JPH0654199B2 - アルミニウム製熱交換器 - Google Patents

アルミニウム製熱交換器

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JPH0654199B2
JPH0654199B2 JP10691289A JP10691289A JPH0654199B2 JP H0654199 B2 JPH0654199 B2 JP H0654199B2 JP 10691289 A JP10691289 A JP 10691289A JP 10691289 A JP10691289 A JP 10691289A JP H0654199 B2 JPH0654199 B2 JP H0654199B2
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heat exchanger
rain hose
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aluminum
wire
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忍 浅川
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カルソニック株式会社
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルミニウム製熱交換器の改良に関する。
〔従来の技術〕
タンクとコアとからなる熱交換器に於て、器体の軽量
化,組付作業の簡便化等を目的として、近年、熱交換器
の製造材料としてアルミニウム材が用いられるようにな
っている(実開昭60−148891号公報参照)。
アルミニウム製熱交換器の製造は、第9図及び第10図
に示すように、ろう材をクラッドしたアルミニウム材製
のチューブ1,フィン3及びタンク5、そして、補強部
材としてのアルミニウム材製レインホース7によって熱
交換器9を仮組みした後、この熱交換器9に弗化物のフ
ラックスを塗布してろう付け炉11内に入れ、次いで、
この炉11内に窒素ガスを30〜40m3/hrで圧送し乍
ら昇温し、580〜620℃のろう付け温度で3〜20
分間保持することによってろう付け処理を行ない、製品
13としている。
そして、このろう付け処理に際し、熱交換器9の熱交換
器コア15が横方向に膨張してろう付け後の熱交換器コ
ア15の寸法が狂うため、その寸法を維持するために例
えば特開昭58−224034号公報に開示される焼付
治具、或いは第9図の如くワイヤ17を結束して当該熱
交換器コア15を外側から押さえてろう付けしていた。
尚、図中、19は座板、7′はレインホース7の両側部
に設けられた折返し補強片である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記レインホース7には折返し補強片7′が設
けられているものの、第11図のようにワイヤ17が当
接する部位7aが、結束時に内側に引っ張られて7a′
のように変形する。また、レインホース7に折返し補強
片7′が設けられていないものでも、第12図のように
ワイヤ17が当接する部位7bが、結束時に熱交換器コ
ア15側に引っ張られて7b′のように変形する。さら
に、第9図の場合には、ワイヤ17を過度に結束すると
当接レインホース7が二点鎖線で示す如く熱交換器コア
15側に湾曲して熱交換器コア15を変形させ、この状
態でろう付けをすると製品13の歩留りが悪くなる不具
合があった。
また、ワイヤ17を結束して熱交換器コア15を押さえ
たとき、各ワイヤ17は夫々折返し補強片7′の角張っ
た先端部7″に4箇所で当接するため、ワイヤ17を斜
めに結束したような場合にこれを上下方向にずらして直
すことは面倒であった。ましてや、レインホース7は比
較的柔らかい材質のアルミニウム製であるため、ワイヤ
17が上記各先端部7″に食い込んでしまうこともあ
り、斯かる場合に斜めに結束されたワイヤ17を上下方
向にずらして直すことは困難である等、熱交換器9の仮
組み作業の能率の点で問題があった。
本発明の斯かる実情に鑑み案出されたもので、レインホ
ースの強度を向上して熱交換器のろう付けによる歩留り
を良好にすると共に、ろう付け時に於ける熱交換器の仮
組み作業性の向上を図ったアルミニウム製熱交換器を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる目的を達成するために、本発明は両側部に折返し
補強片を設けたレインホースを、アルミニウム製コアの
両側部に取り付けてなるアルミニウム製熱交換器に於
て、上記レインホースに、このレインホースに設けた補
強片よりも外方に突出するビードを長手方向に亘つて設
けたものである。
〔作用〕
本発明によれば、ろう付け処理に際しワイヤを過度に結
束しても、ビードがレインホースの変形,湾曲を抑える
ことができる。また、斜めに結束したワイヤをずらして
直す場合、ビードの円弧状部がワイヤを上下方向にスム
ーズに案内することとなる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図乃至第7図に基づき詳細
に説明する。尚、上記実施例と同一要素は同一符号を以
って表示する。
図に於て、21は本発明実施例に係る熱交換器で、この
熱交換器21は上記従来例と同様、ろう材をクラッドし
たアルミニウム材製のチューブ1、フィン3及びタンク
5、そして、補強部材としてのアルミニウム材製レイン
ホース23で仮組みした後、熱交換器コア25にワイヤ
17を結束し弗化物のフラックスを塗布してろう付け炉
内に入れ、この炉内で従来例と同一の工程を経てろう付
けされるものである。
尚、斯かる処理工程に代えて、従来、アルミニウム製熱
交換器のもう一つのろう付け処理として行なわえている
ように、ろう付け炉内を真空雰囲気として行なう処理工
程でも差し支えない。
そして、本実施例にあっては、上記レインホース23に
ビード27を形成したことを特徴とする。
レインホース23は、第2図乃至第7図に示すようにそ
の両側部に長手方向に亘って折返し補強片23′が設け
られると共に、上下両端には座板19を支持する支持板
29,31が形成されている。更に、上記折返し補強片
23′間には、その長手方向に亘って外方に突出し且つ
第4図及び第5図の如く上記折返し補強片23′よりも
大きく外方に突出するビード27が設けられており、第
7図に示すように熱交換器コア25にワイヤ17を結束
するとき、このビード27によってワイヤ17が折返し
補強片23′の先端部23″に当接しても、従来のよう
にこの部位が内側に折れ曲がる変形(第11図参照)が
起こらないようになっている。
本実施例に於けるレインホース23はこのように構成さ
れているから、熱交換器21のろう付け処理に際しワイ
ヤ17を過度に結束して熱交換器コア25を押さえて
も、ビード27が当該レインホース23に設けた折返し
補強片23′の変形及びレインホース23の湾曲を抑え
ることとなる。
このように本実施例によれば、熱交換器21のろう付け
に際しワイヤ17を過度に結束しても、レインホース2
3はビード27により機械的強度が向上して湾曲するこ
とがないので、熱交換器コア25が変形した状態でろう
付けされることがなくなり、ろう付けされた熱交換器2
1の歩留りが良好となった。また、レインホース23の
機械的強度が向上したため、製品化された熱交換器21
自体も当該レインホース23により強固に補強されて、
その耐久性が向上することとなった。
また、熱交換器21の仮組みの際に、ビード27の円弧
状部に当接したワイヤ17が上下方向にスムーズに案内
されるので、斜めに結束されたワイヤ17の位置を上下
方向にずらして直すことが容易となり、その結果、熱交
換器21の仮組み作業性が向上することとなった。更
に、ワイヤ17が折返し補強片23′の先端部23″に
当接しづらくなったため、仮組みの際にワイヤ17が食
い込んで折返し補強片23″が変形してしまうことがな
く、商品としての熱交換器の価値を低下させることもな
い。
第8図はレインホース23の両側に設けた折返し補強片
23aを逆向きとした場合の例を示す。この場合にも、
折返し補強片23aによってレインホース23の変形が
抑えられる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、ろう付けに際して
の仮組み作業性が良好であると共に、レインホースの強
度が向上したので、ろう付け処理に際し熱交換器コアが
変形してろう付けされることがなく、製品として歩留り
が良好となった。また、製品化された熱交換器自体も機
械的強度に優れたレインホースによって補強されている
ので、耐久性,強度性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例に係るアルミニウム製熱交換器の
部分斜視図である。 第2図は本実施例に装着されるレインホースの正面図で
ある。 第3図は上記レインホースの側面図である。 第4図は上記レインホースの平面図である。 第5図は第2図のI−I線断面図である。 第6図は第2図のII−II線断面図である。 第7図は第1図における要部を示す断面図である。 第8図はその別の例を示す断面図である。 第9図は仮組みした従来のアルミニウム製熱交換器の斜
視図である。 第10図は窒素雰囲気中のろう付け炉による処理工程を
示す説明図である。 第11図及び第12図は従来例におけるレインホースと
ワイヤとの関係を示す説明図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 1……チューブ 3……フィン 5……タンク 17……ワイヤ 19……座板 21……熱交換器 23……レインホース 23′……折返し補強片 25……熱交換器コア 27……ビード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側部に折返し補強片を設けたレインホー
    スを、アルミニウム製コアの両側部に取り付けてなるア
    ルミニウム製熱交換器に於て、上記レインホースに、こ
    のレインホースに設けた補強片よりも外方に突出するビ
    ードを長手方向に亘って設けたことを特徴とするアルミ
    ニウム製熱交換器。
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