JPH0654440A - 回転機の異常検出装置 - Google Patents

回転機の異常検出装置

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JPH0654440A
JPH0654440A JP19952692A JP19952692A JPH0654440A JP H0654440 A JPH0654440 A JP H0654440A JP 19952692 A JP19952692 A JP 19952692A JP 19952692 A JP19952692 A JP 19952692A JP H0654440 A JPH0654440 A JP H0654440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
rotating machine
power supply
detecting
toroidal coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP19952692A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Adachi
裕二 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yashima Denki Co Ltd
Original Assignee
Yashima Denki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yashima Denki Co Ltd filed Critical Yashima Denki Co Ltd
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Publication of JPH0654440A publication Critical patent/JPH0654440A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数個の冷却ファンを使用している場合にお
いて、その異常を検出することのできる安価でコンパク
トな異常検出装置を提供する 【構成】 同一電源Eよりの電流供給を受けて駆動され
る2個の冷却ファンa,bにおいて、各冷却ファンa,
bへの供給電流値Ia,Ibの差を検出するトロイダル
コイル4を備え、トロイダルコイル4の出力によって各
冷却ファンa,bの異常状態を検出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転機の異常を検出
する装置に関し、特に、他の機器を冷却する役目を果た
す冷却ファンを複数個備える場合において、この冷却フ
ァンの異常を検出する安価な異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】OA機器その他の産業機器においては当
該機器を一定温度以下に維持することが重要であり、そ
の為に一般には冷却ファンが用いられている。そして、
産業機器などの運転中には、必ず冷却ファンが回り続け
ている必要があり、若し、冷却ファンの回転が停止した
状態で機器を運転し続けると、装置内部温度が規格値以
上に異常に上昇してしまい、例えば、各部の絶縁抵抗値
の劣化、半導体素子の異常動作や破壊などの重大な問題
が発生しうる。
【0003】かかる問題を回避する為には、冷却ファン
の回転を常に監視する必要があるので、回転検出センサ
を設置するなど、従来より各種の提案がなされてきた
(例えば、特願平4−127225参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冷却効
果を向上させる為に冷却ファンを複数個使用する場合も
あり、かかる場合には回転検出センサなども冷却ファン
の分だけ必要となり、装置全体が複雑化し、製造コスト
なども増加してしまうという問題点があった。この発明
は、この問題点に着目してなされたものであって、冷却
ファンなどを複数個使用している場合において、回転機
の異常を検出することのできる安価でコンパクトな異常
検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する
為、請求項1に係る回転機の異常検出装置は、同一電源
よりの電流供給を受けて駆動される複数個の回転機にお
いて、各回転機への供給電流値の差を検出する電流差検
出部を備え、この電流差検出部の出力によって前記各回
転機の異常状態を検出することを特徴としている。
【0006】また、請求項2に係る回転機の異常検出装
置は、回転機の個数は偶数個であって、各回転機は同一
電源よりホット側とコールド側の電源ラインを介して電
流の供給を受けており、また、電流差検出部はトロイダ
ルコイルであって、半数の回転機のホット側電源ライン
と残余の回転機のコールド側電源ラインとを貫通させて
いることを特徴としている。
【0007】
【作用】複数個の回転機は、同一電源によって駆動され
ている。ここで、回転機は例えば冷却ファンであり、そ
の個数は典型的には2個である。電流差検出部は、各回
転機に供給されている電流値の差を検出する。ここで、
敢えて電流値の差を求めるのは、各回転機への供給電流
値の変化そのものに基づいて回転機の異常を検出しよう
とする方法が妥当でないからである。何故なら、回転機
への供給電流の変化は通常大きくないのでその検出が容
易でないこと、及び、電流変化に対する検出感度を上げ
ると電源電圧の変動に反応して誤動作してしまうからで
ある。
【0008】電流検出部は、典型的にはトロイダルコイ
ルであって、一方の回転機のホット側電源ラインと他方
の回転機のコールド側電源ラインとを貫通させて構成さ
れている。この場合、正常動作時にはホット側とコール
ド側の電源ラインの電流値が等しく且つ電流の向きが逆
であるので、トロイダルコイルの出力は零であるが、い
ずれか一方の回転機が故障するとトロイダルコイルを貫
通している電流のバランスが崩れるので、トロイダルコ
イルから出力電圧が得られ、これにより回転機の異常を
検出できる。
【0009】このように、一方の回転機のホット側電源
ラインと他方の回転機のコールド側電源ラインとをトロ
イダルコイルに貫通させているので、電源電圧の変動な
どにより各電源ラインの電流値が変動した場合にも、両
電源ラインの電流差は依然として零のままであり誤動作
の恐れはない。
【0010】
【実施例】以下、実施例に基づいて、この発明を更に詳
細に説明する。図1は、この発明の一実施例を図示した
ものであり、単一の交流電源Eによって駆動される冷却
ファンa,bに備えられている異常検出装置1を図示し
ている。尚、ここで冷却ファンaと冷却ファンbとは同
一規格の装置であるとする。
【0011】図1において、冷却ファンa,bは、交流
電源Eのホット側電源ライン2a,2bとコールド側電
源ライン3a,3bとを介して駆動されているが、この
発明に係る冷却ファン用異常検出装置1は、コールド側
電源ライン3aとホット側電源ライン2bとを貫通させ
ているトロイダルコイル4と、このトロイダルコイル4
の出力を受けてこれを増幅する増幅器5とで構成されて
いる。
【0012】ここで、電源ライン2,3には交流電流が
流れるが、ホット側電源ライン2とコールド側電源ライ
ン3に流れる電流は常に逆向きであるので、図1には、
ある瞬間におけるコールド側電源ライン3aの電流Ia
とホット側電源ライン2bの電流Ibとを図示してい
る。いま、両冷却ファンa,bが共に正常動作している
場合には、コールド側電流Iaとホット側電流Ibの電
流値が等しく、その電流の向きが逆になっている。その
為、トロイダルコイル4には誘起電圧が発生せず、増幅
器5の出力は零となる。つまり、増幅器5の出力である
回転異常検出出力が0ボルトであることから、冷却ファ
ンa,冷却ファンbともに正常に動作していることが検
知される。
【0013】一方、何らかの原因によって、冷却ファン
aまたは冷却ファンbに異常が生じると、コールド側電
流Iaとホット側電流Ibの電流値バランスが崩れる。
すると、トロイダルコイル4には、両電流Ia,Ibの
差に比例した電圧が誘起され、これが増幅器5で増幅さ
れて回転異常検出出力が生じる。尚、交流電源Eに電圧
変動が生じた場合、これに応じて各電流値Ia,Ibも
変動すると考えられるが、両電流Ia,Ibは、常に同
一電流値で逆位相であることから差電流は常に零であ
り、従って、交流電源Eの電圧変動によって誤って回転
異常検出出力が出力されることはない。
【0014】以上の通り、冷却ファンaまたは冷却ファ
ンbに回転異常が生じた場合には、増幅器4から回転異
常検出出力が出力される。そこで、この出力を受けて冷
却対象である装置・機器の主電源回路を開放すればよ
く、そうすれば当該装置・機器の冷却不足による異常な
温度上昇による特性変化や不測の事故を未然に防止でき
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る回
転機の異常検出装置は、同一電源よりの電流供給を受け
て駆動される複数個の回転機において、各回転機への供
給電流値の差を検出する電流差検出部を備え、この電流
差検出部の出力によって前記各回転機の異常状態を検出
している。そして、典型的には冷却ファン2個に対して
ホット側とコールド側の電源ラインを各一本づつ貫通し
たトロイダルコイルによって電流差検出部が構成されて
いる。
【0016】従って、冷却ファンが2個であってもトロ
イダルコイルは1個で足り、各々専用の回転検出装置な
どを設置していた従来装置より費用及びスペースを節減
することが可能となる。また、トロイダルコイルによっ
て電源ラインと制御系とが完全に絶縁されるので、安全
性の面からも有利である。更に、電源電圧が変動したと
しても、それに伴って誤動作することがなく、信頼性の
面でも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である冷却ファン用異常検
出装置の回路ブロック図を図示したものである。
【符号の説明】
1 冷却ファン用の異常検出装置 2a,2b ホット側電源ライン 3a,3b コールド側電源ライン 4 トロイダルコイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一電源よりの電流供給を受けて駆動され
    る複数個の回転機において、各回転機への供給電流値の
    差を検出する電流差検出部を備え、この電流差検出部の
    出力によって前記各回転機の異常状態を検出することを
    特徴とする回転機の異常検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の回転機の異常検出装置に
    おいて、 回転機の個数は偶数個であって、各回転機は同一電源よ
    りホット側とコールド側の電源ラインを介して電流の供
    給を受けており、 電流差検出部はトロイダルコイルであって、半数の回転
    機のホット側電源ラインと残余の回転機のコールド側電
    源ラインとを貫通させていることを特徴とする回転機の
    異常検出装置。
JP19952692A 1992-07-27 1992-07-27 回転機の異常検出装置 Pending JPH0654440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19952692A JPH0654440A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 回転機の異常検出装置

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JP19952692A JPH0654440A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 回転機の異常検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0654440A true JPH0654440A (ja) 1994-02-25

Family

ID=16409300

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JP19952692A Pending JPH0654440A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 回転機の異常検出装置

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JP (1) JPH0654440A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6230132B1 (en) * 1997-03-10 2001-05-08 Daimlerchrysler Ag Process and apparatus for real-time verbal input of a target address of a target address system
WO2002051227A1 (en) * 2000-12-18 2002-06-27 Koninklijke Philips Electronics N.V. Fan protection
US7181394B2 (en) 2000-01-05 2007-02-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Device setter, device setting system, and recorded medium where device setting program recorded
WO2009087915A1 (ja) * 2008-01-10 2009-07-16 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki 交流モータ駆動システムとその異常検出方法
US9479107B2 (en) 2011-09-08 2016-10-25 Mitsubishi Electric Corporation Over temperature protection device for electric motors

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