JPH0651838B2 - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0651838B2 JPH0651838B2 JP19114784A JP19114784A JPH0651838B2 JP H0651838 B2 JPH0651838 B2 JP H0651838B2 JP 19114784 A JP19114784 A JP 19114784A JP 19114784 A JP19114784 A JP 19114784A JP H0651838 B2 JPH0651838 B2 JP H0651838B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iii
- composition according
- weight
- aromatic polyester
- carboxylic acid
- Prior art date
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光学部品の素材として有用である芳香族ポリ
エステル樹脂組成物に関する。
エステル樹脂組成物に関する。
近年、通信分野の飛躍的発展の中で、光通信技術が注目
されている。石英ガラスフアイバーを用いた光通信シス
テムは、大量かつ高速の情報を送ることが可能であり、
今後の社会を大きく変えるものと期待されている。しか
しながら、光フアイバー技術の中では、フアイバー同志
の接続が重要課題であり、この完成に向けて色々な角度
から検討がなされている。光コネクターは、その部品と
して重要な位置を占める。これらは現在、金属,セラミ
ツクスなどで作られているが、生産性があまりにも低
い。
されている。石英ガラスフアイバーを用いた光通信シス
テムは、大量かつ高速の情報を送ることが可能であり、
今後の社会を大きく変えるものと期待されている。しか
しながら、光フアイバー技術の中では、フアイバー同志
の接続が重要課題であり、この完成に向けて色々な角度
から検討がなされている。光コネクターは、その部品と
して重要な位置を占める。これらは現在、金属,セラミ
ツクスなどで作られているが、生産性があまりにも低
い。
従つて、金属,セラミツクスに代えてプラスチツクス化
することが望まれている。本発明は、これらの要求に応
えることのできる,生産性の高い,かつ寸法安定性の良
い素材を提供するものである。
することが望まれている。本発明は、これらの要求に応
えることのできる,生産性の高い,かつ寸法安定性の良
い素材を提供するものである。
即ち、本発明は、次の繰り返し単位(I)と(II)とか
ら成る芳香族ポリエステル100重量部に対し、カーボ
ンブラック0.01〜1重量部、フォスファイト化合物
0.01〜5重量部、酸化チタン0.01〜1重量部及
び有機カルボン酸金属塩0.01〜1重量部からなる樹
脂組成物である。
ら成る芳香族ポリエステル100重量部に対し、カーボ
ンブラック0.01〜1重量部、フォスファイト化合物
0.01〜5重量部、酸化チタン0.01〜1重量部及
び有機カルボン酸金属塩0.01〜1重量部からなる樹
脂組成物である。
本発明組成物は、寸法安定性、耐湿性、表面性に優れて
いる光学部品、殊に光ファイバー通信用コネクターとし
て好適に用いられる。
いる光学部品、殊に光ファイバー通信用コネクターとし
て好適に用いられる。
芳香族ポリエステル重合体に関しては古くより知られて
いる。その製造法としては、第1には界面重合法即ち水
と相溶しない有機溶剤に溶解した芳香族ジカルボン酸ジ
ハライドと、アルカリ水溶液に溶解させたビスフエノー
ル類とを混合させる方法(特公昭40−1959)、第
2には溶液重合法即ち芳香族ジカルボン酸ハライドとビ
スフエノール類を共に有機溶剤中で反応させる方法(特
公昭37−5599)、第3には芳香族ジカルボン酸の
フエニルエステルとビスフエノール類とを加熱するエス
テル交換法(特公昭38−15247,特公昭43−2
8119)、或いは相間移動触媒を使用する方法等いく
つかの方法が知られている。かようにして得られた芳香
族ポリエステル重合体は耐熱性,機械的性質或いは電気
的性質において優れた性質を有しており、重合体単独或
いは樹脂組成物として成形体,フイルム,繊維など広い
用途をもつものである。
いる。その製造法としては、第1には界面重合法即ち水
と相溶しない有機溶剤に溶解した芳香族ジカルボン酸ジ
ハライドと、アルカリ水溶液に溶解させたビスフエノー
ル類とを混合させる方法(特公昭40−1959)、第
2には溶液重合法即ち芳香族ジカルボン酸ハライドとビ
スフエノール類を共に有機溶剤中で反応させる方法(特
公昭37−5599)、第3には芳香族ジカルボン酸の
フエニルエステルとビスフエノール類とを加熱するエス
テル交換法(特公昭38−15247,特公昭43−2
8119)、或いは相間移動触媒を使用する方法等いく
つかの方法が知られている。かようにして得られた芳香
族ポリエステル重合体は耐熱性,機械的性質或いは電気
的性質において優れた性質を有しており、重合体単独或
いは樹脂組成物として成形体,フイルム,繊維など広い
用途をもつものである。
本発明に用いられる重合体は、上記した種々の方法によ
り製造できる。
り製造できる。
本発明に使用される芳香族ポリエステルは、前記した
(I)及び(II)式で表わされる繰り返し単位を構成成分と
するが、好ましくは重合体中のモル比が(I)/{(I)+(I
I)}=1〜0.01のものである。より高い熱変形温度
という点からは、重合体中のテレフタル酸成分 とイソフタル酸成分 (但し、Aは(I)及び(II)式中のビスフエノール残基を
表わす) のモル比が(III)/{(III)+(IV)}=1〜0.4、より
好ましくは1〜0.9が用いられる。
(I)及び(II)式で表わされる繰り返し単位を構成成分と
するが、好ましくは重合体中のモル比が(I)/{(I)+(I
I)}=1〜0.01のものである。より高い熱変形温度
という点からは、重合体中のテレフタル酸成分 とイソフタル酸成分 (但し、Aは(I)及び(II)式中のビスフエノール残基を
表わす) のモル比が(III)/{(III)+(IV)}=1〜0.4、より
好ましくは1〜0.9が用いられる。
具体的には、酸成分としてはテレフタル酸,イソフタル
酸から誘導される。これらの芳香族核の一部に置換基を
有していてもよい。
酸から誘導される。これらの芳香族核の一部に置換基を
有していてもよい。
ビスフェノール成分としては、通常下記一般式(IX)及
び(X)から誘導されるが、 本発明においては(IX)式で示されるビスフェノールが
特に次式(XI)で表わされるものを採用する。
び(X)から誘導されるが、 本発明においては(IX)式で示されるビスフェノールが
特に次式(XI)で表わされるものを採用する。
通常、これらジカルボン酸成分、ビスフェノール成分の
一部に加えて、一官能性の化合物が分子量調節のために
使用される。例えばフエノール,メトキシフエノール,
t−ブチルフエノール,オクチルフエノール,ノニルフ
エノール等のモノフエノルー類,モノチオフエノール
類,酸クロライド,アミン類が用いられる。
一部に加えて、一官能性の化合物が分子量調節のために
使用される。例えばフエノール,メトキシフエノール,
t−ブチルフエノール,オクチルフエノール,ノニルフ
エノール等のモノフエノルー類,モノチオフエノール
類,酸クロライド,アミン類が用いられる。
好ましい重合体の分子量は、ηsp/C=0.50〜0.
80(32℃,クロロホルム中,0.32dl/g)であ
る。
80(32℃,クロロホルム中,0.32dl/g)であ
る。
かような構造で表わされる芳香族ポリエステルは、(XI)
式で表わされる成分が、従来の市販品に比べて、耐水
性,耐アルカリ性において、より優れた性質を付与す
る。
式で表わされる成分が、従来の市販品に比べて、耐水
性,耐アルカリ性において、より優れた性質を付与す
る。
本発明におけるカーボンブラツクは、樹脂100重量部
に対し0.01〜1重量部用いられる。この目的は、外
からの光を遮光し内部の光フアイバーを通過する光信号
を保護するためである。好ましくは0.05〜0.5重
量部である。カーボンブラツクには、チヤネル型,フア
ーネス型等があるが、チヤネル型で且つ表面酸性度がp
H4〜6のものが好ましい。
に対し0.01〜1重量部用いられる。この目的は、外
からの光を遮光し内部の光フアイバーを通過する光信号
を保護するためである。好ましくは0.05〜0.5重
量部である。カーボンブラツクには、チヤネル型,フア
ーネス型等があるが、チヤネル型で且つ表面酸性度がp
H4〜6のものが好ましい。
更に、表層における優れた遮光性のためには酸化チタン
を0.01〜1重量部使用する。酸化チタンは、微粒子
である程、ポリマー中への分散が容易となるので好まし
いが、更に分散性をよくするには、有機カルボン酸金属
塩を0.01〜1重量部併用するのがよい。
を0.01〜1重量部使用する。酸化チタンは、微粒子
である程、ポリマー中への分散が容易となるので好まし
いが、更に分散性をよくするには、有機カルボン酸金属
塩を0.01〜1重量部併用するのがよい。
本発明に使用されるカルボン酸金属塩は、下記一般式(V
II) (R8CO2)mM (VII) で表わされ、炭素数7から30の脂肪族或いは芳香族カ
ルボン酸と、短周期律表第2族ないし第4族に属する金
属との金属塩である。好ましいカルボン酸としては、炭
素数11〜23の脂肪族のもの、具体的にはウラリン
酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,ベヘ
ン酸,リノール酸,オレイン酸,エリカ酸等があげられ
る。又、好ましい金属としては、マグネシウム,カルシ
ウム,バリウム,亜鉛,鉛,スズ,ガドミウム等があげ
られる。
II) (R8CO2)mM (VII) で表わされ、炭素数7から30の脂肪族或いは芳香族カ
ルボン酸と、短周期律表第2族ないし第4族に属する金
属との金属塩である。好ましいカルボン酸としては、炭
素数11〜23の脂肪族のもの、具体的にはウラリン
酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,ベヘ
ン酸,リノール酸,オレイン酸,エリカ酸等があげられ
る。又、好ましい金属としては、マグネシウム,カルシ
ウム,バリウム,亜鉛,鉛,スズ,ガドミウム等があげ
られる。
更に、本発明においては、このような樹脂組成物の成型
時及び、長期的な熱安定性の向上のためにフオスフアイ
ト化合物(VI)を樹脂100重量部に対し0.01〜5重
量部使用する。
時及び、長期的な熱安定性の向上のためにフオスフアイ
ト化合物(VI)を樹脂100重量部に対し0.01〜5重
量部使用する。
本発明に使用されるフオスフアイト化合物は、下記一般
式(VI)で表わされる。
式(VI)で表わされる。
(R7O3P (VI) (R7;炭素数8〜30のアルキル、シクロアルキル,
アリル,アリルアルキル及びアルキルアリル基から選ば
れる基) (VI)式の具体的な例としては、トリデシルフオスフアイ
ト,トリイソデシルフオスフアイト,トリス(トリデシ
ルフオスフアイト),フエニル(ジデシルフオスフアイ
ト),フエニルジ(トリデシル)フオスフアイト,ジフ
エニルオクチルフオスフアイト,ジフエニルデシルフオ
スフアイト,ジフエニルトリデシルフオスフアイト,ト
リス(ノニルフエニル)フオスフアイト,ジ(ジノニル
フエニル)−ノニルフエニルフオスフアイト,トリス
(ジ−t−ブチルフエニル)フオスフアイト,又はテト
ラフエニルジプロピレングリコールジフオスフアイト,
4,4′−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチ
ルフエニル−ジドデシルフオスフアイト,テトラ(トリ
デシル)−4,4′−イソプロピリデンジフエニルジフオ
スフアイト、更には下式で表わされるものも本発明に使
用できる化合物である。
アリル,アリルアルキル及びアルキルアリル基から選ば
れる基) (VI)式の具体的な例としては、トリデシルフオスフアイ
ト,トリイソデシルフオスフアイト,トリス(トリデシ
ルフオスフアイト),フエニル(ジデシルフオスフアイ
ト),フエニルジ(トリデシル)フオスフアイト,ジフ
エニルオクチルフオスフアイト,ジフエニルデシルフオ
スフアイト,ジフエニルトリデシルフオスフアイト,ト
リス(ノニルフエニル)フオスフアイト,ジ(ジノニル
フエニル)−ノニルフエニルフオスフアイト,トリス
(ジ−t−ブチルフエニル)フオスフアイト,又はテト
ラフエニルジプロピレングリコールジフオスフアイト,
4,4′−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチ
ルフエニル−ジドデシルフオスフアイト,テトラ(トリ
デシル)−4,4′−イソプロピリデンジフエニルジフオ
スフアイト、更には下式で表わされるものも本発明に使
用できる化合物である。
本発明の樹脂組成物の製造にあたつては、従来公知の方
法が利用できる。例えば、芳香族ポリエステルの粒状物
或いは粉末と、上記添加物をU型ブレンダー,ヘンシエ
ルミキサー,スーパーミキサー,ニーダー等で混合し、
溶融混和した後、ペレツト化する。
法が利用できる。例えば、芳香族ポリエステルの粒状物
或いは粉末と、上記添加物をU型ブレンダー,ヘンシエ
ルミキサー,スーパーミキサー,ニーダー等で混合し、
溶融混和した後、ペレツト化する。
本発明による樹脂組成物を光コネクターの素材として用
いるときは、実施例に示すように、種々の利点を持つて
いる。第1に、熱可塑性樹脂であるため生産性が高い。
第2に、遮光性が優れている。第3に、ガラス繊維等の
強化材を使用しなくても充分な強度と高い熱変形温度
(180℃以上,18.6kg/cm2荷重)を持つので表
面平滑性が良く、また寸法安定性も良い。第4図に、湿
度,水分に対する安定性に優れているた高温多湿条件下
での使用にも耐える。第5に、更に難燃性が高いことで
ある。
いるときは、実施例に示すように、種々の利点を持つて
いる。第1に、熱可塑性樹脂であるため生産性が高い。
第2に、遮光性が優れている。第3に、ガラス繊維等の
強化材を使用しなくても充分な強度と高い熱変形温度
(180℃以上,18.6kg/cm2荷重)を持つので表
面平滑性が良く、また寸法安定性も良い。第4図に、湿
度,水分に対する安定性に優れているた高温多湿条件下
での使用にも耐える。第5に、更に難燃性が高いことで
ある。
従つて、本発明の樹脂組成物は、光通信用コネクター等
の素材として有用である。光通信用コネクターへの成形
は各種の加熱成形が可能であるが、射出成形によるのが
特に有利で通常の射出形成方法が採用できる。
の素材として有用である。光通信用コネクターへの成形
は各種の加熱成形が可能であるが、射出成形によるのが
特に有利で通常の射出形成方法が採用できる。
以下に、実施例を示すが、これらによつてのみ限定され
るものではない。
るものではない。
参考例1 芳香族ポリエステルの製造 ビスフエノールA 221.18g、3,3′,5,5′−テ
トラメチルビスフエノールF 124.57g、バラメ
トキシフエノール9.97g.ナトリウムハイドロサル
フアイト26.4g、4N−NaOH960ml及び水166
0mlを窒素雰囲気中にて3フラスコ中で混合し2℃に
冷却し、ビスフエノールのアルカリ水溶液を調製した。
一方、別の3のフラスコ中にテレフタル酸クロライド
274.05g、イソフタル酸クロライド30.48g
を塩化メチレン2500mlに、窒素雰囲気中にて溶解
し、2℃に冷却した。
トラメチルビスフエノールF 124.57g、バラメ
トキシフエノール9.97g.ナトリウムハイドロサル
フアイト26.4g、4N−NaOH960ml及び水166
0mlを窒素雰囲気中にて3フラスコ中で混合し2℃に
冷却し、ビスフエノールのアルカリ水溶液を調製した。
一方、別の3のフラスコ中にテレフタル酸クロライド
274.05g、イソフタル酸クロライド30.48g
を塩化メチレン2500mlに、窒素雰囲気中にて溶解
し、2℃に冷却した。
8セパラブルフラスコ中に、水1000ml、触媒とし
てベンジルトリブチルアンモニウムクロリド0.47g
を窒素雰囲気下に仕込んでおき、同様に冷却した。これ
を激しく撹拌しながら上記の2液を各々800秒間にわ
たつてポンプにより連続的に添加した。添加終了後、5
時間後にベンゾイルクロリド42.2gを塩化メチレン
100mlに溶解した系中に添加した。20分後、撹拌を
停止するとポリマーを含む塩化メチレン溶液と食塩及び
カ性ソーダを含む水溶液に、約10分後に分離した。水
層をデカントした後、同様の水を加え撹拌しながら少量
の塩酸にて中和した。水洗による脱塩をくり返した後、
塩化メチレン溶液に同量のアセトンを徐々に加えてポリ
マーを析出させ、粉末を得た。ポリマーの分子量は、η
sp/C=0.70(32℃,クロロホルム中 0.32
dl/g)であつた。
てベンジルトリブチルアンモニウムクロリド0.47g
を窒素雰囲気下に仕込んでおき、同様に冷却した。これ
を激しく撹拌しながら上記の2液を各々800秒間にわ
たつてポンプにより連続的に添加した。添加終了後、5
時間後にベンゾイルクロリド42.2gを塩化メチレン
100mlに溶解した系中に添加した。20分後、撹拌を
停止するとポリマーを含む塩化メチレン溶液と食塩及び
カ性ソーダを含む水溶液に、約10分後に分離した。水
層をデカントした後、同様の水を加え撹拌しながら少量
の塩酸にて中和した。水洗による脱塩をくり返した後、
塩化メチレン溶液に同量のアセトンを徐々に加えてポリ
マーを析出させ、粉末を得た。ポリマーの分子量は、η
sp/C=0.70(32℃,クロロホルム中 0.32
dl/g)であつた。
実施例1〜3、比較例1〜4 参考例1の特定の芳香族ポリエステル、または通常の一
般的な芳香族ポリエステルとカーボンブラツク,酸化チ
タン,有機カルボン酸金属塩,フオスフアイト化合物を
表1の様な割合でヘンシエルミキサーにて配合した。3
30℃で押出ペレツト化後、射出成型し、試験片を得
た。試験片の機械及び熱的物性は表2に示す。
般的な芳香族ポリエステルとカーボンブラツク,酸化チ
タン,有機カルボン酸金属塩,フオスフアイト化合物を
表1の様な割合でヘンシエルミキサーにて配合した。3
30℃で押出ペレツト化後、射出成型し、試験片を得
た。試験片の機械及び熱的物性は表2に示す。
実施例1〜3のサンプルについて、0.8mm厚板の光透
過係数は400〜700umの波長範囲で0%あつた。
過係数は400〜700umの波長範囲で0%あつた。
次に、実施例1および比較例1,4のサンプルについ
て、湿熱耐久性を調べた結果を表3に示す。
て、湿熱耐久性を調べた結果を表3に示す。
表2と表3から本願発明組成物は、難燃性、耐熱性(H
DT)、耐衝撃性がバランスよく優れており、また湿熱
耐久性に非常に優れていることがわかる。
DT)、耐衝撃性がバランスよく優れており、また湿熱
耐久性に非常に優れていることがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−59653(JP,A) 特開 昭51−20948(JP,A) 特開 昭54−162748(JP,A) 特開 昭48−51047(JP,A) 特開 昭48−66692(JP,A) 特開 昭59−189163(JP,A) 特開 昭57−98551(JP,A)
Claims (10)
- 【請求項1】次の繰り返し単位(I)と(II)とから成
る芳香族ポリエステル100重量部に対し、カーボンブ
ラック0.01〜1重量部、フォスファイト化合物0.
01〜5重量部、酸化チタン0.01〜1重量部及び有
機カルボン酸金属塩0.01〜1重量部からなる樹脂組
成物。 - 【請求項2】芳香族ポリエステル中のテレフタル酸成分
(III)及びイソフタル酸成分(IV)のモル比が、(II
I)/{(III)+(IV)}=1〜0.1 (但し、Aは(I),(II)式におけるビスフェノール
残基を表わす) である特許請求の範囲第1項記載の組成物。 - 【請求項3】芳香族ポリエステル中の(III)及び(I
V)のモル比が(III)/{(III)+(IV)}=1〜
0.4である特許請求の範囲第2項記載の組成物。 - 【請求項4】芳香族ポリエステル中の(III)及び(I
V)のモル比が(III)/{(III)+(IV)}=1〜
0.9である特許請求の範囲第2項記載の組成物。 - 【請求項5】芳香族ポリエステルの固有粘度が0.50
〜0.70dl/g(32℃,クロロホルム中)である特
許請求の範囲第1項記載の組成物。 - 【請求項6】フォスファイト化合物が、下記一般式(V
I)である特許請求の範囲第1項記載の組成物。 (R7O3P (VI) (R7;炭素数8〜30のアルキル、シクロアルキル、
アリル、アリルアルキル及びアルキルアリル基から選ば
れる基) - 【請求項7】フォスファイト化合物(VI)におけるR7
が炭素数8〜30のアリル基又はアルキルアリル基であ
る特許請求の範囲第6項記載の組成物。 - 【請求項8】有機カルボン酸金属塩に使用される有機カ
ルボン酸が、下式(VII)で表わされる特許請求の範囲
第1項記載の組成物。 R8CO2H (VII) (R8;炭素数7から30の脂肪族又は芳香族の基) - 【請求項9】有機カルボン酸が、炭素数11〜23であ
る飽和又は不飽和脂肪酸である特許請求の範囲第8項記
載の組成物。 - 【請求項10】有機カルボン酸金属塩に使用される金属
が、短周期律表第2族から第4族に属するものである特
許請求の範囲第1項記載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19114784A JPH0651838B2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19114784A JPH0651838B2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6169860A JPS6169860A (ja) | 1986-04-10 |
JPH0651838B2 true JPH0651838B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=16269674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19114784A Expired - Lifetime JPH0651838B2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0651838B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU8210687A (en) * | 1986-12-04 | 1988-05-26 | Dart Industries Inc. | Molding compositions comprising wholly aromatic polyesters which contain carbon black |
JPH01135831A (ja) * | 1987-11-20 | 1989-05-29 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | フイルム化に適した芳香族ポリエステル及びその製造方法 |
JPH01156360A (ja) * | 1987-12-07 | 1989-06-19 | Kraft Inc | カーボンブラックを含有する完全に芳香族のポリエステルからなる成形組成物 |
US5300350A (en) * | 1993-02-22 | 1994-04-05 | The Dow Chemical Company | Black-colored, laser-writable blends of carbonate polymer and polyester |
-
1984
- 1984-09-12 JP JP19114784A patent/JPH0651838B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6169860A (ja) | 1986-04-10 |
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