JPH0655129B2 - 細胞培養容器及び細胞培養装置 - Google Patents

細胞培養容器及び細胞培養装置

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JPH0655129B2
JPH0655129B2 JP62044066A JP4406687A JPH0655129B2 JP H0655129 B2 JPH0655129 B2 JP H0655129B2 JP 62044066 A JP62044066 A JP 62044066A JP 4406687 A JP4406687 A JP 4406687A JP H0655129 B2 JPH0655129 B2 JP H0655129B2
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    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/02Form or structure of the vessel
    • C12M23/14Bags

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、細胞を培地と接触させて培養を行なう細胞培
養容器等に関する。
本発明は、浮遊性と付着性の両細胞にも適用できる。
(従来の技術) 細胞の培養容器として、現在第19図に示すようなキャ
ップ551と透明な容器本体552からなるポリスチレ
ン製のハードな培養容器550や、ガラス製のシャー
レ、フラスコ、試験管等が使用されている。
(発明が解決しようとする問題点) 前述した容器は、 いずれも立体的な空間を占める容器であるから使用前
後の保管場所に困る。
容器自体がハードな材質で形成されているから、使用
中や輸送中に、強い衝撃を与えたり落下させたりすると
破損することがあり、貴重な細胞を無にしてしまうこと
になる。
開放系で培養を行なうとき、例えば容器の場合は、キ
ャップ551部からシャーレ、フラスコ、試験管の場合
は栓から菌が混入する危険性がある。菌の混入は細胞の
増殖を著しく阻害する場合が多いので極力回避する必要
がある。
嫌気培養を実施する際には、CO2フランキ内で操作
しなければならない。
増殖した細胞を一度に回収するため増殖の進んだ細胞
と増殖の不完全な細胞が共存し実際の利用に際しては、
さらに増殖の程度に応じて分画する必要がある。この分
画操作はその操作毎に試験管に移してその後、遠心分離
機にかけて行うためそのつど大気と接触する機会が多く
なり、細胞中に雑菌等がせっかく増殖した細胞を無駄に
してしまうことがしばしばある。
また細胞を直接、細胞導入口からシリンジ、ピペット
等で導入するために導入中に細胞が外気と接する機会が
多くなり、前述した如く雑菌、ゴミ等が細胞に付着した
りすると細胞の増殖が阻害される原因となる。
そこで本発明は、上記の問題点を解決するため鋭意検討
を行なった結果、次の発明に到達した。
(問題点を解決するための手段) (1)本発明は、細胞を培地と接触させて培養を行なう
培養容器において、二枚の可撓性プラスチックシートを
重ね合せて袋状に形成した容器本体に、第1の接続部材
と第2の接続部材を接続チューブを介して装着し、前記
接続部材をプロテクターで被冠した細胞培養容器を提供
する。
(2)本発明は可撓性の容器本体に第1の接続部材と第
2の接続部材を接続チューブを介して装着した細胞培養
容器と、親バッグに連結チューブを介して子バッグを装
着するとともに接続チューブを介して前記第2の接続部
材に対応する接続部材を装着した細胞の回収分離器具と
からなる細胞培養装置を提供する。
該接続部材は、嵌合突起部を形成したオス型コネクター
又は嵌合溝を形成したメス型コネクターのどちらでも良
いし又は、内部に破断可能な薄膜を形成した筒体、混注
ゴムボタンを嵌挿した筒体等が使用される。
上記の第1の接続部分は、細胞の導入、培地の導入、排
出、洗浄液の導入等に使用され第2の接続部材は洗浄液
の導入、増殖した細胞の回収に使用される。細胞培養中
のサンプリング、ガス注入等の便宣のために接続部材
は、これらの他に複数設けても良い。
本発明の細胞培養容器の材質として、好気性培養の場
合、ガス透過性の良いエチレンー酢酸ビニル共重合、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、テフロ
ン、シリコーンゴム等の材質が好ましい。
嫌気性培養の場合、ガスバリアー性の高いポリ塩化ビニ
リデン、エチレンビニルアルコール、ポリエステル、ア
クリロニトリル−ブタジエンラバー(NBR)にアクリ
ロニトリル(AN)とメチルアクリレート(MA)をグ
ラフト共重合させたもの(商品名:バレックス)等の材
質が好ましい。また上記の材質は適宣目的に応じて2種
類以上積層して使用しても良い。
(作用) 培養容器中に第1の接続部材より細胞を導入し続いて培
地を導入して細胞を増殖させる。適宣培地を交換して増
殖を継続させる。
培養終了後、第2の接続部材から洗浄液を導入し、増殖
した細胞と接触させて洗浄、剥離して同接続部材を介し
て細胞を回収分離器具に採集して遠心分離処理を施して
所望の成分に分画する。
(実施例) 第1実施例 第1図は本発明の細胞培養容器1を示す。図中、2は本
体でエチレン−酢酸ビニルからなる可撓性のプラスチッ
クシートを重ね合せて、その周縁部を高周波溶着して袋
状に形成したものである。
3は第1の接続部材、4は第2の接続部材で、接続チュ
ーブ55、56を介して本体2に取付られている。
第1の接続部材3と第2の接続部材4は、第2図に示す
ように、嵌合突起部5を有するオスコネクター6又は、
嵌合溝7を有するメスネクター8から形成される。これ
らの接続部材は、使用前に外気と接しないようにプロテ
クター9で被冠される(一度使用した後は外気と接しな
いように再びプロテクターかまたはキャップ等で被冠し
ておく事が望ましい)。
次に本発明の使用方法について第3図に従って説明す
る。本実施例では、細胞としてマウス繊維細胞(L−9
29)、培地として10%牛胎仔血清加のMEM(E)
(最小必須培地)溶液を使用した。
14は、培地供給バッグで接続チューブ15を介して接
続部材16が取付られ袋体36中には、培地が封入され
ている。接続部材16はプロテクター16aで被冠され
ている。
17は、細胞の回収分離器具で、連結チューブ18a、
18bを介して親バッグ19a、19bと子バッグ20
a、20bが対に形成され、接続チューブ21a、21
bを介して接続管22、23と接続されている。該接続
管22、23は接続チューブ24、25を介して連結さ
れ、接続チューブ24の先端には接続部材27が取付ら
れている。接続部材27はプロテクター27aで被冠さ
れている。
接続部材12、16、27の形状は、第2図に示すよう
に、オスコネクター6又はメスコネクター8から形成さ
れる。また各接続チューブの途中には、ジュラクランプ
28〜35が取付られている。
細胞培養容器1の第1の接続部材3と細胞供給容器10
の接続部材12を接続してジュラクランプ30、28を
開放して(29は閉じてある。)細胞を培養容器1中へ
導入した。次に、培地供給容器14の接続部材16を培
養容器の第1の接続部材3と接続しジュラクランプ31
を開いて培地を導入した。第1の接続部材3をキャップ
等で封をし37℃で7日間培養を行った。培養容器1の
中の培地は第1の接続部材3を介して排出し、新らたな
培地を前述の方法で導入して適宣交換を行なった。
その結果シート内面に密に細胞が増殖している事が確認
された。
増殖した細胞は次のように分離される。ジュラクランプ
29を開にし洗浄液を第2の接続部材4を介して導入し
培養容器1の中の増殖した細胞をほぐす。第2の接続部
材4を細胞の分離回収器具17の接続部材27と接続し
て、ジュラクランプ34を閉、32を開にして細胞を洗
浄液と共に、接続チューブ24、21aを介して親バッ
グ19a中に回収する。
分離回収器具17により、回収された細胞は次のように
して各成分に分離する。
分離回収器具17を、遠心分離処理し、親バッグ19a
中の細胞浮遊容器を上層のA層と下層のB層に分離す
る。
A層は連結チューブ18aを介して子バッグ20aに移
送し、連結チューブ18aをウェルダーして、子バッグ
を切断する。
次に、分離回収器具17を遠心分離処理し上層のC層と
下層のD層に分離する。ジュラクランプ32、33、3
4を開放して、35を閉にしてC層を接続チューブ21
bを介して親バッグ19bへ移行し接続チューブ25を
aの箇所でフェルダーして切断する。
続いて分離回収器具17を遠心分離処理し親バッグ19
b中のC層を上層のE層と下層のF層に分離し、E層連
結チューブ18bを介して子バッグ20b中へ移行し連
結チューブ18bをフェルダー溶着して切断する。
以上のように培養した細胞を最低A〜F成分に分画する
ことができる。さらに多く分画したい場合は、前記親バ
ッグと子バッグの数を増やせば良い。
第2実施例 第4図は、本発明のその他の実施例を示す細胞培養容器
40である。
41は、筒体42に混注ゴムボタン43を装着した接続
部材で、44は内面に破断可能な薄膜45を形成した筒
体46からなる接続部材である。47は、第1実施例の
第1(第2)の接続部材3、4と同じ接続部材である。
いずれもプロテクター47、48、49で被冠されてい
る。
接続部材41は、培地の導入と排出、洗浄液の導入、ガ
ス(炭酸ガス)の導入(嫌気培養)等に使用され、接続
部材47は細胞の導入、接続部材44は細胞の回収の時
に使用される。
第5図及び第6図は本発明の第1の接続部材3と第2の
接続部材4の実施例を示したものである。
図中70はオス部材、71はメス部材であり、オス部材
70はハウジング72と、このハウジング72内部に挿
入固定される大径キーリング73及び小径キーリング7
4とから構成され、メス部材71は同じくハウジング7
5と、このハウジング内に挿入固定される大径キーリン
グ76及び小径キーリング77とから構成されている。
また、前記小径キーリング74、76のいずれか一方に
は、シールパッキン78が挿入されている。
前記オス部材70の後端部にはチューブ接続口79が突
設され、内部中央部には、オス連結筒80が突設されて
いる。また、ケーシング72の外側には、上下一対のフ
ック部81、82が形成されている。このフック部8
1、82は、いずれも上下方向に弾性力を有しており、
一方のフック部81の幅は、他方のフック部82の幅よ
りやや広くなっている。
このようにすると、後述するごとく、オス部材70とメ
ス部材71を接続する際、天地逆になって接続されるこ
とはない。
また前記メス部材71のハウジング75の後端部にはチ
ューブ接続口83が突設され、内部中心部にはメス連結
筒90(第6図参照)が突設されている。さらに、前記
ハウジング75の開口側の外周縁には、前記オス部材の
フック部81、82に対応して、係入孔84、85が開
口されている。この系入孔84、85は、前記フック部
81、82に対応して、一方の系入孔84の幅は、他方
の系入孔85の幅より広くなっている。
前記大径キーリング73、76はそれぞれ、筒体の先端
部の半周が切欠かれて凹部86a及び凸部86bが形成
されている。また前記小径キーリング74、77も同じ
ように筒体の先端部の半周が切欠されて凹部87a及び
凸部87bが形成されている。
これらの大径キーリング73、76と小径キーリング7
4、77は凹凸の位置を周方向に少しずつずらしても各
ハウジングに挿入固定される。そしてオス部材側と、メ
ス部材側との各大径キーリングと小径キーリングの凹凸
部が合致した場合、オス部材のフック部81、82がメ
ス部材の系入孔84、85と係合するようになってい
る。この組み合せとしては、例えば、大径キーリングと
小径キーリングをそれぞれ5ごと角度調整すると、全部
で 72×72×72=373248通りの組合せが得られ
る。
上記した実施例では、大径キーリングと小径キーリング
から構成されているが、組合せ種類が少なくともよい場
合には、一方を省略してもよく、さらに多くの種類が必
要な場合には別のキーリングを加えてもよい。
なお、ハウジングやキーリングの材質としては、ポリカ
ーボネイト、ポリプロピレン、塩化ビニル等が用いられ
る。またシールパッキン78はゴム、弾性合成樹脂等が
使用される。
上記したオス部材70とメス部材71を第3図中にコネ
クターとして使用する場合、例えば第6図に示すよう
に、オス側チューブ接続口79には第3図に示したチュ
ーブ11(または15、24)が接続され、メス側のチ
ューブ接続口83に連結チューブ89を介して培養容器
のチューブ5(または6)と接続される。この場合、そ
のチューブ接続口83を培養容器のチューブ5の直接、
ネジ方式、嵌合方式等により接続するようにしてもよ
い。
第7図は本発明の第1の接続部材3と第2の接続部材4
の他の実施例であり、図中101はオス部材、102は
メス部材である。
前記オス部材101は、ハウジング103と一組の大小
のキーリング104、105とからなっている。前記ハ
ウジング103は、中央部に連結筒106が形成されて
おり、その連結筒106の先端部には、シーリング10
7が装着されている。また、ハウジング103の外側に
はフック部109が上下方向に弾性状に形成されるとと
もに、後端部には、前記連結筒106と連通するチュー
ブ108が接続されている。
さらに前記キーリングは、大径キーリング104の内部
に小径キーリング105が挿入固定され、この小径キー
リング105が前記ハウジングの連結筒106の外周に
挿入固定されている。
また、前記メス部材の102もオス部材101と同じ
く、ハウジング101と一組の大小のキーリング11
1、112とからなっている。
前記ハウジング110の中央部には、前記オス側連結筒
116の先端部が挿入可能な連結筒113が形成される
とともに、ハウジング110の外側には、前記オス側ハ
ウジング101のフック部109と対向した位置に、フ
ック先端が係入する係入部114が形成されている。ま
た、ハウジング110の後端部には、連筒筒113と連
通するチューブ115が接続されている。さらに前記キ
ーリングは、大径キーリング112の内部に小径キーリ
ング111が挿入され、これがハウジング110の連通
筒113に挿入固定れている。
前記大径キーリング104、112及び小径キーリング
105、111の構成は上記第5図及び第6図と同じで
あり、オス部材側とメス部材側の凹凸が合致したとき、
ハウジング103、104のフック部109と係入部1
14とが係合するようになっている。
第8図は、上記第7図の実施例におけるハウジングの係
合部の変形例を示したものである。すなわち、この係合
部ではオス側ハウジング103の外部に支持部121を
支点としてフック120が弾性的に上下動可能となって
おり、そのフック部120の先端は、メス側ハウジング
110の環状溝122に係合するようになっている。こ
のフック部120は、上部と下部に設けるようにしても
よい。
第9図は、ハウジングの係合部のさらに別の実施例を示
したもので、第7図に示したフック部109とストッパ
ー付114に加え、ハウジングの下部にも向きを逆にし
てフック部123と係入部124を設けるようにしたも
のである。
上記各実施例に示したキーリングは、オシ側とメス側が
同一形状でよいため、安価に量産することができる。
接続部材のその他の実施例としては、上記した他に第1
0図、第11図、第12図に示すような方法がある。
第10図において、201はオス部材、202はメス部
材であり、これらのメス部材201とオス部材202に
は、チューブ203、204が接続されている。
前記オス部材201は、全体がキャップ状となってお
り、中央部にテーパ状の連通筒204が形成され、その
内部は前記チューブ203と連結している。また、外筒
206の端縁部には、切欠部207が形成されている。
さらに、前記メス部材202も全体がキャップ状となっ
ており、中央部に連結筒205が形成され、その内部は
前記他方のチューブ203と連通している。そして、メ
ス部材202の外筒208にも前記外筒206の端縁突
起部に対応した位置に切欠部209が形成されている。
これらのオス部材201とメス部材202の外筒20
6、208の表面には、それぞれ対向した位置に面合せ
用のマーカ210、210が形成されている。210と
しては、着色、刻印等のいずれの手段でもよく、あるい
は第11図に示すような識別番号を付してもよい。さら
に第12図に示すように、嵌合突起部と嵌合溝との組合
せであってもよい。
本実施例では、このマーカー210、210を一致させ
た状態で製品ごとに円周方向にずらして付しておくか、
またはマーカー210、210の位置が常に一定の位置
(例えばコネクターの最上端)にあるように付して切欠
部の形成位置を適時調整するようにする。
第13、A,B図は接続部材のさらに別の実施例を示し
たものである。
これらの図面において、302はオス部材であり、ハウ
ジングとなるキャップ状のリング306と、このハウジ
ング306内に収納固定される大小のリング304、3
05とから構成されている。
それぞれのリング304、305、306には、嵌合突
起部308、309(リング304の突起は連結筒31
1の背面に形成されている)が形成されており、リング
306には液体通路310を有する連結311が突設さ
れると共に、後端部にはチューブ303が接続されてい
る。
またメス部材312は、オス部材302と対応して、ハ
ウジングとなるキャップ状のリング316と、このリン
グ306内に収納固定される大小のリング314、31
5とから構成されている。そして、それぞれのリング3
14、315、316には、前記オス部材302の嵌合
突起部307、308、309と嵌合可能な嵌合溝31
7、318、319が形成されている。また、リング3
16には、液体通路320を有し、オス部材302の連
結筒311と嵌合可能な連結筒321が突設されると共
に、後端部には、チューブ313が接続されている。
上記したコネクターは、第14図に示すように両端部材
302、312を分離し、それぞれを軟質プラスチック
製のプロテクター352で気密的に収納しておき、両部
材302、312を接続する際、プロテクター352を
引き破るようにしてもよい。
また、本発明では、第15図に示すように、オス部材と
メス部材の嵌合部に照合シール354を貼ってオス部材
302とメス部材312の照合を確実に行なうこともで
きる。このシール354は、波状のミシン目355が中
央に形成され、このミシン目355を対称に、照合用の
文字356が印されている。また、このシール354
は、ミシン目355を、オス部材302とメス部材31
2の接合ライン357に合せて、貼りつけられるのもで
ある。
このようなシール354をコネクターごとに外周方向に
位置をずらして貼ることにより、メス部材とオス部材が
異種のものであれば、文字356及びミシン目355が
一致しないため、外見からコネクターの同一性を容易に
判別できる。
第16A,B図は、上記第13A,B図に示した実施例
の変形例を示したものである。
図中、362はオス部材で、上記オス部材302と同様
に、径の異なった三種類のリングを重ねて形成された三
層構造となっている。
リング364、365、366には、嵌合突起部36
7、368、369が形成されており、ハウジングとな
るリング366には、連通筒380が取付けられてい
る。該連通筒380の中間部には、薄肉の破断部382
が形成されており、この連通筒380の後端部には、チ
ューブ363が接続されている。
本実施例では、この連通筒380を省き、チューブ36
3をリング366の内部に延長させ、そのチューブ先端
内部に破断部を形成するようにしてもよい。
また、372はメス部材であり、前記メス部材312と
同様に、三種類のリングを重ねて形成された三層構造と
なっている。
リング374、375、376には、前記オス部材36
2の嵌合突起部367、368、369と嵌合可能な嵌
合溝378、379(第14A図においてリング374
の嵌合溝は針部材384の背面に形成されている。)が
形成されている。ハウジングとなる前記リング376の
後端部には針部材388が取付けられている。この針部
材388は、中間部にフランジ383が形成された針基
385と、この針基385の先端部に接続される針管3
84とから構成され、針基385の後端部にはチューブ
373が接続されている。
前記オス部材362とメス部材372は、連通筒380
の及び針部材388にカバーを被冠し、さらに各部材の
全体を別々にキャップあるいは、第12図に示したプロ
テクターで被冠して直接大気と接することがないような
状態にしておく。そして使用に際しては、前記カバーや
キャップあるいはプロテクターを取外した後、オス部材
362の嵌合突起367、368、369とメス部材3
72の嵌合溝377、378、379の位置を合せ、こ
れらが嵌合可能な場合のみ、メス部材372の針384
は、オス部材362に取付けた連通筒380の破断部3
82を貫通して、両部材362、372に接続されたチ
ューブが連通することになる。
第17図は照合手段のさらに別の実施例を示すものであ
り、402はオス部材、411はメス部材である。
前記オス部材402は後端部にチューブ403が接続さ
れるとともに、基端部404の中央部には液体通路が形
成された嵌合部410が形成されている。また前記基端
部404の周端部には位置合せ用の突起部405が形成
され、両面部には異なった長さの照合突起部406、4
07、408が形成されている。
前記メス部材411は後端部にチューブ412が形成さ
れるとともに、前記オス部材402と対応して、中央部
に嵌合溝417が形成されている。また内面円周面部に
は位置合せ用の係入溝413と深さの異なった照合用の
細孔部414、415、416が形成されている。そし
てオス部材の照合用突起部406、407、408と、
これに対応するメス部材411の細孔414、415、
416とは、それぞれの長さと深さが一致するように形
成されているので、もしオス部材とメス部材が異なって
いると、これらは接続することができない。したがっ
て、この接続も可否によってコネクターの同一性を確認
することができる。
なお、前記照合用突起部、及び細孔の数は必要により任
意に変更することができる。
第18図A、B図は照合手段のさらに別の実施例を示し
たもので、図中422はオス部材、430はメス部材で
ある。
前記オス部材422の中央部には液体通路428が形成
され、先端部には嵌合突起429が形成されるととも
に、後端部にはチューブ423が形成されている。また
後端部に形成されたリング部の前端部には波状の接合部
425が形成され、キャップ部421の周面部には位置
合せ用のマーカー426が印されている。
前記メス部材430の内部には前記オス部材の嵌合突起
に対応して嵌合溝434が形成されるとともに、後端部
にはチューブ431が接続される。また先端部にはオス
部材のキャップ部421の形状に対応して硬化性樹脂性
のリング部438が接続され、そのリング部438には
前記オスの嵌合425とする波状の接続439が形成さ
れている。なお、433はリング438を支持するフッ
ク部、440はオス部材のマーカーに対応して印される
位置合せ用のマーカーである。
前記硬化性樹脂リング438は第18B図に示すごと
く、オス部材とメス部材を接合させた状態で、外側に金
型436を取付け、オス部材のキャップ部421と、メ
ス部材の先端部の間に生じる空隙部435に、金型43
6の注入孔437から硬化性樹脂を流し込んで形成する
ものである。
(発明の効果) (1)第1の発明においては、各接続部材はプロテクタ
ーにより被冠されているので、 細胞、培地の導入、増殖した細胞を回収する際に外気
の雑菌等に汚染される機会が少なく効率のよい細胞増殖
を行うことができる。
包装、運搬中に接続部材先端の破損を防止でき培地洗
浄液の導入、増殖した細胞を回収する際の各接続部材の
接続不良や液体のリーク等のノトラブルを防止すること
ができる。
(2)第2の発明においては、 完全なクローズドシステムで培養を行なうことがで
き、培養細胞に雑菌が混入したりして細胞の増殖が阻害
される事がない。
従来のように、クリーンベンチの中で、細胞の仕込
み、培地の導入、細胞の回収等を無菌操作で行なわなく
ても良い。
培養した細胞を無菌的に分画処理でき、利用目的に合
致した培養細胞を採取できる。
分画処理を無菌的に実施できるので、汚染される危険
性がなく純度の高い培養細胞を採取できる。
細胞容器、培地供給容器、細胞回収分離器具は、培養
容器にコネクターを介してワンタッチで、着脱、交換で
きるので取付けや交換の操作が簡単に実施できる。
培地供給容器、細胞回収分離器具は可撓性のプラスチ
ックバッグで形成されているので、細胞の供給、回収分
離、分画処理は細胞を傷つけることなくなめらかに実施
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の細胞培養容器を示す概略図、第2図は
細胞培養容器に取付られる接続部材の一例を示す断面
図。第3図は細胞培養容器の使用方法を示す概略図、第
4図は細胞培養容器のその他の実施例を示す概略図、第
5図は本発明における接続部材の組立分解図、第6図は
第5図の接続部材の半断面図、第7図から第18図はい
ずれも本発明における接続部材の他の実施例を示したも
ので、第7図は本発明にける接続部材の他の実施例を示
す断面図、第8図は同じく半断面図、第9図及び第10
図は同じく斜視図、第11図及び第12図は第10図の
変形例を示す斜視図、第13A図は接続部材の別の実施
例を示す斜視図、第13B図は第13A図の断面図、第
14図はオス部材とメス部材をプロテクターで密封した
状態の概略図、第15図は同じくオス部材とメス部材の
接合部に照合用のシールを貼った状態を示した概略図、
第16A図は接続部材の別の実施例を示す斜視図、第1
6B図は第16A図の断面図、第17A図は接続部材の
さらに別の実施例を示す断面図、第17B図は第17A
図の接続部材におけるオス部材の側面図、第18A図は
同じく本発明の接続部材の実施例を示し断面図、第18
B図の組立方法を説明するための断面図、第19図は従
来の培養容器を示す概略図を示す。 図中、1は細胞培養容器、2は本体、3は第1の接続部
材、4は第2の接続部材、10は細胞供給容器、14は
培地供給バッグ、17は細胞の回収分離器具、19a及
び19bは親バッグ、20a及び20bは子バッグを示
す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細胞の培地と接触させて培養を行なう培養
    容器において、二枚の可撓性プラスチックシートを重ね
    合せて袋状に形成した容器本体に、第1の接続部材と第
    2の接続部材を接続チューブを介して装着し、前記接続
    部材をプロテクターで被冠したことを特徴とする細胞培
    養容器。
  2. 【請求項2】可撓性の容器本体に第1の接続部材と第2
    の接続部材を接続チューブを介して装着した細胞培養容
    器と、親バッグに連結チューブを介して子バッグを装着
    するとともに接続チューブを介して前記第2の接続部材
    に対応する接続部材を装着した細胞の回収分離器具とか
    らなる、ことを特徴とする細胞培養装置。
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