JPH0652860B2 - 発振回路 - Google Patents

発振回路

Info

Publication number
JPH0652860B2
JPH0652860B2 JP1055920A JP5592089A JPH0652860B2 JP H0652860 B2 JPH0652860 B2 JP H0652860B2 JP 1055920 A JP1055920 A JP 1055920A JP 5592089 A JP5592089 A JP 5592089A JP H0652860 B2 JPH0652860 B2 JP H0652860B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
resistor
mirror
current
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1055920A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02235427A (ja
Inventor
徹 松本
Original Assignee
日本プレシジョン・サーキッツ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本プレシジョン・サーキッツ株式会社 filed Critical 日本プレシジョン・サーキッツ株式会社
Priority to JP1055920A priority Critical patent/JPH0652860B2/ja
Publication of JPH02235427A publication Critical patent/JPH02235427A/ja
Publication of JPH0652860B2 publication Critical patent/JPH0652860B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は発振回路に関する。
[従来の技術] 第3図は、従来のCR発振回路を示した電気回路図であ
る。
この発振回路は、基本素子を集積回路内に形成し、集積
回路の外部接続端子に発振周波数調整用の抵抗を接続す
る、いわゆる一端子型の発振回路に対して広く用いられ
ている。
第3図において、破線で囲まれた部分は集積回路内に形
成されており、集積回路の外部接続端子PTMに発振周
波数調整用の充電抵抗PRGが接続されている。
つぎに、第4図を参考にして回路動作の説明を行う。
RS型のフリップフロップPFFの出力が“0”のとき
は、第4図に示す充電動作が行われる。フリップフロッ
プPFFの出力が“0”のときには、トランジスタPT
Rはオフ状態となる。そのため、キャパシタPCP1
は、充電抵抗PRGを通した充電電流により充電され
る。キャパシタPCP1の端子電圧vbは、第4図に示
すようにしだいに増大する。端子電圧vbが予め設定さ
れた電圧v1よりも大きくなると、コンパレータPCM
1の出力は“1”から“0”になる。その結果、フリッ
プフロップPFFがセットされ、出力が“0”から
“1”になる。
RS型のフリップフロップPFFの出力が“1”になる
と、第4図に示す放電動作が行われる。フリップフロッ
プPFFの出力が“1”のときには、トランジスタPT
Rはオン状態となる。そのため、キャパシタPCP1に
蓄えられていた電荷は、放電抵抗PRG1を通して放電
される。キャパシタPCP1の端子電圧vbは、第4図
に示すようにしだいに減少する。端子電圧vbが予め設
定された電圧v2よりも小さくなると、コンパレータP
CM2の出力は“1”から“0”になる。その結果、フ
リップフロップPFFがリセットされ、出力が“1”か
ら“0”になる。
以上述べた動作が繰り返され、フリップフロップPFF
の出力は、第4図に示す充放電に従って反転し、発振出
力が得られる。
[解決しようとする課題] 上記従来の発振回路では、放電動作が行われるときち、
キャパシタPCP1には、放電抵抗PRG1を通して放
電電流が流れるとともに、充電抵抗PRGを通した充電
電流も流れる。そのため、充電抵抗PRGの値を放電抵
抗PRG1の値に対してある程度大きくしないと、充電
電流の影響で十分な放電動作ができない。また、充電抵
抗PRGの値を小さくしようとして、放電抵抗PRG1
の値を必要以上に小さくすると、放電時間が短くなり、
コンパレータPCM1、PCM2およびフリップフロッ
プPFFでの動作遅延に基くアンダーシュートが生じ、
発振特性に悪影響をもたらす。従って、充電抵抗PRG
の値をあまり小さくすることができず、そのために充電
時の時定数が大きくなり、高い周波数で発振させること
ができなかった。
また、第3図において破線で囲まれた部分を集積回路内
に形成した場合、以下に示すような問題があった。
(1)放電抵抗PRG1には半導体の拡散抵抗を用いる
ため、放電抵抗PRG1の温度変化が大きくなり、その
ため安定した発振特性を得ることができない。
(2)放電抵抗PRG1の抵抗値のバラツキを少なくす
るため、放電抵抗PRG1の形成面積を大きくする必要
がある。そのため、集積回路のチップ面積が増大する。
本発明の第1の目的は、高い周波数で発振させることの
できる発振回路を得ることである。
本発明の第2の目的は、基本素子を集積回路内に形成し
たときに、温度特性にすぐれ、しかも集積回路のチップ
面積を小さくできる発振回路を得ることである。
[課題を解決するための手段] 本発明における発振回路は、キャパシタの両端の電圧に
応じて充電モードまたは放電モードを選択する選択回路
を設け、 充電モードが選択されているときには、第1のスイッチ
ング回路により抵抗と上記キャパシタとに流れる充電電
流の経路を形成し、この充電電流により上記キャパシタ
に電荷を充電し、 放電モードが選択されているときには、第2のスイッチ
ング回路によりカレントミラー回路の基準トランジスタ
と上記抵抗とに流れる基準電流の経路を形成し、第3の
スイッチング回路によりカレントミラー回路のミラート
ランジスタと上記キャパシタとに流れるミラー電流の経
路を形成し、このミラー電流により上記キャパシタの電
荷を放電し、 上記キャパシタにおける充放電に対応して発振出力を得
るものである。
[実施例] 以下、図面に基いて本発明の一実施例の説明を行う。
本実施例は、基本素子を集積回路内に形成し、集積回路
の外部接続端子に発振周波数調整用の抵抗を接続する、
いわゆる一端子型の発振回路に対するものである。
第1図において、破線で囲まれた部分は集積回路内に形
成されており、集積回路の外部接続端子TMに発振周波
数調整用の抵抗RGが接続されている。
SLは選択回路であり、入力電圧に応じて充電モードま
たは放電モードを選択するものである。この選択回路S
Lは、入力電圧を予め設定された電圧v1およびv2と
比較するコンパレータCM1およびCM2と、コンパレ
ータCM1およびCM2の出力に応じてセットまたはリ
セットされるRS型のフリップフロップFFからなる。
MRはカレントミラー回路であり、上記選択回路SLに
より放電モードが選択されているときに、基準電流が流
れる基準トランジスタTR1と、ミラー電流が流れるミ
ラートランジスタTR2とからなる。
RGは抵抗であり、上記選択回路SLにより、充電モー
ドが選択されているときに充電電流が流れ、放電モード
が選択されているときに基準電流が流れる。
CPはキャパシタであり、上記選択回路SLにより、充
電モードが選択されているときに充電電流が流れ、放電
モードが選択されているときにミラー電流が流れる。こ
のキャパシタCPの両端の電圧は、上記コンパレータC
M1およびCM2のの入力電圧となっている。
SW1は第1のスイッチング回路であり、上記選択回路
SLにより充電モードが選択されているときに、上記抵
抗RGと上記キャシパシタCPとに流れる充電電流の経
路を形成するものである。この第1のスイッチング回路
SW1と、後述の第2のスイッチング回路SW2および
第3のスイッチング回路SW3は、例えばトランスミッ
ションゲートにより構成されている。
SW2は第2のスイッチング回路であり、上記選択回路
SLにより放電モードが選択されているときに、上記基
準トランジスタTR1と上記抵抗RGとに流れる基準電
流の経路を形成するものである。
SW3は第3のスイッチング回路であり、上記選択回路
SLにより放電モードが選択されているときに、上記ミ
ラートランジスタTR2と上記キャパシタCPとに流れ
るミラー電流の経路を形成するものである。
つぎに、第2図を参考にして本実施例の動作の説明を行
う。
RS型のフリップフロップFFの出力Qが“0”でが
“1”ときには、充電モードとなり、第2図に示す充電
動作が行われる。フリップフロップFFの出力により、
第1のスイッチング回路SW1はオン状態に、第2のス
イッチング回路SW2および第3のスイッチング回路S
W3はオフ状態になる。キャパシタCPには、抵抗RG
および第1のスイッチング回路SW1を通して充電電流
のみが流れる。充電によりキャパシタCPの端子電圧v
aは、第2図に示すようにしだいに増大する。端子電圧
vaが予め設定された電圧v1よりも大きくると、コン
パレータCM1の出力は“1”から“0”になる。その
結果、フリップフロップFFがセットされ、出力Qは
“0”から“1”に、出力は“1”から“0”にな
る。
RS型のフリップフロップFFの出力Qが“1”に、
が“0”になり、放電モードになると、第2図に示す放
電動作が行われる。フリップフロップPFFの出力によ
り、第1のスイッチング回路SW1はオフ状態に、第2
のスイッチング回路SW2および第3のスイッチング回
路SW3はオン状態になる。その結果、カレントミラー
回路MRの基準トランジスタTR1には、抵抗RGおよ
び第2のスイッチング回路SW2を通して、基準電流が
流れる。カレントミラー回路MRのミラートランジスタ
TR2には、基準トランジスタTR1に流れる基準電流
とほぼ大きさの等しいミラー電流が流れる。本実施例の
ように、カレントミラー回路MRが集積回路内に形成さ
れている場合には、基準トランジスタTR1とミラート
ランジスタTR2の特性が極めて類似しているため、基
準電流とミラー電流の大きさは一致しているとみなすこ
とができる。ミラー電流は、第3のスイッチング回路S
W3を通してキャパシタCPから流れ、キャパシタCP
の電荷は放電される。第2のスイッチング回路SW2は
オフ状態であるため、キャパシタCPにはミラー電流
(=基準電流)のみが放電電流として流れる。放電によ
りキャパシタCPの端子電圧vaは、第2図に示すよう
にしだいに減少する。端子電圧vaが予め設定された電
圧v2よりも小さくなると、コンパレータCM2の出力
は“1”から“0”になる。その結果、フリップフロッ
プFFがリセットされ、出力Qは、“1”から“0”
に、出力は“0”から“1”になる。
以上述べた動作が繰り返され、フリップフロップFFの
出力は、第2図に示す充放電に従って反転し、発振出力
が得られる。
以上のように、カレントミラー回路MRを設けたことに
より、放電時にキャパシタCPに流れる放電電流は、抵
抗RGの値で決まる定電流となる。そのため、第3図で
示した従来例のように、放電抵抗を設ける必要がない。
従って、抵抗RGの値を小さくでき、高い周波数での発
振が可能となる。また、集積回路内に放電抵抗等を設け
るが必要ないため、温度特性にすぐれた発振回路が得ら
れるとともに、集積回路のチップ面積を小さくできる。
[効果] 本発明によれば、カレントミラー回路を設けたことによ
り、放電時にキャパシタに流れる放電電流は、発振周波
数調整用の抵抗の値で決まる定電流となるため、放電抵
抗を設ける必要がない。
従って、 (1)発振周波数調整用の抵抗の値を小さくでき、高い
周波数での発振が可能となる。
(2)基本素子を集積回路内に形成したときに、集積回
路内に放電抵抗等を設けるが必要ないため、温度特性に
すぐれた発振回路が得られるとともに、集積回路のチッ
プ面積を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した電気回路図、第2図
は第1図の動作を説明するための説明図、第3図は従来
例を示した電気回路図、第4図は第3図の動作を説明す
るための説明図である。 SL……選択回路 MR……カレントミラー回路 RG……抵抗 CP……キャパシタ SW1……第1のスイッチング回路 SW2……第2のスイッチング回路 SW3……第3のスイッチング回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力電圧に応じて充電モードまたは放電モ
    ードを選択する選択回路と、 放電モードが選択されているときに、基準電流が流れる
    基準トランジスタとミラー電流が流れるミラートランジ
    スタとからなるカレントミラー回路と、 充電モードが選択されているときに充電電流が流れ、放
    電モードが選択されているときに基準電流が流れる抵抗
    と、 充電モードが選択されているときに充電電流が流れ、放
    電モードが選択されているときにミラー電流が流れ、そ
    の両端の電圧が上記選択回路の入力電圧に対応するキャ
    パシタと、 充電モードが選択されているときに、上記抵抗と上記キ
    ャパシタとに流れる充電電流の経路を形成する第1のス
    イッチング回路と、 放電モードが選択されているときに、上記基準トランジ
    スタと上記抵抗とに流れる基準電流の経路を形成する第
    2のスイッチング回路と、 放電モードが選択されているときに、上記ミラートラン
    ジスタと上記キャパシタとに流れるミラー電流の経路を
    形成する第3のスイッチング回路と からなる発振回路。
JP1055920A 1989-03-08 1989-03-08 発振回路 Expired - Fee Related JPH0652860B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1055920A JPH0652860B2 (ja) 1989-03-08 1989-03-08 発振回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1055920A JPH0652860B2 (ja) 1989-03-08 1989-03-08 発振回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02235427A JPH02235427A (ja) 1990-09-18
JPH0652860B2 true JPH0652860B2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=13012545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1055920A Expired - Fee Related JPH0652860B2 (ja) 1989-03-08 1989-03-08 発振回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0652860B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4655347B2 (ja) * 2000-09-26 2011-03-23 東芝ライテック株式会社 電圧周波数変換回路および点灯装置
JP5423095B2 (ja) * 2009-03-27 2014-02-19 株式会社デンソー 波形生成回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02235427A (ja) 1990-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5670915A (en) Accurate RC oscillator having peak - to - peak voltage control
JP3281357B2 (ja) スイッチング電源
JP3594631B2 (ja) 電源に対して補償されたmos発振回路
JPH0661803A (ja) スイッチ式キャパシタ電荷ポンプ及びこれを具える鋸波発振器
EP0840955B1 (en) Microcontroller with firmware selectable oscillator trimming
US20060181339A1 (en) Semiconductor device with resistor element
US6885177B2 (en) Switching regulator and slope correcting circuit
US5883504A (en) Power supply unit
JP2883953B2 (ja) 弛張発振器
JPH0652860B2 (ja) 発振回路
JP3168425B2 (ja) 集積mosfet抵抗及び発振器周波数の制御及びトリム方法とその装置
JP3897942B2 (ja) 電圧供給回路
JPH06318935A (ja) 同期信号検出装置
CN100394686C (zh) 精密容限电路
EP0574979B1 (en) Sawtooth oscillator
JP3312763B2 (ja) 電圧印加電流測定回路
JP2999781B2 (ja) 発振回路
JPH09121142A (ja) 発振回路
JP2717829B2 (ja) タイマ装置
JP2623890B2 (ja) 鋸歯状波発生回路
JPS63251820A (ja) 定電流源回路
JP2623739B2 (ja) 鋸歯状発振回路
EP1096676A1 (en) Oscillator with elevated precision and stability
JPH08148978A (ja) 三角波発振回路およびこれを備えた映像信号処理装置
JPH08106335A (ja) 半導体集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080706

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees