JPH0231783Y2 - - Google Patents

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JPH0231783Y2
JPH0231783Y2 JP4473484U JP4473484U JPH0231783Y2 JP H0231783 Y2 JPH0231783 Y2 JP H0231783Y2 JP 4473484 U JP4473484 U JP 4473484U JP 4473484 U JP4473484 U JP 4473484U JP H0231783 Y2 JPH0231783 Y2 JP H0231783Y2
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JP
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explosion
proof valve
electrolytic capacitor
resin
space
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JP4473484U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は一個の電子部品として電源機器及び電
子機器等に使用され、他の電子部品と共に樹脂で
充填される防爆弁を備えた電解コンデンサーの防
爆弁カバーに関するものである。
(従来技術) 一般に防爆弁を備えた電解コンデンサーを他の
電子部品と共に樹脂で充填することは、電子部品
の実装密度を高めて小形化を図ると共に、耐湿、
耐電圧及び放熱性を付与して製品の安定化や信頼
性を高めていた。例えば、第1図及び第2図に示
したように、基板1に対して電解コンデンサー2
が取付けられ、該電解コンデンサーは防爆弁3を
有し、他の電子部品4,5と共にケース6内に収
納し、樹脂7を充填して一つの電子部品としてあ
る。第1図に示したものは電解コンデンサー2の
防爆弁3の部分まで樹脂7で覆つたものであり、
第2図に示したものは防爆弁3の部分を開放させ
た状態で樹脂7を充填させた構成になつている。
第1図に示した電解コンデンサー全部を覆つた
構成のものにあつては、折角樹脂モールド化して
も、防爆弁3が塞がれてしまうために電解コンデ
ンサー2に異常電圧が印加されたり、コンデンサ
ー自体が劣化した場合には、防爆弁3が作動でき
ず、コンデンサー2が爆発してしまう。この爆発
は、単にコンデンサー単体の爆発だけにおさまら
ず、充填した樹脂7及び他の電子部品4,5並び
に装置全体までも破壊し、爆発によつて飛散した
破片によつて人体をも負傷させる事故も起る危険
があつた。
また第2図に示した防爆弁3を被覆しない状態
での樹脂7の充填は、防爆対策は考慮されている
が、電解コンデンサー2よりも背の高い部品5も
樹脂7で覆うことができず、耐湿性や放熱性の面
で不充分となり信頼性に欠けるものである。
(考案の目的) 本考案は上記の実情に鑑みなされたものであつ
て、その目的は樹脂充填で全体が被覆されても電
解コンデンサーの防爆弁を有効に作動させ得る防
爆弁カバーを提供しようとするものである。
(考案の構成) 上記目的を達成するためになされた本考案は、
一個の電子部品として他の部品と共に樹脂で充填
される防爆弁を備えた電解コンデンサーにおい
て、該電解コンデンサーに冠着できるキヤツプ形
を呈し、前記防爆弁が開放できるだけの空間部を
内部に確保するためにキヤツプの肉厚を変えて内
周面にわずかなテーパー面を設けるか又は段部を
形成し、更に内気圧の上昇をふせぐための排気孔
又は排気筒を設けたことを特徴とする電解コンデ
ンサーの防爆弁カバーであつて、所定の空間をも
つて防爆弁が被着されているために、電解コンデ
ンサーが異常電圧又は劣化により内部圧が上昇し
ても防爆弁が開き、爆発を起さないようになる。
(実施例) 次に本考案を図示のいくつかの実施例により更
に詳しく説明すると、まず第3図に示した第1実
施例の防爆弁カバー10はキヤツプ状を呈し、内
部に段部11を設け、該段部より上方が空間部1
2となる。この空間部は例えば仮想線で示した電
解コンデンサーに被着しても電解コンデンサーの
防爆弁が開放できる程度の空間となつている。そ
してこの空間部12に連通させて排気筒13が一
体に形成されている。この排気筒は頂部でも側面
でも良い。
第4図に示した第2実施例は前記第1実施例と
同じようにキヤツプ形状を呈しており、排気筒1
3が側面に設けられたこと及び防爆弁カバー10
の内部に段部を設けず内部をテーパー面11aに
形成したものである。この場合でも仮想線で示し
た電解コンデンサーに被着させた時に空間部12
が残存し、該空間部に前記排気筒13が連通して
いる。
第5図に示した第3実施例は、前記第1実施例
の排気筒を除き、側面側に単に排気孔13aを設
けただけであつて、他の構成、即ち段部11及び
空間部12の構成は同じである。
これらの実施例において実際の使用状態を第6
〜8図について説明する。尚従来例と同一部分に
は同一符号を付して説明する。第1実施例におけ
る防爆弁カバー10の使用にあつては、電解コン
デンサー2に被着させた時に、防爆弁3が空間部
12内で開放できるようになつており、防爆弁カ
バー10を被着させたままの状態で他の電子部品
4,5と共にケース6内に納めて樹脂7を充填さ
せる。この場合に背の高い電子部品5の上部にま
で樹脂7を充填させるが、防爆弁カバー10の排
気筒13は外部に突出しており、空間部12が外
部に連通している。
第7図に示した使用例は基板1に取付けられた
電子部品4,5aの高さが比較的低く、電解コン
デンサー2を横にして取付け全体的に薄く形成す
る場合に第4図に示した第2実施例のものが使用
される。そして、この場合でも排気筒13は外部
に突出した状態で樹脂7が充填される。
第8図に示した使用例は、第3実施例のもので
あつて、排気筒がない場合である。この場合に
は、排気孔13aに例えば所定長さのピン14を
突差しておき、樹脂7を充填して硬化してからピ
ン14を抜きとれば良い。このようにピンを抜き
取ることで防爆弁カバー10の空間部12が外部
に連通する。
(作用) いづれの実施例においても、電解コンデンサー
2の防爆弁3が空間部12において開放できる状
態で防爆弁カバーが被着されており、電解コンデ
ンサー2に異常電圧が印加されたり或はそれ自体
が劣化した場合に電解コンデンサーの内部圧が上
昇して防爆弁3が空間部12内において開く、そ
して空間部12内の内圧が上昇するけれども、排
気筒13又は排気孔13aを通して内部のガス化
した電解液が外部に放出されるために爆発を起さ
なくなる。そして前記した防爆弁カバー10は単
に電解コンデンサー2に被着させ、そのまま他の
電子部品と共にケース内に収納して樹脂モールド
することができ、全ての部品を完全にシールする
ことができるのである。
(考案の効果) 以上説明したように本考案に係る電解コンデン
サーの防爆弁カバーは、防爆弁を備えた電解コン
デンサーが他の電子部品と共にケース内に収納さ
れて樹脂モールドされることを前提としており、
全体形状がキヤツプ状を呈し、前記防爆弁が開放
できるだけの空間部を内部に確保するためにキヤ
ツプの肉厚を変えて内周面にわずかなテーパー面
を設けるか又は段差を形成し、更に内気圧の上昇
をふせぐための排気孔又は排気筒を設けた構造で
あるため、全ての電子部品が樹脂が包み込まれて
一つの電子部品となつても、空間部が排気孔又は
排気筒を介して外部と連通しており、仮りに電解
コンデンサーの防爆弁が何等かの影響で開いたに
しても、排気孔又は排気筒からガス化した電解液
が外部に速かに抜けてしまうため、電子部品が爆
発を起さず、他の装置の破壊も作業員に対する危
険もなく、安全性に優れたものとなる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例における電解コンデンサーを封
入した電子部品の1例を示す略示的断面図、第2
図は同じく従来例における電解コンデンサー及び
電子部品の一部を露出させた状態の電子部品の1
例を示す略示的断面図、第3図は本考案に係る第
1実施例の防爆弁カバーの断面図、第4図は同第
2実施例の防爆弁カバーの断面図、第5図は同第
3実施例の防爆弁カバーの断面図、第6図は前記
第1実施例の防爆弁カバーの使用状態を示す電子
部品の略示的断面図、第7図は前記第2実施例の
防爆弁カバーの使用状態を示す電子部品の略示的
断面図、第8図は前記第3実施例の使用状態を示
す電子部品の要部のみを示す断面図である。 2……電解コンデンサー、3……防爆弁、4,
5,5a……電子部品、7……樹脂、10……防
爆弁カバー、11……段部、11a……テーパー
面、12……空間部、13……排気筒、13a…
…排気孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一個の電子部品として他の部品と共に樹脂で充
    填される防爆弁を備えた電解コンデンサーにおい
    て、該電解コンデンサーに冠着できるキヤツプ形
    を呈し、前記防爆弁が開放できるだけの空間部を
    内部に確保するためにキヤツプの肉厚を変えて内
    周面にわずかなテーパー面を設けるか又は段部を
    形成し、更に内気圧の上昇をふせぐための排気孔
    又は排気筒を設けたことを特徴とする電解コンデ
    ンサーの防爆弁カバー。
JP4473484U 1984-03-28 1984-03-28 電解コンデンサ−の防爆弁カバ− Granted JPS60156743U (ja)

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JP4473484U JPS60156743U (ja) 1984-03-28 1984-03-28 電解コンデンサ−の防爆弁カバ−

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JPS60156743U JPS60156743U (ja) 1985-10-18
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ID=30557576

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JP4473484U Granted JPS60156743U (ja) 1984-03-28 1984-03-28 電解コンデンサ−の防爆弁カバ−

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JP5156526B2 (ja) * 2008-07-30 2013-03-06 新電元工業株式会社 電子機器
JP5542622B2 (ja) * 2010-11-08 2014-07-09 川崎重工業株式会社 電気二重層キャパシタ
JP2014003193A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Panasonic Corp コンデンサホルダーおよびこのコンデンサーホルダーを搭載した回路基板ユニット
JP6288955B2 (ja) * 2013-06-07 2018-03-07 三菱電機株式会社 点灯回路ユニット、照明ランプ、及び、照明装置

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JPS60156743U (ja) 1985-10-18

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