JPH0651802U - 合成樹脂製計測テープ - Google Patents

合成樹脂製計測テープ

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Publication number
JPH0651802U
JPH0651802U JP337393U JP337393U JPH0651802U JP H0651802 U JPH0651802 U JP H0651802U JP 337393 U JP337393 U JP 337393U JP 337393 U JP337393 U JP 337393U JP H0651802 U JPH0651802 U JP H0651802U
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JP
Japan
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tape
measuring tape
gutter
base material
reinforcing material
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Pending
Application number
JP337393U
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English (en)
Inventor
学 古村
Original Assignee
京都度器株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープの折れをなくし、従来のスチールテー
プと同等の特性を有しながら、かつ、軽量化を図った計
測テープを得る。 【構成】 基材1の曲面の内側の面に目盛り線2が印刷
され、その上に、目盛り線2が摩耗損傷しないよう、透
明樹脂でコーティング3が施されている。基材1は、ガ
ラス繊維を強化材として混合したポリカーボネート系の
樹脂を主体としたフィルムであり、断面が樋状のテープ
となるように成形されたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンベックスルールと呼ばれる断面が樋状の計測テープに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の計測テープとしては、スチール材を樋状にし、白色塗料を塗布 し、その上に目盛り印刷を施した、いわゆるコンベックスルールが一般的である が、材料そのものが重く、また、絶縁を要する箇所での測定には使用できないと いう問題があった。このため、ガラス繊維基材に熱硬化性樹脂を含浸硬化させる ことにより伸直性を持たせた実公昭57−9062号公報に開示されているよう なテープも考案されている。
【0003】 しかし、この方法による製品は、テープが折れやすく、また、テープの伸直性 が低く、使いにくい等の問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上述した事情に鑑みてなされたもので、上述したようなテープの折 れをなくし、従来のスチールテープと同等の特性を有しながら、かつ、合成樹脂 材料の使用によって軽量化を図った計測テープを得ることを目的とするものであ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、請求項1に記載の考案においては、計測テープにおいて、ガラス繊 維を強化材として混合したポリカーボネート系フィルム基材よりなり、断面を樋 状にしたテープの表面に目盛り線を施したことを特徴とするものである。 また、請求項2に記載の考案においては、計測テープにおいて、炭素繊維を強 化材として混合したポリカーボネート系フィルム基材よりなり、断面を樋状にし たテープの表面に目盛り線を施したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
ガラス繊維や炭素繊維を強化材として混合したフィルム材料を用いることによ り、剛性が高くなり、スチールテープの伸直性に近い伸直性を発揮できると共に 、線膨張係数が低く、温度変化による伸縮が小さくなり、精度の高いテープが得 られる。
【0007】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例の計測テープの一部の斜視図である。図中、1は基 材、2は目盛り線、3はコーティングである。基材1は、ガラス繊維を強化材と して混合したポリカーボネート系の樹脂を主体としたフィルムであり、断面が樋 状のテープとなるように成形されたものである。その曲面の内側の面に目盛り線 2が印刷され、その上に、目盛り線2が摩耗損傷しないよう、透明な材料、例え ば、アクリル系樹脂やナイロン系樹脂でコーティング3が施されている。なお、 コーティング3は、必ずしも必要とするものではない。
【0008】 次に、フィルム基材について説明する。ガラス繊維を強化材として混合したポ リカーボネート系の樹脂をフィルム状に成形した後、計測テープの幅に応じた幅 に切断し、断面が樋状となるように加熱成形する。ポリカーボネート樹脂は、一 般的に、熱変形温度が135℃程度であるから、加熱形成した後は、通常の環境 温度では、使用時に樋状の形状が変形することがない。さらに、ガラス繊維を混 合したポリカーボネート樹脂では、熱変形温度が140℃程度になり、熱変形条 件は向上する。
【0009】 また、使用温度における伸縮による精度誤差は、材料の線膨張係数により影響 を受けるものである。ポリカーボネートの場合、線膨張係数は、7×10-5/℃ 程度であるが、短繊維のガラス繊維を混合することによって、線膨張係数は、5 ×10-5/℃以下となる。短繊維のガラス繊維としては、例えば、直径が10μ m程度で長さが200μm程度のものを用いた。もちろん、このガラス繊維の直 径および長さは一例であって、これに限られるものではない。フィルムの製造工 程において、押し出し時に、長手方向にテンションを加えて繊維の配向を揃える ことにより、さらに、線膨張係数を小さくでき、温度変化の小さい計測テープが 得られる。
【0010】 上述した形成方法では、幅広のフィルムを形成したが、計測テープの幅に押し 出し成形してもよい。この場合は、樋状となるように押し出し成形を行なうこと ができる。
【0011】 このようにして得られた基材1の表面は、ガラス繊維を強化材とした場合には 、白色系になるため、従来のスチールテープのように白色の下地塗装を施す必要 がなく、目盛り線2が鮮明に印刷可能となる。
【0012】 上述した実施例では、強化材としてガラス繊維を用いたが、炭素繊維を用いる こともできる。炭素繊維を用いた場合には、電気絶縁性については、期待できな いが、強度の向上や軽量化については有利である。炭素繊維を強化材とした基材 では、目盛り印刷の下地に白色の着色層を設けるのがよい。基材中に白色等の顔 料を混入させてもよい。
【0013】 このようにして作製された計測テープは、これをケース内に巻き込み、巻取軸 にバネ部材を取り付けて、引き出した測定テープをバネ力によって自動的にケー ス内に巻き戻すようにすることができる。また、図2に示すように、計測テープ そのものに巻き癖をつけ、テープ単体で測定用具となるものも考えられる。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、計測テープの基材に強化材 を混入したポリカーボネート系樹脂を用い、樋状に成形されているため、伸直性 を有しつつ軽量化が図れ、従来のコンベックスルール以上に機能的に優れたもの を構成できると共に、加工工程が簡単になり、安価な計測テープを提供できる。
【0015】 強化材としてガラス繊維を用いた場合には、電気絶縁性がよく、白色の下地塗 装を省略することもできる。また、強化材に炭素繊維を用いた場合には、電気絶 縁性はなくなるが、強度は向上し、軽量化も可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の計測テープの一部の斜視図
である。
【図2】計測テープの利用態様の一例の説明図である。
【符号の説明】
1 基材 2 目盛り線 3 コーティング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス繊維を強化材として混合したポリ
    カーボネート系フィルム基材よりなり、断面を樋状にし
    たテープに目盛り線を施したことを特徴とする計測テー
    プ。
  2. 【請求項2】 炭素繊維を強化材として混合したポリカ
    ーボネート系フィルム基材よりなり、断面を樋状にした
    テープに目盛り線を施したことを特徴とする計測テー
    プ。
JP337393U 1992-10-31 1993-01-13 合成樹脂製計測テープ Pending JPH0651802U (ja)

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JP337393U JPH0651802U (ja) 1992-10-31 1993-01-13 合成樹脂製計測テープ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8138492 1992-10-31
JP4-81384 1992-10-31
JP337393U JPH0651802U (ja) 1992-10-31 1993-01-13 合成樹脂製計測テープ

Publications (1)

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JPH0651802U true JPH0651802U (ja) 1994-07-15

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JP337393U Pending JPH0651802U (ja) 1992-10-31 1993-01-13 合成樹脂製計測テープ

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS648601B2 (ja) * 1981-03-07 1989-02-14 Kunio Yagi
JPH04179519A (ja) * 1990-11-15 1992-06-26 Teijin Ltd 複合成形品の製造方法およびその中間素材

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS648601B2 (ja) * 1981-03-07 1989-02-14 Kunio Yagi
JPH04179519A (ja) * 1990-11-15 1992-06-26 Teijin Ltd 複合成形品の製造方法およびその中間素材

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