JPH0654199U - 密閉式蓄電池 - Google Patents

密閉式蓄電池

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JPH0654199U
JPH0654199U JP8832592U JP8832592U JPH0654199U JP H0654199 U JPH0654199 U JP H0654199U JP 8832592 U JP8832592 U JP 8832592U JP 8832592 U JP8832592 U JP 8832592U JP H0654199 U JPH0654199 U JP H0654199U
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JP
Japan
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valve
cylinder
valve cylinder
exhaust
exhaust hole
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8832592U
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English (en)
Inventor
照和 山▲崎▼
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Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd filed Critical Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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    • Y02E60/12

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  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁筒に対する弁体の接触面積を小さくし、弁
作動圧を低くできる密閉式蓄電池を提供する。 【構成】 電槽の蓋2に弁筒3を設け、弁筒3の先端部
には弁体4をその筒部4aを弁筒3の外周に密着させて
装着し、弁体4の筒部4aが密着される弁筒3の部分に
は排気孔5を設けて安全弁1を形成する。弁体4の筒部
4aで覆われる部分の弁筒3の外周には、排気孔5に連
通する排気溝6を、弁筒3の上端と排気孔5とに跨がっ
て設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、密閉式鉛蓄電池の如き密閉式蓄電池に関し、特にその安全弁の改良 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の密閉式鉛蓄電池の安全弁1の構造の一例を示したものである。 該密閉式鉛蓄電池の安全弁1は、電槽の蓋2に弁筒3が設けられ、該弁筒3の先 端部には筒部4aの先端を蓋部4bで閉塞した構造の弁体4がその筒部4aを該 弁筒3の外周に密着させて装着された構造になっていた。蓋2及び弁筒3は、ポ リプロピレン,ABS系樹脂等で形成されている。
【0003】 このような安全弁1は、電池の内圧が高くなると、まず弁体4が上部に少し浮 き、次に筒部4aが広がってガスが抜け、電池の内圧を低下させるように作動す る。
【0004】 図6は、従来の密閉式鉛蓄電池の安全弁1の構造の他の例を示したものである 。該密閉式鉛蓄電池の安全弁1は、弁体4の筒部4aが密着される弁筒3の部分 に排気孔5が設けられた構造になっている。
【0005】 このような安全弁1は、電池の内圧が高くなると、まず弁体4が上部に少し浮 き、次に弁筒3の上部と排気孔5からガスが抜け、電池の内圧を低下させるよう に作動する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の密閉式蓄電池の安全弁1では、弁体4と弁筒 3との接触面積が大きく、かつ放圧の作動がまず弁体4が上へ少し浮き、該弁体 4のサイドの筒部4aが広がることにより行われるので、弁作動圧が高く、電池 の内圧が高くなり、電槽の側面がふくれる問題点があった。
【0007】 本考案の目的は、弁筒に対する弁体の接触面積を小さくし、弁作動圧を低くで きる密閉式蓄電池を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本考案の構成を説明すると、次の通りである。
【0009】 請求項1に記載の考案は、電槽の蓋に弁筒が設けられ、該弁筒の先端部には弁 体がその筒部を該弁筒の外周に密着させて装着され、前記弁体の筒部が密着され る前記弁筒の部分には排気孔が設けられている構造の安全弁が設けられている密 閉式蓄電池において、 前記弁体の筒部で覆われる部分の前記弁筒の外周には前記排気孔に連通する排 気溝が設けられていることを特徴とする。
【0010】 請求項2に記載の考案は、電槽の蓋に弁筒が設けられ、該弁筒の先端部には弁 体がその筒部を該弁筒の外周に密着させて装着され、前記弁体の筒部が密着され る前記弁筒の部分には排気孔が設けられている構造の安全弁が設けられている密 閉式蓄電池において、 前記弁体の筒部で覆われる部分の前記弁筒の外周には前記排気孔に連通する排 気溝が該弁筒の上端と該排気孔とに跨がって設けられ、 前記弁筒の内周には前記排気孔に連通する排気溝が該弁筒の下端と該排気孔と に跨がって設けられ、 前記排気孔は内外の前記両排気溝の重なりにより形成されていることを特徴と する。
【0011】
【作用】
請求項1,2に記載の密閉式蓄電池においては、電池内圧が高くなると、ガス が弁筒の外周の排気溝をへて弁体の筒部を押し広げて排出され、もしそれでも排 出されなければ、弁筒の上部からも排出される。即ち、2段階にガスの排出を行 わせることができる。
【0012】 弁体の筒部で覆われる部分の弁筒の外周に排気溝を設けると、該弁筒と弁体と の接触面積が小さくなり、広い面積でガスが排出されるようになるため、弁作動 圧が低くなる。
【0013】 特に、請求項2のように、弁筒の排気孔を内外の排気溝の重なりにより形成す ると、該排気孔を弁筒の内外の切削のみで、或いはインジェクション成形により 、簡単に形成することができる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図を参照して詳細に説明する。なお、前述した図5及 び図6と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0015】 図1は密閉式鉛蓄電池に本考案を適用した密閉式蓄電池の第1実施例を示し、 図2はその放圧動作状態を示したものである。
【0016】 本実施例の密閉式蓄電池においては、弁体4の筒部4aで覆われる部分の弁筒 3の外周には、排気孔5に連通する排気溝6が、該弁筒3の上端と該排気孔5と に跨がって設けられている。また、弁筒3の内周には排気孔5に連通する排気溝 7が該弁筒3の下端と該排気孔5とに跨がって設けられている。排気孔5は、内 外の両排気溝6,7の重なりにより形成されている。
【0017】 このような密閉式蓄電池においては、電池の内圧が高くなると、排気孔5と排 気溝6とを経て電池内のガスが弁体4の筒部4aを押し広げて排出される。もし 圧力が低くならなければ、弁筒3の上部からもガスが排出され、電池の内圧を下 げる。
【0018】 また、このような構造の安全弁1にすると、弁筒3と弁体4との接触面積が小 さく、広い面積でガスを排出するため、弁作動圧を低くすることができる。この ため、電池内圧を常に低く保つことができ、電池のふくれを防止できる。
【0019】 特に、弁筒3の排気孔5を内外の排気溝6,7の重なりにより形成すると、排 気孔5を弁筒3の内外の切削のみで、或いはインジェクション成形により、簡単 に形成できる。
【0020】 図3は密閉式鉛蓄電池に本考案を適用した密閉式蓄電池の第2実施例を示した ものである。
【0021】 本実施例の密閉式蓄電池においては、排気孔5に連通する排気溝6が、弁体4 の筒部4aで覆われる部分の弁筒3の外周に、該弁筒3の上端と該排気孔5とに 跨がって設けられている。
【0022】 図4は密閉式鉛蓄電池に本考案を適用した密閉式蓄電池の第3実施例を示した ものである。
【0023】 本実施例の密閉式蓄電池においては、排気孔5に連通する排気溝6が、弁体4 の筒部4aで覆われる部分の弁筒3の外周に、該排気孔5を中心として所定幅に 設けられている。
【0024】 このような第2,第3実施例の密閉式蓄電池においても、電池の内圧が高くな ると、排気孔5と排気溝6とを経て電池内のガスが弁体4の筒部4aを押し広げ て排出される。もし圧力が低くならなければ、弁筒3の上部からもガスが排出さ れ、電池の内圧を下げる。
【0025】 また、このような構造の安全弁1によれば、第1実施例と同様に、弁筒3と弁 体4との接触面積が小さく、広い面積でガスを排出するため、弁作動圧を低くす ることができる。このため、電池内圧を常に低く保つことができ、電池のふくれ を防止できる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る密閉式蓄電池によれば、下記の効果を得る ことができる。
【0027】 請求項1,2,3に記載の密閉式蓄電池においては、弁体の筒部で覆われる部 分の弁筒の外周に、排気孔に連通する排気溝を設けたので、電池内圧が高くなっ た場合には、電池内のガスが排気溝をへて弁体の筒部を押し広げて排出され、も しそれでも排出されなければ、弁筒の上部からも排出される、2段階排出を行わ せることができる。
【0028】 また、弁体の筒部で覆われる部分の弁筒の外周に排気溝を設けているため、該 弁筒と弁体との接触面積が小さくなり、広い面積でガスが排出されるようになる ため、弁作動圧を低くすることができる。このため本考案によれば、常に電池内 圧力を低く保つことができ、電池のふくれを防止することができる。
【0029】 請求項2に記載の密閉式蓄電池においては、弁筒の排気孔を内外の両排気溝の 重なりにより形成しているので、該排気孔を弁筒の内外の切削のみで、或いはイ ンジェクション成形により、簡単に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る密閉形蓄電池の第1実施例の安全
弁の構造を示す縦断面図である。
【図2】図1の安全弁の放圧動作状態を示す縦断面図で
ある。
【図3】本考案に係る密閉形蓄電池の第2実施例の安全
弁の構造を示す縦断面図である。
【図4】本考案に係る密閉形蓄電池の第3実施例の安全
弁の構造を示す縦断面図である。
【図5】従来の密閉形蓄電池の安全弁の1つの例を示す
縦断面図である。
【図6】従来の密閉形蓄電池の安全弁の他の例を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 安全弁 2 蓋 3 弁筒 4 弁体 4a 筒部 4b 蓋部 5 排気孔 6,7 排気溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電槽の蓋に弁筒が設けられ、該弁筒の先
    端部には弁体がその筒部を該弁筒の外周に密着させて装
    着され、前記弁体の筒部が密着される前記弁筒の部分に
    は排気孔が設けられている構造の安全弁が設けられてい
    る密閉式蓄電池において、 前記弁体の筒部で覆われる部分の前記弁筒の外周には前
    記排気孔に連通する排気溝が設けられていることを特徴
    とする密閉式蓄電池。
  2. 【請求項2】 電槽の蓋に弁筒が設けられ、該弁筒の先
    端部には弁体がその筒部を該弁筒の外周に密着させて装
    着され、前記弁体の筒部が密着される前記弁筒の部分に
    は排気孔が設けられている構造の安全弁が設けられてい
    る密閉式蓄電池において、 前記弁体の筒部で覆われる部分の前記弁筒の外周には前
    記排気孔に連通する排気溝が該弁筒の上端と該排気孔と
    に跨がって設けられ、 前記弁筒の内周には前記排気孔に連通する排気溝が該弁
    筒の下端と該排気孔とに跨がって設けられ、 前記排気孔は内外の前記両排気溝の重なりにより形成さ
    れていることを特徴とする密閉式蓄電池。
JP8832592U 1992-12-24 1992-12-24 密閉式蓄電池 Withdrawn JPH0654199U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024043204A1 (ja) * 2022-08-24 2024-02-29 三菱重工業株式会社 液化二酸化炭素格納設備

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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