JPH0653159U - プリンタのインクリボンカセット - Google Patents

プリンタのインクリボンカセット

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JPH0653159U
JPH0653159U JP9298492U JP9298492U JPH0653159U JP H0653159 U JPH0653159 U JP H0653159U JP 9298492 U JP9298492 U JP 9298492U JP 9298492 U JP9298492 U JP 9298492U JP H0653159 U JPH0653159 U JP H0653159U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インクリボンの交換作業を熟練を要せずに、容
易且つ迅速に行うことのできるプリンタのインクリボン
カセットを提供する。 【構成】プリンタ本体12に取付ける取付板14のプリ
ンタ本体12反対面側に、インクリボン60の供給軸1
8、巻取軸20、インクリボン60の搬送経路を形成す
る丸棒24及びガイド板26を設けると共に、中空な案
内管32を設けた構造とする。そして、案内管32をプ
リンタ本体12に設けられた案内棒36に嵌合させてイ
ンクリボンカセット10をプリンタ本体12の所定場所
に装着する。また、巻取軸20の係合部20Dに係合溝
20Eを形成して、プリンタ本体12の回転駆動軸44
に形成された係合板44Bと係合させるようにする。こ
れにより、インクリボンカセット10をプリンタ本体1
2に容易に着脱でき、且つ、取外した状態でインクリボ
ン60を交換できるので、熟練を必要とせずに容易且つ
迅速に行うことができる。また、インクリボンカセット
10をプリンタ本体12から取外さなくてもインクリボ
ン60の交換ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はプリンタのインクリボンカセットに係り、特に生産ライン、梱包ライ ン、包装ライン等に組み込まれるラベリングロボット等の高機能プリンタの印字 部に使用されるインクリボンカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、各工場では合理化の一環としてラインの自動化による省力化が行われ、 生産ライン、梱包ライン、包装ライン等にラベリングロボット等の高機能プリン タを組込むようになってきた。そして、このようなプリンタの印字部に使用され るインクリボンの交換は、作業員が巻回されたインクリボンの新ロールを、プリ ンタ本体に設けられたインクリボン供給軸に装着し、インクリボンの先端部を引 出しながら、インクリボンの搬送経路に設けられた案内ローラを介して印字部の サーマルヘッドとプラテンローラとの間を通し、インクリボン巻取軸に繋げてい た。また、上記インクリボンの交換作業は主として男性作業員の仕事として行わ れていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、生産ライン等で働く作業員として、男性作業員のみならず、女 性作業員がインクリボンの交換を行う必要性がでてきている。これら作業員にと って、従来のようなインクリボンの交換作業は負担になるばかりでなく交換作業 の操作ミスを招き易いという欠点があった。また、インクリボンの交換は、プリ ンタ本体の印字部を遮蔽する蓋を開けて作業するものの、作業員がプリンタ本体 内に手を入れて作業を行わなくてはならず、交換作業を適切且つ迅速に行うには 熟練を要するという問題があった。
【0004】 このような背景から、インクリボンの交換に熟練を要せず、誰にでも容易且つ 迅速にインクリボンの交換ができるインクリボンカセットが要望されていた。 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、インクリボンの交換作業を 熟練を要せずに容易且つ迅速に行うことのできるプリンタのインクリボンカセッ トを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
本考案は前記目的を達成する為に、取付板と、前記取付板に回転自在に支持さ れ、インクリボンのロールを巻回収納すると共に前記インクリボンを巻き戻して インクリボンの搬送経路に供給する供給軸と、前記取付板に回転自在に支持され 、前記取付板がプリンタ本体に装着された時にプリンタ本体に設けられた回転駆 動軸に係合されると共に、前記回転駆動軸の回転に連動して前記搬送経路に供給 されたインクリボンを巻取る巻取軸と、前記取付板に支持され、プリンタ本体側 に設けられた案内部材に嵌合することにより前記取付板を前記プリンタ本体の所 定場所に案内する案内部と、前記取付板に支持されると共に前記搬送経路に沿っ て設けられ、前記供給軸から巻取軸までのインクリボンの搬送経路を形成する複 数の経路形成部材と、からインクリボンカセットが形成され、前記インクリボン カセットは前記プリンタ本体の印字部に対して着脱自在に設けられたことを特徴 とする。
【0006】
【作用】
本考案のプリンタのインクリボンカセットによれば、インクリボンの交換を以 下の如く行うことができる。先ず、インクリボンカセットをプリンタ本体から取 り外す。この取り外し操作は、インクリボンカセットをプリンタ本体の反対方向 に引っ張ることにより、インクリボンカセットの案内部がプリンタ本体の案内部 材から引き抜かれると共に、インクリボンカセットの巻取軸とプリンタ本体の回 転駆動軸との係合が外れる。これにより、インクリボンカセットをプリンタ本体 から容易且つ迅速に取り外すことができる。次に、使用済みのインクリボンをイ ンクリボンカセットの供給軸及び巻取軸から取外す。次に、インクリボンカセッ トをプリンタ本体から取外した状態で、インクリボンのロールを供給軸に収納し 、ロールの先端部をインクリボンの搬送経路に沿って設けられた複数の経路形成 部材を介して巻取軸に繋げる。これにより、従来のインクリボンの交換のように 、作業員がプリンタ本体内に手をいれて交換作業をする必要がないので、熟練を 要せずに新しいインクリボンをインクリボンカセットに容易且つ迅速にセットす ることができる。次に、インクリボンカセットの案内部をプリンタ本体の案内部 材に嵌合させる。これにより、インクリボンカセットはプリンタ本体の案内部材 に案内されてプリンタ本体の所定場所に正確に装着することができるので、容易 且つ迅速にインクリボンカセットをプリンタ本体に装着することができる。この 時、インクリボンカセットがプリンタ本体に装着されると、巻取軸が前記回転駆 動軸に係合されるので、印字操作時には回転駆動軸の回転に連動して、インクリ ボンを巻取軸に巻き取ることができる。
【0007】 このように、本考案のプリンタのインクリボンカセットを使用すれば、インク リボンカセットをプリンタ本体から取外した状態でインクリボンを交換でき、イ ンクリボンカセットをプリンタ本体の所定場所に正確に装着できるので、インク リボンの交換を熟練を要せずに、容易且つ迅速に行うことができ、更には操作ミ スを生じることがない。
【0008】 また、本考案のインクリボンカセットは、取付板をプリンタ本体の側面側に位 置するように配設させたので、インクリボンカセットをプリンタ本体から取外さ なくても、従来のインクリボンの交換作業と同じ手順でインクリボンの交換を行 うことができる。これにより、従来のインクリボン交換操作に慣れている作業員 は従来通りの作業を行うことができ、インクリボンカセットをプリンタ本体から 取り外さないと作業がしにくい作業員の場合には、インクリボンカセットをプリ ンタ本体から取り外してインクリボンのロールを交換することができ、利便性を 向上させることができる。
【0009】
【実施例】
以下添付図面に従って本考案に係るプリンタのインクリボンカセット10の好 ましい実施例について詳説する。 図1に示すように、本考案のインクリボンカセット10は、プリンタ本体12 に装着される取付板14のプリンタ本体12側反対面にインクリボンカセット1 0を構成する各部材が配設されており、以下にその構造を説明する。
【0010】 前記取付板14は、その上部が略四角形状に切り欠かれて形成され、リボンカ セット10をプリンタ本体12に装着した時、プリンタ本体12に設けられた図 示しない印字部がインクリボンカセット10内に収納されるようになっている。 また、取付板14の前記切り欠き上部には凹板16が取付けられ、プリンタ本体 12に設けられた図示しない磁石片に吸着してインクリボンカセット10のプリ ンタ本体12への固定を補助するようになっている。また、取付板14の下部側 には、図示しないインクリボンのロールを着脱自在に収納する供給軸18が回転 自在に支持され、取付板14の他方の下部側には、前記供給軸18に嵌装したロ ールから供給されるインクリボンを巻き取る巻取軸20が回転自在に支持されて いる。また、供給軸18と巻取軸20の上方には、取付板14と所定間隔を有し て側板22が設けられ、この側板22は複数の丸棒24、24…により取付板1 4に平行に支持されている。また、側板22の上端部には前記丸棒24と平行な ガイド板26が取付けられ、このガイド板26及び前記各丸棒24、24…は、 供給軸10から巻取軸20までのインクリボンの搬送経路を形成している。そし て、この搬送経路を形成させることにより、インクリボンカセット10をプリン タ本体12に装着した時に、プリンタ本体12の印字部を構成するサーマルヘッ ドとプラテンローラとの間にインクリボンを確実に挟持させることができる。ま た、前記側板22には、インクリボンカセット10をプリンタ本体12に装着し た時に装着状態を確認できるように開口窓28が形成されていると共に、装着又 は取外しを行う際の把手30が設けられている。
【0011】 また、取付板14と側板22との間の所定位置には、前記丸棒24に平行な中 空形状の案内管32が設けられ、この案内管32の両端口は取付板14と側板2 2とに夫々形成された丸穴34、34に繋がっている。そして、この案内管32 とプリンタ本体12に設けられた案内棒36とが互いに嵌合するようになってい る。これにより、インクリボンカセット10をプリンタ本体12に装着する場合 、前記案内管32を前記案内棒36に嵌合させていくと、インクリボンカセット 10は案内棒36に案内されてプリンタ本体12の所定場所に正確に装着される ようになっている。
【0012】 また、取付板14の下部中央には、止めねじ38を差し込む穴40が形成され 、インクリボンカセット10をプリンタ本体12に装着した後、止めねじ38を 前記穴40から差し込んでプリンタ本体12に形成されたねじ穴42に螺合させ ることにより、インクリボンカセット10はプリンタ本体12に確実に固定され るようになっている。
【0013】 次に、図2及び図3に従って、インクリボンカセット10をプリンタ本体12 に装着した際の、前記巻取軸20と、プリンタ本体12に設けられた回転駆動軸 44と、の動力伝達機構について説明する。図2に示すように、巻取軸20は主 として回転軸20Aと、回転軸20Aに嵌装されて回転軸20Aに連動して回転 するインクリボンボス20Bと、取付板に固定され軸受を介して回転軸20Aを 軸支する軸受部材20Cとから構成されている。そして、インクリボンカセット 10をプリンタ本体12に装着する場合、前記軸受部材20Cがプリンタ本体1 2の基板に形成された挿通穴の支持リング48に支持されながら、前記軸受部材 20Cから回転駆動軸44側に突出した回転軸20Aの係合部20Dが回転駆動 軸44の先端部44Aに当接するようになっている。
【0014】 また、図3に示すように、前記係合部20Dの先端面には回転軸20Aの径方 向に係合溝20Eが刻まれている一方、前記回転駆動軸44の先端部44Aには 係合板44Bが設けられ、スプリング44Gで係合部20D方向に付勢されてい る。また、回転駆動軸44の先端部44Aには、前記係合板44Bが収納される 収納溝44Cが形成されると共に、前記収納溝44Cを形成する両側面から回転 駆動軸44の外周に向かって収納溝44Cに対して直角に穿設された2個の長穴 44E、44Eが形成されている。そして、前記係合板44B面に直角に貫通す る支持棒44Fの両端が前記2個の長穴44E、44Eに架設され、図中X−X 方向に移動できるようになっている。これにより、係合板44Bの先端部を押圧 すると、係合板44Bはスプリング44Gの付勢力に対抗して収納溝44C内に 収納され、押圧が解除されると、スプリング44Gの付勢力により収納溝44C から飛び出すようになっている。
【0015】 また、図2に示すように、回転駆動軸44には、クラッチ部50と、回転駆動 軸44に対して回転自在なプーリー52とが設けられ、前記プーリー52は図示 しない回転駆動源と無端ベルトで連結されている。これにより、回転駆動源を作 動させてプーリー52を回転させると、プーリー52の回転力は前記クラッチ部 50を介して回転駆動軸44に伝達され、更に、前記係合部20Dの係合溝20 Eと回転駆動軸44の係合板44Bとの係合により前記巻取軸20に伝達される ようになっている。また、巻取軸20に異常なトルクが加わると、前記クラッチ 部50が滑ることにより巻取軸20は一定の巻取力でインクリボンを巻き取れる ようになっている。
【0016】 次に、上記の如く構成された本考案のプリンタのインクリボンカセット10の 作用について説明する。 先ず、インクリボンカセット10をプリンタ本体12から取外す方法を説明す ると、図1に示すように、インクリボンカセット10の止めねじ38を外した後 、把手30を持ってインクリボンカセット10を図中矢印方向に引っ張る。これ により、インクリボンカセット10の案内管32がプリンタ本体12の案内棒3 6から引き抜かれるので、インクリボンカセット10をプリンタ本体12から容 易に取外すことができる。この時、巻取軸20の係合部20Dに形成された係合 溝20Eは、プリンタ本体12の回転駆動軸44の係合板44Bから外れると共 に、軸受部材20Cが支持リング48から引き抜かれる。
【0017】 次に、インクリボンカセット10にインクリボン60の新ロールをセットする 方法について説明すると、図4に示すように、巻芯62に巻回されたインクリボ ン60の新ロールを供給軸18に嵌装させる一方、空の巻芯64を巻取軸20に 嵌装させておく。続いて、図5に示すように、前記新ロールからインクリボン6 0の先端部を引出し、その先端部を丸棒24及びガイド板26を介して巻取軸2 0に嵌装した巻芯64に接着テープ66等で接着し、インクリボン60の搬送経 路を形成させる。これにより、インクリボンカセット10をプリンタ本体12か ら取外した状態でインクリボン60の新ロールをインクリボンカセット10にセ ットできるので、操作ミスを生じることがなく又熟練をも必要としない。
【0018】 次に、新ロールがセットされたインクリボンカセット10をプリンタ本体12 に装着する方法を説明すると、図5に示すように、インクリボンカセット10の 案内管32をプリンタ本体12の案内棒36に嵌合させていくと共に、巻取軸2 0の軸受部材20Cを支持リング48に挿入させる。これにより、インクリボン カセット10は案内棒36に案内されてプリンタ本体12の所定場所に装着され ると共に、巻取軸20の前記係合溝20Eと回転駆動軸44の前記係合板44B とが係合される。もし、係合溝20Eと係合板44Bとが係合されない場合、即 ち係合板44Bが前記係合部20Dに押圧されて前記収納溝44Cに収納された 状態の場合には、手動で巻取軸20を半回転程度回転させてやることにより係合 させることができる。また、手動で係合させなくとも、印字部の作動に伴って回 転駆動軸44が回転して、回転係合溝20Eと係合板44Bとの位置が合致した 時に、係合板44Bはスプリング44Gの付勢力により収納溝44Cから飛び出 して係合溝20Eに自動的に係合されるので問題ない。また、図6に示すように 、インクリボンカセット10に形成された搬送経路によりインクリボン60はサ ーマルヘッド54とプラテンローラ56との間に確実に挟持させることができる 。これにより、インクリボンカセット10をプリンタ本体12の所定場所に容易 且つ正確に装着させることができると共に、回転駆動軸44の回転動力を確実に 巻取軸20に伝達させることができる。
【0019】 最後に、止めねじ38を止めてインクリボンカセット10をプリンタ本体12 に確実に固定すると共に、図6に示すように、前記レバー58を図中矢印方向に 動作させて、インクリボン60をサーマルヘッド54とプラテンローラ56とで 押圧する。尚、図示していないが、プリントされる用紙がインクリボン60と重 ね合わされるようにサーマルヘッド54とプラテンローラ56との間に押圧され ることは言うまでもない。
【0020】 以上説明したように、本考案のプリンタのインクリボンカセット10を使用す れば、インクリボンカセット10をプリンタ本体12から取外した状態でインク リボン60を交換でき、インクリボンカセット10をプリンタ本体の所定場所に 正確に装着させることができるので、インクリボン60の交換を熟練を要せずに 、容易且つ迅速に行うことができ、更に操作ミスを生じることがない。
【0021】 また、本考案のインクリボンカセット10は、取付板14に配設された各部材 が、プリンタ本体12に対して反対側面に配設されるようにしたので、インクリ ボンカセット10をプリンタ本体12から取外さなくても、従来のインクリボン 60の交換作業と同じ手順でインクリボン60の交換を行うことができる。従っ て、従来のインクリボン60交換操作に慣れている作業員は従来通りの作業を行 うことができ、インクリボンカセット10をプリンタ本体12から取り外さない と作業がしにくい作業員の場合には、インクリボンカセット10をプリンタ本体 12から取り外してインクリボン60の交換を行うことができ、利便性を向上さ せることができる。
【0022】 尚、本実施例では、供給軸18及び巻取軸20に使用済みのインクリボンがセ ットされていない状態から出発して説明したが、使用済みのインクリボンがセッ トされている場合には、プリンタ本体12からインクリボンカセット10を取外 した後、使用済みのインクリボンを供給軸18及び巻取軸20から取外す操作が 加わるだけで、基本的な操作は同じである。また、インクリボンカセット10を 2個以上用意しておいて、インクリボンカセット10にインクリボン60を予め セットしておいたものを交互に使用すると、インクリボンの交換を更に容易且つ 迅速に行うことができると共に、インクリボン60の幅サイズや色違いの物を数 種使い分けするような場合、インクリボンカセット10にセットされたままにし ておき、交互にカセット交換することにより作業効率が上がり、インクリボン6 0の着脱交換時に発生するインクリボンロスが無くなり経済的である。
【0023】 尚、本実施例では、プリンタ本体に案内棒を設け、インクリボンカセットに中 空な案内管を設けてお互いを嵌合させるようにしたが、プリンタ本体に中空な案 内管を設けて、インクリボンカセットに案内棒を設けてもよい。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のプリンタのインクリボンカセットによれば、イ ンクリボンカセットの案内部をプリンタ本体の案内部材に嵌合させるようにした ので、インクリボンカセットをプリンタ本体の所定場所に容易に装着したり、プ リンタ本体から容易に取外したりすることができる。また、インクリボンカセッ トに経路形成部材を設けてインクリボンの搬送経路を形成させるようにしたので 、プリンタ本体に装着されたインクリボンカセットのインクリボンはプリンタ本 体の印字部に的確に挟持させることができる。また、インクリボンカセットをプ リンタ本体に装着した時に、巻取軸がプリンタ本体に設けられた回転駆動軸に係 合されるようにしたので、インクリボンカセットをプリンタ本体に装着するだけ で、回転駆動軸の回転動力を確実に巻取軸に伝達させることができる。
【0025】 従って、本考案のプリンタのインクリボンカセットを使用すれば、インクリボ ンカセットをプリンタ本体から取外した状態でインクリボンをセット交換でき、 インクリボンカセットをプリンタ本体の所定場所に正確に装着できるので、イン クリボンの交換を熟練を要せずに、容易且つ迅速に行うことができ、更に操作ミ スを生じることがない。
【0026】 また、本考案のインクリボンカセットは、取付板をプリンタ本体の側面側に位 置するように配設させたので、インクリボンカセットをプリンタ本体から取外さ なくても、従来のインクリボンの交換作業と同じ手順でインクリボンの交換を行 うことができる。従って、従来のインクリボン交換操作に慣れている作業員は従 来通りの作業を行うことができ、インクリボンカセットをプリンタ本体から取り 外さないと作業がしにくい作業員の場合には、インクリボンカセットをプリンタ 本体から取り外してインクリボンの交換を行うことができ、利便性を向上させる ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプリンタのインクリボンカセット
の斜視図
【図2】本考案の巻取軸とプリンタ本体の回転駆動軸の
動力伝達機構を示した断面図
【図3】図2の要部拡大図
【図4】本考案のインクリボンカセットにインクリボン
をセットする説明図
【図5】本考案のインクリボンカセットをプリンタ本体
に装着する説明図
【図6】本考案のインクリボンカセットがプリンタ本体
に装着された状態図
【符号の説明】
10…インクリボンカセット 12…プリンタ本体 14…取付板 18…供給軸 20…巻取軸 20E…係合溝 22…側板 24…丸棒 26…ガイド板 32…案内管 36…案内棒 44…回転駆動軸 44B…係合板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付板と、前記取付板に回転自在に支持
    され、インクリボンのロールを巻回収納すると共に前記
    インクリボンを巻き戻してインクリボンの搬送経路に供
    給する供給軸と、 前記取付板に回転自在に支持され、前記取付板がプリン
    タ本体に装着された時にプリンタ本体に設けられた回転
    駆動軸に係合されると共に、前記回転駆動軸の回転に連
    動して前記搬送経路に供給されたインクリボンを巻取る
    巻取軸と、 前記取付板に支持され、プリンタ本体側に設けられた案
    内部材に嵌合することにより前記取付板を前記プリンタ
    本体の所定場所に案内する案内部と、 前記取付板に支持されると共に前記搬送経路に沿って設
    けられ、前記供給軸から巻取軸までのインクリボンの搬
    送経路を形成する複数の経路形成部材と、からインクリ
    ボンカセットが形成され、前記インクリボンカセットは
    前記プリンタ本体の印字部に対して着脱自在に設けられ
    たことを特徴とするプリンタのインクリボンカセット。
JP1992092984U 1992-12-28 1992-12-28 プリンタのインクリボンカセット Expired - Lifetime JP2597859Y2 (ja)

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