JP3131807B2 - 電解コンデンサ絶縁チューブのピンホール検出装置 - Google Patents

電解コンデンサ絶縁チューブのピンホール検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電解コンデンサの絶縁
チューブのピンホールを検出する検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アルミ電解コンデンサ21は、
図2に示すように、円形のベース22を有しており、該
ベース22上にはアルミニウムケース23が載置され、
該アルミニウムケース23を覆うように円筒形の熱収縮
性絶縁チューブ24が加熱収縮されて装着され、更にベ
ース22の下面には−極端子25及び+極端子26が突
設されている。
【0003】そして、プリント回路基板(図示せず)の
スルーホールにアルミ電解コンデンサ21の端子25,
26を挿入し、実装基板を半田槽に通すことによりプリ
ント回路基板と端子25,26を半田付けし、プリント
回路基板にアルミ電解コンデンサ21を実装している。
この際、絶縁チューブ24は熱により収縮するが、絶縁
チューブ24にピンホール等の傷があると、該ピンホー
ル箇所を起点として絶縁チューブ24に亀裂が生じてし
まい、内部のアルミニウムケース23が露出したり、場
合によっては絶縁チューブ24が割れてしまう虞もあっ
た。
【0004】そこで、従来、電解コンデンサの絶縁チュ
ーブのピンホール等の傷を検査するため、電解コンデン
サを保持具に保持し、該保持具によりアルミ電解コンデ
ンサを回転させて、絶縁チューブにピンホールがあるか
否かを、拡大鏡(図示せず)で観察したり、撮像装置で
撮像し画像観察装置(図示せず)で観察したりして、目
視検査していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な拡大鏡又は画像観察装置による目視検査では、電解コ
ンデンサを回転させながら観察する必要があり、非常に
大きな工数を要し、時間がかかり、かつ手間がかかり面
倒であった。しかも、ピンホールのような微細な孔を目
視により発見するのが困難であり、オペレータによる検
査ミスが発生する虞もあった。更に、画像観察装置によ
る目視検査では、検査装置が高価なものになってしま
い、コスト高となってしまった。
【0006】そこで、本発明は、電解コンデンサの絶縁
チューブのピンホールを目視により検出するのではな
く、簡単な装置により、自動的に迅速かつ確実に検出で
きるように構成し、もって上述した課題を解決した電解
コンデンサ絶縁チューブのピンホール検出装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、電解コンデンサの−電極部
と該電解コンデンサの絶縁チューブ周辺部に適宜の間隔
をおいて電極を配設すると共に、前記両電極間に放電可
能に高電圧を印加させ、前記絶縁チューブにピンホール
がある場合には、該ピンホール箇所で放電させてなる、
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上述構成に基づき、電解コンデンサの−電極部
と、該電解コンデンサの絶縁チューブ周辺部に適宜の間
隔をおいて配設された電極間に放電可能に高電圧を印加
し、該電解コンデンサの絶縁チューブにピンホールがあ
る場合には、該ピンホール箇所で放電させて、絶縁チュ
ーブにピンホールがあると判定される。一方、前記電解
コンデンサの絶縁チューブにピンホールがない場合に
は、放電することがなく、絶縁チューブにピンホールが
ないと判定される。
【0009】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明による一実施例
について説明する。アルミ電解コンデンサ絶縁チューブ
のピンホール検出装置1は、図1に示すように、装置本
体2を有している。該装置本体2の正面右下にはパワー
スイッチ3、及びマニュアルスタート・スイッチ5が配
置され、正面右上にはパワー表示ランプ6、ピンホール
検出表示ランプ7、ピンホール非検出表示ランプ8が配
置されている。装置本体2の正面左上には、ピンホール
径の検出レベルを設定するためのパルス電圧調節ダイヤ
ル10、及び該パルス電圧調節ダイヤル10にて設定さ
れたパルス電圧を表示するパルス電圧表示板11とが配
置されている。
【0010】また、装置本体2の背面には、先端にコン
セント12を有する電源コード13、ピンホール検出用
ケーブル15、外部スタート用ケーブル16、ピンホー
ル判定結果出力用ケーブル17が配置され、装置本体2
の各端子(図示せず)に接続されている。更に、該ピン
ホール検出用ケーブル15の先端には接続端子18,1
9が接続されている。
【0011】また、図2に示すように、アルミ電解コン
デンサ21は円形のベース22を有しており、該ベース
22上にはアルミニウムケース23が載置され、該アル
ミニウムケース23を覆うように円筒形の熱収縮性絶縁
チューブ24が加熱収縮されて装着され、更にベース2
2の下面には−極端子25及び+極端子26が突設され
ている。
【0012】また、図1及び図3に示すように、前記接
続端子19には円形の中空28を有する金属チューブ2
9が接続されている。該金属チューブ29の円形の中空
28には前記アルミ電解コンデンサ21が端子25,2
6を上方に向けた状態で緩挿され、金属チューブ29の
内周側壁部29aとアルミ電解コンデンサ21の絶縁チ
ューブ24とが適宜間隔をおいて配置され(摺接さ
れ)、そしてアルミ電解コンデンサ21の−極端子25
にはピンホール検出用ケーブル15の接続端子18が接
続される。
【0013】また、図4はアルミ電解コンデンサ絶縁チ
ューブのピンホール検出装置1の電気回路図であり、2
9は金属チューブ、18,19はピンホール検出用ケー
ブルの接続端子、31は検出抵抗、33は高圧発生回
路、34は検出抵抗31の端子間電流を検出する電流検
出回路、35は放電発生時における検出抵抗31の端子
間電流の変動を検出するコンパレータ、36は外部スタ
ート用ケーブル16を介してアルミ電解コンデンサ製造
ラインの自動機(図示せず)よりのチェックタイミング
用信号が入力する外部入力回路、37は外部入力信号に
より高圧発生タイミング及び判定タイミング信号を出力
するタイミング回路、38はピンホールの判定結果信号
をピンホール判定結果出力用ケーブル17を介して自動
機に出力する出力回路である。
【0014】本実施例は以上のように構成されるので、
オペレータが金属チューブ29の中空28にアルミ電解
コンデンサ21を、端子25,26を上方に向けた状態
で挿入し、絶縁チューブ24を金属チューブ29の内周
側壁部29aに摺接させ、ピンホール検出用ケーブル1
5の接続端子18をアルミ電解コンデンサ21の−極端
子25に接続する。次いで、オペレータがパワースイッ
チ3をONにすると、パワー表示ランプ6が点灯する。
自動機から外部スタート用ケーブル16を介して外部入
力信号が外部入力回路36に入力され、更にタイミング
回路37に入力され処理されて、高圧発生タイミング及
び判定タイミング信号が出力される。タイミング回路3
7から出力された高圧発生タイミング信号により、高圧
発生回路33から高圧が接続端子18,19を介してア
ルミ電解コンデンサ21の端子25、金属チューブ29
に印加される。この際、アルミ電解コンデンサ21の絶
縁チューブ24にピンホール等の孔がなければ、端子2
5及び金属チューブ29間の高電圧は絶縁チューブ24
により遮断され、放電(アーク)は発生しない。
【0015】そして、タイミング回路37から出力され
た判定タイミング信号は、コンパレータ35に入力さ
れ、検出抵抗31の両端間電流が変動しないため、この
非変動電流は電流検出回路34を介してコンパレータ3
5にて検出され、コンパレータ35にて絶縁チューブ2
4にはピンホールが検出されず、絶縁チューブは良品で
あると判定され、出力回路38から判定結果信号がピン
ホール判定結果出力用ケーブル17を介して自動機に出
力される。
【0016】一方、アルミ電解コンデンサ21の絶縁チ
ューブ24にピンホール等の孔がある場合には、タイミ
ング回路37から出力された高圧発生タイミング信号に
より、高圧発生回路33から高圧が接続端子18,19
を介してアルミ電解コンデンサ21の端子25、金属チ
ューブ29に印加され、アルミ電解コンデンサ21の端
子25、金属チューブ29に印加された高圧により、該
ピンホール箇所で放電が生じる。この放電の発生時に
は、検出抵抗31の両端間電流が変動し、この変動電流
は電流検出回路34を介してコンパレータ35にて検出
される。そして、タイミング回路37から出力された判
定タイミング信号は、コンパレータ35に入力され、検
出抵抗31の両端間の変動電流は電流検出回路34を介
してコンパレータ35にて検出され、コンパレータ35
にて絶縁チューブ24にはピンホールが検出され、絶縁
チューブは不良品であると判定され、出力回路38から
判定結果信号がピンホール判定結果出力用ケーブル17
を介して自動機に出力される。従って、アルミ電解コン
デンサ21の絶縁チューブ24のピンホールを自動的に
迅速かつ確実に検出することができ、更に自動機と連動
させることができる。
【0017】また、パルス電圧調節ダイヤル10により
ピンホール径の検出レベルをパルス電圧で自由に調節で
き、設定されたパルス電圧をパルス電圧表示板11で確
認することができる。また、マニュアルスタート・スイ
ッチ5をONにすると、自動機からの外部入力信号が外
部スタート用ケーブル16を介して外部入力回路36に
入力された場合と同様に機能する。
【0018】なお、上述実施例では、円筒形の金属チュ
ーブを用いているが、これに限らず、軸方向に2分割さ
れた2個の金属チューブにより電解コンデンサの絶縁チ
ューブを挟むように構成してもよいし、軸方向に分割さ
れた1個の金属チューブを絶縁チューブの回りに回転さ
せるように構成してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電解コンデンサの絶縁チューブにピンホール等の孔があ
ると、自動的に直ちに検出できるので、目視検査に比し
て、検出するのに手間がかからず面倒でなく、かつオペ
レータによる検出ミスも発生せず、工数の大幅削減を図
り、高速、正確、確実に検査することができる。
【0020】また、簡単な装置で電解コンデンサの絶縁
チューブのピンホールを検出することができ、撮像装置
及び画像観察装置等を用いた目視検査装置よりも安価で
済み、コストを削減することができる。また、電解コン
デンサの製造ラインの自動機に組み込み、自動機に連動
させることができ、電解コンデンサの製造時に検査で
き、生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアルミ電解コンデンサ絶縁チュー
ブのピンホール検出装置の斜視図である。
【図2】アルミ電解コンデンサの斜視図である。
【図3】本発明によるアルミ電解コンデンサ絶縁チュー
ブのピンホール検出装置の金属チューブ部分の斜視図で
ある。
【図4】本発明によるアルミ電解コンデンサ絶縁チュー
ブのピンホール検出装置の電気回路図である。
【符号の説明】
1 アルミ電解コンデンサ絶縁チューブのピンホール
検出装置 2 ピンホール検出装置本体 3 パワースイッチ 5 マニュアルスタート・スイッチ 6 パワー表示ランプ 7 ピンホール検出表示ランプ 8 ピンホール非検出表示ランプ 10 パルス電圧調節ダイヤル 11 パルス電圧表示板 12 コンセント 13 電源コード 15 ピンホール検出用ケーブル 16 外部スタート用ケーブル 17 ピンホール判定結果出力用ケーブル 18 接続端子 19 接続端子 21 アルミ電解コンデンサ 22 ベース 23 アルミニウムケース 24 絶縁チューブ 25 −極端子 26 +極端子 28 中空 29 金属チューブ 29a 金属チューブの内周側壁部 31 検出抵抗 33 高圧発生回路 34 電流検出回路 35 コンパレータ 36 外部入力回路 37 タイミング回路 38 出力回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解コンデンサの−電極部と該電解コン
    デンサの絶縁チューブ周辺部に適宜の間隔をおいて電極
    を配設すると共に、前記両電極間に放電可能に高電圧を
    印加させ、前記絶縁チューブにピンホールがある場合に
    は、該ピンホール箇所で放電させてなる、 ことを特徴とする電解コンデンサ絶縁チューブのピンホ
    ール検出装置。
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