JPH0653468A - イメージセンサ - Google Patents

イメージセンサ

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JPH0653468A
JPH0653468A JP4199877A JP19987792A JPH0653468A JP H0653468 A JPH0653468 A JP H0653468A JP 4199877 A JP4199877 A JP 4199877A JP 19987792 A JP19987792 A JP 19987792A JP H0653468 A JPH0653468 A JP H0653468A
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JP
Japan
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light
light receiving
image sensor
slit
photosensitive layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP4199877A
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English (en)
Inventor
Takahiro Murata
隆博 村田
Yoshinori Morita
啓徳 森田
Minoru Tsukada
稔 塚田
Ryoichi Hidaka
良一 日高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受光部以外の領域における受光感度を抑える
ことによって、副走査方向の解像力を改善したイメージ
センサを提供する。 【構成】 イメージセンサは、電気絶縁性基板30の上
に、共通電極31がスリット37を残して全面に形成さ
れ、その上に感光層32が形成され、さらにその上に透
明導電層33と受光部40以外の領域に形成される導電
層34,35とから成る個別電極36が多数形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置、複
写装置、カードリーダなどに好適に用いられ、原稿から
の反射光を受光して画像信号に変換するイメージセンサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のイメージセンサの一例を
示すものであり、図6(a)は部分平面図であり、図6
(b)はA−A線に沿った部分断面図である。このイメ
ージセンサは、ガラスなどから成る電気絶縁性基板60
の上に、CrやAlなどから成る共通電極61が全面に
形成され、その上に、アモルファスシリコンα−Siな
どから成る感光層62が形成されており、さらにその上
に、インジウム錫酸化物(ITO)などから成る透明導
電層63と受光部70以外の領域に形成されるCrなど
から成る導電層64およびAlなどから成る導電層65
とから成る個別電極66が多数形成されている。
【0003】その動作について説明すると、原稿から反
射された光が各受光部70に入射すると、透明導電層6
3を通って感光層62に到達して、受光量に応じて比抵
抗が低くなる。各個別電極66には、負荷抵抗を介して
所定のバイアス電圧が印加されており、光が入射して比
抵抗が低下した感光層62に電流が流れて、個別電極6
6の電位が低下する。こうして、各個別電極66の電位
をバッファアンプでインピーダンス変換することによっ
て外部に画像信号として出力することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
イメージセンサでは、受光部70以外の領域に光が入射
した場合、その光は個別電極66を構成する導電層6
4,65によって遮られるが、個別電極66の間に存在
する感光層が光を検出してしまうため、受光部70が並
ぶ方向に沿って形成される走査線以外の画像情報も重畳
して、走査線に対して直交する副走査方向の解像力やM
TF(Modulation Transfer Funtion)が劣化するとい
う課題がある。
【0005】詳説すると、原稿からの反射光がレンズア
レイなどの結像光学系によって受光部に結像される場
合、図6(a)に示すように、結像光学系の光軸付近に
相当する領域Rに強く光が照射され、光軸から外れるに
つれて受光量が少なくなり、隣接する隣接Q,Sには、
弱い光が照射され、領域Pにも光が照射される。したが
って、原稿を一画素毎にステップ搬送しながら走査線毎
に読取る場合、走査線上の画像信号に走査線以外の画像
信号が重畳してしまうと、副走査方向の分解能が劣化す
ることになる。
【0006】本発明の目的は、前述した課題を解決する
ため、受光部以外の領域における受光感度を抑えること
によって、副走査線方向の解像力を改善したイメージセ
ンサを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気絶縁性基
板の上に、共通電極と感光層が順次形成され、かつ該感
光層の上に、受光部が透明導電層から成る多数の個別電
極が形成されたイメージセンサであって、前記受光部以
外の領域において、前記共通電極にスリットが形成さ
れ、または前記感光層に入射する光を遮る遮光層が形成
されていることを特徴とするイメージセンサである。
【0008】
【作用】本発明に従えば、受光部以外の領域において、
共通電極にスリットが形成されることによって、受光部
以外の感光層に光が入射しても、その部分の比抵抗の変
化を検出するための電極が個別電極だけとなるため、画
像信号として検出されなくなる。また、受光部以外の領
域において、感光層に入射する光を遮る遮光層が形成さ
れていることによって、上述と同様に、画像信号として
検出されなくなる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係るイメージセンサが用い
られる読取装置を示す断面図である。読取装置は、原稿
20を載置するガラス板などの透光板7と、透光板7を
介して原稿20の走査線4に沿って光を照射する発光ダ
イオードアレイなどの光源6と、原稿20からの反射光
を透光板を介して結像するためのロッドレンズアレイや
単レンズアレイなどのレンズアレイ8と、レンズアレイ
8によって結像された原稿像を受光するためのイメージ
センサ9と、イメージセンサ9の制御や信号処理などを
行う回路基板10と、これらを保持する筐体11および
底板12などから構成され、原稿20はプラテン13の
CCW方向の回転によって透光板7に押圧されながら副
走査方向に搬送される。
【0010】図2は、本発明の一実施例であるイメージ
センサを示すものであり、図2(a)は部分平面図であ
り、図2(b)はB−B線に沿った部分断面図である。
当該イメージセンサは、ガラスなどから成る電気絶縁性
基板30の上に、CrやAlなどから成る共通電極31
がスリット37を残して全面に形成され、その上にアモ
ルファスシリコンα−Siなどから成る感光層32が形
成されており、さらにその上にインジウム酸化物(IT
O)などから成る透明電極33と受光部40以外の領域
に形成されるCrなどから成る導電層34およびAlな
どから成る導電層35とから成る個別電極36が多数形
成されている。
【0011】その動作は、従来と同様に、原稿20から
反射された光が各受光部40に入射すると、透明導電層
33を通って感光層32に到達して、受光量に応じて比
抵抗が低くなる。各個別電極36には、負荷抵抗を介し
て所定のバイアス電圧が印加されており、光が入射して
比抵抗が低下した感光層32に電流が流れ、個別電極3
6の電位が低下する。こうして、各個別電極36の電位
をバッファアンプでインピーダンス変換することによっ
て外部に画像信号として出力することが可能となる。な
お、受光部40以外の領域において、個別電極36と共
通電極31との間は電荷を充電するためのコンデンサが
形成されている。
【0012】一方、スリット37の領域に位置する感光
層32に光が入射して、その部分の比抵抗が低下した場
合、比抵抗の変化を検出する電極が個別電極36だけで
あるため、光照射による電流が流れず、結果として、ス
リット37の領域では受光感度が著しく小さくなってい
る。そのため、原稿の走査線上の画像が結像される受光
部付近の光が効率よく画像信号に変換されるとともに、
走査線以外の画像は画像信号に重畳されなくなって、副
走査方向の解像力およびMTFが向上することになる。
【0013】なお、受光部40および個別電極36の数
が多い場合は、所定のブロック毎に区分して、1ブロッ
ク内の個別電極36をシフトレジスタおよびアナログス
イッチなどから成るマルチプレクサを用いて、時分割駆
動することが好ましい。
【0014】図3は、本発明の他の実施例であるイメー
ジセンサを示すものであり、図3(a)はその部分平面
図であり、図3(b)はC−C線に沿った部分断面図で
ある。本実施例におけるイメージセンサの構成は、図2
に示したものと同様であるが、共通電極31にスリット
37が形成されてない点と、図2のスリット37の領域
の表面において、遮光テープなどから成る遮光層38が
形成されている点が相違する。
【0015】その動作も、図2のものと同様であるが、
受光部以外の領域に光が入射しても、遮光層38の存在
によってその領域の感光層32まで光が到達しなくな
る。したがって、その部分の受光感度が著しく小さくな
っており、走査線以外の画像は画像信号に重畳されなく
なって、副走査方向の解像力およびMTFが向上するこ
とになる。
【0016】図4は、本発明および従来のイメージセン
サのMTF特性を実測した結果を示すものである。図4
(a)に示すように、測定条件(1)は、受光部40の
両側に斜線で示すスリット37または遮光層38を設け
た場合、測定条件(2)は受光部40の個別電極36の
反対側にスリット37または遮光層38を設けた場合、
測定条件(3)は図6に示す従来のものである場合をそ
れぞれ示している。図4(b)は全面白地の原稿を読取
ったときの画像信号を示すグラフであり、図4(c)は
4LP(ラインペア)/mmの解像度チャートを読取っ
たときの画像信号を示すグラフである。
【0017】これらの結果から測定条件(3)から測定
条件(1)に移るにつれて、画像信号の直流成分のレベ
ルが低下する傾向となるが、解像力は次第に向上する傾
向にある。得られた画像信号に基づいて、4LP/mm
でのMTFを算出したところ、図6に示す従来のもので
は、副走査MTFが18.6%、主走査MTFが41.
1%という数値を得たのに対して、図2に示す本発明の
ものでは副走査MTFが22.7%、主走査MTFが4
7.8%という数値を得た。なお、MTFの定義は、4
LP/mmの黒白原稿を読込み、図5のグラフに示すよ
うな画像信号が得られた場合に、MTF(%)=X/V
×100という計算式を適用した。
【0018】
【発明の効果】以上詳説したように、本発明によれば、
受光部以外の領域において、共通電極にスリットが形成
され、または感光層に入射する光を遮る遮光層が形成さ
れていることによって、副走査方向のMTFが向上して
分解能が向上するとともに、各画素間のリーク電流が低
減することによって、主走査方向のMTFも向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るイメージセンサが用いられる読取
装置を示す断面図である。
【図2】図2(a)は本発明の一実施例であるイメージ
センサを示す部分平面図であり、図2(b)はB−B線
に沿った部分断面図である。
【図3】図3(a)は本発明の他の実施例であるイメー
ジセンサを示す部分平面図であり、図3(b)はC−C
線に沿った部分断面図である。
【図4】本発明および従来のイメージセンサのMTF特
性を示すものであり、図4(a)は各測定条件、図4
(b)は全面白地の原稿を読取ったときの画像信号を示
すグラフ、図4(c)は4LP/mmの解像度チャート
を読取ったときの画像信号を示すグラフである。
【図5】MTFの定義を示すグラフてある。
【図6】図6(a)は従来のイメージセンサの一例を示
す部分平面図であり、図6(b)はA−A線に沿った部
分断面図である。
【符号の説明】
4 走査線 6 光源 7 透光板 8 レンズアレイ 9 イメージセンサ 10 回路基板 11 筐体 12 底板 13 プラテン 20 原稿 30 電気絶縁性基板 31 共通電極 32 感光層 33 透明導電層 34,35 導電層 36 個別電極 37 スリット 38 遮光層 40 受光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚田 稔 鹿児島県姶良郡隼人町内999番地3 京セ ラ株式会社鹿児島隼人工場内 (72)発明者 日高 良一 鹿児島県姶良郡隼人町内999番地3 京セ ラ株式会社鹿児島隼人工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁性基板の上に、共通電極と感光
    層が順次形成され、かつ該感光層の上に、受光部が透明
    導電層から成る多数の個別電極が形成されたイメージセ
    ンサであって、 前記受光部以外の領域において、前記共通電極にスリッ
    トが形成され、または前記感光層に入射する光を遮る遮
    光層が形成されていることを特徴とするイメージセン
    サ。
JP4199877A 1992-07-27 1992-07-27 イメージセンサ Pending JPH0653468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4199877A JPH0653468A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 イメージセンサ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4199877A JPH0653468A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 イメージセンサ

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JPH0653468A true JPH0653468A (ja) 1994-02-25

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ID=16415107

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