JPH065410Y2 - 加熱炉 - Google Patents
加熱炉Info
- Publication number
- JPH065410Y2 JPH065410Y2 JP34890U JP34890U JPH065410Y2 JP H065410 Y2 JPH065410 Y2 JP H065410Y2 JP 34890 U JP34890 U JP 34890U JP 34890 U JP34890 U JP 34890U JP H065410 Y2 JPH065410 Y2 JP H065410Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating
- furnace
- heating furnace
- sizing material
- rolled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Metal Rolling (AREA)
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、熱間圧延するための、圧延材を加熱する加熱
炉に関するもので、特に圧延ロールの孔型を調整する際
に供給する、圧延材と同一断面寸法で、長さが短尺の加
熱した材料（以下、これを説明の便宜上、型決め材と言
う）を、通常の圧延に供給する被加熱圧延材（以下、説
明の便宜上、鋼片と言う）の加熱と共に加熱できるよう
にした加熱炉関するものである。
炉に関するもので、特に圧延ロールの孔型を調整する際
に供給する、圧延材と同一断面寸法で、長さが短尺の加
熱した材料（以下、これを説明の便宜上、型決め材と言
う）を、通常の圧延に供給する被加熱圧延材（以下、説
明の便宜上、鋼片と言う）の加熱と共に加熱できるよう
にした加熱炉関するものである。
［従来技術と問題点］ 加熱炉には、ウォーキングビーム型加熱炉（以下、WB型
加熱炉と言う）、ウォーキングハース型加熱炉（以下、
WH型加熱炉と言う）、WB型とWH型加熱炉を組合わせた加
熱炉、プッシャー式加熱炉、その他があることは公知で
ある。これ等は、いずれにしても、鋼片を塑性変形可能
温度に加熱し、圧延機へ供給する役目を果す。
加熱炉と言う）、ウォーキングハース型加熱炉（以下、
WH型加熱炉と言う）、WB型とWH型加熱炉を組合わせた加
熱炉、プッシャー式加熱炉、その他があることは公知で
ある。これ等は、いずれにしても、鋼片を塑性変形可能
温度に加熱し、圧延機へ供給する役目を果す。
然しこれまで本考案者等は、斯様な加熱炉において、圧
延ロールの孔型の型決め材を加熱する専用機能を有する
加熱炉は知見した事がない。
延ロールの孔型の型決め材を加熱する専用機能を有する
加熱炉は知見した事がない。
上記の型決め材は、圧延ロールの孔型を組替えた際、あ
るいは同一寸法の孔型へ型替えした際、その他によっ
て、これら孔型のセット状態が作業標準のとおりである
かを確かめるため、圧延製品の寸法精度を向上維持する
ため、その他圧延操業の条件に基づいて必ず行うもので
ある。
るいは同一寸法の孔型へ型替えした際、その他によっ
て、これら孔型のセット状態が作業標準のとおりである
かを確かめるため、圧延製品の寸法精度を向上維持する
ため、その他圧延操業の条件に基づいて必ず行うもので
ある。
然るに、この型決め材を圧延可能温度まで加熱するに
は、一般的には圧延対象の鋼片の抽出よりも優先的に抽
出できるよう鋼片の最初に位置するように装入し、通常
の加熱炉操業で加熱し、型決め材として使用している。
また、その供給目的から長さ寸法は最小限に止めるのが
コスト上、当業者間の慣例になっている。
は、一般的には圧延対象の鋼片の抽出よりも優先的に抽
出できるよう鋼片の最初に位置するように装入し、通常
の加熱炉操業で加熱し、型決め材として使用している。
また、その供給目的から長さ寸法は最小限に止めるのが
コスト上、当業者間の慣例になっている。
しかし加熱炉の種類によっては、鋼片を炉内搬送する手
段の性能（機能）上、鋼片の長さ寸法にミニマム寸法の
制限がある。これは、長さ寸法が設備仕様より短いと搬
送できないためであり、または炉内搬送手段が稼動トラ
ブルを生じないため、或いは例えば曲り発生、あるいは
転倒防止などから絶対条件となっている。
段の性能（機能）上、鋼片の長さ寸法にミニマム寸法の
制限がある。これは、長さ寸法が設備仕様より短いと搬
送できないためであり、または炉内搬送手段が稼動トラ
ブルを生じないため、或いは例えば曲り発生、あるいは
転倒防止などから絶対条件となっている。
このため、最小長さで良い型決め材でも余分な長さを付
加しているため、経済的には解決しなければならない問
題である。また炉内搬送上のトラブル発生を防止するた
めにも解決しなければならない問題である。
加しているため、経済的には解決しなければならない問
題である。また炉内搬送上のトラブル発生を防止するた
めにも解決しなければならない問題である。
［本考案の技術的課題］ 本考案は斯様な実情に鑑み、圧延ロールの型決め材の加
熱及び供給ができる加熱炉を提供し、従来の加熱炉の問
題を解決しようとするものである。
熱及び供給ができる加熱炉を提供し、従来の加熱炉の問
題を解決しようとするものである。
［本考案の構成、作用］ 本考案は斯かる技術的課題を達成するため、次のとおり
構成したことを特徴とする。
構成したことを特徴とする。
すなわち加熱炉の鋼片を炉内搬送する手段に支障のない
炉内箇所に、型決め材加熱用柵を設けて加熱炉を構成し
ている。
炉内箇所に、型決め材加熱用柵を設けて加熱炉を構成し
ている。
従って、型決め材を、型決め材加熱用柵に置く事で、圧
延対象の鋼片と同一炉内条件で加熱して、必要都度、鋼
片加熱に拘束される事なく、自由に圧延ロールへ供給で
きる。
延対象の鋼片と同一炉内条件で加熱して、必要都度、鋼
片加熱に拘束される事なく、自由に圧延ロールへ供給で
きる。
なお、本考案において鋼片を例に説明しているが、これ
に限定されない。従って型決め材の断面形状も限定され
ないことも付言する。
に限定されない。従って型決め材の断面形状も限定され
ないことも付言する。
また本考案の型決め材加熱用柵は、型決め材の他に、例
えば巻取機のガイドパイプ用材料を加熱し、抽出後に定
めた曲率に加工して巻取機のガイドパイプに加工作業に
も兼用できる機能も具備するものである。これによって
加工作業用の専用加熱炉を不要とする実用的価値もあ
る。
えば巻取機のガイドパイプ用材料を加熱し、抽出後に定
めた曲率に加工して巻取機のガイドパイプに加工作業に
も兼用できる機能も具備するものである。これによって
加工作業用の専用加熱炉を不要とする実用的価値もあ
る。
以下、本考案をWB型加熱炉に一例を求めて、線材圧延に
供給する実施例で説明する。
供給する実施例で説明する。
［実施例］ 第１図はWB型加熱炉１の概要を示す側面から接断した説
明図であり、装入装置２、ローラーテーブル３、予熱帯
４、加熱帯５、均熱帯６、第１WB７、第２WB８、抽出ロ
ール９、抽出矯正装置10、対流ファン11、上記帯軸流バ
ーナー12、下部帯軸流バーナー13を示している。
明図であり、装入装置２、ローラーテーブル３、予熱帯
４、加熱帯５、均熱帯６、第１WB７、第２WB８、抽出ロ
ール９、抽出矯正装置10、対流ファン11、上記帯軸流バ
ーナー12、下部帯軸流バーナー13を示している。
この第１図をＡ−Ａ′矢視方向から見ると第２図のよう
に、第２WB８よりも下方の炉内側壁14に、型決め材加熱
用柵15を設けている。
に、第２WB８よりも下方の炉内側壁14に、型決め材加熱
用柵15を設けている。
そして、第３図に示すＢ−Ｂ′矢視方向から見た説明図
のように、型決め加熱用柵15の正面に位置する炉壁16に
開口17を有し、その開口17に開閉自在な扉18を設けてい
る。また該扉18の前には、作業床19を配置しており、そ
の近傍に、型決め材供給台20も配設している。
のように、型決め加熱用柵15の正面に位置する炉壁16に
開口17を有し、その開口17に開閉自在な扉18を設けてい
る。また該扉18の前には、作業床19を配置しており、そ
の近傍に、型決め材供給台20も配設している。
従って、型決め材21は、扉18を操作して開口17より型決
め材加熱用柵15に載置しておく。これにより第２WB８に
支障なく、第１WB７、第２WB８で搬送されて来る鋼片22
と同一炉内条件で加熱できる。
め材加熱用柵15に載置しておく。これにより第２WB８に
支障なく、第１WB７、第２WB８で搬送されて来る鋼片22
と同一炉内条件で加熱できる。
加熱後は、型決め材21を扉18を操作して開口17を介して
作業員の手にする挟持具によって取り出し、型決め材供
給台20に載置する。これを他の作業者が挟持具で粗圧延
機へ運び、型決め用として供給する。
作業員の手にする挟持具によって取り出し、型決め材供
給台20に載置する。これを他の作業者が挟持具で粗圧延
機へ運び、型決め用として供給する。
その結果、良好に型決めできたと判断すると、抽出矯正
装置10を操作し、鋼片22の長さ方向の曲りを矯正しつ
つ、抽出ロール９によって加熱炉の抽出口より抽出し
て、粗圧延機へ供給し、線材を圧延する。
装置10を操作し、鋼片22の長さ方向の曲りを矯正しつ
つ、抽出ロール９によって加熱炉の抽出口より抽出し
て、粗圧延機へ供給し、線材を圧延する。
以上の他に、型決め材加熱用柵15に、巻取り機のガイド
パイプ用材料、または圧延工程で使用する治具類、その
他加工に必要な温度に加熱する材料も載置し、所定温度
に加熱した後に加工作業へ供給する事もできる。
パイプ用材料、または圧延工程で使用する治具類、その
他加工に必要な温度に加熱する材料も載置し、所定温度
に加熱した後に加工作業へ供給する事もできる。
［本考案の効果］ 斯様に構成、作用する本考案は、次に挙げる効果があ
り、極めて実用的である。
り、極めて実用的である。
型決め材を、圧延対象鋼片と同一炉内条件で加熱し、
必要なときに必要数を安定供給できる。
必要なときに必要数を安定供給できる。
型決め材の長さを、型決めに必要な長さ寸法にできる
から、コスト低減に寄与できる。
から、コスト低減に寄与できる。
従来のように圧延対象鋼片と共に型決め材を炉内搬送
しないので、炉内搬送手段のトラブル、または鋼片の曲
り発生、転倒発生など防止できる。
しないので、炉内搬送手段のトラブル、または鋼片の曲
り発生、転倒発生など防止できる。
本考案を利用して、巻取り機の線材案内用のステンレ
スパイプの曲げ加工用の加熱にも活用できる。
スパイプの曲げ加工用の加熱にも活用できる。
型決め材加熱用柵を設けるだけで、〜実用的効果
が得られ、その投資効果は格別である。
が得られ、その投資効果は格別である。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図はWB型加
熱炉の概要を炉長方向の断面で示す説明図、第２図は第
１図のＡ−Ａ′矢視図、第３図は第２図のＢ−Ｂ′矢視
図である。 １……WB型加熱炉、２……装入装置、３……ローラーテ
ーブル、４……予熱帯、５……加熱帯、６……均熱帯、
７……第１WB、８……第２WB、９……抽出ロール、10…
…抽出矯正装置、11……対流ファン12……上部帯軸流フ
ァン、13……下部帯軸流ファン、14……炉内側壁、15…
…型決め材加熱用柵、16……炉壁、17……開口、18……
開閉自在な扉、19……作業床、20……型決め材供給台、
21……型決め材、22……鋼片
熱炉の概要を炉長方向の断面で示す説明図、第２図は第
１図のＡ−Ａ′矢視図、第３図は第２図のＢ−Ｂ′矢視
図である。 １……WB型加熱炉、２……装入装置、３……ローラーテ
ーブル、４……予熱帯、５……加熱帯、６……均熱帯、
７……第１WB、８……第２WB、９……抽出ロール、10…
…抽出矯正装置、11……対流ファン12……上部帯軸流フ
ァン、13……下部帯軸流ファン、14……炉内側壁、15…
…型決め材加熱用柵、16……炉壁、17……開口、18……
開閉自在な扉、19……作業床、20……型決め材供給台、
21……型決め材、22……鋼片
Claims (1)
- 【請求項１】被圧延材を加熱する加熱炉において、被加
熱圧延材を炉内搬送する手段に支障のない炉内箇所に、
型決め材加熱用柵を設けたことを特徴とする、加熱炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34890U JPH065410Y2 (ja) | 1990-01-09 | 1990-01-09 | 加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34890U JPH065410Y2 (ja) | 1990-01-09 | 1990-01-09 | 加熱炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0392756U JPH0392756U (ja) | 1991-09-20 |
| JPH065410Y2 true JPH065410Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=31504302
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34890U Expired - Lifetime JPH065410Y2 (ja) | 1990-01-09 | 1990-01-09 | 加熱炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH065410Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-09 JP JP34890U patent/JPH065410Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0392756U (ja) | 1991-09-20 |
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