JPH0653237U - 幌付き車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 雨天その他の悪天候時にも一時的にルーフを
所要の区域だけ確保することにより作業を継続できる幌
付き車を提供する。 【構成】 荷台に幌４を備えた車１において、可動ルー
フ６を幌４天井部に沿って前後方向に移動可能に且つ幌
４後端から後方に張り出し可能に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、雨天その他の悪天候時にも車外で作業ができる幌付き車に関する。

【０００２】

【従来の技術】

例えば舗装道路上におけるマンホール工事等に際して、雨天その他の悪天候時 にも作業を継続できる幌付き車は従来知られていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、雨天その他の悪天候時にも一時的にルーフを所要の区域だけ 確保することにより作業を継続できる幌付き車を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る幌付き車は、荷台に幌を備えた車において、可動ルーフを幌天井 部に沿って前後方向に移動可能に且つ幌後端から後方に張り出し可能に設けたこ とを特徴としている。

【０００５】 前記において、可動ルーフを前後方向に移動可能とするために、幌の両側にレ ールを配設すると共に可動ルーフの両側に前記レールと摺嵌可能にスライダを設 けてもよい。また、可動ルーフの張り出し時において悪天候の影響をさらに少な くするために、可動ルーフの周縁、例えばその外端や両側等にカーテンを吊設す ることもでき、その場合にカーテンを透明にすると内部の作業内容を外部から判 別し易くなる。

【０００６】

【作用】

雨天その他の悪天候時には、可動ルーフを幌天井部に沿って後方に移動させる と共に幌後端から後方に所要の長さだけ張り出させる。

【０００７】

【実施例】

図１は本考案の実施例に係る幌付き車の側面図、図２は図１に示す幌付き車の 要部背面図である。 同図において、車１の荷台両側の側板２に複数のＵ字状フレーム３を介して幌 ４が設けられ、両側板２の内側上部に断面コの字状レール５が開口部を内側にし て前後方向に配設される。一方、可動ルーフ６は両側縁にスライダ７を備え、各 スライダ７を対応するレール５と摺嵌させつつ幌４内部に前後方向に移動可能に 配置され、雨天時等には幌４後端から後方に所要の長さだけ張り出させられる。 また、可動ルーフ６の外端及び両側には透明シートからなるカーテン８が吊設さ れている。

【０００８】

【考案の効果】

本考案に係る幌付き車は以上のように構成されるので、雨天その他の悪天候時 にも一時的にルーフを車後方に所要の区域だけ確保することにより作業を継続で きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例に係る幌付き車の側面図であ
る。

【図２】図１に示す幌付き車の要部背面図である。

【符号の説明】

１ 車 ４ 幌 ６ 可動ルーフ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 荷台に幌を備えた車において、可動ルー
   フを幌天井部に沿って前後方向に移動可能に且つ幌後端
   から後方に張り出し可能に設けたことを特徴とする幌付
   き車。
2. 【請求項２】 幌の両側にレールを配設すると共に可動
   ルーフの両側に前記レールと摺嵌可能にスライダを設け
   た請求項１記載の幌付き車。
3. 【請求項３】 可動ルーフの周縁にカーテンを吊設した
   請求項１記載の幌付き車。