JPH0654018A - 多回線シリアルデータ伝送における回線網制御装置および回線網制御方法 - Google Patents

多回線シリアルデータ伝送における回線網制御装置および回線網制御方法

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JPH0654018A
JPH0654018A JP4223331A JP22333192A JPH0654018A JP H0654018 A JPH0654018 A JP H0654018A JP 4223331 A JP4223331 A JP 4223331A JP 22333192 A JP22333192 A JP 22333192A JP H0654018 A JPH0654018 A JP H0654018A
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JP4223331A
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Masamichi Mizuno
正道 水野
Shunji Nakamura
俊二 中村
Masahiro Matsumoto
政浩 松本
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多回線シリアルデータ伝送において伝送速度
を上げ、かつ回線選択制御を行う装置および方法を提供
する。 【構成】 回線網制御装置20は、空き検出部25にお
いて全ての回線の空きを検出すると、送受信順位付与部
27において回線および伝送する伝文ごとに伝送優先順
位を指定する。この優先度に応じて送受信制御部26は
送受信を制御する。各回線には1回線だけの場合に実現
できる最大伝送速度を割当てられ、回線選択制御を行う
から、伝送速度を向上させることができ、多回線シリア
ルデータ伝送装置の増設回避効果とマンマシンインター
フェース性能(応答性)の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多回線シリアルデータ
伝送における回線網制御装置および回線網制御方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】多回線シリアルデータ伝送においては、
メモリ容量や、タイミング制御の制約から最大伝送速度
が規定されている。そこで、各回線に割当てられる伝送
速度を設定する場合に、各回線の伝送速度の合計値が最
大伝送速度を越えないようにすることが行われている。
【0003】また、回線数をより多くするためには、特
開昭54−54541号に記載されているように、最大
の論理回線数以上の物理的接続回線数の回線を接続し、
最大論理的接続回線数に等しいポーリング権を分配する
ことで、多回線制御を行う装置が提案されている。
【0004】しかし、これらの装置はそれぞれ欠点を有
している。まず各回線伝送速度の合計値が最大伝送速度
を越えないようにする方式においては、回線ごとに最大
伝送速度を独立して与えられないために、結果として回
線ごとの伝送応答性が悪くなる。
【0005】また、ポーリング権を分配する方式では多
くの回線が物理的に接続可能となるが、ポーリングイン
ターバルの間はデータ伝送を待たされるため、他の回線
の応答性は悪くなり、トータルとして応答性は低下する
ことになる。
【0006】図3には、従来の4回線シリアルデータ伝
送装置の内部機器構成が示されている。同図に示すもの
は、例えば最大伝送速度(4回線合計伝送速度)が1
9.2kbpsのシリアルデータ伝送装置である。
【0007】この装置の場合、MPU(Micro Processi
ng Unit )の処理能力上、各回線の伝送速度は下記条件
を満たす伝送速度に設定する必要がある。 設定条件 : 各回線の伝送速度の合計値 ≦ 19.
2kbps
【0008】したがって、この伝送装置自体としては、
19.2kbpsの伝送能力を有していながら、4回線とも
同一伝送速度に設定した場合、1回線当たりの最大伝送
速度は、伝送装置の伝送速度の1/4の4800bps に
低下することになる。
【0009】近年、図4に示すように、ホストコンピュ
ータ10にネットワーク12、多回線シリアルデータ伝
送装置14を介して、マンマシンインターフェース用パ
ソコン16を接続するシステム構成例が多くなってきて
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような場合には、
応答性の確保が重要となるが、その際、上記の多回線シ
リアルデータ伝送装置を用いることによって伝送速度が
低下することは重大な問題である。実際、最近の実施例
でもオペレータガイドCRT用として導入した、マイコ
ンを利用した表示出力の応答時間では、明らかに応答性
が悪くなっている。
【0011】一般に、複数回線上に同タイミングでデー
タ伝送が発生することは、極めて少ない。もし、複数回
線で伝送要求が生じた場合に、各回線の伝送タイミング
を重ならないように回線網を制御することができれば、
1回線当たりの最大伝送速度を当該伝送装置の最大伝送
速度に設定することが可能となる。また、このように1
回線当たりの伝送速度を上げることにより、各回線の伝
送が重なること自体も減少するになる。
【0012】したがって、本発明の目的は、多回線シリ
アルデータ伝送における回線網制御装置および制御方法
において、各回線の伝送速度の大幅向上を可能とするた
め、伝送装置が物理的に2回線以上接続した場合にも、
1回線だけの場合に実現出来る最大の伝送速度を各回線
に割り当て、回線選択制御を行うことのできる回線網制
御装置および制御方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ホスト
と複数の端末との間で複数の回線を通じてデータを送受
信する多回線シリアルデータ伝送におけるデータの送受
信に使用される回線を選択する回線網制御装置におい
て、複数の回線の全ての空きを検出する空き検出手段
と、空き検出手段により全ての回線に空きが検出された
場合で、かつ送受信要求が1の場合に、指定された回線
を通じて送受信を許可し、全ての回線に空きがない場合
または送受信要求が複数の場合に送受信要求を保留とす
る送受信制御手段と、送受信制御手段により保留とされ
た送受信要求が複数の場合に送受信順位を付与する送受
信順位付与手段とを有し、送受信制御手段は、空き検出
手段により全ての回線に空きが検出された場合に、送受
信順位に応じて複数の送受信要求の送受信を制御する。
前記送受信順位付与手段は、複数の送受信要求につい
て、回線の優先レベルと送受信されるデータの優先レベ
ルとの組み合せによる優先順と、かつ該優先順が同じで
ある時は、先着順により送受信順位を付与する。
【0014】また、本発明によれば、ホストと複数の端
末との間で複数の回線を通じてデータを送受信する多回
線シリアルデータ伝送におけるデータの送受信に使用さ
れる回線を選択する回線網制御方法において、複数の回
線の全ての回線に空きがあるか否かを検出し、全ての回
線に空きが検出された場合で、かつ送受信要求が1の場
合に指定された回線を通じて送受信を許可し、全ての回
線に空きがない場合または、送受信要求が複数の場合に
送受信要求を保留とし、保留とされた送受信要求が複数
の場合に送受信順位を付与し、全ての回線に空きが検出
された後、保留とされた送受信要求を付与された送受信
順位に応じて制御する。前記送受信順位は、複数の送受
信について、回線の優先レベルと送受信されるデータの
優先レベルとの組み合せによる優先順と、かつ該優先順
が同じ時は、先着順により付与される。
【0015】
【作用】したがって、本発明における多回線伝送制御
は、指定された回線毎に伝送優先順位を指定するととも
に、伝送するテキスト毎(ブロック毎)に伝送優先順位
を指定し、それらの組み合わせの中で最も優先度の高い
ものを求め、かつ送信及び受信の状態を管理する機構に
よって上記優先度に応じて回線選択制御を行なうもので
ある。
【0016】
【実施例】図1には本発明による回線網制御装置を4回
線シリアルデータ伝送装置に接続した一実施例が示され
ている。同図に示すように、回線網制御装置20は一般
プログラムを格納した一般プログラムROM32、送信
プログラムを格納した送信プログラムROM36、受信
プログラムを格納した受信プログラムROM38、バス
制御部40に接続されている。バス制御部40はバス4
2を介して多回線シリアルデータ伝送装置62に接続さ
れ、多回線シリアルデータ伝送装置62はバス50に接
続された割り込み制御部44、バス制御部46、RAM
48、MPU(Micro Processing Unit )52、MPU
52に接続された4つの回線制御部54、56、58、
60を有している。
【0017】回線網制御装置20は送信管理部22およ
び受信管理部24を含み、一般プログラムROM32か
らの伝送装置62の複数回線に対する送信要求、および
バス制御部40からの伝送装置62の複数回線に対する
受信要求を一元的に管理する。回線網制御装置20は図
2に示すように、複数の回線の全ての空きを検出する空
き検出部25、空き検出部25により全ての回線に空き
が検出された場合で、かつ送受信要求が1の場合に、指
定された回線を通じ送受信を許可し、全ての回線に空き
がない場合または、送受信要求が複数の場合に送受信要
求を保留とする送受信制御部26、送受信制御部26に
より保留とされた送受信要求が複数の場合に送受信順位
を付与する送受信順位付与部27とを有する。送受信制
御部26は図1の送信管理部22および受信管理部24
を含んでいる。送受信制御部26は、空き検出部25に
より全ての回線に空きが検出された場合に、送受信順位
に応じて複数の送受信要求の1データ毎にかつ1回線毎
に順次送受信を制御する。
【0018】したがって、送信管理部22は後述するよ
うに、計算機内の一般プログラムROM32からの送信
要求により送信プログラムを起動させ回線を通じて端末
機に伝文を送信する多回線シリアルデータ伝送制御を行
い、回線の全てに空きがあり、送受信要求が1である
と、指定された回線を通じて伝文を送信するように制御
し、全回線に空きがないか送受信要求が複数であると送
信要求を保留とし、保留となった送信要求が複数である
と優先レベルが高い第一位の条件と先着順の早い第二位
の条件で送信順位付け処理を行い、全てに空き回線が生
じると該回線を通じて処理された送信順位で伝文を1回
線毎に順次送信するように制御して送信プログラムRO
M36に格納された送信プログラムを起動する。
【0019】また、受信管理部24は、端末機からの受
信要求により受信プログラムROM38に格納された受
信プログラムを起動させ、回線を通じて計算機内の一般
プログラムROM34に伝文を受信する多回線シリアル
データ伝送制御を行い、回線の全てに空きがあると指定
された回線を通じて伝文を受信するように制御し、全回
線に空きがないと受信不可の信号を端末機に出力すると
共に受信要求を保留とし、保留の受信要求が複数となる
と優先レベルが高い第一位の条件と先着順の早い第二位
の条件で受信順位付け処理を行い、全てに空き回線が生
じると指定された回線を通じて処理された受信順位で伝
文を順位1回線毎に受信するように制御して受信プログ
ラムを起動する。
【0020】例えば、モデムインターフェースのような
場合は、キャリア断とし、回線が空いた時にキャリアを
ONとする。また、複数回線からの受信要求があった場
合は送信時と同様に優先順に従ってキャリアをONとす
る。
【0021】これらの機構の役割を従来の装置と比較
し、図1、図3によって説明する。まず、図3に示す従
来の装置においては、伝送速度の合計値が装置の最大伝
送能力を越えないという数式1の条件による伝送を行
う。
【0022】
【数1】
【0023】この式においては、各回線kの伝送速度を
全n個の回線について合計した値が装置の最大伝送速度
以下となるようにされる。
【0024】従来は各回線の伝送制御は独立して行われ
ており、送信要求及び受信データがあれば伝送要求の発
生都度、一般プログラムとデータ授受が行われる構成で
あり、回線毎にデータ伝送が管理され、回線毎に同時並
行して伝送実行されるものである。従って能力は、n回
線で最大伝送速度を分割し、n回線の伝送速度の合計は
最大伝送速度を超えないようにされている。
【0025】これに対して図1、図2に示す本発明によ
る回線網制御装置を使用した場合においては、下記の式
で示すように、全ての回線に装置の最大伝送速度を設定
して、伝送実行する方式を提供する。 第k回線伝送速度 = 装置の最大伝送速度 この式において、k=1〜n である。すなわち各回線
kの伝送速度はそれぞれ装置の最大伝送速度に等しくさ
れている。
【0026】次に、上記装置を用いた本発明による回線
制御方法について詳述する。この装置では上記のよう
に、伝送制御は各回線毎に最大の伝送速度を与える事か
ら、伝送データを保証するには、1回線毎に伝送を実行
する事になる。図7、図8は、本装置によって伝送の開
始・終了、待ち状態及び優先処理の順序付け等の処理を
行う方法を示すフローチャートである。以下これらの図
により、処理手順について説明する。
【0027】(1)送受信とも無い状態から送信要求が
あった場合 送信の要求は、通常は一般プログラムから伝送要求が発
生した事を確認しておくために、図示しない送信待ちテ
ーブルに当該伝文の要求発生状態フラグをセットする。
送信待ちテーブルに送信要求があるか否かを判断し(ス
テップ102)、送信要求がない場合には送信要求があ
るまでこれをくり返す。送信要求があった場合には、受
信完了待ち・送信完了待ち、すなわち全ての回線につい
て伝送中かどうか確認する(ステップ104)。この場
合は送受信とも無い場合であるから次のステップ106
の処理へ進む。次に、送信待ちテーブルを読み込み、高
優先の伝送で優先度の高い回線のデータ(伝送伝文)を
選択する(ステップ106)。
【0028】ステップ106においては、まず伝文によ
って、あらかじめテーブルに登録し指定してある図9に
示すような回線の優先度と、図10に示すような送信伝
文の優先度との積を数式2に示すように求め、この値が
最小値となった伝文から送信の順番を定める。
【0029】
【数2】
【0030】すなわち、図9に示すテーブルから送信伝
送の指定されたl(エル)番目の回線の送信優先度を求
め、図10に示すテーブルからk番目の送信伝文の送信
優先度を求め、これらの積を算出する。この積の値が小
さいものほど送信の優先度が高いと判断し、この順また
この積の値が同じである場合は、送信要求の先着順(図
示せず)で送信を行う。また、このような送信の優先度
とm番目の回線からの受信優先度とを数式3により比較
して、送信または受信のいずれが優先度が高いかを決定
する。
【0031】
【数3】
【0032】この例の場合には送受信要求がいずれもな
い状態であるから、上記のような判断は行わない。
【0033】上記の送信優先度によってk番目の送信伝
文のl番目の回線による送信中、送信中フラグをセット
する(ステップ108)。次に、送信処理をする第n回
線送信プログラムを起動し要求伝文を送信する(ステッ
プ110)。送信が完了すれば(通常、相手端末から伝
文受信完了の通知が有る)、当該伝文の送信待ちテーブ
ルをリセットし(ステップ112)、伝文の送信処理を
すべて完了する。
【0034】(2)送信中に次の伝文の送信要求があっ
た場合 送信の要求は、同一回線、同一伝文も含めて管理され
る。まず、(1) の場合と同様に送信待ちテーブルに当該
伝文の送信要求フラグをセットする。送信待ちテーブル
に送信要求があるか否かを判断し(ステップ102)、
送信要求があった場合には、次に、当該装置で管理する
全ての回線について送信待ちかどうかチェックするが
(ステップ104)、この場合すでに送信処理中である
から、別の回線であっても送信待ちとして一旦処理を終
了する。
【0035】ここで、すでに送信中の伝文が、すべての
送信処理を完了した場合に、送信待ちの伝文を送る処理
(ステップ106)に実行を移す。
【0036】まず、受信要求及び送信要求を確認する。
複数の送信要求があった場合、次の処理の優先を決める
為の処理を行う。伝文によって、あらかじめテーブルに
登録し指定してある、図9に示す回線の優先度と、図1
0に示す送信伝文の優先度との積を上記式(2)に示す
ように求め、最小値となった伝文から送信の順番を定め
る。以下の処理は前記(1)の場合と同様である。
【0037】(3)受信中に次の伝文の送信要求があっ
た場合、ステップ104で受信処理の終了を待って(2)
と同様の処理を行う。
【0038】(4)送信中に受信要求があった場合 送信中に受信要求があった場合は、相手端末は送信要求
を出すが受信側は何も通知せず、相手端末の再処理(送
信要求)を繰り返す事で実行する。ただし、相手端末が
送信要求を出している事を図示しない受信要求管理テー
ブルにセットしておく。
【0039】図8において、受信待ちテーブルに受信要
求があるか否かを判断し(ステップ202)、受信要求
がない場合には受信要求があるまでこれをくり返す。受
信要求があった場合には、受信完了待ち・送信完了待
ち、すなわち全ての回線について伝送中かどうか確認す
る(ステップ204)。ここで、送信中の伝文がすべて
処理完了すると、ステップ206に示すように、次の伝
文の処理を実行する。まず受信を先にするか送信を先に
するかの処理は、前述の式(3)による優先判断で行
う。
【0040】すなわち前述のように、図9に示すテーブ
ルからl番目の回線の送信優先度を求め、図10に示す
テーブルからk番目の送信伝文の送信優先度を求め、こ
れらの積を算出する。この積の値が小さいものほど送信
の優先度が高いと判断し、この順で送信を行う。また、
このような送信の優先度とm番目の回線からの受信優先
度とを比較して、送信または受信のいずれが優先度が高
いかを決定する。
【0041】上記の送信優先度との比較によってm番目
の回線による受信中フラグをセットする(ステップ20
8)。次に、m番目の回線の受信待ちを解除し(ステッ
プ210)、m番目の回線の受信プログラムを起動する
(ステップ212)。受信が完了すれば、受信中フラグ
をリセットし、全回線を待ち状態にし(ステップ21
4)、受信処理をすべて完了する。
【0042】以上、代表的な送受信の開始、終了、待ち
状態等の処理方法を示した。
【0043】本発明による回線網制御装置の上記実施例
と従来の回線網制御との効果の差異を図5、図6により
具体的に示す。図5は、全回線とも同時に伝送した場合
の各回線ごとの伝送時間を示し、図6は各回線の伝送が
重ならない場合の各回線ごとの伝送時間を示す。これら
はいずれも、次の条件で設定されている。
【0044】 使用回線数:4回線 伝送データ量:2000文字(CRT 1画面分) 各回線の伝送速度:伝送装置単独の場合は全回線480
0bps 回線網制御装置を適用した場合は全回線19200bp
s 回線制御装置の設定:優先レベルは回線No順に設定
【0045】図5に示すように、全回線とも同時に伝送
した場合には、伝送時間は次のようになる。従来の伝送
装置を単独で使用した場合には、全端末とも4秒かか
る。これに対して本発明の回線網制御装置を使用した場
合には伝送時間は次のようになる。
【0046】 No.1回線=1秒(優先レベル1と設定) No.2回線=2秒(優先レベル2と設定) No.3回線=3秒(優先レベル3と設定) No.4回線=4秒(優先レベル4と設定)
【0047】これは本装置によれば各回線の伝送速度が
従来の4倍であるから伝送時間は1/4の1秒となる。
したがって、優先レベル1のNo.1回線の場合には直
ちに伝送を行うから伝送時間は1秒で済む。たとえば優
先レベル4のNo.4回線の場合には他の3回線の伝送
が終了した後に伝送を行うから、伝送時間は4秒とな
る。したがって、最も速く伝送されるNo.1回線の場
合には従来の4分の1の伝送時間で伝送でき、最も遅く
伝送されるNo.4回線の場合にも従来と同じ伝送時間
で伝送できる。
【0048】図6に示すように、各回線の伝送が重なら
ない(相互に1秒以上の間隔がある)場合には、本装置
による伝送時間は従来に比較して次のように1/4に短
縮される。 No.1回線=1秒 No.2回線=1秒 No.3回線=1秒 No.4回線=1秒
【0049】この場合には各回線の伝送が重ならないた
め、各回線による伝送はそれぞれ送信要求時に直ちに行
われる。したがって、いずれの回線も従来の伝送時間4
秒を4分の1の1秒に短縮することができる。
【0050】このように本発明の回線網制御装置を適用
することにより、伝送時間が短縮できる。したがって、
多回線シリアルデータ伝送装置の増設回避効果と、マン
マシンインターフェース性能(応答性)の向上が図られ
る。
【0051】
【発明の効果】本発明による装置によれば、多回線の場
合にも1回線の場合と同じ最大伝送速度を各回線に割当
て、回線の選択制御を行っている。したがって、伝送時
間を短縮することができ、また、各回線による伝送は優
先順位の高いものから行うから、送受信の管理を有効に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回線網制御装置を4回線シリアル
データ伝送装置に接続した一実施例を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の回線網制御装置の構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図3】従来の伝送制御装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】多回線シリアルデータ伝送装置を介したシステ
ム構成の例を示す図である。
【図5】本発明による装置と従来の装置との全回線同時
伝送時における伝送時間の比較を示す図である。
【図6】本発明による装置と従来の装置との伝送時が異
なる場合の伝送時間の比較を示す図である。
【図7】図1の装置による送信管理の流れを示すフロー
図である。
【図8】図1の装置による受信管理の流れを示すフロー
図である。
【図9】回線の優先度テーブルの例を表形式で示した図
である。
【図10】送信伝文の優先度テーブルの例を表形式で示
した図である。
【符号の説明】
20 回線網制御装置 22 送信管理部 24 受信管理部 25 空き検出部 26 送受信制御部 27 送受信順位付与部 32、34 一般プログラムROM 36 送信プログラムROM 38 受信プログラムROM 40 バス制御部 52 マイクロプロセッサユニット 54、56、58、60 回線制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストと複数の端末との間で複数の回線
    を通じてデータを送受信する多回線シリアルデータ伝送
    におけるデータの送受信に使用される回線を選択する回
    線網制御装置において、 前記複数の回線の全ての空きを検出する空き検出手段
    と、 前記空き検出手段により全ての回線に空きが検出された
    場合で、かつ送受信要求が1の場合に指定された回線を
    通じて送受信を許可し、全ての回線に空きがない場合ま
    たは送受信要求が複数の場合に送受信要求を保留とする
    送受信制御手段と、 前記送受信制御手段により保留とされた送受信要求が複
    数の場合に送受信順位を付与する送受信順位付与手段と
    を有し、 前記送受信制御手段は、前記空き検出手段により全ての
    回線に空きが検出された場合に、前記送受信順位に応じ
    て前記複数の送受信要求の1データ毎にかつ1回線毎に
    順次送受信を制御することを特徴とする多回線シリアル
    データ伝送における回線網制御装置。
  2. 【請求項2】 前記送受信順位付与手段は、複数の送受
    信要求について、指定された回線の優先レベルと送受信
    されるデータの優先レベルとの組み合せによる優先順
    と、かつ該優先順が同じである時は、先着順により、前
    記送受信順位を付与することを特徴とする請求項1に記
    載の多回線シリアルデータ伝送における回線網制御装
    置。
  3. 【請求項3】 ホストと複数の端末との間で複数の回線
    を通じてデータを送受信する多回線シリアルデータ伝送
    におけるデータの送受信に使用される回線を選択する回
    線網制御方法において、 前記複数の回線の全てに空きがあるか否かを検出し、 全ての回線に空きが検出された場合で、かつ送受信要求
    が1の場合に指定された回線を通じて送受信を許可し、 全ての回線に空きがない場合または送受信要求が複数の
    場合に送受信要求を保留とし、 前記保留とされた送受信要求が複数の場合に送受信順位
    を付与し、 全ての回線に空きが検出された後、前記保留とされた送
    受信要求を付与された送受信順位に応じて1データ毎
    に、かつ1回線毎に順次制御することを特徴とする多回
    線シリアルデータ伝送における回線網制御方法。
  4. 【請求項4】 前記送受信順位は、複数の送受信要求に
    ついて、回線の優先レベルと送受信されるデータの優先
    レベルとの組み合せによる優先順と、かつ該優先順が同
    じ時は先着順により、付与されることを特徴とする請求
    項3に記載の多回線シリアルデータ伝送における回線網
    制御方法。
JP4223331A 1992-07-30 1992-07-30 多回線シリアルデータ伝送における回線網制御装置および回線網制御方法 Pending JPH0654018A (ja)

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JPH0654018A true JPH0654018A (ja) 1994-02-25

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JP4223331A Pending JPH0654018A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 多回線シリアルデータ伝送における回線網制御装置および回線網制御方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102446144A (zh) * 2010-09-30 2012-05-09 北大方正集团有限公司 一种串口资源调度方法及装置、系统
US8185125B2 (en) 2007-10-22 2012-05-22 Ntt Docomo, Inc. Transmission rate control method, mobile communication system and radio base station
CN102708084A (zh) * 2011-11-30 2012-10-03 南京埃尔法电液技术有限公司 一种i/o通讯接口模块及其通讯方法

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JPH04103237A (ja) * 1990-08-21 1992-04-06 Nec Corp データ伝送方式

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