JPH0653235U - 自動車用ドアー硝子の水切り圧接縁枠 - Google Patents
自動車用ドアー硝子の水切り圧接縁枠Info
- Publication number
- JPH0653235U JPH0653235U JP040894U JP4089492U JPH0653235U JP H0653235 U JPH0653235 U JP H0653235U JP 040894 U JP040894 U JP 040894U JP 4089492 U JP4089492 U JP 4089492U JP H0653235 U JPH0653235 U JP H0653235U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure contact
- door glass
- press
- rough surface
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ドアー硝子に圧接する圧接縁枠を強固に装着
すると共に、摺動抵抗の少ない上下粗面接合層を一体的
に成形したものである。 【構成】 圧接縁枠本体1は、相対向する圧持条体2及
び3を有し、該圧持条体2及び3には、各々長手方向の
中間に硬質合成樹脂の取着部6を位置させ、該取着部6
の上下部に軟質合成樹脂の上部圧接部5と下部圧接部7
とを一体成形する。この上下部の圧接部5と7とのドア
ー硝子15の接合面には、摩擦の少ないナイロン、ウレ
タン、フツ素系樹脂、ポリオレフイン系樹脂及びポリス
チレン系樹脂等の溶融点の異なる相容性がある大小の粒
子を混合し、該上部圧接部5と下部圧接部7との同時の
押し出し成形によつて表面に多数の膨出部10と凹部1
1とを形成した上部粗面接合層8と下部粗面接合層9と
を各々形成したものである。
すると共に、摺動抵抗の少ない上下粗面接合層を一体的
に成形したものである。 【構成】 圧接縁枠本体1は、相対向する圧持条体2及
び3を有し、該圧持条体2及び3には、各々長手方向の
中間に硬質合成樹脂の取着部6を位置させ、該取着部6
の上下部に軟質合成樹脂の上部圧接部5と下部圧接部7
とを一体成形する。この上下部の圧接部5と7とのドア
ー硝子15の接合面には、摩擦の少ないナイロン、ウレ
タン、フツ素系樹脂、ポリオレフイン系樹脂及びポリス
チレン系樹脂等の溶融点の異なる相容性がある大小の粒
子を混合し、該上部圧接部5と下部圧接部7との同時の
押し出し成形によつて表面に多数の膨出部10と凹部1
1とを形成した上部粗面接合層8と下部粗面接合層9と
を各々形成したものである。
Description
【0001】
この考案は、自動車等の車輌におけるドアーのドアー硝子を円滑及び軽快に昇 降開閉操作すると共に、雨水に対する水切りを安全確実に実施できることを特徴 とする自動車用ドアー硝子の水切り圧接縁枠に関するものである。
【0002】
一般にこの種の自動車等のドアー硝子は、通風換気及び風雨等のために常時多 数回の開閉操作を繰り返すものである。従つて、その開閉条件としてドアー硝子 が軽快に開閉昇降すること及び水密性が必要とされる所である。そして、軽快に 開閉するために従来の相対向する水切り部分の圧持条体は、全体を軟質合成樹脂 又は合成護膜を以てドアー硝子の表裏より常時圧接するようになつている。 , 然し、このように全体を軟質合成樹脂製で成型した圧持条体のものでは、非 常に軟弱性のためにドアーパネルの取着が非常に容易であると共に、ドアー硝子 の表面に対して圧接性に優れ、従つて防水効果も著しく良好であるが、ドアーパ ネルの装着が容易のためにドアー硝子の昇降に対して全体が温度による変形及び 移動が生じやすく、固定状態が安定でない欠点がある。 更に、近年に亘りドアー硝子に圧接する圧持条体の相対する上下の圧接先端に 低摩擦性の他の構成材料よりなる剛性の高いテープ状のものを融着したものも散 見されているが、このものは、ドアー硝子に対して水切り効果が良好であると共 に、摺動抵抗も低い好い点もあるが、ドアー硝子の荷重により圧接先端は高い摩 擦力が生じドアー硝子の昇降開閉操作を簡便軽快にすることはできない欠点があ る。
【0003】
この考案は、従来の有する欠点を解決するため、その目的とする所は、圧接縁 枠本体の長手方向の中間部分に硬質合成樹脂製の取着部を介在することによつて ドアーパネルへの装着を安全強固に固定するものである。また、圧接縁枠本体の 相対向する上下の圧接部に大小各種の粗面接合層を一体的に成形して軽快にドア ー硝子を開閉昇降する水切り圧接縁枠を提供するものである。
【0004】
この考案は、上記目的を達成するために、圧接縁枠本体は相対向する圧持条体 を有し、該圧持条体の長手方向の中間に硬質合成樹脂製の取着部を位置させ、こ の取着部の上下部に軟質合成樹脂製の上部圧接部と下部圧接部とを各々一体成型 する。また、該上部圧接部と下部圧接部とのドアー硝子の接合面には、摩擦の少 ないナイロン、ウレタン、フツ素系樹脂、ポリオレフイン系樹脂及びポリスチレ ン系樹脂等の内部に溶融点の異なる相容性がある大小の粒子を混合したものを上 部圧接部と下部圧接部との同時に押出し成形によつて、表面に多数の膨出部と凹 部とを形成した上部粗面接合層と下部粗面接合層とを各々成形したものである。
【0005】
この考案の水切り圧接縁枠は、車輌(20)の各ドアー(16)(16)にお ける開口部のドアー硝子(15)が昇降する下端のドアーパネル(17)・(1 8)に相対する圧持条体(2)及び(3)の中央位置の硬質合成樹脂製の中間取 着部(6)(6)を挿着及び接着剤等の固定手段で取着するものである。そして 、ドアー硝子(15)の昇降開閉時において、ドアー硝子(15)に接合する上 部圧接部(5)(5)と下部圧接部(7)(7)の表面に形成された膨出部(1 0)と凹部(11)からなる上部粗面接合層(8)(8)と下部粗面接合層(9 )(9)とによつて昇降するドアー硝子(15)の接触面の摩擦係数を低減し、 且つ昇降の容易さと適宜の接触によつて安定して長期間使用を可能としたもので ある。
【0006】
次に、この考案の実施例を図面について説明すると、自動車等の車輌(20) のドアー(16)における開口部のドアー硝子(15)に対して表裏両面より圧 接誘導案内する圧接縁枠本体(1)は、合成樹脂を以て相対応する圧持条体(2 )と圧持条体(3)とを長手方向に押出し成形される。 前記圧持条体(2)及び(3)には、各々長手方向の中間部分に硬質合成樹脂 よりなる取着部(6)(6)を形成してある。この該取着部(6)(6)には、 上部に軟質合成樹脂の屈曲した上部圧接部(5)(5)を相対応してある。また 、該取着部(6)(6)には、下部に屈曲した軟質合成樹脂よりなる下部圧接部 (7)(7)を各々成形してある。
【0007】 次に、前記上部圧接部(5)(5)と該下部圧接部(7)(7)との該ドアー硝 子(15)の接合する接触面には、摩擦の少ないナイロン、ウレタン、フツ素系 樹脂、ポリオレフイン系樹脂及びポリスチレン系樹脂等の内部に溶融点の異なる が相容性を有する大小の合成樹脂の粒子又は粉末等を各々適宜に混合して、軟質 合成樹脂よりなる該上部圧接部(5)(5)及び該下部圧接部(7)(7)の押 出成形と同時に表面側に多数の膨出部(10)(10)(10)と凹部(11) (11)(11)とを融合して形成した上部粗面接合層(8)(8)及び下部粗 面接合層(9)(9)を各々相対応して成形してある。
【0008】 更に、硬質合成樹脂よりなる前記取着部(6)(6)には、外方にドアーパネ ル(17)及びドアーパネル(18)に係合取付する係止鍔部(13)及び係止 鍔部(14)を一体的に各形成してある。 なお、溶融点の低い材料としては、12ナイロン、11ナイロン、ポリオレフ イン系樹脂及びポリスチレン系樹脂を使用する。また、溶融点の高い材料として は、6ナイロン、66ナイロン、フツ素系樹脂、ポリオレフイン系樹脂及びポリ スチレン系樹脂等を使用している。
【0009】
この考案は、上述の如く構成されたこの水切り圧接縁枠によると、ドアー硝子 の昇降開閉の摺動抵抗を最小限として軽快に操作でき、容易に摩擦することなく 長期間に亘つて安定して使用に対応できる効果と、ドアー硝子の接触面と適度に 接合し、水切りによる防止効果も充分に達成できる効果がある。そして、相対応 する各々の圧持条体における長手方向の中間に硬質合成樹脂の取着部を形成して あるので、ドアーパネルの装着に対して安定強固に取着でき、振動や屈曲等によ る移動を確実に防止できる効果と、上下部の軟質合成樹脂の上部圧接部と下部圧 接部とを一体成型してあるので、ドアー硝子の昇降開閉時に上下の軟質部分が無 理なく適宜順応して圧接し、隙間等が生ずることなく水切りの役目と開閉を容易 とする効果と、振動及び無理の開閉に対しても破損等の憂いがない効果がある。
【0010】 更に、該上部圧接片と下部圧接片とのドアー硝子に接触する接合面に対して、 摩擦の少ないナイロン、ウレタン、フツ素系樹脂、ポリオレフイン系樹脂及びポ リスチレン系樹脂等の溶融点の異なるが相容性を有する大小の粒子を混合して各 該上部圧接部と下部圧接部との押出成形した上部粗面接合層と下部粗面接合層を 各々形成しているので、押出し成形時において溶融度合いの異なるために適宜容 易に溶融して膨出部と凹部とが容易に多数形成され、表面にに平均した粗面部を 確実に構成できる効果と、上下部の該粗面接合層の表面に形成される粗面も大小 材料の適宜選択によつて自由に形成ができると云う便利な効果もある。また、該 粗面接合層の成形も上下部の圧接部との押出し成形と同時に形成するため、融合 状態が確実容易に結合して容易に剥離したりせず、全体を強靭化すると云う優れ た効果がある。
【図1】この考案を車輌に用いた全体斜面図である。
【図2】同じく圧接縁枠本体の全体斜面図である。
【図3】同じくドアー硝子に対接した状態の断面図であ
る。
る。
【図4】同じく相対する圧持条体の分離状態の斜面図で
ある。
ある。
1 圧接縁枠本体 2・3 圧持条体 5 上部圧接部 6 取着部 7 下部圧接部 8 上部粗面接合層 9 下部粗面接合層 10 膨出部 11 凹部 15 ドアー硝子
フロントページの続き (72)考案者 宮川 直久 千葉県印旛郡白井町河原子261番5 トキ ワケミカル工業株式会社内 (72)考案者 増沢 実 千葉県柏市柏3丁目5番7号 ユニパリス 504 増沢ケミカル販売株式会社内 (72)考案者 加藤 勝久 茨城県北相馬郡守谷町松ヶ丘2丁目22番地 5 株式会社システムテクニカル内
Claims (1)
- 【請求項1】 各種車輌のドアー硝子を前後より圧接し
て水切りする自動車用ドアー硝子の水切り圧接縁枠にお
いて、前記圧接縁枠本体(1)は、合成樹脂を以て相対
応する圧持条体(2)及び圧持条体(3)を長手方向に
形成し、該圧持条体(2)及び圧持条体(3)には、各
々長手方向の中間に硬質合成樹脂の取着部(6)(6)
を位置し、該取着部(6)(6)の上下に軟質合成樹脂
の上部圧接部(5)(5)と下部圧接部(7)(7)と
を一体成形し、該上部圧接部(5)(5)と該下部圧接
部(7)(7)との該ドアー硝子(15)の接合面に
は、摩擦の少ないナイロン、ウレタン、フツ素系樹脂、
ポリオレフイン系樹脂及びポリスチレン系樹脂等の溶融
点の異なる相容性がある大小の粒子を混合して該上部圧
接部(5)(5)と該下部圧接部(7)(7)と同時に
押出し成形によつて、表面に多数の膨出部(10)(1
0)及び凹部(11)(11)を形成した上部粗面接合
層(8)(8)と下部粗面接合層(9)(9)を各々形
成したことを特徴とする自動車用ドアー硝子の水切り圧
接縁枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992040894U JP2592262Y2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 自動車用ドアー硝子の水切り圧接縁枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992040894U JP2592262Y2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 自動車用ドアー硝子の水切り圧接縁枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0653235U true JPH0653235U (ja) | 1994-07-19 |
JP2592262Y2 JP2592262Y2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=12593222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992040894U Expired - Fee Related JP2592262Y2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 自動車用ドアー硝子の水切り圧接縁枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592262Y2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5933734A (ja) * | 1982-08-18 | 1984-02-23 | Toshiba Corp | ゲツタ装置及びその製造方法 |
JPS5955504A (ja) * | 1982-09-25 | 1984-03-30 | Toshiba Corp | サンプル値pid制御装置 |
JPS60168621U (ja) * | 1984-04-17 | 1985-11-08 | トキワケミカル工業株式会社 | 自動車用窓硝子の昇降案内縁材 |
JPS61110743U (ja) * | 1984-12-25 | 1986-07-14 | ||
JPS634945A (ja) * | 1986-06-26 | 1988-01-09 | ソマ−ル株式会社 | 導電性滑性合成樹脂シ−ト及びその製法 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP1992040894U patent/JP2592262Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5933734A (ja) * | 1982-08-18 | 1984-02-23 | Toshiba Corp | ゲツタ装置及びその製造方法 |
JPS5955504A (ja) * | 1982-09-25 | 1984-03-30 | Toshiba Corp | サンプル値pid制御装置 |
JPS60168621U (ja) * | 1984-04-17 | 1985-11-08 | トキワケミカル工業株式会社 | 自動車用窓硝子の昇降案内縁材 |
JPS61110743U (ja) * | 1984-12-25 | 1986-07-14 | ||
JPS634945A (ja) * | 1986-06-26 | 1988-01-09 | ソマ−ル株式会社 | 導電性滑性合成樹脂シ−ト及びその製法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2592262Y2 (ja) | 1999-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5852898A (en) | Weather strip for motor vehicle | |
US7040063B2 (en) | Use of a window glass comprising a profiled bead for installing it in an opening | |
US5343655A (en) | Weather strip for the window glass of an automobile | |
US5304409A (en) | Weather stripping | |
JPS62184946A (ja) | 自動車の開放屋根 | |
JPH082744B2 (ja) | 自動車用装飾体 | |
US6719351B2 (en) | Window with a profiled bead comprising a covering attachment | |
US20060175762A1 (en) | Lip seal | |
JPH0653235U (ja) | 自動車用ドアー硝子の水切り圧接縁枠 | |
JP4926997B2 (ja) | 自動車用ウエザーストリップ | |
JP3111747B2 (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP2985668B2 (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP3365083B2 (ja) | 自動車用ウエザストリップの取付構造 | |
JP3375671B2 (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP3890550B2 (ja) | リテーナーレスウエザーストリップ | |
JPH0428812Y2 (ja) | ||
JPS5845133Y2 (ja) | 自動車用ウインドウエザ−ストリツプ | |
JP2535353Y2 (ja) | 昇降窓硝子裏面の当受縁材 | |
JPS60144549U (ja) | ウエザ−ストリツプ | |
JPH0738017Y2 (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JPH04232123A (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JPH0235539Y2 (ja) | ||
JP2605742Y2 (ja) | オープンカー用ウエザーストリップ | |
JPS6320604Y2 (ja) | ||
JP2000168358A (ja) | 自動車用窓硝子の水切り圧接縁材の製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |