JPH09231654A - Md−cdコンパチブルプレーヤ - Google Patents

Md−cdコンパチブルプレーヤ

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Publication number
JPH09231654A
JPH09231654A JP8053785A JP5378596A JPH09231654A JP H09231654 A JPH09231654 A JP H09231654A JP 8053785 A JP8053785 A JP 8053785A JP 5378596 A JP5378596 A JP 5378596A JP H09231654 A JPH09231654 A JP H09231654A
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JP
Japan
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disc
mini
holder
disk
adapter
Prior art date
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Pending
Application number
JP8053785A
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English (en)
Inventor
Akio Kusaka
晶雄 日下
Norifumi Omori
典文 大森
Yoshiharu Ogawa
誉晴 小川
Hiroaki Nashimoto
裕明 梨本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Publication of JPH09231654A publication Critical patent/JPH09231654A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/057Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for handling both discs contained within cartridges and discs not contained within cartridges

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CDを回転駆動する大径のアダプタを、MD
の挿入時にMDに対して支障のない位置に自動的に退避
させる。 【解決手段】 MDの挿入を検出した後、アダプタ組立
体20の駆動源となるモータ31を作動させる。そし
て、モータ31と連結した歯車30の回転駆動により円
筒体23と一体にアーム26がシャフト22を中心に図
示反時計方向に回動すると、アーム26に固着したボス
28が三角カム29の頂点に至る途中で、アーム26の
先端に設けた大径のアダプタ27が小径のターンテーブ
ル13から離間し、更にアーム26が反時計方向に回動
するので、アーム26に固着したボス28が三角カム2
9の頂点の頂点から斜面を下りながら、アーム26の先
端に設けた大径のアダプタ27がシャーシ11の奥方ま
で回動して、MDに対して支障のない位置に自動的に退
避している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクケースに
収納されたミニディスク(MD)と、ディスクケースに
収納されていないコンパクトディスク(CD)とをコン
パチブルに再生できるMD−CDコンパチブルプレーヤ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、矩形状のディスクケースに収納さ
れたミニディスク(Mini Disc)と、ディスク
ケースに収納されていないコンパクトディスク(Com
pact Disc)とを同一の光ピックアップを用い
てコンパチブルに再生できるMD−CDコンパチブルプ
レーヤが開発されている。
【0003】図11は従来のMD−CDコンパチブルプ
レーヤの構成を説明するための外観斜視図、図12は従
来のMD−CDコンパチブルプレーヤの構成を説明する
ための側面図、図13(A),(B)は従来のMD−C
Dコンパチブルプレーヤにおいて、MDを装着する動作
を説明するための側面図、図14(A),(B)は従来
のMD−CDコンパチブルプレーヤにおいて、CDを装
着する動作を説明するための側面図である。
【0004】図11乃至図14に示した従来のMD−C
Dコンパチブルプレーヤ100は、特開平6−2234
70号公報に開示されており、ここでは簡略に説明す
る。
【0005】図11及び図12に示した如く、従来のM
D−CDコンパチブルプレーヤ(以下、プレーヤと記
す)100は、矩形状のディスクケースに収納されたミ
ニディスク(以下、MDと記す)と、ディスクケースに
収納されていないコンパクトディスク(以下、CDと記
す)とを同一の光ピックアップ(図示せず)を用いてコ
ンパチブルに再生できるように構成されている。
【0006】ここで、従来のプレーヤ100を説明する
前に、MD及びCDについてまず説明する。
【0007】図11に示した如く、上記MD(ミニディ
スク)は、音楽情報とか映像情報とかを凹凸状のピット
列によりデジタル記録した円盤状のディスクを、矩形状
のディスクケースに収納したままの状態で再生するもの
として規格化されており、このディスクの外径が64m
m,中央孔の内径が11mmに設定されて小形であるの
でミニディスクと呼称され、且つ、このディスクは幅6
8mm,奥行き72mm,厚さ5mmに形成した矩形状
のディスクケース内で回転可能に収納されている。 一
方、上記CDも音楽情報とか映像情報とかを凹凸状のピ
ット列によりデジタル記録した円盤状のディスクとして
規格化されており、このディスクの外径が120mm,
中央孔の内径が15mmに設定されてミニディスクより
も先に実用化されて使い勝手が良いことからコンパクト
ディスクと呼称され、且つ、このコンパクトディスクは
ディスクケース内に収納されていない形態で通常再生さ
れている。
【0008】次に、従来のプレーヤ100は、本体10
1の後方で矢印G,G方向に回動可能に設けた蓋体
102に連動して回動するホルダ103に、MD又はC
Dを手操作によって一部挿入した後、MD又はCDを図
示しない搬送手段により再生可能位置に搬送して駆動し
ている。
【0009】また、蓋体102上には、ホルダ103を
開閉するホルダカバー104が矢印G,G方向に回
動可能に取り付けられており、このホルダカバー104
は蓋体102と一体に回動したり、あるいは、蓋体10
2上を単独に回動している。更に、ホルダカバー104
内にはディスク押さえ105が取り付けられている。
【0010】また、ホルダ103は、上ホルダ103a
と下ホルダ103bとを上下に合わせて形成され、この
ホルダ103内に挿入したMD又はCDを所定位置で保
持できるようになっている。
【0011】また、ホルダ103の前面部には、MD又
はCDを挿入できるディスク挿入部106が開口されて
いる。そして、このディスク挿入部106には、MDを
仮置きするためのMD仮置面103bが、下ホルダ1
03bの前面中央に矩形状のディスクケースに合わせて
凹状に形成され、且つ、MD仮置面103bの両側に
ケースガイド103b,103bが形成されてい
る。更に、ディスク挿入部106には、CDを仮置きす
るためのCD仮置面103b,103bがMD仮置
面103bの左右に段を違えて凸面に形成されてい
る。
【0012】また、ホルダ103の上ホルダ103aに
は、手操作時に指が挿入できるディスク取出孔107が
形成されている。
【0013】また、図12に示した如く、ホルダ103
の上ホルダ103aには略長方形板状の上ケースホルダ
108が、下ホルダ103bには略長方形板状の下ケー
スホルダ109が取り付けられ、上下ケースホルダ10
8,109は相互にほぼ平行に設けられている。
【0014】また、ホルダ103の下ホルダ103bの
中央部から奥方には、CDの中央孔と嵌合してCDを回
転駆動するための大径のアダプタ110と、このアダプ
タ110を支持して矢印Y,Y方向に摺動自在なア
ダプタ・スライダ111と、アダプタ110とアダプタ
・スライダ111とを連結するアダプタ・レバー112
とが設けられている。
【0015】上記アダプタ110は、MDが挿入された
時にアダプタ・スライダ111と一体に矢印Y方向に
退避する一方、CDが挿入された時には本体101に設
けたターンテーブル113の上方に位置するように矢印
方向に移動している。このターンテーブル113は
スピンドルモータ114にて駆動されるようになってお
り、且つ、MDの中央孔と嵌合してMDを回転駆動する
ために大径のアダプタ110より小径に形成されてい
る。
【0016】また、大径のアダプタ110は、矢印Y
方向に移動しない状態で、蓋体102及びホルダカバー
104を矢印G方向に閉蓋する場合、本体101に設
けた小径のターンテーブル113に結合可能となってお
り、ターンテーブル113と結合した時、ターンテーブ
ル113の回転力がアダプタ110を介してCDを回転
駆動している。
【0017】次に、上記構成による従来のプレーヤ10
0にMD又はCDを装着する動作について図13及び図
14を用いて簡略に説明する。
【0018】まず、図13(A)に示した如く、プレー
ヤ100の蓋体102及びホルダカバー104を矢印G
方向に回動してホルダカバー104を開蓋させ、矩形
状のディスクケースに収納されている状態でMDをホル
ダ103に挿入すると、アダプタ・スライダ111に形
成した折曲げ片111aにMDのディスクケースの先端
が当接するので、MDの挿入動作に伴ってアダプタ・ス
ライダ111が矢印Y方向に移動し、このアダプタ・
スライダ111に支持されたアダプタ110も矢印Y
方向に移動して、MDの再生に支障のないように本体1
01の奥方に退避する。
【0019】この後、図13(B)に示した如く、蓋体
102及びホルダカバー104を矢印G方向に閉蓋す
ると、ホルダ103内のMDがターンテーブル113上
に移動し、MDの中央孔が小径のターンテーブル113
に嵌合することにより、MDが回転駆動される。この
際、ホルダカバー104に取り付けたディスク押さえ1
05はMDのディスクケースの上面を押圧している。
【0020】次に、図14(A)に示した如く、ディス
クケースに収納されていない状態でCDをホルダ103
に挿入すると、アダプタ・スライダ111に形成した折
曲げ片111aにCDが当接しないようになっているの
で、アダプタ・スライダ111が矢印Y方向に移動し
たままとなり、このアダプタ・スライダ111に支持さ
れたアダプタ110はターンテーブル113上方に位置
している。
【0021】この後、図14(B)に示した如く、蓋体
102及びホルダカバー104を矢印G方向に閉蓋す
ると、大径のアダプタ110が小径のターンテーブル1
13に結合すると共に、CDの中央孔が大径のアダプタ
110に嵌合することにより、CDが回転駆動される。
この際、ホルダカバー104に取り付けたディスク押さ
え105はCDの上面を押圧している。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のMD−CDコンパチブルプレーヤ100では、MD
とCDとをコンパチブルに再生できるので使い勝手が良
く大変便利であるものの、MD又はCDをプレーヤ10
0内のホルダ103に挿入したり、あるいはホルダ10
3からMD又はCDを離脱する時には、蓋体102に回
動自在に支持されたホルダカバー104を手動操作によ
り必ず開閉しなければならないので、これに伴ってM
D,CDのホルダ103への挿脱性が悪く、しかも、プ
レーヤ100の高さ方向にホルダカバー104を開閉す
るスペースが必要となり、プレーヤ100の設置空間が
大きくなってしまうなどの問題が生じる。
【0023】更に、従来のMD−CDコンパチブルプレ
ーヤ100において、MDを挿入する動作に伴ってCD
を回転駆動するための大径のアダプタ110をMDの再
生に支障のない位置に退避させているものの、大径のア
ダプタ110を退避させる機構は手動操作を伴うため今
一つ安定性がなく、従って大径のアダプタ110を信頼
性良く自動的に退避させる機構が望まれている。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、ディスクケース
に収納されたミニディスクと、ディスクケースに収納さ
れていないコンパクトディスクとを選択的に再生するM
D−CDコンパチブルプレーヤにおいて、前記ミニディ
スクと、前記コンパクトディスクとを選択的に挿脱する
ディスク挿脱口を有し、且つ、挿入動作に伴って前記ミ
ニディスク又は前記コンパクトディスクと一体にシャー
シに支持されたホルダベースに沿ってデイスク挿入開始
位置からディスク挿入完了位置までフロントローディン
グされるディスクホルダと、前記ミニディスク,前記コ
ンパクトディスクの少なくとも一方の前記ディスクホル
ダへの収納を検出するディスク種類検出手段と、前記シ
ャーシ上に設けられ、且つ、前記ミニディスクを回転駆
動する小径のターンテーブルと、前記シャーシ上に設け
られ、且つ、前記ディスク種類検出手段の出力結果に応
じて作動する駆動源と、前記コンパクトディスクを回転
駆動する大径のアダプタとを少なくとも有し、前記ミニ
ディスクの前記ディスクホルダへの収納時には前記アダ
プタを該ミニディスクに対して支障のない位置に自動的
に退避させる一方、前記コンパクトディスクの前記ディ
スクホルダへの収納時には前記ターンテーブルの上方か
ら前記アダプタを該ターンテーブルに自動的に回転可能
に結合させるアダプタ組立体とを具備したことを特徴と
するMD−CDコンパチブルプレーヤである。
【0025】また、第2の発明は、ディスクケースに収
納されたミニディスクと、ディスクケースに収納されて
いないコンパクトディスクとを選択的に再生するMD−
CDコンパチブルプレーヤにおいて、前記ミニディスク
と、前記コンパクトディスクとを選択的に挿脱するディ
スク挿脱口を有し、且つ、挿入動作に伴って前記ミニデ
ィスク又は前記コンパクトディスクと一体にシャーシに
支持されたホルダベースに沿ってデイスク挿入開始位置
からディスク挿入完了位置までフロントローディングさ
れるディスクホルダと、前記ディスクホルダに設けら
れ、且つ、前記ミニディスクの挿脱時に該ミニディスク
の挿脱を案内するよう前記ディスク挿脱口内に一部進入
するも、前記コンパクトディスクの挿脱に支障なく設け
られる一方、前記コンパクトディスクの挿入完了動作に
連動して該コンパクトディスクの回転駆動に支障のない
位置まで退避するMDガイド板を備えたことを特徴とす
るMD−CDコンパチブルプレーヤである。
【0026】また、第3の発明は、ディスクケースに収
納されたミニディスクと、ディスクケースに収納されて
いないコンパクトディスクとを選択的に再生するMD−
CDコンパチブルプレーヤにおいて、シャーシ上に設け
られ、且つ、前記ミニディスクを回転駆動する小径のタ
ーンテーブルと、前記シャーシ上に設けられ、且つ、前
記コンパクトディスクを回転駆動する大径のアダプタと
を少なくとも有し、前記ミニディスクの前記ターンテー
ブルへの装着時には前記アダプタを該ミニディスクに対
して支障のない位置に退避させる一方、前記コンパクト
ディスクの前記アダプタへの装着時には前記ターンテー
ブルの上方から前記アダプタを該ターンテーブルに回転
可能に結合させるアダプタ組立体と、前記ミニディスク
に対応したフォーカスサーボ範囲の高さに設定され、且
つ、前記ミニディスクを再生するミニディスク用の光ピ
ックアップと、前記コンパクトディスクに対応したフォ
ーカスサーボ範囲の高さに設定され、且つ、前記コンパ
クトディスクを再生するコンパクトディスク用の光ピッ
クアップとを具備したことを特徴とするMD−CDコン
パチブルプレーヤである。
【0027】更に、上記第3の発明のMD−CDコンパ
チブルプレーヤにおいて、前記ミニディスクのMD−C
Dコンパチブルプレーヤへの挿脱時に、前記コンパクト
ディスク用の光ピックアップを、前記ミニディスクを収
納したディスクケースの外側に退避させたことを特徴と
するMD−CDコンパチブルプレーヤである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わるMD−CD
コンパチブルプレーヤの実施例を図1乃至図10を参照
して<第1実施例>,<第2実施例>の順に詳細に説明
する。
【0029】
【実施例】
<第1実施例>図1は本発明に係わる第1実施例のMD
−CDコンパチブルプレーヤの外観を示した外観斜視
図、図2は本発明に係わる第1実施例のMD−CDコン
パチブルプレーヤにおいて、外枠及びフロントパネルを
取り外してシャーシ側と、ディスクホルダ組立体側とを
説明するための斜視図、図3は図2に示したディスクホ
ルダ組立体において、ホルダベース側及びディスクホル
ダを構成する天板側について説明するための斜視図、図
4は図2に示したディスクホルダ組立体において、ディ
スクホルダを構成する中板側について説明するための斜
視図、図5は図2に示したディスクホルダ組立体におい
て、ディスクホルダを構成する底板側について説明する
ための斜視図、図6は本発明に係わる第1実施例のMD
−CDコンパチブルプレーヤの動作を説明するための図
であり、(A)はMD挿入開始状態を示し、(B)はM
D挿入完了状態を示した図、図7は本発明に係わる第1
実施例のMD−CDコンパチブルプレーヤの動作を説明
するための図であり、(A)はCD挿入開始状態を示
し、(B)はCD挿入完了状態を示した図、図8は図2
に示したディスクホルダ組立体の動作を説明するための
図であり、(A)は初期状態で且つCD再生時を示し、
(B)は大径のアダプタを小径のターンテーブルから離
間させる状態を示し、(C)はMD再生時を示した図で
ある。
【0030】図1に示した本発明に係わる第1実施例の
MD−CDコンパチブルプレーヤ(以下、プレーヤと記
す)1は、矩形状のディスクケースに収納されたMD
(ミニディスク)と、ディスクケースに収納されていな
いCD(コンパクトディスク)とをコンパチブルに再生
できるように構成されている。
【0031】また、本発明に係わる第1実施例のプレー
ヤ1は、箱状に形成した外枠2の前面2a側にフロント
パネル3が取り付けられ、且つ、フロントパネル3の巾
方向に長尺なディスク挿脱口3aが開口されており、こ
のディスク挿脱口3aから矩形状のディスクケースに収
納されたMDと、ディスクケースに収納されていないC
Dとをフロントローディング形式で選択的に挿脱できる
ようになっている。
【0032】また、上記プレーヤ1では、MD又はCD
をプレーヤ1内に挿入する場合には、使用者の手動操作
で行い、挿入後にどちらのディスクが挿入されたかをM
D/CD表示窓4の点灯により使用者に知らせている。
一方、MD又はCDをプレーヤ1内から離脱する場合に
は、EJECT釦5を押すことによりMD又はCDがプ
レーヤ1内から自動的に離脱されている。
【0033】従って、本発明に係わる第1実施例のプレ
ーヤ1は、MD又はCDをフロントローディング形式で
挿脱しているため、外枠2の天面2bより上方に設置空
間を用意する必要がなく、且つ、プレーヤ1の高さを低
く押さえることができるので、周知の1DINカーステ
レオサイズに入れるほど小型化が可能となっている。
【0034】次に、図1に示した第1実施例のプレーヤ
1から外枠2及びフロントパネル3を取り外すと、図2
に示した如く、実線で示したシャーシ組立体10側と、
二点鎖線で示したディスクホルダ組立体40側とが図示
の状態で現れる。
【0035】図2において、まずシャーシ組立体10側
を説明すると、基台となるシャーシ11は板金材を用い
て略矩形状に形成されている。また、シャーシ11の裏
面略中央部にはスピンドルモータ12が固定され、この
モータ12の軸12aはシャーシ11に穿設した丸孔1
1aを通ってシャーシ11の上面側に突出しており、且
つ、モータ12の軸12aの先端にMD(図1)の中央
孔と嵌合してMDを回転駆動するための小径のターンテ
ーブル13が固着されている。
【0036】また、シャーシ11上でスピンドルモータ
12の図示右方には巾方向に長尺な楕円孔11bが穿設
されており、この楕円孔11b内にシャーシ11の裏面
側で矢印X,X方向に往復動自在に設けた光ピック
アップ14が臨んでいる。この光ピックアップ14は、
MD(図1)及びCD(図1)を共用して再生できるよ
うに構成されている。
【0037】また、シャーシ11の奥方には略矩形状の
逃げ孔11cが穿設されており、この逃げ孔11c内に
第1実施例の要部の一部となるアダプタ組立体20が取
り付けられている。このアダプタ組立体20は、後述の
ディスクホルダ組立体40側でのMD又はCDの挿脱動
作に支障のないようにシャーシ11上に設けられてい
る。
【0038】ここで、上記アダプタ組立体20の構造を
説明すると、アダプタ組立体20の基台となるブラケッ
ト21が板金材を用いて低い段21aと、これより一段
高く且つ低い段21aと略平行な高い段21bとに折り
曲げ形成され、且つ、低い段21a上にシャフト22が
立設されている。
【0039】また、上記シャフト22には、略円筒の外
周に欠歯部23aを突出形成した円筒体23が矢印
,K方向に回動自在に支持されている。ここで、
円筒体23をシャフト22に回動自在に嵌合させる際、
シャフト22の上端側から円筒体23を嵌合させ、更
に、シャフト22の上端側に圧縮バネ24を嵌入させた
後、シャフト22の上端に止め輪25を嵌めている。こ
の止め輪25は、円筒体23及び圧縮バネ24がシャフ
ト22から抜けるのを防止すると共に、圧縮バネ24が
当接して円筒体23をシャフト22に沿って下方に付勢
するようになっている。
【0040】また、円筒体23の上面には、板金材を用
いて形成したアーム26がシャフト22と同軸的にネジ
で取り付けられており、このアーム26は円筒体23と
一体に回動する構造になっている。
【0041】更に、アーム26の先端上面にCD(図
1)の中央孔と嵌合してCDを回転駆動するための大径
のアダプタ27が回転可能に設けられ、且つ、アーム2
6の中間部裏面にボス28が下方に向かって固着されて
いる。この際、アーム26に支持された大径のアダプタ
27は駆動源に固着されてなく、大径のアダプタ27が
後述するようにMDを回転駆動するための小径のターン
テーブル13と連結することによりCDを回転駆動でき
る構造になっている。
【0042】また、ブラケット21の高い段21b上に
は、略奥行き方向に向かって三角状の三角カム29が固
着されている。この三角カム29の機能は、アーム26
の中間部裏面に固着したボス28がシャフト22に嵌入
した圧縮バネ24の付勢力により三角カム29に当接す
ることにより、アーム26の先端に取り付けたアダプタ
27を三角カム29の形状に応じてシャフト22に沿っ
て矢印Z,Z方向に上下動させるものである。
【0043】更に、ブラケット21の高い段21b上で
三角カム29より奥方には、円筒体23の欠歯部23a
と噛合して円筒体23をシャフト22を中心に回動させ
るための歯車30が駆動源となるモータ31の軸に固着
したウオーム32と噛合している。
【0044】そして、上記のようなアダプタ組立体20
の構造により、アーム26の先端に回転可能に設けたア
ダプタ27は、このアーム26を取り付けた円筒体23
と一体にシャフト22を中心に矢印K,K方向に回
動自在で、且つ、シャフト22に沿って矢印Z,Z
方向に上下動自在となっている。
【0045】従って、アダプタ組立体20の動作は、後
述するものの、ここで簡略に説明すると、プレーヤ1の
初期状態ではアーム26の先端に設けたアダプタ27が
小径のターンテーブル13と回転可能に結合してスピン
ドルモータ12の回転力によりアダプタ27に嵌合した
CDを回転駆動できる状態になっている。一方、プレー
ヤ1内にMDが挿入された時には、このMDをスイッチ
63(図4)で検出して、スイッチ63の検出結果に応
じて作動するモータ31でアーム26の先端に設けたア
ダプタ27を回動且つ上動させて小径のターンテーブル
13から離間させると共に、このアダプタ27をMDの
再生に支障のないようにシャーシ11の奥方で二点鎖線
で示した位置まで自動的に退避させている。この際、M
Dは、シャーシ11上に回転可能に設けた小径のターン
テーブル13に装着させている。
【0046】次に、シャーシ11上の最奥端の左右に
は、一対の支持板15,15が互いに対向して間隔を離
して垂設されており、これらの支持板15,15に二点
鎖線で示したディスクホルダ組立体40を矢印L,L
方向に回動自在に支持するピン16,16が固着され
ている。
【0047】そして、ディスクホルダ組立体40がピン
16,16を介して支持板15,15に回動自在に支持
された際に、ディスクホルダ組立体40は、MD又はC
Dを挿脱するためにシャーシ11上で斜め上方(矢印L
方向)に回動したディスク挿脱位置と、挿入されたM
D又はCDを再生するためにシャーシ11と略平行な位
置(矢印L方向)まで回動したディスク再生位置との
間を、シャーシ11上に設けた不図示のカムギアにより
上下に往復動できるようになっている。
【0048】また、ディスクホルダ組立体40は、支持
板15,15に回動自在に支持されるホルダベース41
と、MD又はCDを収納するために天板42,中板4
3,底板44,左右一対の側板45,45で箱状に枠組
みしたディスクホルダ46とを備え、且つ、この際ディ
スクホルダ46はMD又はCDの挿入動作に伴ってMD
又はCDと一体にシャーシ11に支持されたホルダベー
ス41に沿ってデイスク挿入開始位置からデイスク挿入
完了位置までフロントローディングされるように設けら
れている。上記ディスクホルダ46は、天板42の下方
で僅かの隙間を隔てて設けた中板43が天板42に固着
され、且つ、中板43を固着した天板42の左右側板部
と底板44の左右側板部とを上下で蓋合わせして、両者
42,44の左右側板部を左右一対の側板45,45で
固定することにより、MD又はCDが収納できるように
箱状に枠組みされている。
【0049】また、ディスクホルダ46は、中板43と
底板44との間に囲まれた空間がMD又はCDを挿脱す
るためのディスク挿脱口46aとして開口されている。
このディスク挿脱口46aは巾方向がCDを挿脱できる
大きさに形成されている。一方、ディスク挿脱口46a
からMDを挿脱する場合には、後述するように、ディス
ク挿脱口46aの略中央部で中板43に上下動可能に支
持されたMDガイド板61(図4)が、ディスク挿脱口
46a内に一部進入する構造になっているので、MDは
MDガイド板61の側板部61b,61bに案内されて
ディスクケースごと挿脱できるょうになっている。一
方、ディスクホルダ46の挿脱口46aからCDを挿脱
する際には、MDガイド板61の側板部61b,61b
がCDの挿脱に支障のないようにディスク挿脱口46a
内に一部進入しているため、CDを側板部61b,61
bの下方で挿脱しているものの、CDがディスク挿入完
了位置に至った後にCDを回転駆動する時にMDガイド
板61が邪魔になるため、MDガイド板61を上方に退
避させることが第1実施例の要部の一部となっており、
これについては後述する。
【0050】一方、シャーシ11上には、ラック17が
図示しないギア及びモータにより前後方向(矢印Y
方向)に往復動自在に設けられており、このラック
17の先端部近傍から上方に突出した連結片17aが、
図5に示したようにディスクホルダ46を構成する底板
44の平板部44aに穿設した角孔44aと嵌合し、
ラック17とディスクホルダ46とを連結している。上
記ラック17は図示しないギアと連結した際に、手動で
もラック17を矢印Y,Y方向に移動できるように
なっている。
【0051】従って、MD又はCDをディスクホルダ4
6に挿入する場合には、手動によりMD又はCDと一体
にラック17と連結したディスクホルダ46をホルダベ
ース41に沿って矢印Y方向に摺動させてディスク挿
入完了位置まで押し込み、一方、MD又はCDをディス
クホルダ46から離脱する場合には、EJECT釦5
(図1)の操作後に図示しないモータによりラック17
が動作して、ラック17と一体にディスクホルダ46を
ホルダベース41に沿って矢印Y方向に摺動させて、
ディスクホルダ46を自動的にディスク挿脱位置まで戻
している。
【0052】次に、ディスクホルダ組立体40におい
て、ホルダベース41側及びディスクホルダ46を構成
する天板42側について図3を用いて説明する。尚、図
示を解り易くするために、ホルダベース41側を二点鎖
線で示し、天板42側を実線で示している。
【0053】図3において、ホルダベース41は、板金
材を用いて上板部41aの左右を折り曲げて側板部41
b,41bが垂下され、これらの側板部41b,41b
の下端から夫々内側に向かって下板部41c,41cが
僅かに折り曲げられ、且つ、下板部41c,41c間は
開口しており、上板部41a,側板部41b,41b,
下板部41c,41cで囲まれた空間内にディスクホル
ダ46が矢印Y,Y方向に摺動自在に保持されてい
る。
【0054】また、ホルダベース41の上板部41aに
は、ディスクホルダ46を構成する天板42に固着した
ピン50が嵌合してディスクホルダ46を矢印Y,Y
方向に摺動自在に案内するためのガイド孔41a
略中央部前後に4か所穿設されている。また、ホルダベ
ース41の上板部41aの左右には、天板42に回動自
在に設けた一対のディスク押込み及び押出しレバー5
1,51の回動を許容するための逃げ孔41a,41
が左右対称に穿設されている。また、ホルダベース
41の上板部41aの裏面側には板バネ47が取り付け
られており、この板バネ47はディスクホルダ46内に
収納したMD又はCDがディスク挿入完了位置に至った
後の再生時に、天板42に支持したディスク押さえホル
ダ54内に懸架したディスク押さえ55の中心凸部55
aを押圧している。
【0055】また、ホルダベース41の上板部41aの
後方で左右に切り込みを入れて曲げ片41d,41dが
互いに巾方向に対向して下方に向かって折り曲げ形成れ
ており、これらの曲げ片41d,41dに図1に示した
支持板15,15に固着したピン16,16と嵌合する
軸孔41d,41dが穿設されている。また、ホル
ダベース41の後方で、図示左側の曲げ片41dに接近
して曲げ片41eがディスクホルダ46のディスク挿口
46aと対向するように下方に向かって折り曲げ形成さ
れており、この曲げ片41eには後述する中板43に設
けた第2レバー70の突出部70a(図4)が当接可能
になっている。
【0056】次に、天板42は、板金材を用いて平板部
42aの左右を下方に短い長さで折り曲げて側板部42
b,42bが形成され、これらの側板部42b,42b
の外側にディスクホルダ46を構成する一対の側板4
5,45が固着されている。
【0057】また、天板42の平板部42aには、中央
前方に大径の丸孔42aが穿設されており、この丸孔
42a内に先に説明したディスク押さえホルダ54が
3点で支持され、更に、ディスク押さえホルダ54内に
ディスク押さえ55が遊嵌状態で下方に向かって懸架さ
れている。
【0058】また、天板42の平板部42aの左右中間
部位には、先に説明した一対のディスク押込み及び押出
しレバー51,51が軸52,52を中心にネジリバネ
53,53によって図示左側では時計方向,図示右側で
は反時計方向に夫々付勢されながら回動自在に支持され
ている。これらのディスク押込み及び押出しレバー5
1,51は、先端から下方に向けて折り曲げ形成したデ
ィスク当接部51a,51aが平板部42aに穿設した
一対の逃げ孔42a,42a内に上方から入り込ん
でディスクホルダ46のディスク挿口46aと対向して
いると共に、後端から上方に向けて折り曲げ形成した回
動規制部51b,51bがホルダベース41の上板部4
1aに穿設した逃げ孔41a,41a内を移動でき
るようになっている。
【0059】ここで、上記したディスク押込み及び押出
しレバー51,51は、ディスクホルダ46のディスク
挿口46aからMD又はCDを挿入した時に、MD又は
CDの挿入動作に伴ってMD又はCDがディスク当接部
51a,51aを押すので、ディスク押込み及び押出し
レバー51,51がネジリバネ53,53に抗して図示
左側では反時計方向,図示右側では時計方向に回動する
と共に、MD又はCDと一体にディスクホルダ46をホ
ルダベース41に沿って矢印Y方向に摺動させてディ
スク挿入完了位置まで押し込んでいる。
【0060】一方、EJECT釦5(図1)を操作した
時には、ディスク押込み及び押出しレバー51,51が
MD又はCDをディスホルダ46から押出すように動作
している。
【0061】次に、ディスクホルダ組立体40におい
て、ディスクホルダ46を構成する中板43側について
図4を用いて説明する。
【0062】図4において、中板43は板金材を用いて
略平坦面に形成されており、且つ、中板43は図示しな
いスペーサ又は図示しない切り起こし片により天板42
に僅かの隙間を隔てて固着されている。
【0063】また、中板43の中央部に大きな逃げ孔4
3aが穿設されており、この逃げ孔43aは前方が後述
のMDガイド板61に合わせて矩形状に穿設され、且
つ、後方は図3で説明した天板42側に支持した一対の
ディスク押込み及び押出しレバー51,51のディスク
当接部51a,51aが回動できるように円弧溝状に穿
設されている。また、中板43の後方中央上部には、一
対の切り起こし片43b,43bが巾方向に対向して上
方に向けて切り起こし形成されている。この一対の切り
起こし片43b,43bには、第1実施例の要部の一部
となるMDガイド板61が軸62,62を中心に上下方
向(矢印M,M方向)に回動可能に支持されてい
る。
【0064】上記MDガイド板61は、板金材を用いて
平板部61aの前方左右をMDのディスクケースの巾に
合わせて折り曲げた側板部61b,61bが下方に向か
って僅かの高さで垂下され、且つ、平板部61aの後方
中央部を巾狭く形成して、ここに一対の切り起こし片6
1c,61cが巾方向に対向して上方に向けて切り起こ
し形成されている。従って、MDの挿脱時に、MDのデ
ィスクケースは、MDガイド板61の左右の側板部61
b,61b間に沿って前後方向(矢印Y,Y方向)
に案内される。
【0065】また、MDガイド板61の平板部61aに
は、図3で説明した天板42側に懸架したディスク押さ
え55が臨むための丸孔61aと、天板42側に支持
した一対のディスク押込み及び押出しレバー51,51
のディスク当接部51a,51aが回動するための一対
の円弧状溝61a,61aとが形成されている。
【0066】そして、MDガイド板61の後方に形成し
た一対の切り起こし片61c,61cを中板43の後方
中央上部に形成した一対の切り起こし片43b,43b
に軸62,62を介して回動可能に支持すると共に、プ
レーヤ1の初期状態では前方左右に形成した側板部61
b,61bを中板43の前方に矩形状に穿設した逃げ孔
43a内に臨ませ、且つ、ディスクホルダ46のディス
ク挿脱口46a内に一部進入させている。この際、MD
ガイド板61の側板部61b,61がディスク挿脱口4
6a内に一部進入する突出量は、ディスク挿脱口46a
の上方部位の僅かだけであり、側板部61b,61の下
方ではCD(図1)の挿脱を許容できるようになつてい
る。
【0067】従って、MD(図1)をディスク挿脱口4
6aから挿入すると、MDのディスクケースがMDガイ
ド板61の前方左右に形成した側板部61b,61bに
ディスクケースごと案内されて挿入できる。一方、CD
(図1)をディスク挿脱口46aから挿入した場合に
は、MDガイド板61の側板部61b,61bのディス
ク挿脱口46aへの突出量が少ないので、MDガイド板
61の側板部61b,61bの下方からCDを何等の支
障もなく挿入できるものの、CDを回転駆動させた時に
はCDの面ブレなどによりCDがMDガイド板61の側
板部61b,61bに当たって傷付ける危険性が生じる
ため、第1実施例ではCDがディスク挿入完了位置に至
る動作に協働して後述するようにMDガイド板61を上
方に退避させるようになっている。
【0068】また、中板43上で図示左方の前方部位に
は、MD又はCDがディスクホルダ46に収納されたこ
とを検出するために、MD,CDの少なくとも一方を検
出するディスク種類検出手段が設けられており、この第
1実施例では、ディスク種類検出手段としてMDの挿入
(収納)を検出するスィッチ63と、このスィッチ63
に接離して回動自在なスィッチレバー64とが設けられ
ている。上記スィッチレバー64は、ネジリバネ65に
よつて軸66を中心に図示時計方向に付勢されながらM
Dガイド板61の図示左側の側板部61bの前方を切り
欠いた第1切欠部61b内に臨んでおり、MD(図
1)がMDガイド板61に沿って挿入されると、スィッ
チレバー64でスィッチ63を押圧して、MDの挿入を
検出している。そして、スィッチ63がMDの挿入を検
出すると、後述するプレーヤ1の動作で説明するよう
に、図2で説明したアダプタ組立体20のアダプタ27
をMDの再生に支障のない位置に自動的に退避させてい
る。
【0069】また、中板43上で図示左方の中間部位か
ら後方部位にかけて、CDの挿入と協働してMDガイド
板61を上方に退避させる構成部材が設けられており、
この構成部材として第1レバー67,第2レバー70,
カム板73が図示のように連結されている。
【0070】即ち、上記第1レバー67は、先端に形成
した爪部67aがネジリバネ68によつて軸69を中心
に図示反時計方向に付勢されながらMDガイド板61の
左側の側板部61bの後方を切り欠いた第2切欠部61
内に臨んでおり、MD(図1)がMDガイド板61
に沿って挿入されると爪部67aにMDが当接すること
により第1レバー67は図示時計方向に回動するように
なっている。また、第1レバー67の後方には楕円孔6
7bが穿設されており、この楕円孔67b内に第2レバ
ー70の中間部位に固着した第1連結ピン71が第2レ
バー70の下面側から嵌入して、第1レバー67と第2
レバー70とが連結されている。
【0071】また、上記第2レバー70は、前方に固着
した第2連結ピン72を中板43上で図示左方の中間部
位に設けたカム板73に軸着して、第2レバー70とカ
ム板73とを連結すると共に、後方の突出部70aが中
板43の後方部位より突出している。ここで、第2レバ
ー70の突出部70aは、CD(図1)が挿入された時
にホルダベース41の曲げ片41eに当接するようにな
っている。尚、第2レバー70は、第1レバー67の回
動状態により、突出部70aがホルダベース41の曲げ
片41eに当接したり、あるいは当接を解除されること
によりカム板73を前後方向(矢印Y,Y方向)に
摺動させるものであり、これについてはプレーヤ1の動
作で後述する。
【0072】また、上記カム板73は、3本の楕円状ガ
イド孔73a内に中板43に固着したガイドピン74が
嵌合して中板43上を前後方向(矢印Y,Y方向)
に摺動可能に設けられ、且つ、MDガイド板61側に低
いカム面73bと、傾斜カム面73bと、高いカム
面73bとを連接したカム面73bが形成されてい
る。
【0073】更に、MDガイド板61の左側の側板部6
1bの中間部位で外側に固着したピン75が、カム板7
3に形成したカム面73b上に沿って当接している。
【0074】上記した第1レバー67,第2レバー7
0,カム板73は、CDのディスク挿入完了時に互いに
協働して、CDの回転駆動に支障のないようにMDガイ
ド板61を上方に退避させているが、これについてもプ
レーヤ1の動作で後述する。
【0075】次に、ディスクホルダ組立体40におい
て、ディスクホルダ46を構成する底板44側について
図5を用いて説明する。
【0076】図5において、底板44は、板金材を用い
て平板部44aの左右を上方に短い長さで折り曲げて側
板部44b,44bが形成され、これらの側板部44
b,44bの外側にディスクホルダ46を構成する一対
の側板45,45が固着されている。
【0077】また、底板44の平板部44aには、中央
前方に丸孔と楕円孔とを連接した大きな逃げ孔44a
が穿設されており、この逃げ孔44aはシャーシ11
上に設けたターンテーブル13及び光ピックアップ14
と対応している。この際、ディスクホルダ46に挿入し
たMD又はCDがディスク挿入完了位置に至った後、ホ
ルダベース41をディスク挿脱位置からディスク再生位
置まで下方に回動させた時に、底板44の逃げ孔44a
内にターンテーブル13及び光ピックアップ14が進
入するようになっている。
【0078】また、底板44の平板部44aの後方は図
示左側を除いて奥行きを浅く形成れ、ここに図3で説明
した天板42側に支持した一対のディスク押込み及び押
出しレバー51,51のディスク当接部51a,51a
が回動できるように一対の円弧状溝44a,44a
が穿設されている。また、底板44の平板部44aの後
方で図示左側には、シャーシ11上に設けたラック17
と連結する角孔44aが穿設されている。
【0079】次に、上記構成による第1実施例のプレー
ヤ1の動作について図1乃至図8を併用して説明する。
【0080】まず、プレーヤ1が初期状態の時には、図
2に示したアダプタ組立体20も初期状態となってお
り、シャフト22を中心に円筒体23と一体に回動自在
なアーム26の先端に設けた大径のアダプタ27は、図
8(A)に示したように、スピンドルモータ12に固着
した小径のターンテーブル13に回転可能に結合してい
る。即ち、図8(A)において、アーム26に固着した
ボス28が、ブラケット21の高い段21bに固着した
三角カム29の頂点から斜面を下降する動作に伴って、
大径のアダプタ27は、小径のターンテーブル13の上
方から下降して小径のターンテーブル13に回転可能に
結合している。この際、CD用のアダプタ27のディス
ク載置面は、MD用のターンテーブル13のディスク載
置面に対して僅かな高さHだけ高くなるものの、この僅
かな高さHは1mm以下に設定しているため、MD,C
D共用の光ピックアップ14(図2)によりMD,CD
(図1)を再生できる。この際、MD,CD共用の光ピ
ックアップ14(図2)は、内部に設けた対物レンズ
(図示せず)がMD,CDに対して良好にフォーカスサ
ーボが行われるように、対物レンズのフォーカスサーボ
範囲がCD再生時の僅かな高さHを吸できるように設定
されている。
【0081】また、プレーヤ1が初期状態の時には、図
4に示した如く、ホルダベース41に沿って前後方向
(矢印Y,Y方向)に移動自在なディスクホルダ4
6は、矢印Y方向に移動して手前側のディスク挿脱位
置に至っており、且つ、ディスクホルダ46を構成する
中板43に設けたMDガイド板61が下方に回動して、
MDガイド板61の側板部61b,61bがディスクホ
ルダ46のディスク挿脱口46aの上方に僅か進入して
いる。即ち、図4及び図6(A)に示したように、中板
43上で図示左方の中間部位から後方部位にかけて設け
た第1レバー67,第2レバー70,カム板73のうち
で、第1レバー67がMDガイド板61の左側の側板部
61bの後方を切り欠いた第2切欠部61b内に臨ん
でおり、この第1レバー67に連結した第2レバー70
と、第2レバー70に連結したカム板73とがMDガイ
ド板61の左側の側板部61bに略平行で、且つ、カム
板73の低いカム面73b上にMDガイド板61の左
側の側板部61bに固着したピン75が当接するように
カム板73が矢印Y方向に移動している。従って、中
板43に設けたMDガイド板61が下方に回動して、M
Dガイド板61の側板部61b,61bがディスクホル
ダ46のディスク挿脱口46aの上方に僅か進入してい
る。
【0082】次に、図6(A)及び図4に示した如く、
ディスクホルダ46内に進入したMDガイド板61の側
板部61b,61bに沿ってMDを挿入すると、中板4
3の手前に設けたスイッチレバー64がMDに当接して
軸66を中心に図示反時計方向に回動してスイッチ63
を押圧するので、スイッチ63によりMDが挿入された
ことを検出する。
【0083】このMDの挿入時に、初期状態で小径のタ
ーンテーブル13に回転可能に結合している大径のアダ
プタ27は、MDの回転駆動に邪魔になるで、小径のタ
ーンテーブル13から離間させて退避させる必要があ
る。そこで、MDの挿入をスイッチ63で検出した後、
アダプタ組立体20の駆動源となるモータ31を作動さ
せる。そして、モータ31と連結した歯車30の回転駆
動により円筒体23と一体にアーム26がシャフト22
を中心に図示反時計方向に回動すると、図8(A)の状
態から図8(B)に示したようにアーム26に固着した
ボス28が三角カム29の頂点に至る途中で、アーム2
6の先端に設けた大径のアダプタ27が小径のターンテ
ーブル13から離間し、更にアーム26が反時計方向に
回動するので、図8(C)に示したようにアーム26に
固着したボス28が三角カム29の頂点から斜面を下り
ながら、アーム26の先端に設けた大径のアダプタ27
が図2及び図6(B)に示したようにシャーシ11の奥
方まで回動して、MDに対して支障のない位置に自動的
に退避している。
【0084】次に、図6(B)に示した如く、MDをM
Dガイド板61に沿って更に押込むと、中板43上に設
けた第1レバー67の爪部67aにMDが当接するの
で、第1レバー67は図示時計方向に回動する。この第
1レバー67の回動に伴って第1レバー67と連結した
第2レバー70も斜め方向に回動するものの、この第2
レバー70と連結したカム板73は初期状態と同じ位置
に位置しているため、MDガイド板61は依然として下
方に回動している。
【0085】この後、MDをディスクホルダ46内に手
動で更に押し込むと、MDと一体にディスクホルダ46
がホルダベース41に沿って奥方(矢印Y方向)に移
動してディスク挿入完了位置に至る。ここで、ディスク
ホルダ46がディスク挿入完了位置に至ると、第1レバ
ー67の時計方向の回動に伴って斜め方向に回動した第
2レバー70の突出部70aが中板43の後方から突出
していても、第2レバー70の突出部70aはホルダベ
ース41の曲げ片41eに当接しないので、これにより
第2レバー70と連結したカム板73が初期状態と同じ
位置を保ち、MDガイド板61も依然として下方に回動
している。
【0086】尚、この後、ホルダベース41をディスク
再生位置まで下方に回動させて、MDの中心孔を小径の
ターンテーブル13に嵌合させて光ピックアップ14
(図2)で再生している。
【0087】次に、図7(A)及び図4に示した如く、
CDをディスクホルダ46内に挿入する時に、初期状態
で説明したように、MDガイド板61の側板部61b,
61bがディスク挿脱口46aの上方に僅かに進入して
いる突出量はCDの挿入に支障のない程度であるので、
CDをMDガイド板61の側板部61b,61bの下方
から挿入している。また、CDの挿入時には、中板43
の前方に設けたスイッチレバー64及び中板43の後方
に設けた第1レバー67にCDが夫々当接しないので両
レバー64,67は共に初期状態と同一状態になってい
る。
【0088】また、CDの挿入時には、初期状態で説明
したように、アーム26の先端に設けた大径のアダプタ
27が、図8(A)に示したように、スピンドルモータ
12に固着した小径のターンテーブル13に回転可能に
結合している。
【0089】更に、CDをディスクホルダ46内に手動
で押し込むと、CDと一体にディスクホルダ46がホル
ダベース41に沿って奥方(矢印Y方向)に移動して
ディスク挿入完了位置に至る。ここで、ディスクホルダ
46がディスク挿入完了位置に至ると、中板43の後方
に設けた第2レバー70の突出部70aが中板43の後
方に突出しているので、この突出部70aがホルダベー
ス41の曲げ片41eに当接し、第2レバー70及び第
2レバー70と連結したカム板73が矢印Y方向に押
されて前方に直進する。このカム板73の矢印Y方向
への直進に伴って、MDガイド板61の左側の側板部6
1bに固着したピン75がカム板73の低いカム面73
から傾斜カム面73bを経由して高いカム面73
に当接するので、これにより、中板43に設けたM
Dガイド板61が軸62を中心に上方(矢印M方向)
に回動して、側板部61b,61のディス挿脱口46a
への一部進入が解除され、MDガイド板61はCDの再
生に支障のないようにアダプタ27の上方で退避してい
る。
【0090】尚、この後、ホルダベース41をディスク
再生位置まで下方に回動させて、CDの中心孔を大径の
アダプタ27に嵌合させて光ピックアップ14(図2)
で再生している。
【0091】以上詳述した第1実施例のプレーヤ1にお
いて、ディスク種類検出手段としてMDを検出するスイ
ッチ63を設けて、MDの挿入をスイッチ63で検出し
た後にアダプタ組立体20のモータ31を作動させて、
初期状態で小径のターンテーブル13に回転可能に結合
したアダプタ27をMDに対して支障のない位置に自動
的に退避させているものの、これに限ることなく、ディ
スク種類検出手段としてCDを検出するホトセンサ(図
示せず)を設けて、初期状態でアダプタ27をMDに対
して支障のない位置に退避させておき、CDの挿入をホ
トセンサで検出した後にアダプタ組立体20のモータ3
1を作動させて、初期状態で退避していたアダプタ27
を小径のターンテーブル13に回転可能に結合させる方
法も考えられ、第1実施例においてディスク種類検出手
段はMD,CDの少なくとも一方を検出できれば良いも
のである。
【0092】<第2実施例>図9(A),(B)は本発
明に係わる第2実施例のMD−CDコンパチブルプレー
ヤを説明するための平面図,正面図、図10は本発明に
係わる第2実施例のMD−CDコンパチブルプレーヤに
おいて、(A)はMD用の光ピックアップによりMDを
再生している状態を示し、(B)はCD用の光ピックア
ップによりCDを再生している状態を示した図である。
尚、第2実施例において、説明の便宜上、先に第1実施
例で示した構成部材と同一構成部材に対しては同一の符
号を付して適宜説明し、且つ、第1実施例と異なる構成
部材に新たな符号を付す共に、この第2実施例では第2
実施例と異なる点を中心に説明する。
【0093】図9(A),(B)に示した本発明に係わ
る第2実施例のMD−CDコンパチブルプレーヤ80
は、先に図1乃至図8を用いて説明した第1実施例のM
D−CDコンパチブルプレーヤ1を一部変形させたもの
である。この第2実施例では、シャーシ81上にMD用
の光ピックアップ82と、CD用の光ピックアップ83
とを別個に設けたことを特徴とするものである。
【0094】即ち、図9(A),(B)に示した第2実
施例のMD−CDコンパチブルプレーヤ80において、
シャーシ81の上面側には、スピンドルモータ12の軸
12aに取り付けたMD用のターンテーブル13が回転
自在に設けられ、且つ、先に第1実施例で説明したアダ
プタ組立体20を構成するアーム26の先端に懸架した
CD用のアダプタ27がMD用のターンテーブル13上
に嵌合できるように上下動自在に設けられている点は、
第1実施例と同様である。
【0095】一方、第2実施例では、シャーシ81の上
面側でMD用のターンテーブル13を中心にして、図示
右方にMDを再生するMD用の光ピックアップ82が矢
印X,X方向に往復動自在に設けられ、且つ、図示
左方にCDを再生するCD用の光ピックアップ83が矢
印X,X方向に往復動自在に設けられている。
【0096】ここで、MD用の光ピックアップ82と、
CD用の光ピックアップ83とを別個に設けた理由は、
先に第1実施例で図8(A)を用いて説明したように、
大径のアダプタ27を、小径のターンテーブル13の上
方から下降して小径のターンテーブル13に回転可能に
結合した際、CD用のアダプタ27のディスク載置面
が、MD用のターンテーブル13のディスク載置面に対
して僅かな高さHだけ高くなるため、MD,CD共用の
光ピックアップ14(図2)を採用した場合には、M
D,CD共用の光ピックアップ14の内部に設けた対物
レンズ(図示せず)のMD,CDへのフォーカスサーボ
範囲が増大するので、これを避けるために第2実施例で
は光ピックアップ82,83を専用に設けている。
【0097】従って、図10(A)に示した如く、MD
を再生する時には、CD用のアダプタ27をMDに対し
て支障のない位置に退避させておき、MDを小径のター
ンテーブル13上に装着する。ここで、MD用の光ピッ
クアップ82は、内部に設けた対物レンズ(図示せず)
がMDに対して良好にフォーカスサーボが行われるよう
に、MDに対応したフォーカスサーボ範囲の高さにシャ
ーシ81上で設定されている。そして、MD用の光ピッ
クアップ82を矢印X,X方向に往復動することに
よりMDを再生している。一方、MDのMD−CDコン
パチブルプレーヤ80への挿脱時には、CD用の光ピッ
クアップ83を、ミニディスクを収納したディスクケー
スの外側に退避させて、ディスクケースに干渉しない図
示位置で待機させているので、CD用の光ピックアップ
83又はミニディスクを収納したディスクケースを壊す
ことがない。
【0098】次に、図10(B)に示した如く、CDを
再生する時には、大径のアダプタ27を、小径のターン
テーブル13の上方から下降して小径のターンテーブル
13に回転可能に結合している。この際、CD用のアダ
プタ27のディスク載置面は、MD用のターンテーブル
13のディスク載置面に対して僅かな高さHだけ高くな
る。ここで、CD用の光ピックアップ83は、内部に設
けた対物レンズ(図示せず)がCDに対して良好にフォ
ーカスサーボが行われるように、CDに対応したフォー
カスサーボ範囲の高さにシャーシ81上で設定されてお
り、MD用の光ピックアップ82の高さよりも僅かな高
さH分だけ上方に設定されている。そして、CD用の光
ピックアップ83を矢印X,X方向に往復動するこ
とによりCDを再生している。一方、CDのMD−CD
コンパチブルプレーヤ80への挿脱時には、MD用の光
ピックアップ82をCDの内周部位の位置で待機させて
おり、この位置で待機させても何等の支障も生じない。
【0099】尚、先に説明した従来例に、第2実施例と
同様にMD用の光ピックアップと、CD用の光ピックア
ップとを別個に設けても良い。
【0100】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わるMD−CD
コンパチブルプレーヤにおいて、請求項1記載による効
果は、MD−CDコンパチブルプレーヤのディスクホル
ダが、ミニディスク又はコンパクトディスクをフロント
ローディング方式で挿脱しているので、従来例のように
プレーヤの上方に設置空間を用意する必要がなく、且
つ、プレーヤの高さを低く押さえることができるので、
周知の1DINカーステレオサイズに入れるほど小型化
が可能となる。また、ディスク種類検出手段の出力結果
に応じてアダプタ組立体の駆動源を作動させて、ミニデ
ィスクを再生する際にコンパクトディスクを回転駆動す
るための大径のアダプタを、ミニディスクに対して支障
のない位置に自動的に退避させる一方、コンパクトディ
スクを再生する際に大径のアダプタを、ミニディスクを
回転駆動するための小径のターンテーブルに自動的に回
転可能に結合させているので、アダプタ組立体の動作に
手動操作を伴う必要がなく安定性があり、アダプタ組立
体の動作を信頼性良く自動的に行うことができる。
【0101】また、請求項2記載による効果は、ディス
クホルダにミニディスクの挿脱を案内するようMDガイ
ド板を設けてミニディスクの挿脱を容易にし、且つ、こ
のMDガイド板をコンパクトディスクの回転駆動に支障
のない位置まで退避させているので、コンパクトディス
クを回転駆動させた時に生じる面ブレがあってもコンパ
クトディスクをMDガイド板で傷付ける心配が全く生じ
ないなどの利点がある。
【0102】また、請求項3記載による効果は、とく
に、ミニディスク用の光ピックアップと、コンパクトデ
ィスク用の光ピックアップとを別個に設け、且つ、両光
ピックアップをミニディスク,コンパクトディスクに対
応したフォーカスサーボ範囲の高さに夫々設定している
ので、コンパクトディスクを再生する際に大径のアダプ
タを、ミニディスクを回転駆動するための小径のターン
テーブル上に回転可能に結合させた時に、アダプタのデ
ィスク載置面がターンテーブルのディスク載置面より僅
かに高くなつても、コンパクトディスク用の光ピックア
ップのフォーカスサーボ範囲でコンパクトディスクを良
好に再生できる。
【0103】更に、請求項4記載による効果は、ミニデ
ィスクのMD−CDコンパチブルプレーヤへの挿脱時
に、コンパクトディスク用の光ピックアップを、ミニデ
ィスクを収納したディスクケースの外側に退避させてい
るため、CD用の光ピックアップ又はミニディスクを収
納したディスクケースを壊すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1実施例のMD−CDコンパ
チブルプレーヤの外観を示した外観斜視図である。
【図2】本発明に係わる第1実施例のMD−CDコンパ
チブルプレーヤにおいて、外枠及びフロントパネルを取
り外してシャーシ側と、ディスクホルダ組立体側とを説
明するための斜視図である。
【図3】図2に示したディスクホルダ組立体において、
ホルダベース側及びディスクホルダを構成する天板側に
ついて説明するための斜視図である。
【図4】図2に示したディスクホルダ組立体において、
ディスクホルダを構成する中板側について説明するため
の斜視図である。
【図5】図2に示したディスクホルダ組立体において、
ディスクホルダを構成する底板側について説明するため
の斜視図である。
【図6】本発明に係わる第1実施例のMD−CDコンパ
チブルプレーヤの動作を説明するための図であり、
(A)はMD挿入開始状態を示し、(B)はMD挿入完
了状態を示した図である。
【図7】本発明に係わる第1実施例のMD−CDコンパ
チブルプレーヤの動作を説明するための図であり、
(A)はCD挿入開始状態を示し、(B)はCD挿入完
了状態を示した図である。
【図8】図2に示したディスクホルダ組立体の動作を説
明するための図であり、(A)は初期状態で且つCD再
生時を示し、(B)はアダプタをターンテーブルから離
間させる状態を示し、(C)はMD再生時を示した図で
ある。
【図9】(A),(B)は本発明に係わる第2実施例の
MD−CDコンパチブルプレーヤを説明するための平面
図,正面図である。
【図10】本発明に係わる第2実施例のMD−CDコン
パチブルプレーヤにおいて、(A)はMD用の光ピック
アップによりMDを再生している状態を示し、(B)は
CD用の光ピックアップによりCDを再生している状態
を示した図である。
【図11】従来のMD−CDコンパチブルプレーヤの構
成を説明するための外観斜視図である。
【図12】従来のMD−CDコンパチブルプレーヤの構
成を説明するための側面図である。
【図13】従来のMD−CDコンパチブルプレーヤにお
いて、MDを装着する動作を説明するための側面図であ
る。
【図14】従来のMD−CDコンパチブルプレーヤにお
いて、CDを装着する動作を説明するための側面図であ
る。
【符号の説明】
1…第1実施例のMD−CDコンパチブルプレーヤ(プ
レーヤ)、11…シャーシ、12…スピンドルモータ、
13…小径のターンテーブル、20…アダプタ組立体、
27…大径のアダプタ、31…駆動源(モータ)、40
…ディスクホルダ組立体、41…ホルダベース、46…
ディスクホルダ、46a…ディスク挿脱口、61…MD
ガイド板、63…ディスク種類検出手段(スイッチ)、
80…第2実施例のMD−CDコンパチブルプレーヤ
(プレーヤ)、81…シャーシ、82…MD用の光ピッ
クアップ、83…CD用の光ピックアップ、MD…ミニ
ディスク、CD…コンパクトディスク。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 19/12 501 G11B 19/12 501A (72)発明者 梨本 裕明 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクケースに収納されたミニディスク
    と、ディスクケースに収納されていないコンパクトディ
    スクとを選択的に再生するMD−CDコンパチブルプレ
    ーヤにおいて、 前記ミニディスクと、前記コンパクトディスクとを選択
    的に挿脱するディスク挿脱口を有し、且つ、挿入動作に
    伴って前記ミニディスク又は前記コンパクトディスクと
    一体にシャーシに支持されたホルダベースに沿ってデイ
    スク挿入開始位置からディスク挿入完了位置までフロン
    トローディングされるディスクホルダと、 前記ミニディスク,前記コンパクトディスクの少なくと
    も一方の前記ディスクホルダへの収納を検出するディス
    ク種類検出手段と、 前記シャーシ上に設けられ、且つ、前記ミニディスクを
    回転駆動する小径のターンテーブルと、 前記シャーシ上に設けられ、且つ、前記ディスク種類検
    出手段の出力結果に応じて作動する駆動源と、前記コン
    パクトディスクを回転駆動する大径のアダプタとを少な
    くとも有し、前記ミニディスクの前記ディスクホルダへ
    の収納時には前記アダプタを該ミニディスクに対して支
    障のない位置に自動的に退避させる一方、前記コンパク
    トディスクの前記ディスクホルダへの収納時には前記タ
    ーンテーブルの上方から前記アダプタを該ターンテーブ
    ルに自動的に回転可能に結合させるアダプタ組立体とを
    具備したことを特徴とするMD−CDコンパチブルプレ
    ーヤ。
  2. 【請求項2】ディスクケースに収納されたミニディスク
    と、ディスクケースに収納されていないコンパクトディ
    スクとを選択的に再生するMD−CDコンパチブルプレ
    ーヤにおいて、 前記ミニディスクと、前記コンパクトディスクとを選択
    的に挿脱するディスク挿脱口を有し、且つ、挿入動作に
    伴って前記ミニディスク又は前記コンパクトディスクと
    一体にシャーシに支持されたホルダベースに沿ってデイ
    スク挿入開始位置からディスク挿入完了位置までフロン
    トローディングされるディスクホルダと、 前記ディスクホルダに設けられ、且つ、前記ミニディス
    クの挿脱時に該ミニディスクの挿脱を案内するよう前記
    ディスク挿脱口内に一部進入するも、前記コンパクトデ
    ィスクの挿脱に支障なく設けられる一方、前記コンパク
    トディスクの挿入完了動作に連動して該コンパクトディ
    スクの回転駆動に支障のない位置まで退避するMDガイ
    ド板を備えたことを特徴とするMD−CDコンパチブル
    プレーヤ。
  3. 【請求項3】ディスクケースに収納されたミニディスク
    と、ディスクケースに収納されていないコンパクトディ
    スクとを選択的に再生するMD−CDコンパチブルプレ
    ーヤにおいて、 シャーシ上に設けられ、且つ、前記ミニディスクを回転
    駆動する小径のターンテーブルと、 前記シャーシ上に設けられ、且つ、前記コンパクトディ
    スクを回転駆動する大径のアダプタとを少なくとも有
    し、前記ミニディスクの前記ターンテーブルへの装着時
    には前記アダプタを該ミニディスクに対して支障のない
    位置に退避させる一方、前記コンパクトディスクの前記
    アダプタへの装着時には前記ターンテーブルの上方から
    前記アダプタを該ターンテーブルに回転可能に結合させ
    るアダプタ組立体と、 前記ミニディスクに対応したフォーカスサーボ範囲の高
    さに設定され、且つ、前記ミニディスクを再生するミニ
    ディスク用の光ピックアップと、 前記コンパクトディスクに対応したフォーカスサーボ範
    囲の高さに設定され、且つ、前記コンパクトディスクを
    再生するコンパクトディスク用の光ピックアップとを具
    備したことを特徴とするMD−CDコンパチブルプレー
    ヤ。
  4. 【請求項4】請求項3記載のMD−CDコンパチブルプ
    レーヤにおいて、 前記ミニディスクのMD−CDコンパチブルプレーヤへ
    の挿脱時に、前記コンパクトディスク用の光ピックアッ
    プを、前記ミニディスクを収納したディスクケースの外
    側に退避させたことを特徴とするMD−CDコンパチブ
    ルプレーヤ。
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