を行ってきた。
いては、合成樹脂管の表面の艶の向上化を図る施策とし
て従来は、押出成形用金型の先端温度の高温化及び成形
時の合成樹脂温度の高温設定を行ってきた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
押出成形用金型の先端温度の高温化においては、所謂ビ
ルドアップ又はプレートアウト現象が発生し、短期間で
押出成形用金型に合成樹脂原料中に配合されている充填
剤や着色剤等が付着し、成形される合成樹脂管の外観及
び物性を損なう筋及び掠れ傷の発生する恐れがあった。
押出成形用金型の先端温度の高温化においては、所謂ビ
ルドアップ又はプレートアウト現象が発生し、短期間で
押出成形用金型に合成樹脂原料中に配合されている充填
剤や着色剤等が付着し、成形される合成樹脂管の外観及
び物性を損なう筋及び掠れ傷の発生する恐れがあった。
【０００５】又、後者の成形時の合成樹脂温度の高温設
定は、外観を損なうむら等が発生し、水槽入口に設けら
れたフォミングチューブと合成樹脂管との間の大きな摩
擦により皺が発生する恐れがあった。
定は、外観を損なうむら等が発生し、水槽入口に設けら
れたフォミングチューブと合成樹脂管との間の大きな摩
擦により皺が発生する恐れがあった。
【０００６】本発明は、従来の合成樹脂成形品の押出成
形方法における、このような問題点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、上記の問題を解
決し、成形された合成樹脂成形品の表面の艶の向上化を
図ることができる押出成形方法を提供するにある。
形方法における、このような問題点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、上記の問題を解
決し、成形された合成樹脂成形品の表面の艶の向上化を
図ることができる押出成形方法を提供するにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の押出成形方法は、押出成形用金型から押出
された合成樹脂成形品を冷却水槽に導入して冷却固化す
る押出成形方法において、冷却水槽に導入される前の合
成樹脂成形品の周囲から空気を吹きつけることにより合
成樹脂成形品の表面の艶を向上させることを特徴とする
ものである。
に、本発明の押出成形方法は、押出成形用金型から押出
された合成樹脂成形品を冷却水槽に導入して冷却固化す
る押出成形方法において、冷却水槽に導入される前の合
成樹脂成形品の周囲から空気を吹きつけることにより合
成樹脂成形品の表面の艶を向上させることを特徴とする
ものである。
【０００８】本発明において、合成樹脂成形品として
は、特に限定されるものではなく、例えば合成樹脂管、
合成樹脂板、合成樹脂プロファイル等の各種の合成樹脂
成形品が含まれる。
は、特に限定されるものではなく、例えば合成樹脂管、
合成樹脂板、合成樹脂プロファイル等の各種の合成樹脂
成形品が含まれる。
【０００９】又、本発明において、合成樹脂成形品の周
囲から吹きつける空気の圧力としては、１〜５ｋｇ／ｃ
ｍ2 程度とすればよい。 〔作用〕本発明に係る押出成形方法においては、冷却水
槽に導入される前の合成樹脂成形品の周囲から空気を吹
きつけることにより合成樹脂成形品の表面に発生してい
る微小な凹凸がならされて平滑化され、その結果表面の
艶の向上化を図ることができる。
囲から吹きつける空気の圧力としては、１〜５ｋｇ／ｃ
ｍ2 程度とすればよい。 〔作用〕本発明に係る押出成形方法においては、冷却水
槽に導入される前の合成樹脂成形品の周囲から空気を吹
きつけることにより合成樹脂成形品の表面に発生してい
る微小な凹凸がならされて平滑化され、その結果表面の
艶の向上化を図ることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図１は本発明押出成形方法の
一実施態様を示す説明図である。
を参照しながら説明する。図１は本発明押出成形方法の
一実施態様を示す説明図である。
【００１１】図１において、１は押出成形用機、２は押
出成形用機１の先端に設けられた押出成形用金型、３は
押出成形用金型２の後方に設けられた冷却用水槽、４は
引取機である。
出成形用機１の先端に設けられた押出成形用金型、３は
押出成形用金型２の後方に設けられた冷却用水槽、４は
引取機である。
【００１２】５は押出成形用金型２と冷却用水槽３との
間に設けられた空気噴出リングであり、空気噴出リング
５は図２に拡大して示すように、中空の環状体の内面に
多数の空気噴出孔５１、５１・・・が穿設され、外面の
１か所に設けられた空気注入筒５２にチューブ５３の一
端が取付けられ、チューブ５３の中途部に空気圧調整装
置５４が取付けられ、チューブ５３の他端は図示しない
空気ポンプに接続されている。
間に設けられた空気噴出リングであり、空気噴出リング
５は図２に拡大して示すように、中空の環状体の内面に
多数の空気噴出孔５１、５１・・・が穿設され、外面の
１か所に設けられた空気注入筒５２にチューブ５３の一
端が取付けられ、チューブ５３の中途部に空気圧調整装
置５４が取付けられ、チューブ５３の他端は図示しない
空気ポンプに接続されている。
【００１３】押出成形用機１により押し出される合成樹
脂は押出成形用金型２により管状のパリソン６が成形さ
れ、パリソン６は空気噴出リング５内を通過することに
よりパリソン６の表面の微小な凹凸がならされ、表面が
平滑化された後、冷却用水槽３に導入されることにより
冷却固化され、冷却用水槽３を通過した後、引取機４に
引き取られて合成樹脂管６１が成形される。
脂は押出成形用金型２により管状のパリソン６が成形さ
れ、パリソン６は空気噴出リング５内を通過することに
よりパリソン６の表面の微小な凹凸がならされ、表面が
平滑化された後、冷却用水槽３に導入されることにより
冷却固化され、冷却用水槽３を通過した後、引取機４に
引き取られて合成樹脂管６１が成形される。
【００１４】
【実施例】図１、２に示す装置を使用し、押出成形用金
型２の先端温度を２０〜３０℃とし、空気噴出リング５
からの噴出する空気の圧力を空気圧調整装置５４を操作
することにより１．０〜３．５ｋｇ／ｃｍ2 に調整し、
口径１００ｍｍの硬質塩化ビニル樹脂管を成形した。
型２の先端温度を２０〜３０℃とし、空気噴出リング５
からの噴出する空気の圧力を空気圧調整装置５４を操作
することにより１．０〜３．５ｋｇ／ｃｍ2 に調整し、
口径１００ｍｍの硬質塩化ビニル樹脂管を成形した。
【００１５】その結果、光沢値は、図３に示すように、
空気噴出リング５から噴出する空気圧が１．０ｋｇ／ｃ
ｍ2 の場合には５８％から６８％に至るまで１０％増加
し、空気圧が１．０ｋｇ／ｃｍ2 の場合には５８％から
７２％に至るまで１５％増加した。又、ビルドアップに
よる品質不良は０．４％から０．０３％に削減でき、押
出成形用金型２の清掃周期が２か月から４か月に延長で
きた。
空気噴出リング５から噴出する空気圧が１．０ｋｇ／ｃ
ｍ2 の場合には５８％から６８％に至るまで１０％増加
し、空気圧が１．０ｋｇ／ｃｍ2 の場合には５８％から
７２％に至るまで１５％増加した。又、ビルドアップに
よる品質不良は０．４％から０．０３％に削減でき、押
出成形用金型２の清掃周期が２か月から４か月に延長で
きた。
【００１６】尚、光沢値は株式会社村上色彩技術研究所
製の携帯用光沢計（ＧＭＸ−１０１型）を使用して測定
されたものであり、光沢値は光沢計からパリソン６の表
面に光を照射し、光の照射量に対する反射量の割合
（％）で表示される。
製の携帯用光沢計（ＧＭＸ−１０１型）を使用して測定
されたものであり、光沢値は光沢計からパリソン６の表
面に光を照射し、光の照射量に対する反射量の割合
（％）で表示される。
【００１７】以上、本発明の実施例を図により説明した
が、本発明の具体的な構成は図示の実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変
更は本発明に含まれる。
が、本発明の具体的な構成は図示の実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変
更は本発明に含まれる。
【００１８】例えば、図示の実施の形態のように空気注
入筒５２を空気噴出リング５の外面の１か所に設ける代
わりに数箇所に設け、空気噴出リング５の各空気噴出孔
５１、５１・・から均等に空気が噴出するようにしても
よい。
入筒５２を空気噴出リング５の外面の１か所に設ける代
わりに数箇所に設け、空気噴出リング５の各空気噴出孔
５１、５１・・から均等に空気が噴出するようにしても
よい。
【００１９】
【発明の効果】本発明に係る押出成形方法においては、
冷却水槽に導入される前の合成樹脂成形品の周囲から空
気を吹きつけることにより合成樹脂成形品の表面に発生
している微小な凹凸がならされて平滑化され、その結果
表面の艶の向上化を図ることができる。
冷却水槽に導入される前の合成樹脂成形品の周囲から空
気を吹きつけることにより合成樹脂成形品の表面に発生
している微小な凹凸がならされて平滑化され、その結果
表面の艶の向上化を図ることができる。
【図１】本発明押出成形方法の一実施態様を示す説明
図。
図。
【図２】本発明押出成形方法に使用する空気噴出リング
の一例を示す斜視図。
の一例を示す斜視図。
【図３】噴出する空気の圧力と光沢値との関係を示すグ
ラフ。
ラフ。
１ 押出成形機 ２ 押出成形用金型 ３ 冷却用水槽 ４ 引取機 ５ 空気噴出リング ５１ 空気噴出孔 ５２ 空気注入筒 ５３ チューブ ５４ 空気圧調整装置 ６ パリソン ６１ 合成樹脂管
Claims (1)
- 【請求項１】 押出成形用金型から押出された合成樹脂
成形品を冷却水槽に導入して冷却固化する押出成形方法
において、冷却水槽に導入される前の合成樹脂成形品の
周囲から空気を吹きつけることにより合成樹脂成形品の
表面の艶を向上させることを特徴とする押出成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10061268A JPH11254507A (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | 押出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10061268A JPH11254507A (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | 押出成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11254507A true JPH11254507A (ja) | 1999-09-21 |
Family
ID=13166319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10061268A Pending JPH11254507A (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | 押出成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11254507A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106738790A (zh) * | 2016-12-27 | 2017-05-31 | 重庆市永川区益锐机械有限责任公司 | 汽车排气管冷却装置 |
| CN112643985A (zh) * | 2020-12-27 | 2021-04-13 | 江西丰莱科技有限公司 | 一种线缆挤出装置 |
-
1998
- 1998-03-12 JP JP10061268A patent/JPH11254507A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106738790A (zh) * | 2016-12-27 | 2017-05-31 | 重庆市永川区益锐机械有限责任公司 | 汽车排气管冷却装置 |
| CN112643985A (zh) * | 2020-12-27 | 2021-04-13 | 江西丰莱科技有限公司 | 一种线缆挤出装置 |
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