JPH08240738A - 光導波路デバイス及びその製造方法 - Google Patents

光導波路デバイス及びその製造方法

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JPH08240738A
JPH08240738A JP4324195A JP4324195A JPH08240738A JP H08240738 A JPH08240738 A JP H08240738A JP 4324195 A JP4324195 A JP 4324195A JP 4324195 A JP4324195 A JP 4324195A JP H08240738 A JPH08240738 A JP H08240738A
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JP
Japan
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optical waveguide
optical fiber
optical
substrate
waveguide device
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Application number
JP4324195A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Tamekuni
芳享 為國
Tomohiko Ueda
知彦 上田
Makoto Honshiyo
誠 本庶
Toru Yamanishi
徹 山西
Shinji Nagasawa
真二 長沢
Mitsuru Kihara
満 木原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバの端面に対峙して光導波路層の端
面を着脱自在に接合させることにより、光ファイバと光
導波路層との間の光損失を最小限に設定した状態を再現
させる。 【構成】 第1のステップでは、光導波路が光ファイバ
に対峙して形成された光導波路層14を基板11の表面
上に端面同士を面一にして形成する。第2のステップで
は、光導波路中の光進行方向に沿って延びた配列溝13
a,13bをガイド孔24a(34a),24b(34
b)に対峙して基板11の表面領域に形成する。第3の
ステップでは、ガイドピン16a,16bの端部をガイ
ド孔24a(34a),24b(34b)に嵌合させた
後にガイドピン16a,16bの基部を配列溝13a,
13b中に挿通させつつ、光導波路と光ファイバとの間
の光損失を最小限に設定する調心に基づいて、基板11
の端面とプラグ21,31の端面とを接合することによ
り、ガイドピン16a,16bを配列溝13a,13b
に対して設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信システムにおい
て、光ファイバコネクタから露出した一心または多心の
光ファイバの端面に対峙して、一条または多条の光導波
路層の端面を着脱自在に接合させることにより、信号光
の分岐または結合を行う光導波路デバイス及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、光
ファイバ及び光導波路層を接続するために、光ファイバ
コネクタを構成するプラグに形成された配列溝中に固定
した光ファイバと、光導波路デバイスを構成する基板上
に形成された光導波路層とに対して、光軸合わせ、すな
わち調心を高精度に行った後、プラグの端面と基板の端
面との間に塗布した接着剤の硬化によって両端面接着さ
せること、あるいはプラグの端面と基板の端面とを接合
させた接合面の周囲に対するレーザ光の照射によって両
端面を溶着させることが行われていた。
【0003】しかしながら、このような光ファイバコネ
クタと光導波路デバイスとの結合構造においては、長尺
の光ファイバが光導波路層に対して固定されているた
め、移動などの取扱い時に作業性が良くないという問題
があった。また、故障時には光ファイバ及び光導波路層
に対して切断、交換及び接続という工程を順次行う必要
があるという問題があった。
【0004】そこで、光ファイバ及び光導波路層を着脱
自在に接続するために、光ファイバの端面と面一に形成
されたプラグの端面から陥没または貫通したガイド孔を
形成するとともに、光導波路層の端面と面一に形成され
た基板の端面から陥没または貫通した配列孔を形成した
後、基板の配列孔にガイドピンを設置し、基板の端面か
ら突出したガイドピンの端部をガイド孔に嵌合させるこ
とが行われていた。なお、このようなガイドピンを有す
る光導波路デバイスに関する先行技術については、特開
平1−232307号公報などに詳細に記載されてい
る。
【0005】しかしながら、光ファイバと光導波路層と
の間の光損失を低減させるために、光導波路層の内部に
形成されたコアの配置を高精度に検出する上に、ガイド
ピンを保持する基板の配列孔を高精度に加工する必要が
あるという問題があった。
【0006】そこで、本発明は、以上の問題点を鑑みて
なされたものであり、光ファイバコネクタから露出した
光ファイバの端面に対峙して光導波路層の端面を着脱自
在に接合させ、光ファイバと光導波路層との間の光損失
を最小限に設定した状態を再現する光導波路デバイス及
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光導波路デバイ
スは、上記の目的を達成するために、光ファイバがプラ
グの内部に端面同士を面一にして配列されるとともに、
当該光ファイバ中の光進行方向に沿って延びたガイド孔
が当該プラグの端面から陥没または貫通して形成された
光ファイバコネクタに対して、着脱自在に接続される光
導波路デバイスであって、(a)光導波路が光ファイバ
に対峙して内部に形成された光導波路層と、(b)この
光導波路層が端面同士を面一にして表面上に設置される
とともに、光導波路中の光進行方向に沿って延びた配列
溝がガイド孔に対峙して表面領域に形成された基板と、
(c)配列溝中に設置されて基板の端面からその端部を
突出させたガイドピンとを備えている。
【0008】ここで、ガイドピンは、その端部をガイド
孔に嵌合させて基板の端面とプラグの端面とを接合する
ことにより、光導波路と光ファイバとの間の光損失を最
小限に設定する調心に基づいて配列溝に対して配置さ
れ、基板の端面は、プラグの端面に対して着脱自在に接
合されることを特徴とする。
【0009】なお、ガイドピンは、配列溝とガイドピン
との間隙に塗布した接着剤を硬化させることによって配
列溝に対して固定され、接着剤の硬化収縮量は、光導波
路と光ファイバとの間の光損失を最小限に調心した配置
を保持する程度に小さいことを特徴としてもよい。
【0010】また、ガイドピンは、配列溝とガイドピン
との周囲を被覆した樹脂層を硬化して形成された配列孔
中に着脱自在に配置され、樹脂層の硬化収縮量は、光導
波路と光ファイバとの間の光損失を最小限に調心した配
置を保持する程度に小さいことを特徴としてもよい。
【0011】また、光導波路層は、前記基板の周囲にモ
ールド成形した樹脂層を硬化させることによって保護さ
れ、樹脂層の硬化収縮量は、光導波路と光ファイバとの
間の光損失を最小限に調心した配置を保持する程度に小
さいことを特徴としてもよい。
【0012】さらに、相異なる2つのガイドピンの端部
は基板の両端面からそれぞれ突出し、基板の両端面は相
異なる2つのプラグの端面に対してそれぞれ着脱自在に
接合されることを特徴としてもよい。
【0013】本発明の光導波路デバイスの製造方法は、
上記の目的を達成するために、光ファイバがプラグの内
部に端面同士を面一にして配列されるとともに、当該光
ファイバ中の光進行方向に沿って延びたガイド孔が当該
プラグの端面から陥没または貫通して形成された光ファ
イバコネクタに対して、着脱自在に接続される光導波路
デバイスの製造方法であって、(a)光導波路が光ファ
イバに対峙して形成された光導波路層を基板の表面上に
端面同士を面一にして形成する第1のステップと、
(b)光導波路中の光進行方向に沿って延びた配列溝を
ガイド孔に対峙して基板の表面領域に形成する第2のス
テップと、(c)ガイドピンの端部をガイド孔に嵌合さ
せた後に当該ガイドピンの基部を配列溝中に挿通させつ
つ、光導波路と光ファイバとの間の光損失を最小限に設
定する調心に基づいて、基板の端面とプラグの端面とを
接合することにより、当該ガイドピンを配列溝に対して
設置する第3のステップとを備えることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の光導波路デバイス及びその製造方法に
おいては、配列溝に対してガイドピンをそれぞれ設置さ
せる点に特徴を有している。すなわち、まず、ガイドピ
ンの端部を光ファイバコネクタのガイド孔に嵌合させた
後で、当該ガイドピンの基部を配列溝中に挿通させてい
く。
【0015】ここで、基板の光導波路層と光ファイバコ
ネクタの光ファイバとを伝搬して出射した測定光の光強
度をモニタすることにより、光導波路層と光ファイバと
の間で調心を行いつつ、基板の両端面を光ファイバコネ
クタのプラグの端面にそれぞれ接合させる。
【0016】そのため、光導波路層と光ファイバとの間
には、測定光の光強度を最大限に設定する調心が行われ
るので、ガイドピンは測定光の光損失を最小限に設定す
る配置で配列溝に対して設置される。
【0017】したがって、基板の端面に露出した光導波
路層の端面は、光ファイバコネクタのプラグの端面に露
出した光ファイバ心線の端面に対峙してそれぞれ着脱自
在に接合される。この際、光導波路層と光ファイバ心線
との間の接続損失は、再現性良く最小限に保持されてい
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る実施例の構成及び作用に
ついて、図1ないし図12を参照して詳細に説明する。
なお、図面の説明においては同一の要素には同一の符号
を付し、重複する説明を省略する。
【0019】第1実施例 本実施例は、光ファイバコネクタを構成するプラグの端
面に形成されたガイド孔に嵌合させるガイドピンとし
て、基板の表面領域に形成された配列溝中に一体として
設置され、基板の両端面からそれぞれ両端部を突出させ
たものを有する光導波路デバイスである。
【0020】図1及び図2に示すように、光導波路デバ
イス10は、表面領域に凹部12と2本の配列溝13
a,13bとが形成された基板11と、凹部12に形成
された光導波路層14と、配列溝13a,13bに設置
された2本のガイドピン16a,16bと、基板11の
周囲に形成された樹脂層18とから構成されている。
【0021】基板11は、全体として略平板状に形成さ
れた半導体製の支持部材である。この基板11の表面領
域の中央部には、凹部12が断面略U字型で基板11の
表面に沿って延びて形成されている。また、基板11の
表面領域の周辺部には、2本の配列溝13a,13bが
断面略V字型で凹部12を挟んで平行に延びてそれぞれ
形成されている。このような基板11としては、例えば
Siなどで形成されたものがより望ましい。
【0022】なお、基板11は、凹部12及び配列溝1
3a,13bに対して加工容易性を有する材料で形成さ
れるものであればよい。すなわち、このような材料に
は、焼結時に外形を加工することによってセラミック材
を適用することも可能であり、モールド成形時に外形を
加工することによってプラスチック材を適用することも
可能である。特に、このようなプラスチック材として
は、フェノール樹脂や液晶ポリマーなどが好適である。
【0023】光導波路層14は、凹部12上で薄膜状に
形成され、樹状に拡がったコア15aをクラッド15b
で被覆して構成されている。この光導波路層14の両端
面は、基板11の両端面とそれぞれ面一に形成されてい
る。クラッド15bは、コア15aよりも低い屈折率を
有するガラス製の被覆部材であり、光導波路層14の外
形を象っている。コア15aは、クラッド15bよりも
高い屈折率を有するガラス製の光導波路であり、光導波
路層14の内部にパターン形成されている。すなわち、
コア15aは、光導波路層14の一方の端部側で1条か
らなって他方の端部側で4条からなり、両端部の間で2
段階に分岐している(図6参照)。
【0024】なお、このようなクラッド15b,コア1
5aとしては、例えばSiO2 で形成されたものがより
望ましい。特に、コア15aには、屈折率を変化させる
ドーパントとして、例えばTiをドープすることが好適
である。
【0025】2本のガイドピン16a,16bは、配列
溝13a,13b中にそれぞれ設置され、細長い円柱状
に形成された金属製の接続部材である。このガイドピン
16a,16bの各直径は、配列溝13a,13bのサ
イズ及び形状に対応して十分小さく設定されている。ガ
イドピン16a,16bの各端部は、配列溝13a,1
3bからそれぞれはみ出し、すなわち基板11の両端面
からそれぞれ突出している。ガイドピン16a,16b
の各基部は、配列溝13a,13bとの間隙にそれぞれ
塗布した接着剤17a,17bを硬化させることによ
り、配列溝13a,13bに対してそれぞれ固定されて
いる。このようなガイドピン16a,16bとしては、
例えばステンレスまたは起硬合金で形成されていること
がより望ましい。
【0026】なお、接着剤17a,17bは、配列溝1
3a,13b中におけるガイドピン16a,16bの設
定位置を保持する程度に小さい硬化収縮量を有するも
の、すなわち低硬化収縮性のものである。このような接
着剤17a,17bとしては、例えば製品名「スタイキ
ャスト2057」(グレース社製造)などが好適であ
る。
【0027】樹脂層18は、両端部を除いた基板11の
周囲を被覆して形成された樹脂製の保護部材である。こ
の樹脂層18は、基板11の裏面側及び側面側に比較的
薄い層厚を有して形成され、基板11の表面側に比較的
厚い層厚を有して形成されている。樹脂層18は、配列
溝13a,13b中におけるガイドピン16a,16b
の設定位置を保持する程度に、小さい硬化収縮量を有す
る低硬化収縮性のものであり、大きいヤング率を有する
低弾力性のものである。このような樹脂層18として
は、例えばエポキシ樹脂で形成されたものがより望まし
い。
【0028】図3(a)及び図4(a)に示すように、
光ファイバコネクタ20は、内部に凹部22と配列孔2
3と2本のガイド孔24a,24bとが形成されたプラ
グ21と、凹部22に嵌合された光ファイバ25と、光
ファイバ25から露出されて配列孔23に嵌合された光
ファイバ心線27とから構成されている。
【0029】プラグ21は、光ファイバ25及び光ファ
イバ心線27の周囲に全体として略直方体状に一体形成
されたプラスチック製の支持部材である。このプラグ2
1の両端面の間には、ガイド孔24a,24bが、光フ
ァイバ25中の光進行方向に沿ってプラグ21の内部を
貫通している。これらガイド孔24a,24bは、それ
ぞれガイドピン16a,16bと略一致した直径を有し
て円筒中空状に形成されている。ここで、光導波路デバ
イス10のガイドピン16a,16bは、ガイド孔24
a,24bにそれぞれ対峙するように設定されている。
【0030】なお、このようなプラグ21としては、例
えばエポキシ樹脂で形成されたものがより望ましい。
【0031】光ファイバ25は、薄いテープ状に形成さ
れ、凹部22中に一方の端部を嵌合して設置されてい
る。この光ファイバ25は、一心の光ファイバ心線27
をカバー26で被覆して構成されている。カバー26
は、光ファイバ心線27を被覆するプラスチック製の支
持部材であり、光ファイバ25の外形を象っている。光
ファイバ心線27は、棒状に形成され、光ファイバ25
から露出した一方の端部を配列孔23中に嵌合して設置
されている。この光ファイバ心線27の一方の端部は、
プラグ21の一方の端部と面一に形成されている。
【0032】光ファイバ心線27は、線状に延びたコア
28aをクラッド28bで被覆して構成され、光導波路
デバイス10の光導波路層14に対向して設置されてい
る。クラッド28bは、コア28aよりも低い屈折率を
有するガラスで形成され、光ファイバ心線27の外形を
象っている。コア28aは、クラッド28bよりも高い
屈折率を有するガラスで形成され、光ファイバ心線27
の内部にパターン形成されている(図6参照)。なお、
光導波路デバイス10における光導波路層14のコア1
5aは、コア28aに対峙するように設定されている。
【0033】図3(b)及び図4(b)に示すように、
光ファイバコネクタ30は、内部に凹部32と配列孔3
3と2本のガイド孔34a,34bとが形成されたプラ
グ31と、凹部32に嵌合された光ファイバ35と、光
ファイバ35から露出されて配列孔33に嵌合された光
ファイバ心線37とから構成されている。
【0034】プラグ31は、光ファイバ35及び光ファ
イバ心線37の周囲に全体として略直方体状に一体形成
されたプラスチック製の支持部材である。このプラグ3
1の両端面の間には、ガイド孔34a,34bが、光フ
ァイバ35中の光進行方向に沿ってプラグ31の内部を
貫通している。このガイド孔34a,34bは、それぞ
れガイドピン16a,16bと略一致した直径を有して
円筒中空状に形成されている。ここで、光導波路デバイ
ス10のガイドピン16a,16bは、ガイド孔34
a,34bにそれぞれ対峙するように設定されている。
【0035】なお、このようなプラグ31としては、例
えばエポキシ樹脂で形成されたものがより望ましい。
【0036】光ファイバ35は、薄いテープ状に形成さ
れ、凹部32中に嵌合した一方の端部を接着固定して設
置されている。この光ファイバ35は、4心の光ファイ
バ心線37を相互に平行かつ等間隔で配列してカバー3
6で被覆して構成されている。カバー36は、光ファイ
バ心線37を集束するプラスチック製の支持部材であ
り、光ファイバ35の外形を象っている。光ファイバ心
線37は、棒状に形成され、光ファイバ35から露出し
た端部を配列孔33中に嵌合して設置されている。この
光ファイバ心線37の一方の端部は、プラグ31の一方
の端部と面一に形成されている。
【0037】光ファイバ心線37は、線状のコア38a
をクラッド38bで被覆して構成され、光導波路デバイ
ス10の光導波路層14に対向して設置されている。ク
ラッド38bは、コア38aよりも低い屈折率を有する
ガラスで形成され、光ファイバ心線37の外形を象って
いる。コア38aは、クラッド38bよりも高い屈折率
を有するガラスで形成され、光ファイバ心線37の内部
にパターン形成されている(図6参照)。なお、光導波
路デバイス10における光導波路層14のコア15a
は、コア38aと同一ピッチで形成され、コア38aに
対峙するように設定されている。
【0038】図5及び図6に示すように、光導波路デバ
イス10を構成する基板11の両端面は、それぞれ光フ
ァイバコネクタ20,30を構成するプラグ21,31
の一方の端面に接合されている。ここで、基板11の一
方の端面から突出したガイドピン16a,16bの一方
の端部は、プラグ21の一方の端面から貫通したガイド
孔24a,24bにそれぞれ嵌合されている。一方、基
板11の他方の端面から突出したガイドピン16a,1
6bの他方の端部は、プラグ31の一方の端面から貫通
したガイド孔34a,34bにそれぞれ嵌合されてい
る。このように結合した光導波路デバイス10及び光フ
ァイバコネクタ20,30は、クランプスプリング40
によって着脱自在に固定されている。
【0039】図7に示すように、クランプスプリング4
0は、平板状の基底部41と、この基底部41の両端か
らそれぞれ延びて3段に折り曲げられた4箇所のストッ
パ部42とから構成されている。これらストッパ部42
には、基底部41の内側に向かって突出した押圧部43
が形成されている。このクランプスプリング40は、光
ファイバコネクタ20,30をMT(Mechanically Tra
nsferable )コネクタとして光導波路デバイス10に対
して着脱自在に固定させる金属製の接続部材である。
【0040】このようなクランプスプリング40は、基
底部41でプラグ21,31の各底部を支持し、ストッ
パ部42を構成する押圧部43でプラグ21,31の他
方の端面を押圧することにより、光ファイバコネクタ2
0,30を光導波路デバイス10に固定させている。一
方、クランプスプリング40は、ストッパ部42をプラ
グ21,31の他方の端面から引き離されることによ
り、光ファイバコネクタ20,30を光導波路デバイス
10から分離させるものである。
【0041】次に、本実施例の製造方法について説明す
る。
【0042】まず、通常のフォトリソグラフィ技術及び
ウェットエッチング技術に基づいて、基板11の表面領
域に凹部12と2本の配列溝13a,13bとを形成す
る。この後、通常の火炎堆積法及びドライエッチング技
術に基づいて、凹部12上にクラッド15b、コア15
a及びクラッド15bを順次積層することによって光導
波路層14を形成し、光導波路層14の端面を基板11
の端面と面一に成形する。なお、配列溝13a,13b
の配置は、比較的低い位置精度、すなわち大まかな位置
精度で設定されていればよい。また、通常の機械的研削
技術に基づいて、例えばダイヤモンドブレードを用いる
ことにより、配列溝13a,13bを形成してもよい。
【0043】続いて、図8に示すように、基板11を固
定ステージ70上に設置し、光ファイバコネクタ20,
30と略同一に構成された2個の規準光ファイバコネク
タ50,60を移動ステージ80,90にそれぞれ設置
する。なお、移動ステージ80,90は、相互に直交し
たx軸、y軸及びz軸に沿って移動するとともに、これ
ら3軸の周りに回転する6軸調心ステージである。
【0044】続いて、2本のガイドピン16a,16b
の一方の端部を規準光ファイバコネクタ50のガイド孔
24a,24b中にそれぞれ完全に嵌合させた上で、こ
れらのガイドピン16a,16bの基部を配列溝13
a,13b中にそれぞれ挿通させる。このとき、ガイド
ピン16a,16bは配列溝13a,13bに接触して
いない。なお、ガイド孔24a,24b及びガイド孔3
4a,34bそれぞれの長さは、基板11の両端面から
突出したガイドピン16a,16bの両端部の長さに一
致している必要はない。
【0045】続いて、移動ステージ80,90をz軸方
向に沿って固定ステージ70に向かって移動させること
により、ガイドピン16a,16bの他方の端部を規準
光ファイバコネクタ60のガイド孔34a,34b中に
それぞれ徐々に嵌合させていく。この際、外部光源(図
示しない)から測定光を発生して基準光ファイバコネク
タ50の光ファイバ25に入射し、基板11の光導波路
層14を介して基準光ファイバコネクタ60の光ファイ
バ35から出射した測定光を外部光検出器(図示しな
い)で検出する。
【0046】ここで、測定光の光強度をモニタすること
により、光導波路層14と光ファイバ25,35との間
で調心を行いつつ、移動ステージ80,90の移動を比
較的高い精度で続行し、ガイドピン16a,16bの他
方の端部を規準光ファイバコネクタ60のガイド孔34
a,34b中にそれぞれ完全に嵌合させる。このとき、
基板11の両端面は、プラグ21,31の一方の端面に
それぞれ密着している。なお、光導波路層14と光ファ
イバ25,35との間の調心は、測定光の光強度を最大
限に設定する、すなわち測定光の光損失を最小限に設定
するように行う。
【0047】続いて、配列溝13a,13bとガイドピ
ン16a,16bとの間隙に接着剤17a,17bをそ
れぞれ塗布する。この後、接着剤17a,17bを硬化
させることにより、ガイドピン16a,16bを配列溝
13a,13bに対して固定する。
【0048】続いて、基板11を金型(図示しない)の
内部に設置し、基準光ファイバコネクタ50,60と接
合した両端面を除いて基板11とガイドピン16a,1
6bとの周囲に樹脂層18をモールド成形する。ここ
で、光導波路デバイス10が完成する。
【0049】次に、本実施例の作用について説明する。
【0050】光導波路デバイス10においては、配列溝
13a,13bに対してガイドピン16a,16bをそ
れぞれ設置させる点に特徴を有している。すなわち、ま
ず、ガイドピン16a,16bの一方の端部を規準光フ
ァイバコネクタ50のガイド孔24a,24bにそれぞ
れ完全に嵌合させた上で、ガイドピン16a,16bの
基部を配列溝13a,13b中にそれぞれ挿通させる。
【0051】ここで、基準光ファイバコネクタ50の光
ファイバ25、基板11の光導波路層14及び基準光フ
ァイバコネクタ60の光ファイバ35を介して出射した
測定光の光強度をモニタすることにより、光導波路層1
4と光ファイバ25,35との間で調心を行いつつ、ガ
イドピン16a,16bの他方の端部を規準光ファイバ
コネクタ60のガイド孔34a,34b中にそれぞれ完
全に嵌合させ、基板11の両端面をプラグ21,31の
一方の端面にそれぞれ接合させる。
【0052】そのため、光導波路層14と光ファイバ2
5,35との間には、測定光の光強度を最大限に設定す
る調心が行われるので、ガイドピン16a,16bは測
定光の光損失を最小限に設定する配置で配列溝13a,
13bに対して設置され、接着剤17a,17bの硬化
によって配列溝13a,13bに対して固定されてい
る。
【0053】したがって、光導波路デバイス10を構成
する基板11の端面に露出した光導波路層14の端面
は、光ファイバコネクタ20,30を構成するプラグ2
1,31の一方の端面に露出した光ファイバ心線27,
37の端面に対峙してそれぞれ着脱自在に接合される。
この際、光導波路層14と光ファイバ心線27,37と
の間の接続損失は、再現性良く最小限に保持されてい
る。
【0054】第2実施例 本実施例は、光ファイバコネクタを構成するプラグの端
面に形成されたガイド孔に嵌合させるガイドピンとし
て、基板の表面領域に形成された配列溝中に二分して設
置され、基板の両端面からそれぞれ一方の端部を突出さ
せたものを有する光導波路デバイスである。
【0055】図9に示すように、光導波路デバイス10
は、ガイドピン16c〜16fを除いて上記第1実施例
と同様に構成されている。すなわち、4本のガイドピン
16c〜16fは、細長い円柱状に形成された金属製の
接続部材である。一方の2本のガイドピン16c,16
dは配列溝13a中にそれぞれ設置され、他方の2本の
ガイドピン16e,16fは配列溝13b中にそれぞれ
設置されている。
【0056】これらガイドピン16c〜16fの各直径
は、配列溝13a,13bのサイズ及び形状に対応して
十分小さく設定されている。ガイドピン16c,16d
の一方の端部は、配列溝13a,13bからそれぞれは
み出し、すなわち基板11の一方の端面からそれぞれ突
出している。一方、ガイドピン16e,16fの一方の
端部は、配列溝13a,13bからそれぞれはみ出し、
すなわち基板11の他方の端面からそれぞれ突出してい
る。
【0057】ガイドピン16c〜16fの各基部は、配
列溝13a,13bとの間隙にそれぞれ塗布した接着剤
17a,17bを硬化させることにより、配列溝13
a,13bに対してそれぞれ固定されている。このよう
なガイドピン16c〜16fとしては、例えばステンレ
スまたは起硬合金で形成されていることがより望まし
い。
【0058】図10(a)に示すように、光ファイバコ
ネクタ20は、ガイド孔24a,24bを除いて上記第
1実施例と同様に構成されている。すなわち、2本のガ
イド孔24a,24bそれぞれの長さは、基板11の一
方の端面から突出したガイドピン16c,16dの一方
の端部の長さに一致している必要はない。
【0059】図10(b)に示すように、光ファイバコ
ネクタ30は、ガイド孔34a,34bを除いて上記第
1実施例と同様に構成されている。すなわち、2本のガ
イド孔34a,34bそれぞれの長さは、基板11の他
方の端面から突出したガイドピン16e,16fの一方
の端部の長さに一致している必要はない。
【0060】図11に示すように、光導波路デバイス1
0を構成する基板11の両端面は、それぞれ光ファイバ
コネクタ20,30を構成するプラグ21,31の一方
の端面に接合されている。ここで、基板11の一方の端
面から突出したガイドピン16c,16dの一方の端部
は、プラグ21の一方の端面から陥没したガイド孔24
a,24bにそれぞれ嵌合されている。一方、基板11
の他方の端面から突出したガイドピン16e,16fの
他方の端部は、プラグ31の一方の端面から陥没したガ
イド孔34a,34bにそれぞれ嵌合されている。この
ように結合した光導波路デバイス10及び光ファイバコ
ネクタ20,30は、クランプスプリング40によって
着脱自在に固定されている。
【0061】次に、本実施例の製造方法について説明す
る。
【0062】光導波路デバイス10は、ガイドピン16
c〜16fの設置を除いて上記第1実施例と同様に製造
される。すなわち、図12に示すように、基板11を固
定ステージ70上に設置し、2個の規準光ファイバコネ
クタ50,60を移動ステージ80,90にそれぞれ設
置する。
【0063】続いて、2本のガイドピン16c,16d
の一方の端部を規準光ファイバコネクタ50のガイド孔
24a,24b中にそれぞれ完全に嵌合させた上で、移
動ステージ80をz軸方向に沿って固定ステージ70に
向かって移動させることにより、ガイドピン16c,1
6dの基部を配列溝13a,13b中にそれぞれ徐々に
挿通させていく。
【0064】一方、2本のガイドピン16e,16fの
一方の端部を規準光ファイバコネクタ60のガイド孔3
4a,34b中にそれぞれ完全に嵌合させた上で、移動
ステージ90をz軸方向に沿って固定ステージ70に向
かって移動させることにより、ガイドピン16e,16
fの基部を配列溝13a,13b中にそれぞれ徐々に挿
通させていく。
【0065】このとき、ガイドピン16c〜16fは配
列溝13a,13bに接触していない。なお、ガイド孔
24a,24b及びガイド孔34a,34bそれぞれの
長さは、基板11の両端面から突出したガイドピン16
c〜16fの一方の端部の長さにそれぞれ一致してい
る。
【0066】この際、外部光源(図示しない)から測定
光を発生して基準光ファイバコネクタ50の光ファイバ
25に入射し、基板11の光導波路層14を介して基準
光ファイバコネクタ60の光ファイバ35から出射した
測定光を外部光検出器(図示しない)で検出する。
【0067】ここで、測定光の光強度をモニタすること
により、光導波路層14と光ファイバ25,35との間
で調心を行いつつ、移動ステージ80,90の移動を比
較的高い精度で続行する。そして、ガイドピン16c〜
16fの基部を配列溝13a,13b中にそれぞれ完全
に挿通させ、基板11の両端面をプラグ21,31の一
方の端面にそれぞれ密着させる。なお、光導波路層14
と光ファイバ25,35との間の調心は、測定光の光強
度を最大限に設定する、すなわち測定光の光損失を最小
限に設定するように行う。
【0068】続いて、配列溝13a,13bとガイドピ
ン16c〜16fとの間隙に接着剤17a,17bをそ
れぞれ塗布する。この後、接着剤17a,17bを硬化
させることにより、ガイドピン16c〜16fを配列溝
13a,13bに対して固定する。
【0069】続いて、基板11を金型(図示しない)の
内部に設置し、基準光ファイバコネクタ50,60と接
合した両端面を除いて基板11とガイドピン16c〜1
6fとの周囲に樹脂層18をモールド成形する。ここ
で、光導波路デバイス10が完成する。
【0070】次に、本実施例の作用について説明する。
【0071】光導波路デバイス10においては、配列溝
13a,13bに対してガイドピン16c〜16fをそ
れぞれ設置させる点に特徴を有している。すなわち、ま
ず、ガイドピン16c,16dの一方の端部を規準光フ
ァイバコネクタ50のガイド孔24a,24b中にそれ
ぞれ完全に嵌合させた上で、ガイドピン16c,16d
の基部を配列溝13a,13b中にそれぞれ挿通させて
いく。また、ガイドピン16e,16fの一方の端部を
規準光ファイバコネクタ60のガイド孔34a,34b
中にそれぞれ完全に嵌合させた上で、ガイドピン16
e,16fの基部を配列溝13a,13b中にそれぞれ
挿通させていく。
【0072】ここで、基準光ファイバコネクタ50の光
ファイバ25、基板11の光導波路層14及び基準光フ
ァイバコネクタ60の光ファイバ35を介して出射した
測定光の光強度をモニタすることにより、光導波路層1
4と光ファイバ25,35との間で調心を行いつつ、ガ
イドピン16c〜16fの基部を配列溝13a,13b
中にそれぞれ完全に挿通させ、基板11の両端面をプラ
グ21,31の一方の端面にそれぞれ接合させる。
【0073】そのため、光導波路層14と光ファイバ2
5,35との間には、測定光の光強度を最大限に設定す
る調心が行われるので、ガイドピン16c〜16fは測
定光の光損失を最小限に設定する配置で配列溝13a,
13bに対して設置され、接着剤17a,17bの硬化
によって配列溝13a,13bに対して固定されてい
る。
【0074】したがって、光導波路デバイス10を構成
する基板11の端面に露出した光導波路層14の端面
は、光ファイバコネクタ20,30を構成するプラグ2
1,31の一方の端面に露出した光ファイバ心線27,
37の端面に対峙してそれぞれ着脱自在に接合される。
この際、光導波路層14と光ファイバ心線27,37と
の間の接続損失は、再現性良く最小限に保持されてい
る。
【0075】なお、上記諸実施例の光導波路デバイスの
両端面に対して光ファイバコネクタの一方の端面をそれ
ぞれ接続した上で、一方の光ファイバコネクタを構成す
る光ファイバから、光導波路デバイスを構成する光導波
路層を介して、他方の光ファイバコネクタを構成する光
ファイバに至るように測定光を伝搬させた。ここで、測
定光の光強度を検出してモニタした結果、平均の接続損
失として0.3dBを得た。したがって、光導波路層と
光ファイバとの間の調心は、良好に保持されていること
がわかる。
【0076】ここで、本発明は上記諸実施例に限られる
ものではなく、種々の変形を行うことが可能である。
【0077】例えば、上記諸実施例においては、ガイド
ピン16a,16bは接着剤17a,17bの硬化によ
って配列溝13a,13bに対して固定されている。し
かしながら、製造工程において基板11を基準光ファイ
バコネクタ20,30に結合させた状態で、配列溝13
a,13bとガイドピン16a,16bとの間隙に接着
剤17a,17bを塗布させることなく、樹脂層18を
モールド成形してもよい。このとき、樹脂層18の内部
には、光導波路層14と光ファイバ25,35との間の
調心に対応したガイドピン16a,16bの設定位置に
対応して配列孔が形成される。そのため、ガイドピン1
6a,16bは、基板11に対して着脱自在に設置され
ることになる。
【0078】また、上記諸実施例においては、配列溝1
3a,13bは断面略V字型状に形成されている。しか
しながら、配列溝13a,13bを断面略円状または断
面略U字型状に形成してもよい。すなわち、このような
配列溝13a,13bの形状としては、ガイドピン16
a,16bの径よりも大きな径を有していれば、いかな
るものでも実施可能である。
【0079】さらに、上記諸実施例においては、コア1
5aは光導波路層14の一方の端部側で1条からなり、
他方の端部側で4条からなり、両端部の間で2段階に分
岐している。しかしながら、多条のコア15aが種々に
分岐していてもよい。例えば、コア15aは光導波路層
14の一方の端部側で8条からなり、他方の端部側で1
6条からなり、両端部の間で1段階に分岐していること
も好適である。
【0080】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
光導波路デバイス及びその製造方法においては、配列溝
に対してガイドピンをそれぞれ設置させる点に特徴を有
している。すなわち、まず、ガイドピンの端部を光ファ
イバコネクタのガイド孔に嵌合させた後で、当該ガイド
ピンの基部を配列溝中に挿通させていく。ここで、基板
の光導波路層と光ファイバコネクタの光ファイバとを伝
搬して出射した測定光の光強度をモニタすることによ
り、光導波路層と光ファイバとの間で調心を行いつつ、
基板の両端面を光ファイバコネクタのプラグの端面にそ
れぞれ接合させる。
【0081】そのため、光導波路層と光ファイバとの間
には、測定光の光強度を最大限に設定する調心が行われ
るので、ガイドピンは測定光の光損失を最小限に設定す
る配置で配列溝に対して高精度に設置される。つまり、
光導波路層の内部に形成されたコアの配置を高精度に検
出したり、ガイドピンを保持する基板の配列孔を高精度
に加工するという必要がない。
【0082】したがって、基板の端面に露出した光導波
路層の端面は、光ファイバコネクタのプラグの端面に露
出した光ファイバ心線の端面に対峙してそれぞれ着脱自
在に接合される。この際、光導波路層と光ファイバ心線
との間の接続損失は、再現性良く最小限に安定して保持
されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光導波路デバイスに係る第1実施例の
構成を示す斜視図である。
【図2】(a)は図1の光導波路デバイスの入射側端面
を示す断面図であり、(b)は図1の光導波路デバイス
の出射側端面を示す断面図である。
【図3】(a)は図1の光導波路デバイスと接合する入
射側光ファイバコネクタの構成を示す斜視図であり、
(b)は図1の光導波路デバイスと接合する出射側光フ
ァイバコネクタの構成を示す斜視図である。
【図4】(a)は図3(a)の入射側光ファイバコネク
タにおける端面の構造を示す断面図であり、(b)は図
3(b)の出射側光ファイバコネクタにおける端面の構
造を示す断面図である。
【図5】図1の光導波路デバイスと図3の光ファイバコ
ネクタとを接合した結合構成を示す斜視図である。
【図6】図5の結合構成の光進行方向に沿った構造を示
す断面図である。
【図7】図5の結合構成を保持するクランプスプリング
の構成を示す斜視図である。
【図8】光ファイバ及び光導波路に対する調心を行いつ
つ、基板の配列溝にガイドピンを固定して、図1の光導
波路デバイスを製造する工程を示す斜視図である。
【図9】本発明の光導波路デバイスに係る第2実施例の
構成を示す斜視図である。
【図10】(a)は図9の光導波路デバイスと接合する
入射側光ファイバコネクタの構成を示す斜視図であり、
(b)は図9の光導波路デバイスと接合する出射側光フ
ァイバコネクタの構成を示す斜視図である。
【図11】図9の光導波路デバイスと図10の光ファイ
バコネクタとを接合した結合構成の光進行方向に沿った
構造を示す断面図である。
【図12】光ファイバ及び光導波路に対する調心を行い
つつ、基板の配列溝にガイドピンを固定して、図9の光
導波路デバイスを製造する工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…光導波路デバイス、11…基板、13a,13b
…配列溝、14…光導波路層、15a…光導波路、16
a,16b…ガイドピン、20…光ファイバコネクタ、
21…プラグ、24a,24b…ガイド孔、25…光フ
ァイバ、30…光ファイバコネクタ、31…プラグ、3
4a,34b…ガイド孔、35…光ファイバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本庶 誠 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 山西 徹 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 長沢 真二 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 木原 満 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバがプラグの内部に端面同士を
    面一にして配列されるとともに、当該光ファイバ中の光
    進行方向に沿って延びたガイド孔が当該プラグの端面か
    ら陥没または貫通して形成された光ファイバコネクタに
    対して、着脱自在に接続される光導波路デバイスにおい
    て、 光導波路が前記光ファイバに対峙して内部に形成された
    光導波路層と、 この光導波路層が端面同士を面一にして表面上に設置さ
    れるとともに、前記光導波路中の光進行方向に沿って延
    びた配列溝が前記ガイド孔に対峙して表面領域に形成さ
    れた基板と、 前記配列溝中に設置されて前記基板の端面からその端部
    を突出させたガイドピンとを備え、 前記ガイドピンは、その端部を前記ガイド孔に嵌合させ
    て前記基板の端面と前記プラグの端面とを接合すること
    により、前記光導波路と前記光ファイバとの間の光損失
    を最小限に設定する調心に基づいて前記配列溝に対して
    配置され、前記基板の端面は、前記プラグの端面に対し
    て着脱自在に接合されることを特徴とする光導波路デバ
    イス。
  2. 【請求項2】 前記ガイドピンは、前記配列溝と前記ガ
    イドピンとの間隙に塗布した接着剤を硬化させることに
    よって前記配列溝に対して固定され、前記接着剤の硬化
    収縮量は、前記光導波路と前記光ファイバとの間の光損
    失を最小限に調心した配置を保持する程度に小さいこと
    を特徴とする請求項1記載の光導波路デバイス。
  3. 【請求項3】 前記ガイドピンは、前記配列溝と前記ガ
    イドピンとの周囲を被覆した樹脂層を硬化して形成され
    た配列孔中に着脱自在に配置され、前記樹脂層の硬化収
    縮量は、前記光導波路と前記光ファイバとの間の光損失
    を最小限に調心した配置を保持する程度に小さいことを
    特徴とする請求項1記載の光導波路デバイス。
  4. 【請求項4】 前記光導波路層は、前記基板の周囲にモ
    ールド成形した樹脂層を硬化させることによって保護さ
    れ、前記樹脂層の硬化収縮量は、前記光導波路と前記光
    ファイバとの間の光損失を最小限に調心した配置を保持
    する程度に小さいことを特徴とする請求項1記載の光導
    波路デバイス。
  5. 【請求項5】 相異なる2つのガイドピンの端部は前記
    基板の両端面からそれぞれ突出し、前記基板の両端面は
    相異なる2つの前記プラグの端面に対してそれぞれ着脱
    自在に接合されることを特徴とする請求項1記載の光導
    波路デバイス。
  6. 【請求項6】 光ファイバがプラグの内部に端面同士を
    面一にして配列されるとともに、当該光ファイバ中の光
    進行方向に沿って延びたガイド孔が当該プラグの端面か
    ら陥没または貫通して形成された光ファイバコネクタに
    対して、着脱自在に接続される光導波路デバイスの製造
    方法において、 光導波路が前記光ファイバに対峙して形成された光導波
    路層を基板の表面上に端面同士を面一にして形成する第
    1のステップと、 前記光導波路中の光進行方向に沿って延びた配列溝を前
    記ガイド孔に対峙して前記基板の表面領域に形成する第
    2のステップと、 前記ガイドピンの端部を前記ガイド孔に嵌合させた後に
    当該ガイドピンの基部を前記配列溝中に挿通させつつ、
    前記光導波路と前記光ファイバとの間の光損失を最小限
    に設定する調心に基づいて、前記基板の端面と前記プラ
    グの端面とを接合することにより、当該ガイドピンを前
    記配列溝に対して設置する第3のステップとを備えるこ
    とを特徴とする光導波路デバイスの製造方法。
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