JPH0655526U - グリル - Google Patents

グリル

Info

Publication number
JPH0655526U
JPH0655526U JP1643893U JP1643893U JPH0655526U JP H0655526 U JPH0655526 U JP H0655526U JP 1643893 U JP1643893 U JP 1643893U JP 1643893 U JP1643893 U JP 1643893U JP H0655526 U JPH0655526 U JP H0655526U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating chamber
grill
burner
burners
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1643893U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0736612Y2 (ja
Inventor
一朗 小島
眞典 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP1643893U priority Critical patent/JPH0736612Y2/ja
Publication of JPH0655526U publication Critical patent/JPH0655526U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0736612Y2 publication Critical patent/JPH0736612Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 下火バーナの熱気を焼網上に設けた被調理物
にほヾ均一に行き渡らせるようにすること。 【構成】 加熱室1内の下方の両側にそれぞれ炎口aが
該加熱室1の中央に向かう下火バーナ5a、5bを設け
る。その上方に被調理物Xを載置する焼網6を設ける。
該両下火バーナ5a、5bの燃焼を強燃焼状態と弱燃焼
状態とに切り換え、又は両下火バーナ5a、5bの炎口
a側を上下に揺動させること、又は両下火バーナ5a、
5bに沿って加熱室1の中央に向かう空気流を形成し該
空気流を強弱に切換えること、又は両下火バーナ5a、
5bに沿って加熱室1の中央に向かう空気流を形成する
ことで両下火バーナ3a、3bからの熱気を被調理物X
に行き渡らせる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、下火バーナを備えるグリルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、加熱室下方の両側に、それぞれ炎口が該加熱室の中央に向かう下火バー ナを設けたものは知られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この場合、加熱面積の増大や熱分布の均一化を計るにはある程度のスペースを 確保して熱気を拡散する必要がある。 しかるに、テーブルこんろ等に組込まれるグリルのように加熱室の大きさが制 約されるグリルでは、熱気を拡散させるための十分なスペースを取ることが出来 ず、このため熱気を強く受ける領域が限られて焼き斑が生じ易くなる不具合があ る。 本考案はかゝる不具合のないグリルを得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案はかかる目的を達成するため、請求項1記載のグリルでは、加熱室の下 方の両側にそれぞれ炎口が該加熱室の中央に向かう下火バーナを設けると共に、 その上方に被調理物を載置する焼網を設けたグリルに於いて、両下火バーナの燃 焼能力を、両下火バーナを交互に強燃焼状態と弱燃焼状態とに切換えるようにし たことを特徴とする。
【0005】 請求項2記載のグリルでは、加熱室の下方の両側にそれぞれ炎口が該加熱室の 中央に向かう下火バーナを設けると共に、その上方に被調理物を載置する焼網を 設けたグリルに於いて、該両下火バーナの炎口側を上下に揺動させることを特徴 とする。
【0006】 請求項3記載のグリルでは、加熱室の下方の両側にそれぞれ炎口が該加熱室の 中央に向かう下火バーナを設けると共に、その上方に被調理物を載置する焼網を 設けたグリルに於いて、該両下火バーナに沿って加熱室の中央に向かう空気流を 形成し、該空気流を強弱に切換えることを特徴とする。
【0007】 請求項4記載のグリルでは、加熱室の下方の両側にそれぞれ炎口が該加熱室の 中央に向かう下火バーナを設けると共に、その上方に被調理物を載置する焼網を 設けたグリルに於いて、両下火バーナの上側と下側に沿って加熱室の中央に向か う空気流を上下交互に形成することを特徴とする。
【0008】 請求項5記載のグリルでは、加熱室の下方の両側にそれぞれ炎口が該加熱室の 中央に向かう下火バーナを設けると共に、その上方に被調理物を載置する焼網を 設けたグリルに於いて、両下火バーナへの一次空気の供給量を変化させることを 特徴とする。
【0009】 請求項6記載のグリルでは、請求項1記載のグリルにおいて、両下火バーナを 、強燃焼状態での燃焼時間が長く弱燃焼状態での燃焼時間が短い調理モードと、 強燃焼状態での燃焼時間が短かく弱燃焼状態での燃焼時間が長い調理モードとに 切替え自在としたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
上記構成を備える請求項1記載のグリルでは、下火バーナが強燃焼状態のとき 熱気は加熱室の中央位置まで伸び、弱燃焼状態のとき熱気は加熱室の側壁近くに あるため、下火バーナの燃焼能力を交互に切換えるだけで熱気を被調理物の全体 に行渡らせることが出来る。
【0011】 請求項2記載のグリルでは、両下火バーナの炎口側を上下に揺動させることで 下火バーナからの熱気を加熱室の側壁側と中央側に交互に行かせることが出来て 、熱気を被調理物の全体に行渡らせることが出来る。
【0012】 請求項3記載のグリルでは、空気流を交互に強弱に切替えることで、該空気流 で下火バーナからの熱気を加熱室の側壁側と中央側に交互に導くことができる。 このため、該熱気を被調理物の全体に行渡らせることが出来る。
【0013】 請求項4記載のグリルでは、下火バーナの上側に沿って加熱室の中央に向かう 空気流が形成されるときは、該空気流によって下火バーナからの熱気は押さえら れて加熱室の中央に向かうが、下火バーナの下側に沿って加熱室の中央に向かう 空気流が形成されるときは、該空気流によって下火バーナからの熱気は加熱室の 側壁近くに及ぶ。従ってこれを交互に繰り返すことで熱気を該焼網上に載置した 被調理物の略全体に行き渡らせることが出来る。
【0014】 請求項5記載のグリルでは、両下火バーナへの一次空気の供給量を大きくすれ ば、該両下火バーナから炎はシャープとなって炎口の向く方向に伸びて熱気は加 熱室の中央に向い、一次空気の供給量を小にすれば炎は立上り気味となって熱気 は加熱室の側壁近くに及ぶ。従ってこれを交互に繰り返すことで熱気は該焼網上 に載置した被調理物の略全体に行き渡らせることが出来る。
【0015】 請求項6記載のグリルでは、両下火バーナを交互に強燃焼状態と弱燃焼状態と に切換えることで、熱気を被調理物の全体に行渡らせることが出来るグリルにお いて、調理モードの切替えで異なる熱量下における調理ができる。
【0016】
【実施例】
本考案の実施例を先ず図1並びに図2に示す実施例につき説明する。 図で1は前面に被調理物Xの出入口2を備え後方上部に排気口3を備える加熱 室を示し、該加熱室1内には、その上部に上火バーナ4を備え、下方の両側にそ れぞれ炎口aが該加熱室1の中央に向かう下火バーナ5a、5bを備え、下火バ ーナ5a、5bの上方、即ち加熱室1の中間には被調理物Xを載置する焼網6を 備える。7は出入口2を閉じる扉、8は該加熱室1内に設けた汁受皿を示す。
【0017】 そしてこの実施例では、両下火バーナ5a、5bの燃焼能力を、一方のバーナ 5aでの燃焼が強燃焼状態のとき他方のバーナ5bでの燃焼が弱燃焼状態となる ように一定時間毎に交互に切換えるようにしたもので、これを説明すると、図4 に示すごとく下火バーナ5a、5bに連なるガス通路9a、9bにそれぞれ絞り 10a、10bを設けると共にこれらガス通路9a、9bをバイパスするバイパ ス通路11を設け、該バイパス通路11を各ガス通路9a、9bに接続する接続 通路12a、12bにそれぞれ開閉弁13a、13bを設け、該開閉弁13a、 13bを交互に開閉することで一方のバーナ5aでの燃焼が強燃焼状態のとき他 方のバーナ5bでの燃焼が弱燃焼状態となるようにして、可及的に熱気を被調理 物Xの全体に行渡らせて焼き斑が無くなるようにした。
【0018】 尚、燃焼が強燃焼状態と弱燃焼状態となる一定時間毎に交互に切換えるには、 マイクロコンピュータ制御によったり、或いは図4に示す開閉弁13a、13b を電磁弁とし、その作動回路に介在させたスイッチS1を図6に示す回転カム体 Cによつて開閉制御することでガス量を変化させる。又そのときの時間的割合は 、1対1とは限らず、例えば強燃焼状態が5に対し弱燃焼状態が1であって全体 に熱気が被調理物Xの全体に行渡って焼き斑が生じない程度であれば良い。
【0019】 尚、図4で、14は両下火バーナ5a、5b間に介在させた火移り用バーナ、 15は上方のバーナ4と下火バーナ5aとの間に介在させた火移り用バーナ、1 6は両火移り用バーナ14、15に連なるガス供給通路、17はこれらガス供給 通路に共通の元弁、18aは上火バーナ4用の開閉弁、18bは下火バーナ5a 、5b用の開閉弁を示す。
【0020】 尚、上述の実施例では、開閉弁13a、13bを交互に開閉することで一方の バーナ5aでの燃焼が強燃焼状態のとき他方のバーナ5bでの燃焼が弱燃焼状態 となるようにしたが、これは該開閉弁13a、13bを同時に閉じた状態と開い た状態を交互に繰返すようにして、両バーナ5a、5bが同時に強燃焼状態と弱 燃焼状態とに切換えるようにすることでも、熱気を被調理物Xの全体に行渡らせ て焼き斑を無くすことができる。
【0021】 図7は図4に示すガス供給通路の変形例を示すもので、下火バーナ5a、5b に連なるガス通路9a、9bにそれぞれ絞り10a、10bを設けると共にバイ パス通路11と接続通路12a、12bとの接続部に3方弁19を介在させ、該 3方弁19で該バイパス通路11を図8のイ、ロに示すごとく、一方の下火バー ナ5aに連なる状態と他方の下火バーナ5bに連なる状態とに交互に切換えるこ とで一方のバーナ5aでの燃焼が強燃焼状態のとき地方のバーナ5bでの燃焼が 弱燃焼状態となるようにした。
【0022】 尚、該3方弁19を図8のハに示す位置に切替えるときは、下火バーナ5a、 5bへの燃料の供給は共に絞り10a、10bを通った燃料のみが供給される弱 燃焼状態となる。
【0023】 その他の構成は図4に示すものと特に変らない。 図9は、T字型の通路を形成した三方弁19を用いて両バーナ5a、5bが同 時に強燃焼状態の状態と次いで弱燃焼状態とに交互に切替え得るようにした実施 例を示す。これを説明すると、該三方弁19でバイパス通路11からの燃料と絞 り10a、10bを通った燃料とがガス通路9a、9bを介して両下火バーナ5 a、5bに供給される状態とすれば、両下火バーナ5a、5bは同時に強燃焼状 態となり、該三方弁19で絞り10a、10bを通った燃料のみがガス通路9a 、9bを介して両下火バーナ5a、5bに供給された状態とすれば、両下火バー ナ5a、5bは同時に弱燃焼状態となる。従って該三方弁19の切替えを一定時 間毎に交互に行うことで強燃焼状態の状態と次いで弱燃焼状態とを交互に得られ る。
【0024】 尚、両下火バーナ5a、5bへの空気の流入は両下火バーナ5a、5bの上側 からのみとすると共に、下火バーナ5a、5bと図2、図5に示す庇35との間 に整流板36を設け、この整流板36に空気通気窓36aを間隔を存して設ける と、空気通路窓36aを通過する空気で熱気はより中央へ及んで良い。
【0025】 又、上記の実施例にあっては、点火は両下火バーナ5a、5bが強燃焼状態に あるときに行う。かくするときは点火が良好に行われる。
【0026】 図10は他の実施例を示し、この実施例では下火バーナ5a、5bの炎口a側 を交互に上下動させるようにすることで、熱気を被調理物Xの全体に行き渡らせ るようにした。これを説明すると、両下火バーナ5a、5bをそれぞれモータ2 0に連動させて、一方のバーナ5aが略水平状態にあるとき他方のバーナ5bは 斜め下を向くように上下に揺動させるようにして、可及的に熱気を被調理物Xの 全体に行渡らせて焼き斑を無くした。
【0027】 即ち、下火バーナ5a、5bからのガスの噴出力が弱いときで、下火バーナ5 a、5bが水平状態に近い状態にあるときは、該下火バーナ5a、5bからの炎 は加熱室1の中央位置まで伸び、これに対し下方に傾いたときは加熱室1の側壁 近くを加熱する。従って、下火バーナ5a、5bを交互に上下動させることで熱 気を被調理物の実体に行渡らせることが出来る。
【0028】 又、下火バーナ5a、5bからのガスの噴出力が強いときで、該下火バーナ5 a、5bが下方に傾いたときは、該下火バーナ5a、5bからの炎は一旦下方に 噴出した後上方に向かうため、その分熱気は加熱室1の中央位置まで伸びる。こ れに対し、下火バーナ5a、5bが水平状態に近い状態にあるときは、該下火バ ーナ5a、5bから熱気の立上がりが早いため加熱室1の側壁近くを加熱する。 従って、バーナ5a、5bを交互に上下動させることで熱気を被調理物Xの全体 に行渡らせることが出来る。その他の構成は図1並びに図2に示す実施例と特に 変わらない。
【0029】 尚、この実施例では一方のバーナ5aが略水平状態にあるとき他方のバーナ5 bは斜め下を向くように交互に上下に揺動させるようにしたが、これは両下火バ ーナ5a、5bを同時に水平状態と斜め下を向くように上下に揺動させても、ほ ゞ同様に熱気を被調理物Xの全体に行渡らせて焼き斑を無くすことが出来る。又 、この上下の揺動は水平状態と斜め上との間で行わせても良い。
【0030】 図11に示す実施例は、両下火バーナ5a、5bの上側に沿って加熱室1の中 央に向かう空気流を形成し、該空気流を交互に強弱に切換えるようにし、その極 端な例として空気流がある状態とない状態とに切換えるようにしたもので、これ を説明すると、両下火バーナ5a、5bの上側に設けた空気吹出口21にそれぞ れ連通するダクト22を設け、該ダクト22に共通一個のファン23を連結する と共に該ファン23からの送風を左右の空気吹出口21に振り分けるダンパ24 を設け、該ダンパ24を交互に揺動させる。
【0031】 かくするときは、該ダンパ24によってファン23よりの空気が交互に両下火 バーナ5a、5bに供給されて、空気流があるときには、該空気流によって上方 に向かう熱気が押さえられて中央まで届き、空気流がないときは、これがなく熱 気は両側に及ぶ。これらによって可及的に熱気を被調理物Xの全体に行渡らせて 焼き斑を無くなる。
【0032】 更に図11の実施例では、該空気流は両下火バーナ5a、5bの上側のみなら ず下側にも該両下火バーナ5a、5bに沿う空気流を形成させても、同様に熱気 を該加熱室1の中央側と両側とに交互に行き渡らせることができる。即ち、空気 流があるときは、これに伴われて熱気は中央まで届き、空気流がないときは、こ れがなく熱気は両側から上方に立上がり勝ってとなって、可及的に熱気を被調理 物Xの全体に行き渡らせえて焼き斑が無くなる。尚、これら実施例において、バ ーナの上側の空気通路にも図2、図5のような整流板を設けると良い。
【0033】 又、両下火バーナ5a、5bの下側に設けた空気吹出口にそれぞれ連通するダ クト(図示しない)を設け、該ダクトに共通一個のファンを連結すると共に該フ ァンからの送風を左右の空気吹出口に振り分けるダンパを設け、該ダンパを交互 に揺動させることで空気流を交互に強弱に切換えることでも、熱気を被調理物X の全体に行き渡らせて焼き斑が無くなる。
【0034】 尚、図11に示す実施例では、ダクト22に共通一個のファン23を連通させ ダンパ24でこれからの送風を左右の空気吹出口21に振り分けるようにしたが 、これは各下火バーナ5a、5bの空気取入口21、21にそれぞれ連通するフ ァン23を設け、各ファン23の送風量を左右で増減するように切替え、又は該 ファン23の送風量を左右で同時に増量した状態と減少した状態とに切替えるこ とで、交互に強弱の空気流を生じさせることで、可及的に熱気を被調理物Xの全 体に行渡らせることも出来る。
【0035】 図12、図13に示す実施例では、両下火バーナ5a、5bの上側に沿って加 熱室1の中央に向かう空気流を形成し、該空気流を交互に強弱に切換えるように したもので、これを説明すると、該両下火バーナ5a、5bの上側に多数の空気 吹出口25aを設けた吹出口板25を設けると共に該空気吹出板25に沿って移 動する絞板26を設け、該絞板26をモータ等に連動させて移動させ、空気吹出 口25aとの重合度合いを交互に変えることで、両下火バーナ5a、5bの上側 に沿って加熱室1の中央に向かう空気流を左右で交互に強弱に切換えるようにし た。かくするときは、空気吹出口25aが大きくて該空気流が強いときには、該 空気流によって上方に向かう熱気が押さえられて中央まで届き、空気吹出口25 aが小さくて空気流が弱いときはその度合いが少なく熱気は両側に行き渡り、こ れによって可及的に熱気を被調理物Xの全体に行き渡らせて焼き斑が無くなる。
【0036】 尚、図に示す絞板は上下に動作させるようにしたが、該絞板に吹出口に対する 透孔を設け、これを加熱室の前後方向に動作させて空気吹出口の面積を変化させ ても良いこと申すまでもない。
【0037】 又、左右の空気吹出口25aの絞板26による絞りを解く動作を、左右の空気 吹出口25aからの空気流を同時に強の状態と、弱の状態とに交互に切換えるよ うにしても熱気を被調理物Xの全体に行き渡らせることが出来る。
【0038】 この場合の通気はファンによる強制通気でも自然通気による通気であっても良 い。
【0039】 尚、この実施例では、両下火バーナ5a、5bの上側のみならず、下側にも上 記したと同様の下火バーナ5a、5bに沿って加熱室1の中央に向かう空気流を 変化させる手段を用いて、加熱室1の中央に向かう強制的に空気流を変化させて も同様の作用を発揮させることができる。
【0040】 この場合の通気はファンによる強制通気に限られる。
【0041】 図14に示す実施例では、加熱室1の下方の両側にそれぞれ炎口aが該加熱室 1の中央に向かう下火バーナ5a、5bを設けると共に、中間に被調理物Xを載 置する焼網6を設けたこと上述の実施例と変わらないが、この実施例では両下火 バーナ5a、5bの上側と下側に沿って加熱室1の中央に向かう空気流を交互に 形成させるようにしたもので、これを説明すると、該両下火バーナ5a、5bの 上側下側に沿って加熱室の中央に向かう空気流を形成する空気吹出口27、27 を設けると共に、該空気吹出口27、27を交互にダンパ28で開閉させるよう にした。
【0042】 この場合、その開閉は上下の開閉が左右のダンパ28で反対となるように設定 しても良く、または左右のダンパ28の開閉が同じになるように即ち、左右の上 が開くとき下が共に閉じるようにしても良い。
【0043】 これらの場合通気は自然通気又はファンによる強制通気のいずれでも良い。
【0044】 該ダンパ28はモータ等によって交互に開閉させてもよいが、ダンパ28を形 状記憶合金とすることも出来、該形状記憶合金は、該ダンパ28が閉じた状態の とき該加熱室1内の雰囲気で開き、開いた状態のとき空気の流れによって冷され て閉じる。
【0045】 尚、上述の実施例は全て上火バーナを備え且つ後方に排気口を備える後方排気 式のグリルについて説明した。そして上述のような焼き斑は上火バーナを備える 後方排気式のグリルで特に起き易いが、上火バーナを備えない後方排気式のグリ ル、又は上火バーナを備え且つ排気口が加熱室の中央上部にある中央排気式のグ リル、更には上火バーナがなく且つ排気口が加熱室の中央上部にある中央排気式 のグリルでも生ずることがある。従って本考案はこれらグリルに適用して同様に 焼き斑を無くすことが出来る。
【0046】 尚、図1乃至図3に示す実施例では、加熱室1の後方に加熱室1と排気口3を 繋ぐ水平方向に伸びる排気通路29を設け、上火バーナ4を該排気通路29まで 延長させ、該排気通路29に臨む上火バーナ4で排気通路29内を流れる排気を 更に燃焼させて無臭化させるようにした。この場合該排気通路29に臨む上火バ ーナ4にパイロットバーナ30の炎で点火させることがある。この場合該パイロ ットバーナ30は排気通路29の下側壁31の下に、後方から前方に斜め上方に 向かうごとく設け、該下側壁31に設けた透孔32を通して上火バーナ4にその 炎を作用させて着火させる。この場合、該透孔32は図1並びに図3に示すごと く、前方斜め上に押出成形すると共に該押出成形された部分の上端にバーリング 部を形成させれば、該透孔32の周囲に比較的高い立上り壁ができる。これによ って排気口3から該排気通路29内に煮こぼれ汁等が侵入しても該透孔32を介 して外部に漏れ出ることを防げる。
【0047】 図11乃至図14に示す実施例においては点火時はファン23を停止させると 良い。
【0048】 図15、図16は他の実施例を示し、この実施例では該両下火バーナ5a、5 bのガス量を一定の状態で一次空気の供給量を変えることで熱気を被調理物Xの 全体に行き渡らせて焼き斑を無くすようにした。これを説明すると、ダンパ33 をモータMと歯車等を介して連結し、ダンパ33を開いて該一次空気の供給量を 多くするときは、炎はシャープとなって炎口の向く方向に伸びそれだけ熱気は加 熱室1の中央まで届く、ダンパ33を閉じる方向に操作して該一次空気の供給量 を少なくするときは、炎は立上り気味となって熱気は加熱室1の両側に向かう。 従ってモータMによってダンパ33がゆっくり開閉制御を繰返すことによって熱 気を被調理物Xの全体に行き渡らせることが出来る。尚、この実施例にあって該 ダンパ33に換えて送風機を用い、該送風機の風量を切替えて上記一次空気の供 給量を切替えるようにすることも出来る。尚、調理によって調理モードを強、弱 の様に変えることがある。これはガス量を増減させて行なうが、この様にガス量 を増減されるグリルではガス量に対応して一次空気の多少の変化を対応する事と なる。
【0049】 又、両バーナ5a、5bを交互に強燃焼状態と弱燃焼状態とに切換えるように したグリルにおいても、調理モードの切替えを行わせることが要求される。これ を満足させるため、強燃焼状態での燃焼時間が長く弱燃焼状態での燃焼時間が短 い強調理モードと、強燃焼状態での燃焼時間が短く弱燃焼状態での燃焼時間が長 い弱調理モードとに切替え出来るようにした。
【0050】 これを図17について説明すると、前記図6に示すカム板Cによって切替られ るマイクロスイッチS1の一方の接点に接続する強調理モード回路A、とカム板 Cによって切替られるマイクロスイッチS1の他方の接点に接続する弱調理モー ド回路Bとを選択する手動スイッチS2を介して例えば、前記図4に示す電磁弁 13a、13bのコイル13a−1、13b−1を電源Wに接続自在とする。
【0051】 尚、該カム板Cは、例えば50秒間は強調理モード回路A側と接続し、10秒 間は弱調理モード回路B側と接続させるものとする。
【0052】 かくて手動スイッチS2で強調理モード回路Aを選択するときは、50秒間前 記電磁弁13a、13bのコイル13a−1、13b−1に通電して電磁弁13 a、13bを開いて両バーナ5a、5bを強燃焼状態で燃焼させ、次の10秒は 前記電磁弁13a、13bのコイル13a−1、13b−1への通電を断って弱 燃焼状態で燃焼させる状態とを交互に繰返す。このため、該1サイクル中の両バ ーナ5a、5bでの燃焼ガス量は比較的大きくなる。これに対し手動スイッチS 2で弱調理モード回路Bを選択するときは、50秒間は前記電磁弁13a、13 bのコイル13a−1、13b−1に通電せず、電磁弁13a、13bを閉じて 両バーナ5a、5bを弱燃焼状態で燃焼させ、次の10秒は前記電磁弁13a、 13bのコイル13a−1、13b−1に通電して強燃焼状態で燃焼させる状態 とを交互に繰返す。このため該1サイクル中の両バーナ5a、5bでの燃焼ガス 量は比較的小さい。尚、この切替手段はマイクロコンピュータで行わせても良い 。
【0053】 尚、上火バーナ4を備えるグリルにおいては、この調理モードの切替えと、上 火バーナ4の点火、消火を組合わせれば、更に調理モードが増える。このように 上火、下火を備えたグリルで、特に上火がセラミックバーナを用いたバーナの様 に表面燃焼式である場合、下火バーナの排気により上火バーナの点火がし難いこ とがある。そこで図4に於いて、先ず開閉弁18aを開いて上火の点火を行ない 、図示しない炎検知手段が点火を確認したら開閉弁18bを開いて下火バーナの 点火を行なうと良い。この場合火移り用バーナを用いなくてそれぞれ点火バーナ を備えても良い。
【0054】 尚、両バーナ5a、5bの強燃焼状態と弱燃焼状態に切替えるものに、両下火 バーナ5a、5bの炎口側を上下に揺動させる手段を併用すること、又は該両下 火バーナ5a、5bに沿って加熱室1の中央に向かう空気流を形成させ、該空気 流を強弱に切換える手段を併用すること、又は両下火バーナ5a、5bの上側と 下側に沿って加熱室1の中央に向かう空気流を上下交互に形成させる手段を併用 することができる。
【0055】 更に両下火バーナ5a、5bへの一次空気の供給量を変化させるものに、両下 火バーナ5a、5bの炎口側を上下に揺動させる手段を併用すること、又は該両 下火バーナ5a、5bに沿って加熱室1の中央に向かう空気流を形成させ、該空 気流を強弱に切換える手段を併用すること、又は両下火バーナ5a、5bの上側 と下側に沿って加熱室1の中央に向かう空気流を上下交互に形成させる手段を併 用することもできる。
【0056】
【考案の効果】
上記構成を備えるグリルにあっては次のような効果がある。 上記構成を備える請求項1記載のグリルでは、下火バーナが強燃焼状態のとき 熱気は加熱室の中央位置まで伸び、弱燃焼状態のとき熱気は加熱室の側壁近くに あるため、下火バーナの燃焼能力を交互に切換えるだけで熱気を被調理物の全体 に行き渡らせることが出来て被調理物に当たる下火バーナの熱気が略均一化され て調理物を全体に亘って均一に焼くことが出来る。
【0057】 請求項2記載のグリルでは、両下火バーナの炎口側を上下に揺動させることで 、下火バーナからの熱気を加熱室の両側壁側と加熱室の中央側に行き渡らせるこ とができて、両下火バーナからの熱気を被調理物の全体に行き渡らせることが出 来る。
【0058】 請求項3記載のグリルでは、該両下火バーナに沿って加熱室の中央に向かう空 気流を形成させ、該空気流を強弱に切換えることで、該両下火バーナからの熱気 を該空気流で加熱室の両側壁側と加熱室の中央側に誘導できて、両下火バーナか らの熱気を被調理物の全体に行き渡らせることが出来る。
【0059】 請求項4記載のグリルでは、下火バーナからの上側に沿って加熱室の中央に向 かう空気流が形成されるときは、該空気流によって下火バーナからの熱気は押さ えられて加熱室の中央に向かうが、下火バーナの下側に沿って加熱室の中央に向 かう空気流が形成されるときは、該空気流によって下火バーナからの熱気は加熱 室の壁側近くに向かう。従ってこれを交互に繰り返すことで熱気を該焼網上に載 置した被調理物の略全体に熱気を行き渡らせることが出来る。
【0060】 請求項5記載のグリルでは、両下火バーナへの一次空気の供給量を大きくすれ ば、該両下火バーナから炎はシャープとなって炎口の向く方向に伸びそれだけ熱 気は加熱室の中央まで届き、ダンパを閉じる方向に操作して該一次空気の供給量 を少なくするときは、炎は立上り気味となって熱気は加熱室の両側に向かう。従 ってこれを交互に繰り返すことで熱気を該焼網上に載置した被調理物の略全体に 行き渡らせることが出来る。
【0061】 請求項6記載のグリルでは、下火バーナの燃焼能力を交互に切換えることで熱 気を被調理物の全体に行き渡らせるようにして、被調理物に当たる下火バーナの 熱気を略均一化させて調理物を全体に亘って均一に焼くことができるようにした グリルにあっても、調理モードの切換えを行い得て、異なる熱量下における調理 ができる。
【提出日】平成5年6月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】 請求項4記載のグリルでは、下火バーナからの上側に沿って加熱室の中央に向 かう空気流が形成されるときは、該空気流によって下火バーナからの熱気は押さ えられて加熱室の中央に向かうが、下火バーナの下側に沿って加熱室の中央に向 かう空気流が形成されるときは、該空気流によって下火バーナからの熱気は加熱 室の壁側近くに向かう。従ってこれを交互に繰り返すことで該焼網上に載置した 被調理物の略全体に熱気を行き渡らせることが出来る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】 請求項5記載のグリルでは、両下火バーナへの一次空気の供給量を大きくすれ ば、該両下火バーナから炎はシャープとなって炎口の向く方向に伸びそれだけ熱 気は加熱室の中央まで届き、一次空気の供給量を少なくするときは、炎は立上り 気味となって熱気は加熱室の両側に向かう。従ってこれを交互に繰り返すことで 熱気を該焼網上に載置した被調理物の略全体に行き渡らせることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案実施の1例を示す截断側面図
【図2】 図1の截断正面図
【図3】 図1の一部の平面図
【図4】 ガス供給通路を示す説明図
【図5】 図2の一部のV-V線断面図
【図6】 カム板の側面図
【図7】 ガス供給通路を示す説明図
【図8】 三方弁の作動を説明する図
【図9】 ガス供給通路を示す説明図
【図10】 他の実施例の截断正面図
【図11】 他の実施例の截断正面図
【図12】 更に他の実施例の截断正面図
【図13】 図12の要部の斜視図
【図14】 更に他の実施例の截断正面図
【図15】 更に他の実施例の截断正面図
【図16】 図15の截断平面図
【図17】 図1に示す実施例の制御回路図
【符号の説明】
1 加熱室 5a、5b 下火バーナ 6 焼網
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月29日
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室の下方の両側にそれぞれ炎口が該
    加熱室の中央に向かう下火バーナを設けると共に、その
    上方に被調理物を載置する焼網を設けたグリルに於い
    て、両下火バーナの燃焼能力を、両下火バーナを交互に
    強燃焼状態と弱燃焼状態とに切換えるようにしたことを
    特徴とするグリル。
  2. 【請求項2】 加熱室の下方の両側にそれぞれ炎口が該
    加熱室の中央に向かう下火バーナを設けると共に、その
    上方に被調理物を載置する焼網を設けたグリルに於い
    て、該両下火バーナの炎口側を上下に揺動させることを
    特徴とするグリル。
  3. 【請求項3】 加熱室の下方の両側にそれぞれ炎口が該
    加熱室の中央に向かう下火バーナを設けると共に、その
    上方に被調理物を載置する焼網を設けたグリルに於い
    て、該両下火バーナに沿って加熱室の中央に向かう空気
    流を形成し、該空気流を強弱に切換えることを特徴とす
    るグリル。
  4. 【請求項4】 加熱室の下方の両側にそれぞれ炎口が該
    加熱室の中央に向かう下火バーナを設けると共に、その
    上方に被調理物を載置する焼網を設けたグリルに於い
    て、両下火バーナの上側と下側に沿って加熱室の中央に
    向かう空気流を上下交互に形成することを特徴とするグ
    リル。
  5. 【請求項5】 加熱室の下方の両側にそれぞれ炎口が該
    加熱室の中央に向かう下火バーナを設けると共に、その
    上方に被調理物を載置する焼網を設けたグリルに於い
    て、両下火バーナへの一次空気の供給量を変化させるこ
    とを特徴とするグリル。
  6. 【請求項6】 加熱室の下方の両側にそれぞれ炎口が該
    加熱室の中央に向かう下火バーナを設けると共に、その
    上方に被調理物を載置する焼網を設け、且つ両下火バー
    ナの燃焼状態を交互に強燃焼状態と弱燃焼状態とに切替
    えるようにしたグリルに於いて、強燃焼状態での燃焼時
    間が長く弱燃焼状態での燃焼時間が短い調理モードと、
    強燃焼状態での燃焼時間が短かく弱燃焼状態での燃焼時
    間が長い調理モードとに切替え自在としたことを特徴と
    するグリル。
JP1643893U 1992-09-14 1993-04-02 グリル Expired - Lifetime JPH0736612Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1643893U JPH0736612Y2 (ja) 1992-09-14 1993-04-02 グリル

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6414192 1992-09-14
JP4-80532 1992-09-14
JP4-64141 1992-09-14
JP8053292 1992-11-20
JP1643893U JPH0736612Y2 (ja) 1992-09-14 1993-04-02 グリル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0655526U true JPH0655526U (ja) 1994-08-02
JPH0736612Y2 JPH0736612Y2 (ja) 1995-08-23

Family

ID=27281408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1643893U Expired - Lifetime JPH0736612Y2 (ja) 1992-09-14 1993-04-02 グリル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0736612Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019211167A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 シャープ株式会社 加熱調理器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019211167A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 シャープ株式会社 加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0736612Y2 (ja) 1995-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6425388B1 (en) Pizza oven deck
US4930489A (en) Gas oven having flame switching
JP2000028142A (ja) クッキングオ―ブン
CA1203134A (en) Cooking appliance
KR930000929B1 (ko) 가스가열조리기
US3951335A (en) Oven stack action control
JPH0736612Y2 (ja) グリル
KR950004479Y1 (ko) 그릴
JP2924598B2 (ja) 調理用燃焼器
JPH02178521A (ja) ガス加熱調理器
JP3028556B2 (ja) ガス調理器
JP2757516B2 (ja) ガス調理器
JPH08865Y2 (ja) 調理用炉
JPH0571843B2 (ja)
JPH0774687B2 (ja) ガス燃焼装置およびガス加熱調理器
KR920008200B1 (ko) 구이기
JPH04283319A (ja) ガス調理器
JPH08152273A (ja) 酸化・還元加熱炉
KR920003238Y1 (ko) 장작형 난방기
JP2516184Y2 (ja) 温風吹出口付レンジ
JPH02203114A (ja) バーナ装置
JPH04283318A (ja) 焼成調理器
JPH0517460B2 (ja)
JP2808828B2 (ja) ガス焼成器
JPH0737041Y2 (ja) ガス調理器

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term