JPH0653517A - 不揮発性メモリ及びその書き込み方法 - Google Patents
不揮発性メモリ及びその書き込み方法Info
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- G11C16/02—Erasable programmable read-only memories electrically programmable
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Abstract
モリセル群が構成され、かつこれら各メモリセル群の複
数組がX方向、Y方向にマトリックス状に配列されたメ
モリセルアレイからなり、さらに、上記各メモリセル群
では第1の不純物拡散層及び第2の不純物拡散層を共有
している。 【効果】 メモリセルの面積をより縮小することができ
る。そして、書き込み時には、ソース側からのホットエ
レクトロン注入よって、注入効率を高くできるととも
に、ドレイン電圧を5ボルト以下に実現でき外部単一電
源でドレイン電圧を印加できるという従来と同じ特性を
備えながら大容量化が可能となる。
Description
性メモリとその書き込み方法に関し、更に詳しくは、複
数個のメモリセルのソース(第1の不純物拡散層)及び
ドレイン(第2の不純物拡散層)を共有しているEEP
ROMとその書き込み方法に関するものである。
に、ソースと、ドレインを有するSi基板上に、絶縁膜
を介して形成される補助ゲート(以下、単にAGとい
う)と、そのAGの側壁に絶縁膜を介して形成されるフ
ローティングゲート(以下、単にFGという)と、これ
ら絶縁膜を介してFG及びAG上に配設される制御ゲー
ト(以下、単にCGという)とを有するメモリセルがX
方向、Y方向にマトリックス状に配列されたメモリセル
アレイでは、当然のことながら各メモリセルは個別にソ
ースと、ドレインを有していた。このメモリセルの書き
込み特性が図3に示されている。
ラム)後のしきい値電圧Vt(ボルト)を示し、横軸
は、補助ゲート電圧VAG(ボルト)を示す。また、図2
において、Vd はドレイン電圧を、VCGはコントロール
ゲートへの印加電圧をそれぞれ示す。図4はこのメモリ
セルの等価回路図である。この発明は、上記メモリセル
の書き込み特性を利用して、より占有面積の少なくしう
る複数個のメモリセル群を有するメモリセルアレイから
なる不揮発性メモリ及びその書き込み方法を提供するも
のである。
発明によれば、半導体基板上に絶縁膜を介して形成され
る第1電極と、その第1電極に隣接して絶縁膜を介して
形成されるフローティングゲートと、絶縁膜を介して少
なくともフローティングゲート上に配設され、それによ
ってフローティングゲートの電位を制御しうる第2電極
とからなるメモリセルからなり、このメモリセルがX方
向、Y方向にマトリックス状に配列され、X方向に並ぶ
少なくとも2個以上のメモリセルからなるメモリセル群
の両端に、共有の第1の不純物拡散層及び共有の第2の
不純物拡散層が形成され、Y方向に並ぶ第1電極及び第
2電極は、それぞれ共通接続されている不揮発性メモリ
が提供される。
基板上に絶縁膜を介して形成される第1電極と、その第
1電極に隣接して絶縁膜を介して形成されるフローティ
ングゲートと、絶縁膜を介して少なくともフローティン
グゲート上に配設され、それによってフローティングゲ
ートの電位を制御しうる第2電極とからなるメモリセル
からなり、このメモリセルがX方向、Y方向にマトリッ
クス状に配列され、X方向に並ぶ少なくとも2個以上の
メモリセルからなるメモリセル群の両端に、共有の第1
の不純物拡散層及び第2の不純物拡散層が形成され、Y
方向に並ぶ第1電極及び第2電極は、それぞれ共通接続
されている不揮発性メモリにおいて、メモリセル群の所
望のメモリセルに書き込みを行うに際して、書き込みを
行うメモリセルの第1電極にのみ、しきい値電圧に近似
の電圧を印加し、その書き込みを行うメモリセルを含む
メモリセル群の他のメモリセルの第1電極にしきい値電
圧よりも十分に高い電圧を印加することで、所望のメモ
リセルに書き込みを行うとともに、そのメモリセル群の
共有の第2の不純物拡散層に所定の電圧を印加すること
からなる不揮発性メモリの書き込み方法が提供される。
のメモリセル群は、図1の例えばメモリセルC11と、
これと隣り合うメモリセルC12とで構成され、メモリ
セルC11とメモリセルC12とに共通の第1の不純物
拡散層(ソース)S1 、第2の不純物拡散層(ドレイ
ン)D1 を有する。このメモリセルC11、メモリセル
C12が2個とも図3で示すようにAGに印加する電圧
VAGによって変化する書き込み特性を持っている。さら
に、例えばもう1つのメモリセル群も上記メモリセル群
と同様に、メモリセルC21と、これと隣り合い、かつ
メモリセルC21とに共通の第1、第2の不純物拡散層
S2 、D2 を有するメモリセルC22とで構成されてい
る。
いて、半導体基板としては通常用いられる基板、たとえ
ば、シリコン基板あるいはGaAs等の化合物半導体基
板等を用いることができる。また、半導体基板上に形成
される絶縁膜としては、通常絶縁膜として用いられるも
のを使用することができ、例えば、SiO2 膜をあげる
ことができる。SiO2 膜は公知の方法、例えばSiH
4 又はSiH2 Cl2等を用いるCVD法あるいは熱酸
化等の方法により、膜厚50〜100Å程度に形成する
ことが好ましい。
れる第1電極は、通常電極として用いられる材料を用い
ることができるが、ポリシリコンが好ましい。例えば、
ポリシリコンで形成する場合にはCVD法等の公知の方
法で形成することができる。その場合に膜厚は1000
〜3000Å程度が好ましい。また、これら第1電極の
側壁に絶縁膜を介して形成されるフローティングゲート
は、例えば、ポリシリコン等を用いることができる。ポ
リシリコンで形成する場合には上記と同様の方法で形成
することができる。その場合の膜厚は第1電極の膜厚と
同程度以上、例えば、1500〜4000Å程度が好ま
しい。また、この場合の第1電極の側壁に形成される絶
縁膜は通常絶縁膜として用いる材料、例えば、SiO2
膜又はSiN膜又はそれらの積層膜等を用いることがで
き、その膜厚はSiO2 換算で200〜1000Å程度
が好ましい。なお、第1電極を形成した後、絶縁膜を堆
積し、さらにフローティングゲートを形成してもよく、
フローティングゲートを形成した後、絶縁膜を堆積し、
第1電極を形成してもよく、あるいは第1電極及びフロ
ーティングゲートを同時に形成したのち、絶縁膜を形成
してもよい。
に絶縁膜を介して配設される第2電極が形成される。こ
の場合の絶縁膜は、SiO2 膜あるいはSiN膜等を用
いることができ、その膜厚はSiO2 換算で100〜2
00Å程度が好ましい。また、第2電極は通常電極とし
て用いられる材料を用いることができる。さらに、本発
明におけるX方向、Y方向に配列されたメモリセルはX
方向に並ぶ2個以上のメモリセル群の両端に、共有の第
1及び第2の不純物拡散層が形成されている。この不純
物拡散層は、例えば、P又はAs等を1×1013〜1×
1015ions/cm2 程度の濃度、40〜80keV
程度でイオン注入することが好ましい。これにより、従
来各メモリセルごとに個別にソースとドレインが形成さ
れておりセル面積をこれ以上小さくできなかったけれど
も、この発明ではメモリセルアレイを構成する複数組の
メモリセル群がそれぞれ第1の不純物拡散層及び第2の
不純物拡散層を共有していることから、メモリセルアレ
イの面積をより縮小することができ、大容量化(64メ
ガ以上)に好適な不揮発性メモリを得ることができる。
また、Y方向に配設されている第1及び第2電極は、そ
れぞれ共通接続されている。
は、書き込みを行うメモリセルの第1電極(AG)の
み、そのトランジスタのしきい値電圧値に近い、例え
ば、2ボルトの低電圧を印加し、他のすべてのAGに、
例えば、7ボルト程度、第2電極(CG)に、例えば、
12ボルト程度の高電圧を印加することにより、書き込
みできる。この時、共通ドレインに、例えば、5ボルト
印加し、他のドレインは、例えば、0ボルトにしておけ
ば良い。
お、これによってその発明は限定を受けるものではな
い。図1において、2組のメモリセル群は、メモリセル
C11と、これと隣り合うメモリセルC12と共通の第
1の不純物拡散層(ソース)、第2の不純物拡散層(ド
レイン)とで構成されるメモリセル群と、メモリセルC
21とこれと隣り合うメモリセルC22と共通の第1、
第2の不純物拡散層とで構成されるメモリセル群とから
なっている。これらメモリセルC11、メモリセルC1
2、メモリセルC21及びメモリセルC22がそれぞれ
図3で示すように第1電極である補助ゲート(AG)に
印加する電圧VAGによって変化する書き込み特性を持っ
ている。
2 は補助ゲートであり、符号CG1、CG2 はフローテ
ィングゲート(FG) の電位を制御しうる第2電極であ
るコントロールゲート(CG) である。符号D1 は、メ
モリセルC11とこれと隣り合うメモリセルC12とが
共有する共有ドレインであり、符号D2 は、メモリセル
C21とこれと隣り合うメモリセルC22とが共有する
共有ドレインであり、一方、符号S1 は、メモリセルC
11とこれと隣り合うメモリセルC12とが共有する共
有ソースであり、符号S2 は、メモリセルC21とこれ
と隣り合うメモリセルC22とが共有する共有ソースで
ある。さらに、これらS1 、S2 が共通接続されてソー
スラインSが形成されている。
レインを有する2組のメモリセル群のうちどちらか一方
のメモリセル群を選択するための選択ゲートSGが形成
されている。図2はメモリセルC11、メモリセルC1
2からなるメモリセル群を示している。図2において、
半導体基板であるシリコン基板1上に絶縁膜である膜厚
80Å程度のSiO2 膜を介して、膜厚2000Å程度
のポリシリコンで形成された補助ゲート(第1電極)A
G1 、AG2 と、その補助ゲートAG1 、AG2 の各側
壁に、絶縁膜である膜厚80Å程度のSiO2 膜を介し
て、膜厚2000Å程度のポリシリコンで形成されたフ
ローティングゲート2,3と、絶縁膜である膜厚100
Å程度のSiO2 膜を介して少なくともフローティング
ゲート2,3上に配設され、それによってフローティン
グゲート2,3の電位を制御しうる、膜厚2000Å程
度のポリシリコンで形成されたコントロールゲート(第
2電極)CG1 、CG2 とからなる2つのメモリセルC
11,メモリセルC12からなり、さらに、図1に示す
ように、メモリセルC11,C12,C21,C22が
X方向、Y方向にマトリックス状に配列され、X方向に
並ぶ2個のメモリセル(C11,C12)、(C21,
C22)からなるメモリセル群の両端に、共有の共有ソ
ース(第1の不純物拡散層)4及び共有ドレイン(第2
の不純物拡散層)5が形成され、Y方向に並ぶメモリセ
ルC11とメモリセルC21の補助ゲートAG1 同士及
びメモリセルC12とメモリセルC22の補助ゲートA
G2 同士が共通接続され、かつY方向に並ぶメモリセル
C11とメモリセルC21のコントロールゲートCG1
同士及びメモリセルC12とメモリセルC22のコント
ロールゲートCG2 同士が共通接続されている。
ば、表1に示すように、書き込みを行うメモリセルC1
1のAG1 のみ、そのトランジスタのしきい値電圧値に
近い2ボルトの低電圧を印加し、書き込みを行わないメ
モリセルC12のAG2 に7ボルトの電圧を印加し、S
Gに5ボルトの電圧を印加し、CG1 ,CG2 に12ボ
ルト程度の高電圧を印加することにより、書き込みでき
る。この時、共有ドレインD1 に5ボルト印加し、他の
ドレインはグランド(0ボルト)にしておけば良い。
1 に5ボルトを印加し、AG1 をグランド(0ボルト)
にし、消去を行わないメモリセルC12のCG 2 に12
ボルト程度の高電圧を印加し、CG1 に負の高電圧(−
12ボルト)を印加することにより、メモリセルC11
のみFGからD1 へファウラー・ノルドハイム(Fowler
-Nordheim)トンネリングにより電子が引き抜かれセルの
V t は低くなる。
メモリセルC11のD1 に3ボルトの電圧を与え、読み
出しを行わないメモリセルC12のCG2 に12ボルト
程度の高電圧を、AG2 に5Vの電荷を印加し、セルの
Vt がハイ(High), ロウ(Low)に依存せずオン状態にし
ておく。そして、メモリセルC11のAG1 , CG1に
は5ボルトを印加することにより、メモリセルC11の
データの読み出しを行うことができる。
う時、メモリセル個別にソースとドレインとを有してい
る図4に示すタイプのセルにおいては、CGに12ボル
ト程度の高電圧を印加し、その選択セルのチャンネル領
域をオン状態(反転状態)にしておく必要がある。一方
本発明は、X方向に配設される2個以上のメモリセルか
らなるメモリセル群の両端に共有の第1及び第2の不純
物拡散領域が形成されているので、メモリセル群で選択
したセルのAGにしきい値電圧値に近い2ボルトの低電
圧を印加し、それ以外のセルのAGをハイ(High)にして
おけば、しきい値電圧値に近い電圧を印加したセルにの
み、書き込まれるという、図4に示したタイプのメモリ
セル特性を利用することができる。
セルアレイを構成する複数組のメモリセル群がそれぞれ
第1の不純物拡散層及び第2の不純物拡散層を共有して
いることから、従来では1つのメモリセルに対し、1対
のソース、ドレイン領域を必要としたが、この発明のメ
モリセルアレイでは、各メモリセルにはソース、ドレイ
ン領域を必要とせず、これによりメモリセルアレイの面
積をより縮小することができる。
ホットエレクトロン注入よって、注入効率を高くできる
とともに、ドレイン電圧を5ボルト以下に実現でき外部
単一電源でドレイン電圧を印加できるという従来と同じ
特性を備えながら大容量化が可能となる。
す等価回路図である。
である。
の特性図である。
路図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体基板上に絶縁膜を介して形成され
る第1電極と、その第1電極に隣接して絶縁膜を介して
形成されるフローティングゲートと、絶縁膜を介して少
なくともフローティングゲート上に配設され、それによ
ってフローティングゲートの電位を制御しうる第2電極
とからなるメモリセルからなり、 このメモリセルがX方向、Y方向にマトリックス状に配
列され、X方向に並ぶ少なくとも2個以上のメモリセル
からなるメモリセル群の両端に、共有の第1の不純物拡
散層及び共有の第2の不純物拡散層が形成され、Y方向
に並ぶ第1電極及び第2電極は、それぞれ共通接続され
ている不揮発性メモリ。 - 【請求項2】 半導体基板上に絶縁膜を介して形成され
る第1電極と、その第1電極に隣接して絶縁膜を介して
形成されるフローティングゲートと、絶縁膜を介して少
なくともフローティングゲート上に配設され、それによ
ってフローティングゲートの電位を制御しうる第2電極
とからなるメモリセルからなり、 このメモリセルがX方向、Y方向にマトリックス状に配
列され、X方向に並ぶ少なくとも2個以上のメモリセル
からなるメモリセル群の両端に、共有の第1の不純物拡
散層及び第2の不純物拡散層が形成され、Y方向に並ぶ
第1電極及び第2電極は、それぞれ共通接続されている
不揮発性メモリにおいて、メモリセル群の所望のメモリ
セルに書き込みを行うに際して、 書き込みを行うメモリセルの第1電極にのみ、しきい値
電圧に近似の電圧を印加し、その書き込みを行うメモリ
セルを含むメモリセル群の他のメモリセルの第1電極に
しきい値電圧よりも十分に高い電圧を印加することで、
所望のメモリセルに書き込みを行うとともに、そのメモ
リセル群の共有の第2の不純物拡散層に所定の電圧を印
加することからなる不揮発性メモリの書き込み方法。 - 【請求項3】 第2の不純物拡散層に印加される電圧
が、5ボルト以下の低電圧である請求項2による不揮発
性メモリの書き込み方法。
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- 1992-08-03 JP JP20664492A patent/JP3020355B2/ja not_active Expired - Lifetime
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