JPH0242930Y2 - - Google Patents

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JPH0242930Y2
JPH0242930Y2 JP15004986U JP15004986U JPH0242930Y2 JP H0242930 Y2 JPH0242930 Y2 JP H0242930Y2 JP 15004986 U JP15004986 U JP 15004986U JP 15004986 U JP15004986 U JP 15004986U JP H0242930 Y2 JPH0242930 Y2 JP H0242930Y2
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stopper
sealing member
fitted
valve
engagement groove
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ゲートバルブ等の各種バルブのシー
ル部構造体に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
一般に、ゲートバルブにおいては、弁体と弁座
の間を密封するリング状の密封部材が弁体と弁座
のいずれかに装着されているが、この密封部材の
取付けは、従来ではねじ込み式の止め具を用いて
その螺進により密封部材を押圧固定する方法が採
られている。ところが、この方法は、バルブが新
しい間は比較的止め具の着脱が容易であり、従つ
て密封部材の交換が容易に行なえるが、古くなつ
たバルブの場合には錆付、焼付等によりねじが緩
まず、そのため止め具が外しにくくなつて現地補
修が不可能となる場合が多かつた。この他、板座
金をボルト、ナツトで締め付けて密封部材を押圧
固定する方法も行なわれているが、この場合でも
上記と同様の問題点が有り、板座金の着脱にも手
間を要する。あるいはリング状の密封部材が一旦
嵌込まれると地嶽となつて取外して交換すること
ができない構造のものもあつた。
本考案はこのような従来の問題点を解消するも
ので、密封部材の着脱が古いバルブの場合でも容
易かつ迅速に行なえると共に、構造が簡単でコス
トも低減できるバルブのシール部構造体を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本考案の特徴とするところは、閉じた
円形リング状の密封部材が装着されるバルブのシ
ール部において、該密封部材の取付部に、内周壁
が該密封部材の外周に当接状とされて、該密封部
材が内嵌される第1の段部を設けると共に、該密
封部材の内周側に対応する該第1の段部の奥壁
に、周方向の係合突条及び係合溝を有する第2の
段部を設け、該第2の段部に、上記係合突条及び
係合溝に嵌合可能な係合溝及び係合突条を有する
リング状止め具を嵌着して、該止め具により上記
密封部材を内周側から外周側へ押圧すべく構成
し、さらに、該止め具の一部に切断部を設けて弾
性力により該止め具を縮径可能と成し、該止め具
を上記第2の段部に対して着脱自在とした点にあ
る。
〔作用〕
密封部材は、外径側と内径側から挾持され、強
固に保持される。しかも、切欠部を有するリング
状の止め具の弾性変形により、容易に該密封部材
の着脱が可能となる。そのため摩耗・損傷した密
封部材の修理・交換も容易となる。特に密封部材
の古くなつたものを、破懐して、リング状止め具
を取外せば、極めて容易迅速な作業が可能とな
る。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳
説する。
第1図はバルブVの一例を示し、図中1は流路
2を有する弁箱、3はハンドル4の回動操作によ
り上下に往復動する弁体であつて、流路2を開閉
する。該弁体3は、流路2閉塞状能においてその
両外側面がシートリング(密封部材)5を介して
弁箱1側に固着の弁座6,6を夫々密接状に当接
することにより、流路2を密封状に遮断する。上
記シートリング5はナイロンやテフロン等の樹脂
又はゴム等から成り、弁体3にに取付けられてい
る。
このようなバルブVのシール部7の構造につい
て具体的に説明すると、第2図に示す如く、シー
トリング5は内周側と外周側に夫々傾斜部8,9
を有し、弁座6に対する密封面10側の幅が地側
よりも小さく形成されている。また、弁体3の外
側面には、シートリング5を取付けるための第1
の段部11が凹設されており、さらに、該第1の
段部11の内周壁12には、シートリング5の外
周側傾斜部9に対応する傾斜部13が形成され、
該内周壁12にシートリング5の外周面が密接す
べく成されている。なお、第1の段部11の深さ
は、シートリング5の上記密封面10が弁体3外
側面から若干突出する深さとされる。
弁体3には、さらに、シートリング5の内周側
に対応する第1の段部11の奥壁14に、周方向
の係合突条15及び係合溝16を内周部に有する
第2の段部17が凹設されており、該第2の段部
17にシートリング5取付用のリング状止め具1
8が嵌着される。該止め具18は、第2の段部1
7の上記係合突条15に密接状に嵌合する係合溝
19及び第2の段部17の上記係合溝16にに遊
嵌する係合突条20を外周部に有し、さらに、該
外周部にはシートリング5の内周側傾斜部8に対
応する傾斜部21が形成されて、該シートリング
5に対応する外周面においてシートリング5の内
周面に密接すべく成されている。また、止め具1
8の一部は第3図に示す如く斜め状に切断され、
該切断部22において一方側を矢印A方向に弾性
変形させることにより、止め具18は仮想線で示
す如く縮径し、変形状態を解除すれば弾性力によ
り自動的に実線状態に復帰する。なお、23は止
め具18側面において切断部22の両側に設けら
れた小孔であり、二股状等の工具(図示省略)の
先端を該小孔23,23に挿し込んで止め具18
を縮径する。該止め具18は必要強度によつて金
属製でもプラスチツク製でも良いが、弾性変形可
能なものとされると共に、上記切断部22の傾斜
角度及びスリツト幅については止め具18のサイ
ズ等に応じて適宜設定される。
しかして、シートリング5を弁体3に取付ける
には、まず、シートリング5を弁体3の第1の段
部11に嵌め込み、次に、止め具18を縮径させ
て第4図に示す如く外方端イ側から第2の段部1
7に嵌め込んでいき、最終的に止め具18を弾性
復帰させて第5図に示す如く全周にわたつて外周
部の係合溝19及び係合突条20を第2の段部1
7の係合突条15及び係合溝16に夫々嵌合させ
る。この止め具18嵌め込みにおいて、外周部の
係合突条20と第2の段部の係合溝16とが遊嵌
状であるため、他方の係合溝19と係合突条15
との密嵌が容易に行なわれる。なお、奥部側の係
合突条20と係合溝16とを密嵌状とすると共
に、手前側の係合溝19と係合突条15との関係
を遊嵌状とするも自由である。
このようにして第2の段部17に嵌着された止
め具18は、外周面がシートリング5の内周面に
密接して外方へ押圧し、これによりシートリング
5の外周面と第1の段部11の内周壁12も密接
状態となる。この取付状態においてシートリング
5は、内外周面の傾斜部8,9が夫々止め具18
及び第1の段部11の傾斜部21,13と圧接し
ているため、弁体3から外れることがなく、確実
に取付けられている。
次に、シートリング5を取外す場合は、止め具
18を第4図に示す如く内方へ弾性変形させて縮
径し、該止め具18を上述と逆の要領で第2の段
部17から外し、その後、シートリング5を第1
の段部11から取外す。なお、止め具18を外す
場合において、上述の如く弾性変形により縮径さ
せる方法が好ましいが、長時間にわたる使用で摩
耗等して疲労している場合や工具用の小孔23が
異物等で閉塞されているような場合等では、切断
部22に先細状の工具を挿し込んで内径方向へ引
き起こして止め具18を破壊してしまつても良
い。
第6図と第7図はシートリング5の弁座6との
密封面10に外圧Pが作用した場合の力の作用状
態を示している。両図から明らかなように、密封
面10全体に平均して外圧Pがかかると、該シー
トリング5を介して第1の段部11の内周壁12
及び奥壁14、それに止め具18外周面に夫々矢
印の如く力が生じ、これらの力は夫々の上記各部
12,14,18に全周にわたつて均等に作用す
る。従つて、止め具18は切断部22を有してい
るもののそれ自体では縮径せず、外れることはな
い。
第8図に示す実施例では、シートリング5を弁
座6側に取付けてある。即ち、上記実施例に対応
する第1及び第2の段部11,17を弁座6に形
成したものであり、その他は上記実施例と同様で
あるので説明を省略する。
〔考案の効果〕
本考案は以上詳述した構成にて所期目的を有効
達成した。特に、リング状の密封部材5が内嵌さ
れる第1の段部11と、該密封部材5を内周側か
ら押圧するリング状止め具18が係合嵌着される
第2の段部17を設け、かつ該止め具18に切断
部22を設けて弾性力により縮径可能としたか
ら、密封部材5の取付けは、容易かつ強固に行な
え、さらに、該密封部材5の取外しも、容易かつ
迅速に行なえ、現地での補修が可能となると共
に、止め具18はバルブVが古くなつた場合でも
簡単に外すことができる。密封部材5の再使用不
可のときには、密封部材5を破壊して一層容易に
外すことができる。さらに、構造が簡単で部品点
数も少なく、止め具18は大量生産により消耗部
品として安価に製作でき、特に、径が大きくなる
程より安く、嵌着を完全に、しかも簡単に着脱で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すバルブの一部
断面側面図、第2図は同要部の拡大断面図、第3
図は要部の正面図、第4図は止め具の嵌着途中を
示す簡略正面図、第5図は同嵌着状態を示す簡略
正面図、第6図と第7図はシール部に作用する力
の状態を示す夫々要部断面図と簡略正面図、第8
図は他の実施例を示す要部断面図である。 3……弁体(取付部)、5……シートリング
(密封部材)、6……弁座(取付部)、7……シー
ル部、11……第1の段部、14……奥壁、15
……係合突条、16……係合溝、17……第2の
段部、18……止め具、19……係合溝、20…
…係合突条、22……切断部、V……バルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 閉じた円形リング状の密封部材5が装着される
    バルブVのシール部7において、該密封部材5の
    取付部3,6に、内周壁12が該密封部材5の外
    周に当接状とされて、該密封部材5が内嵌される
    第1の段部11を設けると共に、該密封部材5の
    内周側に対応する該第1の段部11の奥壁14
    に、周方向の係合突条15及び係合溝16を有す
    る第2の段部17を設け、該第2の段部17に、
    上記係合突条15及び係合溝16に嵌合可能な係
    合溝19及び係合突条20を有するリング状止め
    具18を嵌着して、該止め具18により上記密封
    部材5を内周側から外周側で押圧すべく構成し、
    さらに、該止め具18の一部に切断部22を設け
    て弾性力により該止め具18を縮径可能と成し、
    該止め具18を上記第2の段部17に対して着脱
    自在としたことを特徴とするバルブのシール部構
    造体。
JP15004986U 1986-09-29 1986-09-29 Expired JPH0242930Y2 (ja)

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JP15004986U JPH0242930Y2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29

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FR2651853B1 (fr) * 1989-09-12 1991-12-13 Pont A Mousson Dispositif de fixation de pastilles de frottement sur un opercule de vanne.
JP5999948B2 (ja) * 2012-03-23 2016-09-28 前澤工業株式会社 ソフトシール仕切弁

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JPS6259370U (ja) 1987-04-13

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