JPH0653814U - シールボルト・ナット - Google Patents
シールボルト・ナットInfo
- Publication number
- JPH0653814U JPH0653814U JP4155492U JP4155492U JPH0653814U JP H0653814 U JPH0653814 U JP H0653814U JP 4155492 U JP4155492 U JP 4155492U JP 4155492 U JP4155492 U JP 4155492U JP H0653814 U JPH0653814 U JP H0653814U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- cover
- seal
- mating member
- rainwater
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- Pending
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- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 ナット(2)の周面(21)及び頂面(22)を防水カ
バー(3)で緊密に覆い、該カバーの開口縁の全周に亘っ
てナット(2)の座面(23)よりも突出した可撓性シール部
(31)を有している。 【効果】 ナットの締付けにより、防水カバー(3)のシ
ール部(31)が相手部材に押圧され弾性変形して相手部材
に密着する。ナット自体は防水カバー(3)に覆われてお
り、雨水に晒されることはなく、又、カバー(3)の開口
縁のシール部(31)が弾性変形して相手部材に密接してい
るため、相手部材と座面からの雨水の侵入も確実に防止
でき、相手部材内に雨水が侵入することによる腐食等の
問題を解決できる。
バー(3)で緊密に覆い、該カバーの開口縁の全周に亘っ
てナット(2)の座面(23)よりも突出した可撓性シール部
(31)を有している。 【効果】 ナットの締付けにより、防水カバー(3)のシ
ール部(31)が相手部材に押圧され弾性変形して相手部材
に密着する。ナット自体は防水カバー(3)に覆われてお
り、雨水に晒されることはなく、又、カバー(3)の開口
縁のシール部(31)が弾性変形して相手部材に密接してい
るため、相手部材と座面からの雨水の侵入も確実に防止
でき、相手部材内に雨水が侵入することによる腐食等の
問題を解決できる。
Description
【0001】
本考案は、ボルト・ナットの締結部からの雨水の侵入を防止できるシール部を 具えたボルト・ナットに関するものでる。
【0002】
屋外でボルト・ナットを使用すると、雨水により早期のうちに錆が生じ、又、 締結部より雨水が侵入して、内部材を腐食させる等の問題があった。 特に漏水防止が要求される場所では、ボルト・ナットを締付け後、コーキング 材を施工することが行なわれるが、手間が掛る上、完全な漏水防止を画ることは 難しかった。
【0003】 ステンレス製のボルト・ナットを用いるとボルト・ナット自体の錆つきは防止 できるが、螺合ネジ面及び座面と相手部材との間の、微小な隙間からの雨水の侵 入を防止することは出来なかった。 本考案は、ボルト・ナット自体の錆び防止は勿論のこと、ボルト・ナットの締 結部から相手部材内への雨水の侵入を防止できるシールボルト及びシールナット を明らかにするものである。
【0004】
本考案のシールナットは、ナット(2)の周面(21)及び頂面(22)を防水カバー( 3)で緊密に覆い、該カバーの開口縁の全周に亘ってナット(2)の座面(23)より も突出した可撓性シール部(31)を有している。
【0005】 シールボルトは、ボルト頭部(40)の周面(41)及び頂面(42)を防水カバー(3)で 緊密に覆い、カバー(3)の開口縁の全周に亘ってボルト(4)の座面(43)よりも突 出した可撓性シール部(31)を有している。
【0006】
ナットの締付けにより、防水カバー(3)の可撓性シール部(31)が相手部材に押 圧され、弾性変形して相手部材に密着する。 ナット自体は防水カバー(3)に覆われて雨水に晒されることはなく、又、カバ ー(3)の開口縁のシール部(31)が弾性変形して相手部材に密接しているため、相 手部材と座面からの雨水の侵入も確実に防止でき、相手部材内に雨水が侵入する ことによる腐食等の問題を解決できる。 更に、シール(3)が相手部材に押圧状態に密接しているため、ナットの回り止 の効果を奏する。
【0007】 ボルトに実施したときも上記と同様にして、ボルト頭部(40)を覆う防水カバー (3)によって該頭部(40)の錆止めが画られ、カバー(3)の開口縁のシール部(31) が弾性変形して相手部材に密着し、座面(43)と相手部材との間からの雨水の侵入 を防止できる。
【0008】
図1は、ダクトの外周を包囲する断熱材(6)を本考案のシールナット(1)で締 付け固定した状態を示している。 シールナット(1)は、六角ナット(2)を防水カバー(3)で被覆して形成されて いる。
【0009】 図2Aに示す如く、カバー(3)は、防水性及び耐候性に優れた合成樹脂又は合 成ゴムにて形成され、ナット(2)が緊密に嵌合する六角穴(30)及び該六角穴(30) の穴底中央にネジ軸逃し穴(32)を開設して上面が閉塞している。 図5に示す如く、カバー(3)の周面にはスパナが掛る平行面取り部(34)(34)が 形成されている。
【0010】 六角穴(30)の深さはナット(2)の厚みに対応しており、該六角穴(30)にナット (2)が軸方向にずれない様に緊密に嵌合している。 必要に応じて、ナット(2)と穴(30)との間に接着剤を介在させ、ナットを接着 固定しても可い。
【0011】 カバー(3)の開口縁にはナット(2)の座面(23)より突出し先端側に徐々に薄肉 となるリップ状シール部(31)が形成されている。
【0012】 ダクトの板面(5)には外向きにネジ軸(50)が突設され、該ネジ軸(50)を貫通し て断熱材(6)を積層し、各層はネジ軸(50)に装着したスピードワッシャ(53)にて 仮止めする。最外層の断熱材(6)に外層板(51)を被せ、該外層板(51)の孔(52)か ら臨出したネジ軸(50)の先端に前記シールナット(1)を螺合する。
【0013】 シールナット(1)の締付けにより、防水カバー(3)のシール部(31)が外層板(5 1)に押圧され、弾性変形して外層板(51)に密接する。 ナット自体は防水カバー(3)に覆われており、雨水に晒されることはなく、又 、カバー(3)の開口縁のシール部(31)が弾性変形して外層板(51)に密接している ため、外層板(51)とナット座面(23)からの雨水の侵入も確実に防止でき、外層板 (51)内に雨水が侵入することによる腐食等の問題を解決できる。又、シール部(3 1)と外層板(51)との摩擦によってナットの緩み止め効果を得ることができる。
【0014】 図2Bは、シールナット(1)の他の実施例を示しており、カバー(3)の開口側 端面を一周して断面半円状の突条を突設してシール部(31)を形成している。
【0015】 図2Cは、カバー体(3)の開口側端面に環状溝条(33)を形成し、該環状溝条(3 3)に水膨潤Oリング(31a)をナット(2)の座面(23)よりも突出する様に接合して シール部(31)を形成している。
【0016】 図3は、本考案のボルト(4)によって防音壁を施工した状態を示している。
【0017】 図4Aに示す如く、ボルト(4)は頭部(40)が防水カバー(3)に覆われている。 前記同様、カバー(3)は、防水性及び耐候性に優れた合成樹脂又は合成ゴムに て形成され、頭部(40)が緊密に嵌合する六角穴(30)を開設した上面閉塞の筒状を 呈している。
【0018】 六角穴(30)の深さは、ボルト頭部(40)の厚みに対応している。 実施例では、インサート成形によってボルト頭部(40)とカバー(3)を一体成形 している。
【0019】 カバー(3)の開口縁にはボルト頭部(40)の座面(43)より突出し、先端側に徐々 に薄肉となるリップ状シール部(31)が形成されている。
【0020】 壁板(7)の外面に防音材(71)を被せ、該防音材(71)に外層板(51)を重ね、外層 板(51)、防音材(71)及び壁板(7)を貫通してボルト(4)を外側から差込んで、内 面からナット(24)を締付ける。
【0021】 ナット(24)の締付けにより、防水カバー(3)のシール部(31)が外層板(51)に押 圧され弾性変形して外層板(51)に密着し、外層板(51)とボルト座面(43)との間か らの雨水の侵入を確実に防止できる。
【0022】 図4Bは、シールボルトの他の実施例を示しており、カバー(3)の開口側端面 を一周して断面半円状の突条を突設してシール部(31)を形成している。
【0023】 図4Cは、カバー体(3)の開口側端面に環状溝条(33)を形成し、該環状溝条(3 3)に水膨潤Oリング(31a)をナット(2)の座面(43)よりも突出する様に接合して シール部(31)を形成している。 本考案は、上記実施例の構成に限定されることはなく、実用新案登録請求の範 囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図1】シールナットの使用例の断面図である。
【図2】シールナットの実施例の断面図である。
【図3】シールボルトの使用例の断面図である。
【図4】シールボルトの実施例の断面図である。
【図5】シールナットの平面図である。
(2) ナット (21) 周面 (22) 頂面 (23) 座面 (3) シール部
Claims (2)
- 【請求項1】 ナット(2)の周面(21)及び頂面(22)を防
水カバー(3)で緊密に覆い、該カバーの開口縁の全周に
亘ってナット(2)の座面(23)よりも突出した可撓性シー
ル部(31)を有しているシールナット。 - 【請求項2】 ボルト頭部(40)の周面(41)及び頂面(42)
を防水カバー(3)で緊密に覆い、カバー(3)の開口縁の
全周に亘ってボルト(4)の座面(43)よりも突出した可撓
性シール部(31)を有しているシールボルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4155492U JPH0653814U (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | シールボルト・ナット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4155492U JPH0653814U (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | シールボルト・ナット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0653814U true JPH0653814U (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=12611650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4155492U Pending JPH0653814U (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | シールボルト・ナット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0653814U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013023893A (ja) * | 2011-07-20 | 2013-02-04 | Kaneka Corp | 固定具、太陽電池モジュールの取付け具の取付け方法及び屋根構造 |
JP2013095371A (ja) * | 2011-11-04 | 2013-05-20 | Mitsubishi Aircraft Corp | 耐雷ファスナ、耐雷ファスナのキャップ |
JP2019085229A (ja) * | 2017-11-07 | 2019-06-06 | 株式会社大日ハンソー | バケットコンベヤ装置 |
CN112675441A (zh) * | 2020-12-24 | 2021-04-20 | 台州市中心医院(台州学院附属医院) | 一种可移动放疗用ct装置 |
JP2021156357A (ja) * | 2020-03-26 | 2021-10-07 | 株式会社Subaru | シールキャップ、締結構造体のシール方法及び締結構造体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS603304B2 (ja) * | 1976-11-08 | 1985-01-26 | 三菱化学株式会社 | ジクロロ無水マレイン酸の製造方法 |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP4155492U patent/JPH0653814U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS603304B2 (ja) * | 1976-11-08 | 1985-01-26 | 三菱化学株式会社 | ジクロロ無水マレイン酸の製造方法 |
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CN112675441B (zh) * | 2020-12-24 | 2022-09-27 | 台州市中心医院(台州学院附属医院) | 一种可移动放疗用ct装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19950214 |