JPH0653744U - オイルパンの構造 - Google Patents

オイルパンの構造

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JPH0653744U
JPH0653744U JP8895792U JP8895792U JPH0653744U JP H0653744 U JPH0653744 U JP H0653744U JP 8895792 U JP8895792 U JP 8895792U JP 8895792 U JP8895792 U JP 8895792U JP H0653744 U JPH0653744 U JP H0653744U
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JP
Japan
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oil
oil pan
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float
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JP8895792U
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English (en)
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功 戸室
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイルパン本体内油面の動揺を常時防止する
ことを目的とする。 【構成】 オイルパン本体1A内部に、本体1A内の油
面を覆う板状のフロート8を配設することにより、オイ
ルパン本体1A内油面が大幅に低下しても、フロート8
が油面に追従して、オイルパン本体1A内オイルの挙動
を抑制し、常時エンジンに吸入されるオイルへの空気混
入を防止するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両におけるオイルパンの構造に関し、特に、オイルパン本体内油 面の波立ち等の動揺を防止する手段の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両におけるオイルパンにおいては、車両の登坂・降坂時の傾斜時や発進・停 車等にオイルパン本体内油面の波立ち等の動揺が生じるのを防止して、エンジン にオイルパン本体内空気が混入されるのを防止するため、バッフルプレートを設 けたものが従来より知られている(実開昭62−154217号公報及び実開平 2−119912号公報参照)。
【0003】 かかる従来のバッフルプレートは、オイルパン本体内部に該本体内部の油面を 覆うが如く配設され、該オイルパン本体に溶接等により固定取付されるのが通例 である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のオイルパンの構造にあっては、バッフルプレ ートが固定状態にあって、常時同位置にあるため、オイルパン本体内油面が大幅 に低下した場合、バッフルプレートの機能が損なわれ、オイルパン本体内油面の 波立ち等の動揺が生じるのを防止できなくなるという問題点がある。
【0005】 又、オイルパン本体のバッフルプレート固定取付部に過大な応力が加わって、 オイルパン本体に亀裂等が発生する場合がある。 更に、バッフルプレートをオイルパン本体に溶接等により固定取付する作業が 必要であり、作業工数が多く、製作性に劣るという問題点もある。 そこで、本考案は上記に鑑みてなされたものであり、オイルパン本体内のオイ ル動揺を抑制する手段の改良により、オイルパン本体内油面が大幅に低下した場 合にも対処できると共に、オイルパン本体の亀裂発生等を防止でき、しかも、製 作性にも優れたオイルパンの構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は、オイルパン本体内部に、該本体内の油面を覆う板状のフ ロートを配設した。
【0007】
【作用】
オイルパン本体内部にフロートを配設したことにより、オイルパン本体内油面 が大幅に低下しても、フロートが油面に追従して、オイルの挙動を抑制し、エン ジンに吸入されるオイルへの空気混入を防止する。又、フロートは、従来のバッ フルプレートのようにオイルパン本体自体に固定取付する必要がなく、オイルパ ン本体の亀裂発生を生じさせず、製作も容易である。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。 図において、オイルパン1の本体1Aは常態で所定油面のオイル2が保持され る深い桶状部分3と浅い皿状部分4とから構成される。前記桶状部分3は、上端 面から底面まで均一な横断面形状に形成される。又、オイルパン本体1Aの前記 桶状部分3には、オイルスクリーン5が配設され、該オイルスクリーン5は吸引 パイプ6を介してオイルポンプ7に接続されている。
【0009】 ここで、オイルパン本体1A内部には、該本体1A内の油面を覆う板状のフロ ート8が配設される。 このフロート8は、オイルパン本体1Aの桶状部分3の横断面形状と略合致す る形状に形成され、例えば、発泡スチロールに金属製の芯材を内蔵した構成とさ れる。
【0010】 又、フロート8には、その壁を貫通する貫通穴8aが形成されており、前記吸 引パイプ6が貫通される。 オイルパン本体1Aの桶状部分3の上端部と皿状部分4の底部との境部には、 一端が該境部に溶接等により固着されて、他端が桶状部分3の内側面と略同一面 で鉛直上方に延びる略L字形状のガイド板9が設けられており、このガイド板9 は、桶状部分3の上端部と皿状部分4の底部との境部よりも上方向のフロート8 の移動を案内する。
【0011】 かかる構成によると、オイルパン本体1A内部にフロート8を配設したことに より、車両の登坂・降坂時の傾斜時や発進・停車等にオイルパン本体1A内油面 の波立ち等の動揺が生じるのを防止でき、エンジンにオイルパン本体1A内空気 が混入されるのを防止できる。 そして、オイルパン本体1A内油面が大幅に低下しても、フロート8が油面に 追従して、オイルの挙動を抑制でき、常時エンジンに吸入されるオイルへの空気 混入を防止することができる。又、フロート8は、従来のバッフルプレートのよ うにオイルパン本体1A自体に固定取付する必要がなく、オイルパン本体1Aの 亀裂発生を生じさせず、単にオイルパン本体1A内に挿入配置するだけであるか ら、オイルパン1の製作も容易である。
【0012】 尚、以上のように、特定の実施例を参照して本考案を説明したが、本考案はこ れに限定されるものではなく、当該技術分野における熟練者等により、本考案に 添付された実用新案登録請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正 が可能であるとの点に留意すべきである。
【0013】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように、オイルパン本体内部に、該本体内の油面を覆う 板状のフロートを配設するようにしたから、オイルの挙動を抑制する機能を常時 奏し、エンジンに吸入されるオイルへの空気混入を常時確実に防止できると共に 、オイルパン本体の亀裂発生を生じさせず、製作も容易である実用的効果大なる ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るオイルパンの一実施例を示す縦
断面図
【符号の説明】
1 オイルパン 1A オイルパン本体 8 フロート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルパン本体内部に、該本体内の油面
    を覆う板状のフロートを配設したことを特徴とするオイ
    ルパンの構造。
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Cited By (3)

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