JPH0652389B2 - 写真用支持体 - Google Patents

写真用支持体

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JPH0652389B2
JPH0652389B2 JP63014896A JP1489688A JPH0652389B2 JP H0652389 B2 JPH0652389 B2 JP H0652389B2 JP 63014896 A JP63014896 A JP 63014896A JP 1489688 A JP1489688 A JP 1489688A JP H0652389 B2 JPH0652389 B2 JP H0652389B2
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徹郎 淵澤
和幸 小池
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/95Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers rendered opaque or writable, e.g. with inert particulate additives
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、優れた画像を与える写真用支持体に関するも
のである。更に詳しくは画像の輝度と彩度暗部の階調再
現力、シヤープネスなどが画期的に改良された写真用支
持体に関するものである。
(従来の技術) 従来、写真用支持体として知られるTACやPETやポ
リカーボネートなどの透明なプレートやフイルム、紙、
合成紙、バライタ紙、ポリオレフインラミネート紙、又
は白色顔料を含有させたフイルム、プレートや例えば表
面を陽極酸化処理されたアルミニウム板のような金属板
などに比して金属反射性又は第2種拡散反射性の表面を
もつ写真用支持体を用いると階調の再現性、カラー写真
のときの色相の再現性、画像のシヤープネスなど優れた
写真や記録媒体が得られる。例えば、特開昭61−21
0346号、特願昭61−168800号、同昭61−
1688801号、同昭61−168802号、同昭6
1−168803号、同昭61−168804号、同昭
61−168805号、同昭61−249873号など
に記載されている。
ところが、特開昭61−210346号において記載し
た支持体は、金属薄膜層と写真乳剤との間に熱可塑性樹
脂層又は/及び透明基体を存在させた為、その距離は、
30μ以上あり、又金属蒸着層の反射光の指向性を減
じ、乱反射させるために熱可塑性樹脂中に白色顔料を充
填させているため、出願の目的である輝きは充分である
が解像力は必ずしも充分ではなかつた。又、特願昭61
−168800号、同昭61−168801号、同昭6
1−168802号、同昭61−168803号、同昭
61−168804号、同昭61−168805号、同
昭61−249873号には、第2種拡散反射層として
第一にアルミニウム、銀、金、銅、ニツケル、クロム、
白金などの金属又はその合金で、2枚同時圧延した内側
のマツト面か、圧延時パターニングするか機械的に例え
ばブラシか又はパミスなど研磨剤の微粒子をジエツト流
で噴射して砂目だてするか、電解法によるエツチ法など
による方法を記載した。又、第2に、真空蒸着法、スパ
ツタリング法、イオンプレーテイング法、電着法、無電
解メツキなどにより、金属薄膜層を設け、上記第1で述
べた方法で第2種拡散反射面にする方法を記載した。し
かし、第一の方法で使用する金属薄は、原紙やパラスチ
ツクフイルムに貼合せても可撓性が残り、露光や現像時
等での取扱い性に難点がある。又、第2の方法では基体
上に金属薄膜層を設けてから、表面加工を行なつて、第
2種拡散性を与えるため、表面加工を行なうのに耐えら
れる丈の厚さの金属薄膜層を設ける必要があり、経済的
でない。
(発明の目的) 本発明は上記欠点のない第2種拡散反射性を有する写真
用支持体を提供することにある。即ち、画像の輝度、彩
度、暗部の階調再現力、シヤープネスが良好で、しかも
現像時等の取扱い性が良く、経済的な写真用支持体を提
供することにある。
(発明の構成) 本発明の目的は、マツト面の基体上に金属薄膜層を設け
て、第2種拡散反射性を有する面とし、しかも金属薄膜
層のマツト形状が三次元粗さ測定器で測定した中心面平
均粗さSRaが0.1〜1.2μmである写真用支持体
により達成された。
中心面平均粗さとは、粗さ曲面から、その中心面上に面
積SMの部分を抜き取り、この抜き取り部分の中心面上
に直交座標軸、X軸、Y軸を置き、中心面に直交する軸
をZ軸と置いた時に、次の数式で与えられる値を中心面
平均粗さ(SRa)と定義し、μm単位で表す。
ただし、LX・LY=SM Z=f(X,Y) 中心面平均粗さは、(株)小坂研究所製〔三次元表面粗
さ測定機(SE=3AK)〕を用いて半径2μmのダイ
ヤモンド針で波長2〜250μm、水平方向の拡大倍率
200倍、高さ方向の拡大倍率2000倍で0.16m
2の面積を測定して求めた値である。
以下本発明の支持体について説明する。
本発明において用いられる基体は、公知の支持体用基体
材料から選ぶことができる。その例としては、ポリエチ
レンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等の
ポリエステルのフイルム、三酢酸セルロースフイルム、
ポリスチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリ
エチレン等のポリオレフインのフイルム、ナイロンフイ
ルムなどの基体であり、これらの表面をマツト化するに
は、顔料を充填するか、顔料を塗布するか、機械的に処
理する方法がある。充填する顔料としては、シリカ、二
酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、炭酸バリ
ウム、炭酸カルシウム、リトポンアルミナ白、酸化亜
鉛、三酸化アンチモン、燐酸チタン等があげられる。こ
れらは単独で、或は混合して用いることができる。これ
らの顔料の粒径は0.5〜8μが望ましい。又、充填量
は1〜10%が望ましい。これら顔料を樹脂中に分散さ
せるのはステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム
等の金属石けん、その他の界面活性剤を分散剤として用
いることが可能である。
顔料塗布によりマツト化する場合の顔料としては、上記
のものが使用できる。バインダーとしては、水溶性、水
分散系、非水系いずれも使用可能である。総合技術セン
ター編「最新バインダー技術便覧」から適宜選択して使
用することが出来る。水溶性バインダーとしては、ゼラ
チン、PVA、カゼイン、等が使用できる。これらの場
合は硬化剤を使用することが望ましい。水分散系として
はブタジエン共重合体ラテツクス、酢酸ビニル樹脂エマ
ルジヨン、アクリルエマルジヨン、ポリオレフイン系エ
マルジヨン、等がある。非水系バインダーとしては、ポ
リエステル系、酢ビ系、熱可塑性エラストマー系、ポリ
ウレタン系、メラミン系、尿素系、アルキド系、アクリ
ル系、フエノール系、が使用できる。
機械的処理によりマツト化する方法としては、研磨剤の
微粒子をジエツト流で噴射して砂目だてする方法があ
る。
上記マツト化フイルムに金属薄膜層を設け、そのままか
又は紙、他のプラスチツクフイルム、布等と貼合せて、
写真用支持体とすることができる。
本発明において貼り合わせる方法は、例えば、加工技術
研究会編「新ラミネート加工便覧」に記載されたような
公知のラミネーシヨン方法の中から適宜選択して採用す
ることができるが、所謂ドライラミネーシヨン又は無溶
剤型ドライラミネーシヨンを採用することが好ましい。
ドライラミネーシヨンとは、プラスチツクフイルムに接
着剤を塗布した後乾燥し、その後約100℃で加熱圧着
する方法であり、この場合の接着剤としては、溶剤型の
ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エ
ポキシ系樹脂、ゴム系樹脂、ウレタン系樹脂等が5〜1
5g/m2の割合で使用される。
無溶剤型ドライラミネーシヨンはプラスチツクフイルム
に一液湿気硬化型ウレタン接着剤又は二液型ウレタン接
着剤等の反応硬化型接着剤を0.8〜2.0g/m2
布して原紙と貼り合わせ、その後経時させることにより
接着剤を反応硬化せしめ、プラスチツクフイルムと原紙
の貼着を完全にするものである。
上記における接着剤の塗布方法は、グラビアロールコー
テイング、ワイヤーバーコーテイング、ドクターブレー
ドコーテイング、リバースロールコーテイング、デイツ
プコーテイング、エアーナイフコーテイング、カレンダ
ーコーテイング、キスコーテイング、スキーズコーテイ
ング、フアンチンコーテイング等の公知の方法の中から
適宜選択して採用することができる。
上記基体の他に、原紙、塗工紙、布及び、原紙や布の両
面に溶融ポリオレフインで被覆したポリオレフイン被覆
紙などの基体を上げることができる。
塗工紙の塗液は、前述したフイルム用塗液と同様のもの
である。
原紙としては写真用支持体として公知のものが使用でき
る。天然パルプよりなる紙、ポリエチレンやポリプロピ
レンなどプラスチツク材料製の合成パルプの混抄により
作られた紙、あるいは天然パルプと合成パルプの抄き合
せにより作られた紙等種々のものが挙げられる。
写真用支持体の平面性は基体の平面性に大きく支配され
るので基体の平面性を良くしておくことが必要であり、
そのため、たとえば基体として短繊維パルプを抄紙した
原紙などを用いるときは、熱カレンダー処理等で平滑化
したものを用いるのが好ましい。
また基体の厚さには特に制限はないが、30〜300μ
m程度、好ましくは70〜200μm程度である。
本発明において、金属薄膜層の形成に用いられる金属と
しては、例えば、特開昭50−139720号公報に詳
述されているアルミニウムを主体とする金属や、特開昭
48−65927号、同48−65928号および同5
0−2925号の各公報に記載されているようにテル
ル、モリブテン、ポリニウム、コバルト、亜鉛、銅、ニ
ツケル、鉄、錫、バナジウム、ゲルマニウム、銀および
銀エマルジヨン、クロム、チタニウム等の金属および合
金等を挙げることができる。これらのうちで、本発明の
目的において特に好ましい金属薄膜層はアルミニウム金
属薄膜層である。
金属薄膜層を設ける方法としては、例えば真空蒸着法、
スパツタリング法、イオンプレーテイング法、電着法等
の薄膜を作る公知の方法を用いることができる。また、
金属薄膜層は一層でも、あるいは二層以上の多層であつ
てもよい。金属薄膜層の生成の際に、一酸化ケイ素、二
酸化ケイ素、シリコン酸化物、アルミニウム酸化物、マ
グネシウム酸化物、タンタル酸化物、ボロン・シリコン
オキシド(例、ホウケイ酸塩)およびチタン酸化物のよ
うな無機酸化物を真空共蒸着等させると、金属薄膜層の
酸化を防止することができる。
基体に蒸着加工する場合、基体と蒸着膜との密着性を高
めるため、基体のコロナ放電処理などの活性化処理やプ
ライマーなどの前処理を行なうことが出来る。プライマ
ーに使用される樹脂としては、溶剤性、水性型、ノンソ
ルベント型があるが、一般的に使用されている溶剤性の
アクリル系、セルロース系、塩化ビニール系、ウレタン
系、ポリエステル系が使用できる。又、これらは一液ラ
ツカー、二液反応硬化型でもよい。ノンソルベント型の
紫外線硬化型、電子線硬化型も使用できる。これについ
てはコンバーテツク1986年1月号p31〜42「蒸
着加工におけるプライマー処理について」に記載されて
いる技術が使用できる。
金属薄膜層の厚さは20〜4000オングストロームの
範囲にあることが好ましく、特に好ましくは50〜20
00オングストロームの範囲の値である。
金属薄膜層のマツトの粗さは、株式会社小坂研究所の三
次元粗さ測定器MODEL SE−3AKでの中心面平
均粗さSRa(波長2〜250μmでの)が0.1〜
1.2μmが良い。特に0.3〜1.0μmが好まし
い。0.1μm以下では輝きは有るが、反射光の指向性
が強いため、印画紙に対する目の角度によつては、暗い
画像となる欠点がある。又、1.2μm以上ではシープ
ネスはあるが、本来の目的である輝きが減少する。
本発明による支持体は、下塗り層を介して、ハロゲン化
銀乳剤層を設けることが出来る。下塗り層は、特願昭6
1−168800に記載のアイオノマー樹脂や、特願昭
62−87637に記載のスチレン・ブタジエン系樹
脂、特願昭62−87636に記載のシランカツプリン
グ剤及び塩化ビニリデンが使用できる。
本発明の支持体は、写真用反射支持体として広く用いる
ことができ、黒色印刷紙用のハロゲン化銀乳剤層を設け
その上に保護層を設けることも出来る。また同様に通常
のカラー印画紙用の夫々異なる分光感度をもち、夫々異
なるカラー・カプラー含有せしめた2層以上の感光性ハ
ロゲン化銀乳剤層を設けてカラー印画紙感光材料を作る
ことも出来る。またカラー反転感光材料、直接ポジ型の
カラー印画紙または光カブらせ法を用いた直接ポジ型カ
ラーコピー材料も作ることができる。またこの支持体の
上に夫々分光感度を異にするハロゲン化銀粒子にシルバ
ー・ダイ・ブリーチ(SDB)法に用いられる染料とを
含有する赤感、緑感、青感ハロゲン化銀乳剤層を設けて
SDB方式のプリント感光材料も作ることができる。
又、ハロゲン、化銀を用いる反射型デイスク・プレー
ト、デイスク、フイルムや記録材料にも適応することが
出来る。さらに詳しくは特願昭61−168802号、
同昭61−168803号、同昭61−168804号
や同昭61−168805号、特願昭61−24987
3号、同昭61−259794号、同昭61−2755
72号などに記載の感光材料に広く応用して用いること
ができる。
本発明による支持体の上に媒染層を設けて発色脱型染料
を拡散して転写して色像を形成する材料に用いることも
出来る。本発明の支持体上に下塗り層に物理現像核を設
けて銀拡散転写型の銀像を形成する材料に用いることも
出来る。また、特公昭59−3737号や特開昭50−
65230号などの現像抑制性または脱銀作用の抑制性
物質、例えば沃臭イオン、臭素イオン、メルカプト基を
もつヘテロ環化合物やイミノ銀生成の可能性あるヘテロ
環化合物などの吸着層ADLを設けることもできる。
また、本発明の写真用支持体は、米国特許第4,50
0,626号、特開昭60−133449号、同59−
218443号、特願昭60−79709号などに記載
されている熱現像感光材料および/または色素固定材料
(受像材料)にも適用できる。
(発明の効果) 本発明の、マツト面の基体上に金属薄膜層を設けた支持
体に、写真乳化剤を塗布したものは、画像の輝度、彩
度、暗部の再現力、シヤープネスが良好で、しかも現像
時等の取扱い性が良い。
(発明の実施例) 以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
実施例1 基体として、平均粒径3μmのシリカを2%充填した2
5μmのポリエチレンテレフタレートフイルムを真空蒸
着装置内に配置し真空度10−5torrのもとで真空
蒸着を行なつて、基体の表面に膜厚が600オングスト
ロームのアルミニウム蒸着膜を形成した。
この蒸着膜の表面に、下記組成の下塗り剤を酢酸エチル
で稀釈し乾燥後で5g/m2になるように塗布し、10
0℃で2分間オーブン乾燥した。
次に、LBSP20部、LBKP80部からなる木材パ
ルプをデイスクリフアイナーにより、カナデイアンフリ
ーネス300ccまで叩解し、ステアリン酸ナトリウム
1.0部、アニオンポリアクリルアミド0.5部、硫酸
アルミニウム1.5部、ポリアミドポリアミンエピクロ
ルヒドリン0.5部、アルキルケテンダイマー0.5部
を、いずれも木材パルプに対する絶乾重量比で添加し、
長網抄紙機により秤量160g/m2の紙を抄造した。
密度はマシンキヤレンダーにより1.0g/cm3とし
た。この原紙をコロナ放電処理した後低密度ポリエチレ
ン(MI=7g/10分、密度0.923g/cc)を押
出しコーテイングにより、厚さが30μmとなるよう、
ポリエチレン樹脂層を形成した。次いで基体の他の表面
(裏面)をコロナ放電処理した後、その上に、高密度ポ
リエチレン(MI=8g/10分、密度0.950g/
cc)を押出しコーテイングして、厚さ30μmのポリエ
チレン樹脂層を形成し、両面ポリエチレンラミネート紙
を作成した。
次に、前述したアルミニウム蒸着フイルムの裏面側(蒸
着面と反対の面)に下記組成のポリウレタン系二液タイ
プの接着剤を乾燥後で3g/m2となるように塗布し1
00℃で2分間乾燥し この塗布面と、両面ポリエチレンラミネート紙の低密度
ポリエチレン面とを合わせ、80℃、圧力20kg/cmで
加熱圧着を行なつた。
実施例2 基体として、フイルム形成時に、マツト加工した冷却ロ
ールによりマツト化した30μmのポリプロピレンフイ
ルムに、実施例1と全く同様の方法によりアルミニウム
蒸着膜を形成した。
この蒸着膜面への下塗り剤、接着剤、原紙及びポリエチ
レンラミネート、ドライラミネートは、実施例1と全く
同様の物及び方法を用い、貼合せ紙を作成した。
実施例3 実施例1で示した両面ポリエチレンラミネート紙と同様
の組成で、低密度ポリエチレンを、押出しコーテイング
する際の冷却ロールに、マツトロールを使用することに
よりマツト面のポリエチレン層を形成した。
この面にコロナ処理を行なつてから、プライマーとして
溶剤型ウレタン樹脂を冷却し、これに実施例1と同じ方
法によりアルミ蒸着膜を形成した。
比較例1 特願昭61−168800の実施例1により、厚さ10
μの軟質アルミニウム箔を得た。アルミニウム箔の金属
面側にジブチルチタネートを塗布乾燥してから、実施例
1の原紙に300℃に溶融した低密度ポリエチレンを用
いて貼合せた。次いでアルミ箔マツト面に実施例1の下
塗り剤を塗布した。
比較例2 厚さ25μmでサンドブラスト法によりマツト化したS
Ra0.050μmのポリエチレンテレフタレートフ
イルムを真空蒸着装置内に配置し、真空度10−5to
rrのもとで真空蒸着を行ない、基体の表面に膜厚が6
00オングストロームのアルミニウム蒸着膜を形成し
た。この蒸着面への下塗り剤、接着剤、原紙及びポリエ
チレンラミネート、ドライラミネートは、実施例1と全
く同様の物及び方法を用い貼合せ紙を作成した。
比較例3 実施例1で作成したポリエチレンテレフタレート紙のマ
ツト面上に、下記組成の顔料層を乾燥後で5g/m2
布し、その上に、同様の方法でアルミニウム蒸着膜を形
成した。
上述実施例1〜3、比較例1〜3の支持体に特願昭61
−168801号の実施例4に準じてハロゲン化銀乳剤
を塗布し、カラー写真用印画紙を得た。
本発明に用いるハロゲン化銀乳剤(1)を以下のようにし
て調製した。
(1液) (2液) 硫酸(1N) 24cc (3液) 下記のハロゲン化銀溶剤(1%) 3cc (4液) (5液) (6液) (7液) (1液)を56℃に加熱し、(2液)と(3液)を添加
した。その後、(4液)と(5液)を30分間費やして
同時添加した。さらに10分後、(6液)と(7液)を
20分間費やして同時添加した。添加5分後、温度を下
げ、脱銀した。水と分散ゼラチンを加え、pHを6.2
に合わせて、平均粒子サイズ0.45μm、変動係数
(標準偏差を平均粒子サイズで割つた値:s/d)0.
08、臭化銀70モル%の単分散立方体塩臭化銀乳剤を
得た。この乳剤にチオ硫酸ナトリウムを添加し、最適化
学増感を施した。
次に塩化銀含有率の異なるハロゲン化銀乳剤(2)(3)(4)
を、上記の4液、6液のKBr、NaCl量および4液と
5液の添加時間を第1表に示す様に変えることで同様に
調製した。
ハロゲン化銀乳剤(1)から(4)の平均粒子サイズ、変動係
数およびハロゲン組成を第2表に示した。
各支持体の上に第3表に示す第1層〜第7層を重層して
カラー感光材料を得た。
第1層:ハロゲン化銀乳剤(4)に青感性増感色素(a)をA
g×1モル当り7.0×10−4モルを加えて分光増感
した。さらにイエローカプラー(d)と色像安定剤(e)を、
溶剤(f)と混合溶解し分散して所定量加えた。これを塗
布布し第1層とした。
第3層:ハロゲン化銀乳剤(3)に緑感性増感色素(b)をA
g×1モル当り4.0×10−4モルを加えて分光増感
した。さらにマゼンタカプラー(h)と色像安定剤(i)を溶
剤(j)に混和溶解し分散して所定量加えた。これを塗布
して第3層とした。
第5層:ハロゲン化銀乳剤(2)に赤感性増感色素(c)をA
g×1モル当り1.0×10−4モルを加えて分光増感
した。さらにシアンカプラー(n)と色像安定剤(o)を溶媒
(f)に混和溶解して分散し所定量を加えた。これを塗布
して第5層とした。
第2層、第4層、第6層、第7層とも同様にして塗布液
を得た。
支持体の下塗り層の上に、通常の方法により第3表に示
された所定量になるよう、第1層、2層、3層、4層、
5層、6層と第7層を塗布し実施例1〜3、比較例1〜
3の試料を得た。
上記試料を、2854゜K光源を用い青、緑、赤の3色
分析フイルターなど通してセンシトメトリー用階調露光
又はネガフイルムを通して引伸しプリント用像露光を行
つた。
その後発色現像、漂白定着、リンスの各工程を通し写真
画像を得た。
現 像 処方A 35℃ 45秒 漂白定着 処方A 35℃ 45秒 リンス 処方A 28〜35℃ 1分30秒 発色現像液A 水 800cc ジエチレントリアミン五酢酸 1.0g 亜硫酸ナトリウム 0.2g N,N−ジエチルヒドロキシル アミン 4.2g 臭化カリウム 0.6g 塩化ナトリウム 1.5g トリエタノールアミン 8.0g 炭酸カリウム 30g N−エチル−N−(β−メタン スルホンアミドエチルアミノ) −3−メチル−4−アミノア ニリン硫酸塩 4.5g 4,4′−ジアミノスチルベン 系螢光増白剤(住友化学(株) Whitex 4) 2.0g 水を加えて 1000cc KOHにて pH10.25 漂白処理着液処方A チオ硫酸アンモニウム(54 wt%) 150ml NaSO 15g NH〔Fe(III)(EDTA)〕 55g EDTA・2Na 4g 氷酢酸 8.61g 水を加えて全量で 1000ml (pH5.4) リンス液処方A EDTA・2Na・2HO 0.4g 水を加えて全量で 1000ml (pH5.4) (a)青感性増感色素 (b)緑感性増感色素 (c)赤感性増感色素 (d)イエローカプラー (e)色像安定剤 (f)溶 媒 (g)混色防止剤 (h)マゼンタカプラー (i)色像安定剤 (j)溶 媒 (k)赤外線吸収剤 の1:5:3混合物 (モル比) (l)混色防止剤 (m)溶 媒 (isoC18P=O (n)シアンカプラー (o)色像安定剤 の1:3:3混合物 (モル比) (p)マゼンタカプラー (注) このカラープリントの輝き、反射光の指向性、シヤープ
ネスについての目視判定結果、取扱い性、及び支持体の
SRa値について第5表に示す。
第5表より明らかのように、本発明の支持体はカラープ
リントの輝き、指向性、シヤープネス、取扱い性いずれ
も良好であり総合的に優れていることが判る。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−21147(JP,A) 特開 昭61−210346(JP,A) 特開 昭61−255338(JP,A) 特開 昭63−24252(JP,A) 特開 平5−165162(JP,A) 特開 平5−165163(JP,A) 特開 平5−173289(JP,A) 特開 昭63−118154(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真乳剤を塗布する側の面が第2種拡散反
    射性の表面を有する写真用支持体において、写真乳剤を
    塗布する側の面がマツト面の基体上に金属蒸着薄膜層を
    設けたものであり、該金属蒸着薄膜層の三次元粗さ測定
    器で測定した中心面平均粗さが0.1〜1.2μmであ
    ることを特徴とする写真用支持体
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