JPS6358235A - 信号処理方法および装置 - Google Patents

信号処理方法および装置

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JPS6358235A
JPS6358235A JP61204298A JP20429886A JPS6358235A JP S6358235 A JPS6358235 A JP S6358235A JP 61204298 A JP61204298 A JP 61204298A JP 20429886 A JP20429886 A JP 20429886A JP S6358235 A JPS6358235 A JP S6358235A
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pulse
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、細胞等の粒子の分類計測に係り、1個の粒子
から同時に得られる多種類の信号を処理し、粒子を識別
、分類する情報を得るための信号処理方法および装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
細胞、細菌、血球等の粒子の分析において、これら粒子
を適正な成分からなる希釈液中に浮遊、懸濁させ、狭い
検出部を1個ずつ通過させ、粒子が検出部を通過すると
き、粒子から得られる種々の情報を電気的または光学的
に検出することは、従来から広く行われていた。
電気的に検出する装置としては、たとえば、自動血球計
数装置、光学的に検出する装置としては、たとえば、フ
ローサイトメーターなどがあった。
これらの装置においては、1個の粒子から1つまたは複
数の種類のパルス信号を検出し、それらの信号のパルス
の高さや幅あるいは面積を測定し、粒子を識別、分類す
るための重要な情flJを得ていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の従来の装置は何れも希釈液中の粒子が高速で検出
部を通過するようにしているため、信号処理上の問題点
がいくつかあった。
第1の問題は、−fQ的に粒子が検出部を通過する間隔
は不規則であり、なかには、極めて接近して複数の粒子
が検出部を通過するため、複数のパルスが重なって検出
されること、またはたとえば、白血球の核を染色し励起
螢光を検知するような場合には、単一粒子による信号で
ありながら複数の核による複数のピーク(信号の山)を
有するパルスが検出されることに起因するものである。
これらの場合には、検出信号の波形は、たとえば、第5
図の下段に示されるものとなる。このような場合、パル
スの幅や面積をどのように定義し、測定するかが問題と
なる。
第2の問題は、1個の粒子に対して得られる多種類の検
出信号(パルス)間には、検出器や回路素子の応答時間
の差あるいは、粒子の内部構造の差によって、一般的に
位相ずれがあることに起因するものである。これらの場
合には、異種の検出パルスの波形は、たとえば、第3図
Bに示されるように位相がずれて検出される。このよう
な場合には、あるチャンネルの検出13号の信号パルス
列の中のどの1個のパルスが、他チャンネルの検出信号
のどの1個のパルスに対応し、同し1個の粒子から発生
されたものであるかを判断する必要があるという問題が
あった。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたも
ので、1個の粒子から同時に得られる複数項目の信号を
、同期をとって処理するための信号処理方法および装置
δを従供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の信号処理方法は、1個の粒子から同時に多種類
の信号を得ることが可能な粒子分析装置を用いて粒子分
析を行う方法において、粒子1個に対して確実に1つの
ピークを持つ検出信号パルスが得られるチャンネルをベ
ースとし、このベースチャンふルの信号から1個の粒子
に対応した信号ピークを検知し、 a このベースチャンネルに、粒子が近接通過したこと
による2つ以上のピークを持つ検出イδ号パルスが得ら
れたとき、 b 他のチャンネルの信号パルス期間内にベースチャン
ネルの46号ピークが2つ以上あるとき、 Cベースチャンネルの信号ピーク時点が他のいずれかの
チャンネルのパルス期間内に無いとき、 以上、a、b、cの条件のうちの少なくとも1つを満た
す場合には、ベースチャンネルのそのパルス、およびそ
のパルスに対応する他チャンネルのパルスの高さ、幅お
よび面積の情報は無視することを特徴としている。
また上記信号処理方法において、各チャンネルごとにA
/D変換処理をフリーランニングさせておいて、データ
判定ロジックによって有効と判定されたときのA/D変
換データのみを抜き出す場合もある。
さらに上記信号処理方法において、検出13号パルスの
高さ、幅および面積の情報のうち、いずれの情報を選択
してA/D変換するかを、各チャンネルごとに外部から
制御して切り換えられるようにする場合もある。
つぎに本発明の信号処理装置について、本発明の構成例
を示した第1図の機能ブロック図、および第1図中のデ
ータ判定手段のみを詳細に示した第2図の判定手段機能
ブロック図に基づいて説明する。ただし第1図および第
2図は、2チヤンネルの信号入力がある場合を示してい
る。
本発明の信号処理装置は、1個の粒子から同時に多種類
の信号を得ることが可能な粒子分析装置において、 a 粒子1個に対して確実に1つのピークを持つ検出信
号パルスが得られるベースチャンネルと、他のチャンネ
ルとの各々の検出信号SGI、SG2がそれぞれ入力さ
れ、入力パルスの高さ、輻または面積に関るアナログ4
3号H1、H2、A1、A2、[1、■2と、入力パル
スのパルス幅に関る幅信号W1、W2とを出力する複数
のアナログ信号処理手段10.12、 b ベースチャンネルの検出13号SGIが入力され、
ベースチャンネルのピークを検知し、ピーク検知信号P
に1と、ピークから所定時間遅延させた遅延ピーク信号
PKD lとを出力するベースチャンネルビーク検知手
段14、 C前記アナログ信号と遅延ピーク信号PKD lとが入
ノjされ、遅延ピーク信号PKD Iによってアナログ
信号をサンプルホールドした後、A/D変換し、デジタ
ルデータ001.0口2と、A/D変換終了信号ECI
、EC2とを出力する複数のサンプルホールドA/D変
換手段16.18、d 各アナログ信号処理手段10.
12からの幅信号Wb W2と、ベースチャンネルピー
ク検知手段14からのピーク検知信号PKIと、各サン
プルホールドA/D変換手段16.18からのA/D変
換終了信号EC1、EC2とが入力され、 イ ベースチャンネルの検出信号SGIについて、1つ
の信号パルスが1つだけのピークを持つか否かを判定す
るピーク判定回路A32、口 他のそれぞれのチャンネ
ルの検出信号パルス期間内にベースチャンネルの信号ピ
ークが1つだけであるか否かを判定するlまたは複数の
ピーク1′11定回路B 34、ハ ベースチャンネル
の信号ピーク時点が他のずぺでのチャンネルのパルス;
す1間内にあるか否かを判定する位相判定回路36、 ニ ベースチャンネルのアナログ信号に対するA/D変
換が開始され、さらに完了されたかを判定するA/D変
換完了判定回路A38、ホ 他のチャンネルのアナログ
信号に対するへ/D変換が開始され、さらに完了された
かを判定する1または複数のA/D変換完了判定回路B
40、 ヘ ピーク判定回路A32と、ピーク判定回路B34と
、位相判定回路36と、A/D変喚完了判定回路A38
と、A/D変換完了判定回路B40との判定がすべて有
効となったときのみ、データを有効と判定するデータ有
効判定回路42、 以上、イ〜へから構成され、データ有効信号STl?B
を出力するデータ判定手段20、e 前記デジタルデー
タ001SD口2と、データ有効信号5TRBとが入力
され、データ有効信号5tir8が有効となったときの
み、デジタルデータDLI、DL2を出力するデーフラ
ンチ手段22.24、以上、a −eから構成されるこ
とを特徴としている。
さらに、アナログ信号処理手段10.12と、サンプル
ホールドへ/D変換手段16.18との間に配置され、
外部(次段ブロック30)からの信号M1、M2によっ
て制御される情報選択手段26.28を備えるように構
成する場合もある。
〔作用〕
本発明の信号処理装置は、つぎのように動作する。1個
の粒子に対して確実に1つのピークを持つ信号パルスが
得られるチャンネルをベースとして、このチャンネルの
信号より、粒子1個1個に対応した13号ピークを検知
する。
アナログ43号処理手段10.12には、検出された信
号パルスの高さ情報を得るためのピークホルダーと、面
積情報を得るための積分器と、幅情報を得るための比較
器と、積分器が設けられており、これらの情報の内の1
つが、外部からの選択信号Ml、M2によって、情報選
択手段26.28を介して選択され、サンプルホールド
へ/D変換手段16.18の内部のサンプルホルダーに
供給される。
このサンプルホルダーは、信号レベルをホールドするよ
うになっており、A/D変換中にA/Dコンバータへの
アナログ入力レベルが変化しないよう保障するものであ
る。
信号パルスの1頂さ情報をA/D変換する場合には、ベ
ースチャンネル信号のピークが検知されてから少し時間
をおいて(0,5μsec程度)、ピークホルダーから
の出力をサンプルホールドしてA/I)変換を開始する
ようにしている。こうした理由について説明する。
各チャンネルごとに信号のピークを検知して高さ1)l
#illをA/D変換するというやり方では、以下に示
すような問題点がある。
a ピークの検知方法として微分器を用いるのが一般的
であるが、ノイズ成分の多いチャンネルの信号に対して
は誤ったピークの検出をする恐れが高い。
b 各チャンネルごとにピーク検知内路を設けるのは、
装置の大きさおよびコストの面で不利である。
01個の粒子に対応して、必ずしも1つのピークを持つ
検出信号が得られるとは限らない。
核を2つ持つ白血球からの螢光(3号等では2つのピー
クの信号が得られる。
上記の点から、ベースチャンネルの信号のピークを検知
して、他のチャンネルの13号ピーク、すなわちパルス
の高さ情報を得るようにしている。
この場合、チャンネル間に位相のずれがあることを考慮
する必要があり、そのために、ベースチャンネル信号の
ピークを検知してから少し時間をおいて、他のチャンネ
ルのピークホルダー出力がサンプルホールドされるよう
にしている。検出信号パルスの幅ハ、ヒステリシスなス
レッシュホールドレベルを設定して、そのレベル以上の
期間を幅として定義し、またその期間中の入力信号を積
分したものを面積として定義している。
パルスの!咄、面積の情報は、各チャンネルごとにパル
スの幅を定義する信号の期間中積分し、(a号パルスが
無くなった時点で、サンプルホール1′してA/D変換
することにより得られる。積分器からの出力がサンプル
ホールドされると、すぐに積分器はリセットされ、次の
信号パルスに対して01ηえられる。こうすることによ
って、連続して得られる信号パルスの2個目のパルスの
取りこぼしをなくする。ここで情報選択手段26.28
がらの出力を、サンプルホルダーを介さないで、直接A
/Dコンバータに入力すると、A/D変換処理が完了す
るまではピークホルダーあるいは積分器の出力を変化さ
せてはならな(なり、A/D変換途中に入ってくる検出
信号パルスは!所視せざるをえなくなる。
以上に説明したような多チヤンネル3値情tg<高さ、
幅、面積)A/D変換@路によって得られたデータの有
効性をチェックし、有効と判定されたデータの組だけを
抜き出すような働きをする回路モジュールが、データ判
定手段20である。この回路モジュールの主な機能を記
す。
a 各チャンネル間で互いに位相のずれた信号パルス列
の中で、正確に1個の粒子に対応した信号パルスの幅、
面積の情報を得るための判断トシて、1個の粒子に対応
して確実に1つのピークを持つ信号パルスが得られるチ
ャンふルをベースとし、そのチャンネルの信号パルスの
ピーク時点において、他のチャンネルの検出信号レベル
が、幅を定義するためのスレッシュホールドレベル以上
の時に、現時点の他のチャンネルの信号パルスは1個の
粒子に対応したものであると判断する。第3図の八では
、ベースチャンネルの信号パルスのピーク時点において
、他のチャンネルの信号レベルがスレンシュホールドレ
ベル以上にあるから、1個の粒子に対応したものである
と判断され、Bではベースチャンネルと他のチャンネル
のパルスは、1個の粒子に対応していないと判断される
b 2個以上の粒子がほぼ同時にセル内を通過した時や
、1個の粒子に対応して2つのピークを持つ信号が得ら
れる場合の判定処理機能を有する。判定は以下に示すよ
うに行われる。
まず、ベースチャンネルにおいては、1つのパルス幅信
号期間中に1つだけのピーク信号を検知する信号のみを
有効とする。したがって、第4図に示す信号は、粒子が
近接通過したことによるパルスであると判断されいずれ
も無効とされろ。
次にベースチャンネルと他チャンネルの信号の関係にお
いては、a項で述べた位相判定の他に、他チャンネルの
パルス幅信号の期間中に、ベースチャンネルのピーク信
号が1つだけであることを判定条件とする。すなわち、
他チャンネルのパルス幅信号の期間中にベースチャンネ
ルの信号が2つ以上のピークを持っとき、その信号は無
効とされる。第5図に示す例では(11)のみが有効と
される。
データ判定手段20では、さらにすべてのチャンネルの
A / D変換が完了していることをも1.11定条件
としている。
以上の判定条件をすべて満たす時のみ、データ判定手段
20は、各チャンネルのデジタル変換データを次段に送
ることを認めるデータ有効13号5TRBを出力する。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に説
明する。ただしこの実施例に記載されている構成機器の
相対配置などは、とくに特定的な記載がない限りは、本
発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく
、単なる説明例にすぎない。
第6図は本発明の一実施例を示すブロック図である。本
発明は多数の子ヤンネルの信号を処理できるものである
が、この実施例では説明を容易にするために、最も簡単
な2チヤンネルの信号を取り扱う場合について示す。
実施例の装置は、4つのブロックから構成されている。
ブロックA1ブロックBは、ともに、1つのチャンネル
の信号を取り扱い、そのチャンネルに入力される検出パ
ルスに対して高さ、幅および面積の情filをアナログ
電圧に変換し、そのうちの1つのアナログ電圧を選択し
て、A/Dコンバー9−でデジタル値に変換し、さらに
データをラッチする機能を備えたものであり、信号処理
ブロックと呼ばれる。このうちのブロックAは、ベース
チャンフルの信号を処理するものであり、特に、ベース
チャンネル信号処理ブロックと呼ばれる。
ブロックCは、ブロックA1ブロックBにおける信号処
理のタイミングを同期させる機能を備えたものであり、
チャンネル同期ブロックと呼ばれる。
ブロックDは、ブロックA1ブロックBおよびブロック
Cからの信号を受け、データの有効性を判定し、採用す
べきデータのみを出力させる機能を備えており、データ
判定ブロックと呼ばれる。
各ブロックの動作について、第6図に示されたブロック
図と、第7図、第8図に示されたタイミングチャートに
基づいて、詳細に説明する。
ブロックAおよびブロックBは、同じ構成と働きを持っ
たブロックであるので、そのうちのブロックA1すなわ
ち、ベースチャンネル処理ブロックについて説明する。
SGIは、ブロック八に対する入力信号であり(ブロッ
クBに対してはSG2が入力信号)、粒子検出パルス信
号(以下、検出信号という)を表わしている。ピークホ
ルダ112は、検出信号SGIの立上りに同期したりス
タート信号RTによって前信号の保持を解除され、現信
号のピークに対する待機状態に入る。現信号がパルスの
ピークに達すると、そのピーク電圧値+(1を保持する
比較器118は、ヒステリシス特性を有するパルス高さ
の弁別回路であり、検出信号SGIが所定の弁別レベル
以上にある時、パルス幅信号(以下、幅信号という)W
lを出力する。
積分器116は、面積測定を行うものであり、幅信号W
lのパルス幅時間だけ検出信号SGIを積分して、面積
に比例する電圧11を出力する。
積分器124と基f坊主圧発生回路122とは、時間を
電圧に変換するためのものであり、幅信号Wlの間、基
t%電圧からの定電流を積分して、パルス幅に比例する
電圧AIを出力する。
前記3つの電圧信号](1、It、AIは、マルチプレ
クサ128により情報選択信号M1に従って適宜選択さ
れ、サンプルホルダ132とA/Dコンバータ136と
でデジタルデータ001に変換され、ランチ回路138
に送られる。ここで信号Mlは信号M2とも同期して電
圧信号H1,11Alのいずれかを選択するように、制
御器たとえばマイクロコンピュータ(図示せず)から出
力されるものである。
サンプルホールド制御回路134は、幅信号W1と、情
報選択信号Mlと、A/Dコンバータ136から供給さ
れるA/D変換完了信号ECIと、後述のピーク信号P
KIを遅延した信号PKD lとを入力として動作する
ものであり、幅信号wtの後縁でサンプルホールド信号
5l11を作り、サンプルホルダ132へ供給する。ま
た、Wlの後縁から遅延させてA/D変換指令信号ST
Iを作り、A/Dコンハータ136に供給するとともに
、リセット信号R5Iを作り、積分器116.124へ
供給する。
さらに、A/D変換変換完了信号EC後縁でサンプルホ
ールド信号5111を停止させる。
サンプルホルダー32は、マルチプレクサ128からの
アナログ電圧を、サンプルホールド信号5l11が“H
”レベルである間、保持する。
A/Dコンバーター36は、サンプルホルダー32から
のホールド電圧を、A/D変換指令信号STIを受けて
デジタル値に変換し、変換終了後にデジタルデータ00
1をラッチ回【38へ出力するとともに、A/D変換変
換完了信号EC後ンプルホールド制御回路134へ供給
する。
ブロックC1すなわち、チャンネル同期ブロックにおい
ては、微分器120は検出信号SGIの微分信号Diを
発生し、比較器126へ供給する。
比較器126は、ヒステリシス特性を有する弁別回路で
あり、微分信号D1のパルス高さが、所定の弁別レベル
以上にあるとき、ピーク信号Pに1を出力する。
リスターフ114は、ピーク信号PKIを受け、その前
縁でピークホルダ112、+53−、リスタート信号R
Tを供給し、パルスのピークに対する待機状態にする。
遅延回路130は、ピーク信号PKIと幅信号−1との
論理積回路129の出力Aを遅延させ、信号PK111
を出力する。
ブロックD、すなわち、データ判定ブロックにおいては
、ピーク判定回路140は、ベースチャンネルの検出信
号SGIによる幅信号W1が“H“レベルである期間中
に、ピーク信号PKIが1個だけ入力される時のみ出力
PIを有効信号“H”レベルにする。
ピーク判定回路142は、他チャンネルの検出信号SG
2による幅信号W2が“H”レベルである期間中に、ピ
ーク信号PKIが1個だけ入力される時のみ出力P2を
有効信号“H”レベルにする。
論理積回路143は、ピーク判定回路140からの信号
P1とピーク判定回路142からの信号P2との論理積
をとり、その出力信号りを有効判定回路150へ供給す
る。
位相判定回路148は、幅信号W1、W2がともに“■
1”レベルとなって、論理積回路147の出力Bが“H
”レベルとなった時、ピーク信号PKIが入力されると
出力Sを有効信号“H”レベルにする。
変換判定回路144.146は、位相判定回路148の
出力SがH”レベルになった後、A/D変換指令信号S
TI、Sr1、およびA/D変換変換完了信号EC後C
2の各信号がそれぞれ入力完了した時、各出力C1、C
2をともに有効信号“H”レベルとし、論理積回路14
9の出力Eを有効信号“H”レベルにする。なお、出力
Eは位相判定回路148を次のパルスに対して待機の状
態にする。
有効判定回路150は、否定論理和回路152から供給
される幅信号Wlと幅信号W2との否定論理和信号Fと
、論理積回路143の出力信号りと、論理積回路149
の出力信号Eとを入力信号とし、両チャンネルの検出信
号SGI、SG2がともに終了した時点で、検出信号が
有効であったか否かを判定する回路である。すなわち、
信号Fの後縁において、信号りが有効(“I(”)であ
るときに、出力信号VALIDを立ち上げ、その後、信
号Eが有効(“H”)となると、νALID信号を立ち
下げるものである。
回路151は、論理積回路149の出力信号Eと、有効
判定回路150の出力信号VALIDとの論理積をとる
ものであり、有効信号“H”レベルの5TRB信号を出
力する。
ブロックA1ブロックBのラッチ回路138.170は
、それぞれ、論理積回路151の出力5TRBが有効信
号“H”レベルとなったとき、データDLLOL2を次
段へ送り出す。
なお、上記実施例では、1チヤンネルから高さ、面積、
幅のうちの1つの情報しか取れない。しかし、各チャン
ネルについて、複数の信号処理回路を並列に並べれば、
高さ、面積、幅それぞれの情報がすべて取れるようにな
る。また、高さ、面積、幅の情報を時分割で得ることに
すれば、上記のように複数の信号処理回路を並列に並べ
て回路を複雑にしなくても、1チヤンネルから上記3つ
の情報を得ることができる。
〔発明の効果〕
上述のように、本発明により、極めて接近して複数の粒
子が検出部を通過したり、華−粒子でありながら複数の
ピークを有するパルスが検出されたり、検出信号にノイ
ズが含まれている場合でも、パルスの高さ、幅、面積を
正確に測定できる。
また、1個の粒子に対して多種類の検出信号を得る場合
に、チャンネル間に位相ずれがあっても、あるチャンネ
ルの検出信号の信号パルス列の中のどの1個のパルスが
、他チャンネルの検出43号のどの1個のパルスに対応
しているかを判断し、複数のチャンネルの情報を正確に
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の信号処理装置の構成例を示す機能ブロ
ック図、第2図は第1図におけるデータ判定手段の詳細
を示す機能ブロック図、第3図〜第5図は有効とする信
号、無効とする信号を示す波形図、第6図は本発明の一
実施例を示すブロック図、第7図f3よび第8L!Jは
タイミングチャートである。 10.12−アナログ信号処理手段、14−ベースチャ
ンネルピーク検知手段、16.18−サ・ンプルホール
ドA/D変換手段、20・・−データ判定手段、22.
24−データラッチ手段、26.28−情Il1選択手
段、3〇−次段ブロック、32−ピーク判定回路A、3
4−ビータ判定回路B、36・−位相判定回路、58−
A / D変換完了判定回路A、40−A / D変換
完了判定回路B、42−データ有効判定回路、112.
153・・・ピークホルダ、114・・−リスタータ、
116.124.154.160−積分器、118.1
26.156−比較器、1.20−微分器、122.1
58−基!心電圧発生回路、128.162−マルチプ
レクサ、129.143.147.149、+ 51−
論理積回路、+ 30−遅延回路、132.164−サ
ンプルホルダ、134、+ 6ロ一サンプルホールド制
御回路、136、+68−A/Dコンバータ、138、
+ 70− ランチ回路、140、+ 42− ピーク
判定回路、144、+46−変換判定回路、148・−
位相判定回路、+ 50−有効判定回路、+52−否定
論理和回路 比 願 人  東亜医用電子株式会社 代 理 人  弁理士 塩出 真−(r:、S;4.’
、: 、ゝ1・ご 第りl”i 第40 第り図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1個の粒子から同時に多種類の信号を得ることが可
    能な粒子分析装置を用いて粒子分析を行う方法において
    、粒子1個に対して確実に1つのピークを持つ検出信号
    パルスが得られるチャンネルをベースとし、このベース
    チャンネルの信号から1個の粒子に対応した信号ピーク
    を検知し、 a このベースチャンネルに、粒子が近接通過したこと
    による2つ以上のピークを持つ検出信号パルスが得られ
    たとき、 b 他のチャンネルの信号パルス期間内にベースチャン
    ネルの信号ピークが2つ以上あるとき、 c ベースチャンネルの信号ピーク時点が他のいずれか
    のチャンネルのパルス期間内に無いとき、 以上、a、b、cの条件のうちの少なくとも1つを満た
    す場合には、ベースチャンネルのそのパルス、およびそ
    のパルスに対応する他チャンネルのパルスの高さ、幅お
    よび面積の情報は無視することを特徴とする信号処理方
    法。 2 各チャンネルごとにA/D変換処理をフリーランニ
    ングさせておいて、データ判定ロジックによって有効と
    判定されたときのA/D変換データのみを抜き出す特許
    請求の範囲第1項記載の信号処理方法。 3 検出信号パルスの高さ、幅および面積の情報のうち
    、いずれの情報を選択してA/D変換するかを、各チャ
    ンネルごとに外部から制御して切り換えられるようにし
    た特許請求の範囲第1項または第2項記載の信号処理方
    法。 4 1個の粒子から同時に多種類の信号を得ることが可
    能な粒子分析装置において、 a 粒子一個に対して確実に1つのピークを持つ検出信
    号パルスが得られるベースチャンネルと、他のチャンネ
    ルとの各々の検出信号がそれぞれ入力され、入力パルス
    の高さ、幅または面積に関るアナログ信号と、入力パル
    スのパルス幅に関る幅信号とを出力する複数のアナログ
    信号処理手段、 b ベースチャンネルの検出信号が入力され、ベースチ
    ャンネルのピークを検知し、ピーク検知信号と、ピーク
    から所定時間遅延させた遅延ピーク信号とを出力するベ
    ースチャンネルピーク検知手段、 c 前記アナログ信号と遅延ピーク信号とが入力され、
    遅延ピーク信号によってアナログ信号をサンプルホール
    ドした後、A/D変換し、デジタルデータとA/D変換
    終了信号を出力する複数のサンプルホールドA/D変換
    手段、 d 各アナログ信号処理手段からの幅信号と、ベースチ
    ャンネルピーク検知手段からのピーク検知信号と、各サ
    ンプルホールドA/D変換手段からのA/D変換終了信
    号とが入力され、 イ ベースチャンネルの検出信号について、1つの信号
    パルスが1つだけのピークを持つか否かを判定するピー
    ク判定回路A、 ロ 他のそれぞれのチャンネルの検出信号パルス期間内
    におけるベースチャンネルの信号ピークの数を判定する
    1または複数のピーク判定回路B、 ハ ベースチャンネルの信号ピーク時点が他のすべての
    チャンネルのパルス期間内にあるか否かを判定する位相
    判定回路、 ニ ベースチャンネルのアナログ信号に対するA/D変
    換が開始され、さらに完了されたかを判定するA/D変
    換完了判定回路A、 ホ 他のチャンネルのアナログ信号に対するA/D変換
    が開始され、さらに完了されたかを判定する1または複
    数のA/D変換完了判定回路B、 ヘ ピーク判定回路Aと、ピーク判定回路Bと、位相判
    定回路と、A/D変換完了判定回路Aと、A/D変換完
    了判定回路Bとの判定がすべて有効となったときのみ、
    データを有効と判定するデータ有効判定回路、以上、イ
    〜ヘから構成され、データ有効信 号を出力するデータ判定手段、 e 前記デジタルデータとデータ有効信号とが入力され
    、データ有効信号が有効となったときのみ、デジタルデ
    ータを出力するデータラッチ手段、 以上、a〜eから構成されることを特徴とする信号処理
    装置。 5 アナログ信号処理手段とサンプルホールドA/D変
    換手段との間に配置され、外部からの信号によって制御
    される情報選択手段を備えた特許請求の範囲第4項記載
    の信号処理装置。
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