JPH0652288A - 地図データの圧縮装置 - Google Patents

地図データの圧縮装置

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JPH0652288A
JPH0652288A JP4223556A JP22355692A JPH0652288A JP H0652288 A JPH0652288 A JP H0652288A JP 4223556 A JP4223556 A JP 4223556A JP 22355692 A JP22355692 A JP 22355692A JP H0652288 A JPH0652288 A JP H0652288A
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史郎 北浦
Shigeyuki Muraki
繁之 村木
Kazuaki Kanemuro
和明 金室
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BURESUTO MATETSUKUSU KK
ERITSUKU KK
Tokyo Gas Co Ltd
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BURESUTO MATETSUKUSU KK
ERITSUKU KK
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 大縮尺用データベース5に記憶されている地
図データを端末10が読み取って、この地図データを縮
減した後、小縮尺用データベース7に保存する。 【効果】 効率よく小縮尺用の地図データを生成して、
これを保持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データベースに保存さ
れた地形や設備等の地図データの縮尺を縮小して小縮尺
の地図データを形成する地図データの圧縮装置に関する
ものである
【0002】。
【従来の技術】一般に、ベクトル地図データがデータベ
ースとして保存されたマッピングシステムにおいては、
地図データベースよりベクトル地図データが読み出さ
れ、この地図データのフォーマット変換が行われ、プロ
ッタ装置から出図が行われる。
【0003】ところで、出図を行う場合、これらのベク
トルデータをもとに任意の縮尺で表示あるいは出図する
ことが必要とされる場合がある。特に、小縮尺の地図デ
ータを繰り返し出図することが必要とされる場合があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような場合、地図
データがベクトルデータとしてシステムに登録されてい
るので、縮尺係数を設定することにより、小縮尺図面を
出図するようにされてきたが、小縮尺図面では大量のデ
ータを扱うために出図速度が遅くなるとともに、プロッ
タ装置の記憶装置を拡張しなければならない等の問題が
あった。
【0005】このため、小縮尺の地図データを作成して
データベース化することが考えられる。
【0006】本発明は、このような要望に沿ってなされ
たもので、その目的とするところは、効率よく小縮尺用
の地図データを生成して、これを保持する地図データの
圧縮装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、地図データを記憶する第1の記憶手段
と、前記第1の記憶手段から読み取られた地図データを
縮減する縮減手段と、前記縮減手段により縮減された地
図データを記憶する第2の記憶手段と、を具備する地図
データの圧縮装置である。
【0008】
【作用】本発明では、第1の記憶手段から読み取られた
地図データが縮減され、第2の記憶手段に記憶される。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例に係る地図デー
タの圧縮装置を用いたシステムの構成を示す図である。
このシステムは、ワークファイル1、アプリケーション
プログラム3、大縮尺用データベース5、小縮尺用デー
タベース7、ホストコンピュータ9、端末10、プロッ
タ装置11、アプリケーションプログラム13を有す
る。
【0011】アプリケーションプログラム3には、図5
に示すようなアプリケーションプログラム3が格納され
ている。このプログラムの内容については後述する。大
縮尺用データベース5には、圧縮される前の地図データ
が保存されている。小縮尺用データベース7には、圧縮
された後の地図データが保存される。端末10は、アプ
リケーションプログラム3に従って、大縮尺用データベ
ース5に保持された地図データを圧縮して小縮尺用デー
タベース7に保存させ、またアプリケーションプログラ
ム13を用いて、フォーマット変換を行う。プロッタ装
置11は、端末10から入力された出図縮尺に応じて、
その入力された縮尺の地図データを小縮尺用データベー
ス7から読み取り出図を行う。なお、通常の出図を行う
場合には、プロッタ装置11は大縮尺用データベース5
に格納された地図データを読み取って出図を行う。
【0012】図2は、大縮尺用データベース5に保持さ
れる地図データの原図を示すものである。同図におい
て、Rは街区を表し、Sは道路を表す。そして、街区R
の輪郭に沿って2mに離れた所に歩道縁21が設けられ
ている。
【0013】図3は、図2に示す地形図のうち点Aから
点Dまでの間のデータが、大縮尺用データベース5に保
持される場合、保持される座標を示したものである。す
なわち、点Aから点Dの間に[1]から[14]までの
14個の点の座標データが大縮尺用データベース5に保
持される。
【0014】図2に示すデータは、設備管理システム標
準図の縮尺1/500(寸法1000mm×700m
m)のものである。本実施例では、この地図データを元
にして基本図面の縮尺1/2500(寸法1000mm
×700mm)のデータを加工するものとする。
【0015】図4は、大縮尺用データベース5に格納さ
れる地図データのレコードのフォーマット図である。同
図に示されるように、地図データはヘッダ41とデータ
領域43からなる。ヘッダ41には、データコード、形
態区分コード、継続レコード番号等のデータが搭載され
る。データ領域43は、座標データと属性データからな
り、座標1のx座標、y座標に続き属性データの線種タ
グが搭載される。例えば、図3に示す地図データの場
合、[1]から[14]までの点のx座標、y座標、線
種タグが順次搭載される。
【0016】図5は、アプリケーションプログラム3の
内容を示すフローチャートであり、端末10はこのアプ
リケーションプログラム3に従って処理を行う。
【0017】端末10は、圧縮を要求するエリア(例え
ば図面番号)を指定し、大縮尺用データベース5から1
レコードを読み取る処理をアプリケーションプログラム
3に行わせる(ステップ501)。そして、ある座標点
とそれに後続する座標点との距離が閾値以下である場
合、直線近似を行って座標データの圧縮を行う(ステッ
プ502)。さらに、2つの座標点を結ぶ直線と、2つ
の座標点の間にある座標点との距離が閾値以下であれ
ば、2つの座標点を直線で近似して座標データの圧縮を
行う(ステップ503)。そして、圧縮された座標デー
タを小縮尺用データベース7に格納する(ステップ50
4)。
【0018】次に、ステップ502およびステップ50
3の処理をより具体的に説明する。 ステップ502 ステップ502は、始点となるある座標点とその始点に
後続する複数の座標点との距離を算出し、算出された距
離と閾値δ1とを比較し、算出された距離が閾値δ1を
越えた場合には、始点と閾値を越えた点の前の点とを直
線で結合するものである。なお、始点と閾値を越えた点
の次の点とを直線で結合するようにしてもよい。
【0019】この処理を図6、図7を用いて説明する。
まず、[1]の点を始点とするので、図7に示すよう
に、始点の座標(x1、y1)を定める。そして、始点
となる[1]の点と[2]の点との距離を算出し、閾値
δ1と比較する。この時、距離の方が閾値δ1よりも大
きいので[2]を終点とし、図7に示すように座標(x
2、y2)を定める。そして、次に[2]の点を始点と
して処理を開始し、[2]の点と[3]の点との距離を
算出し、閾値δ1との距離を比較する。この場合、距離
の方が閾値δ1よりも小さいので、次に[2]の点と
[4]の点との距離を算出し、閾値δ1の距離を比較す
る。この場合にも距離の方が閾値よりも小さいので、引
き続いて[2]の点と[5]の点との距離を算出し、閾
値δ1との距離を比較する。このような処理を繰り返
し、[2]の点と[8]の点との距離を算出し、閾値δ
1と比較すると、距離の方が閾値δ1よりも大きくなる
ので、端末10は、[7]の座標(x3、y3)を終点
と定め、[2]の点と[7]の点とを直線で結合する。
【0020】次に、[7]の点を始点として、[7]の
点とそれに後続する[8]、[9]…の距離を算出し
て、閾値δ1と比較する。前述したのと同様の処理を行
って、[12]の点が終点と定められるので、図7に示
すように[12]の座標(x4、y4)が定められ、
[7]、[12]の点が直線で結合される。
【0021】さらに、[12]の点と[13]の距離が
算出され、閾値δ1と比較される。この時、距離の方が
閾値よりも大きいので、[13]の点が終点と定めら
れ、図7に示すように座標(x5、y5)が定められ
る。
【0022】図8は、前述した処理を示すフローチャー
トである。同図において、nはデータ数、iは圧縮しよ
うとする始点、iiは圧縮後の座標データを入れる位
置、jは、始点iからj番目の座標データについて圧縮
可能か否かを計算するためのパラメータ、kは、計算し
ている座標番号の絶対位置を示す。Fはフラグであり、
Fが「0」の場合、圧縮後のベクトルの終点がデータ
n、すなわち、最終データ位置と一致する可能性のある
ことを示す。
【0023】まず、iiを「1」とし、iを「1」とす
る(ステップ801)。そして、[1]の座標を始点と
するため、xiiにx1を代入し、yiiにy1を代入する
(ステップ802)。iiを1増加させjを0とし(ス
テップ803)、jを1増加させi+jをkに代入する
(ステップ804)。kとnとを比較し(ステップ80
5)、kがn以下の場合、座標(xi 、yi )と座標
(xk 、yk )との距離を算出してLとする(ステップ
806)。Lと閾値δ1とを比較し(ステップ80
7)、Lの方が閾値よりも大きいか等しい場合、jが1
と等しいか否かを判断し(ステップ808)、jが1と
等しい場合には、xk 、yk をそれぞれxii に代入
し、iにkを代入し、Fを「0」としてステップ803
に戻る(ステップ809)。このステップ809は、圧
縮不可能のベクトルの処理を示すものである。
【0024】例えば、ステップ807において、図6に
示す[1]の点と[2]の点との距離Lは、閾値δ1よ
りも大きいのでステップ808に移行し、この場合、j
は1であるので、ステップ809において[2]の座標
(xk 、yk )の値が終点(xi 、yi )に代入され
る。
【0025】ステップ807において、Lが閾値δ1よ
りも小さい場合には、フラグFを「1」とし(ステップ
810)、ステップ804に戻る。例えば、[2]を始
点として[3]、[4]…との距離Lが算出され、閾値
δ1と比較されるが、Lが閾値δ1よりも小さいので、
ステップ804から807の処理が繰り返される。
[2]、[8]の距離Lは、閾値δ1よりも大きいの
で、ステップ807からステップ808に移行し、この
時、jは1よりも大きいのでステップ811に移行す
る。xii、yiiにxk-1 、yk-1 を代入し、iにk−1
を代入し、Fを1とする(ステップ811)。すなわ
ち、[7]の点の座標が(x3、y3)として定められ
る。このステップ811は、圧縮可能のベクトルの処理
を示している。
【0026】ステップ805において、kがnよりも大
きくなった場合、フラグFが「0」か否かを判断し(ス
テップ812)、フラグFが「0」の場合、既に最終の
データが登録されているので、新しいデータ数nをii
−1とする(ステップ813)。また、Fが「0」でな
い場合、古いデータの最終データが未登録のため、この
データを新しいデータの最終データとして登録する。す
なわち、xii、yiiにxk 、yk を代入し、nにiiを
代入する(ステップ814)。
【0027】なお、ステップ806は平方根を計算する
ので、変数を実数型にする必要があり、計算速度に時間
を要する。このため、図9および図10に示すような簡
易計算を用いることができる。
【0028】この計算は以下のようなものである。すな
わち、Lx>Lyの場合、図9に示すように、点
(xi 、yi )、点(xk 、yk )との距離Lを算出す
るにあたり、θ<26.56度(tan(26.56)=1/2 )の
場合、Lの代わりにLxを用い、26.56度≦θ<4
5度の場合Lx×125/100を用いるものである。
【0029】なお、Ly>Lxの場合には、45度≦θ
<71.56度の場合、Lの代わりにLy×125/1
00を用い、71.56度≦θの場合Lyを用いる。図
10は、この処理を示すフローチャートである。
【0030】点(xi 、yi )と点(xk 、yk )のx
座標の差の絶対値|xi −xk |をLxとし、y座標の
差の絶対値|yi −yk |をLyとし、LxとLyのう
ち大きいものをLとし、小さいものをLmin とする(ス
テップ1001)。そして、2Lmin とLとを比較し
(ステップ1002)、2Lmin ≦Lの場合θ<26.
56度であるので、2点間の距離をLとする。2Lmin
>Lの場合26.56度<θであるので、L×125/
100をLとする(ステップ1003)。
【0031】図11は、このような簡易計算を行った場
合の計算誤差を示すものである。同図において、横軸が
θを示し、縦軸がa=1/cos θを示す。本実施例の場
合、0<θ<26.56度の場合a=1を用いる。1.
038は、0<θ<26.56度の範囲でa=1の直線
とa=1/cos θとの直線で囲まれる面積と、0<θ<
26.56度の範囲で図における斜線で示される面積と
が等しくなるようにして決められた点である。
【0032】また、26.56度<θ<45度の場合a
=1.25を用いる。
【0033】26.56度<θ<45度においても、
1.245−1/cos θを積分するとほぼ「0」とな
る。同図に示すように、この程度の誤差では実用的には
問題のないことがわかる。ステップ503 次に、ステップ503の処理について説明する。ステッ
プ503の処理においては、始点となる座標点と対象点
となる座標点とを結ぶ直線を算定して、この始点と対象
点との間にある座標点と、前述した直線との距離を算出
し、算出された距離と閾値とを比較して、算出された距
離が閾値よりも小さい場合に、始点と対象点とを直線で
結合するものである。
【0034】この処理を図12、図13を用いて説明す
る。図12において、[21]、[22]…[30]が
座標データであり、この座標データが大縮尺用データベ
ースに格納されている。すなわち、図12において、実
線で示すような線画データが想定される。
【0035】まず、始点を[21]とし、隣接する点
[22]の次の点[23]とを結ぶ直線を算出する。そ
して、点[21]と点[23]との間の点[22]と、
算出された直線との距離△11を算出し、閾値δ2と比
較する。この場合、△11の方が閾値δ2よりも小さい
ので、対象となる点を[24]に移し、点[21]と点
[24]とを結ぶ直線を算出する。そして、この直線と
点[22]、点[23]との距離△21および△22を
求める。この時、△21は閾値δ2よりも小さいが、△
22は閾値δ2より大きいので、処理を停止し、点[2
3]を終点として、点[21]と点[23]とを直線で
結合する。すなわち、点[22]を省略する。 次に、
点[23]を始点として同様の処理を行う。このとき、
△31は閾値δ2よりも小さいが、△41および△42
は閾値δ2よりも大きいので、終点を点[25]とし
て、点[23]と点[25]を直線で結合する。すなわ
ち、点[24]を省略する。
【0036】このような処理を行うことによって、図1
3で実線て示されるような線画データが得られる。図1
3において、破線で示されるのは元の線画データであ
る。
【0037】図14は、前述した処理を示すフローチャ
ートである。
【0038】同図において、nはデータ数、iは圧縮し
ようとする始点、iiは圧縮後の座標データを入れる位
置、jは、始点iからj番目の座標データについて圧縮
可能か否かを計算するためのパラメータ、kは、計算し
ている座標番号の絶対位置、jjは圧縮計算中の終点を
示す。Fはフラグであり、Fが「0」の場合、圧縮後の
ベクトルの終点がデータn、すなわち、最終データ位置
と一致する可能性のあることを示す。
【0039】まず、iiを「0」とし、iを「1」と
し、jjを「1」とする(ステップ1401)。次に、
iiを「1」増加させ(ステップ1402)、jjを
「1」増加させる(ステップ1403)。jjとnとを
比較し(ステップ1404)、jj≦nの場合にはjに
「0」を代入し(ステップ1405)、jを「1」増加
させ、kにi+jを代入する(ステップ1406)。j
jとkとを比較し(ステップ1407)、jj≧kの場
合にはyjj−yi をAとし、−xjj+xi をBとし、−
jji +xjji をCとし、|Axk +Byk +C|
/(A2 +B2 1/2 を△とし(ステップ1408)、
△と閾値δ2とを比較する(ステップ1409)。ステ
ップ1408は、図12に示すように始点とされている
(xi 、yi)と終点になるか否かの対象点(xjj、y
jj)とを結ぶ直線とその中間にある点(xk 、yk )の
距離△を求めるものである。
【0040】ステップ1409において、△が閾値δ2
よりも小さい場合にはステップ1406に戻る。△が閾
値δ2よりも大きい場合にはiにjj−1を代入し、x
ii、yiiにそれぞれxi 、yi を代入し、フラグFを1
とし(ステップ1410)、ステップ1402に戻る。
【0041】ステップ1410は、例えば点[23]を
終点として処理するものである。
【0042】ステップ1407において、jj<kの場
合フラグFを「0」とし(ステップ1411)、ステッ
プ1403に戻る。
【0043】ステップ1404において、jj>nの場
合、フラグFが「0」であるか否かを判断し(ステップ
1412)、フラグが「0」の場合にはnにii−1を
代入し(ステップ1414)、フラグFが「1」の場合
ii、yiiにそれぞれxjj-1jj-1を代入し、nにii
を代入する(ステップ1413)。
【0044】図14において、ステップ1408の処理
は、平方根計算を行うので、計算時間が長くなる。この
場合においても、前述したのと同様の簡易計算を行うこ
とができる。
【0045】図15は、この簡易計算の説明図である。
同図において、A1(xi 、yi )は始点、B1
(xjj、yjj)は終点となるか否かの対象点、C1(x
k 、yk )はその中間にある点である。この簡易計算に
おいては、点A1、B1を結ぶ直線M1とし、点C1を
通りx軸に平行な直線と直線M1との交点をD1とし、
点C1を通りy軸に平行な直線と直線M1との交点をE
1とし、点C1と点D1との距離を△x、点C1と点E
1との距離を△yとする。
【0046】そして、△x>△yの場合で、0<θ<2
6.56度の場合には、△=△yとし、26.56度<
θ<45度の場合には、△=0.81△yとするもので
ある。
【0047】なお、△y>△xの場合で、45<θ<7
1.56度の場合には、△=0.81△xとし、71.
56度<θ<90度の場合には、△=△xとする。
【0048】図16は、この処理を示すフローチャート
である。
【0049】yjj−yi をAに代入し、−xjj+xi
Bに代入し、yk −yi をC´に代入し、xk −xi
Dに代入し、|−B・C´/A−D|を△xに代入し、
|−A・D/B−C´|を△yに代入し、MIN(△
x、△y)を△とし、MAX(△x、△y)を△max
する(ステップ1601)。
【0050】2△と△max を比較し(ステップ160
2)、2△≦△max の場合には0<θ≦26.56度で
あるので、△をそのまま使用する。2△>△max の場合
には26.56度<θ<45度であるので、△×81/
100を△とする。
【0051】図17は、このような簡易計算を行った場
合の誤差を示すもので、横軸がθ、縦軸がbcos θを示
す。本実施例の場合、0<θ<26.56度の場合、b
=1で近似し、26.56度<θ<45度の場合、b=
0.81で近似するものである。同図において、0.9
64は0<θ<26.56度の範囲において、0.96
4−cos θを積分したものが「0」となるようにして求
められた値である。また、0.808もcos θ−0.8
08を26.56度<θ<45度の範囲で積分したもの
が「0」となるようにして求められた値である。同図に
示されるように、この程度の誤差においては、実用上問
題がないことが分かる。
【0052】このようにして本実施例では、大縮尺用デ
ータベース5に保存されている地図データを小縮尺用の
データに変換して、小縮尺用データベース7に保存す
る。したがって、小縮尺用データを出図したい場合に
は、コントローラ13から指示を行えば、直ちにその縮
尺の地図データが小縮尺用データベース7から読み取ら
れ、プロッタ装置11から出図される。このため、プロ
ッタ装置の記憶装置を拡張することなく、短時間で所望
の小縮尺の出図を行うことができる。
【0053】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、効率よく小縮尺用の地図データを生成して、これ
を保持する地図データの圧縮装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る地図データの圧縮装
置を有するシステムの概略構成図
【図2】 大縮尺用データベース5に格納されている地
図データの元となる原図
【図3】 大縮尺用データベース5に格納されている座
標点を示す図
【図4】 大縮尺用データベース5に格納されている地
図データをのフォーマット図
【図5】 アプリケーションプログラム3の内容を示す
フローチャート
【図6】 ステップ502の処理を示す説明図
【図7】 ステップ502の処理後の圧縮された地図デ
ータを示す図
【図8】 ステップ502の処理を具体的に示すフロー
チャート
【図9】 ステップ806の処理に代えて簡易計算を行
う場合の説明図
【図10】 簡易計算を具体的に示すフローチャート
【図11】 簡易計算を行った場合の誤差を示す図
【図12】 ステップ503によって処理される座標デ
ータを示す図
【図13】 ステップ503の処理後の座標データを示
す図
【図14】 ステップ503の処理を具体的に示すフロ
ーチャート
【図15】 ステップ1408の処理に代えて簡易計算
を行う場合の説明図
【図16】 簡易計算を具体的に示すフローチャート
【図17】 簡易計算を行った場合の誤差を示す図
【符号の説明】
1………ワークファイル 3………アプリケーションプログラム 5………大縮尺用データベース 7………小縮尺用データベース 9………ホストコンピュータ 10………端末 11………プロッタ装置 13………コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北浦 史郎 東京都目黒区中目黒4丁目13番地30号ガス アパート425号 (72)発明者 村木 繁之 東京都江戸川区南小岩6−26−2リビーナ 小岩A201 (72)発明者 金室 和明 神奈川県川崎市麻生区片平4−3−11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベクトル地図データを記憶する第1の記
    憶手段と、 前記第1の記憶手段から読み取られたベクトル地図デー
    タを縮減する縮減手段と、 前記縮減手段により縮減されたベクトル地図データを記
    憶する第2の記憶手段と、 を具備する地図データの圧縮装置。
  2. 【請求項2】 前記縮減手段は、 始点となる座標点と前記始点に後続する複数の座標点と
    の距離を算出する距離算出手段と、 前記距離算出手段により算出された複数の距離と所定の
    閾値とを比較する比較手段と、 前記比較手段により前記閾値を越えた点があると、前記
    始点と前記閾値を越えた点または前記閾値を越えた点の
    前の点とを直線で結合する手段と、 を具備する請求項1記載の地図データの圧縮装置。
  3. 【請求項3】 前記距離算出手段は、始点となる座標
    (xi 、yi )、後続する点の座標(xk 、yk )とし
    た場合、これらの2点間の距離Lを求めるにあたり Lx=|xi −xk |、Ly=|yi −yk |、tan θ
    =Ly/Lxとしたとき、θに応じてLxまたはLyに
    所定の係数を掛けてLを求めて演算速度を速めるもので
    ある請求項2記載の地図データの圧縮装置。
  4. 【請求項4】 前記距離算出手段は、 0≦tan θ<1/2 のときL=Lx 1/2≦tan θ<1 のときL=Lx・125/1
    00 1≦tan θ<2 のときL=Ly・125/100 2≦tan θ のときL=Ly という演算を行なう請求項3記載の地図データの圧縮装
    置。
  5. 【請求項5】 前記縮減手段は、 始点となる座標点と対象点となる座標点とを結ぶ直線を
    算定する手段と、 前記始点と前記対象点との間にある座標点と前記直線と
    の距離を算出する距離算出手段と、 前記距離算出手段により算出された距離と閾値とを比較
    する比較手段と、 前記比較手段により前記距離が前記閾値よりも小さいと
    された場合には、前記始点と前記対象点とを直線で結合
    する手段と、 を具備する請求項1記載の地図データの圧縮装置。
  6. 【請求項6】 前記距離算出手段は、 点Aおよび点Bを通る直線Mと、点Cとの距離△を求め
    るにあたり、 点Cを通りx軸に平行な直線と直線Mとの交点をDと
    し、点Cを通りy軸に平行な直線と直線Mとの交点をE
    とし、点Cと点Dとの距離を△x、点Cと点Eとの距離
    を△y、tan θ=△y/△xとした場合、 θに応じて△xまたは△yに所定の係数を掛けて△を求
    めて演算速度を速めるものである請求項5記載の地図デ
    ータの圧縮装置。
  7. 【請求項7】 前記距離算出手段は、 0≦tan θ<1/2 のとき△=△y 1/2≦tan θ<1 のとき△=△y・81/10
    0 1≦tan θ<2 のとき△=△x・81/100 2≦tan θ のとき△=△x という演算を行なう請求項6記載の地図データの圧縮装
    置。
  8. 【請求項8】 前記距離算出手段は請求項2と請求項5
    の機能を合せ持つ請求項1記載の地図データの圧縮装置
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