JPH0652671A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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Publication number
JPH0652671A
JPH0652671A JP20557392A JP20557392A JPH0652671A JP H0652671 A JPH0652671 A JP H0652671A JP 20557392 A JP20557392 A JP 20557392A JP 20557392 A JP20557392 A JP 20557392A JP H0652671 A JPH0652671 A JP H0652671A
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JP
Japan
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cartridge
turntable
clamper
mechanical chassis
optical disk
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Withdrawn
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JP20557392A
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Inventor
Makoto Kagami
真 加々見
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メカシャーシ上のカートリッジホルダーやク
ランパ板等の構造物を取り外さなくても、ターンテーブ
ル部の交換を簡単かつ短時間に行うことのできる光ディ
スク装置の提供を目的としている。 【構成】 クランプ板39のクランパ用開口部83と一
体に、ターンテーブル部40のモータホルダー43に設
けたネジ穴44a、44bを露出するためのドライバー
挿入用開口部83aを設ける。このドライバー挿入用開
口部83aよりドライバーを挿入し、ターンテーブル部
40のモータホルダー43とメカシャーシ36とを固定
していたネジ46a、46bを外す。この後、外したタ
ーンテーブル部40をアクセス用開口部47を通してメ
カシャーシ36の裏側より取り出す。ターンテーブル部
40を取り付ける場合は、アクセス用開口部47を通し
てターンテーブル部40を挿入し、各ネジ穴44a、4
4b、45a、45bの位置合わせを行った後、クラン
プ板39のドライバ挿入用開口部83aよりドライバー
を挿入してネジ止めを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば8cmCDを記
録媒体として用いたCD−ROMドライブ等の光ディス
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(Compact Disc)は、記録媒体の中
でもその大容量・コンパクト性や大量複製が可能である
と言う点で優れており、音楽ソースやコンピュータのデ
ータベース等として使用されている。これまで直径12
cmのCDが標準品として普及しているが、最近、より
コンパクトな直径8cmの8cmCDが使われ始めてき
ている。
【0003】この8cmCD用の光ディスク装置をコン
ピュータやワードプロセッサ等に内蔵する場合、取り付
け場所を限定しない水平ローディング方式が好適とされ
ている。また、ディスク面にごみやほこりが付着したり
傷が付かないよう、開閉シャッターを有するカートリッ
ジに8cmCDを収納し、このカートリッジを装置に挿
入して光ディスクを所定の位置に装着することが行われ
ている。
【0004】図11はこうしたカートリッジを装着して
ディスク再生を行う光ディスク装置を示す斜視図であ
る。
【0005】同図において、1は光ディスク2を収納し
たカートリッジを示している。このカートリッジ1は光
ディスク2の信号記録面を露出するシャッター3を有し
ている。このカートリッジ1は、光ディスク装置4のカ
ートリッジホルダー5内に矢印A方向に挿入される。カ
ートリッジホルダー5はメカシャーシ6の上で、カート
リッジ1の挿脱方向に沿って移動可能にかつ光ディスク
2の面に対して上下動可能に支持されている。また、カ
ートリッジホルダー5の上にはクランパ7を一端に支持
したクランパ支持部材8を光ディスク2の面に対して傾
斜揺動可能に支持したクランプ板9が搭載されている。
またカートリッジホルダー5には、カートリッジ1のシ
ャッター3をカートリッジ1の挿入/排出動作に伴って
開閉するための図示しないシャッターレバーが回転自在
に設けられている。そしてカートリッジ1がカートリッ
ジホルダー5内の所定の位置まで挿入されてシャッター
3が全開となったとき、カートリッジホルダー5はクラ
ンプ板9と共に僅かにB方向に移動すると同時に、カー
トリッジホルダー5の下面がシャッター3の上面に接す
るまで下に移動する。さらにこれと同時に、クランプ板
9上のクランプスライダ10が矢印B方向にスライド移
動することで、それまでクランプスライダ10の平坦部
の上に乗っていたクランパ支持部材8の係合部(傾斜折
曲部)11がクランプスライダ10のテーパ部10aと
係合状態となることで、クランパ支持部材8はクランパ
7をターンテーブル12に近付ける方向に回動する。こ
れにより、クランパ7とターンテーブル12とは光ディ
スク2を挟んで結合され、光ディスク2の装着が完了す
る。
【0006】ところで、こうした光ディスク装置を構成
する部品のうち、ターンテーブル12を回転駆動するモ
ータ13は、その回転速度に高い精度が要求されること
から長期的な装置の利用において交換を要する部品とし
て考えられている。この場合、交換作業の容易化を図る
ため、モータ13にターンテーブル12および取り付け
板としてのモータホルダー14を固定したものを交換部
品(ターンテーブル部)として、これをネジ15a、1
5bでメカシャーシ6上に取り付けていた。
【0007】しかしながら、上述した水平ローディング
方式による光ディスク装置の構成上、ターンテーブル部
を交換するためには、メカシャーシ6上のカートリッジ
ホルダー5やクランプ板9等の構造物を一旦取り外して
からターンテーブル部の付け替えを行い、最後に取り外
したものを組み立て直す必要がある。この作業は、多く
の部品が複雑に入り組んで構成された光ディスク装置に
あってかなりの時間と労力を要するものとなっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来から
の水平ローディング方式による光ディスク装置では、タ
ーンテーブル部を交換する度に、メカシャーシ上の構造
物の取り外し作業および組み立て直し作業が生じ、その
作業に多大な手間を要していた。
【0009】本発明はこのような課題を解決するための
もので、メカシャーシ上のカートリッジホルダーやクラ
ンパ板等の構造物を取り外さなくても、ターンテーブル
部の交換を簡単かつ短時間に行うことのできる光ディス
ク装置の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク装置
は上記した目的を達成するために、信号記録面を露出す
るシャッターを有するカートリッジ内に収納された光デ
ィスクの再生を行う光ディスク装置において、光ディス
クを回転駆動するためのモータ、このモータの軸に固定
されたターンテーブル、およびモータをメカシャーシに
固定するためのネジ穴を有する取り付け板からなるター
ンテーブル部と、光ピックアップのアクセス用開口部と
共にターンテーブル部の取り付け板に設けられたネジ穴
に対応するネジ穴を有するメカシャーシと、各ネジ穴を
通してメカシャーシ上にターンテーブル部の取り付け板
を固定するためのネジと、挿入されたカートリッジを保
持してメカシャーシ上にてカートリッジの挿脱方向およ
びこのカートリッジに収納された光ディスク面に対して
上下方向に移動可能に支持され、かつ光ピックアップの
アクセス用開口部と共にターンテーブル部の取り付け板
におけるネジ穴部分を露出するドライバー挿入用開口部
を有するカートリッジホルダーと、ターンテーブルとの
間で光ディスクを挟持するためのクランパと、クランパ
用開口部と共にターンテーブル部の取り付け板における
ネジ穴部分を露出するドライバー挿入用開口部を有し、
かつクランパをカートリッジに収納された光ディスク面
に対して上下方向に移動可能に支持するクランパ板とを
具備している。
【0011】
【作用】すなわち本発明の光ディスク装置では、クラン
パ板に設けたドライバー挿入用開口部よりドライバーを
挿入して、ターンテーブル部をメカシャーシ上に固定し
ているネジを外し、外したターンテーブル部のモータホ
ルダーより上の部分をメカシャーシのアクセス用開口部
を通してメカシャーシの裏側より取り出すことができ
る。ターンテーブル部をメカシャーシ上に固定する場合
も同様に、メカシャーシのアクセス用開口部を通じてタ
ーンテーブル部のモータホルダーより上の部分を挿入
し、ネジ穴の位置合わせを行った後、クランパ板のドラ
イバー挿入用開口部よりドライバーを挿入してターンテ
ーブル部をメカシャーシ上に固定する。これにより、タ
ーンテーブル部の交換をメカシャーシ上の構造物を取り
外すことなく簡単かつ短時間で行うことができるように
なる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0013】図1は本発明に係る一実施例の8cmCD
再生用の光ディスク装置の外観を示す斜視図である。
【0014】同図において、31は光ディスクドライ
ブ、32はこの光ディスクドライブ31のキャビネット
である。このキャビネット32の一側面には、直径8c
mCDを単体収納したディスクカートリッジ(以下、単
にカートリッジと呼ぶ。)33を出し入れするための開
口34が設けられている。また開口34を有する面に
は、光ディスクドライブ31内に装填されたカートリッ
ジ33を排出させるためのイジェクトボタン35が配設
されている。
【0015】図2は図1からキャビネット32を取り除
いた様子を示す斜視図、図3はその分解図である。
【0016】これらの図に示すように、光ディスクドラ
イブ31は、メカシャーシ36上に、スライダ37、カ
ートリッジホルダー38およびクランプ板39をこの順
番で重ねて主要部が構成される。
【0017】メカシャーシ36には、ターンテーブル部
40および光ピックアップ48aがそれぞれ配設され
る。ターンテーブル部40は、図4に示すように、一部
または全体が磁気材料にて構成されてなるターンテーブ
ル41、このターンテーブル41を回転駆動するモータ
42、およびこのターンテーブル部40をメカシャーシ
36に固定するためのモータホルダー(取り付け板)4
3とからなっている。そしてこのターンテーブル部40
は、装置内に組み込む際の一つの部品としてメカシャー
シ36上にネジ止め固定されている。すなわち、モータ
ホルダー43にはモータ42の中心軸を挟んだ2か所に
ネジ穴44a、44bがそれぞれ設けられており、これ
らのネジ穴44a、44bをメカシャーシ36に設けた
ネジ穴45a、45bの位置に合わせ、上からネジ46
a、46bを通してドライバーでこれらを止めることに
よってターンテーブル部40はメカシャーシ36に固定
される。また47はメカシャーシ36に設けられたアク
セス用の開口部であり、光ピックアップ48aのレーザ
光を光ディスク面に照射して信号の読み取りを行うため
に必要とされる。ターンテーブル部40の交換の際には
このアクセス用開口部47を通じてターンテーブル部4
0の出し入れが行われることになる。そしてこのターン
テーブル部40の出し入れのため、アクセス用開口部4
7の幅W1はターンテーブル部40の幅W2よりも大き
いものとされている。
【0018】さらにメカシャーシ36には3つの案内溝
48が設けられている。各案内溝48はそれぞれ一端に
テーパ部を有しており、スライダ37の下面より突設さ
れた各突起部49のテーパ部と摺接しつつこれらの突起
部49と係合されている。
【0019】スライダ37には、上述のイジェクトボタ
ン35と連結された第1の折曲部50が下向きに設けら
れ、メカシャーシ36に設けられた開口部51を貫通し
て、イジェクトボタン35の係止穴52に達している。
しかして、イジェクトボタン35が押されることによっ
てその力は第1の折曲部50を通じてスライダ37に伝
達され、スライダ37は矢印A方向にスライド移動す
る。また、スライダ37には第2の折曲部53が上向き
に折り曲げられて設けられている。この第2の折曲部5
3の先端部はクランプ板39およびこのクランプ板39
上のクランプスライダ54に設けた係止穴55に挿通さ
れている。さらにスライダ37には第3の折曲部56が
上向きに設けられている。この第3の折曲部56の先端
部はカートリッジホルダー38に設けた開口部57に挿
通され、この開口部57内にて後述するシャッターレバ
ー58の一部端面(カム部および溝部)と摺接しつつ係
合されている。
【0020】カートリッジホルダー38は、カートリッ
ジ33の保持空間を形成すべく両サイドに側板59を立
設させてなり、かつ中央部には光ピックアップ48aに
よるアクセス用の開口部60が設けられている。なお、
このアクセス用開口部60は、ターンテーブル部40の
モータホルダー43におけるネジ穴44a、44bの部
分を露出するためのドライバー挿入用開口部を兼ねてい
る。またカートリッジホルダー38の上面には、図5に
も示すように、シャッターピン61が立設されている。
このシャッターピン61には、挿入されたカートリッジ
33のシャッター62を開閉操作するためのシャッター
レバー58が回転自在に支持されている。またシャッタ
ーピン61にはコイルバネ63が巻き付けられている。
このコイルバネ63の一端はクランプ板39に下向きに
折り曲げて設けられた折曲部64に当接してこれに支持
され、かつ他端はシャッターレバー58と結合されてい
る。これによりシャッターレバー58はコイルバネ63
の力によって常時矢印Cの回転方向に付勢されている。
またシャッターレバー58の一端部には、カートリッジ
33のシャッター62に設けた凹部65と嵌合してシャ
ッター62を矢印D方向にスライドさせるためのレバー
ピン66が立設されている。またシャッターレバー58
の他端部には、前述したスライダ37の第3の折曲部5
6と係合される部分としてカム部67および溝部68が
設けられている。カム部67は円弧状つまりシャッター
ピン61からの距離が一定のカム線を有してなるものと
されている。また溝部68はシャッターレバー63がカ
ートリッジ33のシャッター62を開放し切った時点で
第3の折曲部56と係合するような回転位置にて設けら
れている。
【0021】一方、カートリッジホルダー38の下面に
は4本のピン69が突設されている。各ピン69はそれ
ぞれスライダ37およびメカシャーシ36に設けたピン
挿入口70、71に挿通され、メカシャーシ36の下か
らスプリング72およびEリング73によって止められ
ている。これにより、カートリッジホルダー38は常に
メカシャーシ36側に引き寄せられる力を受けている。
【0022】クランプ板39上には、上述のクランプス
ライダ54がカートリッジ33の挿脱方向に沿ってスラ
イド移動可能に支持されている。このクランプスライダ
54には、クランプ板39に一端が支持されたバネ74
の他端が連結されており、これによりクランプスライダ
54は常に矢印B方向に付勢された状態となっている。
またクランプ板39には対向する2つの折曲部75がそ
れぞれ上向きに折り曲げられて設けられている。各折曲
部75にはピン76がクランプ板39と平行に掛け渡さ
れている。そしてこのピン76には、磁石を内蔵したク
ランパ77を一端に支持したクランパ支持部材78が回
転自在つまりピン76を軸として上下に傾斜揺動可能に
支持されている。またピン76にはコイルバネ79が巻
き付けられている。このコイルバネ79はその一端がク
ランプ板39の上面に当接してこれに支持され、かつ他
端はクランパ支持部材78の上面に当接されている。こ
れにより図6に示すように、クランパ支持部材78は、
常に矢印E方向つまりクランパ77を下降させるようと
する方向に付勢されている。
【0023】またクランパ支持部材78は、図6に示す
ように、クランプスライダ54との係合部80を有して
いる。この係合部80はクランプスライダ54の一部上
面に設けられたテーパ54aに対応する傾斜折曲部(テ
ーパ部)81と平坦部82とからなっている。しかして
クランプスライダ54がカーリッジ33の挿脱方向つま
り矢印A、B方向にスライド移動することで、クランパ
支持部材78の係合部80とクランプスライダ54のテ
ーパ54aとの係合状態が図6(a)(b)のように変
化し、クランパ支持部材78はピン76を軸に上下に傾
斜揺動する。
【0024】また図2、図3において、83はクランプ
板39に設けられたクランパ用の開口部である。このク
ランパ用開口部83には、ターンテーブル部40のモー
タホルダー43に設けたネジ穴44a、44bを露出す
るための切欠部がドライバー挿入用開口部83aとして
設けられている。
【0025】図7はカートリッジ33の構成を示す斜視
図である。同図に示すように、カートリッジ33には、
この中に収納された光ディスク90のセンター穴91を
含む一部表面を両面露出するためのシャッター62が、
カートリッジ33の挿脱方向に対して直交する方向にス
ライド移動可能に取り付けられている。但し、シャッタ
ー62は図示しないバネによって常時閉じる方向に付勢
されている。またカートリッジ33は、その蓋体となる
カートリッジカバー92と共に、その内部に光ディスク
90の外形と一致するディスク収納空間を有してなって
いる。またシャッター62には、図8に示すように、カ
ートリッジ33の挿入の過程でシャッターレバー58の
レバーピン66が嵌合される凹部65が設けられてい
る。
【0026】次にこの光ディスクドライブの動作を図5
および図6、さらに図9および図10を参照しつつ説明
する。なお、これらの図において(a)はいずれもカー
トリッジ装填完了前の様子、(b)はいずれもカートリ
ッジ装填完了後の様子を示している。
【0027】カートリッジ装填完了前の状態において、
スライダ37に設けられた第3の折曲部56は、図5
(a)および図9(a)に示すように、シャッターレバ
ー58の円弧形のカム部67と当接して図の位置に固定
されている。
【0028】このとき、図6(a)および図10(a)
に示すように、スライダ37は、その下面に突設した各
突起部49をメカシャーシ36に設けられた各案内溝4
8と互いのテーパ面を一部接触させた状態でメカシャー
シ36上に支持されている。これによりメカシャーシ3
6上の構造物(スライダ37、カートリッジホルダー3
8、クランプ板39)はカートリッジ装填完了前の規定
の高さおよび位置に固定されている。
【0029】一方、クランプ板39上のクランプスライ
ダ54は、この間バネ74の力に抗して矢印A方向の移
動端に位置している。このときクランパ支持部材78
は、その係合部80の平坦部82がクランプスライダ5
4のテーパ54aを乗り越えてクランプスライダ54の
平坦部上に位置した状態にあり、これによりカートリッ
ジ装填完了前のクランパ77の高さが維持されている。
【0030】なお、カートリッジホルダー38はスプリ
ング72の力によってメカシャーシ36の側に引っ張ら
れ、しかもスライダ37の各突起部49とメカシャーシ
36の各案内溝48とは互いにテーパ面で係合されてい
ることから、スライダ37はテーパ面に沿ってこれを下
降させようとする力を常に受けていることになる。した
がって、カートリッジ装填前の状態においては、シャッ
ターレバー58を回転付勢しているバネ63の力がこの
ようなスライダ37の下降を規制する力となって働いて
いることになる。
【0031】以上の状態からカートリッジ33をカート
リッジホルダー38内に挿入して行くと、挿入の途中で
シャッターレバー58のレバーピン66がカートリッジ
33のシャッター62に設けられた凹部65に嵌まる。
【0032】さらにカートリッジ33を挿入して行くこ
とによって、シャッターレバー58がバネ63の回転力
に逆らいつつシャッターピン61を中心に矢印F方向に
回動し、これに伴ってシャッター62が徐々に開放され
て行く。
【0033】そしてシャッター62が全開になるまでシ
ャッターレバー58が回転したところで、図5(b)お
よび図9(b)に示すように、シャッターレバー58の
溝部68がスライダ37の折曲部56と対向する位置ま
で達し、それまでカム部67によって支えられていたス
ライダ37の折曲部56がシャッターレバー58の溝部
68に入り込む。これによりスライダ37は、スプリン
グ72の力によって欠込部68の深さだけ矢印B方向に
スライド移動する。
【0034】さらに、図6(b)および図10(b)に
示すように、このスライド移動に伴って、スライダ37
の各突起部49がメカシャーシ36の各案内溝48の中
に互いのテーパ面を接触させながら滑り込んで行くこと
で、スライダ37はその下面がメカシャーシ36の上面
と接するまで下降する。
【0035】一方、スライダ37が矢印B方向にスライ
ド移動したことによって、このスライダ37と第2の折
曲部53を通じて連結されたクランプスライダ54がス
ライダ37の移動方向と同じ方向に同じ距離移動する。
これによりクランプスライダ54のテーパ部54aがク
ランパ支持部材78の傾斜折曲部81と重なり、クラン
パ支持部材78およびクランパ77は矢印E方向つまり
クランパ77をメカシャーシ36に固定されたターンテ
ーブル41に近付ける方向に回動する。
【0036】クランパ77がターンテーブル41と接近
したところで、クランパ77は磁気吸着力によりターン
テーブル41側にさらに引き寄せられ、ターンテーブル
41との間でカートリッジ43内の光ディスク90を挟
持してディスク装着が完了する。
【0037】カートリッジ33を排出する場合は、イジ
ェクトボタン35を指で押すことによって、スライダ3
7はスプリング72の力に逆らいつつメカシャーシ案内
溝48のテーパ面に沿って上昇および矢印A方向に移動
する。
【0038】このスライダ37の移動に伴い、クランプ
スライダ54が矢印A方向にスライド移動し、クランパ
支持部材78の係合部80(平坦部82)がクランプス
ライダ54のテーパ部54aを越えて平坦部の上まで乗
り上がった状態となる。これによりクランパ77および
クランパ支持部材78は矢印F方向に回動し、磁気吸着
力によるクランパ77とターンテーブル41との結合が
解除されてカートリッジ装填前の状態に戻る。
【0039】一方、スライダ37の移動に伴い、シャッ
ターレバー58の欠込部68からスライダ37の折曲部
56が抜け出すことで、それまで回転規制されていたシ
ャッターレバー58はコイルバネ63の力によって矢印
C方向に回転する。
【0040】このシャッターレバー58の回転により、
カートリッジ33はシャッター62を閉じつつカートリ
ッジホルダー38から排出される。
【0041】次にこの光ディスク装置におけるターンテ
ーブル部40の交換について図3および図4を用いて説
明する。
【0042】これまでターンテーブル部40は、メカシ
ャーシ36上の構造物(スライダ37、カートリッジホ
ルダー38、クランプ板39)をすべて取り外さなけれ
ば交換できなかった。これに対し本実施例では、クラン
プ板39のクランパ用開口部83と一体にドライバ挿入
用開口部83aを設けたことにより、メカシャーシ36
上の構造物を一切取り外すことなくターンテーブル部4
0の交換を行うことができる。すなわち、図1に示すキ
ャビネット32を取り外した後、クランプ板39のドラ
イバ挿入用開口部83aよりドライバーを挿入して、タ
ーンテーブル部40のモータホルダー43とメカシャー
シ36とを固定していたネジ46a、46bを外す。こ
れによりフリーとなったターンテーブル部40(モータ
ホルダー43から上の部分)をメカシャーシ36のアク
セス用開口部47を通してメカシャーシ36の裏側より
取り出す。ターンテーブル部40を取り付ける場合は、
これとは反対に、メカシャーシ36のアクセス用開口部
47よりターンテーブル部40(モータホルダー43か
ら上の部分)を挿入し、各ネジ穴44a、44b、45
a、45bの位置合わせを行った後、クランプ板39の
ドライバ挿入用開口部83aよりドライバーを挿入して
ネジ止めを行う。
【0043】このように本実施例の光ディスク装置によ
れば、メカシャーシ36上の構造物を取り外すことなく
ターンテーブル部40の交換を簡単かつ短時間で行うこ
とができる。
【0044】なお、本実施例では、カートリッジ方式の
光ディスク装置について説明したが、トレイ方式の装置
にも本発明は応用できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光ディスク
装置によれば、メカシャーシ上のカートリッジホルダー
やクランパ板等の構造物を取り外さなくても、ターンテ
ーブル部の交換を簡単かつ短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の8cmCD再生用の光
ディスク装置の外観を示す斜視図である。
【図2】図1からキャビネットを取り除いた光ディスク
装置の様子を示す斜視図である。
【図3】図2の光ディスク装置の機構部を分解して示す
分解図である。
【図4】メカシャーシへのターンテーブル部の取り付け
の様子を示す斜視図である。
【図5】カートリッジのシャッター開閉動作に伴うシャ
ッターレバーとスライダ折曲部との係合関係を示す平面
図である。
【図6】図2の光ディスク装置における機構部の動作を
説明するための断面図である。
【図7】図2の光ディスク装置に装填されるカートリッ
ジの構成を示す斜視図である。
【図8】図7のカートリッジに設けられたシャッターと
シャッターレバーとの係合関係を示す斜視図である。
【図9】図2の光ディスク装置における上半分の機構部
の動作を示す斜視図である。
【図10】図2の光ディスク装置における下半分の機構
部の動作を示す斜視図である。
【図11】従来の8cmCD用の光ディスク装置を示す
斜視図である。
【符号の説明】
31…光ディスクドライブ、32…キャビネット、33
…カートリッジ、35…イジェクトボタン、36…メカ
シャーシ、37…スライダ、38…カートリッジホルダ
ー、39…クランプ板、40…ターンテーブル部、41
…ターンテーブル、42…モータ、43…モータホルダ
(取り付け板)、44a、44b…モータホルダのネジ
穴、45a、45b…メカシャーシのネジ穴、46a、
46b…ネジ、47…アクセス用開口部、48a…光ピ
ックアップ、60…アクセス用開口部、62…シャッタ
ー、83…クランパ用開口部、83a…ドライバー挿入
用開口部、90…光ディスク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号記録面を露出するシャッターを有す
    るカートリッジ内に収納された光ディスクの再生を行う
    光ディスク装置において、 前記光ディスクを回転駆動するためのモータ、このモー
    タの軸に固定されたターンテーブル、および前記モータ
    をメカシャーシに固定するためのネジ穴を有する取り付
    け板からなるターンテーブル部と、 光ピックアップのアクセス用開口部と共に前記ターンテ
    ーブル部の取り付け板に設けられたネジ穴に対応するネ
    ジ穴を有するメカシャーシと、 前記各ネジ穴を通して前記メカシャーシ上に前記ターン
    テーブル部の取り付け板を固定するためのネジと、 挿入された前記カートリッジを保持して前記メカシャー
    シ上にて前記カートリッジの挿脱方向およびこのカート
    リッジに収納された光ディスク面に対して上下方向に移
    動可能に支持され、かつ前記光ピックアップのアクセス
    用開口部と共に前記ターンテーブル部の前記取り付け板
    におけるネジ穴部分を露出するドライバー挿入用開口部
    を有するカートリッジホルダーと、 前記ターンテーブルとの間で前記光ディスクを挟持する
    ためのクランパと、 クランパ用開口部と共に前記ターンテーブル部の前記取
    り付け板におけるネジ穴部分を露出するドライバー挿入
    用開口部を有し、かつ前記クランパを前記カートリッジ
    に収納された光ディスク面に対して上下方向に移動可能
    に支持するクランパ板とを具備することを特徴とする光
    ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ディスク装置におい
    て、 前記カートリッジホルダーの前記ドライバー挿入用開口
    部が前記カートリッジホルダーに設けられたアクセス用
    開口部と一体化され、かつ前記クランパ板の前記ドライ
    バー挿入用開口部が前記クランパ板に設けられた前記ク
    ランパ用開口部と一体化されてなることを特徴とする光
    ディスク装置。
JP20557392A 1992-07-31 1992-07-31 光ディスク装置 Withdrawn JPH0652671A (ja)

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