JPH06308335A - 多心光ファイバの切断方法 - Google Patents

多心光ファイバの切断方法

Info

Publication number
JPH06308335A
JPH06308335A JP11777293A JP11777293A JPH06308335A JP H06308335 A JPH06308335 A JP H06308335A JP 11777293 A JP11777293 A JP 11777293A JP 11777293 A JP11777293 A JP 11777293A JP H06308335 A JPH06308335 A JP H06308335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
holding
cutting
fiber
cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11777293A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Okubo
豪 大窪
Yoshimi Nasuno
好巳 奈須野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP11777293A priority Critical patent/JPH06308335A/ja
Publication of JPH06308335A publication Critical patent/JPH06308335A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多心光ファイバの素線切断に際し、その各切
断端の位置が整然と揃えられた状態となるようにした新
規の多心光ファイバの切断方法を提供するものである。 【構成】 多心光ファイバー1において、コーティング
樹脂を剥いだ各光ファイバ素線2に対する端部切断を、
当該各光ファイバ素線2の先端部分及びその手前の部分
を、当該各光ファイバ素線2を保持するための所定ピッ
チを具えたV溝mを夫々設けて成るおさえ治具3及び4
に依る挾着保持状態下で行うようにした多心光ファイバ
の切断方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバ特に多心の光
ファイバを切断するための切断方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、テープ状を呈する多心光ファイバ
1に対する一括切断に際しては、図3に示すように、コ
ーティング樹脂を剥がした状態にある各光ファイバー素
線2を、その先端及びそのやゝ手前部分の2ヵ所におい
て、切断機における平板状おさえ治具A及びBを介して
保持固定し、当該保持固定部分の中間付近に外傷を付け
ると共に、これを起点として、カッターCを介して切断
するような手段が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の切断手
段にあっては、断面円形を呈する光ファイバー素線2に
対する把持固定を、図3に示すように表面が平滑な平板
状を呈するおさえ治具A及びBを介して行うものであっ
たため、当該光ファイバー素線2に対する保持固定に安
定性を欠くと言う問題が伴った。
【0004】すなわち、断面円形を呈する光ファイバー
素線2に対して、表面が平滑な平板状を呈するおさえ治
具A及びBを介して、その上下方向から夫々挾持固定す
る関係上、当該光ファイバー素線2が横方向にずれ動き
易く、従って、不規則な間隔で挾持固定されてしまうと
言うような問題が生じることを余儀なくされた。
【0005】上記したように横方向にずれを生じた状態
で一括切断された各光ファイバ素線は、その切断端(先
端部)の不揃いと言う事態を招いてしまい、従って、図
4に示すように、シリコーン等のV溝チップDに均一な
ピッチで整列固定した際に、各光ファイバ素線2の先端
が不揃なものとされた。このような先端不揃いの多心光
ファイバを用いたファイバアレイ(先球ファイバも含
む)は、ファイバとLDとの間隔に差が生じて結合損失
が増加してしまうと言うような問題を引き起こしがちで
あった。
【0006】本発明の目的は、上記した従来技術におけ
る問題を解決するために、多心光ファイバの切断に際
し、その各切断端の位置が整然と揃えられた状態となる
ようにした新規の多心光ファイバの切断方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、多心光ファイ
バの切断に際する保持固定を、表面にV溝を具えた治具
を介して行うように成し、依って、切断後の多心光ファ
イバ切断端の位置ずれと言う問題を解消したものであ
る。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例を示したものである。
同図において、1はテープ状を呈する多心光ファイバ、
2はコーティング樹脂を剥がした状態にある光ファイバ
ー素線である。
【0009】3及び4は各光ファイバー素線2の先端部
分及びそのやゝ手前部分の2ヵ所において保持固定する
ためのおさえ治具であって、各おさえ治具3及び4は、
夫々下位側挾着板3a及び4aと上位側挾着板3b及び4bとか
ら成るものである。
【0010】上記したおさえ治具3及び4であるが、こ
れの各下位側挾着板3a及び4aには、所要ピッチのV溝m
が夫々設けられている。また、当該V溝mであるが、お
さえ治具3及び4に設けられるものが各等しいピッチと
することが重要である。すなわち、両者のピッチ数が異
なった場合、光ファイバ素線はカッターに依る切断方向
に対して斜めの状態に保持されてしまい、従って、切断
後の各ファイバー端部の位置ずれ、及びファイバーに対
する斜め切断の原因となるからである。更に、当該V溝
mのピッチは、切断対象とする多心光ファイバに於ける
素線のピッチと等しくすることが望ましい。
【0011】尚、図示の実施例にあっては、おさえ治具
3及び4は夫々独立した形態のものとしてあるが、両お
さえ治具3及び4を1つの基台上に固定するように構成
しても良い。 この場合、両おさえ治具3及び4は夫々
のV溝mを一直線状に位置させた状態で固定する。
【0012】Cはカッターであって、おさえ治具3及び
4を介して保持固定した部分の中間付近に外傷を付ける
と共に、これを起点として切断するためのものである。
【0013】本発明の具体的実施例を述べれば次の通り
である。おさえ治具3及び4として、その各下位側挾着
板3a及び4aに250μmピッチのV溝を夫々設けたもの
を用いた。当該各下位側挾着板3a及び4a上に、コーティ
ング樹脂を剥いだSM8心光ファイバ素線(ファイバピ
ッチ250μm)を、夫々V溝内に位置させた状態で載
置し、然る後、上位側挾着板3b及び4bで挾持することに
依り、当該光ファイバ素線に対する保持固定を図る。
【0014】この状態でカッターCを光ファイバ素線の
軸線方向に対し直角に移動させることに依って、当該光
ファイバ素線の所定位置での切断を施す。このような切
断作業を8心テープファイバ30本、すなわちサンプル
数30本について行った。
【0015】得られたサンプルを250μmピッチのV
溝付きシリコーン板上に載せ、直線状に保った状態で半
田付け固定を行った。この状態で各光ファイバ素線の先
端位置のバラツキ、すなわちファイバ長さの誤差を測定
した。測定方法は下記の通りである。
【0016】8心光ファイバの各素線夫々につき、シリ
コーン板の端面からファイバー先端までの長さを測定
し、8本のファイバー素線のうち、(最長のファイバー
長さ)−(最短のファイバー長さ)の値を求め、これを
アレイのファイバ長さ誤差とした。測定結果は、図2の
グラフに実線で示したように、ファイバ長さの誤差は、
最大で6μm、平均1.7 μmであった。
【0017】上記した本発明方法に対する比較例とし
て、既述した従来方式による切断を行った。その具体例
は次の通りである。多心ファイバー切断機のカッターC
の左右に、図3に示すようにV溝のないゴム状の平板治
具A,Bを設置し、コーティング樹脂を剥いだSM8心
光ファイバ素線(ファイバピッチ250μm)2を、平
板で挾着保持した。この状態でカッターCを光ファイバ
素線2の軸線方向に対し直角に移動させることに依っ
て、当該光ファイバ素線2の所定位置での切断を施す。
このような裁断作業を、8心テープファイバ30本、す
なわちサンプル数30本について行った。
【0018】得られたサンプルに対して、前記した本発
明方法に依る実施例の場合と同様な手段で、そのファイ
バ長さの誤差を測定した。その結果は、図2のグラフに
点線で示したように、ファイバ長さの誤差は、最大で1
2μm、平均6.1 μmであった。
【0019】
【発明の効果】本発明は、多心光ファイバー1におい
て、コーティング樹脂を剥いだ各光ファイバ素線2に対
する端部切断を、当該各光ファイバ素線2の先端部分及
びその手前の部分を、当該各光ファイバ素線2を保持す
るための所定ピッチを具えたV溝mを夫々設けて成るお
さえ治具3及び4に依る挾着保持状態下で行うようにし
たから、多心光ファイバの切断後の素線端部の不揃い
性、すなわち、光ファイバー素線の長さのバラツキ発生
を著しく低減化することができる。
【0020】すなわち本発明に依れば、光ファイバ素線
2に対する切断時の保持固定が極めて安定し、光ファイ
バ素線2は完全なる直線状態で保持されることとなるか
ら、上記した光ファイバ素線の長さバラツキ発生の著し
い低減が図られる。従って、既述した在来方式に依存し
た場合に生じた、当該バラツキ発生に基づくファイバと
LDとの間隔差に依る結合損失の増加と言うような問題
が解消されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す説明用斜視図である。
【図2】本発明と従来例とのファイバ素線長さの切断誤
差を比較するためのグラフである。
【図3】従来方式を表した説明用斜視図である。
【図4】従来方式に基づき切断された多心光ファイバー
の端部不揃い状態を表した説明用斜視図である。
【符号の説明】
1 多心光ファイバ 2 光ファイバー素線 3 おさえ治具 3a 下位側挾着板 3b 上位側挾着板 4 おさえ治具 4a 下位側挾着板 4b 上位側挾着板 m V溝 A 従来の平板状おさえ治具 B 従来の平板状おさえ治具 C カッター D シリコーン等のV溝チップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多心光ファイバー(1)において、コーテ
    ィング樹脂を剥いだ各光ファイバ素線(2)に対する端部
    切断を、当該各光ファイバ素線(2)の先端部分及びその
    手前の部分を、当該各光ファイバ素線(2)を保持するた
    めの所定ピッチを具えたV溝(m)を夫々設けて成るおさ
    え治具(3及び4)に依る挾着保持状態下で行うことを特
    徴とする多心光ファイバの切断方法。 【請求項1】 おさえ治具(3及び4)に設けたV溝(m)
    のピッチと、切断対象とする多心光ファイバに於ける素
    線のピッチとを等しくして成る請求項1に記載の多心光
    ファイバの切断方法。
JP11777293A 1993-04-21 1993-04-21 多心光ファイバの切断方法 Pending JPH06308335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11777293A JPH06308335A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 多心光ファイバの切断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11777293A JPH06308335A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 多心光ファイバの切断方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06308335A true JPH06308335A (ja) 1994-11-04

Family

ID=14719949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11777293A Pending JPH06308335A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 多心光ファイバの切断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06308335A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007313638A (ja) * 1996-09-16 2007-12-06 Sarcos Inc カテーテルまたは誘導線に切れ目を形成するシステム
JP2010237331A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバ切断機
CN114859468A (zh) * 2022-03-31 2022-08-05 苏州安捷讯光电科技股份有限公司 一种仿形化剥纤治具以及剥纤方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007313638A (ja) * 1996-09-16 2007-12-06 Sarcos Inc カテーテルまたは誘導線に切れ目を形成するシステム
JP2010237331A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバ切断機
CN114859468A (zh) * 2022-03-31 2022-08-05 苏州安捷讯光电科技股份有限公司 一种仿形化剥纤治具以及剥纤方法
CN114859468B (zh) * 2022-03-31 2024-04-05 苏州安捷讯光电科技股份有限公司 一种仿形化剥纤治具以及剥纤方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4980007A (en) Methods of fabricating an optical fiber ribbon
US4029390A (en) Optical fiber group splicing technique and apparatus employing unique foldable holder
KR900007558B1 (ko) 다심피복광파이버의 접속방법 및 그 장치
US5076881A (en) Apparatus for fabricating an optical fiber ribbon
CA1207138A (en) Precision cleaving of optical fibers
US7445832B2 (en) Ribboned polarization-maintaining fiber and manufacturing method therefor, and polarization-maintaining optical fiber array using the same
US7578625B2 (en) Optical fiber array
US4265514A (en) Guide capsule for optical fiber connectors
JPH06308335A (ja) 多心光ファイバの切断方法
JP4096493B2 (ja) 端末ロッドレンズ付き光ファイバ及びその製造方法
JPH07159652A (ja) ピッチ変換光フェルール及びピッチ変換光コネクタの製法
JPH1010368A (ja) 光コネクタ、その製造方法及び成形具
JPH0522205B2 (ja)
US20030156814A1 (en) Optical fiber block having semicircular grooves and method for same
JP2819954B2 (ja) 多心テープファイバとフェルールとの結合方法および結合構造
JP3834995B2 (ja) 光ファイバ切断方法、光部品の製造方法および光部品
JPH0743453B2 (ja) 光ファイバ融着接続用セラミック台
EP0637763A1 (en) Apparatus for angle cleaving optical fibers
US11650373B2 (en) Pitch conversion apparatus for use with optical fibers
JPH08240738A (ja) 光導波路デバイス及びその製造方法
JPH09230158A (ja) 光ファイバの配列構造
JPS6118484Y2 (ja)
JPH06317721A (ja) 光ファイバテープ心線のファイバクリーブ方法
JPS58154805A (ja) 多心光フアイバ−の切断方法
JPH09243888A (ja) 丸形テープ心線用の端末固定治具