JPH0654694B2 - 低挿入力多極コネクタ - Google Patents

低挿入力多極コネクタ

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JPH0654694B2
JPH0654694B2 JP1333238A JP33323889A JPH0654694B2 JP H0654694 B2 JPH0654694 B2 JP H0654694B2 JP 1333238 A JP1333238 A JP 1333238A JP 33323889 A JP33323889 A JP 33323889A JP H0654694 B2 JPH0654694 B2 JP H0654694B2
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JP
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pinion
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connector housing
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典 井上
正光 千島
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、多数の端子を収容した雌コネクタハウジング
と雄コネクタハウジングを、小さい力で結合接続する低
挿入力多極コネクタに関するものである。
「従来の技術」 自動車の電気回路の接続に使用されるコネクタは、電装
品の増加や電気回路の高度化に伴って、コネクタの多極
化が進んでおり、多数の端子群を収容した多極コネクタ
を相互接続するには、端子群の接触部間の接続抵抗が大
きくなるので、その結合には多大な挿入力が必要にな
る。
そこで、以上の多極コネクタの結合時の挿入力を低減す
る手段として、実開昭63−99788号公報に示され
た低挿入力コネクタの提案がある。
即ち、この低挿入力コネクタは、相互結合する雌コネク
タハウジングまたは雄コネクタハウジングの一方に、支
点部外周にピニオン部を設けた回転レバーを取付けると
共に、他方のコネクタハウジングに、該ピニオン部とか
み合うラック部を設け、その回転レバーをコネクタハウ
ジングの結合方向と異なる方向に回すことによって、結
合力を増幅し、小さい挿入力で雌雄コネクタハウジング
の結合をなす構造になっている。
「発明が解決しようとする課題」 以上の公知の低挿入力多極コネクタは、槓杆体の回転レ
バーによって、挿入力が増幅され、一応の低挿入力作用
が存在するものの、その回転レバーの回転方向が、コネ
クタハウジングの挿入方向と異なる方向になり、その
上、一対のコネクタハウジングを仮嵌合させた状態に保
持して、その回転レバーを結合方向と異なる方向に回転
操作して挿入操作する結合作業となるので、持ち替え動
作が必要になることが多く、結合操作性が甚だ劣る不具
合点がある。
さらに、その結合操作のとき、回転レバーの回転空間が
コネクタ周辺に必要となり、狭い周辺空間に制限される
ケースが多い自動車の電気配線用として、使用適性に欠
ける難点がある。
本発明は、以上の従来手段の難点を解消するのが目的で
ある。
「課題を解決するための手段」 以上の技術課題を解決する本発明の低挿入力多極コネク
タは、 「端子群を収容した一対の雌コネクタハウジングと雄コ
ネクタハウジングの前半部分を嵌合させて結合接続する
多極コネクタにおいて、雌コネクタハウジングと雄コネ
クタハウジングの一方に「回転自在に支承したピニオ
ン」と「該ピニオンとかみ合い、かつ、コネクタハウジ
ングの結合方向にスライド自在にして、後端を自己のコ
ネクタハウジングから突き出すスライドラック片」を設
け、他方のコネクタハウジングに、「該ピニオンとかみ
合い、かつ、該ピニオンが転動自在となる固定ラック
部」を設け、前記スライドラック片をスライドさせて、
一対のコネクタハウジングを結合接続する構造」に成っ
ている。
「作用」 以上の構成からなる本発明の低挿入力多極コネクタは、
一対の雌雄コネクタハウジングを対向させて、一方の後
方に突き出しているスライドラック片を押し込むと、該
スライドラック片のスライド移動によって、該スライド
ラック片とかみ合っているピニオンが自転し、そのピニ
オンが他方のコネクタハウジングの固定ラック部とかみ
合って、該固定ラック部上を転動するので、該スライド
ラック片のスライド力によって、一対のコネクタハウジ
ングは結合方向に近接作動する。
そして、その近接作動のとき、単一体のピニオンの両側
にスライドラック片と固定ラック部がかみ合い、該ピニ
オンが固定ラック部上を転動移動するので、「該ピニオ
ンが単一ロープ掛けの移動滑車、該固定ラック部が該移
動滑車に巻掛けした固定端側のロープ、該スライドラッ
ク片が該移動滑車に巻掛けした巻き上げ側ロープ」とし
て機能し、該スライドラック片に付与されたスライド力
が増幅されて該ピニオンの前進力として伝達され、一対
のコネクタハウジングには大きな結合力が生じて低挿入
力で結合接続される。即ち、本発明の低挿入力多極コネ
クタにおけるピニオンは、ピニオン自体が結合力増大に
機能する特有の作用が存在する。
そして、一対のコネクタハウジングの結合方向に、該ス
ライドラック片を押し込みスライドさせるのみで、前記
の低挿入力結合が達成され、結合操作が極めてやり易く
なると共に、コネクタ周辺の特別の操作空間が無用にな
る。
「実施例」 以下、実施例に基づいて詳しく説明する。まず、本発明
の第一実施例を示す第1、2図を参照して、雌端子群
(図示しない)を収容した雌コネクタハウジング1と、
雄端子群(図示しない)を収容した雄コネクタハウジン
グ2の前半部分を嵌合させて結合接続する多極コネクタ
において、一方の雄コネクタハウジング2の内部に、平
歯車形状のピニオン3が回転自在に支承されると共に、
ピニオン3の上側とかみ合って後端4をハウジング後壁
10から突き出し、かつ、自己の結合方向(図示矢印A)
と同一方向にスライド自在に装着されたスライドラック
片5が設けられている。また、他方の雌コネクタハウジ
ング1には、雌雄コネクタハウジング1・2が対向して
嵌合姿勢になったとき、ピニオン3の下側とかみ合う固
定ラック部6が一体に固設され、ピニオン3と固定ラッ
ク部6は、それぞれのコネクタハウジングの前方開口部
に臨ませて配列されている。
詳しくは、第1図(B)参照、ピニオン3とスライドラ
ック片5は、雄コネクタハウジング2と同様に樹脂成形
された別体物をなし、そのうちピニオン3は、雄コネク
タハウジング2の中央空洞部に設けられた支承部7に、
回転自在に支承されると共に、その支承軸8は結合方向
Aと直交する方向に支承されている。また、スライドラ
ック片5は、同じく中央空洞部の上方に形成されたスラ
イド溝9に、後方から挿着されてピニオン3の上側とか
み合って結合方向Aと同一方向にスライドし、スライド
後死点位置で後端4をハウジング後壁10から突き出し、
その突き出し量は必要なスライドストロークと概ね等長
になっている。
そして、第2図参照、雌雄コネクタハウジング1・2が
対向して第2図(A)のように仮嵌合(雌雄コネクタハ
ウジングが先端部挿入のみで、雌雄端子が嵌合していな
い状態)すると、ピニオン3が固定ラック部6の前端と
かみ合い、続いて、スライドラック片5を指先で押し込
みスライドさせ、ピニオン3を回転させると同時に、か
み合っている固定ラック部6上を転動させてピニオン3
に前進力F2を付与し、第2図(B)のように、スライ
ドラック片5を前死点位置まで押し込み、雌雄コネクタ
ハウジング1・2を正常姿勢に結合するようになってい
る。なお、図中の11はスライドラック片5を前死点まで
押し込んだとき、コネクタハウジング2内の係止部に係
合させてスライドラック片5の後退を防止する係止突起
である。また、この実施例のピニオン3には、後死点位
置のスライドラック片5の前端が当接する位置決め突起
12が外周に形成されている。
以上の第1図実施例によると、「ピニオン3が第2図
(C)に示す単一ロープ掛けの移動滑車A、固定ラック
部6が移動滑車Aに巻掛けされた固定側の巻掛けロープ
B、スライドラック片5が移動滑車Aの巻き上げ側のロ
ープC」として機能し、「ピニオン3と固定ラック部6
とスライドラック片5」によって単一ロープ掛けの移動
滑車機構を構成するので、スライドラック片5にスライ
ド力F(前記の移動滑車機構のロープの巻き上げ力F
)が付与されると、ピニオン3に大きな前進力F
(前記移動滑車機構の移動滑車Aの引き上げ力F
が生じてF=2F(理論値)の関係となり、雌雄コ
ネクタハウジング1・2は小さい挿入力によって的確に
結合接続される。
そして、その結合接続操作が、一方のコネクタハウジン
グの後方に突き出しているスライドラック片5を、コネ
クタハウジングの結合方向へ押し込むのみで達成できる
ので、片手の指先のみで「パチン」と簡便的確に行うこ
とができると共に、特別の操作空間の必要もなく、狭い
空間で簡便的確な結合作業が要求される自動車の多極コ
ネクタとして、その操作性が格段に向上する。なお、こ
の第1図実施例のピニオン3には、位置決め突起12が形
成されているので、スライドラック片5とピニオン3を
かみ合せるとき、ピニオン3の位置決め突起12に、スラ
イドラック片5の先端を当てて押し込むと、ピニオン3
とスライドラック片5が、正常位置に簡便にして的確に
かみ合い、前記前進力Fによる雌・雄ハウジング1・
2の結合が極めて容易にできる。
つぎに、第3図を参照して、本発明の第二実施例を説明
する。即ち、この第二実施例は前記第一実施例の低挿入
力作用の一段の向上を図る実施態様を示したものであ
り、ピニオン3は同一の回転軸8に一体に形成された半
径R1の大径ピニオン部3Aと、半径R2の小径ピニオン
部3Bから構成されており、大径ピニオン部3Aがスラ
イドラック片5とかみ合うと共に、小径ピニオン部3B
が固定ラック部6とかみ合っている。
この第3図実施例によると、スライドラック片5の同一
スライド量に対するピニオン3の前進量が、前記第1図
実施例のものより減少するものの、前記の「R1:R2
の径比によってピニオン3の前進力F2が一段と増幅さ
れ、例えば「R1:R2=2:1」の場合はF2=3F1
関係となり、雌雄コネクタハウジング1・2は、より低
挿入力による結合接続が可能となる。
「発明の効果」 以上の説明のとおり、本発明の低挿入力多極コネクタ
は、低挿入力にして従来の持ち替え動作が不要となり、
簡便的確に結合接続できると共に、接続操作用の特別の
周辺空間も無用となる優れた結合操作性を有し、ワイヤ
ハーネスの成形ライン、自動車の組立ライン、および、
実車の修理点検時等における多極コネクタの接続作業性
を向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明第一実施例の低挿入力多極コネクタを示
し、(A)はその斜視図、(B)はその構成部材の斜視
図、(C)はその正面図、第2図(A)(B):第1図
実施例の作用状態を示す正面図、第2図(C):第1図
実施例の作用原理説明図、第3図(A)(B):本発明
第二実施例の低挿入力多極コネクタを示す正面図 主な符号、1:雌コネクタハウジング、2:雄コネクタ
ハウジング、3:ピニオン、3A:大径ピニオン部、3
B:小径ピニオン部、5:スライドラック片、6:固定
ラック部、7:支承部、9:スライド溝、10:ハウジン
グ後壁、12:位置決め突起、A:移動滑車

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端子群を収容した一対の雌コネクタハウジ
    ングと雄コネクタハウジングの前半部分を嵌合させて結
    合接続する多極コネクタにおいて、一方のコネクタハウ
    ジングに「回転自在に支承したピニオン」と「該ピニオ
    ンとかみ合い、かつ、コネクタハウジングの結合方向に
    スライド自在にして、後端を自己のコネクタハウジング
    から突き出すスライドラック片」を設け、他方のコネク
    タハウジングに、「該ピニオンとかみ合い、かつ、該ピ
    ニオンが転動自在となる固定ラック部」を設け、前記ス
    ライドラック片をスライドさせて一対のコネクタハウジ
    ングを結合接続する構造を特徴とする低挿入力多極コネ
    クタ。
  2. 【請求項2】同一回転軸を有して一体回転する大径ピニ
    オン部と小径ピニオン部からなるピニオンを有し、該大
    径ピニオン部がスライドラック片とかみ合い、該小径ピ
    ニオン部が固定ラック部とかみ合う特許請求の範囲第
    (1)項記載の低挿入力多極コネクタ。
  3. 【請求項3】後死点位置のスライドラック片の前端に当
    接する「位置決め突起」を、ピニオン外周に形成したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)または第(2)
    項記載の低挿入力多極コネクタ。
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