JPH0652232B2 - 信号処理方法および装置 - Google Patents
信号処理方法および装置Info
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- JPH0652232B2 JPH0652232B2 JP61204298A JP20429886A JPH0652232B2 JP H0652232 B2 JPH0652232 B2 JP H0652232B2 JP 61204298 A JP61204298 A JP 61204298A JP 20429886 A JP20429886 A JP 20429886A JP H0652232 B2 JPH0652232 B2 JP H0652232B2
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Landscapes
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、細胞等の粒子の分類計測に係り、1個の粒子
から同時に得られる多種類の信号を処理し、粒子を識
別、分類する情報を得るための信号処理方法および装置
に関するものである。
から同時に得られる多種類の信号を処理し、粒子を識
別、分類する情報を得るための信号処理方法および装置
に関するものである。
細胞、細菌、血球等の粒子の分析において、これら粒子
を適正な成分からなる希釈液中に浮遊、懸濁させ、狭い
検出部を1個ずつ通過させ、粒子が検出部を通過すると
き、粒子から得られる種々の情報を電気的または光学的
に検出することは、従来から広く行われていた。
を適正な成分からなる希釈液中に浮遊、懸濁させ、狭い
検出部を1個ずつ通過させ、粒子が検出部を通過すると
き、粒子から得られる種々の情報を電気的または光学的
に検出することは、従来から広く行われていた。
電気的に検出する装置としては、たとえば、自動血球計
数装置、光学的に検出する装置としては、たとえば、フ
ローサイトメーターなどがあった。
数装置、光学的に検出する装置としては、たとえば、フ
ローサイトメーターなどがあった。
これらの装置においては、1個の粒子から1つまたは複
数の種類のパルス信号を検出し、それらの信号のパルス
の高さや幅あるいは面積を測定し、粒子を識別、分類す
るための重要な情報を得ていた。
数の種類のパルス信号を検出し、それらの信号のパルス
の高さや幅あるいは面積を測定し、粒子を識別、分類す
るための重要な情報を得ていた。
上記の従来の装置は何れも希釈液中の粒子が高速で検出
部を通過するようにしているため、信号処理上の問題点
がいくつかあった。
部を通過するようにしているため、信号処理上の問題点
がいくつかあった。
第1の問題は、一般的に粒子が検出部を通過する間隔は
不規則であり、なかには、極めて接近して複数の粒子が
検出部を通過するため、複数のパルスが重なって検出さ
れること、またはたとえば、白血球の核を染色し励起螢
光を検知するような場合には、単一粒子による信号であ
りながら複数の核による複数のピーク(信号の山)を有
するパルスが検出されることに起因するものである。こ
れらの場合には、検出信号の波形は、たとえば、第5図
の下段に示されるものとなる。このような場合、パルス
の幅や面積をどのように定義し、測定するかが問題とな
る。
不規則であり、なかには、極めて接近して複数の粒子が
検出部を通過するため、複数のパルスが重なって検出さ
れること、またはたとえば、白血球の核を染色し励起螢
光を検知するような場合には、単一粒子による信号であ
りながら複数の核による複数のピーク(信号の山)を有
するパルスが検出されることに起因するものである。こ
れらの場合には、検出信号の波形は、たとえば、第5図
の下段に示されるものとなる。このような場合、パルス
の幅や面積をどのように定義し、測定するかが問題とな
る。
第2の問題は、1個の粒子に対して得られる多種類の検
出信号(パルス)間には、検出器や回路素子の応答時間
の差あるいは、粒子の内部構造の差によって、一般的に
位相ずれがあることに起因するものである。これらの場
合には、異種の検出パルスの波形は、たとえば、第3図
Bに示されるように位相がずれて検出される。このよう
な場合には、あるチャンネルの検出信号の信号パルス列
の中のどの1個のパルスが、他チャンネルの検出信号の
どの1個のパルスに対応し、同じ1個の粒子から発生さ
れたものであるかを判断する必要があるという問題があ
った。
出信号(パルス)間には、検出器や回路素子の応答時間
の差あるいは、粒子の内部構造の差によって、一般的に
位相ずれがあることに起因するものである。これらの場
合には、異種の検出パルスの波形は、たとえば、第3図
Bに示されるように位相がずれて検出される。このよう
な場合には、あるチャンネルの検出信号の信号パルス列
の中のどの1個のパルスが、他チャンネルの検出信号の
どの1個のパルスに対応し、同じ1個の粒子から発生さ
れたものであるかを判断する必要があるという問題があ
った。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたも
ので、1個の粒子から同時に得られる複数項目の信号
を、同期をとって処理するための信号処理方法および装
置を提供するものである。
ので、1個の粒子から同時に得られる複数項目の信号
を、同期をとって処理するための信号処理方法および装
置を提供するものである。
本発明の信号処理方法は、1個の粒子から同時に多種類
の信号を得ることが可能な粒子分析装置を用いて粒子分
析を行う方法において、粒子1個に対して確実に1つの
ピークを持つ検出信号パルスが得られるチャンネルをベ
ースとし、このベースチャンネルの信号から1個の粒子
に対応した信号ピークを検知し、 a このベースチャンネルに、粒子が近接通過したこと
による2つ以上のピークを持つ検出信号パルスが得られ
たとき、 b 他のチャンネルの信号パルス期間内にベースチャン
ネルの信号ピークが2つ以上あるとき、 c ベースチャンネルの信号ピーク時点が他のいずれか
のチャンネルのパルス期間内に無いとき、 以上、a、b、cの条件のうちの少なくとも1つを満た
す場合には、ベースチャンネルのそのパルス、およびそ
のパルスに対応する他チャンネルのパルスの高さ、幅お
よび面積の情報は無視することを特徴としている。
の信号を得ることが可能な粒子分析装置を用いて粒子分
析を行う方法において、粒子1個に対して確実に1つの
ピークを持つ検出信号パルスが得られるチャンネルをベ
ースとし、このベースチャンネルの信号から1個の粒子
に対応した信号ピークを検知し、 a このベースチャンネルに、粒子が近接通過したこと
による2つ以上のピークを持つ検出信号パルスが得られ
たとき、 b 他のチャンネルの信号パルス期間内にベースチャン
ネルの信号ピークが2つ以上あるとき、 c ベースチャンネルの信号ピーク時点が他のいずれか
のチャンネルのパルス期間内に無いとき、 以上、a、b、cの条件のうちの少なくとも1つを満た
す場合には、ベースチャンネルのそのパルス、およびそ
のパルスに対応する他チャンネルのパルスの高さ、幅お
よび面積の情報は無視することを特徴としている。
また上記信号処理方法において、各チャンネルごとにA
/D変換処理をフリーランニングさせておいて、データ
判定ロジックによって有効と判定されたときのA/D変
換データのみを抜き出す場合もある。
/D変換処理をフリーランニングさせておいて、データ
判定ロジックによって有効と判定されたときのA/D変
換データのみを抜き出す場合もある。
さらに上記信号処理方法において、検出信号パルスの高
さ、幅および面積の情報のうち、いずれの情報を選択し
てA/D変換するかを、各チャンネルごとに外部から制
御して切り換えられるようにする場合もある。
さ、幅および面積の情報のうち、いずれの情報を選択し
てA/D変換するかを、各チャンネルごとに外部から制
御して切り換えられるようにする場合もある。
つぎに本発明の信号処理装置について、本発明の構成例
を示した第1図の機能ブロック図、および第1図中のデ
ータ判定手段のみを詳細に示した第2図の判定手段機能
ブロック図に基づいて説明する。ただし第1図および第
2図は、2チャンネルの信号入力がある場合を示してい
る。
を示した第1図の機能ブロック図、および第1図中のデ
ータ判定手段のみを詳細に示した第2図の判定手段機能
ブロック図に基づいて説明する。ただし第1図および第
2図は、2チャンネルの信号入力がある場合を示してい
る。
本発明の信号処理装置は、1個の粒子から同時に多種類
の信号を得ることが可能な粒子分析装置において、 a 粒子1個に対して確実に1つのピークを持つ検出信
号パルスが得られるベースチャンネルと、他のチャンネ
ルとの各々の検出信号SG1、SG2がそれぞれ入力され、入
力パルスの高さ、幅または面積に関るアナログ信号H
1、H2、A1、A2、I1、I2と、入力パルスのパ
ルス幅に関する幅信号W1、W2とを出力する複数のア
ナログ信号処理手段10、12、 b ベースチャンネルの検出信号SG1が入力され、ベー
スチャンネルのピークを検知し、ピーク検知信号PK1
と、ピークから所定時間遅延させた遅延ピーク信号PKD1
とを出力するベースチャンネルピーク検知手段14、 c 前記アナログ信号と遅延ピーク信号PKD1とが入力さ
れ、遅延ピーク信号PKD1によってアナログ信号をサンプ
ルホールドした後、A/D変換し、デジタルデータDD
1、DD2と、A/D変換終了信号EC1、EC2とを出力する複
数のサンプルホールドA/D変換手段16、18、 d 各アナログ信号処理手段10、12からの幅信号W
1、W2と、ベースチャンネルピーク検知手段14から
のピーク検知信号PK1と、各サンプルホールドA/D変
換手段16、18からのA/D変換終了信号EC1、EC2と
が入力され、 イ ベースチャンネルの検出信号SG1について、1つの
信号パルスが1つだけのピークを持つか否かを判定する
ピーク判定回路A32、 ロ 他のそれぞれのチャンネルの検出信号パルス期間内
にベースチャンネルの信号ピークが1つだけであるか否
かを判定する1または複数のピーク判定回路B34、 ハ ベースチャンネルの信号ピーク時点が他のすべての
チャンネルのパルス期間内にあるか否かを判定する位相
判定回路36、 ニ ベースチャンネルのアナログ信号に対するA/D変
換が開始され、さらに完了されたかを判定するA/D変
換完了判定回路A38、 ホ 他のチャンネルのアナログ信号に対するA/D変換
が開始され、さらに完了されたかを判定する1または複
数のA/D変換完了判定回路B40、 ヘ ピーク判定回路A32と、ピーク判定回路B34
と、位相判定回路36と、A/D変換完了判定回路A3
8と、A/D変換完了判定回路B40との判定がすべて
有効となったときのみ、データを有効と判定するデータ
有効判定回路42、 以上、イ〜ヘから構成され、データ有効信号STRBを出力
するデータ判定手段20、 e 前記デジタルデータDD1、DD2と、データ有効信号ST
RBとが入力され、データ有効信号STRBが有効となったと
きのみ、デジタルデータDL1、DL2を出力するデータラッ
チ手段22、24、 以上、a〜eから構成されることを特徴としている。
の信号を得ることが可能な粒子分析装置において、 a 粒子1個に対して確実に1つのピークを持つ検出信
号パルスが得られるベースチャンネルと、他のチャンネ
ルとの各々の検出信号SG1、SG2がそれぞれ入力され、入
力パルスの高さ、幅または面積に関るアナログ信号H
1、H2、A1、A2、I1、I2と、入力パルスのパ
ルス幅に関する幅信号W1、W2とを出力する複数のア
ナログ信号処理手段10、12、 b ベースチャンネルの検出信号SG1が入力され、ベー
スチャンネルのピークを検知し、ピーク検知信号PK1
と、ピークから所定時間遅延させた遅延ピーク信号PKD1
とを出力するベースチャンネルピーク検知手段14、 c 前記アナログ信号と遅延ピーク信号PKD1とが入力さ
れ、遅延ピーク信号PKD1によってアナログ信号をサンプ
ルホールドした後、A/D変換し、デジタルデータDD
1、DD2と、A/D変換終了信号EC1、EC2とを出力する複
数のサンプルホールドA/D変換手段16、18、 d 各アナログ信号処理手段10、12からの幅信号W
1、W2と、ベースチャンネルピーク検知手段14から
のピーク検知信号PK1と、各サンプルホールドA/D変
換手段16、18からのA/D変換終了信号EC1、EC2と
が入力され、 イ ベースチャンネルの検出信号SG1について、1つの
信号パルスが1つだけのピークを持つか否かを判定する
ピーク判定回路A32、 ロ 他のそれぞれのチャンネルの検出信号パルス期間内
にベースチャンネルの信号ピークが1つだけであるか否
かを判定する1または複数のピーク判定回路B34、 ハ ベースチャンネルの信号ピーク時点が他のすべての
チャンネルのパルス期間内にあるか否かを判定する位相
判定回路36、 ニ ベースチャンネルのアナログ信号に対するA/D変
換が開始され、さらに完了されたかを判定するA/D変
換完了判定回路A38、 ホ 他のチャンネルのアナログ信号に対するA/D変換
が開始され、さらに完了されたかを判定する1または複
数のA/D変換完了判定回路B40、 ヘ ピーク判定回路A32と、ピーク判定回路B34
と、位相判定回路36と、A/D変換完了判定回路A3
8と、A/D変換完了判定回路B40との判定がすべて
有効となったときのみ、データを有効と判定するデータ
有効判定回路42、 以上、イ〜ヘから構成され、データ有効信号STRBを出力
するデータ判定手段20、 e 前記デジタルデータDD1、DD2と、データ有効信号ST
RBとが入力され、データ有効信号STRBが有効となったと
きのみ、デジタルデータDL1、DL2を出力するデータラッ
チ手段22、24、 以上、a〜eから構成されることを特徴としている。
さらに、アナログ信号処理手段10、12と、サンプル
ホールドA/D変換手段16、18との間に配置され、
外部(次段ブロック30)からの信号M1、M2によっ
て制御される情報選択手段26、28を備えるように構
成する場合もある。
ホールドA/D変換手段16、18との間に配置され、
外部(次段ブロック30)からの信号M1、M2によっ
て制御される情報選択手段26、28を備えるように構
成する場合もある。
本発明の信号処理装置は、つぎのように動作する。1個
の粒子に対して確実に1つのピークを持つ信号パルスが
得られるチャンネルをベースとして、このチャンネルの
信号より、粒子1個1個に対応した信号ピークを検知す
る。
の粒子に対して確実に1つのピークを持つ信号パルスが
得られるチャンネルをベースとして、このチャンネルの
信号より、粒子1個1個に対応した信号ピークを検知す
る。
アナログ信号処理手段10、12には、検出された信号
パルスの高さ情報を得るためのピークホルダーと、面積
情報を得るための積分器と、幅情報を得るための比較器
と、積分器が設けられており、これらの情報の内の1つ
が、外部からの選択信号M1、M2によって、情報選択
手段26、28を介して選択され、サンプルホールドA
/D変換手段16、18の内部のサンプルホルダーに供
給される。
パルスの高さ情報を得るためのピークホルダーと、面積
情報を得るための積分器と、幅情報を得るための比較器
と、積分器が設けられており、これらの情報の内の1つ
が、外部からの選択信号M1、M2によって、情報選択
手段26、28を介して選択され、サンプルホールドA
/D変換手段16、18の内部のサンプルホルダーに供
給される。
このサンプルホルダーは、信号レベルをホールドするよ
うになっており、A/D変換中にA/Dコンバータへの
アナログ入力レベルが変化しないよう保障するものであ
る。
うになっており、A/D変換中にA/Dコンバータへの
アナログ入力レベルが変化しないよう保障するものであ
る。
信号パルスの高さ情報をA/D変換する場合には、ベー
スチャンネル信号のピークが検知されてから少し時間を
おいて(0.5μsec程度)、ピークホルダーからの出力を
サンプルホールドしてA/D変換を開始するようにして
いる。こうした理由について説明する。
スチャンネル信号のピークが検知されてから少し時間を
おいて(0.5μsec程度)、ピークホルダーからの出力を
サンプルホールドしてA/D変換を開始するようにして
いる。こうした理由について説明する。
各チャンネルごとに信号のピークを検知して高さ情報を
A/D変換するというやり方では、以下に示すような問
題点がある。
A/D変換するというやり方では、以下に示すような問
題点がある。
a ピークの検知方法として微分器を用いるのが一般的
であるが、ノイズ成分の多いチャンネルの信号に対して
は誤ったピークの検出をする恐れが高い。
であるが、ノイズ成分の多いチャンネルの信号に対して
は誤ったピークの検出をする恐れが高い。
b 各チャンネルごとにピーク検知回路を設けるのは、
装置の大きさおよびコストの面で不利である。
装置の大きさおよびコストの面で不利である。
c 1個の粒子に対応して、必ずしも1つのピークを持
つ検出信号が得られるとは限らない。核を2つ持つ白血
球からの螢光信号等では2つのピークの信号が得られ
る。
つ検出信号が得られるとは限らない。核を2つ持つ白血
球からの螢光信号等では2つのピークの信号が得られ
る。
上記の点から、ベースチャンネルの信号のピークを検知
して、他のチャンネルの信号ピーク、すなわちパルスの
高さ情報を得るようにしている。この場合、チャンネル
間に位相のずれがあることを考慮する必要があり、その
ために、ベースチャンネル信号のピークを検知してから
少し時間をおいて、他のチャンネルのピークホルダー出
力がサンプルホールドされるようにしている。検出信号
パルスの幅は、ヒステリシスなスレッシュホールドレベ
ルを設定して、そのレベル以上の期間を幅として定義
し、またその時間中の入力信号を積分したものを面積と
して定義している。
して、他のチャンネルの信号ピーク、すなわちパルスの
高さ情報を得るようにしている。この場合、チャンネル
間に位相のずれがあることを考慮する必要があり、その
ために、ベースチャンネル信号のピークを検知してから
少し時間をおいて、他のチャンネルのピークホルダー出
力がサンプルホールドされるようにしている。検出信号
パルスの幅は、ヒステリシスなスレッシュホールドレベ
ルを設定して、そのレベル以上の期間を幅として定義
し、またその時間中の入力信号を積分したものを面積と
して定義している。
パルスの幅、面積の情報は、各チャンネルごとにパルス
の幅を定義する信号の期間中積分し、信号パルスが無く
なった時点で、サンプルホールドしてA/D変換するこ
とにより得られる。積分器からの出力がサンプルホール
ドさると、すぐに積分器はリセットされ、次の信号パル
スに対して備えられる。こうすることによって、連続し
て得られる信号パルスの2個目のパルスの取りこぼしを
なくする。ここで情報選択手段26、28からの出力
を、サンプルホルダーを介さないで、直接A/Dコンバ
ータに入力すると、A/D変換処理が完了するまではピ
ークホルダーあるいは積分器の出力を変化させてはなら
なくなり、A/D変換途中に入ってくる検出信号パルス
は無視せざるをえなくなる。
の幅を定義する信号の期間中積分し、信号パルスが無く
なった時点で、サンプルホールドしてA/D変換するこ
とにより得られる。積分器からの出力がサンプルホール
ドさると、すぐに積分器はリセットされ、次の信号パル
スに対して備えられる。こうすることによって、連続し
て得られる信号パルスの2個目のパルスの取りこぼしを
なくする。ここで情報選択手段26、28からの出力
を、サンプルホルダーを介さないで、直接A/Dコンバ
ータに入力すると、A/D変換処理が完了するまではピ
ークホルダーあるいは積分器の出力を変化させてはなら
なくなり、A/D変換途中に入ってくる検出信号パルス
は無視せざるをえなくなる。
以上に説明したような多チャンネル3値情報(高さ、
幅、面積)A/D変換回路によって得られたデータの有
効性をチェックし、有効と判定されたデータの組だけを
抜き出すような働きをする回路モジュールが、データ判
定手段20である。この回路モジュールの主な機能を記
す。
幅、面積)A/D変換回路によって得られたデータの有
効性をチェックし、有効と判定されたデータの組だけを
抜き出すような働きをする回路モジュールが、データ判
定手段20である。この回路モジュールの主な機能を記
す。
a 各チャンネル間で互いに位相のずれた信号パルス列
の中で、正確に1個の粒子に対応した信号パルスの幅、
面積の情報を得るための判断として、1個の粒子に対応
して確実に1つのピークを持つ信号パルスが得られるチ
ャンネルをベースとし、そのチャンネルの信号パルスの
ピーク時点において、他のチャンネルの検出信号レベル
が、幅を定義するためのスレッシュホールドレベル以上
の時に、現時点の他のチャンネルの信号パルスは1個の
粒子に対応したものであると判断する。第3図のAで
は、ベースチャンネルの信号パルスのピーク時点におい
て、他のチャンネルの信号レベルがスレッシュホールド
レベル以上にあるから、1個の粒子に対応したものであ
ると判断され、Bではベースチャンネルと他のチャンネ
ルのパルスは、1個の粒子に対応していないと判断され
る。
の中で、正確に1個の粒子に対応した信号パルスの幅、
面積の情報を得るための判断として、1個の粒子に対応
して確実に1つのピークを持つ信号パルスが得られるチ
ャンネルをベースとし、そのチャンネルの信号パルスの
ピーク時点において、他のチャンネルの検出信号レベル
が、幅を定義するためのスレッシュホールドレベル以上
の時に、現時点の他のチャンネルの信号パルスは1個の
粒子に対応したものであると判断する。第3図のAで
は、ベースチャンネルの信号パルスのピーク時点におい
て、他のチャンネルの信号レベルがスレッシュホールド
レベル以上にあるから、1個の粒子に対応したものであ
ると判断され、Bではベースチャンネルと他のチャンネ
ルのパルスは、1個の粒子に対応していないと判断され
る。
b 2個以上の粒子がほぼ同時にセル内を通過した時
や、1個の粒子に対応して2つのピークを持つ信号が得
られる場合の判定処理機能を有する。判定は以下に示す
ように行われる。
や、1個の粒子に対応して2つのピークを持つ信号が得
られる場合の判定処理機能を有する。判定は以下に示す
ように行われる。
まず、ベースチャンネルにおいては、1つのパルス幅信
号期間中に1つだけのピーク信号を検知する信号のみを
有効とする。したがって、第4図に示す信号は、粒子が
近接通過したことによるパルスであると判断されいずれ
も無効とされる。
号期間中に1つだけのピーク信号を検知する信号のみを
有効とする。したがって、第4図に示す信号は、粒子が
近接通過したことによるパルスであると判断されいずれ
も無効とされる。
次にベースチャンネルと他チャンネルの信号の関係にお
いては、a項で述べた位相判定の他に、他チャンネルの
パルス幅信号の期間中に、ベースチャンネルのピーク信
号が1つだけであることを判定条件とする。すなわち、
他チャンネルのパルス幅信号の期間中にベースチャンネ
ルの信号が2つ以上のピークを持つとき、その信号は無
効とされる。第5図に示す例では(ii)のみが有効とさ
れる。
いては、a項で述べた位相判定の他に、他チャンネルの
パルス幅信号の期間中に、ベースチャンネルのピーク信
号が1つだけであることを判定条件とする。すなわち、
他チャンネルのパルス幅信号の期間中にベースチャンネ
ルの信号が2つ以上のピークを持つとき、その信号は無
効とされる。第5図に示す例では(ii)のみが有効とさ
れる。
データ判定手段20では、さらにすべてのチャンネルの
A/D変換が完了していることをも判定条件としてい
る。
A/D変換が完了していることをも判定条件としてい
る。
以上の判定条件をすべて満たす時のみ、データ判定手段
20は、各チャンネルのデジタル変換データを次段に送
ることを認めるデータ有効信号STRBを出力する。
20は、各チャンネルのデジタル変換データを次段に送
ることを認めるデータ有効信号STRBを出力する。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に説
明する。ただしこの実施例に記載されている構成機器の
相対配置などは、とくに特定的な記載がない限りは、本
発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではな
く、単なる説明例にすぎない。
明する。ただしこの実施例に記載されている構成機器の
相対配置などは、とくに特定的な記載がない限りは、本
発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではな
く、単なる説明例にすぎない。
第6図は本発明の一実施例を示すブロック図である。本
発明は多数のチャンネルの信号を処理できるものである
が、この実施例では説明を容易にするため、最も簡単な
2チャンネルの信号を取り扱う場合について示す。
発明は多数のチャンネルの信号を処理できるものである
が、この実施例では説明を容易にするため、最も簡単な
2チャンネルの信号を取り扱う場合について示す。
実施例の装置は、4つのブロックから構成されている。
ブロックA、ブロックBは、ともに、1つのチャンネル
の信号を取り扱い、そのチャンネルに入力される検出パ
ルスに対して高さ、幅および面積の情報をアナログ電圧
に変換し、そのうちの1つのアナログ電圧を選択して、
A/Dコンバーターでデジタル値に変換し、さらにデー
タをラッチする機能を備えたものであり、信号処理ブロ
ックと呼ばれる。このうちのブロックAは、ベースチャ
ンネルの信号を処理するものであり、特に、ベースチャ
ンネル信号処理ブロックと呼ばれる。
の信号を取り扱い、そのチャンネルに入力される検出パ
ルスに対して高さ、幅および面積の情報をアナログ電圧
に変換し、そのうちの1つのアナログ電圧を選択して、
A/Dコンバーターでデジタル値に変換し、さらにデー
タをラッチする機能を備えたものであり、信号処理ブロ
ックと呼ばれる。このうちのブロックAは、ベースチャ
ンネルの信号を処理するものであり、特に、ベースチャ
ンネル信号処理ブロックと呼ばれる。
ブロックCは、ブロックA、ブロックBにおける信号処
理のタイミングを同期させる機能を備えたものであり、
チャンネル同期ブロックと呼ばれる。
理のタイミングを同期させる機能を備えたものであり、
チャンネル同期ブロックと呼ばれる。
ブロックDは、ブロックA、ブロックBおよびブロック
Cからの信号を受け、データの有効性を判定し、採用す
べきデータのみを出力させる機能を備えており、データ
判定ブロックと呼ばれる。
Cからの信号を受け、データの有効性を判定し、採用す
べきデータのみを出力させる機能を備えており、データ
判定ブロックと呼ばれる。
各ブロックの動作について、第6図に示されたブロック
図と、第7図、第8図に示されたタイミングチャートに
基づいて、詳細に説明する。
図と、第7図、第8図に示されたタイミングチャートに
基づいて、詳細に説明する。
ブロックAおよびブロックBは、同じ構成と働きを持っ
たブロックであるので、そのうちのブロックA、すなわ
ち、ベースチャンネル処理ブロックについて説明する。
たブロックであるので、そのうちのブロックA、すなわ
ち、ベースチャンネル処理ブロックについて説明する。
SG1は、ブロックAに対する入力信号であり(ブロック
Bに対してはSG2が入力信号)、粒子検出パルス信号
(以下、検出信号という)を表わしている。ピークホル
ダ112は、検出信号SG1の立上りに同期したリスター
ト信号RTによって前信号の保持を解除され、現信号の
ピークに対する待機状態に入る。現信号がパルスのピー
クに達すると、そのピーク電圧値H1を保持する。
Bに対してはSG2が入力信号)、粒子検出パルス信号
(以下、検出信号という)を表わしている。ピークホル
ダ112は、検出信号SG1の立上りに同期したリスター
ト信号RTによって前信号の保持を解除され、現信号の
ピークに対する待機状態に入る。現信号がパルスのピー
クに達すると、そのピーク電圧値H1を保持する。
比較器118は、ヒステリシス特性を有するパルス高さ
の弁別回路であり、検出信号SG1が所定の弁別レベル以
上にある時、パルス幅信号(以下、幅信号という)W1
を出力する。
の弁別回路であり、検出信号SG1が所定の弁別レベル以
上にある時、パルス幅信号(以下、幅信号という)W1
を出力する。
積分器116は、面積測定を行うものであり、幅信号W
1のパルス幅時間だけ検出信号SG1を積分して、面積に
比例する電圧I1を出力する。
1のパルス幅時間だけ検出信号SG1を積分して、面積に
比例する電圧I1を出力する。
積分器124と基準電圧発生回路122とは、時間を電
圧に変換するためのものであり、幅信号W1の間、基準
電圧からの定電流を積分して、パルス幅に比例する電圧
A1を出力する。
圧に変換するためのものであり、幅信号W1の間、基準
電圧からの定電流を積分して、パルス幅に比例する電圧
A1を出力する。
前記3つの電圧信号H1、I1、A1は、マルチプレク
サ128により情報選択信号M1に従って適宜選択さ
れ、サンプルホルダ132とA/Dコンバータ136と
でデジタルデータDD1に変換され、ラッチ回路138に
送られる。ここで信号M1は信号M2とも同期して電圧
信号H1、I1、A1のいずれかを選択するように、制
御器たとえばマイクロコンピュータ(図示せず)から出
力されるものである。
サ128により情報選択信号M1に従って適宜選択さ
れ、サンプルホルダ132とA/Dコンバータ136と
でデジタルデータDD1に変換され、ラッチ回路138に
送られる。ここで信号M1は信号M2とも同期して電圧
信号H1、I1、A1のいずれかを選択するように、制
御器たとえばマイクロコンピュータ(図示せず)から出
力されるものである。
サンプルホールド制御回路134は、幅信号W1と、情報
選択信号M1と、A/Dコンバータ136から供給される
A/D変換完了信号EC1と、後述のピーク信号PK1を遅延
した信号PKD1とを入力として動作するものであり、幅信
号W1の後縁でサンプルホールド信号SH1を作り、サン
プルホルダ132へ供給する。また、W1の後縁から遅
延させてA/D変換指令信号ST1を作り、A/Dコンバ
ータ136に供給するとともに、リセット信号RS1を作
り、積分器116、124へ供給する。さらに、A/D
変換完了信号EC1の後縁でサンプルホールド信号SH1を停
止させる。
選択信号M1と、A/Dコンバータ136から供給される
A/D変換完了信号EC1と、後述のピーク信号PK1を遅延
した信号PKD1とを入力として動作するものであり、幅信
号W1の後縁でサンプルホールド信号SH1を作り、サン
プルホルダ132へ供給する。また、W1の後縁から遅
延させてA/D変換指令信号ST1を作り、A/Dコンバ
ータ136に供給するとともに、リセット信号RS1を作
り、積分器116、124へ供給する。さらに、A/D
変換完了信号EC1の後縁でサンプルホールド信号SH1を停
止させる。
サンプルホルダ132は、マルチプレクサ128からの
アナログ電圧を、サンプルホールド信号SH1が“H”レ
ベルである間、保持する。
アナログ電圧を、サンプルホールド信号SH1が“H”レ
ベルである間、保持する。
A/Dコンバータ136は、サンプルホルダ132から
のホールド電圧を、A/D変換指令信号ST1を受けてデ
ジタル値に変換し、変換終了後にデジタルデータDD1を
ラッチ回路138へ出力するとともに、A/D変換完了
信号EC1をサンプルホールド制御回路134へ供給す
る。
のホールド電圧を、A/D変換指令信号ST1を受けてデ
ジタル値に変換し、変換終了後にデジタルデータDD1を
ラッチ回路138へ出力するとともに、A/D変換完了
信号EC1をサンプルホールド制御回路134へ供給す
る。
ブロックC、すなわち、チャンネル同期ブロックにおい
ては、微分器120の検出信号SG1の微分信号D1を発
生し、比較器126へ供給する。
ては、微分器120の検出信号SG1の微分信号D1を発
生し、比較器126へ供給する。
比較器126は、ヒステリシス特性を有する弁別回路で
あり、微分信号D1のパルス高さが、所定の弁別レベル
以上にあるとき、ピーク信号PK1を出力する。
あり、微分信号D1のパルス高さが、所定の弁別レベル
以上にあるとき、ピーク信号PK1を出力する。
リスタータ114は、ピーク信号PK1を受け、その前縁
でピークホルダ112、153へリスタート信号RTを
供給し、パルスのピークに対する待機状態にする。
でピークホルダ112、153へリスタート信号RTを
供給し、パルスのピークに対する待機状態にする。
遅延回路130は、ピーク信号PK1と幅信号W1との論
理積回路129の出力Aを遅延させ、信号PKD1を出力す
る。
理積回路129の出力Aを遅延させ、信号PKD1を出力す
る。
ブロックD、すなわち、データ判定ブロックにおいて
は、ピーク判定回路140は、ベースチャンネルの検出
信号SG1による幅信号W1が“H”レベルである期間中
に、ピーク信号PK1が1個だけ入力される時のみ出力P
1を有効信号“H”レベルにする。
は、ピーク判定回路140は、ベースチャンネルの検出
信号SG1による幅信号W1が“H”レベルである期間中
に、ピーク信号PK1が1個だけ入力される時のみ出力P
1を有効信号“H”レベルにする。
ピーク判定回路142は、他チャンネルの検出信号SG2
による幅信号W2が“H”レベルである期間中に、ピー
ク信号PK1が1個だけ入力される時のみ出力P2を有効
信号“H”レベルにする。
による幅信号W2が“H”レベルである期間中に、ピー
ク信号PK1が1個だけ入力される時のみ出力P2を有効
信号“H”レベルにする。
論理積回路143は、ピーク判定回路140からの信号
P1とピーク判定回路142からの信号P2との論理積
をとり、その出力信号Dを有効判定回路150へ供給す
る。
P1とピーク判定回路142からの信号P2との論理積
をとり、その出力信号Dを有効判定回路150へ供給す
る。
位相判定回路148は、幅信号W1、W2がともに
“H”レベルとなって、論理積回路147の出力Bが
“H”レベルとなった時、ピーク信号PK1が入力される
と出力Sを有効信号“H”レベルにする。
“H”レベルとなって、論理積回路147の出力Bが
“H”レベルとなった時、ピーク信号PK1が入力される
と出力Sを有効信号“H”レベルにする。
変換判定回路144、146は、位相判定回路148の
出力Sが“H”レベルになった後、A/D変換指令信号
ST1、ST2、およびA/D変換完了信号EC1、EC2の各信号
がそれぞれ入力完了した時、各出力C1、C2をともに
有効信号“H”レベルとし、論理積回路149の出力E
を有効信号“H”レベルにする。なお、出力Eは位相判
定回路148を次のパルスに対して待機の状態にする。
出力Sが“H”レベルになった後、A/D変換指令信号
ST1、ST2、およびA/D変換完了信号EC1、EC2の各信号
がそれぞれ入力完了した時、各出力C1、C2をともに
有効信号“H”レベルとし、論理積回路149の出力E
を有効信号“H”レベルにする。なお、出力Eは位相判
定回路148を次のパルスに対して待機の状態にする。
有効判定回路150は、否定論理和回路152から供給
される幅信号W1と幅信号W2との否定論理和信号F
と、論理積回路143の出力信号Dと、論理積回路14
9の出力信号Eとを入力信号とし、両チャンネルの検出
信号SG1、SG2がともに終了した時点で、検出信号が有効
であったか否かを判定する回路である。すなわち、信号
Fの後縁において、信号Dが有効(“H”)であるとき
に、出力信号VALIDを立ち上げ、その後、信号Eが有効
(“H”)となると、VALID信号を立ち下げるものであ
る。
される幅信号W1と幅信号W2との否定論理和信号F
と、論理積回路143の出力信号Dと、論理積回路14
9の出力信号Eとを入力信号とし、両チャンネルの検出
信号SG1、SG2がともに終了した時点で、検出信号が有効
であったか否かを判定する回路である。すなわち、信号
Fの後縁において、信号Dが有効(“H”)であるとき
に、出力信号VALIDを立ち上げ、その後、信号Eが有効
(“H”)となると、VALID信号を立ち下げるものであ
る。
回路151は、論理積回路149の出力信号Eと、有効
判定回路150の出力信号VALIDとの論理積をとるもの
であり、有効信号“H”レベルのSTRB信号を出力する。
判定回路150の出力信号VALIDとの論理積をとるもの
であり、有効信号“H”レベルのSTRB信号を出力する。
ブロックA、ブロックBのラッチ回路138、170
は、それぞれ、論理積回路151の出力STRBが有効信号
“H”レベルとなったとき、データDL1、DL2を次段へ送
り出す。
は、それぞれ、論理積回路151の出力STRBが有効信号
“H”レベルとなったとき、データDL1、DL2を次段へ送
り出す。
なお、上記実施例では、1チャンネルから高さ、面積、
幅のうちの1つの情報しか取れない。しかし、各チャン
ネルについて、複数の信号処理回路を並列に並べれば、
高さ、面積、幅それぞれの情報がすべて取れるようにな
る。また、高さ、面積、幅の情報を時分割で得ることに
すれば、上記のように複数の信号処理回路を並列に並べ
て回路を複雑にしなくても、1チャンネルから上記3つ
の情報を得ることができる。
幅のうちの1つの情報しか取れない。しかし、各チャン
ネルについて、複数の信号処理回路を並列に並べれば、
高さ、面積、幅それぞれの情報がすべて取れるようにな
る。また、高さ、面積、幅の情報を時分割で得ることに
すれば、上記のように複数の信号処理回路を並列に並べ
て回路を複雑にしなくても、1チャンネルから上記3つ
の情報を得ることができる。
上述のように、本発明により、極めて接近して複数の粒
子が検出部を通過したり、単一粒子でありながら複数の
ピークを有するパルスが検出されたり、検出信号にノイ
ズが含まれている場合でも、パルスの高さ、幅、面積を
正確に測定できる。
子が検出部を通過したり、単一粒子でありながら複数の
ピークを有するパルスが検出されたり、検出信号にノイ
ズが含まれている場合でも、パルスの高さ、幅、面積を
正確に測定できる。
また、1個の粒子に対して多種類の検出信号を得る場合
に、チャンネル間に位相ずれがあっても、あるチャンネ
ルの検出信号の信号パルス列の中のどの1個のパルス
が、他チャンネルの検出信号のどの1個のパルスに対応
しているかを判断し、複数のチャンネルの情報を正確に
得ることができる。
に、チャンネル間に位相ずれがあっても、あるチャンネ
ルの検出信号の信号パルス列の中のどの1個のパルス
が、他チャンネルの検出信号のどの1個のパルスに対応
しているかを判断し、複数のチャンネルの情報を正確に
得ることができる。
第1図は本発明の信号処理装置の構成例を示す機能ブロ
ック図、第2図は第1図におけるデータ判定手段の詳細
を示す機能ブロック図、第3図〜第5図は有効とする信
号、無効とする信号を示す波形図、第6図は本発明の一
実施例を示すブロック図、第7図および第8図はタイミ
ングチャートである。 10、12……アナログ信号処理手段、14……ベース
チャンネルピーク検知手段、16、18……サンプルホ
ールドA/D変換手段、20……データ判定手段、2
2、24……データラッチ手段、26、28……情報選
択手段、30……次段ブロック、32……ピーク判定回
路A、34……ピータ判定回路B、36……位相判定回
路、38……A/D変換完了判定回路A、40……A/
D変換完了判定回路B、42……データ有効判定回路、
112、153……ピークホルダ、114……リスター
タ、116、124、154、160……積分器、11
8、126、156……比較器、120……微分器、1
22、158……基準電圧発生回路、128、162…
…マルチプレクサ、129、143、147、149、
151……論理積回路、130……遅延回路、132、
164……サンプルホルダ、134、166……サンプ
ルホールド制御回路、136、168……A/Dコンバ
ータ、138、170……ラッチ回路、140、142
……ピーク判定回路、144、146……変換判定回
路、148……位相判定回路、150……有効判定回
路、152……否定論理和回路
ック図、第2図は第1図におけるデータ判定手段の詳細
を示す機能ブロック図、第3図〜第5図は有効とする信
号、無効とする信号を示す波形図、第6図は本発明の一
実施例を示すブロック図、第7図および第8図はタイミ
ングチャートである。 10、12……アナログ信号処理手段、14……ベース
チャンネルピーク検知手段、16、18……サンプルホ
ールドA/D変換手段、20……データ判定手段、2
2、24……データラッチ手段、26、28……情報選
択手段、30……次段ブロック、32……ピーク判定回
路A、34……ピータ判定回路B、36……位相判定回
路、38……A/D変換完了判定回路A、40……A/
D変換完了判定回路B、42……データ有効判定回路、
112、153……ピークホルダ、114……リスター
タ、116、124、154、160……積分器、11
8、126、156……比較器、120……微分器、1
22、158……基準電圧発生回路、128、162…
…マルチプレクサ、129、143、147、149、
151……論理積回路、130……遅延回路、132、
164……サンプルホルダ、134、166……サンプ
ルホールド制御回路、136、168……A/Dコンバ
ータ、138、170……ラッチ回路、140、142
……ピーク判定回路、144、146……変換判定回
路、148……位相判定回路、150……有効判定回
路、152……否定論理和回路
Claims (5)
- 【請求項1】1個の粒子から同時に多種類の信号を得る
ことが可能な粒子分析装置を用いて粒子分析を行う方法
において、粒子1個に対して確実に1つのピークを持つ
検出信号パルスが得られるチャンネルをベースとし、こ
のベースチャンネルの信号から1個の粒子に対応した信
号ピークを検知し、 a このベースチャンネルに、粒子が近接通過したこと
による2つ以上のピークを持つ検出信号パルスが得られ
たとき、 b 他のチャンネルの信号パルス期間内にベースチャン
ネルの信号ピークが2つ以上あるとき、 c ベースチャンネルの信号ピーク時点が他のいずれか
のチャンネルのパルス期間内に無いとき、 以上、a、b、cの条件のうちの少なくとも1つを満た
す場合には、ベースチャンネルのそのパルス、およびそ
のパルスに対応する他チャンネルのパルスの高さ、幅お
よび面積の情報は無視することを特徴とする信号処理方
法。 - 【請求項2】各チャンネルごとにA/D変換処理をフリ
ーランニングさせておいて、データ判定ロジックによっ
て有効と判定されたときのA/D変換データのみを抜き
出す特許請求の範囲第1項記載の信号処理方法。 - 【請求項3】検出信号パルスの高さ、幅および面積の情
報のうち、いずれの情報を選択してA/D変換するか
を、各チャンネルごとに外部から制御して切り換えられ
るようにした特許請求の範囲第1項または第2項記載の
信号処理方法。 - 【請求項4】1個の粒子から同時に多種類の信号を得る
ことが可能な粒子分析装置において、 a 粒子一個に対して確実に1つのピークを持つ検出信
号パルスが得られるベースチャンネルと、他のチャンネ
ルとの各々の検出信号がそれぞれ入力され、入力パルス
の高さ、幅または面積に関るアナログ信号と、入力パル
スのパルス幅に関る幅信号とを出力する複数のアナログ
信号処理手段、 b ベースチャンネルの検出信号が入力され、ベースチ
ャンネルのピークを検知し、ピーク検知信号と、ピーク
から所定時間遅延させた遅延ピーク信号とを出力するベ
ースチャンネルピーク検知手段、 c 前記アナログ信号と遅延ピーク信号とが入力され、
遅延ピーク信号によってアナログ信号をサンプルホール
ドした後、A/D変換し、デジタルデータとA/D変換
終了信号を出力する複数のサンプルホールドA/D変換
手段、 d 各アナログ信号処理手段からの幅信号と、ベースチ
ャンネルピーク検知手段からのピーク検知信号と、各サ
ンプルホールドA/D変換手段からのA/D変換終了信
号とが入力され、 イ ベースチャンネルの検出信号について、1つの信号
パルスが1つだけのピークを持つか否かを判定するピー
ク判定回路A、 ロ 他のそれぞれのチャンネルの検出信号パルス期間内
におけるベースチャンネルの信号ピークの数を判定する
1または複数のピーク判定回路B、 ハ ベースチャンネルの信号ピーク時点が他のすべての
チャンネルのパルス期間内にあるか否かを判定する位相
判定回路、 ニ ベースチャンネルのアナログ信号に対するA/D変
換が開始され、さらに完了されたかを判定するA/D変
換完了判定回路A ホ 他のチャンネルのアナログ信号に対するA/D変換
が開始され、さらに完了されたかを判定する1または複
数のA/D変換完了判定回路B、 ヘ ピーク判定回路Aと、ピーク判定回路Bと、位相判
定回路と、A/D変換完了判定回路Aと、A/D変換完
了判定回路Bとの判定がすべて有効となったときのみ、
データを有効と判定するデータ有効判定回路、 以上、イ〜ヘから構成され、データ有効信号を出力する
データ判定手段、 e 前記デジタルデータとデータ有効信号とが入力さ
れ、データ有効信号が有効となったときのみ、デジタル
データを出力するデータラッチ手段、 以上、a〜eから構成されることを特徴とする信号処理
装置。 - 【請求項5】アナログ信号処理手段とサンプルホールド
A/D変換手段との間に配置され、外部からの信号によ
って制御される情報選択手段を備えた特許請求の範囲第
4項記載の信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61204298A JPH0652232B2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 信号処理方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61204298A JPH0652232B2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 信号処理方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6358235A JPS6358235A (ja) | 1988-03-14 |
JPH0652232B2 true JPH0652232B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=16488164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61204298A Expired - Lifetime JPH0652232B2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 信号処理方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0652232B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016206023A (ja) * | 2015-04-23 | 2016-12-08 | アズビル株式会社 | 粒子検出装置及び粒子の検出方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2664456C (en) * | 2006-09-29 | 2013-12-31 | Guava Technologies, Inc. | Differentiation of flow cytometry pulses and applications |
CN106574891A (zh) * | 2014-08-06 | 2017-04-19 | 贝克曼考尔特公司 | 使用流式细胞仪评价多峰事件 |
JP6531528B2 (ja) * | 2015-07-15 | 2019-06-19 | 富士電機株式会社 | 粒子検出装置 |
CN115046908A (zh) * | 2021-03-09 | 2022-09-13 | 深圳市帝迈生物技术有限公司 | 一种多通道脉冲信号的识别方法和装置 |
-
1986
- 1986-08-29 JP JP61204298A patent/JPH0652232B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016206023A (ja) * | 2015-04-23 | 2016-12-08 | アズビル株式会社 | 粒子検出装置及び粒子の検出方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6358235A (ja) | 1988-03-14 |
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