JPH0653752A - 増幅器 - Google Patents

増幅器

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JPH0653752A
JPH0653752A JP20166292A JP20166292A JPH0653752A JP H0653752 A JPH0653752 A JP H0653752A JP 20166292 A JP20166292 A JP 20166292A JP 20166292 A JP20166292 A JP 20166292A JP H0653752 A JPH0653752 A JP H0653752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistors
capacitor
transistor
complementary
amplifier
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP20166292A
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English (en)
Inventor
Kunitsugu Tanaka
国嗣 田中
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd filed Critical NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Priority to JP20166292A priority Critical patent/JPH0653752A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トランスやバンドパスフィルタなどを使用せず
に安価で簡単な回路構成により、クロスオーバー歪を改
善し、かつ周波数帯域を二つに分割設定できるトランジ
スタの増幅器を提供する。 【構成】互いに相補型の前段ベース接地回路、後段エミ
ッタ接地回路とがカスケード接続され、入出力部のトラ
ンスを不要とし、かつ入出力端1,2間に電圧並列帰還
回路部に互いに直列接続されたインダクタンス400と
コンデンサ500とからなる直列共振回路を設けたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は増幅器に係り、特に高周
波広帯域増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の増幅器特にプッシュプル
型増幅器では、それぞれのトランジスタのベースを入力
端とし、エミッタをそれぞれ接地し、コレクタをそれぞ
れ出力端とし、かつ入力端,出力端にはそれぞれトラン
ジスタ回路を用いてインピーダンス変換する回路があっ
た。
【0003】また、このトランジスタ増幅器では、二つ
の周波数帯域に分割して使用する場合、バンドパスフィ
ルタまたはノッチフィルタを電子回路の前または後に挿
入して行なっていた。
【0004】前述した様に、トランスやフィルタ回路を
用いる為、非常に高価となり、特性調整などの工数も要
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の増幅器
においては、トランジスタとトランス・コンダクタンス
特性が非直線であり、ベース・エミッタ接合の温度係数
が大きい為、トランジスタの一方が非導通となり、他方
が導通となり、負荷に出力する領域でクロスオーバー歪
が発生するという欠点があった。
【0006】また、二つの周波数に分割して使用するた
めに、ことさらバンドパスフィルタまたはノッチフィル
タを電子回路の前または後に挿入して行なうため、回路
構成が複雑になり、高価になる欠点があった。
【0007】本発明の目的は、前記欠点が解決され、ク
ロスオーバー歪みを解消して、簡単な回路構成で電子回
路の周波数帯域を二つに分割設定できるようにした増幅
器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の増幅器の一構成
は、エミッタ同士を互いに接続して入力端とした第1の
相補型の第1,第2のトランジスタと、これら第1の相
補型の第1,第2のトランジスタのコレクタにベースが
それぞれ接続され、エミッタが定電源に接続され、かつ
コレクタ同士が互いに接続されて出力端とした第2の相
補型の第3,第4トランジスタと、前記第1の相補型の
第1,第2トランジスタのベースにベースがそれぞれ接
続され、エミッタがいずれも定電源に接続され、かつコ
レクタがそれぞれ抵抗を介して前記定電源に接続された
第3の相補型の第5,第6トランジスタとを備え、かつ
前記出力端と入力端との間に接続された帰還抵抗を含む
電圧並列帰還回路とを備えた増幅器において、互いに直
列接続されたコンデンサとインダクタンスとを含む直列
共振回路を前記電圧並列帰還回路に並列に接続したこと
を特徴とする。
【0009】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の増幅器の等価
回路を示す回路図である。
【0010】図1において、本実施例の増幅器は、IN
入力端1が第1の相補型トランジスタ10,20の共通
エミッタ12,22に接続され、これらの相補型トラン
ジスタ10,20のコレクタ13,23はそれおれ第2
の相補型トランジスタ30,40のベース31,41に
接続される。
【0011】第2の相補型トランジスタ30,40のエ
ミッタ32,42は、それぞれ正(+V)の電源70,
及び負(−V)の電源80を介して接地されており、そ
れぞれのコレクタ33,43は、互いに接続されて、O
UT出力端2になっている。
【0012】また、エミッタ52,62が互いに接地さ
れ、ベース51,61が第1の相補型トランジスタ1
0,20のベース11,21にそれぞれ接続され、この
第1の相補型トランジスタ10,20をベース接地型と
して動作させる第3の相補型トランジスタ50,60が
設けられる。この第3の相補型トランジスタ50,60
のコレクタ53,63は、それぞれ抵抗100,200
を介して、正の電源70及び負の電源に接続される。ま
た、コレクタ53,63は、ベース51,61とも接続
されており、この第3の相補型トランジスタ50,60
は、アイドリング電流設定用ダイオードとして使用され
ている。また、前記OUT出力端2とIN入力端1との
間に並列帰還回路としての帰還抵抗300と、互いに直
列接続されたコンデンサ500,インダクタンス400
を含む直列共振回路とが並列に接続されている。
【0013】次に、図1の増幅器の動作について説明す
る。無信号電圧時には出力電流Icは、〔hFE×Ib〕
で決定される。但し、Ibは、トランジスタ30,40
のベース電流、hFEは電流増幅率である。
【0014】また、Ibは電流ミラー対を形成するトラ
ンジスタ10−トランジスタ50,及びトランジスタ2
0−トランジスタ60により決定される。又、トランジ
スタ10−50,トランジスタ20−60,トランジス
タ30−40は、それぞれ互いに整合されているものと
する。正の電源〔+V〕と負の電源〔−V〕は、互いに
同一の値をもつものとする。前記の様に設定されたIc
の値はトランジスタのhFEが温度変化に対して小さいの
で、温度に対して充分安定である。トランジスタ10と
20の接続形式は、入力信号に対し、ベース接地型とし
て動作し、入力インピーダンスは、10Ω前後であり、
充分小さい。
【0015】入力端子1の正極性の信号が、トランジス
タ10をオフ,トランジスタ20をオンにバイアスしよ
うとすれば、入力信号の大半がベース接地型トランジス
タ20のコレクタを介してトランジスタ40のコレクタ
からこのベース電流のhFE倍の信号電流が流れる。入力
端子1に負極性の入力信号が供給される場合も同様であ
る。
【0016】ここで、出力端子2以外の全ての回路部分
において、電圧変動は非常に少ない。また出力端子2に
おける電圧変動は、使用する負荷抵抗値や入力信号の振
幅,トランジスタ30,40のhFEの値等に依存する。
さらに入力端子1と出力端子2との間に接続された電圧
並列帰還用の抵抗300と、互いに直列接続されたイン
ダクタンス400とコンデンサ500とから構成される
直列共振回路とは、電圧並列帰還回路を形成している。
【0017】図2において、一点鎖線で示す無帰還時の
利得周波数特性曲線10を有する増幅器に対し、互いに
直列接続されたインダクタンス400とコンデンサ50
0の共振回路のない電圧並列帰還を施すと、破線11と
実線12,13とで連ねて示すように低域から高域まで
伸びた広帯域の利得周波数特性曲線を示す。
【0018】ここで、利得周波数帯域を、例えばVHF
対(30MHz〜300MHz)およびUHF対(47
0MHz〜900MHz)の二つに分割したい場合は、
電圧並列帰還用の抵抗300に並列にインダクタンス4
00とコンデンサ500との直列共振回路を挿入する。
そして、インダクタンス400とコンデンサ500との
共振周波数(約380MHz)ではインピーダンスが低
いため並列帰還が増加し、帯域の中間部の利得が制限を
受ける。
【0019】一方、低域および広域ではインダクタンス
400とコンデンサ500の直列共振回路のインピーダ
ンスが増加し、電圧並列帰還用の抵抗300の作用だけ
が働くことになり、図2に実線で示す二つに分割された
利得周波数曲線12および13を得ることができる。
【0020】図3は本発明の第2の実施例の等価回路を
示す回路図である。図3において、本実施例は、図1の
第2の相補型トランジスタ30,40のエミッタ32,
42と正の電源70及び負の電源80の間に、それぞれ
電流直列帰還抵抗600,700並びにエミッタピーキ
ング容量800,900を挿入したものである。その他
の部分は図1と同様である。これにより、高域側の利得
対周波数特性の帯域を伸ばすことができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、クロス
オーバー歪を大幅に軽減し、安定した無信号特性を持
ち、低い電源電圧で動作し、しかも電源電圧変動が出力
端に現われない効果があり、また特に入出力端子間に接
続された電圧並列帰還回路部に互いに直列接続されたイ
ンダクタンスとコンデンサとを含む直列共振回路を設け
た場合帯域を二つに分割するのにバンドパスパスフィル
タを用いることを要せず、またトランスなども使用せ
ず、簡単な構成で安価にできる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の増幅器の等価回路を示す回
路図である。
【図2】図1の回路の動作を説明する利得対周波数の関
係を示す特性図である。
【図3】本発明の第2の実施例の等価回路を示す回路図
である。
【符号の説明】
1,1′ 入力端 2,2′ 出力端 10,10′,20,20′ 第1の相補型トランジ
スタ 30,30′,40,40′ 第2の相補型トランジ
スタ 50,50′,60,60′ 第3の相補型トランジ
スタ 11,11′,21,21′ 第1の相補型トランジ
スタのベース 31,31′,41,41′ 第2の相補型トランジ
スタのベース 51,51′,61,61′ 第3の相補型トランジ
スタのベース 12,12′,22,22′ 第1の相補型トランジ
スタのエミッタ 32,32′,42,42′ 第2の相補型トランジ
スタのエミッタ 52,52′,62,62′ 第3の相補型トランジ
スタのエミッタ 13,13′,23,23′ 第1の相補型トランジ
スタのコレクタ 33,33′,43,43′ 第2の相補型トランジ
スタのコレクタ 53,53′,63,63′ 第3の相補型トランジ
スタのコレクタ 70,70′ 正の電源端子 80,80′ 負の電源端子 100,100′,200,200′,300,30
0′,600,700抵抗器 500,500′,800,900 コンデンサ 400,400′ インダクタンス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミッタ同士を互いに接続して入力端と
    した第1の相補型の第1,第2のトランジスタと、これ
    ら第1の相補型の第1,第2のトランジスタのコレクタ
    にベースがそれぞれ接続され、かつエミッタが定電源に
    接続され、かつコレクタ同士が互いに接続されて出力端
    とした第2の相補型の第3,第4トランジスタと、前記
    第1の相補型の第1,第2トランジスタのベースにベー
    スがそれぞれ接続され、かつエミッタがいずれも定電位
    に接続され、かつコレクタがそれぞれ抵抗を介して前記
    定電源に接続された第3の相補型の第5,第6トランジ
    スタと、前記出力端と前記入力端との間に接続された帰
    還抵抗を含む電圧並列帰還回路とを備えた増幅器におい
    て、互いに直列接続されたコンデンサとインダクタンス
    とを含む直列共振回路を、前記電圧並列帰還回路に並列
    に接続したことを特徴とする増幅器。
  2. 【請求項2】 前記第2の相補型の第3,第4トランジ
    スタのエミッタと、前記定電源との間に、それぞれ抵抗
    とコンデンサとの並列体を介在させた請求項1に記載の
    増幅器。
JP20166292A 1992-07-29 1992-07-29 増幅器 Withdrawn JPH0653752A (ja)

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JP20166292A JPH0653752A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 増幅器

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JP20166292A JPH0653752A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 増幅器

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Family

ID=16444823

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20166292A Withdrawn JPH0653752A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 増幅器

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JP (1) JPH0653752A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001298329A (ja) * 2000-03-21 2001-10-26 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 無線周波増幅器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001298329A (ja) * 2000-03-21 2001-10-26 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 無線周波増幅器

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005