JPH0654422U - 金型装置用板押え構造 - Google Patents

金型装置用板押え構造

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JPH0654422U
JPH0654422U JP9440892U JP9440892U JPH0654422U JP H0654422 U JPH0654422 U JP H0654422U JP 9440892 U JP9440892 U JP 9440892U JP 9440892 U JP9440892 U JP 9440892U JP H0654422 U JPH0654422 U JP H0654422U
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JP
Japan
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plate
die
plate retainer
stripper
blank holder
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Application number
JP9440892U
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English (en)
Inventor
詔三 今西
隆 八木
明 松井
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Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金型装置の板押えを改良し、板押えが被加工板
材に当接したときの衝撃振動を軽減し、かつ板押えが被
加工板材を押圧する押圧力を均等化して不良製品の発生
を防止する。 【構成】板押えを鋼製の上板及び下板の間に、粘弾性材
からなる中板を挾んで接合した積層構造とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は金型装置用板押え構造に関し、打抜き又は絞り加工の際、板材をダイ との間に押圧して衝突振動が少なく、かつ、板材周辺をほぼ均等に押圧して板材 のねじれ及び歪の発生を防止でき、広く打抜き金型及び紋り金型に利用できる。
【0002】
【従来の技術】
従来、打抜き金型ではストリッパ、紋り金型ではブランクホルダなどの名称で 呼ばれる一体構造の板押えが使用されてきた。例えば、特開昭3−294026 に開示されたストリッパ(12)は押圧力の均等化を図っている。また、特開平 4−172200に開示されたブランクホルダ(2a)はスライド側と当接する 際の大きな衝突音を防止するためにブランクホルダ(2a)を予備下降させてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述の従来例は、前者は押圧力の均等化はできても、衝突の振動は防止できな いため不良製品が発生し、また後者は当接時の緩衝はされるが均等な押圧力がえ られないため不良製品が発生するという欠点がある。 本考案は、これらの欠点を除き、当接時の緩衝と均等な押圧力とすることを同 時に行いうる板押え構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
ストリッパ又はブランクホルダの板押えを鋼板と鋼板との間に、粘弾性材から なる板を挾んだ積層構造とした。
【0005】
【作用】
上述の積層構造とすることにより、板押えが当接する際の衝撃を緩衝し、かつ 押圧したとき均等な押圧力を発生するために粘弾性材が効果的に作用する。
【0006】
【実施例】
図1において、打抜き金型(1)は下型(2)にガイドポスト(3)、(4) を立設し、ベアリング(5)、(6)を介して上型(7)を上下動自在に設け、 下型(2)上面にはダイ(8)を固定し、ダイ(8)にサブガイドポスト(9) 、(10)を立設し、サブガイドポスト(9)、(10)に上下動自在にストリ ッパ(11)を設け、ストリッパ(11)は図示しない手段で上向に付勢し、か つ上型(7)に内装したより強い付勢力のスプリング(12)、(13)で下向 きに付勢して突出させたスタッド(14)、(15)で上限を規制している。ダ イ(8)と対向して上型(7)に固定したパンチ(16)の先端をストリッパ( 11)の穴で案内している。
【0007】 ストリッパ(11)は図2に示すように、鋼製の上板(17)、下板(18) の間に、粘弾性材からなる中板(19)を、弾性変形可能に接合した三層構造を 有する。多層構造としても支障はない。
【0008】 従って図1に示すダイ(8)上に加工される板材(A)をのせ、上型(7)を 下方に押圧すれば、上型(7)と共にパンチ(16)、スプリング(12)、( 13)に付勢されたスタッド(14)、(15)に押されてストリッパ(11) が下降し、ストリッパ(11)下面が板材(A)を押圧し、ストリッパ(11) の中板(19)が弾性変形して下板(18)が板材(A)上面に倣い均等に押圧 してストリッパ(11)が停止した後、スプリング(12)、(13)が収縮し つつパンチ(16)だけが下降し、ダイ(8)と協働して板材(A)を打ち抜く 。ストリッパ(11)が板材(A)に当接した衝撃を中板(19)の弾性変形で 緩衝するとともに、中板(19)の弾性変形によリストリッパ(11)が板材( A)をダイ(8)との間に均等に押圧する。従って衝撃の振動で板材(A)が移 動(ずれを生ず)したり、押圧力の不均等により打抜きの際板材(A)がねじれ 及び歪を発生することがないので、不良製品の発生を防止できる。
【0009】 図3において、紋り金型(20)はプレスのスライド(21)に固定した上型 (22)と、プレスのベッド(23)にボルスタ(24)を介して固定した下型 (25)と、下型(25)の外筒部(25A)に上下動自在に案内されダイクッ ョン(26)のクッションピン(27)、(27)で上向に付勢されるブランク ホルダ(28)とからなる。ブランクホルダ(28)はスライド(21)が上昇 しているとき、下型(25)上面とその上面が一致する位置までクッションピン (27)、(27)で押し上げられ停止する。この位置で被加工板材がブランク ホルダ(28)上に供給される。
【0010】 図4において、ブランクホルダ(28)の詳細な構造を示している。 ブランクホルダ(28)は、被加工板材をのせる鋼製の上板(29)と、クッシ ョンピン(27)で押し上げられる鋼製の下板(30)との間に、粘弾性材から なる中板(31)を挾んで接合し、下型(25)のパンチ部(25B)の外周に 適合する穴(32)を設けた三層構造とする。
【0011】 上昇したブランクホルダ(28)上に被加工板材が供給され、上型(22)が 下降してくると、上型(22)外周部が被加工板材に当接し、これをブランクホ ルダ(28)との間に押圧し、クッションピン(27)を押し下げながら下型( 25)と上型(22)とで製品(B)が成形される。上型(22)が被加工板材 に当接したとき、ブランクホルダ(28)の中板(31)は弾性変形して当接の 衝撃を緩衝して振動の発生を防止し、かつブランクホルダ(28)と上型(22 )とで被加工板材を均等に押圧して保持する。従って振動による被加工板材の移 動ずれを防止し、かつ製品にねじれ、歪の発生を防止する。
【0012】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案のストリッパ(11)及びブランクホ ルダ(28)の板押えによれば、ダイ或は上型との間に板材を押圧するときの当 接の衝撃を緩和して振動による板材の移動ずれを防止し、かつ押圧力を均等とし て製品のねじれ、歪を防止できるという著しい効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は打抜き金型の縦断正面図
【図2】は打抜き金型のストリッパ部の詳細な縦断正面
【図3】は紋り金型の縦断正面図
【図4】は紋り金型のブランクホルダの詳細な縦断正面
【符号の説明】
1 打抜き金型 2 下型 3、4 ガイドポスト 5、6 ベアリング 7 下型 8 ダイ 9、10 サブガイドポスト 11 ストリッパ 12、13 スプリング 14、15 スタッド 16 パンチ 17 上板 18 下板 19 中板 20 紋り金型 21 スライド 22 上型 23 ベッド 24 ボルスタ 25 下型 26 ダイクッション 27 クッションピン 28 ブランクホルダ 29 上板 30 下板 31 中板 32 穴 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項 1】全型装置用板押え構造において、粘弾性
    材からなる中板を挟んで接合した積層構造とすることを
    特徴とする金型装置用板押え構造。
JP9440892U 1992-12-26 1992-12-26 金型装置用板押え構造 Pending JPH0654422U (ja)

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JPH0654422U true JPH0654422U (ja) 1994-07-26

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006092989A1 (ja) * 2005-02-28 2006-09-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha プレス成形装置およびプレス成形方法
WO2009048096A1 (ja) * 2007-10-12 2009-04-16 Mitsui High-Tec, Inc. 金型装置
CN117943440A (zh) * 2024-03-21 2024-04-30 智迈德股份有限公司 一种弧形钢梁加工用成型机

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