JPH0652898U - 箱船玩具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 基本的部品の中の任意のものを、各々組立と
分解のできる多数の相互関連エレメントで作る箱船玩
具。 【構成】 箱船玩具は、船体１２船体に解放自在に係止
した甲板１４並びに甲板に解放自在に係止したキャビン
とを有する。キャビンには組立体全体を運ぶための取手
手段を備える。船体１２は、その上縁から突出する一対
のタブ２６を有し、甲板の周囲レール３０にはタブ２６
を受け入れる一対の垂直方向貫通孔３８を設ける。船体
の各タブ２６は、各々が対応する孔３８内に位置決めし
た後、レール３０と係合できる横向きの突起２８を備
え、これが孔３８の中を移動して突起２８と自動係止す
るよう、レール３０との係合時に弾性的に撓むことがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は箱船玩具に関する。

【０００２】

【従来の技術とその問題点】

ノアと洪水の聖書の物語は長い間子供に人気があり、特に世界のアニマルを２ 疋ずつ箱船に乗せることは小さな小供の興味をそそった。この箱船は特にそのよ うに呼んでおり、またその独特の構成から色々の場合に、玩具として作られてき た。その例は次の特許に存在する。 特許第１４0,０８８号 Russell １９４５年１月２３日 特許第２２9,８４６号 Rae et al １９７４年１月８日 特許第２３0,３６６号 Schmidt et al １９７４年２月１２日 このような玩具はノアと洪水の物語を伝えることを目的とし、且つ子供の遊び 用具すなわち引き玩具や水上に浮きボートとして使用しているが、手先の器用さ や形状や空間的関係等を奨励し指導する点に関する限り余り価値が無い。

【０００３】

【問題点を解決するための手段】

本考案は箱船とノアー氏とその夫人と多くの対になったアニマルと斜道とを包 含し、これらのすべてのものが動物を集める物語を簡単に教えることができるよ うに相互に関連しており、また同時に部品の組立と操作において手先の器用さと 空間的関係を訓練できるようにしたノアの箱船を提供する。 また、玩具の基本部品の中の任意のものそれ自体を各々基礎的な機械的な熟練 を要する組立と分解のできる多数の相互関連エレメントで作る。 特に、前記箱船は３個のエレメント、すなわち室を形作る船体と、前記船体と まさつ的に係合しかつこれに嵌り係止する甲板と、該甲板に支持されそこに嵌り 係止するキャビンとを包含している。それぞれの場合に、前記嵌り係止装置は特 に小さな子供にとって簡単な分離装置として使用できる拡大操作タブを備えてい る。船体によって形作られる室は斜道やノア氏やその夫人等の部品を収納できる 。箱船上の最も高い所に在るキャビンは特殊形状の屋根を備え、その屋根の頂上 隆起部分は子供が玩具を容易につかんで運ぶことができる取手すなわち把手とな る。

【０００４】 アニマルその自体はつがいになっていて、各つがいのアニマルは全く同一外形 を備え、２個の同一のアニマルのユニットに組立てるため２個ずつアニマルを並 べて接合する分離自在の組合せ用連結エレメントを持っている。 斜道が特に箱船の甲板レールに分離自在に係合して、アニマルの通行する傾斜 面を作っている。斜道に１連の段を設け、この段はアニマルの脚をぴったり収容 できる形状にし、またアニマルを斜道上に自立させるための支えとなる。箱船の 甲板は１連の区画に分割されている中央くぼみを備え、箱船の両外側を向かせた １対の直立状のアニマルユニットを前記くぼみの各区画に収容している。また前 記甲板はノアー氏と彼の妻を表示する小さな人形を入れる前部と後部のコクピッ トを備えている。

【０００５】

【実施例】

特に本考案を参照すれば、数字１０は箱船を示すのに用いられる。箱船１０は 容易に分離できる相互連結した３個の部材、すなわち船体１２と、甲板１４と、 キャビン１６とからできている。 玩具のベースとなる船体１２は平らな底部１８と、そこから立ち上がった重ね 外板に仮装した彎曲側壁２０とを備えたワンピースの成形部材である。対向した 両側壁２０が狭い船首端と船尾端を形成し、仮装のキール２２が船体の中央を延 びてその末端は上向きの船首と船尾のキールステム２４となっている。 側壁２０の上端縁は両方のキールステム２４の上端の間に連続していて、該側 壁２０と船体底部１８がビルジ室を形成している。１対の係止用タブ２６が前記 両キールステム２４の一体構造の平らな連続部分として壁の上端縁の上に延在す る。これらのタブ２６はそれぞれ船体端縁部のすぐ上の位置に外側を向いた突起 ２８を備え、該突起２８が横方向を向いた係止用肩部となる。前記タブ２６はあ とで説明するように相手の係止用突起２８に選択的に係合又は離脱するため弾力 性と可撓性がある。各タブ２６の実際の可撓性を、１対のスリット又はスロット ２９を設けることにより高められることができる。このスリット又はスロット２ ９は前記タブの両側の有効長さを船体の中にその上縁より下まで伸ばして、タブ を船体の上縁部分とは無関係にその下まで大きく撓わませるものである。図面か ら明らかなようにタブ２６は割合に幅が広く船体の側壁２０の上縁より相当長く 突出している。このため幼児も容易に近づいて取り扱うことができる。

【０００６】 甲板１４が船体１２の上縁全体に周囲レール３０を備えており、該レール３０ は船体２０の上部を緊密にとじ込める垂下フランジ３２を備えている。一体構造 のリブ３４が各側壁２０の外部に沿って長手方向に形成され且つ周囲フランジ３ ２の下縁のための座部を形成している。このリブ３４は同時の舷側のラブレール を仮装している。 甲板１４の両端において、レール３０が甲板のセンターライン面に沿って外方 に突出して突起３６を形成し、周囲フランジ３２が連続的にこの突起の周りに延 びて強化装置として機能する。この突起３６は２個のキールステム２４の上部に 一致してこれを囲む。 突起３６はそれぞれ細長い横スロット３８を備えている。甲板１４を船体１２ の上に位置決めするとき、甲板が下降して船体上の着座位置に接触すると、上方 突出のタブ２６がそれを収容するスロット３８と大体整合する。前記タブ２６は 、スロット３８の中に自動的に嵌り係止するため、対応する突起２８を前記スロ ットに通すのに僅かに長手方向内方に撓わませる必要があるように位置決めされ 、その後、タブ２６それ自体の弾力性によって突起２８を外方に移動させてその レールすなわち突起３６に重なり保持状態にする。図２及び図４に示すように突 起２８より上の各タブ２６の外面は幅のせまい上端から下向きの肩部にまで傾斜 していて、甲板と船体を互に係合させるときタブ２６を船体の長さに対して自動 的に内側へ撓わませるようになっている。このようにして甲板と船体の間に確実 な相互かみ合いが得られるが、甲板の分離は次のようにして容易に行う。すなわ ち突起（単数又は複数）を解放するようにタブを同時に又は別々に内側に移動さ せ、次に甲板を船体に対して外側に移動させて行う。前記タブは大きいので幼児 が容易に取扱うことができる。またタブが可撓性を有するので先ず１個のタブを 外し、次にもう１個のタブを外すことができる。

【０００７】 甲板１４はそれ自体レール３０の対向側部と前後部の隔壁４２とによって形成 される中央の大形くぼみ４０を備えている。前記くぼみは一体構造的に上方に突 出し横方向に延びた分割部材すなわち分割リブ４６によって全幅にわたり上向き の多数の区画４４に分割されている。 隔壁４２はくぼみ４０の底部から立上る下部垂直壁部分４８と外側に傾斜した 上部壁部分５０とを備えている。各隔壁の垂直壁部分４８のすぐ上において前記 傾斜壁部分５０に横方向に細長い係止用スロット５２を備えている。 隔壁４２のすぐ外側、特にその傾斜壁部分５０に１対の前部と後部のコックピ ット５４を備え、該コックピットはノア氏とその妻を別々に表す人形５６をそれ ぞれ取外し自在に入れるための円筒状くぼみである。前記人形５６はそれぞれ対 応するコックピット５４に収容される円筒状ベースと、人物ににせた上部とを備 えている。 キャビン１６は甲板１４上でくぼみ４０の中に収めた一体成形ユニット又は独 立した小屋である。甲板のくぼみの中でキャビン１６は大きな窓６０を備えた前 部と後部の甲板５８を備えている。対向した側壁６２にキャビンから出入できる 大形開口又はドアー６４を備えている。切妻屋根６６に長手方向の中央隆起部６ ８を備えている。屋根６６は中央隆起部６８の両側にそれを取手として簡単につ かめるようにするため、またあとで説明するようにキャビン１６を取付ける際に キャビン１６を独立のユニットとして及び箱船全体をつかめるようにするため手 が入る大形開口７０を備えている。

【０００８】 キャビン１６を甲板１４及びそのくぼみ４０に取外し自在に取付けるために、 各端壁５８は一体構造の幅広く扁平な操作用タブ７２を備え、該タブ７２は窓の 開口６０の下縁すなわちしきい部分から該窓の中央に突出している。各タブ７２ は相手の隔壁のスロット５２内に嵌り係止するようになった外方突出の突起７４ を有する。端壁５８と端壁５８との間のキャビンの長さは基本的にくぼみ４０の 長さに大体一致し、該端壁５８を前部と後部の隔壁４２のすぐ内側に配置できる 。このようにして、キャビン１６がくぼみ４０に導入されるとき傾斜壁部分５０ によって導かれ、突起７４が隔壁４２の傾斜壁部分５０に接触して、該突起７４ がスロット５２に整合するまでタブ７２を僅かに内側に撓わませる。この整合時 にタブ７２の固有の弾力性によってそれを外側に弾発させ、それに対応して突起 ７４をスロット５２の中に係止させる。タブ７２の可撓性を増大し且つ可撓面を 窓６０のしきい端縁部の下まで移動させるため、各タブ７２は実際に対応する窓 端縁部の下に伸びていて、その伸びは各タブ７２の両側の端壁５８内の１対の垂 直スロット７６によって与えられている。図面から分るように幼児がタブ７２に 容易に近づいて操作することができる。同様に突起７４が対応するスロット５２ 内に係合すると確実な相互固定作用を呈し、これによって箱船全体を、屋根の把 持用取手をつまんで運搬することができる。

【０００９】 特に図２を参照すれば、突起７４が対応する隔壁のスロット５２にはまるとキ ャビンは完全に最外側の２個のくぼみ区画に着座し、かくしてしっかりした相互 嵌合状態になる。また中央ドアー６４の両側のキャビンの側壁６２の幅は端部区 画の幅にぴったりと一致してキャビン１６が甲板のくぼみ４０に対して長手方向 に移動するのを防止する。 上方に口を開いた残りのくぼみ区画４４は特に背中合せに配置したアニマルユ ニット７８を入れるようになっている。２個のアニマルユニットは自由にくぼみ 区画に入れたり出したりできるようにその長さと幅を決めてある。 図面から分るように色々と違う種類のアニマルのために別々のアニマルユニッ トを設けてある。アニマルユニット７８はそれぞれの場合に同一の外形を有する ２個のアニマル部材８０、８２から成り、またこの部材は基本的に扁平部材であ り、その外面から強化用の周縁フランジ８４が突出している。組立てるときアニ マル部材８０、８２の内面が互に接触し、フランジ８４がアニマルユニットの両 側から突出するようになる。前記フランジ８４は強度と剛性を与えるように加え て、組合せた脚の底部に割合広いベースを作りアニマルユニット７８が自分で立 てるようになる。

【００１０】 各アニマルユニット７８のアニマル部材８０、８２はその相手のための解放自 在の連結装置を備え、ノアの物語による二つずつの関係を提供できるようになっ ている。このような連結装置はアニマル部材８０の本体の中央に作った特殊形状 の孔８６と、それに対応した形状の第２アニマル部材８２の内側から突出する突 起８８とを含んでいる。この突起８８は図１２に示すように、アニマル部材８２ の側部に平行であるがそこから僅かにずれてアニマル部材８２の外面に対応する くぼみ９４を形成する内側ウエブ９２を備えた端縁部形成用フランジ９０を包含 している。前記突起８８は特に孔８６の中に摩擦係合して前記両アニマル部材を 並べて解放自在に固定してアニマルユニット７８を形成することができる。 前記連結装置すなわち各アニマルユニットの孔８６とその孔に入る突起８８は 、その他のアニマルユニットのすべてに対して異っており、アニマル部材を誤ま って組合せることのないようにしている。したがって子供が形状をくらべてアニ マル部材を正しく組合せる際に、整合するアニマル間の確実なかみ合いによって 、その子供をほめることができる。アニマルが整合しないときかみ合いが不可能 となり、したがってもう１回やり直しなさいと子供に注意を与えることができる 。

【００１１】 アニマルユニットをもっともらしく箱船に入れるためまた除くため細長い斜道 ９６を設けている。この斜道９６もまた一体に成形した部材でり、その横方向に 多数の段９８を設け、この段９８はアニマルユニット７８の下端すなわち脚の形 状にぴったりはまるアーチ状の溝であり、そのためアニマルユニット７８は図５ に示すように前記斜道に直立できる。図面から分るように、勿論アーチ状段９８ の間隔をアニマルユニットの脚の間隔に一致させる必要がある。またアニマルユ ニットは違った形状であるがその間に基本的な類似性が存在し、例えば脚の間隔 と脚の形状が類似であり、また大体垂直な後端縁部を持っている。 斜道９６は甲板レール３０に係合するようになった下方向に曲った把持用の上 端縁１００を備え、該斜道９６は甲板レールから割合ゆっくりしたスロープで外 側の地面接触端までのびている。 また斜道９６は長手方向に対応側部レール１０２を備え、この側部レールは斜 道９６の中央の段形成部分を安定化するものであり、またアニマルユニットを斜 道に沿って移動させるときこれを斜道上に保持させようとする側部さくとしても 役立つ。

【００１２】 斜道９６は使用しないとき甲板１４の下の船体１２内の大形室の中に収納する ことができる。同じように、人形５６とアニマルユニット７８の中のすべてでは なくてもその中の或るものは箱船の中に屋根形成用取手から入れて収納すること ができる。 組立てた箱船はその甲板区画がアニマルユニットの安定した収納域となり、ま た同時にアニマルユニットの挿入並びに取り出しのため容易に接近できるように する。幼児が手ぎわよくチャレンジするようにするために箱船の部品は、相手の スロットのある部材に弾力的に嵌まる突起を有する取扱い容易な大形タブを主と して操作して、選択的に組立てたり分解したりできるようになっている。特に図 １の組立図から分るようにタブは容易に接近でき、また箱船の全体的形状並びに 構造に合うように効果的に曲げることができる。 アニマルユニットそれ自体は対応するアニマル部材の組合せに幼児をチャレン ジさせると同時に、正しい組合せのアニマル部材を連結し、またその後で分離さ せるための簡単な装置を提供する。アニマル部材の分離に関して言えば、アニマ ル部材８２のフランジ形成突起８８内に設けた中央ウエブ９０を幼児が単に押す ことによってアニマル部材を分離できるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】すべての部品を組立てた本考案の玩具の斜視
図。

【図２】箱船の長手方向の断面図。

【図３】図２の線３−３における断面図。

【図４】箱船の部品の拡大断面図。

【図５】斜道を定位置に取付けてアニマルユニットを箱
船の中と斜道に配置した図３に類似の断面図。

【図６】１個のアニマルユニットを代表的に示した玩具
の全部品の分解斜視図。

【図７】アニマル部材の内側の正面図。

【図８】図７のアニマル部材の側面図。

【図９】組合せる相手のアニマル部材の側面図。

【図１０】図９のアニマル部材の内側の正面図。

【図１１】組合せた１対のアニマル部材からなるアニマ
ルユニットの斜視図。

【図１２】連結装置を示す図１１の線１２−１２におけ
る拡大断面図。

【符号の説明】

１０ 箱船 １２ 船体 １４ 甲板 １６ キャビン １８ 底部 ２０ 側壁 ２４ キールステム ２６ タブ ２８ 突起 ２９ スロット ３０ レール ３２ フランジ ３４ リブ ３６ 突起 ３８ スロット ４０ くぼみ ４２ 隔壁 ４４ 区画 ４６ リブ ４８ 垂直壁部分 ５０ 傾斜壁部分 ５４ コックピット ５６ 人形 ５８ 壁 ６０ 窓 ６２ 側壁 ６４ 開口ドアー ６６ 屋根 ６８ 中央隆起部 ７０ 開口 ７２ タブ ７４ 突起 ７６ スロット ７８ アニマルユニット ８０、８２ アニマル部材 ８６ 孔 ９０ フランジ ９４ くぼみ ９６ 斜道 １０ 上端縁部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ジョン アール ノッティンガム アメリカ合衆国 オハイオ州 44022 モ アランド ヒルズ ストーンウッド ドラ イヴ 60 (72)考案者 ジョン ダブリュー スパイアーク アメリカ合衆国 オハイオ州 44022 モ アランド ヒルズ ストーンウッド ドラ イヴ 50 (72)考案者 マーチン ジェイ ウォルフ アメリカ合衆国 ロードアイランド州 02904 ノース プロヴィデンス スミス フィールド ロード 528

Claims (10)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 船体（１２）と、中央くぼみ（４０）を
   有する甲板（１４）と、前記くぼみ（４０）の上に位置
   するキャビン（１６）とを有し、前記船体が底部（１
   ８）と、対向した側壁（２０）と、船首と、船尾とを有
   し、前記側壁（２０）が前記底部（１８）から上向きに
   かつ前記船首と船尾の間を長手方向に延び、しかも外方
   にふくらんでビルジ室を構成し、前記船体（１２）の上
   縁が前記側壁（２０）によって形成され、前記甲板（１
   ４）が前記船体の上縁上に収容される周囲レール（３
   ０）を有している、箱船玩具において、前記船体（１
   ２）は、前記船体（１２）の上縁より上に突出する一対
   のタブ（２６）を有し、前記甲板のレール（３０）は、
   前記船体のタブ（２６）を受け入れるための一対の垂直
   方向貫通孔（３８）を有し、船体の各タブ（２６）は、
   前記タブ（２６）の各々が対応する孔（３８）内に位置
   決めされた後前記レール（３０）と係合できる横向きの
   突起（２８）を備え、前記船体のタブ（２６）は、これ
   が前記孔（３８）の中を移動して前記突起（２８）との
   自動係止を行わせるために、レール（３０）との係合時
   に弾性的に撓むことができ、前記船体のタブ（２６）
   は、該タブを孔（３８）から引っ張り出すために突起
   （２８）と前記孔（３８）とを手で整合させることがで
   きるように弾性的に撓むことができることを特徴とする
   箱船玩具。
2. 【請求項２】 前記甲板の中央くぼみ（４０）は前部と
   後部の隔壁（４２）を有し、前記キャビンは、前記隔壁
   （４２）のすぐ内側で前記くぼみ（４０）内に受け入れ
   られた前部と後部の壁（５８）を有し、各隔壁（４２）
   は、傾斜した壁部分（５０）及びこの傾斜した壁部分の
   したに位置決めされた孔（５２）を有し、前記キャビン
   は、前記前部及び後部のキャビン壁の各々に設けられた
   タブ（７２）を有し、前記タブ（７２）の各々には保持
   用突起（７４）が設けられ、前記タブ（７２）は、前記
   保持用突起（７４）を前記孔（５２）の中へ自動的に係
   止させるために、前記隔壁（４２）の前記傾斜した壁部
   分（５０）との係合時に弾性的に撓むことができ、前記
   タブ（７２）は、前記保持用突起（７４）を孔（５２）
   から引っ張り出すため手で撓ませられるように弾性的に
   撓むことができる、請求項１に記載の箱船玩具。
3. 【請求項３】 前記キャビンは、前記前部と後部の壁の
   間に横方向に屋根（６６）を有し、前記屋根（６６）
   は、中央隆起部分（６８）と、前記隆起部分を取手とし
   てつまむため前記隆起部分の両側に手を入れる開口（７
   ０）とを有している、請求項２に記載の箱船玩具。
4. 【請求項４】 沢山のアニマルユニットとの組合せであ
   って、前記くぼみ（４０）が前記アニマルユニットを受
   け入れる横方向に隣接して上方に開口した一連の区画を
   有する、請求項１に記載の箱船玩具。
5. 【請求項５】 斜道（９６）を備え、該斜道がレールに
   係合する上端（１００）を有し、前記斜道（９６）が前
   記レール（３０）に係合する上端（１００）から前記船
   体（１２）より外方に離れていて前記甲板（１４）より
   低い下端まで斜めに延びるようになっており、前記斜道
   が（９６）がそれに沿って上端と下端との間に段（９
   ８）を有し、前記アニマルユニット（７８）が脚部分を
   有し、前記段（９８）は、前記アニマルユニットの脚部
   分を受け入れかつそれと一致するように形作られてい
   る、請求項４に記載の箱船玩具。
6. 【請求項６】 前記くぼみ区画（４０）はそれぞれ一対
   の整列したアニマルユニット（７８）の合計長さに大体
   等しい長さのものであり、各区画（４０）は一個のアニ
   マルユニット（７８）の幅と大体等しい幅のものであ
   る、請求項５に記載の箱船玩具。
7. 【請求項７】 各アニマルユニットが全く同様な外形を
   有する一対のアニマル部材（８０、８２）からなり、該
   アニマル部材をそれを並べて接合するための分離自在の
   組合せ用連結エレメント（８６、８８）を有する、請求
   項６に記載の箱船玩具。
8. 【請求項８】 各アニマルユニット（７８）のアニマル
   部材（８０、８２）がその他のすべてのアニマルユニッ
   トのアニマル部材と異なっている、請求項７に記載の箱
   船玩具。
9. 【請求項９】 各アニマルユニット（７８）の組合せ用
   連結エレメント（８６、８８）はその他のすべてのアニ
   マルユニットのアニマル部材と異なっている、請求項８
   に記載の箱船玩具。
10. 【請求項１０】 各アニマルユニットのアニマル部材
    は、体面する内側側壁と外向きの外周壁とを有し、各ア
    ニマルユニット（７８）の組合せ用連結エレメント（８
    ６、８８）は第１のアニマル部材の内側側壁を貫通する
    孔（８６）と、第２アニマル部材の内側側壁から延びる
    突起（８８）とを有し、前記突起は形状が第１アニマル
    部材の孔に一致し、その中に摩擦的に受け入れることが
    できる、請求項９に記載の箱船玩具。