JPH0655436U

JPH0655436U - 机装置

Info

Publication number: JPH0655436U
Application number: JP11018591U
Authority: JP
Inventors: 井龍彦石
Original assignee: 株式会社くろがね工作所
Priority date: 1991-12-12
Filing date: 1991-12-12
Publication date: 1994-08-02

Abstract

(57)【要約】【目的】簡単な構造で、机天板の後部下方にも、また
机の天板左右側下方にも設置移動でき、しかも、机の前
方に並置する時は、机の天板と同高さで使用でき、全体
として非常に使い勝手のよい机装置を提供する事を目的
とする。【構成】天板左右端部下面に脚体を有した机と、前後
両面が開口し、内部に自在棚板を有し、下面にキャスタ
ーとアジャスターが備えられた移動棚よりなり、前記ア
ジャスターは、キャスターが接床して、移動棚が机の天
板下方に収納可能な高さと、移動棚天板が机の天板と同
高さとなる位置まで調節可能に構成されているものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、オフィス等で使用される机装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、平机と移動キャビネットから構成される机装置は、移動キャビネットが平机の天板下方に出入自在に配設されたり、あるいは、平机の前方で使用者の側方に置かれて使用されていた。

【０００３】そして、移動キャビネットは、使用方向が前面側に限られている為、設置される方向が限定される問題があった。また、移動キャビネットは平机の下方に出入自在とする事を前提としているので、机に並置した場合等、平机の天板と移動キャビネットの天板に段差が生じ、特にＯＡ機器を載置する場合等、非常に使いづらいという問題があった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記問題を解決する事を課題とする。すなわち、簡単な構造で、机の下方でも、また机の左右いずれに設置しても、全体として、非常に使い勝手のよい机装置を提供する事を目的とする。

【０００５】

【課題を解決する為の手段】

天板左右端部下面に脚体を有した机と、前後両面が開口し、内部に自在棚板を有し、下面にキャスターとアジャスターが備えられた移動棚よりなり、前記アジャスターは、キャスターが接床して、移動棚が机の天板下方に収納可能な高さと、移動棚天板が机の天板と同高さとなる位置まで調節可能に構成されているものである。

【０００６】

【実施例】図１は本考案の使用状態の一例を示し、符号１は机を示し、符号２は移動棚を示している。

【０００７】机１は、天板１１と、天板１１の左右端部下面に配設された左右脚体１２、１２と、後幕板１３より構成され、実施例では天板１１の高さ寸法が７００ｍｍ、奥行寸法が８００ｍｍ、巾寸法が１２００ｍｍに設定されている。

【０００８】移動棚２は、移動棚天板２１と左右側板２２、２２と底板２３より前後両面が開口する箱形に構成され、内部に取付高さが変更可能な自在棚板２０、２０が取りつけられている。そして、底板２３の四隅下面にはキャスター３・・・と、アジャスター５・・・が取りつけられている。

【０００９】移動棚天板２１は左右側板２２、２２より一端側が外方に突出し、突出部分の前後方向に横長の透孔をもうけ、把手部２４としている。

【００１０】自在棚板２０は、前後端部の一端側に上方に突出する本等の落ち止め突部２５が形成され、前後端部の上下方向に所定間隔を有して形成されたダボ穴２６・・・に嵌合自在となしたダボ２７・・・上に載置される事により、上下、前後方向に取付位置変更自在に取りつけられる。

【００１１】アジャスター５は、キャスター３・・・が接床する位置と、キャスター３を床上に浮き上がらせて移動棚天板２１が天板１１と同じ高さになる位置まで高さ調整可能に形成されている。

【００１２】すなわち、キャスター３・・・を接床させた状態での移動棚天板２１の高さは６６０ｍｍで、天板１１の下方に収納出来る高さとなっている。また、アジャスター５を最も突出した状態まで調節した時、図３に示す様に、机１の左側に突出して並置したり、あるいは自在棚板２０を、前後を入れ替えて取付け、机１の右側に並置して使用する事ができる。そして、この場合の移動棚２の高さは天板１１の高さと同様７００ｍｍである。すなわち、アジャスターの調節巾は、４０ｍｍ以上に形成されている。

【００１３】

【考案の効果】

以上の如く本考案は、移動棚の前後両面を開口し、内部に自在棚板をもうけているので、机１の左右どちらに並置しても、いずれの方向からも使用でき、置き場所に限定される事がないので、非常に使い勝手がよい。また、アジャスターをキャスターが接床して移動棚を机の天板下方に収納可能な高さと、移動棚天板が机の天板と同高さとなる位置まで調節可能としているので、移動棚天板を机の天板と同高さとした状態で、移動棚を図３の様に机の前方左側に並置すれば、作業面積が拡大してＯＡ機器等を載置しても十分な広さであり、段差もないので、非常に使い勝手も良い。

【００１４】

【図面の簡単な説明】

【図１】移動棚を机の天板の奥部下方においた状態の本
考案の斜視図

【図２】移動棚を机の天板の左側下方においた状態の本
考案の斜視図

【図３】移動棚を机の前方においた状態の本考案の斜視
図

【図４】本考案の要部縦断面図

【符号の説明】

１机１１天板２移動棚２０自在棚板３キャスター４アジャスター

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

天板左右端部下面に脚体を有した机と、前後両面が開口
し、内部に自在棚板を有し、下面にキャスターとアジャ
スターが備えられた移動棚よりなり、前記アジャスター
は、キャスターが接床して、移動棚が机の天板下方に収
納可能な高さと、移動棚天板が机の天板と同高さとなる
位置まで調節可能に構成されている事を特徴とする机装
置。