JPH0655484A - ロボットを用いた組立装置 - Google Patents
ロボットを用いた組立装置Info
- Publication number
- JPH0655484A JPH0655484A JP4209043A JP20904392A JPH0655484A JP H0655484 A JPH0655484 A JP H0655484A JP 4209043 A JP4209043 A JP 4209043A JP 20904392 A JP20904392 A JP 20904392A JP H0655484 A JPH0655484 A JP H0655484A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 1台のロボットで、部品の組み付けと、ねじ
締め或いは圧入りが行なえるローコストの組立装置を提
供すること。 【構成】 部品を組み付ける組立ロボット2と、これに
誘導される補助可動機構10を設け、ねじ締めツール6
による反力を補助可動機構10により全て受けるように
したもの。補助可動機構10にはロボット1のハンド4
によって把持されるグリップ16があり、これにより補
助可動機構10をロボット1により動かすようにする。 【効果】 作業力は補助可動機構10に吸収されるの
で、ロボット1は小型ですみ、1台の小形ロボットで、
部品の組み付けとねじ締めが可能で、省スペース化と設
備費低減の効果がある。
締め或いは圧入りが行なえるローコストの組立装置を提
供すること。 【構成】 部品を組み付ける組立ロボット2と、これに
誘導される補助可動機構10を設け、ねじ締めツール6
による反力を補助可動機構10により全て受けるように
したもの。補助可動機構10にはロボット1のハンド4
によって把持されるグリップ16があり、これにより補
助可動機構10をロボット1により動かすようにする。 【効果】 作業力は補助可動機構10に吸収されるの
で、ロボット1は小型ですみ、1台の小形ロボットで、
部品の組み付けとねじ締めが可能で、省スペース化と設
備費低減の効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットを用いてワー
クへの部品の組み付けやねじ締め、或いは圧入などの作
業を行う組立装置に係り、特に、大きな作業力を必要と
するにもかかわらず、ロボットの大きさに制約があるよ
うな場合に好適な組立装置に関する。
クへの部品の組み付けやねじ締め、或いは圧入などの作
業を行う組立装置に係り、特に、大きな作業力を必要と
するにもかかわらず、ロボットの大きさに制約があるよ
うな場合に好適な組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ねじ締め作業をロボットで行な
うためには、ねじを締めるための回転力(トルク)と推力
(押付力)を発生させなければならないが、このために
は、それらの力による反力に打ち勝つだけの剛性がロボ
ットに必要であり、従って、従来は、それに対応した剛
性を持つ、ねじ締め専用など単機能形のロボットが使わ
れていた。
うためには、ねじを締めるための回転力(トルク)と推力
(押付力)を発生させなければならないが、このために
は、それらの力による反力に打ち勝つだけの剛性がロボ
ットに必要であり、従って、従来は、それに対応した剛
性を持つ、ねじ締め専用など単機能形のロボットが使わ
れていた。
【0003】しかしながら、このようなねじ締め専用ロ
ボットは、水平方向の位置決め機能は備えているが、部
品を組み付けるために必要な上下方向及び部品を回転さ
せるのに必要なひねり方向の位置決め機能を持たないの
が通例であり、このため従来は、図8に示すように、同
一の作業エリア内で部品の組み付け作業と、ねじ締め作
業とを行う必要がある場合には、部品を組み付ける組立
ロボット1と、ねじ締め専用ロボット2の2台のロボッ
トを配設し、組立ロボット1がハンド4により部品供給
装置5内の部品を組立治具3の上に取り出し、所定の組
立処理を行なうと共に、これと協調してねじ締め専用ロ
ボット2が、そのねじ締めツール6によりねじ供給装置
7から取り出したねじを組立治具3上の部品に締め付け
るようにしていた。
ボットは、水平方向の位置決め機能は備えているが、部
品を組み付けるために必要な上下方向及び部品を回転さ
せるのに必要なひねり方向の位置決め機能を持たないの
が通例であり、このため従来は、図8に示すように、同
一の作業エリア内で部品の組み付け作業と、ねじ締め作
業とを行う必要がある場合には、部品を組み付ける組立
ロボット1と、ねじ締め専用ロボット2の2台のロボッ
トを配設し、組立ロボット1がハンド4により部品供給
装置5内の部品を組立治具3の上に取り出し、所定の組
立処理を行なうと共に、これと協調してねじ締め専用ロ
ボット2が、そのねじ締めツール6によりねじ供給装置
7から取り出したねじを組立治具3上の部品に締め付け
るようにしていた。
【0004】一方、これとは別に、上記反力に打ち勝つ
ことのできる高い剛性を持ったロボットを用い、これに
ハンド交換装置を設け、部品を組み付けるハンドと、ね
じ締めを行う作業ユニットを持ち換えて作業する方法も
知られている。
ことのできる高い剛性を持ったロボットを用い、これに
ハンド交換装置を設け、部品を組み付けるハンドと、ね
じ締めを行う作業ユニットを持ち換えて作業する方法も
知られている。
【0005】また別の方法として、図9に示すように、
組立ロボット1の作業エリア内にねじ締め専用機8を別
ステージとして配設し、ねじ締めが必要な部品について
は、それを組立ロボット1がハンド4によりねじ締め専
用機8の作業位置に搬送するようにしてもよく、さらに
は、図10に示すように、専用の移動装置9を設け、こ
れにより、組立治具3をねじ締め専用機8の作業位置へ
移動し、作業を行なうようにする方法もある。
組立ロボット1の作業エリア内にねじ締め専用機8を別
ステージとして配設し、ねじ締めが必要な部品について
は、それを組立ロボット1がハンド4によりねじ締め専
用機8の作業位置に搬送するようにしてもよく、さらに
は、図10に示すように、専用の移動装置9を設け、こ
れにより、組立治具3をねじ締め専用機8の作業位置へ
移動し、作業を行なうようにする方法もある。
【0006】なお、以上はねじ締め作業について説明し
たが、部品をワークに圧入して取付ける作業である圧入
作業についても同様である。
たが、部品をワークに圧入して取付ける作業である圧入
作業についても同様である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち、
まず、2台のロボットを使用する装置では、複数のロボ
ットが必要なためコストが上昇し、さらにロボット相互
の干渉を防ぐための制御が必要になるため構成が複雑に
なり、この点でも更にコストアップになってしまうとい
う問題があった。
まず、2台のロボットを使用する装置では、複数のロボ
ットが必要なためコストが上昇し、さらにロボット相互
の干渉を防ぐための制御が必要になるため構成が複雑に
なり、この点でも更にコストアップになってしまうとい
う問題があった。
【0008】また、剛性の高いロボットを用いる装置で
は、ロボットが大型化するため省スペース化の問題があ
り、また設置場所に制約を受けると共に、やはりコスト
アップになってしまうという問題があった。
は、ロボットが大型化するため省スペース化の問題があ
り、また設置場所に制約を受けると共に、やはりコスト
アップになってしまうという問題があった。
【0009】さらに、専用機を別ステージとして用いる
装置では、ロボットで移動できるワークの大きさに制約
を受けるという問題があり、また、別に移動装置を用い
るようにした場合には制御が複雑になり、勿論、コスト
の上昇を伴ってしまうという問題があった。
装置では、ロボットで移動できるワークの大きさに制約
を受けるという問題があり、また、別に移動装置を用い
るようにした場合には制御が複雑になり、勿論、コスト
の上昇を伴ってしまうという問題があった。
【0010】本発明の目的は、1台の小形ロボットを用
いるだけで、部品の組み付けだけでなく、ねじ締め作業
や圧入作業が行えるようにした組立装置を提供すること
にある。
いるだけで、部品の組み付けだけでなく、ねじ締め作業
や圧入作業が行えるようにした組立装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、ねじ締め方向、もしくは圧入方向に対して垂直な平
面内で、自在に移動することができる補助的な可動部材
を設け、この可動部材に、部品を組み付けるためのロボ
ットのハンドで把持可能な部材を取付けたものである。
に、ねじ締め方向、もしくは圧入方向に対して垂直な平
面内で、自在に移動することができる補助的な可動部材
を設け、この可動部材に、部品を組み付けるためのロボ
ットのハンドで把持可能な部材を取付けたものである。
【0012】
【作用】組立ロボットは先端に設けたハンドにより部品
を把持し、組み付けを行なう。一方、上記可動部材に
は、それ自体を動かすための動力は無く、可動部材に設
けた把持部材を組立ロボットのハンドで把持してこの可
動部材を動かし、それに取付けてあるねじ締め用、又は
圧入用の作業ユニットを任意の所定の位置に誘導し、こ
の作業ユニットによりねじ締め作業又は圧入作業を行な
うのである。
を把持し、組み付けを行なう。一方、上記可動部材に
は、それ自体を動かすための動力は無く、可動部材に設
けた把持部材を組立ロボットのハンドで把持してこの可
動部材を動かし、それに取付けてあるねじ締め用、又は
圧入用の作業ユニットを任意の所定の位置に誘導し、こ
の作業ユニットによりねじ締め作業又は圧入作業を行な
うのである。
【0013】従って、このときの作業による反力は可動
部材の剛性により吸収されるため、組立ロボットには負
荷がかからず、この結果、組立ロボットとしては、剛性
が少なく小形のロボットが使用できることになり、1台
の小型のロボットで、部品の組み付け及びねじ締め又は
圧入の各作業を全て行なうことができる。
部材の剛性により吸収されるため、組立ロボットには負
荷がかからず、この結果、組立ロボットとしては、剛性
が少なく小形のロボットが使用できることになり、1台
の小型のロボットで、部品の組み付け及びねじ締め又は
圧入の各作業を全て行なうことができる。
【0014】さらに、上記可動部材に、その動きを止め
るためのブレーキ手段を設けることもでき、このときに
は、ねじ締め作業又は圧入作業を行なう際、このブレー
キ手段を動作させることにより、可動部材の位置が固定
され、さらに確実にねじ締め作業や圧入作業を行なうこ
とができる。
るためのブレーキ手段を設けることもでき、このときに
は、ねじ締め作業又は圧入作業を行なう際、このブレー
キ手段を動作させることにより、可動部材の位置が固定
され、さらに確実にねじ締め作業や圧入作業を行なうこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明によるロボットを用いた組立装
置について、図示の実施例により詳細に説明する。図1
は本発明の一実施例を示す説明図で、図2はそれを簡略
化して示した平面図、そして図3は同じく簡略化して示
した側面図であり、これらの図において、10は補助可
動機構であり、その他、組立ロボット1、組立治具3、
部品供給装置4、それにハンド4などは図8に示した従
来例と同じである。
置について、図示の実施例により詳細に説明する。図1
は本発明の一実施例を示す説明図で、図2はそれを簡略
化して示した平面図、そして図3は同じく簡略化して示
した側面図であり、これらの図において、10は補助可
動機構であり、その他、組立ロボット1、組立治具3、
部品供給装置4、それにハンド4などは図8に示した従
来例と同じである。
【0016】補助可動機構10は、ベース11と支柱1
2、第1アーム13、それに第2アーム14で構成さ
れ、第1アーム13は、ベース11に設けられている支
柱12により水平な平面内で回動可能に、その一方の端
部が軸支されている。そして、この第1アーム13の他
方の端部には、第2アーム14の端部が、これも水平な
平面内で回動転可能に軸支され、この第2アーム14の
他方の端部にねじ締めツール6が取付けてある。
2、第1アーム13、それに第2アーム14で構成さ
れ、第1アーム13は、ベース11に設けられている支
柱12により水平な平面内で回動可能に、その一方の端
部が軸支されている。そして、この第1アーム13の他
方の端部には、第2アーム14の端部が、これも水平な
平面内で回動転可能に軸支され、この第2アーム14の
他方の端部にねじ締めツール6が取付けてある。
【0017】また、この第2アーム14のねじ締めツー
ル6が取付けられている部分の近傍には、組立ロボット
1の先端に設けてあるハンド4による把持を可能にする
ためのグリップ(把持部材)16が設けてあり、さらに、
支柱12と第1アーム13の軸支部分及びこの第1アー
ム13と第2アーム14との軸支部分には、それぞれ電
磁ブレーキ15が取付けてある。
ル6が取付けられている部分の近傍には、組立ロボット
1の先端に設けてあるハンド4による把持を可能にする
ためのグリップ(把持部材)16が設けてあり、さらに、
支柱12と第1アーム13の軸支部分及びこの第1アー
ム13と第2アーム14との軸支部分には、それぞれ電
磁ブレーキ15が取付けてある。
【0018】次に、この実施例の動作について説明す
る。ワークWは、組立ロボット1の作業エリア内に位置
決めされている組立治具3上に固定されている。そこ
で、まず組立ロボット1は、部品供給装置5内に置かれ
た部品Bをハンド4で把持し、組立治具3上に固定され
たワークWに組み付ける。次に組立ロボット1は、その
ハンド4で、補助可動機構10の第2アーム14に設け
られているグリップ16を把持し、この第2アーム14
に取付けてあるねじ締めツール6が組立治具3上のワー
クWのねじ締め位置に来るよう、補助可動機構10の第
2アーム14を誘導する。
る。ワークWは、組立ロボット1の作業エリア内に位置
決めされている組立治具3上に固定されている。そこ
で、まず組立ロボット1は、部品供給装置5内に置かれ
た部品Bをハンド4で把持し、組立治具3上に固定され
たワークWに組み付ける。次に組立ロボット1は、その
ハンド4で、補助可動機構10の第2アーム14に設け
られているグリップ16を把持し、この第2アーム14
に取付けてあるねじ締めツール6が組立治具3上のワー
クWのねじ締め位置に来るよう、補助可動機構10の第
2アーム14を誘導する。
【0019】そして、組立ロボット1が補助可動機構1
0の誘導を終了した時点で、図示してない制御装置によ
り電磁ブレーキ15を動作させ、第1アーム13及び第
2アーム14の相対的な位置を固定する。その後、制御
装置はねじ締めツール6を制御し、それを下降させてね
じ締めを行なうのである。この結果、このねじ締めの際
に発生する垂直方向の推力による反力は補助可動機構1
0の剛性により吸収され、回転力による反力は電磁ブレ
ーキ15により吸収され、他方、組立ロボット1はグリ
ップ16を把持しているだけなので、なんらの反力をも
受けない。
0の誘導を終了した時点で、図示してない制御装置によ
り電磁ブレーキ15を動作させ、第1アーム13及び第
2アーム14の相対的な位置を固定する。その後、制御
装置はねじ締めツール6を制御し、それを下降させてね
じ締めを行なうのである。この結果、このねじ締めの際
に発生する垂直方向の推力による反力は補助可動機構1
0の剛性により吸収され、回転力による反力は電磁ブレ
ーキ15により吸収され、他方、組立ロボット1はグリ
ップ16を把持しているだけなので、なんらの反力をも
受けない。
【0020】従って、この実施例によれば、組立ロボッ
ト1は、ねじ締めの際発生する反力を何ら受けないの
で、小型のロボットで対応でき、他方、補助可動機構1
0は、ロボットのような複雑な駆動機構は不要で、単に
所定の剛性さえ備えていればよいので、充分にローコス
ト化を図ることができる。また、この実施例によれば、
ロボットが1台で済むため、制御が簡素化され、信頼性
が向上するといった効果も得ることができる。
ト1は、ねじ締めの際発生する反力を何ら受けないの
で、小型のロボットで対応でき、他方、補助可動機構1
0は、ロボットのような複雑な駆動機構は不要で、単に
所定の剛性さえ備えていればよいので、充分にローコス
ト化を図ることができる。また、この実施例によれば、
ロボットが1台で済むため、制御が簡素化され、信頼性
が向上するといった効果も得ることができる。
【0021】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。まず、図4は、組立ロボット1として垂直多関節形
ロボットを用いた場合の本発明の一実施例で、その作用
効果などは図1〜3で説明した本発明の実施例と同じで
ある。
る。まず、図4は、組立ロボット1として垂直多関節形
ロボットを用いた場合の本発明の一実施例で、その作用
効果などは図1〜3で説明した本発明の実施例と同じで
ある。
【0022】図5の実施例は、圧入作業をおこなう場合
に本発明を適用したもので、図において、17は圧入ツ
ールであり、その他は図1〜3で説明した実施例と同じ
であり、この実施例でも、組立ロボット1は、圧入作業
による反力は全く受けることがなく、従って、図1〜3
の実施例と同様な作用効果を得ることができる。なお、
この実施例では、圧入ツール17による反力は、垂直方
向の推力による反力だけとなるので、図1〜3の実施例
における電磁ブレーキは必要としないから、さらにコス
トを抑えることができる。
に本発明を適用したもので、図において、17は圧入ツ
ールであり、その他は図1〜3で説明した実施例と同じ
であり、この実施例でも、組立ロボット1は、圧入作業
による反力は全く受けることがなく、従って、図1〜3
の実施例と同様な作用効果を得ることができる。なお、
この実施例では、圧入ツール17による反力は、垂直方
向の推力による反力だけとなるので、図1〜3の実施例
における電磁ブレーキは必要としないから、さらにコス
トを抑えることができる。
【0023】ところで、以上の実施例は、何れも垂直の
回動軸を有する2個のアームからなる補助可動機構10
を用いているが、図6、図7は、水平方向に直交して平
行移動する2本のアーム20、22を用いて構成した直
交アーム形の補助可動機構10による本発明の一実施例
である。これらの図6、図7において、第1のアーム2
0は支柱12の上に水平に取付けられ、この上に、直交
方向に移動可能な支持部材21を介して第2のアーム2
2が保持されており、これにより第2のアーム22は、
第1のアーム20の上を図6の左右方向に移動可能にさ
れ、且つ、この第2のアーム22それ自体は、支持部材
21により、同じく図6で上下方向に移動可能にされて
いることになる。
回動軸を有する2個のアームからなる補助可動機構10
を用いているが、図6、図7は、水平方向に直交して平
行移動する2本のアーム20、22を用いて構成した直
交アーム形の補助可動機構10による本発明の一実施例
である。これらの図6、図7において、第1のアーム2
0は支柱12の上に水平に取付けられ、この上に、直交
方向に移動可能な支持部材21を介して第2のアーム2
2が保持されており、これにより第2のアーム22は、
第1のアーム20の上を図6の左右方向に移動可能にさ
れ、且つ、この第2のアーム22それ自体は、支持部材
21により、同じく図6で上下方向に移動可能にされて
いることになる。
【0024】この結果、組立ロボット1のハンド4によ
りグリップ16を把持することにより、組立治具3の上
の任意の位置にねじ締めツール6を誘導することがで
き、ねじ締めツール6によるねじ締め作業を、組立ロボ
ット1に反力を及ぼすこと無く行なうことができ、従っ
て、この実施例によっても、図1〜図5で説明した実施
例と同様な作用効果を得ることができる。なお、この実
施例でも、圧入作業用としての適用が可能なことは言う
までもない。
りグリップ16を把持することにより、組立治具3の上
の任意の位置にねじ締めツール6を誘導することがで
き、ねじ締めツール6によるねじ締め作業を、組立ロボ
ット1に反力を及ぼすこと無く行なうことができ、従っ
て、この実施例によっても、図1〜図5で説明した実施
例と同様な作用効果を得ることができる。なお、この実
施例でも、圧入作業用としての適用が可能なことは言う
までもない。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、作業力による反力を、
補助可動機構によって吸収するようにしたので、1台の
ロボットにより組立作業と、ねじ締め作業或いは圧入作
業とを行なうことができるから、ロボットの小形化が図
れ、省スペース化及び設備費の低減化を充分に図ること
ができる。また、ねじ締めツールなどの作業ユニットを
補助可動機構に取付けたことで、作業エリア内における
どの位置でも、ねじ締めもしくは圧入作業を行なうこと
ができ、柔軟性に富むといった効果がある。さらに、部
品と補助可動機構を、ロボットの同一のハンドで把持す
ることができるので、ハンド交換が不要になり、時間の
ロスが無く、また、ハンド交換装置が不要となり、さら
に設備費が安くなるといった効果がある。
補助可動機構によって吸収するようにしたので、1台の
ロボットにより組立作業と、ねじ締め作業或いは圧入作
業とを行なうことができるから、ロボットの小形化が図
れ、省スペース化及び設備費の低減化を充分に図ること
ができる。また、ねじ締めツールなどの作業ユニットを
補助可動機構に取付けたことで、作業エリア内における
どの位置でも、ねじ締めもしくは圧入作業を行なうこと
ができ、柔軟性に富むといった効果がある。さらに、部
品と補助可動機構を、ロボットの同一のハンドで把持す
ることができるので、ハンド交換が不要になり、時間の
ロスが無く、また、ハンド交換装置が不要となり、さら
に設備費が安くなるといった効果がある。
【図1】本発明によるロボットを用いた組立装置の一実
施例を示す説明図である。
施例を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図4】本発明を垂直直多関節形のロボットにより構成
した場合の一実施例を示す側面図である。
した場合の一実施例を示す側面図である。
【図5】本発明を圧入作業に適用した場合の一実施例を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図6】本発明における補助可動機構を直交形により構
成した場合の一実施例を示す平面図である。
成した場合の一実施例を示す平面図である。
【図7】本発明における補助可動機構を直交形により構
成した場合の一実施例を示す側面図である。
成した場合の一実施例を示す側面図である。
【図8】ロボットを用いた組立装置の従来例を示す説明
図である。
図である。
【図9】ロボットを用いた組立装置の他の従来例を示す
平面図である。
平面図である。
【図10】ロボットを用いた組立装置のさらに別の従来
例を示す側面図である。
例を示す側面図である。
1 組立ロボット 3 組立治具 4 ハンド 5 部品供給装置 6 ねじ締めツール 7 ねじ供給装置 10 補助可動機構 11 ベース 12 支柱 13 第1アーム 14 第2アーム 16 グリップ(把持部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 ロボットを用いて組立作業を行なうよう
にした組立装置において、上記ロボットによる作業空間
内に含まれた特定の平面に沿って移動可能に保持した可
動部材と、この可動部材の先端部近傍に上記ロボットの
ハンドにより把持可能な把持部材とを備えた補助可動機
構を設け、上記可動部材に上記特定の平面に垂直な方向
に反力を生じる作業工具を保持して組立作業を行なうよ
うに構成したことを特徴とするロボットを用いた組立装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4209043A JPH0655484A (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | ロボットを用いた組立装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4209043A JPH0655484A (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | ロボットを用いた組立装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0655484A true JPH0655484A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16566317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4209043A Pending JPH0655484A (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | ロボットを用いた組立装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0655484A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11277348A (ja) * | 1998-03-31 | 1999-10-12 | Denso Corp | 生産システム |
JP2002205237A (ja) * | 2001-01-12 | 2002-07-23 | N Ke Kk | 加工システム |
JP2014050905A (ja) * | 2012-09-06 | 2014-03-20 | Honda Motor Co Ltd | 移動装置 |
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-
1992
- 1992-08-05 JP JP4209043A patent/JPH0655484A/ja active Pending
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