JPH0654710A - 留め具 - Google Patents

留め具

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JPH0654710A
JPH0654710A JP17772592A JP17772592A JPH0654710A JP H0654710 A JPH0654710 A JP H0654710A JP 17772592 A JP17772592 A JP 17772592A JP 17772592 A JP17772592 A JP 17772592A JP H0654710 A JPH0654710 A JP H0654710A
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JP
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plate
fastener
protrusion
female
male
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JP17772592A
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English (en)
Inventor
Tamao Morita
玉男 森田
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Tarmo Co Ltd
Original Assignee
Tarmo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0654710A publication Critical patent/JPH0654710A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C13/00Details; Accessories
    • A45C13/10Arrangement of fasteners
    • A45C13/1069Arrangement of fasteners magnetic

Abstract

(57)【要約】 【目的】 永久磁石1の吸着力により動作するスライド
プレート5、105を有する雌留め具Bを容易に、しか
も正確に組付け形成する。 【構成】 永久磁石1を有している突起Eを備えた雄留
め具Aと、この雄留め具Aの突起Eの挿入される穴6、
7、8を有し、この挿入される突起Eに吸着、係合され
るスライドプレート5、105を有している雌留め具B
とからなり、この雌留め具Bを、第1の板状物3、10
3と第2の板状物4、104とからなる雌フレームF
と、この雌フレームF内に組込まれる強磁性材からなる
スライドプレート5、105とで構成し、且つ、この雌
フレームFを、第1の板状物3、103の両側縁に沿っ
て折り曲げ状に設けられた互に向き合っている側板部3
a、3aの上端に設けられている凹欠部又は突片又は、
凹欠部と突片とに対し、第2の板状物4、104の側縁
部にある突片又は凹欠部を組付けた状態で、該凹欠部に
組付けられた突片を変形することで第1の板状物3、1
03と、第2の板状物4、104とを固着して構成した
留め具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ランドセル、ショル
ダーバッグその他の各種のバッグ類の蓋の閉止の手段、
各種のボックス類の蓋の閉止の手段として用いられる留
め具、さらにはベルトなどの連結の手段として用いられ
る留め具、さらには扉を開け離した状態で壁面などに固
定する手段として用いられる留め具の提供に関する。こ
の発明は、より具体的には、永久磁石を有する雄留め具
と、この雄留め具に吸引されて、雄留め具に引っかゝる
強磁性のスライドプレートを有する雌留め具とからなる
留め具の改良に関し、より詳細には、この留め具を構成
する雌留め具のスライドプレートが、円滑、確実に摺動
できる隙間を有し、この雌留め具に雄留め具の突起を挿
入した際に、この雄留め具の突起に向けて前記雌留め具
のスライドプレートが円滑、確実に吸引される留め具の
提供、特に、該スライドプレートの円滑、確実に摺動で
きる隙間を有する雌留め具を容易に形成できる構成とし
た留め具の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】永久磁石の吸着力を利用した留め具は、
雌雄留め具を、この永久磁石の吸引、吸着力により連結
状態とし、この吸引、吸着力に抗した引き離し操作によ
って連結状態にある雌雄留め具を分離できることから、
その取扱い操作が容易であり、しかも雌雄留め具での係
止のための構造が比較的シンプルとすることができ、こ
の結果、ハンドバッグ、ランドセル、ショルダーバッグ
などのバッグ類、鞄類などの蓋を閉止状態に本体部に留
める手段、各種のボックス類の蓋を閉止状態にボックス
本体部に留める手段、各種のベルト類を相互に、あるい
はバッグ等に留めつける手段などとして、各種の用途に
向けて用いられる。
【0003】しかしながら、この種の永久磁石の吸引、
吸着力を利用した留め具は、この永久磁石の有している
吸引、吸着力以上の力が雌雄留め具に作用した場合、雌
雄留め具が容易に分離する不都合があり、又、この雌雄
留め具に衝撃が加えられた場合にも、その留め付け状態
にある雌雄留め具が容易に分離する不都合があった。
【0004】かゝる点から、雄留め具の突起の挿通され
る穴を有する強磁性の雌留め具と、軸部よりも側方に張
り出した頭部を有する突起をもち、しかも該突起の設け
られている座部に永久磁石の組付けられている雄留め具
とからなる留め具が用いられている。この種の留め具
は、雄留め具の突起を雌留め具の穴に挿入しながら、こ
の雄留め具の永久磁石に雌留め具を吸着して、仮留め状
態とした後、雄留め具の突起を捻ることで、この突起の
側方に張り出している頭部分を雌留め具の穴周縁にある
板部面上に位置づけて、雌留め具の穴から雄留め具の突
起が抜け出さない、所謂本留め状態にして用いていた。
【0005】かゝる留め具では、雌雄留め具の留め合い
状態が確実に維持できる反面、雌留め具に挿通した雄留
め具の突起を逐一捻り回す必要があり、特に雌雄留め具
の留め合い状態を解放する場合、この雄留め具の突起の
捻り回しと共に雌雄留め具を互に引き離す必要があるこ
とから、雌雄留め具の係脱操作が煩雑となる不都合があ
った。
【0006】かゝる点で、この種の留め具の改良、特に
取扱い易い留め具の提供が試みられ、その典型的な留め
具として特公平3−14983号の係合具が提案されて
いる。この係合具は、雄係合具の突起部分が上部に張出
し突部を有していると共に永久磁石で構成され、又は永
久磁石を含む構成としてあり、雌係合具には、この雄係
合具の突起部分の挿通される穴が設けてあり、この穴に
雄係合具の突起部分を挿通した際に、この雌係合具内に
摺動自在に組込んである強磁性板が該突起部分に吸引、
吸着され、雄係合具の突起部分を雌係合具の穴から抜き
方向に引いた際に、該突起部分にある前記張出し突部に
該突起部分に吸引、吸着されている強磁性板が引っかゝ
る構成としてある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の係合具は、係合具を構成する部品の組付けが必ずしも
容易でなく、外観自体もすっきりとしないなどの不都合
を有していた。本発明は、この特公平3−14983号
の発明の更なる改良を目的としており、留め具の一方で
ある雌留め具の構成をシンプルにし、しかも構成部品数
を少なくし、次いで、雌留め具の構成部品が正確に組付
けられ、この雌留め具に入れ込まれているスライドプレ
ートが正確に動作できるようにし、更に、雌留め具の構
成部品の組付けを、この構成部品の一方の凹欠部に、入
れ込まれている他方の構成部品の突片の変形によること
ゝて、雌留め具の組付け作業を容易になし得るようにし
た留め具の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る止め具は、
叙上の目的を達成するものとして、永久磁石1からなる
突起Eまたは永久磁石1を有する突起Eのいずれかを具
備している雄留め具Aと、第1の板状物3、103と第
2の板状物4、104とからなる雌フレームFと、この
雌フレームFの第1の板状物3、103と第2の板状物
4、104との間に摺動自在、且つ該雌フレームFの外
部から操作可能に組込まれている強磁性材からなるスラ
イドプレート5、105とを有すると共に、前記第1、
第2の板状物及び前記スライドプレート5、105に、
前記雄留め具Aの突起Eの挿通される互に連通する穴
6、7、8が設けられている雌留め具Bとからなり、前
記雌留め具Bに挿通される前記雄留め具Aの突起Eに
は、この突起Eの永久磁石1により吸引される前記スラ
イドプレート5、105の吸着側に係合凹部12又は係
合凸部9aが設けてあり、前記スライドプレート5、1
05の穴縁が該係合凹部12内の該突起Eの面、又は該
係合凸部9aより下側にある該突起Eの面に吸着される
留め具であって、前記雌フレームFの第1の板状物3、
103が、両側縁に沿って折り曲げ状に設けられた互に
向き合っている側板部3a、3aを有し、しかも該側板
部3a、3aの上部端に凹欠部と突片の両方又はいずれ
か一方を有しており、前記第2の板状物4、104が前
記凹欠部に入る突片又は前記突片の入る凹欠部を側縁部
に有しており、前記第1の板状物3、103と、この第
1の板状物3、103の側板部3a、3a間に亘って取
付けられる第2の板状物4、104とが、前記凹欠部に
入れ込まれている前記突片の変形により固着された構成
としてある。
【0009】
【実施例】以下本発明に係る止め具の典型的な実施例に
ついて詳細に説明する。図1は、本発明の典型的な第1
の実施例に係る雌留め具B−1の部品分離斜視図、図2
は、雌留め具B−1の斜視図、図3は突片11を変形す
る前の断面図、図4は突片11を変形した後の断面図、
図5と図6とは雌雄留め具の係合状態を示す断面図であ
り、図5は係合前を、図6は係合時の状態を示してい
る。図7と図8とは、第1の板状物3を取り除いた雌留
め具B−1に雄留め具A−1を挿通した際のスライドプ
レート5の動きを示すものであり、図7は、雄留め具A
−1の突起Eを挿入する際の状態を、図8は、雄留め具
A−1の突起Eを挿通した後の状態を示している。図9
は第2の実施例の留め具を示すものであり、雌雄留め具
の係合前の状態を断面で示している。図10〜図12は
第3の実施例に係る雌留め具B−3を示しており、図1
0は、その部品の分離状態を斜視図で、図11は雌留め
具B−3を斜視で、図12は突片11’を変形した状態
を断面で示している。図13〜図16は第4の実施例に
係る雌留め具B−4を示し、図13は、部品分離状態の
斜視で、図14は雌留め具B−4を斜視で示している。
又図15と図16は、この第4実施例の雌雄留め具の係
合状態を断面で示している。
【0010】先ず図1〜図8で示される第1の実施例に
係る雄留め具A−1と、雌留め具B−1とについて説明
する。
【0011】雄留め具A−1は、突起Eを有しており、
この突起E非磁性材からなるは突起本体2とこの突起本
体2内に組込まれている永久磁石1とを有している。こ
の突起本体2は平面形状が略長方形状をなす起立部2a
の下面側から頂部側に向けて内部空洞が設けられている
と共に頂部の縦断面が弧状にしてあり雌留め具B−1に
対する挿入性を良くしてある。更に突部Eの長さ側に沿
って顎部9を有する係合凹部12が設けてある。又、こ
の起立部2aの基部側には、この係合凹部12を構成す
る突出し段部13が設けてある。又取付け用の座部2b
が起立部2aの基部周側に一体に張出し状態に設けてあ
り、この座部2bの四周に下方に垂下する縁部2cが設
けてある。この縁部2cで囲まれた座部2bの内側面に
ボス2dが設けてあり、取付け用の脚具14の取付け手
段としてある。
【0012】こゝで用いられる取付け用の脚具14は、
カバン等の取付け部にある革生地のような基版Cに挿通
された後、裏座金15のスリットに挿通して折り曲げて
用いる脚片14a、14aを有している。又、この脚具
14は、突起本体2の前記内部空洞を覆った状態で前記
座部2bの下面凹部内に収まる形状としてある。そし
て、この座部2bの下面に脚具14を密着して組付ける
と共に、この脚具14に設けた孔から前記ボス2dが突
き出すようにし、このボス2dを該脚具14の面に圧潰
することで、脚具14と突起本体2とを組付け得るよう
にしてある。
【0013】かゝる構成の突起本体2に永久磁石1と強
磁性板16とを嵌め入れると共に突起本体2の座部2b
に脚具14を添装した状態で固定することで、永久磁石
1と強磁性板16とを突起本体2内に組付け、突起Eを
有する雄留め具A−1を構成する。次いで、この雄留め
具A−1を基版Cに添装し、この基版Cに挿通した雄留
め具A−1の脚片14aに裏座金15を嵌め入れて該脚
片14aをこの裏座金15の面に折りつけることで雄留
め具A−1を基版Cに取付ける。
【0014】尚、前記の強磁性板16は、追って説明す
るスライドプレート5を効果的に吸着する目的を有して
おり、突起本体2の起立部2aにある窓から、この強磁
性板16の面が外面にあらわれるように取付けるのが好
ましい。又、前記の起立部2aにある段部13は、追っ
て説明する雌留め具B−1と突起Eとが、ガタなく嵌ま
り合いの状態を維持するのに好ましい構成としてある。
【0015】尚、叙上の雄留め具A−1は、突起Eを突
起本体2と永久磁石1とで構成し、永久磁石1を、例え
ばフェライト磁石などとし、この永久磁石1を突起本体
2で覆った構成としている。これに対し、前記突起Eの
部分、あるいは突起Eの起立している部分、更には脚具
14などの取付け手段を除いた雄留め具Aの全体を永久
磁石、例えばプラスチック磁石などを用いて構成しても
良い。この場合、雄留め具Aの磁気量が、同一嵩張りの
前記実施例の雄留め具A−1の磁気量よりも多くなり、
結果的に、雄留め具Aの小型化をはかることができる。
【0016】次いで、突起Eを構成する突起本体2の起
立部2aを、強磁性材を用いて構成しても良い。この場
合、突起Eを構成している永久磁石1から磁気が外方に
漏れ出すのを防止することができる。
【0017】尚、前記のように強磁性板16を、突起本
体2の窓の側に設けることによって、この強磁性板16
が、この窓を塞いで内部の永久磁石1を隠すように機能
すると共に永久磁石1の一方の磁極の磁場を集束するよ
うに機能し、雌止具B−1のスライドプレート5の良好
な吸着と安定な吸着状態の維持とに都合良く機能する。
尚、前記の強磁性板16を用いずに永久磁石1のみを用
いても良く、又窓を開口せず盲状に永久磁石1の嵌め入
れ空洞を形成しても良い。更に永久磁石1の各磁極に強
磁性板を添装してあっても良い。又、各磁極にある強磁
性板を永久磁石の磁極間である側面まで延設した構成と
してあっても良く、この場合外方に漏れ出す磁束を少な
くすることができる。更に又、永久磁石1の磁極を図5
における上下に設けてあっても良い。
【0018】又、突起Eに設けられる係合凹部12は、
この係合凹部12の顎部9の下方の突起Eの面に対し雌
止具B−1のスライドプレート5が吸引された状態で、
このスライドプレート5の上面が該顎部9に係当できる
構成を有しておれば良く、この係合凹部12に雌止具B
−1のスライドプレート5が吸着された際に雄留め具A
と雌留め具Bとが確実に係止状態とされる構成としてあ
る。
【0019】尚、叙上実施例の雄留め具A−1では、突
起Eに係合凹部12を設け、この係合凹部12内に吸引
されたスライドプレート5の側端が、この係合凹部12
の上部側にある顎部9に係合する構成としてあるが、前
記の段部13を突起Eに設けず、前記実施例での顎部9
部分のみを突起Eに設けた構成としてあっても良い。即
ち、突起Eに図9に示されるように単に係合凸部9aを
張出し状に設け、この係合凸部9aにスライドプレート
5の側端の上面が係合される構成としてあっても良い。
更に、この係合凸部9aが突起Eから鍔状に張り出した
構成とされていても良い。更に又、この係合凸部9a
が、突起Eから突き出しているピンあるいは小突起状の
ものであっても良い。
【0020】更に、前記脚具14は、強磁性材で構成さ
れていても良い。この場合、永久磁石1からの漏れ磁束
を、この脚具14で遮断することができる。また、脚具
14は、非磁性材で構成されていても良い。この場合、
脚具14の脚片14aを磁気路として永久磁石1の磁気
が基板Cに取付けられている裏座金15の側に伝わるこ
とがない。
【0021】次いで雌留め具B−1について説明する。
この雌留め具B−1は、第1の板状物3と、第2の板状
物4とで構成されている雌フレームFと、この雌フレー
ムFの第1の板状物3及び第2の板状物4との間に摺動
自在に組込まれた強磁性材からなるのスライドプレート
5とを有した構成とされている。
【0022】こゝで用いられるスライドプレート5は、
前記の永久磁石1により効果的に吸引される素材、例え
ば透磁率の良好な所謂強磁性材で構成されている。
【0023】これに対し、第1の板状物3と、第2の板
状物4は、追って説明する突片11を変形することによ
って、この第1の板状物3と、第2の板状物4とが固着
される材料、例えば各種の金属材などで形成してあれば
良く、磁気的に強磁性材であっても、非磁性材であって
も良い。この雌フレームFの第1の板状物3と、第2の
板状物4とを非磁性材で形成した場合、雌留め具B−1
に対する雄留め具A−1の突起Eの挿通を容易とし、し
かもスライドプート5の摺動を円滑、確実とすることが
できる。又、雌フレームFの第1の板状物3と第2の板
状物4とを強磁性材で構成した場合、雌雄留め具を係止
した際での、この雌雄留め具から外方に漏れ出す磁気を
なくすことができる。又、この雌フレームFの第2の板
状物4を強磁性材で構成した場合、第1の板状物3を強
磁性材としても、非磁性材としても、雄留め具A−1の
永久磁石1によって、この雌フレームFを強く吸引する
ことができる。
【0024】次いで、第1の板状物3について説明す
る。この第1の板状物3は、その両側縁に沿って折り曲
げ状に側板部3a、3aを有し、この対向して設けられ
ている側板部3a、3a内にスライドプレート5が摺動
可能に組込まれる構成としている。
【0025】次いで、側板部3aの上部端に、この上部
端から、さらに上方に突き出すように突片11が該側板
部3aに延設してある。この突片11は、構成される雌
フレームFの形状、大きさによって任意の数で設けて良
く、その突き出し幅も任意である。この突片11の突き
出し寸法は、典型的には、図示例のように第2の板状物
4の板厚寸法よりも僅かに長い寸法とすることによっ
て、例えば図4に示すように突片11の上部を容易に変
形することができ、第1の板状物3と第2の板状物4と
を確実に固定することができる。これに対し、突片11
の突き出し寸法を第2の板状物4の板厚寸法と同一また
は、この第2の板状物4の板厚寸法よりも短かく構成し
ても良く(図示省略)、この場合、追って説明する凹欠
部10内に該突片11が都合良く収まり、この凹欠部1
0内に収まっている突片11が圧潰状に変形されること
で第1の板状物3と第2の板状物4とが確実に固定する
ことができる。
【0026】更に、第1の板状物3には、前記雄留め具
A−1の突起Eの挿通される穴6が設けてあると共に、
この穴6の両側方に前記側板部3aの設けられている位
置から更に張り出している板部3b、3dが設けてあ
り、この一方の板部3bの側でバッグの革生地などの基
板Dに取付けられるようにしてある。又、この穴6の板
部3bの側に突部3c、3cが設けてあり、この穴6に
挿通される突起Eの頂部側が、この穴6内に都合良く保
持されるようにしてある。
【0027】次いで、第2の板状物4について説明す
る。この第2の板状物4は、前記第1の板状物3の板部
3bに対応する板部4aを屈曲部4bを介して有すると
共に前記第1の板状物3の側板部3a、3a上に添装さ
れる板部4cの両側縁に前記第1の板状物3の突片11
の入る凹欠部10を有し、更に板部4aと反対の側の両
側縁から、この第2の板状物4に組付けられる第1の板
状物3の面に到る屈曲した係止片17が設けられてい
る。この第2の板状物4に設けられている凹欠部10は
第1の板状物3の側板部3aの板厚寸法と略同寸の凹み
幅をもって形成されているのが好ましく、これによって
第1の板状物3及び第2の板状物4とは、すっきりとし
た外観形状に組みつけられる。
【0028】又、この第2の板状物4の前記板部4aに
は螺子挿通孔18が設けてあると共に板部4cには前記
第1の板状物3の穴6に連通する穴7が設けてあり、前
記雄留め具A−1の突起Eの基部側が緩く収まる穴径寸
法とされている。
【0029】次いで、この第1の板状物3及び第2の板
状物4間に組付けられているスライドプレート5につい
て説明する。このスライドプレート5は、前記の第1の
板状物3の穴6及び第2の板状物4の穴7に対し摺動方
向で拡径とされた穴8を有し、且つ前記第1の板状物3
の側板部3a、3a内に収まっている板部5bと、この
第1の板状物3及び第2の板状物4の組付け部分から外
方に突き出している僅かに湾曲した操作舌片5aとを有
し、この操作舌片5aと板部5bとの間の側縁に前記第
2の板状物4の係止片17の収まる溝19が設けられて
いる。
【0030】この第1の板状物3と第2の板状物4で構
成される雌フレームF内に組込まれるスライドプレート
5は、このスライドプレート5を雌フレームF内に押し
入れた状態で操作舌片5aの側に第1の板状物3の穴6
及び第2の板状物4の穴7よりも側方に拡開された穴部
8aを有し、又、この操作舌片5aと反対側にある穴8
の穴縁8bが、第1の板状物3の穴6及び第2の板状物
4の穴7の穴縁と略一致するように雌フレームF内に組
付けられているのが好ましい。
【0031】かゝる雌フレームFに対するスライドプレ
ート5の組入れの位置関係は、例えば前記係止片17と
前記溝19との組付けの位置関係を、前もってスライド
プレート5が雌フレームFに対し前記の関係となるよう
に構成することでなすことができる。
【0032】かゝる構成部品からなる雌留め具B−1の
組付け構造について説明する。先ず第1の板状物3の側
板部3a、3a間に、スライドプレート5を添装する。
この第1の板状物3の添装されるスライドプレート5
は、操作舌片5aが板部3dから僅かに外方に突き出す
位置におかれる。この状態で第2の板状物4を、この第
2の板状物4の凹欠部10に第1の板状物3の側板部3
aにある突片11が入るように該側板部3a、3a間に
亘って添装する。この第2の板状物4の添装に関して、
この第2の板状物4にある係止片17が前記のスライド
プレート5の溝19に収まるようにする。
【0033】かゝる状態で、凹欠部10内に入れ込まれ
ている突片11を変形させる。この突片11の変形は、
互に向き合っている側板部3a、3aにある突片11、
11が第3図、第4図に示すように互に窄まる側に向け
て変形されていても良く、この突片11の上端部が第2
の板状物4の上面側に向けて押し潰し状態で変形されて
いることによって、第1の板状物3と第2の板状物4と
は固着される。又、この突片11の変形は、この突片1
1が更に長く、この結果、第2の板状物4の上面に該突
片11の上部が折り曲げられるものであっても良い。
【0034】更に、この突片11の変形は、この突片1
1の全部又は一部が凹欠部10内で押し潰され、この変
形された突片11が凹欠部10の内壁に強く圧接される
ものであっても良い。この凹欠部10内で押し潰し変形
される突片11は、第1の板状物3と第2の板状物4と
が完全に固着されるまで押し潰し変形しておく必要があ
る。
【0035】このようにして構成された雌フレームFで
は、第1の板状物3と、第2の板状物4との間にスライ
ドプレート5が摺動可能に組込まれていると共に、操作
舌片5aを該雌フレームFから外方に突き出した状態
で、このスライドプレート5の溝19に係止片17が収
まっていることから、スライドプレート5が抜け落ちる
ことがない。
【0036】又、雌フレームFを構成する第1の板状物
3の穴6と、第2の板状物4の穴7と、この雌フレーム
F内に組込まれているスライドプレート5の穴8とは、
雄留め具A−1の突起Eが抜き差し可能に挿通できるよ
うに連通されており、穴6と穴7とは、該突起Eが略ガ
タなく収まる大きさに設けてある。
【0037】又、雌フレームF内に摺動可能に組込まれ
ているスライドプレート5は、このスライドプレート5
を雌フレームF内に押し入れた状態で操作舌片5aの設
けられている側に、前記の穴6、穴7から更に操作舌片
5aの側に拡がった穴部8aを有し、しかも、この操作
舌片5aと反対の側の穴縁8bが前記の穴6、穴7から
突き出すように該雌フレームF内に組込まれた構成とし
てある。(図5参照)
【0038】このようにして構成された雌留め具B−1
は、この雌留め具B−1の第1の板状物3の板部3b
と、第2の板状物4の板部4aとの間に、基版Dを挿入
し、この基版Dが屈曲部4bで押しとどまった状態で螺
子20により該基版Dに止着して用いる。
【0039】叙上実施例からなる雄留め具A−1と雌留
め具B−1とは、図5及び図6で示されるように組合せ
て用いられる。即ち、叙上実施例の雌留め具B−1で
は、スライドプレート5が内方に押し込まれた状態で雄
留め具A−1が解放され、スライドプレート5の操作舌
片5aが突き出すように雄留め具A−1によって吸引さ
れた状態で雄留め具A−1と係止される構成を有してい
る。この結果、雄留め具A−1は、突起Eの係合凹部1
2を雌留め具B−1の操作舌片5aの突き出している側
と反対の側を向くように雌留め具B−1と組合せて用い
る。
【0040】叙上の雄留め具A−1を、雌留め具B−1
に対して図5で示されている状態から図6で示される係
合状態とした場合、スライドプレート5の穴8の摺動側
にある一方の穴縁8bは、穴部8aで隔てられた穴縁8
cよりも強く突起Eの永久磁石に吸引されることゝな
る。そこで、この穴縁8bの側に突起Eの係合凹部12
を設けておくことにより、この係合凹部12内の下方の
突起Eの面に対しスライドプレート5の穴縁8bが吸着
される。
【0041】従って、かゝる状態で雄留め具A−1を雌
留め具B−1から抜き出そうとした場合、スライドプレ
ート5を吸着したまゝの状態で突起Eが抜け出し方向に
移動し、係合凹部12の顎部9にスライドプレート5の
穴縁8bの上面側が当接した時点で、それ以上の抜け出
し方向への移動が抑止される。又、かゝる係合状態にあ
る雌雄の留め具は、この係合凹部12内の下方の突起E
の面に吸着しているスライドプレート5を、図6の矢印
で示す方向、即ち、押し込み方向に移動させながら雌雄
の留め具を引き離すことによって、解放することができ
る。
【0042】次いで図9に示される第2の実施例の留め
具について説明する。この実施例の留め具は、雄留め具
A−2、雌留め具B−2を構成する各部品が第1の実施
例の留め具と略同一であり、同一の機能を有する部品に
は同一の番号を付して説明を省略する。
【0043】この実施例の雄留め具A−2は、突起Eの
頂部側に係合凸部9aを張り出し状に設け、この係合凸
部9aを前記第1の実施例における雄留め具A−1の突
起Eにおける係合凹部12と同様に機能させている。即
ち、この実施例の雄留め具A−2の突起Eには係合凹部
を設けず、図9で示されるように係合凸部9aを突起E
の頂部側を膨ませることで設け、この係合凸部9aの下
方にある突起Eの面にスライドプレート5の側縁が吸
引、吸着される構成としてある。尚、前記の係合凸部9
aは、前記の図示例に限定されるものでなく、例えば、
突起Eの面から鍔状に突設されていても良い。又、突起
Eの面からピン状あるいは小突起状に突き出した構成の
係合凸部9aであっても良い。
【0044】この実施例の雌留め具B−2は、スライド
プレート5に設けられている穴8の穴縁8e、8fと、
雌フレームFを構成している第1の板状物3の穴6、第
2の板状物4の穴7との位置関係を前記第1の実施例と
逆に構成している。即ち、スライドプレート5を外方に
引いた状態でスライドプレート5にある穴8の穴縁のう
ち、操作舌片5aの側にある穴縁8fが第1の板状物3
の穴6と第2の板状物4の穴7の穴縁と略同面、又はこ
れより僅かに穴6、穴7の側に突き出す構成とし、これ
と反対の側にある穴縁8eを側方に拡がる穴部8dによ
って穴6、穴7から隔った構成としてある。
【0045】従って、この雌留め具B−2に対し、雄留
め具A−2を第1の実施例の留め具と逆向き、即ち、雄
留め具A−2の突起Eの係合凸部9aが雌留め具B−2
の操作舌片5aの側を向くようにして用いることによっ
て、雌雄留め具の係脱操作が第1の実施例と逆向きの操
作手順からなる留め具を構成する。即ち、この実施例の
雌留め具B−2のスライドプレート5は、この雌留め具
B−2に雄留め具A−2を挿通した際に、突起Eによっ
て内方に引き込まれるように吸引され、穴縁8fが突起
Eに吸着される。そして、この状態で突起Eを雌留め具
B−2から抜き出し方向に移動した場合、この穴縁8f
の上面が突起Eの係合凸部9aによって係止され、突起
Eの抜け出しが抑制される。
【0046】かゝる雄留め具A−2に係合状態におかれ
ている雌留め具B−2のスライドプレート5を、抜き出
し方向(図9の矢印の方向)に引きながら、雄留め具A
−2と雌留め具B−2とを引き離すことによって両者の
係合状態は解かれる。
【0047】次いで図10〜図12で示される第3の実
施例に係る留め具、特に雌留め具B−3について説明す
る。この第3の実施例の雌留め具B−3は前記の第1の
実施例におけると略同一の構成を有しており、第1の板
状物3の側板部3aに凹欠部10’を設け、この凹欠部
10’に入る突片11’を第2の板状物4の側縁部に突
き出し状に設けた以外の構成が前記第1の実施例の雌留
め具B−1と同一であり、同一の作用を有する部分につ
いては同一の番号を付して説明を省略する。
【0048】この第3の実施例に係る雌留め具B−3
は、第1の板状物3に対し、前記第1の実施例に係る雌
留め具B−1と同様の手順でスライドプレート5と第2
の板状物4とを組付けた後、第1の板状物3の凹欠部1
0’内に入り込まれている第2の板状物4の突片11’
を変形させて、この第1の板状物3と第2の板状物4と
を固着して構成する。
【0049】この突片11’の変形は、第1の実施例に
係る雌留め具B−1での突片11の変形と全く同様の態
様があり、又変形する方法も同様である。例えば、図1
2は、その典型的な変形の態様であって、突片11’
は、その先端側が側板部3aの面に向けて僅かに倒れ込
むように変形されることで第1の板状物3と第2の板状
物4とを固着している。
【0050】又、この突片11’を更に長くすること
で、側板部3aの面に完全に折り曲げられた状態に変形
させ、第1の板状物3と第2の板状物4とを固着しても
良い。更に、この突片11’が凹欠部10’内で一部又
は全部が変形されることで、突片11’が凹欠部10’
内に圧着して、第1の板状物3と、第2の板状物4とを
固着しても良い。
【0051】尚、この第3の実施例に係る雌留め具B−
3は、第1の実施例の留め具と同一の手法で用いられる
ものであり、第1の実施例に係る雄留め具A−1と全く
同一の構成の雄留め具を用いれば良いので、雄留め具の
図示を省略した。
【0052】次いで図13〜図16で示される第4の実
施例の留め具について説明する。この第4の実施例に係
る留め具は、その基本的な構成部分を第1の実施例の留
め具と同一としてあり、雄留め具A−4は前記第1の実
施例の雄留め具A−1に対して、その外観形状を異にし
ている点と、強磁性板16に、さらに強磁性板16’を
設けた点以外の構成を前記雄留め具A−1と略同一であ
る。又、雌留め具B−4の構成においても前記雌留め具
B−1と略同一であり、夫々同一の作用をもつ構成部分
については同一の番号を付して説明を省略し、主として
異なった構成部分について説明する。
【0053】雌フレームFを構成する第1の板状物10
3は、両側に側板部3a、3aを有し、雄留め具A−4
の挿通される穴6を有しており、この穴6の隅部に突部
3cを、又取付け板部3bの側に孔22を設けてある。
又、板部3dの側には両側に当板部3eを突き出し状に
残した凹欠部21が設けてある。又、側板部3aには、
第2の板状物104の凹欠部10に入る突片11が設け
てある。
【0054】次いで第2の板状物104は、雄留め具A
−4の挿通される穴7を有すると共に、第1の板状物1
03の側板部3a、3a間に亘って組付けられる構成を
有し、側部に前記の突片11の入る凹欠部10を有する
と共に、この第1の板状物103の面にまでいたる屈曲
したストッパー片23、24を有している。
【0055】このストッパー片23、24は、この第1
の板状物103と第2の板状物104とで構成される雌
フレームF内に組入れられるスライドプレート105の
摺動側に設けてあり、第1の板状物103の側板部3
a、3aと共に、この雌フレームF内に組入れられたス
ライドプレート105の抜け落ちを防止する機能をもっ
ている。又、一方のストッパー片23、23は、このス
トッパー片23、23の間からスライドプレート105
の操作舌片5aが突き出し得るよう摺動側の隅部に設け
てあると共に、このストッパー片23、23間の間隔を
スライドプレート105の操作舌片5aが、このストッ
パー片23、23間でガタなく出没できる間隔としてあ
る。
【0056】次いで、スライドプレート105は、前記
の穴6、7に連通する大き目の穴8を有すると共に、雌
フレームF内に摺動自在に組込まれる形状をなしてお
り、このスライドプレート105の幅よりも狭い幅の操
作舌片5aを、その摺動方向に向けて張り出し状に有し
ている。
【0057】かゝる構成のスライドプレート105を、
このスライドプレート105の操作舌片5aが前記のス
トッパー片23、23から外方に突き出し得るように第
1の板状物103と第2の板状物104との間に収め、
突片11を第1の実施例の雌留め具B−1の構成に際し
てと同一の手法で変形し、第1の板状物103と第2の
板状物104とを固着することで雌留め具B−4を構成
する。こゝで構成される雌留め具B−4は、第1の板状
物103の当板部3eに、第2の板状物104のストッ
パー片23が当接されており、この結果、第1の板状物
103の凹欠部21の縁21aと、第2の板状物104
の縁4cとが略同面とされている。
【0058】又、雌フレームF内に組込まれているスラ
イドプレート105の操作舌片5aが、この雌フレーム
Fから突き出す方向に摺動した際に、この操作舌片5a
の基部にある肩27が前記のストッパー片23に当接す
る構成としてあり、この肩27にストッパー片23が当
接した状態でこのスライドプレート105の操作舌片5
aが、前記第1の板状物103の当板部3e、3eの頂
端を結ぶ線より極力外方に突き出さないように、この操
作舌片5aの突き出し幅を短か目に構成してある。
【0059】又、雌フレームF内に組込まれているスラ
イドプレート105の穴8と、第1の板状物103の穴
6、第2の板状物104の穴7との位置関係は第1の実
施例の雌留め具B−1と全く同一であり、操作舌片5a
の設けられている側に拡がった穴部8aを有し、この穴
部8aの側にある穴縁8cが穴6、7の穴縁から隔てら
れ、他方の穴縁8bが穴6、7の穴縁に近接して設けら
れている。
【0060】かゝる構成からなる雌留め具B−4は、第
1の板状物103の板部3bに基版Dを添装し、これに
孔25aを有する取付け板25を添装し、これに挿通し
た頭つきのピン26の他端を圧潰することで取付け使用
される。この実施例に係る留め具は、前記第1の実施例
に係る留め具の雌雄留め具の有する係脱機能と全く同一
の係脱機能を有しており、取扱い操作も全く同一であ
り、この係脱機能と取扱い操作についての説明を省略す
る。
【0061】尚、この実施例に係る雌留め具B−4は、
スライドプレート105の操作舌片5aが、第1の板状
物103の凹欠部21内に露出しているのみであり、当
板部3e、3eの頂端を結ぶ線から概ね外方に突き出さ
ない特徴を有しており、この凹欠部21内で、スライド
プレート105の押動操作が容易になし得る利点と、操
作舌片5aが予期せずに押される不都合を防止してい
る。
【0062】尚、叙上の各実施例の雌留め具Bでは、こ
の雌留め具Bに設けられている突片11、11’と凹欠
部10、10’とを、第1の板状物3、103又は第2
の板状物4、104のいずれか一方に突片11、11’
のみ、又は凹欠部10、10’のみを設けた構成として
あるが、第1の板状物3、103の側板部3aに突片1
1、11’と凹欠部10、10’とを設け、第2の板状
物4、104に、これに対応するように凹欠部10、1
0’と突片11、11’とを設けても良い。
【0063】本発明は、叙上の各実施例に限定されるも
のでなく、例えば雌フレームに収められてるスライドプ
レートに摘みを設け、この摘みを雌フレームから外方に
突き出すように構成しても良い。又、雌フレームに内部
に連通する割欠部を適宜設け、この割欠部から、この雌
フレーム内に収められているスライドプレートの操作を
なすように構成しても良い。
【0064】
【発明の効果】本発明は、叙上構成から明らかなように
凹欠部10、10’内に突片11、11’を入れ込むこ
とで、第1の板状物3、103と、第2の板状物4、1
04とを容易に、しかも正確に組付けることができる特
長を有している。又、この突片11、11’を折り曲
げ、押し潰しなどの方法で変形させることによって、第
1の板状物3、103と、第2の板状物4、104とを
容易に、しかも確実に固着することができる特長を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る雌留め具B−1の部品分離斜
視図
【図2】同雌留め具B−1の斜視図
【図3】突片11を変更する前の同雌留め具B−1の断
面図
【図4】突片11を変形した後の同雌留め具B−1の断
面図
【図5】雄留め具A−1と雌留め具B−1の係合前の断
面図
【図6】雄留め具A−1と雌留め具B−1の係合時の断
面図
【図7】雄留め具A−1の突起Eを挿入する際の雌留め
具B−1を、この雌留め具B−1の第1の板状物3を取
り除いた状態で示す平面図
【図8】同雄雄留め具A−1の突起Eを挿入した際の雌
留め具B−1を、この雌留め具B−1の第1の板状物3
を取り除いた状態で示す平面図
【図9】第2の実施例に係る雄留め具A−2と、雌留め
具B−2の係合前の断面図
【図10】第3の実施例に係る雌留め具B−3の部品分
離斜視図
【図11】同雌留め具B−3の斜視図
【図12】同断面図
【図13】第4実施例に係る雌留め具B−4の部品分離
斜視図
【図14】同雌留め具B−4の斜視図
【図15】同雄留め具A−4と雌留め具B−4の係合前
の断面図
【図16】同雄留め具A−4と雌留め具B−4の係合時
の断面図
【符号の説明】
1 永久磁石 2 突起本体 3、103 第1の板状物 3a 側板部 4、104 第2の板状物 5、105 スライドプレート 6 穴 7 穴 8 穴 9 顎部 9a 係合凸部 10、10’ 凹欠部 11、11’ 突片 12 係合凹部 13 突出し段部 14 脚具 15 裏座金 16、16’ 強磁性板 17 係止片 18 螺子挿通孔 19 溝 20 螺子 21 凹欠部 22 孔 23 ストッパー片 24 ストッパー片 25 取付け板 26 ピン 27 肩 A 雄留め具 A−1 雄留め具 A−2 雄留め具 A−3 雄留め具 A−4 雄留め具 B 雌留め具 B−1 雌留め具 B−2 雌留め具 B−3 雌留め具 B−4 雌留め具 E 突起 F 雌フレーム C 基版 D 基版

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石からなる突起または永久磁石を
    有する突起のいずれかを具備している雄留め具と、 第1の板状物と第2の板状物とからなる雌フレームと、
    この雌フレームの第1の板状物と第2の板状物との間に
    摺動自在、且つ該雌フレームの外部から操作可能に組込
    まれている強磁性材からなるスライドプレートとを有す
    ると共に、前記第1、第2の板状物及び前記スライドプ
    レートに、前記雄留め具の突起の挿通される互に連通す
    る穴が設けられている雌留め具とからなり、 前記雌留め具に挿通される前記雄留め具の突起には、こ
    の突起の永久磁石により吸引される前記スライドプレー
    トの吸着側に係合凹部又は係合凸部が設けてあり、前記
    スライドプレートの穴縁が該係合凹部内の該突起の面、
    又は該係合凸部より下側にある該突起の面に吸着される
    留め具であって、 前記雌フレームの第1の板状物が、両側縁に沿って折り
    曲げ状に設けられた互に向き合っている側板部を有し、
    しかも該側板部の上部端に凹欠部と突片の両方又はいず
    れか一方を有しており、前記第2の板状物が前記凹欠部
    に入る突片又は前記突片の入る凹欠部を側縁部に有して
    おり、 前記第1の板状物と、この第1の板状物の側板部間に亘
    って取付けられる第2の板状物とが、前記凹欠部に入れ
    込まれている前記突片の変形により固着されていること
    を特徴とする留め具。
  2. 【請求項2】 前記第1の板状物と第2の板状物の両方
    又はいずれか一方が強磁性材からなることを特徴とする
    請求項1記載の留め具。
  3. 【請求項3】 前記第1の板状物と第2の板状物が非磁
    性材からなることを特徴とする請求項1記載の留め具。
  4. 【請求項4】 前記突片が第1の板状物の側板部上端に
    設けられており、第2の板状物の側縁に該突片の入る凹
    欠部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    留め具。
  5. 【請求項5】 前記突片が第2の板状物の側縁に設けら
    れており、第1の板状物の側板部上端に該突片の入る凹
    欠部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    留め具。
  6. 【請求項6】 前記突片が前記凹欠部内に収まっている
    ことを特徴とする請求項1記載の留め具。
  7. 【請求項7】 前記突片が前記凹欠部から突き出してい
    ることを特徴とする請求項1記載の留め具。
  8. 【請求項8】 前記突片の全部又は一部が押し潰し変形
    されていることを特徴とする請求項1記載の留め具。
  9. 【請求項9】 前記突片が折り曲げ変形されていること
    を特徴とする請求項1記載の留め具。
  10. 【請求項10】 前記スライドプレートの一部が雌フレ
    ームから突き出していることを特徴とする請求項1記載
    の留め具。
  11. 【請求項11】 前記雌フレームの一部が欠設されてい
    ると共に、この欠設部から前記スライドプレートの一部
    が露出していることを特徴とする請求項1記載の留め
    具。
  12. 【請求項12】 前記スライドプレートが、前記雌フレ
    ーム内に収められていると共に、該スライドプレートが
    前記雌留め具により吸引された際に、該スライドプレー
    トの一部を該雌フレームから外方に突き出す構成とされ
    ていることを特徴とする請求項1記載の留め具。
  13. 【請求項13】 前記雄留め具の突起にある係合凹部
    が、該突起に設けられている溝状の凹段部であることを
    特徴とする請求項1記載の留め具。
  14. 【請求項14】 前記雄留め具の突起にある係合凸部
    が、該突起の頂部側で段差状に張出した張出し部である
    ことを特徴とする請求項1記載の留め具。
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