JPH0653348A - リードレスチップキャリア - Google Patents

リードレスチップキャリア

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JPH0653348A
JPH0653348A JP29091591A JP29091591A JPH0653348A JP H0653348 A JPH0653348 A JP H0653348A JP 29091591 A JP29091591 A JP 29091591A JP 29091591 A JP29091591 A JP 29091591A JP H0653348 A JPH0653348 A JP H0653348A
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JP
Japan
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chip carrier
leadless chip
mounting
mounting pad
hole
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JP29091591A
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Yoshitaka Ono
嘉隆 小野
Teruo Hayashi
照雄 林
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0653348A publication Critical patent/JPH0653348A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3431Leadless components

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  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スルーホールにおける金属メッキの密着性,
電導信頼性,実装用パッドの半田接合部の検査容易性に
優れた,フェースダウンタイプのリードレスチップキャ
リアを得ること。 【構成】 リードレスチップキャリア10は,絶縁基板
1と,その絶縁基板1の裏面側160に設けた,導体回
路11と,電子部品搭載用の凹部16と,該凹部16の
周辺部に設けた樹脂封止用ダム5と,絶縁基板1と樹脂
封止用ダム5を貫通し,上記導体回路11と実装用パッ
ド12とを連結する円状のスルーホール13とを有す
る。該樹脂封止用ダム5の裏面側140には,マザーボ
ード2に実装するための実装用パッド12とを有する。
そして,上記実装用パッド12は,樹脂封止用ダム5の
裏面側140の端部15に並列形成してあること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,実装用パッドの密着
性,導電信頼性,及び実装用パッドの半田接合部の検査
容易性に優れたリードレスチップキャリアに関する。
【0002】
【従来技術】従来,リードレスチップキャリアとして
は,例えば図8に示すものがある。上記リードレスチッ
プキャリア100は,図8,9に示すごとく,絶縁基板
1と,該絶縁基板1の裏面側160に設けた電子部品搭
載用の凹部16と,その周辺部に形成された導体回路1
1と,上記凹部16よりも外方部分に設けた樹脂封止用
ダム5とを有する。また,リードレスチップキャリア1
00は,該樹脂封止用ダム5の裏面側140に設けられ
マザーボード2に実装するための実装用パッド122
と,該実装用パッド122と上記導体回路11とを電気
的に接続する半円状スルーホール133とを有する。こ
の種のリードレスチップキャリアは,上記凹部16がマ
ザーボード2に対面するものであり,フェースダウンタ
イプのリードレスチップキャリアである。
【0003】そして,表面側190には,放熱性の金属
箔19を有する。また,絶縁基板1と樹脂封止用ダム5
の切断面150には,金属メッキ180を施した半円状
スルーホール133を有している。なお,図9はリード
レスチップキャリア100を,マザーボード2に搭載す
る裏面側から見た平面図である。次に,上記リードレス
チップキャリア100の製造法につき,図10及び図1
1を用いて説明する。まず,図10(a)に示すごと
く,表面に銅箔層110,120を有する絶縁基板1を
準備する。次に,図10(b)に示すごとくスルーホー
ル130を穿設し,図10(c)に示すごとく電子部品
搭載用の凹部16をザグリ加工により設ける。
【0004】その後,図10(d)に示すごとく,上記
絶縁基板1の全表面に金属メッキ180を施し,次いで
図11(a)に示すごとく,エッチング処理により導体
回路11と放熱性の金属箔19とランド138とを形成
する。一方,これらとは別に,電子部品搭載用の凹部1
6よりも大きな開口部57を形成した樹脂封止用ダム5
とプリプレグ58を準備する。そして,図11(b)に
示すごとく,上記絶縁基板1の裏面側160に,上記プ
リプレグ58を介して,上記樹脂封止用ダム5を加熱圧
着する。更に,図11(c),(d)に示すごとく,Y
−Y線に沿ってスルーホール130をその中心部におい
て切断することにより,半円状スルーホール133とす
る。これにより切断端面150が形成される。
【0005】このようにして得られたリードレスチップ
キャリア100は,図8に示すごとく,実装用パッド1
22と半円状スルーホール133において,マザーボー
ド2のパッド21に対して半田接合される。それ故,導
体回路11,半円状スルーホール133,実装用パッド
122,半田3,及びマザーボードのパッド21は,電
気的に接続される。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来の製造法
においては,特に半円状スルーホール133の形成に関
して,次の問題点がある。すなわち,上記図11(c)
に示すリードレスチップキャリアの切断工程において
は,上記半円状スルーホール133は,円状のスルーホ
ール130を金型を用いたパンチング,或いは丸鋸刃を
用いたダイシングにより形成される。
【0007】そして,パンチングを用いた場合には,図
12(a)に示すごとく,その切断時において半円状ス
ルーホール133の金属メッキ180に,剥がれ135
を生じる恐れがある。即ち,半円状スルーホール133
の金属メッキ180が,導体回路11或いは実装用パッ
ド122から剥離する。この現象は,パンチングにより
金属メッキ180が押圧されるために生ずるのである。
また,絶縁基板1とプリプレグ58と樹脂封止用ダム5
の3層からなる側面150にクラック157が生じるお
それがある。特に,薄板状の樹脂封止ダム5は,これが
プリプレグ58を介して絶縁基板1に貼着されているた
め,パンチングの影響を大きく受け,クラック157が
生じ易い状態にある。そのため,これらの接着部の端部
が剥がれ易い。なお,同図の右方の半円状スルーホール
133は正常状態を示している。
【0008】また,上記ダイシングを用いた場合には,
図12(b)に示すごとく,半円状スルーホール133
の金属メッキ180が,絶縁基板1と樹脂封止用ダム5
より剥がれて,反り138を生じる。そして,その反り
138が隣の半円状スルーホール133の金属メッキ1
80と接触し,短絡を生じる。このように,従来のリー
ドレスチップキャリアにおいては,導体回路11と実装
用パッド122との間を電気的に接続する重要な半円状
スルーホール133に電導不良を生じることがあり,電
導信頼性に問題があった。
【0009】そこで,上記問題点を解決すべく,図13
に示すリードレスチップキャリア111が提案されてい
る。このリードレスチップキャリア111は,上記円状
スルーホール130の下部に実装用パッド122が設け
られている。そして,該実装用パッド122と,マザー
ボード2のパッド21とが半田3により実装される。し
かし,この場合には,リードレスチップキャリア111
の実装用パッド122と半田3及びマザーボード2のパ
ッド21との間の接続状態を外観検査することが非常に
困難である。本発明は,かかる従来の問題点に鑑み,ス
ルーホールにおける金属メッキの密着性,導電信頼性,
及び実装用パッドの半田接合部の検査容易性に優れたリ
ードレスチップキャリアを提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題の解決手段】本発明は,絶縁基板と,該絶縁基板
の裏面側に設けた導体回路と,絶縁基板の裏面側に設け
た電子部品搭載用の凹部と,該凹部よりも外方部分に設
けた樹脂封止用ダムと,該樹脂封止用ダムの裏面側に設
けられマザーボードに実装するための実装用パッドと,
上記樹脂封止用ダムを貫通し,上記導体回路と実装用パ
ッドとを連結する円状のスルーホールとを有し,かつ上
記実装用パッドは絶縁基板の裏面側の端部に並列して形
成されていることを特徴とするリードレスチップキャリ
アにある。
【0011】本発明において最も注目すべきことは,上
記樹脂封止用ダムを貫通し,導体回路と実装用パッドと
を連結する円状のスルーホールを設け,かつ上記実装用
パッドは絶縁基板の裏面側の端部に並列して形成されて
いることにある。本発明において上記絶縁基板の裏面側
は,電子部品搭載用の凹部,導体回路,そしてスルーホ
ールのランドを設けている。上記凹部の外周部において
は,導体回路が設けられ,ランドと電気的に接続してい
る。そして,この絶縁基板の裏面側において,プリプレ
グを介して樹脂封止用ダムが接着されている。この樹脂
封止用ダムは,上記凹部の周辺部の導体回路を挟み込ん
でいる。
【0012】上記スルーホールは,樹脂封止用ダムのみ
を貫通(図6)又は絶縁基板と樹脂封止用ダムとを貫通
し(図1),金属メッキが施されている。前者の場合
は,絶縁基板の裏面側に設けた導体回路を実装用パッド
側にのみ電気的に導出するものであり,後者の場合は上
記導体回路を実装用パッド側及び絶縁基板の表面側にも
電気的に導出するものである。また,絶縁基板の表面側
と裏面側と,樹脂封止用ダムの裏面側のスルーホールの
周辺には,ランドが設けられている。また,実装用パッ
ドは,樹脂封止用ダムの裏面側の端部に並列して形成さ
れている。そして,実装用パッドと,スルーホールの裏
面側の周辺のランドとの間は,接続回路により連結して
おり,電気的に接続している。この接続回路は,実装用
パッドの幅よりも小さいことが好ましい。
【0013】そして,実装用パッドとスルーホールの間
には,ソルダーレジストなどの樹脂膜が被覆されている
ことが好ましい。或いは,各実装用パッドの間には,ソ
ルダーレジスト等の樹脂膜が被覆されていることが好ま
しい。上記樹脂膜は,上記接続回路の保護をするととも
に,リードレスチップキャリアをマザーボードに半田付
けした時の余分な半田が他の実装用パッド及び接続回路
とショートするのを防ぐ。そのため,この場合には実装
用パッド間の間隔を小さく形成でき,高密度化を図るこ
とができる。
【0014】また,この樹脂膜により,隣同志のスルー
ホールの間隔をより狭くすることができる。一方,マザ
ーボードとの連結部である実装用パッドは,樹脂膜に被
覆されてはならない。それは,リードレスチップキャリ
アが実装用パッドにおいて半田によりマザーボードに実
装され,電気的に接続されるからである。
【0015】次に,リードレスチップキャリアの製造法
について,例示説明する。まず,従来例と同様に,表面
に銅箔層を有する絶縁基板を準備する。次に,スルーホ
ールを穿設し,電子部品搭載用の凹部をザグリ加工によ
り設ける。その後,絶縁基板の全表面に金属メッキを施
し,次いで,エッチング処理により導体回路とランドと
放熱性の金属箔を形成する。一方,樹脂封止用ダムとプ
リプレグを準備し,電子部品搭載用の凹部の外方部分に
相当する位置に開口部を設ける。そして,上記絶縁基板
の裏面側に,上記プリプレグを介して,上記樹脂封止用
ダムを加熱圧着する。そして,樹脂封止用ダムにスルー
ホールを穿設し,再度メッキを行い,樹脂封止用ダムの
スルーホールのメッキ及びランドと実装用パッドと接続
回路とを形成する。更に,従来例とは異なり,スルーホ
ールよりも外側の,上記実装用パッドの先端部に相当す
る位置で絶縁基板と樹脂封止用ダムを切断し,個片化さ
れたリードレスチップキャリアとする。
【0016】このようにして得られたリードレスチップ
キャリアは,樹脂封止用ダムの裏面側の端部に設けられ
た実装用パッドと,絶縁基板と樹脂封止用ダムを円状に
貫通しているスルーホールを有する。そして,上記リー
ドレスチップキャリアをマザーボードに実装する時は,
樹脂封止用ダムの裏面側の端部に設けた実装用パッドと
マザーボードのパッドを半田で接合する。
【0017】
【作用及び効果】本発明のリードレスチップキャリアに
おいては,円状のスルーホールは樹脂封止用ダムを貫通
し,導体回路と実装用パッドとを電気的に接続してい
る。そして,実装用パッドは樹脂封止用ダムの裏面側の
端部に並列して形成されており,スルーホールのランド
と接続している。また,このリードレスチップキャリア
は,個片化時の切断を,従来のごとくスルーホール部分
で行うものではない。そのため,導体回路と実装用パッ
ドとの間を電気的に接続する重要なスルーホールに,金
属メッキの剥がれや反りを生じることはない。そのた
め,実装用パッドとスルーホールの密着性及び電導信頼
性に優れたリードレスチップキャリアを得ることができ
る。
【0018】また,リードレスチップキャリアとマザー
ボードとは,リードレスチップキャリアの裏面側の端部
に設けた実装用パッドにおいて半田により接合される。
そして,この接合部は,リードレスチップキャリアの端
部に形成されているので,半田接合状態の外観検査が容
易,確実である。上記のごとく,本発明によれば,スル
ーホールにおける金属メッキの密着性,電導信頼性,及
び半田接合部の検査容易性に優れたリードレスチップキ
ャリアを提供することができる。
【0019】
【実施例】実施例1 本発明の実施例にかかるリードレスチップキャリアにつ
き,図1ないし図3を用いて説明する。本例のリードレ
スチップキャリア10は,図1に示すごとく,絶縁基板
1と,絶縁基板1の裏面側160に形成された電子部品
搭載用の凹部16と導体回路11とを有する。そして,
該絶縁基板1の裏面側160には樹脂封止用ダム5が接
着されており,該樹脂封止用ダム5の裏面側140の端
部15には,マザーボード2に実装するための実装用パ
ッド12を設けている。更に,リードレスチップキャリ
ア10においては,樹脂封止用ダム5と絶縁基板1を貫
通し,該実装用パッド12と上記導体回路11とを電気
的に接続する円状スルーホール13,103を有する。
【0020】そして,このリードレスチップキャリア1
0は,上記凹部16がマザーボード2に対面するもので
あり,フェースダウンタイプのリードレスチップキャリ
アである。絶縁基板1の表面側190には,放熱性の金
属箔19とスルーホールのランド138を設けている。
絶縁基板1においては,その裏面側160に,電子部品
搭載用の凹部16,導体回路11,そしてスルーホール
のランド134を設けている。上記凹部16の外周部に
は,導体回路11が設けられ,スルーホールのランド1
34と電気的に接続している。
【0021】樹脂封止用ダム5は,絶縁基板1の裏面側
160の上記凹部16の外周部に設けられ,導体回路1
1とランド134を内包している。また,樹脂封止用ダ
ム5の裏面側140は,図3に示すごとく,スルーホー
ルのランド131と接続回路125を有し,その端部1
5には実装用パッド12が設けられている。該実装用パ
ッド12は,図2,図3に示すごとく,接続回路125
とランド131を介して上記スルーホール13,103
と電気的に接続している。
【0022】該円状のスルーホール13,103は,口
径φ0.15mmで,内壁は金属メッキ180で被覆さ
れており,絶縁基板1の表面側190から樹脂封止用ダ
ム5の裏面側140に貫通している(図1)。そして,
その円状スルーホール13,103は,ランド径0.2
5mmのランド138,134,131を有している。
【0023】この円状スルーホール13,103は,金
属箔19の外周部に2並列に配置されている。つまり,
このリードレスチップキャリア10は,その外部側に位
置する円状スルーホール13と,それよりも内部に位置
する円状スルーホール103を有する。外部側の円状ス
ルーホール13は,図2に示すごとく,ピッチK0.6
mmで配設され,実装用パッド12と直接的に接続して
いる。一方,内部側の円状スルーホール103は,長さ
N0.3mmの接続回路を介して,間接的に実装用パッ
ド12と接続している。円状スルーホール13と同様に
ピッチK0.6mmで設けられている。
【0024】それ故,実装用パッド12は,ピッチM
0.3mmで設けられることになる。そして,上記実装
用パッド12の幅Pは0.2mm,実装用パッドと実装
用パッドの間の間隔Qは0.1mmである。また,上記
円状スルーホール13,103の口径が0.15〜0.
40mmであるとき,内部側の円状スルーホール103
又は外部側の円状スルーホール13のピッチKは0.6
〜1.27mmである。そして,常に実装用パッド12
は等間隔に設けられる。
【0025】次に,上記リードレスチップキャリア10
の製造法について,その1例を説明する。まず,前記図
10(a)〜図10(c)に示すごとく,表面に厚さ9
〜35μmの銅箔層110,120を有する絶縁基板1
を準備し,円状スルーホール130を穿設する。次い
で,電子部品搭載用の凹部16をザグリ加工により設け
る。
【0026】その後,前記図10(d)に示すごとく,
上記絶縁基板1の全表面に金属メッキ180を施し,次
いで図11(a)に示すごとく,エッチング処理によ
り,導体回路11とスルーホールのランド134,13
8及び放熱性の金属箔19とを形成する。次いで,図1
1(b)に示すごとく,樹脂封止用ダム5を,該プリプ
レグ58を介して,上記絶縁基板1の裏面側160に加
熱圧着する。そして,スルーホール13を穿設し,再度
メッキにより樹脂封止用ダム5のスルーホール13のメ
ッキ180と前記実装用パッド122を形成する。その
後,上記実装用パッド12の形成部分の外端の切断面1
50において,パンチング或いはダイシングにより絶縁
基板1及び樹脂封止用ダム5を切断し,個片化されたリ
ードレスチップキャリア10とする(図示略)。
【0027】このようにして得られたリードレスチップ
キャリア10の切断面150は,図1に示すごとく絶縁
基板1と,樹脂封止用ダム5と,厚さ20〜50μmの
実装用パッド12とからなる。そして,導体回路11と
実装用パッド12は,リードレスチップキャリア10の
内部において,スルーホールのメッキ180と接着され
ている。
【0028】このように,本例においては,個片化に当
たってスルーホールを切断しないので,導体回路11と
実装用パッド12との間を電気的に接続する重要なスル
ーホールに損傷を与えることはない。そして,この切断
工程により,スルーホールのメッキ180に剥れや反り
は生じない。それ故,実装用パッドの密着性と絶縁信頼
性に優れたリードレスチップキャリアを得ることができ
る。
【0029】また,上記リードレスチップキャリア10
をマザーボード2に実装する時,その半田接合部は樹脂
封止用ダムの裏面側140の端部15にある。それ故,
その接合状態を容易に視認できる。上記より知られるご
とく,本例のリードレスチップキャリアによれば,スル
ーホールと実装用パッドと導体回路との密着性と電導信
頼性に優れ,かつマザーボードとの接続状態を容易に視
認できる。
【0030】実施例2 本例のリードレスチップキャリア10は,図4に示すご
とく,実施例1のリードレスチップキャリアにおいて,
その樹脂封止用ダム5の裏面側140を,ソルダーレジ
ストなどの樹脂膜4により被覆したものである。すなわ
ち,樹脂膜4は,樹脂封止用ダム5の裏面側140にお
いて,該樹脂封止用ダム5の内側面57の外方部分と実
装用パッド12の内側に囲まれ,円状スルーホール13
及び103とそのランド131を除いた部分に形成して
ある。この樹脂膜4により,接続回路125が保護され
る。本例においても,実施例1と同様の効果を得ること
ができる。
【0031】実施例3 本例のリードレスチップキャリア10は,図5に示すご
とく,その裏面側140を実施例2と同様に樹脂膜4に
より被覆したものである。実施例2と異なる点は,樹脂
膜4が実装用パッド12と実装用パッド12の間におい
ても形成してあることである。この樹脂膜4は,リード
レスチップキャリア10をマザーボード2に実装する時
の半田3が,隣接する実装用パッド12と接触するのを
防止する。それ故,実装用パッド12の間隔を狭くし
て,より多くの実装用パッド12,スルーホール13及
び103,そして導体回路11を有するリードレスチッ
プキャリア10を得ることができる。本例によれば,実
施例1と同様の効果を得ることができ,また実装用パッ
ドの狭ピッチ化,一層密度実装化に対応もできるリード
レスチップキャリアを得ることができる。
【0032】実施例4 本例のリードレスチップキャリア101は,図6に示す
ごとく,スルーホール139が,樹脂封止用ダム5のみ
を貫通している。そして,絶縁基板1の裏面側160に
おけるスルーホール139の上部には,ランド137を
設けている。また,このランド137は導体回路11と
接続している。そして,スルーホール139の内壁面は
メッキ180で被覆されており,絶縁基板1の裏面側1
60の導体回路11と,樹脂封止用ダム5の裏面側14
0の実装用パッド12とを電気的に接続している。上記
リードレスチップキャリア101によれば,実施例1と
同様な効果が得られる。
【0033】実施例5 本例のリードレスチップキャリア102は,図7に示す
ごとく,実施例1のリードレスチップキャリア10の表
面側190に凹部191を設け,この中に放熱材6を埋
設したものである。上記放熱材6は,接着剤プリプレグ
68を介して絶縁基板1の表面側190に設けた凹部1
91に接着してある。その凹部191の壁面と放熱材6
の壁面の間には,溝199が形成されている。
【0034】そして,放熱材6の裏面側170は,絶縁
基板1の裏面側160に設けられた電子部品搭載用の凹
部16の底に相当し,その裏面側170と電子部品搭載
用の凹部側面17とはメッキ180で被覆されている。
一方,放熱材6の表面側195は放熱性の金属箔19を
設けている。そして,上記溝199はメッキ180によ
り被覆されている。その他は,実施例1と同様である。
【0035】上記のごとく,放熱材6は,その表面をメ
ッキ180で被覆しており,かつ放熱材6の周囲には溝
199が設けられている。そのため,放熱材6の裏面側
170より,電子部品からの熱を,より効果的に放散さ
せることができる。従って,本例のリードレスチップキ
ャリアによれば,実施例1と同様の効果を得ることがで
き,更に,放熱性にも優れたリードレスチップキャリア
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,マザーボードに実装された
リードレスチップキャリアの断面図。
【図2】実施例1における,リードレスチップキャリア
の裏面図。
【図3】実施例1における,リードレスチップキャリア
の一部裏面斜視図。
【図4】実施例2における,リードレスチップキャリア
の裏面図。
【図5】実施例3における,リードレスチップキャリア
の一部裏面拡大図。
【図6】実施例4における,マザーボードに実装された
リードレスチップキャリアの断面図。
【図7】実施例5における,マザーボードに実装された
リードレスチップキャリアの断面図。
【図8】従来例における,マザーボードに実装されたリ
ードレスチップキャリアの断面図。
【図9】従来例における,リードレスチップキャリアの
裏面図。
【図10】従来例における,リードレスチップキャリア
の製造工程説明図。
【図11】図10に続く,工程説明図。
【図12】従来例における,リードレスチップキャリア
の一部側面斜視図。
【図13】他の従来例における,マザーボードに実装さ
れたリードレスチップキャリアの一部断面図。
【符号の説明】
1...絶縁基板, 10,100,101,102,111...リードレ
スチップキャリア, 11...導体回路, 12,122...実装用パッド, 125...接続回路, 13,103,130,133,139...スルーホ
ール, 131,134,137,138...ランド, 16,191...凹部, 180...金属メッキ, 19...金属箔, 2...マザーボード, 21...パッド, 3...半田, 4...樹脂膜, 5...樹脂封止用ダム, 6...放熱材,

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板と,該絶縁基板の裏面側に設け
    た導体回路と,絶縁基板の裏面側に設けた電子部品搭載
    用の凹部と,該凹部よりも外方部分に設けた樹脂封止用
    ダムと, 該樹脂封止用ダムの裏面側に設けられマザーボードに実
    装するための実装用パッドと,上記樹脂封止用ダムを貫
    通し,上記導体回路と実装用パッドとを連結する円状の
    スルーホールとを有し,かつ上記実装用パッドは絶縁基
    板の裏面側の端部に並列して形成されていることを特徴
    とするリードレスチップキャリア。
  2. 【請求項2】 請求項1において,実装用パッドと円状
    のスルーホールのランドとの間には,実装用パッドの幅
    よりも小さい接続回路を有することを特徴とするリード
    レスチップキャリア。
  3. 【請求項3】 請求項1において,実装用パッドと円状
    のスルーホールとの間には,ソルダーレジストなどの樹
    脂膜が被覆されていることを特徴とするリードレスチッ
    プキャリア。
  4. 【請求項4】 請求項1において,各実装用パッドの間
    にはソルダーレジスト等の樹脂膜が被覆されていること
    を特徴とするリードレスチップキャリア。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3909515A1 (de) * 1988-03-23 1989-10-05 Olympus Optical Co Verfahren zur messung des haematokritwertes von blut
US6094354A (en) * 1996-12-03 2000-07-25 Nec Corporation Chip component mounting board, chip component mounting structure, and method of manufacturing chip component mounting board
US7147303B2 (en) 1998-06-09 2006-12-12 Silverbrook Research Pty Ltd Inkjet printing device that includes nozzles with volumetric ink ejection mechanisms

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