JPH0653561U

JPH0653561U - 封緘用テープ台

Info

Publication number: JPH0653561U
Application number: JP6389892U
Authority: JP
Inventors: 博義小野
Original assignee: 博義小野
Priority date: 1992-08-21
Filing date: 1992-08-21
Publication date: 1994-07-22
Anticipated expiration: 2005-11-01
Also published as: JPH0747413Y2

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】セロファンテープにより封筒の封をする作業
を簡単に行なうことができ仕上がりも美しくセロファン
テープを必要な長さ以上に使用することのない封緘用テ
ープ台を提供する。【構成】セロファンテープ２を巻回した巻芯３を回転
可能に支持する支持部と、該支持部に隣接して設けられ
前記巻芯３から剥がしたセロファンテープ２を接着剤を
塗布した面を上側にして載置する所定長さの載置台５
と、該載置台５の前記支持部と反対側の端部に設けられ
た鋸状の刃からなる切断部６とを備えている。またさら
に、切断部６が載置台５の端部に上下方向に移動可能に
支持されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、セロファンテープにより簡単かつ確実に封筒の封をすることができる封緘用テープ台に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、セロファンテープにより封筒の封をするには、封筒の蓋を折って一方の手で押さえ他方の手でテープ台からセロファンテープを必要な長さだけ引出して切取り、封筒の蓋をセロファンテープで接着するのであるが、この作業が口で言う程簡単ではなく、封筒の蓋やセロファンテープが曲がったりしわが寄ったりして体裁が悪くなることがあり、また、セロファンテープを必要な長さだけ切取ることが難しく長すぎた場合には無駄であるばかりでなく封筒の表側に長い折返し部分ができて体裁が悪く、特に封筒の中身が多い場合や大型の封筒の封をする場合に作業が困難であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案の目的は、セロファンテープにより封筒の封をする作業を簡単に行なうことができ仕上がりも美しくセロファンテープを必要な長さ以上に使用することのない封緘用テープ台を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するため、この考案の封緘用テープ台は、セロファンテープを巻回した巻芯を回転可能に支持する支持部と、該支持部に隣接して設けられ前記巻芯から剥がしたセロファンテープを接着剤を塗布した面を上側にして載置する所定長さの載置台と、該載置台の前記支持部と反対側の端部に設けられた鋸状の刃からなる切断部とを備えている。また、切断部が載置台の端部に上下方向に移動可能に支持されている。また、支持部と載置台との間にセロファンテープの裏面に当接するローラーが設けられている。またさらに、載置台上に封筒の少なくとも上端部を合わせる目印が表示されている。

【０００５】

【作用】

この封緘用テープ台を使用して封筒の封をするには、載置台上に接着剤を塗布した面を上側にして延ばして置かれたセロファンテープの上に、封筒の蓋を折った部分の一端を切断部に合わせて載置し上から押圧して接着したのち、封筒を移動させてセロファンテープを巻芯から剥がし封筒の他端が切断部のところへ来るまで延ばし、接着した部分の端部を切断部に押しつけて切断する。切断部を最下端まで下げた状態で使用する場合には、セロファンテープを切断部の上側から押しつけて切断し、また、切断部を少し上昇させた状態で使用する場合には、封筒を切断部の下側を通して移動させた後セロファンテープの端部を切断部に下側から押しつけて切断する。

【０００６】切断したセロファンテープの端部は、いずれの場合も、鋸状の刃に軽く着いて保持された状態となっているから、次に使用する際そのまま使用することができる。支持部と載置台との間にローラーを設けることにより、セロファンテープがローラーによりスムーズに案内されるから、セロファンテープを軽い力で巻芯から剥がすことができる。さらに、載置台上に表示された対応する目印に封筒の上端部を合わせて載置すれば、折返した蓋の端縁がセロファンテープの中心線の位置に来るように合わせることができる。

【０００７】

【実施例】

この考案の実施例の封緘用テープ台について、図面を参照しながら説明する。図１は、その全体を示す斜視図、図２は、その切断部の斜視図、また、図３は、その載置台の平面図である。封緘用テープ台１の一端に設けられた支持部に、セロファンテープ２の巻芯３を嵌合した円盤部材４が回転可能に支持されている。支持部に隣接して細長い平面を備えた載置台５が設けられ、その反対側の端部に鋸状の刃６ａを載置台５の端部から少し突出させた切断部６が設けられている。

【０００８】切断部６は、封緘用テープ台１に上下方向に摺動可能に支持された脚部６ｂを備え、脚部６ｂを上下にスライドさせることにより刃６ａの高さ（載置台５との間隔）を変えることができるようになっていて、刃６ａを最下端まで下げた図１の状態と、少し（例えば５〜１０ｍｍ程度）上げた図２の状態との両方で使用することができる。載置台５の支持部側の端部にローラー７が設けられ、セロファンテープ２を巻芯３から剥がして引出す際その裏面に当接して回転するようになっている。

【０００９】載置台５の平面部分の大きさは５.５×２５ｃｍであり、幅が２４ｃｍある大型の封筒の蓋を折返して、封筒の上端部および左右の端部を載置台５の周囲に合わせて載置すると、折返した蓋の端縁が自動的にセロファンテープ２の中心線と一致するようになっている。また、載置台５の表面には、図３に示されるように幅がそれぞれ２２ｃｍ、１２ｃｍおよび９ｃｍの封筒の上端部および左端部の位置に目印５ａ、５ｂおよび５ｃが表示されていて、各封筒の右端を刃６の位置に合わせるとともに上端部を対応する目印に合わせると（左端部は目印に合わせなくても自動的に位置決めされる）封筒の折返した蓋の端縁がセロファンテープ２の中心線と一致するようになっている。

【００１０】使用する前作業として、セロファンテープ２を巻芯から剥がして延ばし、その接着剤を塗布した面を上側にして載置台５の上に置き、その端部を、切断部６を下げた状態で使用するときは刃６ａの上側から、また、切断部６を少し上げた状態で使用するときは刃６ａの下側からそれぞれ押しつけて切断すると、その端部が刃６ａに着いて軽く支持された状態となる。

【００１１】使用に際しては、載置台５の上に延ばして置いたセロファンテープ２の上に、封筒の蓋を折った部分の右端を切断部６ａに合わせるとともに封筒の上端部を対応する目印に合わせて載置し、蓋の部分を上から押圧してセロファンテープ２をしっかりと接着したのち、封筒を右方へ移動させてセロファンテープ２を巻芯から剥がしながら封筒の左端が切断部６の位置へ来るまで延ばす。

【００１２】刃６ａを最下端まで下げた状態で使用する場合には、セロファンテープ２の接着した部分の際を刃６ａの上に押しつけて切断する。刃６ａは鋸状になっているため、切断したセロファンテープ２の端部が刃６ａに軽く着いて保持された状態となるから、次に使用する際そのままの状態で使用することができる。また、刃６ａを少し上げた状態で使用する場合には、セロファンテープ２を接着した封筒を刃６ａの下を通して右方に移動させ、接着した部分の際を刃６ａの下側から押しつけて切断する。切断したセロファンテープ２の端部は刃６ａに粘着力により付着しているから、同様に次に使用する際そのまま使用することができる。

【００１３】なお、上記実施例においては、載置台５の長さを２５ｃｍにして市販の４種類の封筒の封ができるようにしているが、載置台５をこれよりも短くして、９ｃｍ専用や１２ｃｍ専用とすることもでき、また、２種類あるいは３種類の大きさの封筒に使用できるようにすることもできる。セロファンテープ２の接着剤を塗布した面が常に露出していて埃が付着しやすいから、全体または載置台の部分を覆うカバーを使用することが望ましい。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案の封緘用テープ台は封筒を両手で持って作業することができるから作業が簡単であり、封筒の蓋やセロファンテープが曲がったりしわが寄ったりすることがなく仕上がりの体裁がよく、また、セロファンテープを必要な長さだけ使用することができ無駄がなく、封筒の中身が多かった場合や大型の封筒の封をする場合でも作業がやりやすいという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例の封緘用テープ台の斜視図

【図２】その切断部の斜視図

【図３】その載置台の平面図

【符号の説明】

１封緘用テープ台２セロファンテープ
３巻芯４円盤部材５載置台５ａ、５
ｂ、５ｃ目印６切断部６ａ刃６ｂ脚部
７ローラー

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】セロファンテープを巻回した巻芯を回転
可能に支持する支持部と、該支持部に隣接して設けられ
前記巻芯から剥がしたセロファンテープを接着剤を塗布
した面を上側にして載置する所定長さの載置台と、該載
置台の前記支持部と反対側の端部に設けられた鋸状の刃
からなる切断部とを備えた封緘用テープ台。
【請求項２】切断部が載置台の端部に上下方向に移動
可能に支持されていることを特徴とする請求項１記載の
封緘用テープ台。
【請求項３】支持部と載置台との間にセロファンテー
プの裏面に当接するローラーが設けられていることを特
徴とする請求項１または２記載の封緘用テープ台。
【請求項４】載置台上に封筒の少なくとも上端部を合
わせる目印が表示されていることを特徴とする請求項
１、２または３記載の封緘用テープ台。