JPH065480A - 電解コンデンサの検査装置 - Google Patents

電解コンデンサの検査装置

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JPH065480A
JPH065480A JP18172092A JP18172092A JPH065480A JP H065480 A JPH065480 A JP H065480A JP 18172092 A JP18172092 A JP 18172092A JP 18172092 A JP18172092 A JP 18172092A JP H065480 A JPH065480 A JP H065480A
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electrolytic capacitor
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Eiichi Todo
栄一 藤堂
Koichi Minagawa
甲一 皆川
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Elna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電解コンデンサに被せられているスリーブの
ピンホールや破れなどの異常を電気的に検出する。 【構成】 外装ケース2の外周面に被着されているスリ
ーブ5のほぼ全面に接触する第1の電極11と、外装ケ
ース2の頭頂部2aに露出しているケース面に接触する
第2の電極12と、同第1の電極11と第2の電極12
との間に所定の電圧を印加する電圧印加手段15と、同
電圧印加手段15から第1および第2の電極11,12
に供給される印加電圧の変化を検出する電圧検出手段1
8とを備え、同電圧検出手段18にてスリーブ5の良否
を電気的に検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電解コンデンサの検査装
置に係り、さらに詳しく言えば、スリーブの良否を電気
的に検査する電解コンデンサの検査装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電解コンデンサは例えばアルミニウムな
どの金属からなる有底筒状の外装ケースを備えている。
組立てに際しては、この外装ケース内にコンデンサ素子
がそのリード端子にゴム封口体が取り付けられた状態で
収納され、同外装ケースの開口縁部がゴム封口体に食い
込むようにかしめられる。
【0003】このようにして、外装ケース内にコンデン
サ素子が封入されるのであるが、例えば回路基板への実
装時に他の部品と電気的に接触するのを防止するため、
その外装ケースにスリーブを被せるようにしている。
【0004】一般に、このスリーブは電気絶縁性で熱収
縮性を有する樹脂からなり、その樹脂チューブから所定
長さにカットされた後外装ケースに被せられ、熱風を吹
き付けられることにより収縮して同外装ケースに密着す
るように取り付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このスリーブは比較的
薄いため、工程中においてピンホールや破れなどの傷が
生じ易い。この段階での傷は一般に小さく問題ないよう
に見えるが、例えば回路基板に対してハンダ付けする
際、その高温中に晒されると、小さなピンホールでも大
きな破れに至る。
【0006】このため、従来では目視によりピンホール
などの傷の有無を検査するようにしているが、非能率で
あることは否めない。また、例えその目視検査を二重、
三重にしても、見落としがないとは言い切れない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の事情
に鑑みなされたもので、その構成上の特徴は、有底筒状
の金属製外装ケース内にコンデンサ素子が封入されてい
るとともに、同外装ケースの頭頂部を除く外周面に電気
絶縁性樹脂フィルムからなるスリーブが被せられている
電解コンデンサの検査装置において、上記外装ケースの
外周面に被着されている上記スリーブのほぼ全面に接触
する第1の電極と、上記外装ケースの頭頂部に露出して
いるケース面に接触する第2の電極と、同第1の電極と
第2の電極との間に所定の電圧を印加する電圧印加手段
と、同電圧印加手段から上記第1および第2の電極に供
給される印加電圧の変化を検出する電圧検出手段とを備
え、同電圧検出手段にて上記スリーブの良否を電気的に
検査するようにしたことにある。
【0008】この場合、上記電圧印加手段は二次巻線側
が上記各電極に接続されるトランスを有し、上記電圧検
出手段は好ましくはその一次巻線側に接続された電圧計
もしくは発光表示ランプからなると良い。
【0009】
【作用】第1の電極をスリーブのほぼ全面に接触させる
とともに、第2の電極を外装ケースの頭頂面に接触さ
せ、それらの間にスリーブの厚さ(または検出する電圧
レベル)に応じて例えば1〜3kVの電圧を印加する。
【0010】スリーブにピンホールや破れがある場合に
は、第1の電極と第2の電極との間で放電が生ずる。こ
れに伴って、印加電圧が大きく変化するため、その変化
を検出することにより、スリーブの良否が判別できる。
【0011】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係る検査装置1
0の断面が被検査対象物としての電解コンデンサ1とと
もに示されているが、まずはその電解コンデンサ1の構
成を概略的に説明する。
【0012】同電解コンデンサ1はアルミニウムからな
る有底円筒状の外装ケース2を備え、同外装ケース2内
にコンデンサ素子3が収納されている。
【0013】コンデンサ素子3はアルミニウムからなる
陽極箔と陰極箔とをセパレータを挟んで巻回したものか
らなり、各箔にはリード端子3a,3bがそれぞれ取り
付けられている。なお、所定の工程においてコンデンサ
素子3には電解液が含浸される。
【0014】コンデンサ素子3はそのリード端子3a,
3bにゴム封口体4を挿通した状態で外装ケース2内に
収納され、しかる後その開口端縁がかしめられることに
より、同ケース2の開口部が密閉される。
【0015】そして、外装ケース2にスリーブ5が取り
付けられる。同スリーブ5は電気絶縁性で熱収縮性の樹
脂からなり、その樹脂チューブから所定長さ分切り取ら
れて外装ケース2に被せられ、例えば熱風の吹き付けに
より収縮して外装ケース2に密着する。
【0016】この場合、スリーブ5は樹脂チューブから
円筒状にカットされるため、外装ケース2の頭頂部2a
を除いて同外装ケース2の外周面を覆うように取り付け
られる。
【0017】この検査装置10は、上記のようなスリー
ブ5に対するピンホールや破れの有無を電気的に検査す
るもので、上記電解コンデンサ1が嵌合される円筒状の
凹部10aを備えている。
【0018】この場合、凹部10aの内周面はスリーブ
5の外周面全体に接触する第1の電極11により形成さ
れているとともに、同凹部10aの底面には外装ケース
2の頭頂部2aに接触する第2の電極12とが設けられ
ている。
【0019】この実施例において、第1および第2の電
極11,12は銅または砲金などの導電性金属材からな
り、これらは電気絶縁体13にて電気的に絶縁されてい
る。また、第2の電極12は全体がシート状を呈してい
るが、そのほぼ中央部には外装ケース2の頭頂部2aに
接触する突起12aが形成されている。
【0020】この装置10は第1および第2の電極1
1,12を介して外装ケース2とスリーブ5とに所定の
電圧を印加する電圧印加手段15を有している。
【0021】この例によると、同電圧印加手段15はト
ランス16を含み、その二次側に第1および第2の電極
11,12が接続されている。
【0022】また、同トランス16の一次側には所定の
抵抗値を有する抵抗17が直列に接続されるとともに、
同抵抗17に対して電圧計18が並列的に接続されてい
る。なお、トランス16の一次側は例えば商用電源に接
続される。
【0023】上記の構成において、電解コンデンサ1を
この検査装置10の凹部10a内に挿入することによ
り、スリーブ5の外周面に第1の電極11が接触すると
ともに、外装ケース2の頭頂部2aに第2の電極12の
突起12aが接触する。
【0024】この状態において、トランス16を介して
第1および第2の電極11,12に所定の電圧を印加す
る。この印加電圧はスリーブ5の厚さや検出レベルなど
に応じて設定されるが、通常は1〜3kVの範囲から選
択される。ちなみに、この実施例では厚さ90μmのと
き1.5kV、厚さ200μmのとき2kVとしてい
る。
【0025】スリーブ5にピンホールや破れなどが存在
すると、第1の電極11と第2の電極12との間で放電
が起こる。これに伴って、絶縁トランス16の一次側に
挿入されている直列抵抗17に電圧降下が生じ、電圧計
18にてそれを検出することにより、スリーブ5の不良
が判別される。
【0026】スリーブ5に異常がない場合には、第1の
電極11と第2の電極12との間は電気的に絶縁されて
いるため、電圧計18の読値はほぼ一定であり、これを
もってスリーブ異常なしと判別される。
【0027】電圧計18に代えてネオン管などの発光素
子やブザーなどの発音体を用いても良い。また、上記実
施例では電解コンデンサ1を単品として検査するように
しているが、その複数個が部品連としてテーピングされ
ている場合には、この検査装置10をその個数分一列状
態に配列すれば、テーピング品に対しても対応すること
ができる。
【0028】実際には、この検査装置は電解コンデンサ
の製造工程における例えば最終的な検査工程に組み込ま
れて使用されるのが好ましい。
【0029】参考までに、本発明の検査装置による場合
と、従来の目視検査による場合の一人あたり一日に処理
し得る個数を比較した結果を表1に例示する。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電解コンデンサにおけるスリーブの異常を電気的に検出
することが可能となるため、生産性が大幅に向上すると
ともに、殆ど不良の見逃しがなく信頼性点でも高い評価
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を例示した断面図。
【符号の説明】
1 電解コンデンサ 2 外装ケース 3 コンデンサ素子 5 スリーブ 10 検査装置 11 第1の電極 12 第2の電極 13 電気絶縁体 15 電圧印加手段 16 トランス 17 抵抗 18 電圧計

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状の金属製外装ケース内にコンデ
    ンサ素子が封入されているとともに、同外装ケースの頭
    頂部を除く外周面に電気絶縁性樹脂フィルムからなるス
    リーブが被せられている電解コンデンサの検査装置にお
    いて、上記外装ケースの外周面に被着されている上記ス
    リーブのほぼ全面に接触する第1の電極と、上記外装ケ
    ースの頭頂部に露出しているケース面に接触する第2の
    電極と、同第1の電極と第2の電極との間に所定の電圧
    を印加する電圧印加手段と、同電圧印加手段から上記第
    1および第2の電極に供給される印加電圧の変化を検出
    する電圧検出手段とを備え、同電圧検出手段にて上記ス
    リーブの良否を電気的に検査するようにしたことを特徴
    とする電解コンデンサの検査装置。
  2. 【請求項2】 上記電圧印加手段は二次巻線側が上記各
    電極に接続されるトランスを有し、上記電圧検出手段は
    同トランスの一次巻線側に接続された電圧計からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電解コンデンサの検査
    装置。
  3. 【請求項3】 上記電圧印加手段は二次巻線側が上記各
    電極に接続されるトランスを有し、上記電圧検出手段は
    同トランスの一次巻線側に接続された発光表示ランプか
    らなることを特徴とする請求項1に記載の電解コンデン
    サの検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103170341A (zh) * 2013-04-22 2013-06-26 神华集团有限责任公司 一种微球状沉淀铁含钕费托催化剂及其制备方法

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