JPH0654012B2 - 筒状型枠 - Google Patents

筒状型枠

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JPH0654012B2
JPH0654012B2 JP62022037A JP2203787A JPH0654012B2 JP H0654012 B2 JPH0654012 B2 JP H0654012B2 JP 62022037 A JP62022037 A JP 62022037A JP 2203787 A JP2203787 A JP 2203787A JP H0654012 B2 JPH0654012 B2 JP H0654012B2
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JP
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concrete
flexible sheet
formwork
ground
sides
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山本  清
信玄 長岡
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フリー工業株式会社
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はコンクリート法枠を打設する時に用いる筒状
型枠に関する。
〔従来の技術〕
コンクリート法枠を打設する場合、従来から用いられて
いる半筒状の型枠では、地山と型枠の間の空隙からコン
クリートが漏れるので、この解決のため発明者は、特開
昭55-25624号、特願昭58-125695号、特願昭61-262962号
などにより可撓性シートで底面を構成した筒状型枠を提
案した。
型枠の全部ないし一部を可撓性シートを用いて完結した
筒状の型枠を用いることは、コンクリートの漏れを防ぎ
極めて好都合である。
しかしながら、打設されたコンクリート体と地山とがシ
ートによって遮られるのが欠点として指摘されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は上記のコンクリートと地山との遮断を解決す
ることを目的としている。
〔問題点を解決する手段〕
本発明は、底面が可撓性シート状物で構成された、コン
クリート法枠打設用の、筒状型枠において、底面の可撓
性シート状物の長手方向の両側部を、コンクリートの透
過を阻止する素材で形成すると共に、該両側部の間の中
央部をコンクリートの透過する素材で形成したことを特
徴とする、筒状型枠である。
〔作用〕
このように構成すると、打設したコンクリートは、底面
の両側の可撓性シートによって、型枠と地山との間から
の漏れは防げる上、コンクリートの一部は中央部の開口
から底面に流れ出し、コンクリート体と地山の遮断が避
けられる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面について詳細に説明する。
第1図に示すのは筒状型枠の底面を形成する帯状の可撓
性シート10である。このシートは両側部11は通常の平織
りの織布12で構成されているが、長手方向の中央部13は
経糸がなく、緯糸14だけで構成され、従って緯糸はある
程度自由に動き、緯糸の間に開口15ができるように構成
されている。
第2図に示すように、二本の長尺のアングル材21の所々
を、横断方向の丸棒22を用いて梯子状に連結し、上記の
可撓性シート10の両側縁をアングル材に取付けて下型枠
20を構成する。可撓性シートはアングル材の間隔よりも
幅広く、余裕をもって取付ける。
第3図に示すように、凹凸のある地山30の上に下型枠20
を設置する。鉄筋籠40を下型枠の上に載置し、アンカー
41を地山に打ち込み、下型枠・鉄筋籠をアンカーに緊結
して固定する。その上から半筒状の上型枠50を被せて、
下型枠と連結して筒状型枠60を完成する。
このような筒状型枠の中にコンクリート70を流し込む。
可撓性シートはコンクリートによって地山30の方へ押し
つけられ、シートの側部11は筒状型枠の下縁61と地山と
の間からのコンクリートの漏れを防ぎ、シート状物の中
央部では、コンクリートは緯糸を押しのけて形成される
開口を通って地山との間に入り込む。
〔補足説明〕
この発明の骨子は、底面を可撓性シート状物で構成した
場合、筒状型枠の下縁と地山の間の隙間からのコンクリ
ートの漏れを防ぐが、シート状物が地山とコンクリート
を完全に隔てて仕舞う。この欠点をなくす為に、底面の
一部からコンクリートないしモルタルを漏らすことにあ
る。
従って、シート状物の長手方向の中央部にコンクリート
の漏れる程度の大きさの、即ち一辺10mm以上の多数の開
口を設ける点が重要である。開口の形状・形成方法は特
に限定するものではないが、例えば、下記のような方法
が用いられる。
第4図に示すように、両側部11の織布12、中央部13の網
体16の三条を縫合して帯状に形成したもの。
第5図に示すように、全体を不織布17で形成し、その中
央部には多数の開口15を設けたもの。
第6図に示すように、両側部11を織布12で形成し、両側
の織布を所々丈夫な紐18で横断的に連結したもの、など
である。
シート状物が型枠の隙間から必要以上にはみ出したりし
ないように、適宜間隔でシート状物をフック付きのアン
カーピン等を用いて地山に固定することは有効である。
半筒状の上型枠50はその素材・形状は規定されるもので
はなく、鉄・アルミ・プラスチック・木など剛性のある
素材の他、織布・不織布・ゴムシートなど可撓性素材で
構成してもよい。
〔効果〕
〈イ〉型枠の底面に可撓性シートを設けているため、地
山に凹凸がある場合でもシートが地面によく馴染む。
そのため従来底面に枠板を用いていたために問題となっ
ていた、型枠と地山との間からのコンクリート流出を防
ぐことができる。
〈ロ〉可撓性シートの両側部には開口を設けずそれ以外
の部分に開口を設けてある。
そのため打設されるコンクリートの圧力が強い場合でも
シートが型枠から外れず、型枠と地山との間からのコン
クリート流出をより確実に防ぐことができる。
〈ハ〉その上可撓性シートには複数の開口を設けてあ
り、打設されるコンクリートが開口から地山に漏れるよ
うな構造となっている。
そのためコンクリートと地山とがしっかりと固定する。
〈ニ〉本発明は単に可撓性シート状物に流出口を開設す
るだけでなく、可撓性シート状物の長手方向の両側部を
コンクリートの透過を阻止する素材で形成した。
そのため、シート状物の両側部を地山面に圧着させるこ
とによって、シート中央部から充填されるコンクリート
の外部への漏出を阻止することができる。
従って、高精度な法枠施工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図・第4図・第5図および第6図は、可撓性シート
の平面図、第2図は下型枠の正面図、第3図は施工方法
を示す正面図である。 10……可撓性シート、11……側部、12……織布、 13……中央部、14……緯糸、15……開口、 16……網体、17……不織布、18……紐、 20……下型枠、21……アングル材、22……丸棒、 30……地山、40……鉄筋籠、41……アンカー、 50……上型枠、60……筒状型枠、61……下縁、 70……コンクリート。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面が可撓性シート状物で構成された、コ
    ンクリート法枠打設用の、筒状型枠において、 底面の可撓性シート状物の長手方向の両側部を、コンク
    リートの透過を阻止する素材で形成すると共に、 該両側部の間の中央部をコンクリートの透過する素材で
    形成したことを特徴とする、 筒状型枠。
  2. 【請求項2】可撓性シート状物の両側部以外の部分が、
    網体で構成された特許請求の範囲第(1)項記載の筒状
    型枠。
  3. 【請求項3】可撓性シート状物の両側部以外の部分が、
    孔あきシートで構成された特許請求の範囲第(1)項記
    載の筒状型枠。
  4. 【請求項4】可撓性シート状物の両側部以外の部分が、
    部分的に経糸ないし緯糸の除かれた織物で構成された特
    許請求の範囲第(1)項記載の筒状型枠。
  5. 【請求項5】可撓性シート状物の両側部以外の部分が、
    両側部のシート状物を所々で連結する横断方向の紐状物
    の集合で構成された特許請求の範囲第(1)項記載の筒
    状型枠。
JP62022037A 1987-02-02 1987-02-02 筒状型枠 Expired - Fee Related JPH0654012B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6422635B2 (ja) * 2013-07-29 2018-11-14 太陽工業株式会社 布製型枠、法面保護用構造体、及び法面保護方法
JP6465474B2 (ja) * 2014-09-22 2019-02-06 東洋紡株式会社 布製コンクリート型枠

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JPS6019830A (ja) * 1983-07-11 1985-02-01 Oyo Kikaku:Kk 複合型枠を用いたコンクリ−トの打設方法と複合型枠

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