JPH0315852Y2 - - Google Patents

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JPH0315852Y2
JPH0315852Y2 JP17223186U JP17223186U JPH0315852Y2 JP H0315852 Y2 JPH0315852 Y2 JP H0315852Y2 JP 17223186 U JP17223186 U JP 17223186U JP 17223186 U JP17223186 U JP 17223186U JP H0315852 Y2 JPH0315852 Y2 JP H0315852Y2
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JP
Japan
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bolt
packing
covering
head
fastener
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JP17223186U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は組立式貯水槽における水封性ボルト
締結具に関する。
(従来の技術) 組立式貯水槽においては、ボルトをパネルの内
側から外側に貫通させて、水の取入れ,取出し用
フランジその他の被取付部材をパネルに固定する
ことが行われる。この場合、ボルト頭部が錆び付
かないように、またボルト穴から水が外に漏れな
いようにするために、第7図に示すようにボルト
頭部100全体をゴムで被覆し、そしてこのゴム
被覆体102のボルト頭部100と被締結部材と
の間の部分102aをパツキンとして兼用するこ
とが行われる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらこのようなボルト締結具において
は、第8図に示すようにボルトを締め付けて行く
とボルト頭部100と被締結部材との間のゴムパ
ツキン102aが圧縮されて外方向に逃げてしま
い、このためボルト穴周辺部のパツキン102a
の肉厚が薄くなつてシール性が不十分となる不具
合がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような問題点を解決するためにな
されたものであり、その要旨は、組立式貯水槽を
構成するパネルの内側から外側にボルトを貫通さ
せた状態で、該パネルに水の取入れ,取出し用フ
ランジその他の被取付部材を締結するとともに、
該ボルトの頭部とこれら被締結部材との間にパツ
キンを介在させてボルト穴を水封するよにしたボ
ルト締結具において、該ボルト頭部の下面及びそ
の他の頭部表面の少なくとも一部を比較的硬質の
被覆体にて被覆するとともに、該被覆体の下面側
を全体的に凹形状に形成する一方、前記パツキン
として該被覆体の下面よりも大径のものを用いる
とともに、該パツキンのボルト頭部側を該被覆体
の凹形状に対応する凸形状に形成し、これら被覆
体の凹形状部とパツキンの凸形状部とを嵌合させ
て該パツキンを径方向に拘束した状態でボルトを
締め付け得るように成したことにある。
(作用) 本考案のボルト締結具においては、ボルト締付
時にパツキンが径方向に拘束された状態となるた
め、パツキンがボルトの締付圧力によつて外方向
に拡がるのが阻止される。これによりボルト穴に
おける止水性が向上して水漏れのおそれがなくな
る。
本考案のボルト締結具は、この他、パツキンが
ワツシヤをも兼用し得る特長がある。パツキンの
径が被覆体の下面よりも大径とされているため
に、かかるパツキンがワツシヤとしても機能し、
ボルトの締付力をかかるパツキンを介することに
よつてより広い面積範囲で被締結部材に及ぼすこ
とが可能となるのである。
パツキンの中にはゴム質のものもあれば樹脂質
のものもあり、而してパツキンとして比較的硬質
の樹脂質のものを用いればワツシヤとしての機能
をより高めることができる。
このように本考案においては、パツキンがワツ
シヤとしての機能も有することから、ボルト締付
作業が簡単となる利点が生ずる。
従来、ボルト締付けを行なう際、現場でボルト
にワツシヤを嵌め入れ、その上でボルト締付けを
行なつているが、この場合、締結具の部品点数,
現場での作業が増えて、ボルト締付作業が面倒と
なるのに加えて、現場でワツシヤを落下させて紛
失したりする不都合を生じていたが、本考案の締
結具においては、パツキンの弾性を利用してその
凸形状部と被覆体の凹形状部とを弾性嵌合させる
ことにより、それらを予め一体に組み付けておく
ことができ、従つて現場においてボルトとワツシ
ヤとを組み合わせる必要もないし、またワツシヤ
をボルトより脱落させたり紛失したりする心配も
なくなる。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。第1図において、、10は本考案の一実
施例としての水封性ボルト締結具で、ボルト12
と、その頭部14を被覆する硬質樹脂被覆体16
と、薄板状且つ被覆体16の下面よりも大径のゴ
ムパツキン18とを有している。樹脂被覆体16
はモールド成形されたもので、ボルト頭部14の
全表面を被覆している。この樹脂被覆体16はボ
ルト頭部14と同じように6角形状をなし、外周
に沿つて工具係合用の6つの係合面24(第2
図)を有している。またその下面側には円形の凹
部20が形成されている。
一方、ゴムパツキン18には、ボルト頭部14
の側に凹部20に対応する円形の凸部22(第3
図)が形成されており、この凸部22が凹部20
に嵌合されるようになつている。
従つてこのようなボルト締結具10において
は、ボルト12締付時にゴムパツキン18に締付
圧力が作用しても、パツキン18は径方向に拘束
された状態にあつて拡径変形することができず、
以てボルト穴周りが確実にシールされて水漏れが
生じない。
本例のボルト締結具10は、その他、ボルト1
2の締付操作が楽であり、且つボルト12締付け
の際ボルト頭部14と被覆体16とが相対回転し
ない利点を有する。
前述の従来のボルト締結具においては、ボルト
頭部がゴムにて被覆され且つゴム被覆体の一部が
パツキンを兼ねているためにゴム被覆体を柔らか
い材料で形成せざるを得ず、このためゴム被覆体
に工具を係合させても操作力がボルト頭部に良く
伝わらなかつたり、また場合によつてゴム被覆体
がボルト頭部に対して相対回転してしまつて、ボ
ルト締付操作がしずらい不具合があるが、本例の
ボルト締結具10にあつては、ゴムパツキン18
とボルト頭部14の被覆体16とが別体構成とさ
れ、且つ被覆体16の硬質の樹脂材にて構成され
ているため、このような不具合を生じないのであ
る。
次に第4図乃至第6図は本考案の他の実施例を
示したものである。本例のボルト締結具30にお
いては樹脂被覆体26の表面側に6角形状の嵌合
穴28が形成され、この嵌合穴28にボルト頭部
14が嵌め込まれるようになつている。すなわち
ボルト頭部14の下面及び全側面が樹脂被覆体2
6にて被覆されるようになつている。尚、ボルト
頭部14の頂面は露出した状態となるが、ボルト
12としてステンレス製のものを用い、或いは防
錆処理したものを用いることによつて、ボルト1
2の錆び付を防止し得る。
本例のボルト締結具30は、樹脂被覆体26下
面側の凹部20とゴムパツキン18の凸部22と
の嵌合に基づいて、ボルト12締込時におけるゴ
ムパツキン18の逃げを阻止できる点で上記実施
例と同様の作用をなすが、このボルト締結具30
はこの他に樹脂被覆体26を種々のボルト12と
組合せて使用できる利点を有する。
ボルト12にはステンレス製のもの,電気メツ
キを施したもの等各種のものがあり、このような
複数種類のボルト12を上記実施例の形態で用い
ると、ボルト12各種毎にその頭部14を樹脂被
覆体で予め被覆しておいてそれらを在庫として用
意しておく必要があるが、本例のような構成とす
れば、ボルト締結具使用時に樹脂被覆体26をボ
ルト頭部14に嵌め込んで使用できるため、この
ような必要はなくなる。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はそ
の他の形態で構成可能である。
例えば樹脂被覆体の形状は必ずしも6角形状で
ある必要はなく、工具を係合させて回転させ得る
ような形状であれば他の形状であつても何等差し
支えなく、またその材質として、樹脂材の外に硬
質のゴム材を用いることも可能である。
更に樹脂被覆体における下面側の凹部或いは薄
板状のパツキンの凸部形状も上例とは異なつた形
状に形成することも可能である。
その他上記第二の実施例において、樹脂被覆体
から露出したボルト頭部の頂面を樹脂製或いはゴ
ム製のキヤツプにて覆蓋することも可能である
し、またかかるボルト締結具をフランジ類の他、
貯槽内部に配設される補強材その他部材の締結用
に用いることも勿論可能である等、本考案はその
主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に
基づき様々な変形を加えて構成可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるボルト締結具
の正面断面図であり、第2図は第1図のボルトの
斜視図である。第3図は第1図のゴムパツキンの
斜視図であり、第4図は本考案の他の実施例であ
るボルト締結具の一部切欠正面図である。第5図
は第4図の樹脂被覆体の斜視図であり、第6図は
第4図のゴムパツキンの斜視図である。第7図は
従来のボルト締結具の一例を示す正面断面図であ
り、第8図は第7図のボルト締結具の不具合を説
明するための説明図である。 10,30……ボルト締結具、12…ボルト、
14……ボルト頭部、16,26……樹脂被覆
体、18……ゴムパツキン、20……凹部、22
……凸部、28……嵌合穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 組立式貯水槽を構成するパネルの内側から外側
    にボルトを貫通させた状態で、該パネルに水の取
    入れ,取出し用フランジその他の被取付部材を締
    結するとともに、該ボルトの頭部とこれら被締結
    部材との間にパツキンを介在させてボルト穴を水
    封するようにしたボルト締結具において、 該ボルト頭部の下面及びその他の頭部表面の少
    なくとも一部を比較的硬質の被覆体にて被覆する
    とともに、該被覆体の下面側を全体的に凹形状に
    形成する一方、前記パツキンとして該被覆体の下
    面よりも大径のものを用いるとともに、該パツキ
    ンのボルト頭部側を該被覆体の凹形状に対応する
    凸形状に形成し、これら被覆体の凹形状部とパツ
    キンの凸形状部とを嵌合させて該パツキンを径方
    向に拘束した状態でボルトを締め付け得るように
    成したことを特徴とする組立式貯水槽における水
    封性ボルト締結具。
JP17223186U 1986-11-10 1986-11-10 Expired JPH0315852Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17223186U JPH0315852Y2 (ja) 1986-11-10 1986-11-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17223186U JPH0315852Y2 (ja) 1986-11-10 1986-11-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6377115U JPS6377115U (ja) 1988-05-23
JPH0315852Y2 true JPH0315852Y2 (ja) 1991-04-05

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ID=31108587

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JP17223186U Expired JPH0315852Y2 (ja) 1986-11-10 1986-11-10

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KR200448529Y1 (ko) * 2009-01-20 2010-04-21 영성산업 주식회사 조립식 물탱크용 수밀구조를 갖는 체결구
WO2010122645A1 (ja) * 2009-04-22 2010-10-28 Yamada Toru ボルト用座金

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Publication number Publication date
JPS6377115U (ja) 1988-05-23

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